JPH0284247A - 繊維強化複合部材の製造方法 - Google Patents

繊維強化複合部材の製造方法

Info

Publication number
JPH0284247A
JPH0284247A JP23728088A JP23728088A JPH0284247A JP H0284247 A JPH0284247 A JP H0284247A JP 23728088 A JP23728088 A JP 23728088A JP 23728088 A JP23728088 A JP 23728088A JP H0284247 A JPH0284247 A JP H0284247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded body
fiber molded
fiber
reinforcing member
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23728088A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Sugimoto
幸弘 杉本
Yukio Yamamoto
幸男 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP23728088A priority Critical patent/JPH0284247A/ja
Publication of JPH0284247A publication Critical patent/JPH0284247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エンジンのシリンダブロック等の耐摩耗性に
優れることが要求される部分を有する部材を、繊維成形
体による強化がなされた鋳造部材として得る際に使用さ
れる、繊維強化複合部材の製造方法に関する。
(従来の技術) 車両等のエンジンにおいては、所定の機械的強度を具え
ることに加えて、良好な放熱特性を有し、かつ、軽量化
が図られたものとされることが、−船釣に望まれるとこ
ろとなる。斯かる観点から、従来、エンジンにおける外
殻構成部分であるシリンダブロックやシリンダヘッド等
を、アルミニウム合金材料で形成することが提案されて
いる。
エンジンにおけるシリンダブロックがアルミニウム合金
製とされるにあたっては、シリンダブロックにおけるピ
ストンに対する摺動面となるシリンダボアの内表面が、
耐摩耗性が良好であることが要求される部分となるので
、斯かる部分の耐摩耗性を他の部分に比して向上させる
ことが必要とされる。そのため、例えば、特開昭62−
187561号公報に示される如く、シリンダブロック
をアルミニウム合金材料による鋳造品として得るにあた
り、炭素繊維とアルミナ繊維との混合繊維により成形さ
れた円筒状繊維成形体をシリンダ用ライナーとして用い
、そのシリンダ用ライナーがシリンダボアの内表面を形
成する部分に配されるようにアルミニウム合金材料を用
いた鋳造を行うことにより、シリンダボアの内表面の耐
摩耗性を改善することが提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述の如くに円筒状繊維成形体とされた
シリンダ用ライナーが用いられたもとでアルミニウム合
金材料によるシリンダブロックの鋳造が行われる場合に
は、円筒状繊維成形体は破壊され易いものとなるので、
その取扱いが面倒であること、及び、鋳造時における円
筒状繊維成形体とアルミニウム合金材料との一体化を容
易にすべく、円筒状繊維成形体を予熱することが要求さ
れ、斯かる円筒状繊維成形体の予熱を加熱炉内で比較的
長時間をかけて行うことが必要とされること等の問題が
あり、さらには、鋳型に対するアルミニウム合金材料の
溶湯の注湯時に、円筒状繊維成形体内からのガスの排除
が充分に行われず、そ、の結果、ガス欠陥を生じる不都
合、また、鋳型の内部での溶湯の流れが円筒状繊維成形
体により阻害されて鋳巣が発生する不都合等が伴われる
虞がある。
斯かる点に鑑み、本発明は、エンジンのシリンダブロッ
ク等の耐摩耗性が良好であることが要求される部分を有
した部材を、繊維成形体を用い、部材の耐摩耗性が良好
であることが要求される部分が繊維成形体によって強化
されることにより耐摩耗性の向上が図られたものとなる
ようにして鋳造された複合部材として得るにあたり、繊
維成形体の取扱いを容易にできるとともに繊維成形体に
