JPH0277591A - 第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法 - Google Patents

第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法

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JPH0277591A
JPH0277591A JP63228477A JP22847788A JPH0277591A JP H0277591 A JPH0277591 A JP H0277591A JP 63228477 A JP63228477 A JP 63228477A JP 22847788 A JP22847788 A JP 22847788A JP H0277591 A JPH0277591 A JP H0277591A
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太田 秀志
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法
に関する。更に言えば、ポリシロキサンの製造に有用な
重合触媒(英国特許794,119号明細書)、電解コ
ンデンサー電解質用第4級ホスホニウム塩の製造に用い
る中間原料(特開昭62−272.512号公報、特開
昭62−272,51:1号公報)。
さらには、半導体装置等の電子部品及び電子機器の封止
や含浸等に広く用いられる電気的特性に優れたエポキシ
樹脂の硬化触媒等に有用な高純度第4級ホスホニウム塩
の中間原料を電解法により製造する方法に関するもので
ある。
[従来の技術]および[発明が解決しようとする課′x
U] 従来、第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法とし
ては、テトラ−n−ブチルホスホニウムアイオダイドな
水溶液て酸化銀と反応させて、第4級ホスホニウムヒド
ロオキシドを得る方法(英国特許794 、119号明
細書)が知られている。その反応式を下記に示す。
(n−C,H,)、PI+1/2AgO+1/2HzO
−+ (n−Cjl、、)4POH+Aglしかしなが
ら、この方法は酸化銀が高価である為に製造コストか高
くなり工業的に望ましい方法てはない。
他方、ジー エム コゾラホフ、エル メイアー共著「
オーガニック ホスホラス コンパウンド」ウィリー−
インターサイエンス社発行(G、M、 KO30LAP
OFF and L、 MAIERrORGANIc 
PtlO5PHPt105PHORUSGOWILEY
−INTER3CIENCE、 a Division
of John Wiley & 5ons、Inc、
) Vol、2 、201頁。
(1972年)ては、第4級ホスホニウム塩はイオン交
換樹脂を用いてイオン交換できる事が記載されている。
しかしながら、同書に記載されているように。
イオン交換樹脂を用いてイオン交換する場合には、一般
に原液の濃縮を希薄にする必要があり、従つてイオン交
換に長時間を必要とする欠点がある。
又、この点を克服すべく、特開昭62−212,397
号公報では比較的高濃度領域で第4級ホスホニウムハラ
イドを強塩基性アニオン交換樹脂(OH型)と接触して
、イオン交換する事によって第4級ホスホニウムヒドロ
オキシドを得る方法か記載されている。しかし、この方
法の場合には、その実施例に記載されているようにイオ
ン交換が完全に行われない為(収率66.4〜90.8
%)、流出液中へ原料である第4級ホスホニウムハライ
ドが混入する事が避けられない、従って、ハロゲン化炭
化水素等の有機溶媒を使用して混入した第4級ホスホニ
ウムハライドを取り除く工程が必要である。
また、このように溶媒を使用して原料の第4級ホスホニ
ウムハライドを取り除いたとしても、流出液から完全に
回収することは困難で、その流出液中のハロゲンを分析
すると数100〜数11000ppは含まれている。
前記したとおり、従来法では、いずれも高純度の第4級
ホスホニウムヒドロオキシドか得られないか、又は工業
的には全く適応できないものである。
本発明者らは、上記の諸問題に鑑み鋭意詳細に研究した
結果、陽イオン交換膜を隔膜として構成する電解槽にて
、第4級ホスホニウム塩水溶液を電解したところ、予想
外に高純度かつ高収率で第4級ホスホニウムヒドロオキ
