JPH0284577A - 表面処理された炭素繊維 - Google Patents

表面処理された炭素繊維

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JPH0284577A
JPH0284577A JP19004688A JP19004688A JPH0284577A JP H0284577 A JPH0284577 A JP H0284577A JP 19004688 A JP19004688 A JP 19004688A JP 19004688 A JP19004688 A JP 19004688A JP H0284577 A JPH0284577 A JP H0284577A
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JP
Japan
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carbon fiber
acid
compound
carbon fibers
modified polyamide
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JP19004688A
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English (en)
Inventor
Makoto Miyazaki
誠 宮崎
Eiji Kamata
鎌田 栄司
Hiroshi Inoue
寛 井上
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Tonen General Sekiyu KK
Original Assignee
Tonen Corp
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭素繊維で補強された樹脂複合材料を製造する
のに好適な表面処理された炭素繊維に関する。
〔従来の技術〕
炭素繊維と各種合成樹脂、金属あるいはセラミックス等
のマトリックスとの複合材料は、比強度、比弾性率など
の機械的性質に優れているため、航空機部品、宇宙機器
、精密機械、テニスラケットやゴルフシャフトなどのス
ポーツ用品等の広い分野において利用されている。
ところで、この炭素繊維強化複合材料をより高強度、高
弾性のものに改善する方法については従来より種々の研
究がなされているが、一般に炭素繊維の優れた特性を充
分に発揮させるためには炭素繊維とマトリックスとの親
和性、接着性を高めることが重要とされ、かかる観点か
ら炭素繊維の表面を活性化させるための表面処理法ない
し処理剤(即ちサイジング剤)について数多くの提案が
なされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなサイジング剤としては、例えばエポキシ樹脂
などの熱硬化性樹脂を用いたもの、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリスルホン等の熱可塑性樹脂を用いたもの等
が挙げられるが、これらのサイジング剤は次に述べるよ
うな欠点を有する。
即ち、エポキシ樹脂を主体としたサイジング剤は熱硬化
性樹脂との親和性や含浸性には優れているものの熱可塑
性樹脂に対してはなじみが悪いため、マトリックス樹脂
として熱可塑性樹脂を用いた場合、炭素繊維をマトリッ
クス樹脂に充分に含浸することができず、従って複合材
料中の炭素繊維とマトリックス樹脂との接着性が悪く、
充分な強度が発現しないという難点がある。
一方、ポリアミド、共重合ポリアミド等のサイジング剤
は、溶剤として硫酸などの酸性有機溶剤を用いる必要が
あるため、サイジング処理工程後における溶剤の除去が
難かしく、複合材料中に有機溶剤が残存する場合もあり
、炭素[維とマトリックス樹脂との接着性や含浸性が不
充分となる欠点がある。
また、水及び(又は)アルコール可溶性の変性ポリアミ
ド、例えば、N−メトキシメチル化ナイロン6、α−(
N、N−ジメチルアミノ)−ε−カプロラクタム(共)
重合体などをサイジング剤として使用することも提案さ
れており、該変性ポリアミドは熱可塑性樹脂に対する含
浸性が良好で、マI・リックス樹脂として熱可塑性樹脂
を用いた場合、炭素繊維とマトリックス樹脂との接着性