適切な予熱を容易に施すことができ、また、鋳造により
得られる複合部材を鋳巣、さらには、ガス欠陥を伴わな
いものとすることができるようにされた、繊維強化複合
部材の製造方法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る繊維強化複合部
材の製造方法は、先ず、一対の対向端部を有する形状と
された繊維成形体を得、その表面に強磁性補強部材を配
してそれに対する高周波誘導加熱を行い、加熱された強
磁性補強部材により繊維成形体に予熱を施して、繊維成
形体における対向端部の一方から他方に向けて温度低下
を生じる温度勾配を発生させ、続いて、予熱が施された
強磁性補強部材を伴う繊維成形体を、鋳型におけるそれ
により鋳造される部材の耐摩耗性が良好であることが要
求される部分を形成することになる位置に配置し、その
後、強磁性補強部材を伴う繊維成形体が配置された鋳型
に、鋳造材料の溶湯を、繊維成形体が配された部位にお
いて繊維形成体の対向端部の一方から他方に向けて浸入
していくことになる状態をもって注湯し、鋳型による鋳
造部材を得、さらに、その鋳造部材から強磁性補強部材
を除去して、繊維成形体による強化がなされた複合部材
を得るものとされる。
(作 用) 上述の如くの本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法
においては、繊維成形体の表面に強磁性補強部材が配さ
れるとともに、その強磁性補強部材に対する高周波誘導
加熱が行われて、加熱された強磁性補強部材の熱により
繊維成形体に予熱が施される。それゆえ、それ自体では
破壊され易いものとなる繊維成形体が、取扱い易いもの
とされるとともに、繊維成形体の予熱が小規模な加熱装
置によって効率よく行われることになる。また、鋳型に
おけるそれにより鋳造される部材の耐摩耗性が良好であ
ることが要求される部分を形成することになる位置に配
置される繊維成形体が、その対向端部の一方から他方に
向けて温度低下を生じる温度勾配を有するものとされ、
かつ、鋳型に対する鋳造材料の溶湯の注湯が、繊維成形
体が配された部位において繊維形成体の対向端部の一方
から他方に向けて浸入していくことになるように行われ
るので、鋳型内の繊維成形体が配された部位における溶
湯の浸透が充分になされて、鋳型による鋳造部材におけ
る鋳巣の発生が抑制される。さらに、繊維成形体の表面
に強磁性補強部材が配されにあたり、繊維成形体の表面
と強磁性補強部材との間に空間が形成されるようになさ
れることにより、鋳型に対する鋳造材料の溶湯の注湯が
なされるとき、繊維成形体からのガスの排除が繊維成形
体の表面と強磁性補強部材との間に形成された空間を通
じてなされる状態が得られ、鋳造部材におけるガス欠陥
の発生が抑制される。
そして、斯かる鋳造部材から強磁性補強部材が除去され
ることにより、その耐摩耗性が良好であることが要求さ
れる部分が繊維成形体により強化されて耐摩耗性の向上
が図られたものとされ、鋳巣やガス欠陥を伴わない複合
部材が得られることになる。
(実施例) 以下、本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の第1
の例が、エンジンのシリンダブロックをアルミニウム合
金材料により鋳造するにあたって適用された場合につい
て述べる。
この第1の例の実施にあたっては、先ず、アルミナ短繊
維を用いて、体積率が、例えば、15パーセントとされ
る円筒状成形体を得る。斯かるアルミナ短繊維による円
筒状成形体は、第2図に外観が示され、また、第3図に
断面が示される如くの繊維成形体10とされ、この繊維
成形体10は、鋳造されるべきシリンダブロックにおけ
るシリンダボア部に対応した寸法を有し、一端部10a
から他端部10bにかけて外径が一定であるとともに、
一端部10aから他端部10bにかけて内径が、若干で
はあるが、次第に増大するものとされる。
次に、第2図及び第4図に示される如くに、得られた繊
維成形体IOにおける円筒内に、薄鋼板等の強磁性材料
によって円筒状に形成された強磁性補強部材12を挿入
する。強磁性補強部材12は、その軸方向の寸法が繊維
成形体10と同等とされ、その外径が、軸方向全体に亙
って略一定で、繊維成形体10の一端部10aにおける
内径に等しいものとされる。従って、繊維成形体1oに
おける円筒内に配された強磁性補強部材12は、第4図
に示される如く、その外周面を繊維成形体IOの一端部
10aにおける内周面に接触させるとともに、繊維成形