シドを製造できる方法を知見し本発明を完成した。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明は、l又は2以上の陽イオン交換膜を
隔膜とする電解槽において、次の一般式[I] (式中、R1,R2,R)およびR4は炭素原子数1〜
8のアルキル基、アリール基、アラルキル基またはそれ
等のいずれか少なくとも一種の基がヒドロキシル基若し
くはアルコキシル基で置換されたものを表わし、Xoは
アニオンを示す) で表わされる第4級ホスホニウム塩水溶液を直流電解し
て陰極室から第4級ホスホニウムヒドロオキシドを得る
ことを特徴とする第4級ホスホニウムヒドロオキシドの
製造法に係る。
以下、本発明について詳説する。
本発明の第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法は
、l又は2以上の陽イオン交換膜を隔膜とする電解槽を
使用して第4級ホスホニウム塩水溶液の直流電解を行う
が、先ず1つの陽イオン交換膜を用いる方法について説
明する。
その具体的な方法は、1つの陽イオン交換膜で区画され
た電解槽の陽極室に第4級ホスホニウム塩水溶液を、陰
極室に水をそれぞれ供給して両極間に直流電流を通電す
ることにより、陰極室から第4級ホスホニウムヒドロオ
キシドを得る方法である。
本発明において、陽イオン交換膜としては、通常の陽イ
オン交換膜を用いることができるが、例えばスルフォン
基やカルボキシル基等の陽イオン交換基を有するスチレ
ン−ジビニルベンゼン共重合膜およびフッ素樹脂膜等が
使用される。
また、電極を構成する材料としては、陽極には第4級ホ
スホニウム塩の電解によって発生するハロゲン、酸素等
に対して耐久性のある安定なものが良く1例えば黒鉛、
鉛及びその合金、各種金属に白金属金属を被覆した電極
等を用いるのが好ましい。また、陰極には耐アルカリ性
の材料が用いられ、例えばステンレス、ニッケル等を用
いるのか好ましい。
電解槽を構成する材料としては、陽極室はフッ素系樹脂
、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂が用いら
れ、また陰極室は前記陽極室に用いられる合成樹脂、そ
の他に耐アルカリ性のステンレス等でも十分に使用する
ことができる。
本発明における電解槽の陽極室へ水溶液とじて供給され
る第4級ホスホニウム塩は、下記の一般式[I] C式中、RIn RIn nffおよびR<ハ炭素原子
数1〜8のアルキル基、アリール基、アラルキル基また
はそれ等のいずれか少なくとも一種の基がヒドロキシル
基若しくはアルコキシル基で置換されたものを表わし、
Xoはアニオンを示す)で表わされる化合物が用いられ
る。
前記一般式[11において、R1−R1がアルキル基と
しては例えばメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペン
チルおよびオクチル等であり、アリール基としては例え
ばフェニル、トリルまたはキシリル等であり、アラルキ
ル基としては例えばベンジル、フェニチル等であり、ま
た前記の6基のいずれか少なくとも一種の基がヒドロキ
シル基若しくはアルコキシル基で置換されたものが挙げ
られる。また、81〜R4は同種又は異種であってもよ
い。
また zeはアニオン(#基)を示し、例えばフッ素、
塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンイオン、ギ酸、酢酸、
シュウ酸等の有機カルボキシルイオン、硫酸、ジメチル
およびジエチル硫酸の各イオン、硝酸イオン、リン酸イ
オン、メチルおよびジメチルリン酸イオン、エチルおよ
びジエチルリン酸等の有機リン酸イオンあるいは水酸基
(OH−)等が挙げられるが、これ等のアニオンに限定
されるものではない。
本発明の第4級ホスホニウム塩水溶液の電解にあたって
は直流電圧を印加するが、そのときの電流密度は通常l
〜SOA/da” 、好ましくは2〜30A/da” 
、電解液の温度は室温下で十分であるが、陽極の腐食を
防止し、また陰極液中の目的物の分解を防止する為に、
50℃以下に保つことが好ましい。
電解槽への第4級ホスホニウム塩水溶液の供給方法は、
循環式、連続式、半連続式のいずれでも実施することが
てきる。この第4級ホスホニウム塩水溶液は陽極室に供
給されるが、そのときの濃度は第4級ホスホニウム塩の
種類および陰極室に生成する目的物の第4級ホスホニウ