に優れ、充分な複合材特性が発現される6しかしながら
、これらの変性ポリアミドは吸湿性が高く、保存安定性
に劣り。
複合材料の成型前に乾燥処理を必要とし、乾燥条件を厳
しくすると、サイジング剤の融着が起きたり、糸の解繊
性が低下するという欠点がある。
本発明の目的は、マトリックス樹脂、特に熱可塑性樹脂
系マトリックス樹脂との含浸性、接着性に優れるととも
に保存安定性にも優れ、しかも複合材料としての充分な
界面効果を発揮し得る、表面処理された炭素繊維を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、水及び(又は)アルコール可溶性の変
性ポリアミド化合物及び疎水性化合物で表面処理したこ
とを特徴とする炭素繊維が提供される。
本発明者らは、前記した水及び(又は)アルコール可溶
性の変性ポリアミド系サイジング剤の炭素繊維に対する
優れたサイジング性能、特に熱可塑性樹脂系マトリック
ス樹脂に対する優れた含浸性。
接着性を活用し、しかも吸湿性が抑制されて保存安定性
の向上した。その上複合材料とした場合に優れたコンポ
ジット物性を示す、表面処理された炭素繊維を得ること
について鋭意検討した結果、前記変性ポリアミド系サイ
ジング剤による処理を含む2段表面処理により、これら
の要求が満足されることを見出し1本発明を完成するに
至った。
本発明において、表面処理の対象となる炭素繊維として
は、ピッチ系、アクリル系、セルロース系などの各種繊
維を前能体として、公知の方法を用いて不融化又は耐炎
化処理を行ない1次いで不活性ガス雰囲気中で800〜
3000℃で焼成した所、1′I炭化系、黒鉛化系の何
れのものも含まれるが、特に表面を酸化処理したものを
用いることが望ましい。
本発明においては、炭素繊維は先ず水及び(又は)アル
コール可溶性の変性ポリアミド化合物で表面処理される
。この第1次表面処理で用いる変性ポリアミド化合物は
、炭素繊維の集束性を保持し、炭素繊維と熱可塑性マト
リックス樹脂とに対する含浸性、接着性が良好で、複合
材として充分な界面効果を発揮し得る樹脂である。
このような水及び(又は)アルコール可溶性の変性ポリ
アミド化合物としては1例えば、N−置換アルコキシメ
チル化ポリアミド及び不飽和カルボン酸で変性されたl
1l−fi置換アルコキシメチル化ポリアミドどのN−
17換アルコキシメチル基を有する変性ポリアミド類並
びにα−(N、N−ジメチルアミノ)−E−力プロラク
タム重合体及びそれとE−カプロラクタムなどの環状ア
ミドとの共重合体などのジアルキルアミノ基を有する変
性ポリアミド類などが挙げられる。
N−メトキシメチル化ナイロン6で代表されるN〜置換
アルコキシメチル基を有する変性ポリアミドは1例えば
ナイロン6、ナイロン〜66、ナイロン610、ナイロ
ン12などのホモ重合体あるいはナイロン6/66、ナ
イロン66/610、ナイロン6/11、ナイロン66
/610/6などの共重合体を、酸の存在下でホルマリ
ンとアルコールの混合物で処理することにより得られる
この場合、N−[換アルコキシメチル化度が10〜50
モ)Lt%、特ニ25−35モル%で分子量がs、oo
o〜ioo、ooo、特に10,000〜70,000
のものが好んで用いられる。
N−置換アルコキシメチル化度が10モル2未満のもの
は、アルコールへの溶解性が著しく低下し、逆に50モ
ル%超過のものは、耐熱、剛性等の物性が低下するほか
、吸水性が増加し、空気中でポリマー表面が粘着性をお
びるので好ましくない。また、分子址がs 、 ooo
未満のものは、表面処理後の炭素繊維の収束性、開繊性
などが悪くなり、逆に100.000超過のものは、処
理液の粘度が増大し取扱いが困難となる。
また、このN−置換アルコキシメチル化ポリアミドをア
クリル酸誘導体などの不飽和カルボン11 誘導体で変
性した変性N−置換アルコキシメチル化ポリアミドも好
んで用いられる。この変性N−置換アルコキシメチル化
ポリアミドは、通常N−置換アルコキシメチル化ポリア
ミドに不飽和カルボンv誘導体を、好ましくはラジカル
反応開始剤の存在下に、グラフト重合することによって
得られる。この場合の不飽和カルボンv誘導体としては
、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水
マレイン酸、フマール酸、クロトン酸、無水クロ1−ン