体10の一端部10aがら他端部10bにかけて、その
外周面と繊維成形体1゜の内周面との間に次第に増大す
る空間13を形成する。
続いて、強磁性補強部材12を伴うものとされた繊維成
形体10を、第5図に示される如くに円筒状に形成され
た高周波誘導加熱装置14における円筒内に配して、第
6図に示される如くの状態とし、高周波誘導加熱装置1
4が有するコイル14aに高周波信号を供給して、繊維
成形体10に配された強磁性補強部材12に対する高周
波誘導加熱を行う。それにより、加熱された強磁性補強
部材12の熱により繊維成形体10が加熱され、繊維成
形体10に対する予熱がなされる状態となるが、その際
、加熱された強磁性補強部材12から繊維成形体10へ
の熱の伝達は、強磁性補強部材12の外周面と繊維成形
体10の内周面との間の空間13に左右され、繊維成形
体10の一端部10aから他端部10bにかけて空間が
大とされるに伴って、加熱された強磁性補強部材12か
ら繊維成形体10への熱の伝達が低減せしめられる。
その結果、繊維成形体10において、その一端部10a
から他端部10bに向けて温度低下を生じる温度勾配を
発生させることができる。
その後、強磁性補強部材12に対する高周波誘導加熱が
行われることによって予熱され、一端部10aから他端
部10bに向けて温度低下を生じる温度勾配が生じたも
のとされた繊維成形体10を、第1図に示される如くに
、強磁性補強部材12とともに、シリンダブロック用鋳
型22に配置する。シリンダブロック用鋳型22は、例
えば、直列4シリンダエンジンのシリンダブロックの鋳
造に用いられるものとされ、第1図は、シリンダブロッ
ク用鋳型22における4個のシリンダボア形成部のうち
一つの中央部を通り、シリンダボア形成部の配列方向に
直行する断面を示している。
以上の如くに、繊維成形体IOを、予熱を行うべく、さ
らには、シリンダブロック用鋳型22に配置すべく扱う
に際し、繊維成形体IOに強磁性補強部材12が係合せ
しめられていることにより、繊維成形体10を、破損を
まねくことな(、極めて容易に取り扱うことができるこ
とになる。
シリンダブロック用鋳型22は、下型24.側型26及
び上型28を備えて構成されており、それらによって包
囲される空間がシリンダブロック形成空間とされている
。そして、下型24に設けられた上方隆起部24aが、
シリンダブロックにおけるクランク軸収容部の形成に寄
与し、上型28に設けられた下方突出円柱部28aが、
その下端面を下型24に設けられた上方隆起部24aの
上面に当接させるものとされて、シリンダブロックにお
けるシリンダボア部の形成に寄与し、さらに、側型26
がシリンダブロックにおける側壁部の形成に寄与する。
また、上型28がらは、下方突出円柱部28aの外側に
、シリンダブロックにおけるウォータジャケット等を形
成するための中子30が下方に向かって伸びており、一
方、下型24には、下型24と側型26との間の空間に
通じた注湯口32が設けられている。
斯かるシリンダブロック用鋳型22に対して、強磁性補
強部材12を伴い、予熱が施された繊維成形体10を、
上型28に設けられた下方突出円柱部28aに、一端部
10aが下型24に設けられた上方隆起部24a側に、
また、他端部10bが上型28側に配される状態をもっ
て嵌合せしめる。即ち、繊維成形体IOを、シリンダブ
ロック用鋳型22における、それにより鋳造されるシリ
ンダブロックの、耐摩耗性が良好であることが要求され
る表面部分である、シリンダボア部を形成することにな
る位置に配置するのである。
このようにして、強磁性補強部材12を伴った繊維成形
体10が各シリンダボア形成部に配置されたシリンダブ
ロック用鋳型22に対し、注湯口32を通じて、脱ガス
処理等が行われたアルミニウム合金材料(例えば、J 
Is :ADCl 0)の溶湯を、第1図において矢印
Xで示される如くに加圧注湯し、シリンダブロック用鋳
型22における下型24.側型26及び上型28により
包囲されて形成されたリングブロック形成空間を、アル
ミニウム合金材料の溶湯で充填する。それにより、注湯
口32からのアルミニウム合金材料の溶湯は、繊維成形
体10が配された部位においては、繊維成形体10の一
端部10a側から流入して繊維成形体10の他端部10
b側へと流れていくものとなる。斯かるちとで、繊維成
形体10が、その−端部10aから他端部10bに向け
て温度低下を生じる温度勾配が生じたものとなるように
予熱されていることによって、アルミニウム合金材料の
溶湯が、繊維成形体重0の高温部から低温部へと流れて
