JPH028621B2 - - Google Patents
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- JPH028621B2 JPH028621B2 JP13985381A JP13985381A JPH028621B2 JP H028621 B2 JPH028621 B2 JP H028621B2 JP 13985381 A JP13985381 A JP 13985381A JP 13985381 A JP13985381 A JP 13985381A JP H028621 B2 JPH028621 B2 JP H028621B2
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- polyamide
- poly
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【発明の詳細な説明】
ポリ(エチレングリコール)をポリオキシメチ
レンに加え、熔融粘度を低くし得ることは公知で
ある(特公昭37−8816号)。これは分解の原因に
なるような高温における加工を避けるために行な
われる。しかしこの方法はあまり有用でない。何
故ならば市販のポリ(エチレングリコール)は不
純物を含み、公知のポリオキシメチレン安定剤、
例えばアルサツプ(Alsup)及びリンドヴイツグ
(Lindvig)の米国特許第2993025号記載の如きも
のと共に用いると、安定化が失なわれる。 熱的安定性を改善するためのポリオキシメチレ
ンに対する公知安定剤は融点が220℃以下の超ポ
リアミドである。ポリオキシメチレンを熱的に安
定化させる目的でもつと高温で軟化するポリアミ
ドを用いる方法がジヨンソン(Johnson)の米国
特許第4098843号に記載されている。この方法に
おいてはこれらの高温で軟化するポリアミドを用
いると成形型の沈着物も減少する。高温で軟化す
るポリアミドは適当な担体樹脂中に予め分散し、
ポリオキシメチレン中に分散する場合の粒径を小
さくする。 現在当業界において、型及びダイスの沈着物、
表面の外観、及び最終的には物理的性質に対する
悪影響を有するようにポリアミド安定剤の量を増
加させることなく、ポリ(エチレングリコール)
をポリオキシメチレンに加えた場合の安定化が悪
化する問題をいかに解決するかを示唆したものは
ない。米国特許第4098843号においては、米国特
許第2993025号以上の利点が安定化に対して得ら
れることが示されているが、実際には担体樹脂が
存在するために同等な安定化を得るために大量の
添加剤を加える必要がある。 ポリ(エチレングリコール)が存在する場合に
この不安定化の効果をもたないポリオキシメチレ
ン成形用配合物を得ることが望ましい。 本発明によれば熱的安定性を得る上で比較的大
量の工業用ポリ(エチレングリコール)が存在す
る場合、少量の予め分散させたポリアミド安定剤
が驚くべき程有効であることが見出された。本発
明を用いれば表面の品質及び他の性質の悪化を招
くような大量の添加剤を用いることなく、予備分
散した安定剤の成形型の沈着物に関する利点が保
持される。本発明の驚くべき予想外の特徴はポリ
(エチレングリコール)対ポリアミドの比が高く、
同時に配合物の良好な安定性が保持されることで
ある。換言すれば、ある与えられたポリ(エチレ
ングリコール)の添加量に対し、驚くべきことに
は、担体樹脂中に予めポリアミドが分散されてい
ない場合に比べ、予め分散されたポリアミドの量
が著しく低い場合でも優れた安定化が得られる。 さらに詳細に述べれば、本発明の組成物は (a) ポリオキシメチレン (b) 配合物の0.1〜10%、好ましくは0.5〜5重量
%のポリ(エチレングリコール)、及び (c) 配合物の0.15〜3%、好ましくは0.4〜2.0重
量%の担体樹脂中にポリアミドを含む分散物 から実質的に成り、該ポリアミドは分散物中で約
10〜50重量%をなし、約5μ以下の粒径の粒子と
して担体樹脂中に存在し、担体樹脂はオキシメチ
レン重合体に対して不活性であり、その融点はオ
キシメチレン重合体の融点以下であることを特徴
とするポリオキシメチレン配合物である。 本発明に用い得るオキシメチレン重合体の中に
は当業界公知の広範囲の均質重合体及び共重合体
が含まれる。これらの重合体は一般にフオルムア
ルデヒドの付加重合体であり、末端部分以外の重
合鎖は一般式 −(CH2−O)o− の一連のメチレン−酸素結合を有しており、茲に