酸、ハイミック酸、無水ハイミック酸、アクリルアミド
、メタクリルアミドが挙げられ、その他ヒドロキシエチ
ルメタクリレートの様な親水性ビニル化合物を用いるこ
とができる。ただ1反応性の点からアクリル酸誘導体、
特にアクリル酸。
メタクリル酸、アクリルアミド、メタクリルアミドなど
を用いるのが好ましい。
この不飽和カルボン酸誘導体による変性によって、変性
ポリアミド化合物の水及びアルコールに対する可溶性が
増大する。該変性ポリアミド化合物中の不飽和カルボン
酸誘導体の含有量は、通常5モル%以上のものが好まし
い。不飽和カルボン酸誘導体の含有量が5モル2未満で
は、溶媒可溶性の向1−効果が非常に小さい。
なお、前記の不飽和カルボン酸誘導体変性へ一置換アル
コキシメチル化ポリアミドに、更にアンモニア水による
処理を行なって、アンモニウム塩化した化合物を使用す
ることもできる。
(11)ジアルキルアミノ基を有する変性ポリアミドジ
アルキルアミノ基を有する変性ポリアミドとしでは、例
えばα−(N、N−ジメチルアミノ)−E−カプロラク
タム重合体及びそれとε−カプロラクタムなどの環状ポ
リアミドとの共重合体などが挙げられる。この変性ポリ
アミドは前記α−置換−ε−カプロラクタムを単独又は
共単量体と共に、アニオン重合することによって得られ
る。
この場合、α−(N、N−ジメチルアミノ)−ε−カプ
ロラクタムの含有量が30〜100モル%のものが好ま
しい。α−(N、N−ジメチルアミノ)−ε−カプロラ
クタムの含有量が30モル%未満では溶媒可溶性が劣り
且つ表面処理後の炭素繊維が粗硬になる。また、変性ポ
リアミドの相対粘度は1.5以上で3以下が好ましい。
相対粘度が1.5未満では表面処理後の炭素繊維の収束
性、開城性が劣り、逆に相対粘度が3を超過すると表面
処理液の粘性が増大し、取扱いが困難になる。
なお、本発明における第1次表面処理は、前記変性ポリ
アミドを用いることにより充分その目的を達成するもの
であるが、更にこれを四級化したものは、溶媒可溶性、
特に水溶性が向上するため表面処理剤として好適に利用
し得る。四級化反応方法としては、該変性ポリアミドを
適当な溶媒に溶解させるか又は溶融した後これに四級化
剤を添加する方法、または四級化剤の気相中に変性ポリ
アミドを存在させて反応させる方法などがある。
四級化剤としては塩酸、硫酸、燐酸、蟻酸、酢酸、蓚酸
、フタル酸、アクリル酸などのプロトン酸、及び沃化メ
チル、臭化メチルなどのアルキルハロゲン化合物など通
常のものが使用できる。
以上のような変性ポリアミド化合物は、水、アルコール
などの水溶液に、例えば0.1〜30重1%。
好ましくは0.5〜10重量%の濃度に溶解して、水溶
液の形態で炭素繊維の表面に付与される。勿論、この表
面処理剤に通常添加される助剤などを含有させることは
、何ら差支えない。
炭素繊維表面へ該変性ポリアミド化合物を付着させる方
法は特に限定されるものではなく、通常のデイツプ法、
スプレー法、ローラー法などを採用することができる。
この変性ポリアミド化合物の炭素繊維に対する付着量は
、炭素繊維重量当り固形分で約0.1〜約10重量%、
好ましくは0.5〜5重量%である。この付着量が約0
.1重量%未満では炭素繊維の取扱い性が不充分なため
、複合化時に毛羽が発生したり、断糸したりすることが
あり、逆に約10重i%を超過すると、炭素繊維が粗硬
となり、可撓性に欠ける。
次いで、前記変性ポリアミド化合物を付与された炭素繊
維は、乾燥処理されるが、乾燥温度が200℃を超える
と、変性ポリアミド化合物の熱劣化が生じ易いので、通
常は80−150℃で乾燥するのがよい。
このようにして、水及び(又は)アルコール可溶性の変
性ポリアミド化合物を付与された炭素繊維は、−旦ボビ
ンに巻上げられるが、勿論該表面処理によって炭素繊維
は優れた集束性を示し、毛羽や糸切れなどに対して優れ
た効果を発揮する。
以上の第1次表面処理を受けた炭素繊維は1次に好まし
くは別の工程において、疎水性化合物による第2次表面
処理を受ける。この第2次表面処理における疎水性化合
物としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、ビニ
ルエステル、ウレタンアクリレート、シリコンオイル、
高級脂肪酸及び同金属塩、高級脂肪酸エステル並びに各
種ワックス類が用いられる。
ここでエポキシ樹脂としては公知の各種エポキシ樹脂、