ムヒドロオキシドの品質によっても異なるが、通常2〜
50wt%、好ましくは3〜30wt%に設定する。そ
の理由は、陽極室に50wt%をこえる高濃度の第4級
ホスホニウム塩を供給するとアニオン(醜基)が陽イオ
ン交換膜を通って陰極室へ多少逆拡散する。この場合、
その陽極室の濃度を前記の2〜50wt%の範囲に保つ
事によってアニオンか陰極室へ逆拡散することを押える
事ができる。また、アニオンか水酸基の場合、即も、粗
製第4級ホスホニウムヒドロオキシドを精製する場合に
も本発明に係る方法が適用でき、このときは、その濃度
を特に制限する必要はないか、一般に第4級ホスホニウ
ムヒドロオキシドは安定性に乏しく、高濃度になると分
解して対応するホスフィンオキシトになるため、 50
wt%以上の余り高い濃度での使用は好ましくない。
一方、陰極には純水を供給するか、運転開始当初、純水
では電解か起りにくいの°C電解質として目的生成物で
ある第4級ホスホニウムヒドロオキシドを少量、例えば
0.O1〜10.Owt%程度添加するのか好ましい。
電解か進行するにつれて、陰極室液中の目的生成物の第
4級ホスホニウムヒドロオキシドの濃度は高くなってく
るか、第4級ホスホニウムヒドロオキシドの安定性を考
慮して50wt%までの所望の濃度に達したところで連
続的又はバッチ的に回収する。なお、電解を開始するに
あたり、予め電極や電解槽等の系を十分純水で洗浄し不
純物か混入しない様にしておく事は言うまでもない。
次に、電解槽の隔膜として2以上の陽イオン交換膜を用
いる方法について説明する。
その具体的な方法は、2以上の陽イオン交換膜で区画さ
れた電解槽の陽極室に酸性電解質な、陰極室に水を及び
中間室に第4級ホスホニウム塩水溶液をそれぞれ供給し
て、両極間に直流電流を通電することにより、陰極室か
ら第4級ホスホニウムヒドロオキシドを得る方法である
。
この方法においては、前記の1つの陽イオン交換膜を用
いる方法に使用するものと同一の陽イオン交換膜、電極
および電解槽を使用することができる。
また、電解槽の中間室へ水溶液として供給される第4級
ホスホニウム塩は、前記の1つの陽イオン交換膜を用い
る方法に使用するものと同一のものを用いることができ
るが、本方法においては。
特に第4級ホスホニウム塩水溶液に主成分として、また
は不純物としてハロゲンイオンや硝酸イオン等が含まれ
ている場合には、それ等が電解中に陽極に達すると有害
かつ高腐蝕性のハロゲンや窒素酸化物等のガスが高濃度
で発生して陽極自体が腐蝕され、その腐蝕生成物が陰極
液側に移行し、目的生成物である第4級ホスホニウムヒ
ドロオキシドの純度の低下を招くほか、合成樹脂製の陽
極室や陽イオン交換膜を劣化させる原因となる。従って
、中間室へ供給された第4級ホスホニウム塩水溶液から
遊離するハロゲンイオンを代表とする腐蝕性アニオンが
電解中に中間室から陽極室へ移行するのを阻止する目的
で、陽極室と中間室との隔膜として陽イオン交換膜を使
用することに本方法の重要な意義がある。
即ち、陽極室と中間室との隔膜に陽イオン交換膜を使用
することによって、電解中に陽極、陽極室および陽イオ
ン交換膜の劣化の原因となる腐蝕性ガスの発生を抑制す
る事が出来る。
他方、陰極室と中間室との隔膜である陽イオン交換膜の
存在により2目的とする第4級ホスホニウムカチオンの
みを中間室から陰極室へ移行せしめ陰極室にて高純度の
第4級ホスホニウムヒドロオキシドを得ることができる
。
中間室に供給される第4級ホスホニウム塩の濃度は、前
記1つの陽イオン交換膜を使用した場合の態様と同様の
条件で設定すればよい。
次に、陽極室に供給する溶液に使用する酸性電解質とし
ては、陽極室を構成する材質の腐蝕や劣化が少なく、か
つ腐蝕性又は有毒なガスを発生しないものが用いられる
0例えば、硫酸、りん醜等の稀薄水溶液、蟻酸、シュウ
酸および酒石酸等の有機酸の水溶液が挙げられる。これ
らの酸性電解質は高濃度で使用する必要はなく電解に必
要な電導度、例えば5〜300m5、好ましくはlO〜
200層Sになる程度の濃度であれば十分である。これ
らの濃度を具体的な数値で表わすと、硫酸では1.0〜
10.OwL%、シュウ酸では2.0〜10wt%であ
る。
さらに、陰極室には、純水を供給するが、運転開始当初
は純水のみでは電解が起こり難いので、前記と同様に第
4級ホスホニウムヒドロオキシドを少量添加してから電
解する。このように、2以上の陽イオン交換膜を隔膜と
