JPH0262647B2 - - Google Patents
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- JPH0262647B2 JPH0262647B2 JP7292788A JP7292788A JPH0262647B2 JP H0262647 B2 JPH0262647 B2 JP H0262647B2 JP 7292788 A JP7292788 A JP 7292788A JP 7292788 A JP7292788 A JP 7292788A JP H0262647 B2 JPH0262647 B2 JP H0262647B2
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- Japan
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- pile
- concrete
- vertical
- pile head
- tubular member
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- Piles And Underground Anchors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は場所打ち杭における杭頭の処理方法
に関する。
に関する。
従来の技術
高速道路、橋梁、高層ビル等の構築現場におい
て作製された場所打ちコンクリート杭は、土地を
堀削して形成した杭孔内に円筒形のケーシングを
設け、この内部に複数本の鉄筋をかご型にして配
設し、その隙間にコンクリートを下方から徐々に
打設して製作されるのであるが、の杭頭部(杭の
上端約1m位)はコンクリート打設時に泥土その
他の不純物が混入し固化しても強度が弱く、しか
も構築物基礎との連結性からも望ましくない状態
となるので、この部分のコンクリートを解体除去
した状態でフーチング部が連結されるのが一般で
ある。
て作製された場所打ちコンクリート杭は、土地を
堀削して形成した杭孔内に円筒形のケーシングを
設け、この内部に複数本の鉄筋をかご型にして配
設し、その隙間にコンクリートを下方から徐々に
打設して製作されるのであるが、の杭頭部(杭の
上端約1m位)はコンクリート打設時に泥土その
他の不純物が混入し固化しても強度が弱く、しか
も構築物基礎との連結性からも望ましくない状態
となるので、この部分のコンクリートを解体除去
した状態でフーチング部が連結されるのが一般で
ある。
かゝる杭頭の処理方法としては、打設コンクリ
ートが硬化した後に杭頭部をコンクリートブレー
カ等を用いて斫り除去する処理方法が行われてい
たが、この方法は斫り作業に多大の労力と時間を
要し非能率的でありかつコスト高になるばかり
か、工事に騒音や振動を伴い公害問題が惹起され
る欠点がある。
ートが硬化した後に杭頭部をコンクリートブレー
カ等を用いて斫り除去する処理方法が行われてい
たが、この方法は斫り作業に多大の労力と時間を
要し非能率的でありかつコスト高になるばかり
か、工事に騒音や振動を伴い公害問題が惹起され
る欠点がある。
そこで従来は杭頭部の鉄筋に沿わせて複数本の
金属扁平管を埋入するとともに、この管に注入さ
れた膨張剤の作用によりクラツクを生ぜしめる
か、あるいは杭頭部の垂直(縦方向)及び水平方
向(横方向)に夫々膨張剤が注入される複数の注
入孔を設け、杭頭部の解体時にこれら注入孔に膨
張剤を注入充填し、その膨張圧でもつて縦、横に
クラツクを生ぜしめ、これにより杭頭部の解体を
行うようにしていた。
金属扁平管を埋入するとともに、この管に注入さ
れた膨張剤の作用によりクラツクを生ぜしめる
か、あるいは杭頭部の垂直(縦方向)及び水平方
向(横方向)に夫々膨張剤が注入される複数の注
入孔を設け、杭頭部の解体時にこれら注入孔に膨
張剤を注入充填し、その膨張圧でもつて縦、横に
クラツクを生ぜしめ、これにより杭頭部の解体を
行うようにしていた。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、前者は杭頭部に縦方向にのみ埋