いくことになり、繊維成形体10における他端部fob
が配された部位にまで充分に浸透し、かつ、その後、繊
維成形体10における他端部lobが配された部位側か
ら徐々に冷却凝固していくことになる。また、注湯口3
2からのアルミニウム合金材料の溶湯が、繊維成形体I
Oが配された部位を流れる際に、繊維成形体10内のガ
スが、強磁性補強部材12の外周面と繊維成形体10の
内周面との間に形成された空間13に逃げることとなる
そして、アルミニウム合金材料が完全に冷却凝・固した
後、シリンダブロック用鋳型22内に、鋳造されたアル
ミニウム合金部材であるシリンダブロックを得る。斯か
るシリンダブロックは、上述の如くに、鋳造時において
、アルミニウム合金材料の溶湯が繊維成形体IOにおけ
る他端部10bが配された部位にまで充分に浸透し、か
つ、その後、繊維成形体lOにおける他端部10bが配
された部位側から徐々に冷却凝固していくことによリ、
繊維成形体10が配された各シリンダボア部における鋳
巣の発生が抑制されたものとなり、また、繊維成形体1
0内のガスが強磁性補強部材12の外周面と繊維成形体
10の内周面との間に形成された空間13に逃げること
により、繊維成形体IOが配された各シリンダボア部に
おけるガス欠陥の発生も抑制されたものとなる。
その後、シリンダブロック用鋳型22を開き、得られた
シリンダブロックを取り出して、各シリンダボア部に残
されている強磁性補強部材12を、機械加工により除去
して、仕上加工を施す。第7図は、上述の如くにして、
本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の第1の例に
より得られたシリンダブロックを示し、このシリンダブ
ロックは、直列に配された4個のシリンダボア部34a
、34b、34c及び34dの夫々が、鋳巣の発生ある
いはガス欠陥を伴うことなく、繊維成形体IOによる強
化が図られた部分10’ とされ、従って、シリンダボ
ア部34a、34b、34c及び34dの夫々の内表面
は、耐摩耗性に優れたものとされる。
次に、本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の第2
の例が、エンジンのシリンダブロックをアルミニウム合
金材料により鋳造するに際して適用された場合について
述べる。
第2の例の実施にあたっては、先ず、第1の例の場合と
同様に、アルミナ短繊維を用いて、体積率が、例えば、
15パーセントとされる円筒状成形体を得るが、斯かる
アルミナ短繊維による円筒状成形体は、その外観が第2
図に示される繊維成形体lOと同様とされ、その断面が
第8図に示される如くのものとされる繊維成形体40と
される。
この繊維成形体40は、鋳造されるべきシリンダブロッ
クにおけるシリンダボア部に対応した寸法を有し、一端
部40aから他端部40bにかけて外径及び内径の夫々
が略一定であるものとされる。
続いて、第9図に示される如くに、得られた繊維成形体
40における円筒内に、薄鋼板等の強磁性材料によって
円筒状に形成された強磁性補強部材42を挿入する0強
磁性補強部材42は、その軸方向の寸法が繊維成形体4
0と同等とされ、その外径が、軸方向全体に亙って略一
定で、繊維成形体40の内径に等しいものとされる。ま
た、強磁性補強部材42の外周面には、同一の断面積を
有した複数の環状溝44が、繊維成形体40の一端部4
0a側の端部から繊維成形体40の他端部40b側の端
部に向かって徐々に狭くなる間隔をおいて形成されてい
る。従って、繊維成形体40における円筒内に配された
強磁性補強部材42は、第9図に示される如く、その外
周面を繊維成形体40の内周面に接触させるとともに、
その外周面と繊維成形体40の内周面との間に、環状溝
44によって、繊維成形体40の一端部40aから他端
部40bに向かって容積が次第に増大する空間を形成す
るものとなる。
そして、強磁性補強部材42を伴うものとされた繊維成
形体40を、第1の例における繊維成形体10の場合と
同様に、第5図に示される如くに円筒状に形成された高
周波誘導加熱装置14における円筒内に配して、高周波
誘導加熱装置■4が有するコイル14aに高周波信号を
供給し、繊維成形体40に配された強磁性補強部材42
に対する高周波誘導加熱を行う。それにより、加熱され
た強磁性補強部材42の熱により繊維成形体40が加熱
され、繊維成形体40に対する予熱がなされる状態とな
るが、その際、加熱された強磁性補強部材42から繊維
成形体40への熱の伝達は、強磁性補強部材42の外周