例えば(i)グリシジルエーテル系エポキシ樹脂(ビス
フェノールA、 F、 S系エポキシ樹脂、ノボラック
系エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA系エポキシ樹
脂)、(ii)環式脂肪族エポキシ樹脂、(m)グリシ
ジルエステル系エポキシ樹脂、(iv )グリシジルア
ミン系エポキシ樹脂、(v)複素環式エポキシ樹脂、そ
の他種々のエポキシ樹脂を挙げることができる。
また、高級脂肪酸としては、例えば、ステアリン酸、パ
ルミチン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、ウンデカン酸
、カプリン酸、ペラルゴン酸、カプリル酸、エナント酸
、カプロン酸、酪はなどが挙げられ、また高級脂肪酸金
属塩としてはステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ムなどが挙げられる。
更に、高級脂肪酸エステルとしては例えば、般的なロウ
を挙げることができ、カーナバロウ。
カンデリラロウ、鯨ロウ、セラックロウ、ぬかロウ、出
自ロウ、ミツロウ、モンタンロウ、綿ロウ。
羊毛ロウなどが一般的である。また、純品としては前述
した高級脂肪酸と低級アルコール及び高級アルコールと
の各種エステルが挙げられる。その他グリセリンとのエ
ステルである各種グリセリド、また各種植物油、動物油
である天然油脂、人工油脂も本発明に有効である。また
、ワックスとしては、前述の各種ロウの他ポリエチレン
ワックス、パラフィンワックスなどが挙げられる。これ
らの中でも特に液状疎水性化合物が少量でも吸水率が低
く、また複合材物性への影響が小さいことから好ましい
これらの疎水性化合物は、メタノール、エタノール等の
アルコール類又はアセトン、メチルエチルヶ!−ン等の
ケトン類等の低沸点有機溶媒あるいは適当な乳化剤を組
み合せてエマルジョンの形態で、第1次表面処理された
炭素繊維の表面に付与されろ。この第2次表面処理にお
いては、第1次表面処理による前記変性ポリアミド化合
物のサイジング性能を損なわないために、疎水性化合物
の炭素繊維への付着μは、できる限り少量にすることが
必要であり、特に好ましくは炭素繊維重量当t当り約0
.1〜約1重景%である。
また、この表面処理の方法も特に限定されるものではな
く、通常のデイツプ法、スプレー法、ローラー法などを
採用することができる。
なお、前述の変性ポリアミドと比較的相溶性の良いエポ
キシ樹脂化合物を使用する場合には、変性ポリアミド化
合物と混合し、同時処理することも可能である。
このようにして前記疎水性化合物を炭素繊維に付与する
ことにより、前記変性ポリアミド化合物の本来のサイジ
ング性能を損なうことなしに、炭素繊維の表面の吸湿性
が充分抑制され、保存安定性が向りして、炭素繊維を複
合材料として用いる場合、その成形前に乾燥する必要が
ないものとなる。
以上のように表面処理された炭素繊維は一旦ボビンに巻
き上げられるか、あるいはそのまま連続的に、コンポジ
ット成形工程へ送られる。
本発明の表面処理された炭素繊維は各種71へリックス
樹脂との含浸性にすぐれており、特にポリアミド系樹脂
やポリイミド系樹脂に対して著しい含浸性改善効果があ
る。
このようなポリアミド系樹脂としては通常のナイロン−
6、ナイロン−66、ナイロン−610、ナイロン−1
2、ナイロン4−6などがあるが、更に芳香族ジアミン
と芳香族カルボン酸あるいは芳香族酸塩化物等からつく
られる耐熱性にすぐれた全芳香族ポリアミド、ポリイミ
ド系樹脂があり、例えばポリアミドイミド、ポリエーテ
ルイミド等の熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性のポリイミ
ド、ビスマレイミドなどが挙げられる。
本発明の表面処理された炭素繊維は前記したようにポリ
アミド系及びポリイミド系71−リツクス樹脂との含浸
性、接着性に優れたものであるが。
もちろん他の熱可塑性樹脂系マトリックス樹脂、例えば
ポリフェニレンサルファイド、ポリスルフォン、ポリエ
ーテルスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカー
ボネート等に対しても優れた性能を発揮し、更にはエポ
キシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリフェノール樹