入された金属管に単純に膨張剤を注入するのみの
構成であるからその膨張圧の作用によるクラツク
は縦方向にのみ生ずることになり、ときとしてこ
れによるクラツクが杭頭部下方の良質コンクリー
ト部分にまで達することがあり、これを避けるた
めにクラツクが達する部分と良質コンクリート部
分間にかなりの余剰部分を残置しなければなら
ず、しかもこの余剰部分の除去は手斫り等により
行われるため以後の仕上げ作業に時間と労力を要
する難点がある。
入された金属管に単純に膨張剤を注入するのみの
構成であるからその膨張圧の作用によるクラツク
は縦方向にのみ生ずることになり、ときとしてこ
れによるクラツクが杭頭部下方の良質コンクリー
ト部分にまで達することがあり、これを避けるた
めにクラツクが達する部分と良質コンクリート部
分間にかなりの余剰部分を残置しなければなら
ず、しかもこの余剰部分の除去は手斫り等により
行われるため以後の仕上げ作業に時間と労力を要
する難点がある。
又後者にあつては、構築現場に多数設置される
杭の各杭頭部に夫々多数の注入孔をハンドハンマ
やクローラドリル等を用いて穿孔する作業が別途
必要であり、この作業に多大の時間と労力とを要
するため全体として作業能率が極めて悪くなると
ともに、工事コストが高くなる欠点がある。
杭の各杭頭部に夫々多数の注入孔をハンドハンマ
やクローラドリル等を用いて穿孔する作業が別途
必要であり、この作業に多大の時間と労力とを要
するため全体として作業能率が極めて悪くなると
ともに、工事コストが高くなる欠点がある。
この発明は以上のような従来の欠点に鑑み提案
されたもので、上記杭頭部の解体処理が騒音、振
動等がなく極めて容易簡単に、かつ迅速・確実に
行えしかも工事コストも少なくて済み、その上、
解体時の良質コンクリート部分への影響をなくし
た杭頭の処理方法を提供することを目的とする。
されたもので、上記杭頭部の解体処理が騒音、振
動等がなく極めて容易簡単に、かつ迅速・確実に
行えしかも工事コストも少なくて済み、その上、
解体時の良質コンクリート部分への影響をなくし
た杭頭の処理方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
この発明は、場所打ち杭の杭頭部の鉄筋に沿う
縦方向に埋入される垂直部と該垂直部の埋入方向
先端から横方向に略L状に折曲されたL状曲折部
とその先端に設けた水平部とを有する複数本の管
状部材を用意し、この管状部材の上記L状曲折部
の折曲部基部に膨張剤による膨張圧の緩衝部材を
巻装した後、上記鉄筋近傍に埋設し、上記管状部
材のL状曲折部分と水平部分と垂直部分とに膨張
剤を注入充填する杭頭の処理方法に特徴を有す
る。
縦方向に埋入される垂直部と該垂直部の埋入方向
先端から横方向に略L状に折曲されたL状曲折部
とその先端に設けた水平部とを有する複数本の管
状部材を用意し、この管状部材の上記L状曲折部
の折曲部基部に膨張剤による膨張圧の緩衝部材を
巻装した後、上記鉄筋近傍に埋設し、上記管状部
材のL状曲折部分と水平部分と垂直部分とに膨張
剤を注入充填する杭頭の処理方法に特徴を有す
る。
作 用
管状部材の水平部、L状曲折部、垂直部に充填
された膨張剤の作用により、杭頭部の不良コンク
リート部分のみに縦・横両方向共に多数のクラツ
クが短時間で効率良く生ずる。そして、L状曲折
部の外周、又はそのL状曲折部を含む先端の水平
部全長に巻装等された緩衝部材は、杭頭部の不良
コンクリート部分とその下方の良質コンクリート
部分との境界部にあつて、不良コンクリート部分
に生じた膨張剤の膨張圧、およびその膨張圧によ
つて生じたクラツクが下方の良質コンクリート部
分に波及することを防止する。
された膨張剤の作用により、杭頭部の不良コンク
リート部分のみに縦・横両方向共に多数のクラツ
クが短時間で効率良く生ずる。そして、L状曲折
部の外周、又はそのL状曲折部を含む先端の水平
部全長に巻装等された緩衝部材は、杭頭部の不良
コンクリート部分とその下方の良質コンクリート
部分との境界部にあつて、不良コンクリート部分
に生じた膨張剤の膨張圧、およびその膨張圧によ
つて生じたクラツクが下方の良質コンクリート部
分に波及することを防止する。