して電解することにより、IX蝕性ガスの電極に対する
悪影響を除くと同時に逆拡散を防いで高純度の第4級ホ
スホニウムヒドロオキシドを効率的に製造することかで
きる。
しかし、必要以上の隔膜を設けることは、電流効率の低
下につながるので、該交換膜の使用は多くの場合、5つ
までで充分である。なお、直流電解にあたっては、温度
、電流密度、電圧等の条件は前記の1つの陽イオン交換
膜を用いる方法と同様の条件で行なえばよい。
また、陽極室、中間室および陰極室に各々の水溶液を供
給する方法は循環式、連続式、半連続式のいずれでも実
施する事が出来る。各室における各水溶液の滞留時間は
1〜60秒、好ましくは1〜IO秒間にて実施する。
[作用] 本発明の第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法は
、陽イオン交換膜で区画された陽極室に第4級ホスホニ
ウム塩水溶液を、陰極室に水をそれぞれ供給して両極間
に直流電流を通電することにより、第4級ホスホニウム
カチオンのみか陽極から陰極へ陽イオン交換膜を選択的
に透過する為に、陰極室に対応する高純度の第4級ホス
ホニウムヒドロオキシドが得られる。
また、2以上の陽イオン交換膜で分画された電解槽の陽
極室に酸性電解質を、陰極に水を、また中間室に第4級
ホスホニウム塩を供給して両極間に直流1!流を通すと
、陽イオン交換膜の選択的な透過作用により陽極室には
第4級ホスホニウム塩の主成分または不純物として含有
されているハロゲンイオンの濃縮や窒素酸化物等のガス
の発生や逆拡散が起こらず、かつ陰極室では第4級ホス
ホニウムヒドロオキシドか高純度で選択的に得ることか
できる。
[実施例] 以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に説明する 実施例1 イオン交換膜にナフィオン(Nafio口):124(
デュポン社製、フッ素樹脂系陽イオン交換膜)を用いて
電解槽を陽極室と陰極室に区画し、陽極にチタン板に白
金被覆したものを、また陰極にはステンレス(5115
304)板を使用した。
次いで、電解槽の陽極室に12.94 wt%のテトラ
エチルホスホニウムブロマイド水溶液10.[1kgを
、また陰極室に0.23wt%のテトラエチルホスホニ
ウムヒドロオキシド水溶液4.0 kgを供給し、室温
下て陽極と陰極間に1O−15Vの直流電圧を印加して
24時間電気分解を行なった結果、陰極室に6.62w
t%のテトラエチルホスホニウムヒドロオキシド水溶液
を得た。このときの通電量は3.1F″′I?電流効率
は72.3%であった。
ここで得られたテトラエチルホスホニウムヒドロオキシ
ド水溶液中の不純物を分析した結果、Na≦0.O5p
pm、  に≦0.0]ppm、   Fe= 0.0
1ppm、   Ni≦0.02p1)−、Cr≦0.
01ppm、   Cu≦0.O2ppm、   Ba
=0.014 ppm、Pb≦0.05pp議、  T
i= 0.012p9層、 C1)=0.2ppm、 
Br= lO,5ppm、 SO4≦0.lppmで極
めて高純度のものであった。
実施例2 陽極室に供給する第4級ホスホニウム塩として6.13
wt%のテトラエチルホスホニウムブロマイド水溶液1
0.0kgを使用した以外は実施例1と同様な条件で電
解を行なった結果、陰極室に6.15wt%のテトラエ
チルホスホニウムヒドロオキシドを得た。このときの通
電量は3.2 Fで電流効率は63.7%であった。
得られたテトラエチルホスホニウムヒドロオキシド水溶
液中の不純物を分析した結果、Na≦0.05p1)−
I  K≦0.01ppm、   Fe= 0.O2p
pm、   Ni≦0.01ppm。
Cr≦0.O2ppm、   Cu≦0.O2ppm、
   Ba= 0.01ppm、  Pb≦0.05p
p(Ti≦00−01pp、C1)  ≦0.1pp(
Br≦0.11)I)諺、S04≦0.lpp■で極め
て高純度のものが得られた。
実施例3 陽極室に供給する第4級ホスホニウム塩として7.4 
wt%のトリメチルプロピルホスホニウムヨーダイト水
溶液8.0kgを、又陰極室には0.27wL%のトリ
メチルプロピルホスホニウムヒドロオキシド水溶液4.
5kgを使用した以外は実施例1と同様の条件で電解を
行なった結果、陰極室に6.06wt%のトリメチルプ
ロピルホスホニウムヒドロオキシド水溶液4.9kgを
得た。このときの通電量は3.1Fで電流効率は67.