脂などの熱硬化性樹脂系マトリックス樹脂に対しても効
果が発現される。
かかるマトリックス樹脂と炭素繊維とから複合材料を形
成する方法としてはハントレイアップ法、フィラメント
ワインディング法、プルトルージョン法のほか、プリプ
レグ法、プレス・オートクレーブ成形法などの連続繊維
複合材料、シート・モールディング(SMC)法/プレ
ス成形法並びに射出成形θ;などのチョツプド短繊維複
合材料など通常採用される方法があげられる。例えば射
出成形法は。
本発明の表面処理された炭素繊維束をカッターで1〜2
0mmの長さに切り、ナイロンパウダー4fびにペレッ
トとブレンダーで混合した後、押出し機で混練後モール
ド内へ射出、成型し、目的とする成形品を得るものであ
る。
〔発明の効果〕
本発明の表面処理された炭素繊維は、水及び(又は)ア
ルコール可溶性の変性ポリアミド化合物及び疎水性化合
物で表面処理されていることから、該変性ポリアミド化
合物の有する熱可塑性樹脂に対する優れた含浸性、接着
性が充分に発揮される」−に、吸湿性が充分抑制されて
保存安定性に優れており、従って、本発明の表面処理さ
れた炭素繊維を配合した樹脂複合材料は、極めて優れた
機械的性質を有するものとなり、しかもその成形前の乾
燥を必要としないものとなる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 炭素繊維(トレカT−3006に;東し社製)を窒素雰
囲気中で800℃、5時間焼成後、連続的に電解酸化処
理した後、N−メトキシメチル化ナイロン−6の1重M
%メタノール溶液による浸漬処理を行ない、100℃の
乾燥炉を通し、第1次表面処理を行なった。
次に該繊維に、第2次表面処理として、エポキシ樹脂(
エピコート828;シェル化学社製)の0.5本社%ア
セトン?8液による浸漬処理及び乾燥を連続的に行なっ
た。
次いで、該表面処理炭素繊維を一方向に並列的に、1f
flべ、その上ドにナイロン−6(A−103011R
L;ユニチカ製)のシートをサンドイッチ状に重ね合わ
せ、ホットプレスにて260℃、5分間予備加熱、5分
間加圧を行ない、厚み約1m、炭素繊維含、1lIt5
0容M%の複合材料を得た。
曲屈表面処理炭素繊維については、23℃、湿度65%
の恒温室に24時間放置した後、アセトン及びメタノー
ルにて表面処理剤を溶解させ、その溶液の水分含量をカ
ールフィッシャー法により8111定した。また、得ら
れた複合材料について、ボイド率alす定及びASTM
 D−790に曲損し曲げ試験を行なった。
それらの結果を表−1に示す。
実施例2 第1次表面処理の処理剤として、N−メトキシメチル化
ナイロン−6の代わりに、アクリル酸変性Nメトキシメ
チル化ナイロン−6を用いた以外は、実施例1と同様に
して1表面処理炭素繊維を得5且つ複合材料を作製し、
更に表面処理炭素繊維の水分含量測定並びに複合材料の
ボイド率a+IJ定及び曲げ試験を行なった。それらの
結果を表−1に示す。
実施例3〜13 第2次表面処理剤として、エポキシ樹脂の代わりに、シ
リコーンオイルにF−50、同にト“54(以」二信越
化学社製);高級脂肪酸であるステアリン酸、ウンデカ
ンミニ高級脂肪酸金属塩であるステアリン酸亜釦;ロウ
材であるカーナバロウ([]興ファインプロダクト社’
I!2)、モールドウィズ33PA (アクセル社製)
、カッパー[EF5070(衣辺商事社製);ワックス
であるヘキストワックスOP、ヘキストワックスE(以
上ヘキスト社fp5)、1IYPAc907(バレコ社
製)の一つを用いた以外は、実施例1と同様にして、表
面処理炭素繊維を?!) +且つ複合材料を作製し、更
に表面処理炭素繊維の水分含M 8111定並びに複合
材料のボイドl ?Il’l定及び曲げ試験を行なった
。それらの結果を表−1に示す。
実施例14〜16 実施例1で得られた表面処理炭素繊維を、山水技研工業
社製ロービングカッターにて3mm長の短繊維に切断し
、チョツプドファイバーを得た。日本製鋼所社製Tεx
2軸押出機(45mφD)を用い、6−ナイロン(A−
1030BI化;ユニチカ社製)を1段フィーダーから
及び」二記チョツプドファイバーを2段フィーダーから
投入し、炭素繊維/ナイロンコンパウンドペレットを得
た。該コンパウンド12造時、チョツプドファイバーの
フィーダーからの食い込みは良好であり、得られたベレ