実施例
以下この発明の好適な実施例を図面を参照しつ
つ詳細に説明する。
つ詳細に説明する。
第1図は本発明方法において用いられる管状部
材1の1例を示しており、この部材1は、例えば
鋼板を周方向にスパイラル状に巻回して適当な長
さの金属管となし、その杭頭部3への埋設時、鉄
筋5,5…に沿う垂直部分1aの縦方向下端側を
所要長さで水平方向に略L状に折曲するととも
に、その垂直部分1aの上端を開口せしめ、かつ
水平部分1bの先端部に盲蓋2を取付けてこれを
閉塞したものであつて、その上端開口部1cから
後述するように水平部分1bと垂直部分1aとに
夫々膨張剤が注入・充填されるようになつてい
る。尚、この管状部材1はこれに限らず、その他
各種のものをもつて構成することが可能であり、
例えば所定の長さを有する1本の金属管を単純に
L状に曲折したものであつてもよく、要するにこ
の部材1に充填された膨張剤による膨張圧が杭頭
部の不良コンクリートのみに良好に伝達される構
造のものであればよい。
材1の1例を示しており、この部材1は、例えば
鋼板を周方向にスパイラル状に巻回して適当な長
さの金属管となし、その杭頭部3への埋設時、鉄
筋5,5…に沿う垂直部分1aの縦方向下端側を
所要長さで水平方向に略L状に折曲するととも
に、その垂直部分1aの上端を開口せしめ、かつ
水平部分1bの先端部に盲蓋2を取付けてこれを
閉塞したものであつて、その上端開口部1cから
後述するように水平部分1bと垂直部分1aとに
夫々膨張剤が注入・充填されるようになつてい
る。尚、この管状部材1はこれに限らず、その他
各種のものをもつて構成することが可能であり、
例えば所定の長さを有する1本の金属管を単純に
L状に曲折したものであつてもよく、要するにこ
の部材1に充填された膨張剤による膨張圧が杭頭
部の不良コンクリートのみに良好に伝達される構
造のものであればよい。
一方、構築現場における場所打ち杭の設置位置
にはアースオーガ等により杭孔が予め堀削され、
この杭孔の下方からトレミー管等を用いて徐々に
コンクリートが打設され場所打ち杭が作製される
ようになつている。
にはアースオーガ等により杭孔が予め堀削され、
この杭孔の下方からトレミー管等を用いて徐々に
コンクリートが打設され場所打ち杭が作製される
ようになつている。
そして、その作製にあたつては、第2図に示す
ようにコンクリートの打設に先立つて予めこの場
所打ち杭の杭頭部3に配されたケーシング4内に
複数本(図示の場合は6本)の鉄筋5,5…が周
方向に所定間隔で円筒状かつカゴ型をなして配設
され、管状部材1がこの杭頭部3の各鉄筋5,5
…間にこの鉄筋に沿つて所定間隔で複数本(図の
例では6本)配設されるようになつている。この
管状部材1は第2図、第3図に示すように、垂直
部分1aが鉄筋5,5…に沿つて縦方向に配され
るとともに、その水平部分1aが杭頭部3下方の
良質コンクリート部分6との境界線A−A上方所
定位置に、若しくは良質コンクリート部分6中に
わずかに介在した状態でその半径方向に沿つて水
平方向(横方向)に放射状に位置すべく配設され
るようになつている。かくすることにより、後述
する如く、この管状部材1に膨張剤を充填した
際、この膨張剤による膨張圧が同一の管状部材1
でもつて杭頭部3の縦方向と横方向との各方向に
同時又は一定の時間差を有して夫々作用されるこ
とになるのである。
ようにコンクリートの打設に先立つて予めこの場
所打ち杭の杭頭部3に配されたケーシング4内に
複数本(図示の場合は6本)の鉄筋5,5…が周
方向に所定間隔で円筒状かつカゴ型をなして配設
され、管状部材1がこの杭頭部3の各鉄筋5,5
…間にこの鉄筋に沿つて所定間隔で複数本(図の
例では6本)配設されるようになつている。この
管状部材1は第2図、第3図に示すように、垂直
部分1aが鉄筋5,5…に沿つて縦方向に配され
るとともに、その水平部分1aが杭頭部3下方の
良質コンクリート部分6との境界線A−A上方所
定位置に、若しくは良質コンクリート部分6中に
わずかに介在した状態でその半径方向に沿つて水
平方向(横方向)に放射状に位置すべく配設され
るようになつている。かくすることにより、後述