5%であった。
得られたトリメチルプロとルホスホニウムヒトロオキシ
ト水溶液中の不純物を分析した結果、Ha≦0.O5p
pm、 K≦0.01ppm、  Fe= 0.01p
p(Xi≦0.01pp(Cr≦0.O2ppm、  
 Cu≦0.O2ppm、   Ba=0.01ppm
、   Pb≦0.O5ppm、  Ti≦0.01p
pm、  Cj’≦0、lppm、Br≦0.lppm
、  I≦0.191)l、  SO4≦0.lppm
で極めて高純度のものてあった。
実施例4 陽極室に供給する第4級ホスホニウム塩として3.60
wt%のテトラエチルホスホニウムヒドロオキシド水溶
液10.0kgを使用した以外は実施例1と同様の条件
で電解を行なった。その結果、陰極室に5.84wt%
のテトラエチルホスホニウムヒドロオキシドを得た。こ
のときの通電量は2.8Fで、電流効率は75.1%で
あった。
電解前および電解後のテトラエチルホスホニウムヒドロ
オキシド水溶液の不純物の分析結果は下記の表1のとお
りであった。
表  ”        (ppm) 実施例5 イオン交換膜にナフィオン(Nafion) 324 
 (デュポン社製、フッ素樹脂系陽イオン交換膜)2枚
を用いて電解槽を陽極室、中間室及び陰極室に区画し、
陽極にチタン板に白金被覆したものを、また陰極にはス
テンレス(SO3304)板を使用した。王室ともに予
め十分純水で洗浄したのち、陽極室に19口wt%の硫
酸3.93kgを、中間室に5.11wt%のテトラエ
チルホスホニウムブロマイド14.94kgを、また陰
極室に0.74wt%のテトラエチルホスホニウムヒド
ロオキシドの水溶液4.34kgを供給し、室温下で陽
極と陰極との間に15〜20Vの直流電圧を印加して2
4時間電気分解を行なった結果、陰極室に8.88wt
%のテトラエチルホスホニウムヒドロオキシド水溶液4
.80kgを得た。このときの通電量は3.52Fで電
流効率は68.0%であった。
ここで得られたテトラエチルホスホニウムヒドロオキシ
ト水溶液中の不純物を分析した結果、Na≦0.O5p
pm、  K≦0.01ppm、   Fe≦0.01
ppm、   Ni≦0、O2ppm、  Cr≦0.
01ppm、  Cu≦0.O2ppm、  Ba≦0
、O2ppm、   Pb≦0.O5ppm、   T
i≦0.01ppm、   C1’≦0.29p■、8
「≦0.2ppm、  5o4== i、spp■で極
めて高純度のものであった。
実施例6 実施例5と同じ装置において、陽極室に4.34wt%
のシュウ酸水溶液4.20kg、中間室に10.1wt
%のテトラエチルホスホニウムブロマイド8.50kg
、また陰極室には0.69wt%のテトラエチルホスホ
ニウムヒドロオキシド4.50kgを供給し、15〜2
0Vの直流電圧を印加して24時間電気分解を行なった
結果、陰極室に7.60wt%のテトラエチルホスホニ
ウムヒドロオキシド水溶液4.76kgを得た。このと
きの通電量は2.83Fで電流効率は71%であった。
ここで得られたテトラエチルホスホニウムヒドロオキシ
ド水溶液中の不純物を分析した結果、Na≦0.O5p
pm、  K≦0.01pp(Fe≦0.01ppm、
   Ni≦0、O2ppm、   Cr≦0.01p
pm、   Cu≦0.O2ppm、   Ba≦0、
O2ppm、   Pb≦0.O5ppm、   Ti
≦0.0191)鳳、   C1)≦0.2ppm、 
Dr≦0.2ppm、  SO4< 0.21)pHで
極めて高純度のものであった。
実施例7 実施例5と同じ装置において、陽極室に3.96wt%
のシュウ酸の水溶液4.00kg、中間室に6.8wt
%のテトラエチルホスホニウムヒドロオキシド10.0
0kg 、また陰極室に0.58wt%のテトラエチル
ホスホニウムヒドロオキシトの水溶液4.20kgを供
給し、15〜20Vの直流電流を印加して24時間電気
分解を行なった結果、陰極室に8.30wt%のテトラ
エチルホスホニウムヒドロオキシド水溶液4.40kg
を得た。このときの通電量は1.79Fで電流効率は7
4.5%であった。
電解前および電解後のテトラエチルホスホニウムヒドロ
オキシト水溶液中の不純物の分析結果は次の表2に示す
とおりであった。
実施例8 実施例5と同じ装置において、陽極室に4.o5at%
のシュウ酸水溶液4−Okg、中間室に12.3wt%
のトリエチルメチルホスホニウムヨーダイト8.10k
g、また陰極室には0.45wt%のトリエチルメチル
ホスホニウムヒドロオキシト4.00kgを供給し、1
5〜20Vの直流電圧を印加して24時間電気分解を行
なった結果9陰極室に8.92wt%のトリエチルメチ
ルホスホニウムヒドロオキシド4.45kgを得た。こ
のときの通電量は3.25Fで電流効率は77.6%で
あった。
ここで得られたトリエチルメチルホスホニウムヒドロオ
キシド水溶液中の不純物を分析した結果、 Na≦0.