ットも気泡等の発泡151象も見られず、良好なコンパ
ウンドが得られた。
得られたコンパウンドを日本製鋼所社製射出成形機J7
5SAにて射出成形し、物性試験用のテストピースを作
製した。得られたテストピースについて、ASTM D
−790に準拠して曲げ試験を行なった。
その結果を表−2に示す。
実施例17〜19 実施例2で得られた表面処理炭素繊維を用いた以外は、
実施例14〜16と同様にして、炭素繊維/ナイロンコ
ンパウンドペレッ1−を7:?、そのテストピースを作
製して曲げ試験を行なった。その結果を表−2に示す。
実施例20〜22 実施例5で得られた表面処理炭素繊維を用いた以外は、
実施例14〜16と同様にして、炭素繊維/ナイロンコ
ンパウンドペレットを得、そのテストピースを作製して
illロブ試験を行なった。その結果を表−2に示す。
実施例23 ビスマレイミド(BTレジンIIT2562F;三菱瓦
斯化学社製)を、実施例1で得られた表面処理炭素繊維
に含浸させ、プレス成形にて180℃で3時間及び24
0℃で3時間硬化させ、一方向積層板を得た。得られた
積層板ついての物性d1り定結果は、Vf=58.5%
ボイド率0.1%、曲げ強度178kg#++m 、 
III口ず弾性率13.8ton/mm”であった。
実施例24 6−ナイロンの代わりにポリエーテルイミド(ウレテム
2100;GE社製)を用いた以外は、実施例14と同
様にしてチョブドファイバーとのコンパウンドを得た。
以後、実施例14と同様にしてテストピースを作製し、
その物性をal’l定したところ、vf=;30%。
曲げ強度38 、0 kg / mm 、曲げ弾性率2
 、140 kg / rttn 2であった。
比較例1 実施例1における第2次表面処理を行なわなかった以外
は、実施例1と同様にして、表面処理炭素繊維をtj)
、且つ複合材料を作製し、更に表面処理炭素繊維の水分
含量測定並びに複合材料のボイドrs g+++定及び
曲げ試験を行なった。それらの結果を表−1に示す。
比較例2 実施例2における第2次表面処理を行なわなかった以外
は、実施例2と同様にして、表面処理炭素[維を得、且
つ複合材料を作製し、更に表面処理炭素繊維の水分含量
811定並びに複合材料のボイド率41す定及び曲げ試
験を行なった。それらの結果を表−1に示す。
比較例3 第2次表面処理を、シリコーンオイルにF2Oの0.5
重1げセトン溶液の代わりに、同KF50の5.5重パ
%アセトン溶液を用いて行なった以外は、実施例3と同
様にして、表面処理炭素繊維を得、且つ複合材料を作製
し、更に表面処理炭素繊維の水分含量測定並びに複合材
料のボイド率測定及び曲げ試験を行なった。それらの結
果を表−1に示す。
比較例4 実施例1における第2次表面処理を行なわなかった以外
は、実施例1と同様にして表面処理炭素繊維を得た。次
に該表面処理炭素繊維を用いて、実施例15と同様にし
て、炭素繊維/ナイロンコンパウンドペレットを得、そ
のテストピースを作製して111[げ試験を行なった。
その結果を表−2に示す。
比較例5 実施例2における第2次表面処理を行なわなかった以外
は、実施例2と同様にして表面処理炭素繊維を得た。次
に該表面処理炭素繊維を用いて、実施例18と同様にし
て、炭素繊維/ナイロンコンパウンドペレッ1−を得、
そのテストピースを作製して曲げ試験を行なった。その
結果を表−2に示す。
表−1及び表−2の結果から1本発明の表面処理された
炭素繊維は吸湿性が充分抑制されて保存安定性に優れて
おり、且つ該炭素繊維を配合した樹脂複合材料は極めて
優れた機械的性質を有することが判る。
特許出願人 東亜燃料工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水及び(又は)アルコール可溶性の変性ポリアミ
    ド化合物及び疎水性化合物で表面処理したことを特徴と
    する炭素繊維。
JP19004688A 1988-07-29 1988-07-29 表面処理された炭素繊維 Pending JPH0284577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19004688A JPH0284577A (ja) 1988-07-29 1988-07-29 表面処理された炭素繊維

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