する如く、この管状部材1に膨張剤を充填した
際、この膨張剤による膨張圧が同一の管状部材1
でもつて杭頭部3の縦方向と横方向との各方向に
同時又は一定の時間差を有して夫々作用されるこ
とになるのである。
その後ケーシング4上方からトレミー管を上記
杭孔内に挿入し、このトレミー管を介してこの杭
孔内にコンクリートを注入打設すれば所期の場所
打ち杭が作製されるとともに、その杭頭部3内の
鉄筋5,5近傍に管状部材1…が所要本数コンク
リート中に埋設されることになるのである(第2
図参照)。このとき、管状部材1は、その上端開
口部1cが同第4図に示す如く、杭頭部3の上面
から所定高さ突出された状態で埋設され、以後の
杭頭部の解体作業にあたりこの開口部より膨張剤
の注入が行えるようになつている。尚、この際、
第5図に示すように、管状部材1を水平部分1b
が半径方向に対して夫々所定角度θで斜め方向に
位置されるように配設すれば、上記トレミー管の
挿入時に該管がこの水平部分1bに衝当又は接触
してこれを不測に損傷するといつたことが避けら
れる。更に、これによれば、管状部材1,1…同
士が単純に半径方向に放射状に配する場合に比べ
てより一層密接に接近することになり、水平方向
のクラツクの発生が更に促進されるとともに、管
状部材1に充填された膨張剤の膨張圧により鉄筋
5,5が押圧され、この鉄筋5,5と不良コンク
リートとの分離が更にスムーズに行え、したがつ
て杭頭部3の解体処理が更に効率よく行える利点
がある。
杭孔内に挿入し、このトレミー管を介してこの杭
孔内にコンクリートを注入打設すれば所期の場所
打ち杭が作製されるとともに、その杭頭部3内の
鉄筋5,5近傍に管状部材1…が所要本数コンク
リート中に埋設されることになるのである(第2
図参照)。このとき、管状部材1は、その上端開
口部1cが同第4図に示す如く、杭頭部3の上面
から所定高さ突出された状態で埋設され、以後の
杭頭部の解体作業にあたりこの開口部より膨張剤
の注入が行えるようになつている。尚、この際、
第5図に示すように、管状部材1を水平部分1b
が半径方向に対して夫々所定角度θで斜め方向に
位置されるように配設すれば、上記トレミー管の
挿入時に該管がこの水平部分1bに衝当又は接触
してこれを不測に損傷するといつたことが避けら
れる。更に、これによれば、管状部材1,1…同
士が単純に半径方向に放射状に配する場合に比べ
てより一層密接に接近することになり、水平方向
のクラツクの発生が更に促進されるとともに、管
状部材1に充填された膨張剤の膨張圧により鉄筋
5,5が押圧され、この鉄筋5,5と不良コンク
リートとの分離が更にスムーズに行え、したがつ
て杭頭部3の解体処理が更に効率よく行える利点
がある。
又、管状部材1のL状曲折部1dの折曲基部外
周には良質コンクリート部分6に上記膨張圧によ
るクラツクが波及しないように、その外周に緩衝
部材7が巻装されている。この緩衝部材7として
は、発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン等から
成るシート状部材が用いられるが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、要するに良質コンク
リート部分6へのクラツクの波及が良好に防止で
きるものであればよい。
周には良質コンクリート部分6に上記膨張圧によ
るクラツクが波及しないように、その外周に緩衝
部材7が巻装されている。この緩衝部材7として
は、発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン等から
成るシート状部材が用いられるが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、要するに良質コンク
リート部分6へのクラツクの波及が良好に防止で
きるものであればよい。
尚、この緩衝部材7を第1図、第2図の二点鎖
線で示すように、曲折部1dから水平部分1bの
先端に至るこの水平部分1bの全長に渉つて巻装
してもよく、この場合には、クラツクの波及防止
がより完全に行える利点がある。
線で示すように、曲折部1dから水平部分1bの
先端に至るこの水平部分1bの全長に渉つて巻装