面に設けられた複数の環状溝44によって形成される、
強磁性補強部材42の外周面と繊維成形体40の内周面
との間の空間に左右され、繊維成形体40の一端部40
aから他端部40bにかけて空間容積が大とされるに伴
って、加熱された強磁性補強部材42から繊維成形体4
0への熱の伝達が低減せしめられる。
その結果、繊維成形体40において、その一端部40a
から他端部40bに向けて温度低下を生じる温度勾配を
発生させることができる。
このように、強磁性補強部材42に対する高周波誘導加
熱が行われることによって予熱され、端部40aから他
端部40bに向けて温度低下を生しる温度勾配が生じた
ものとされた繊維成形体40を、強磁性補強部材42と
ともに、第1図に示される如くのシリンダブロック用鋳
型22における、上型28に設けられた下方突出円柱部
28aに、一端部40aが下型24に設けられた上方隆
起部24a側に、また、他端部40bが上型28側に配
される状態をもって嵌合せしめて、繊維成形体40が、
シリンダブロック用鋳型22における、それにより鋳造
されるシリンダブロックの、耐摩耗性が良好であること
が要求される表面部分である、シリンダボア部を形成す
ることになる位置に配置された状態とする。斯かる場合
にも、繊維成形体40に強磁性補強部材42が係合せし
められていることにより、繊維成形体40を、破損をま
ねくことなく、極めて容易に取り扱うことができること
になる。
続いて、第1の例の場合と同様にして、繊維成形体40
が配置されたシリンダブロック用鋳型22に、アルミニ
ウム合金部材の溶湯を加圧注湯し、アルミニウム合金材
料の溶湯が、繊維成形体4”0が配された部位において
は、繊維成形体40の一端部40a側から流入して繊維
成形体40の他端部40b側へと流れていくものとなす
。その際、繊維成形体40内のガスが、強磁性補強部材
42の外周面に設けられた複数の環状溝44によって形
成される、強磁性補強部材42の外周面と繊維成形体4
0の内周面との間に形成された空間に逃げることとなる
その後、第1の例の場合と同様な工程がとられて、第7
図に示されるものと同様なシリンダブロックが得られ、
斯かる場合においても、第1の例の場合と同様な作用効
果が得られる。
さらに、本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の第
3の例が、エンジンのシリンダブロックをアルミニウム
合金材料により鋳造するに際して適用された場合につい
て述べる。
第3の例の実施にあたっては、先ず、第1及び第2の例
の夫々の場合と同様に、アルミナ短繊維を用いて、体積
率が、例えば、15パーセントとされる円筒状成形体を
得るが、斯かるアルミナ短繊維による円筒状成形体は、
その断面が第8図に示される如くの繊維成形体40とさ
れる。
続いて、第10図に示される如くに、得られた繊維成形
体40における円筒内に、薄鋼板等の強磁性材料によっ
て円筒状に形成された強磁性補強部材52を挿入する。
強磁性補強部材52は、その軸方向の寸法が繊維成形体
40と同等とされ、その外径が、軸方向全体に亙って略
一定で、繊維成形体40の内径に等しいものとされる。
従って、繊維成形体40における円筒内に配された強磁
性補強部材52は、第10図に示される如く、その外周
面を、全面的に、繊維成形体40の内周面に接触させる
ものとなる。
そして、強磁性補強部材52を伴うものとされた繊維成
形体40を、第1の例における繊維成形体10の場合と
同様にして、第11図に示される如くに、円筒状に形成
された高周波誘導加熱装置54における円筒内に配し、
高周波誘導加熱装置54が有するコイル54aに高周波
信号を供給して、繊維成形体40に配された強磁性補強
部材52に対する高周波誘導加熱を行う。この場合、高
周波誘導加熱装置54が有するコイル54aは、その巻
回間隔が、繊維成形体40の一端部4Oa側の端部から
繊維成形体40の他端部40b側の端部に向かって徐々
に広くなるようにされており、それにより、コイル54
aが発生する磁束のうちコイル54a外への漏洩骨が繊
維成形体40の一端部40a側の端部から繊維成形体4
0の他端部40b側の端部に向かって増大し、その結果
、加熱される強磁性補強部材52の温度は、繊維成形体
40の一端部40aから他端部40bに向けて低下する
ことになる。そして、斯かる加熱が高周波誘導加熱装置
54によりなされる強磁性補強部材52の熱によって繊
維成形体40が加熱され、繊維成形体40に対する予熱