O5ppm、に≦0.01ppm、   Fe≦0.0
1ppm。
Ni≦0.O2ppm、   Cr≦0.01ppm、
   Cu≦0.O2ppm、   Ba≦(1,(1
2ppm、   Pb≦0.O5ppm、   Ti≦
0.(llppm、   C1’;;0.2ppm、 
 Br≦0.2ppm、   I≦0.2pp(SO4
≦0.2ppmで極めて高純度のものであった。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明の製造方法によれば、隔膜と
して陽イオン交#膜を使用した電解槽にて、第4級ホス
ホニウム塩水溶液を直流電解することにより、高純度の
第4級ホスホニウムヒドロオキシドを高収率で得ること
ができる。
また1本発明の方法により製造された目的物の第4級ホ
スホニウムヒドロオキシドは高純度のため、重合触媒1
M、解コンデンサー電解賀用第4級ホスホニウム塩の製
造に用いる中間原料、半導体装置等の電子部品及び電子
機器の封止や含浸等に広く用いられる電気的特性に優れ
たエポキシ樹脂の硬化触媒の原料等に有用であり、本発
明の工業的価値は極めて高いものである。
出願人  日本化学工業株式会社 代理人  渡  辺  徳  廣

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1又は2以上の陽イオン交換膜を隔膜とする電解
    槽において、次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、R_3およびR_4は炭素原
    子数1〜8のアルキル基、アリール基、アラルキル基ま
    たはそれ等のいずれか少なくとも一種の基がヒドロキシ
    ル基若しくはアルコキシル基で置換されたものを表わし
    、X^■はアニオンを示す) で表わされる第4級ホスホニウム塩水溶液を直流電解し
    て陰極室から第4級ホスホニウムヒドロオキシドを得る
    ことを特徴とする第4級ホスホニウムヒドロオキシドの
    製造法。
  2. (2)請求項1記載の第4級ホスホニウムヒドロオキシ
    ドの製造法において、1つの陽イオン交換膜で区画され
    た陽極室に第4級ホスホニウム塩水溶液を、陰極室に水
    をそれぞれ供給して両極間に直流電流を通電することを
    特徴とする第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法
    。
  3. (3)請求項1記載の第4級ホスホニウムヒドロオキシ
    ドの製造法において、2以上の陽イオン交換膜で区画さ
    れた陽極室に酸性電解質を、陰極室に水を及び中間室に
    第4級ホスホニウム塩水溶液をそれぞれ供給して、両極
    間に直流電流を通電することを特徴とする第4級ホスホ
    ニウムヒドロオキシドの製造法。
  4. (4)第4級ホスホニウム塩水溶液の直流電解は、温度
    50℃以下において、電流密度1〜50A/dm^2で
    電圧1〜50Vの条件で行う請求項1、2又は3記載の
    第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法。
  5. (5)第4級ホスホニウム塩水溶液の供給濃度が2〜5
    0wt%である請求項1乃至4のいずれかの項記載の第
    4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法。
  6. (6)第4級ホスホニウム塩水溶液がテトラエチルホス
    ホニウムブロマイド水溶液である請求項1乃至5のいず
    れかの項記載の第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製
    造法。
JP63228477A 1988-09-14 1988-09-14 第4級ホスホニウムヒドロオキシドの製造法 Granted JPH0277591A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000517379A (ja) * 1996-08-30 2000-12-26 サッチェム,インコーポレイテッド 電気化学セルでのオニウムヒドロキシドの調製

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