してもよく、この場合には、クラツクの波及防止
がより完全に行える利点がある。
更に、この緩衝部材を杭頭部3の不良コンクリ
ートと良質コンクリート部分6間の境界部分外周
に沿わせて環状に巻き付け巻装するようにしても
よい。この場合にあつては、クラツクの波及防止
と共に、両コンクリート部分間に応力的に弱い部
分を形成することができ、以後の杭頭部3の解体
処理にあたり、両者間の解体分離が更に良好に行
えるのである。
ートと良質コンクリート部分6間の境界部分外周
に沿わせて環状に巻き付け巻装するようにしても
よい。この場合にあつては、クラツクの波及防止
と共に、両コンクリート部分間に応力的に弱い部
分を形成することができ、以後の杭頭部3の解体
処理にあたり、両者間の解体分離が更に良好に行
えるのである。
そして、曲折部1d、又はその曲折部1dを含
む先端水平部分の全長に緩衝部材を巻装しておく
と、この緩衝部材7…が杭頭部3の不良コンクリ
ートと良質コンクリートとの間に介在することに
なり、杭頭部の解体の際、膨張剤の膨張圧が良質
コンクリートの方へ波及することを防止する機能
を発揮する。
む先端水平部分の全長に緩衝部材を巻装しておく
と、この緩衝部材7…が杭頭部3の不良コンクリ
ートと良質コンクリートとの間に介在することに
なり、杭頭部の解体の際、膨張剤の膨張圧が良質
コンクリートの方へ波及することを防止する機能
を発揮する。
さて次に本発明方法による杭頭部の解体処理に
ついて説明する。
ついて説明する。
上述の如くしてコンクリートが打設された後、
所定時間経過すると、このコンクリートが完全に
硬化する。この状態では、管状部材1…が鉄筋
5,5…に沿つて杭頭部3に埋設され、かつその
上端開口部1cが杭頭部3上面から所定高さ突出
している。
所定時間経過すると、このコンクリートが完全に
硬化する。この状態では、管状部材1…が鉄筋
5,5…に沿つて杭頭部3に埋設され、かつその
上端開口部1cが杭頭部3上面から所定高さ突出
している。
この解体処理にあたつては、膨張剤が管状部材
1に注入充填されるのであるが、本例では先ず遅
延剤が混和された膨張剤8が上端開口部1cから
管状部材1の水平部分1bに注入充填される。次
いで同部材1の垂直部分1aに遅延剤を含まない
膨張剤9が所定量注入充填される。すると、第6
図に示すように、各管状部材1…には水平部分1
bと垂直部分1aとに上下二層になつて膨張剤
8,9が充填されることになる。この場合、水平
部分1bには、膨張剤8が上記折曲部1dをわず
かに越える高さまで充填されるとともに、垂直部
分1aには膨張剤9が上端開口部1c近くまで充
填される。
1に注入充填されるのであるが、本例では先ず遅
延剤が混和された膨張剤8が上端開口部1cから
管状部材1の水平部分1bに注入充填される。次
いで同部材1の垂直部分1aに遅延剤を含まない
膨張剤9が所定量注入充填される。すると、第6
図に示すように、各管状部材1…には水平部分1
bと垂直部分1aとに上下二層になつて膨張剤
8,9が充填されることになる。この場合、水平
部分1bには、膨張剤8が上記折曲部1dをわず
かに越える高さまで充填されるとともに、垂直部
分1aには膨張剤9が上端開口部1c近くまで充
填される。
この膨張剤8,9としては、本例では珪酸塩を
主体とした無機化合物を主成分とする亀裂発生剤
が用いられ、これを水と混練することにより化学
反応を生ぜしめ、この化学反応による膨張圧でも
つてコンクリートにクラツクを発生させるように
したものである。したがつてこれによると、従来
の如く、騒音や振動などが生ずることなく極めて
静かな作業環境の下でコンクリートの破砕が行え
るのである。
主体とした無機化合物を主成分とする亀裂発生剤
が用いられ、これを水と混練することにより化学
反応を生ぜしめ、この化学反応による膨張圧でも
つてコンクリートにクラツクを発生させるように
したものである。したがつてこれによると、従来
の如く、騒音や振動などが生ずることなく極めて
静かな作業環境の下でコンクリートの破砕が行え
るのである。
又、遅延剤としては適宜のコンクリート用凝結
遅延剤を用いることができ、本例ではこの遅延剤