がなされる状態となるので、繊維成形体40において、
その一端部40aから他端部40bに向けて温度低下を
生じる温度勾配を発生させることができる。
このように、高周波誘導加熱装置54により強磁性補強
部材52に対する加熱が行われることによって予熱され
、一端部40aから他端部40bに向けて温度低下を生
じる温度勾配が生じたものとされた繊維成形体40を、
強磁性補強部材52とともに、第1図に示される如くの
シリンダブロック用鋳型22における、上型28に設け
られた下方突出円柱部28aに、一端部40aが下型2
4に設けられた上方隆起部24a側に、また、他端部4
0bが上型28側に配される状態をもって嵌合せしめて
、繊維成形体40が、シリンダブロック用鋳型22にお
ける、それにより鋳造されるシリンダブロックの、耐摩
耗性が良好であることが要求される表面部分である、シ
リンダボア部を形成することになる位置に配置された状
態とする。
斯かる場合にも、繊維成形体40に強磁性補強部材52
が係合せしめられていることにより、繊維成形体40を
、破損をまねくことなく、極めて容易に取り扱うことが
できることになる。
続いて、第1及び第2の例の夫々の場合と同様にして、
繊維成形体40が配置されたシリンダブロック用鋳型2
2に、アルミニウム合金部材の溶湯を加圧注湯し、アル
ミニウム合金材料の溶湯が、繊維成形体40が配された
部位においては、繊維成形体40の一端部40a側から
流入して繊維成形体40の他端部40b側へと流れてい
くものとなす。
その後、第1及び第2の例の夫々の場合と同様な工程が
とられて、第7図に示されるものと同様なシリンダブロ
ックが得られ、斯かる場合においても、繊維成形体40
がその一端部40aから他端部40bに向けて温度低下
を生じる温度勾配を有したものとされることに基づき、
第1もしくは第2の例の場合と同様な作用効果が得られ
る。
なお、上述の第1.第2及び第3の例に従って得られる
シリンダブロックは、いずれにおいても、シリンダボア
部がアルミナ短繊維により形成される繊維成形体によっ
て補強されてその耐摩耗性が向上せしめられたものとさ
れるが、さらに、クランク軸ベアリング部についても、
鋳造過程においてその特性の向上が図られるようにされ
てもよい。
斯かる場合には、先ず、クランク軸ベアリング部を形成
すべき鋳鉄製のベアリングインサート部材を用意し、そ
のヘアリングインサート部材におけるシリンダブロック
本体側となる部分にアルミニウム粉末を溶射して溶射層
を形成した後、ベアリングインサート部材に対し、例え
ば、890 ”Cでの状態を2時間保持し、その後、3
80 ’Cでの状態を2時間保持するようにして、オー
ステンパー処理を施す。斯かる時、ベアリングインサー
ト部材におけるシリンダブロック本体側となる部分は、
オーステナイト化によりアルミニウムの拡散が進み、溶
射層における密着性が高められる。
次ニ、オーステンパー処理が施されたベアリングインサ
ート部材を、第1図に示されるシリンダブロック用鋳型
22におけるクランク軸ベアリング部を形成することに
なる位置に、そのシリンダブロック本体側となる部分が
、シリンダブロック用鋳型22に注湯されるアルミニウ
ム合金材料の溶湯に接触するものとなるようにして配置
する。
そして、シリンダブロック用鋳型22にアルミニウム合
金材料の溶湯が加圧注湯され、その後シリンダブロック
用鋳型22内のアルミニウム合金材料が冷却凝固すると
き、ベアリングインサート部材がアルミニウム合金材料
と一体化されて、クランク軸ベアリング部が形成される
このようにして形成されるクランク軸ベアリング部は、
ベアリングインサート部材のシリンダブロック本体に対
する密着性に優れたものとされる。
上述の本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の各側
は、エンジンのシリンダブロックの製造に適用されてい
るが、本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法は、斯
かる例に限られることなく、耐摩耗性が良好であること
が要求される部分を有する部材を、繊維成形体による強
化がなされた鋳造部材として得るにあたって広く適用さ
れ得るものである。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る繊維強化複
合部材の製造方法によれば、エンジンのシリンダブロッ
ク等の耐摩耗性が良好であることが要求される部分を有
した部材を、部材の耐摩耗性が良好であることが要求さ