は膨張剤8に対して約3%の割合で混練されるよ
うになつている。
遅延剤を用いることができ、本例ではこの遅延剤
は膨張剤8に対して約3%の割合で混練されるよ
うになつている。
尚、この割合は杭頭部の解体処理の態様に応じ
て適宜増減変更できるものである。
て適宜増減変更できるものである。
その後所定時間経過すると、垂直部分1aに充
填された膨張剤9の膨張圧が第7図の矢印10で
示す如く作用し、杭頭部3の縦方向に多数のクラ
ツク11…が発生する。このクラツク11…は時
間の経過と共に徐々に成長促進されてその幅を拡
大するとともに、逐には杭頭部3の上面3a及び
側壁3b部分にまで達する(第8図参照)。
填された膨張剤9の膨張圧が第7図の矢印10で
示す如く作用し、杭頭部3の縦方向に多数のクラ
ツク11…が発生する。このクラツク11…は時
間の経過と共に徐々に成長促進されてその幅を拡
大するとともに、逐には杭頭部3の上面3a及び
側壁3b部分にまで達する(第8図参照)。
次いで、所定時間遅れて水平部分1bに充填さ
れた膨張剤8の膨張圧が第9図の矢印12で示す
ように作用し、杭頭部3の横方向にクラツク13
…が発生する。これらクラツク11…,13…
は、その後時間の経過と共に更に成長し、第10
図で示す如く縦、横両方向に多数の大きなクラツ
クとなつて外表面にまで達する。
れた膨張剤8の膨張圧が第9図の矢印12で示す
ように作用し、杭頭部3の横方向にクラツク13
…が発生する。これらクラツク11…,13…
は、その後時間の経過と共に更に成長し、第10
図で示す如く縦、横両方向に多数の大きなクラツ
クとなつて外表面にまで達する。
そして最終的には、第11図に示す如く、鉄筋
5,5…の外側部分のコンクリートが完全に杭頭
部3から剥落するとともに、鉄筋5,5…の内側
部分のコンクリートがブロツク状になつて良質コ
ンクリート部分6かに完全に離脱され除去可能状
態となる。この状態で鉄筋5,5…間に介在する
使用後の管状部材1…を取除くとともに、ブロツ
ク状になつて鉄筋5,5…の内側部分に残置する
コンクリートを除去すれば、杭頭部3の解体処理
が完了する。このコンクリートの除去は、例えば
クレーンにより吊り上げて他所へ移送することに
より行われる。
5,5…の外側部分のコンクリートが完全に杭頭
部3から剥落するとともに、鉄筋5,5…の内側
部分のコンクリートがブロツク状になつて良質コ
ンクリート部分6かに完全に離脱され除去可能状
態となる。この状態で鉄筋5,5…間に介在する
使用後の管状部材1…を取除くとともに、ブロツ
ク状になつて鉄筋5,5…の内側部分に残置する
コンクリートを除去すれば、杭頭部3の解体処理
が完了する。このコンクリートの除去は、例えば
クレーンにより吊り上げて他所へ移送することに
より行われる。
その後、第12図に示すように、良質コンクリ
ート部分6上にわずかに残置された不良コンクリ
ート14を斫り作業等により除去すれば、この部
分が完全に仕上げられる。
ート部分6上にわずかに残置された不良コンクリ
ート14を斫り作業等により除去すれば、この部
分が完全に仕上げられる。
この実施例方法によると、先ず、杭頭部3の不
良コンクリート部の縦方向に沿つて、第8図に示
す如く管状部材1…の各垂直部分1a周囲に多数
のクラツクが生じ、その成長促進により、第9図
のように各管状部材1…の垂直部分同士が縦方向
のクラツク11…で横方向に連結される。縦方向
のクラツク11…がさらに大きく成長してコンク
リートの外表面に達すると、杭頭部3のコンクリ
ートが縦方向に生じたクラツク11…によつて鉄
筋5…の周りから縦方向に沿つて剥離する。
良コンクリート部の縦方向に沿つて、第8図に示
す如く管状部材1…の各垂直部分1a周囲に多数
のクラツクが生じ、その成長促進により、第9図
のように各管状部材1…の垂直部分同士が縦方向
のクラツク11…で横方向に連結される。縦方向
のクラツク11…がさらに大きく成長してコンク
リートの外表面に達すると、杭頭部3のコンクリ
ートが縦方向に生じたクラツク11…によつて鉄
筋5…の周りから縦方向に沿つて剥離する。
次いで、数時間程度遅延して管状部材1…の各
水平部分1bに沿つて多数のクラツク13…が横
方向に生じ、それがコンクリートの外表面に達す
ると、カゴ型に囲われた鉄筋5,5…の内側のコ
ンクリートがクラツク13…の形成による反力に
よつて、その下方の良質コンクリート部分6に対
してブロツク状になつて上方に持ち上げられる。
これによつて、杭頭部3の不良コンクリートが良
質コンクリート部分6から完全に離脱・除去され
る。すなわち、本実施例方法では、先ず、縦方向
に生じたクラツク11…によつて杭頭部3のコン
クリートと鉄筋5…との付着力を無くし、不良コ
ンクリートが縦方向に沿つて鉄筋5…から剥離さ
れる。次に縦方向のクラツク11…に遅延して生
じた横方向のクラツク13…によつて、鉄筋5…
によつて囲われた内側の不良コンクリートがブロ
ツク状となつて上方へ持ち上げられ、その下方の
良質コンクリート部分6から縁切りされる。した
がつて、杭頭部3のコンクリートが鉄筋5,5…
に強固に付着したままの状態で、縦・横両方向に
同時にクラツクが生じるものと異なり、杭頭部3
に生じたクラツクが良質コンクリートの部分6に
伝わることが確実に防止される。また、クラツク
の作用をコンクリートに効果的に与えられるの
で、杭頭部3のコンクリートの分離・除去が短時
間で効率良く行える。
水平部分1bに沿つて多数のクラツク13…が横
方向に生じ、それがコンクリートの外表面に達す
ると、カゴ型に囲われた鉄筋5,5…の内側のコ
ンクリートがクラツク13…の形成による反力に
よつて、その下方の良質コンクリート部分6に対
してブロツク状になつて上方に持ち上げられる。
これによつて、杭頭部3の不良コンクリートが良
質コンクリート部分6から完全に離脱・除去され
る。すなわち、本実施例方法では、先ず、縦方向
に生じたクラツク11…によつて杭頭部3のコン
クリートと鉄筋5…との付着力を無くし、不良コ
ンクリートが縦方向に沿つて鉄筋5…から剥離さ
れる。次に縦方向のクラツク11…に遅延して生
じた横方向のクラツク13…によつて、鉄筋5…
によつて囲われた内側の不良コンクリートがブロ
ツク状となつて上方へ持ち上げられ、その下方の
良質コンクリート部分6から縁切りされる。した
がつて、杭頭部3のコンクリートが鉄筋5,5…
に強固に付着したままの状態で、縦・横両方向に
同時にクラツクが生じるものと異なり、杭頭部3
に生じたクラツクが良質コンクリートの部分6に
伝わることが確実に防止される。また、クラツク
の作用をコンクリートに効果的に与えられるの
で、杭頭部3のコンクリートの分離・除去が短時
間で効率良く行える。
以後、この良質コンクリート部分6にフーチン
グ部が連結される。
グ部が連結される。
発明の効果
以上説明したとおり、本発明方法よれば、膨張
剤の作用によつて縦・横に多数のクラツクが杭頭
部に生じた際、良質コンクリートとの境界部分に
は管状部材に巻かれた緩衝部材が介在しているの
で、杭頭部の不良コンクリートに生じたクラツク
が良質コンクリート部分に波及することが抑制防
止される。
剤の作用によつて縦・横に多数のクラツクが杭頭
部に生じた際、良質コンクリートとの境界部分に
は管状部材に巻かれた緩衝部材が介在しているの
で、杭頭部の不良コンクリートに生じたクラツク
が良質コンクリート部分に波及することが抑制防
止される。
したがつて、杭頭部の不良コンクリート部分の
みを工事コストをそれほど要することなく、容易
簡単に、しかも迅速・確実に解体除去することが
できる。
みを工事コストをそれほど要することなく、容易
簡単に、しかも迅速・確実に解体除去することが
できる。
第1図は本発明方法において用いられる管状部
材の1例を示す側面図、第2図は本発明方法が適
用される場所打ち杭における杭頭部のコンクリー
トが打設される前の状態を示す部分破断斜視図、
第3図は同杭頭部に管状部材が所定本数埋設され
た状態を示す断面図、第4図は同じくその外観斜
視図、第5図は同管状部材を埋設する場合の他の
例を示す平面図、第6図は杭頭部の解体にあたり
管状部材に膨張剤を注入充填した状態を示す断面
図、第7図〜第12図は本発明方法による杭頭部
の解体処理の各状態を説明する図である。 1……管状部材、1a……垂直部分、1b……
水平部分、1c……上端開口部、3……杭頭部、