れる部分が繊維成形体によって強化されることにより耐
摩耗性の向上が図られたものとなるようにして鋳造され
た複合部材として得るにあたり、強化に用いられる繊維
成形体の取扱いを容易にすることができるとともに、大
規模な加熱装置によることなく繊維成形体に適切な予熱
を容易に施すことができて、その結果、鋳造により得ら
れる複合部材を、鋳巣を伴わないものとすることができ
、さらには、ガス欠陥をも伴わないものとすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の一
例の実施に用いられるシリンダブロック用鋳型を示す断
面図、第2図は本発明に係る繊維強化複合部材の製造方
法の一例に用いられる繊維成形体及びそれに配された強
磁性補強部材を示す斜視図、第3図及び第8図は、夫々
、本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の一例に用
いられる繊維成形体を示す断面図、第4図、第9図及び
第10図は、夫々、本発明に係る繊維強化複合部材の製
造方法の一例に用いられる繊維成形体及びそれに配され
た強磁性補強部材を示す断面図、第5図は本発明に係る
繊維強化複合部材の製造方法の一例の実施に用いられる
高周波誘導加熱装置を示す斜視図、第6図及び第11図
は、夫々、本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の
一例に用いられる繊維成形体、それに配された強磁性補
強部材、及び、高周波誘導加熱装置を示す断面図、第7
図は本発明に係る繊維強化複合部材の製造方法の一例に
よって得られるシリンダブロックの斜視図である。 図中、10及び40は繊維成形体、12.42及び52
は強磁性補強部材、14及び54は高周波誘導加熱装置
、22はシリンダブロック用鋳型、32は注湯口である
。 特許出願人   マツダ株式会社 第1図 0a ノ a 第8図 第9図 0a 4o、繊維成形体 42.52:強磁1生榊強部材 第11図 0a

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  一対の対向端部を有する形状とされた繊維成形体を得
    る工程と、 上記繊維成形体の表面に強磁性補強部材を配して該強磁
    性補強部材に対する高周波誘導加熱を行い、加熱された
    上記強磁性補強部材により上記繊維成形体に予熱を施し
    、上記繊維成形体において上記対向端部の一方から他方
    に向けて温度低下を生じる温度勾配を発生させる工程と
    、 上記予熱が施された上記強磁性補強部材を伴う繊維成形
    体を、鋳型における該鋳型により鋳造される部材の耐摩
    耗性が良好であることが要求される部分を形成すること
    になる位置に配置する工程と、 上記強磁性補強部材を伴う繊維成形体が配置された鋳型
    に、鋳造材料の溶湯を、上記繊維成形体が配された部位
    において上記繊維形成体の対向端部の一方から他方に向
    けて浸入していくことになる状態をもって注湯し、上記
    鋳型による鋳造部材を得る工程と、 上記鋳造部材から上記強磁性補強部材を除去して、上記
    繊維成形体による強化がなされた複合部材を得る工程と
    、 を含んで成る繊維強化複合部材の製造方法。
JP23728088A 1988-09-21 1988-09-21 繊維強化複合部材の製造方法 Pending JPH0284247A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23728088A JPH0284247A (ja) 1988-09-21 1988-09-21 繊維強化複合部材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23728088A JPH0284247A (ja) 1988-09-21 1988-09-21 繊維強化複合部材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0284247A true JPH0284247A (ja) 1990-03-26

Family