5,5……鉄筋、7……緩衝部材、8,9……膨
張剤。
材の1例を示す側面図、第2図は本発明方法が適
用される場所打ち杭における杭頭部のコンクリー
トが打設される前の状態を示す部分破断斜視図、
第3図は同杭頭部に管状部材が所定本数埋設され
た状態を示す断面図、第4図は同じくその外観斜
視図、第5図は同管状部材を埋設する場合の他の
例を示す平面図、第6図は杭頭部の解体にあたり
管状部材に膨張剤を注入充填した状態を示す断面
図、第7図〜第12図は本発明方法による杭頭部
の解体処理の各状態を説明する図である。 1……管状部材、1a……垂直部分、1b……
水平部分、1c……上端開口部、3……杭頭部、
5,5……鉄筋、7……緩衝部材、8,9……膨
張剤。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 場所打ち杭の杭頭部の鉄筋に沿う縦方向に埋
入される垂直部と該垂直部の埋入方向先端から横
方向に略L状に折曲されたL状曲折部とその先端
に設けた水平部とを有する複数本の管状部材を用
意し、この管状部材の上記L状曲折部の折曲部基
部に膨張剤による膨張圧の緩衝部材を巻装した
後、上記鉄筋近傍に埋設し、上記管状部材のL状
曲折部分と水平部分と垂直部分とに膨張剤を注入
充填することを特徴とする杭頭の処理方法。 2 緩衝部材が発泡ポリエチレン、発泡ポリスチ
レン等からなることを特徴とする請求項1記載の
杭頭の処理方法。 3 場所打ち杭の杭頭部の鉄筋に沿う縦方向に埋
入される垂直部と該垂直部の埋入方向先端から横
方向に略L状に折曲されたL状曲折部とその先端
に設けた水平部とを有する複数本の管状部材を用
意し、この管状部材の上記L状曲折部の折曲基部
外周から先端の水平部分の全長に膨張剤による膨
張圧の緩衝部材を巻装した後、上記鉄筋近傍に埋
設し、上記管状部材のL状曲折部分と水平部分と
垂直部分とに膨張剤を注入充填することを特徴と
する杭頭の処理方法。 4 緩衝部材が発泡ポリエチレン、発泡ポリスチ
レン等からなることを特徴とする請求項3記載の
杭頭の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7292788A JPS63272814A (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | 杭頭の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7292788A JPS63272814A (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | 杭頭の処理方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14983481A Division JPS5850219A (ja) | 1981-09-22 | 1981-09-22 | 杭頭の処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63272814A JPS63272814A (ja) | 1988-11-10 |
| JPH0262647B2 true JPH0262647B2 (ja) | 1990-12-26 |
Family
ID=13503480
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7292788A Granted JPS63272814A (ja) | 1988-03-26 | 1988-03-26 | 杭頭の処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63272814A (ja) |
-
1988
- 1988-03-26 JP JP7292788A patent/JPS63272814A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63272814A (ja) | 1988-11-10 |
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