ID=17013051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23728088A Pending JPH0284247A (ja) 1988-09-21 1988-09-21 繊維強化複合部材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0284247A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6250368B1 (en) 1996-09-25 2001-06-26 Honda Giken Kabushiki Kaisha Casting mold for producing a fiber-reinforced composite article by die-casting process

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6250368B1 (en) 1996-09-25 2001-06-26 Honda Giken Kabushiki Kaisha Casting mold for producing a fiber-reinforced composite article by die-casting process

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5771955A (en) Core assembly manufacturing apparatus of casting engine blocks and method for making the assembly
JP3212245B2 (ja) 鋳造方法及び鋳造装置並びに鋳造品
JP4280322B2 (ja) 中空金属鋳造品を製造するための鋳型及び方法
US6298899B1 (en) Water jacket core
KR100686532B1 (ko) 흡기 포트용 구획 플레이트, 흡기 포트 성형용 샌드 코어 및 실린더 헤드
US11858035B2 (en) Electromagnetic vibration stirring device of semi-solid high pressure casting equipment
JPH0284247A (ja) 繊維強化複合部材の製造方法
JP4248623B2 (ja) 金属製鋳造部品の製造のための鋳造方法及び鋳型
JPH05200485A (ja) 黒鉛鋳型
US20060157216A1 (en) Cylinder liner improvements
JPS63126661A (ja) ピストンの製造方法
US6138630A (en) Cylinder liners for aluminum motor blocks and methods of production
CN105636721B (zh) 复杂铸件及其铸造方法
US6964292B2 (en) Process of fabricating castings provided with inserts, with improved component/inset mechanical cohesion, and an insert usable in the process
JPH0128667B2 (ja)
WO2023077204A1 (en) Mold for manufacturing an engine casting part for a vehicle from vermicular cast iron alloy, process for manufacturing an engine casting part for a vehicle from vermicular cast iron alloy, and process for assembling a vehicle engine by the combination of parts made from vermicular cast iron alloy and parts made from composites
JP3214657B2 (ja) 内燃機関のピストン及びその製造方法
JPH0159069B2 (ja)
JPH02169846A (ja) 内燃機関用ピストンの製造方法
JPS6330147A (ja) ピストンリングの製造方法
JP2001071118A (ja) 鋳包み部材並びに該部材の鋳包み方法
JPS5855531A (ja) カム軸の製造方法
JPH0211244A (ja) 鋳造に使用される中子
JPS59202136A (ja) 鋳造用鋳抜ピン
JPH01199015A (ja) エンジンの軸受製造方法