nは少くとも500の整数である。重合鎖はまた一
般式 の部分から成り、茲にmは1〜5の整数、R1及
びR2は不活性置換基であり重合体中における望
ましくない反応を起すものではない。重合鎖のこ
のような付加的な成分は反覆単位の少数部分であ
り、その割合はオキシメチレン反覆単位の好まし
くは40%以下、特に好ましくは5%より少ない。 本発明において用いられるポリ(エチレングリ
コール)は公知の市販材料である。その分子量は
100〜数百である。その一つの例としては「カー
ボワツクス(Carbowax)」なる商品名のものが
挙げられる。安定化を悪くして熱的安定性を損う
不純物は確実には知られていないが、エチレンオ
キサイドの重合に用いられる触媒の残渣であるか
も知れない。ポリオキシメチレン配合物中に市販
のポリ(エチレングリコール)を用いることは経
済的に有利である。精製したポリ(エチレングリ
コール)は本発明の要求を満しているが、価格が
高い。 ポリアミドは組成及び分子量が広く変ることが
できる。ポリアミドはカルボキシアミド結合 が重合鎖の一体的な部分と構成する当業界公知の
多くの高分子ポリアミドから選ばれる。これらの
ポリアミドは好ましくはカルボキシアミド結合中
のRが水素、アルキル又はアルコキシ基である。
ポリアミドの分子量は広く変えることができ、重
合度は約50〜500である。 安定化用のポリアミドを分散させる特定の重合
体担体樹脂はオキシメチレン重合体の加工温度以
下で熔融し、オキシメチレン重合体に対し不活性
であるように選ばれなければならない。加工温度
は典型的には約170゜〜240℃であるが、好ましく
は190゜〜220℃である。さらにポリアミドの分散
物を満足につくるためには、担体樹脂はその分解
温度がポリアミドの融点よりも高くなければなら
ない。この指針の範囲内において当業界の専門家
には明らかな如く広範囲の担体樹脂を用いること
ができる。このような担体樹脂の中には例えばポ
リエチレン、及びエチレンとメチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、ビニルアセテート、ア
クリロニトリル、一酸化炭素、又はメチルメタク
リレートとの共重合体、特に約15〜30重量%のメ
チルメタクリレートを含み、熔融係数が約0.5〜
100、好ましくは約2〜20のエチレン/メチルア
クリレート共重合体が含まれる。担体樹脂として
用いることができるさらに他の材料の中にはメタ
クリレート及びアクリレート重合体、例えばエチ
ルアクリレートを約4〜15%含むポリメチルメタ
クリレート、ポリエステル共重合体、ポリエーテ
ルエステル、ポリスチレン、スチレン/アクリロ
ニトリル共重合体、ポリエチレンオキサイド及び
これらの重合体の2種以上の混合物が含まれる。 本発明の組成物をつくる場合、先ずポリアミド
と担体樹脂とを両方の融点より高い温度において
配合する。一般にこれらの成分を当業界公知の高
剪断混合機において混合し、ポリアミドを微粒子
として担体樹脂中に分散させる。ポリアミドは約
5μ以下、好ましくは約2μ以下に微粒化しなけれ
ばならない。ポリアミド/担体樹脂は約10〜50重
量%、好ましくは約25〜40重量%のポリアミドを
含まなければならない。 担体樹脂及びポリアミド安定剤の混合物をつく
るには、分散したポリアミドの粒径が必要な程度
に小さいものが得られる限り任意の便利な装置を
用いることができる。一つの好適な配合方法にお
いては、ポリアミド及び担体樹脂の粒子を先ず乾
式配合した後高剪断二重スクリユー押出機中にお
いて熔融押出しし、次いで押出したストランドを
切断する。 次にポリアミド/担体樹脂配合物をオキシメチ
レン重合体及びポリ(エチレングリコール)と、
オキシメチレン重合体及び担体樹脂の融点より高
く、ポリアミドの融点より低い温度で混合し、オ
キシメチレン配合物中にポリアミドが実質的に均
一に分散した分散物を得る。ポリアミド/担体樹
脂配合物の使用量はオキシメチレン重合体及びポ
リ(エチレングリコール)の使用量及び所望の安
定度に依存して変化する。しかし一般にポリアミ
ド/担体樹脂は最終生成物の約0.15〜3、好まし
くは約0.4〜2.0重量%から成つている。 顔料、酸化防止剤等のような種々の添加物を調
合の種々の段階において本発明の組成物に含ませ
ることができる。例えば相容化剤をポリアミド及
び担体樹脂の配合物に、一般的にはポリアミド/
担体樹脂の分散物の約0.5〜30重量%になるよう
に混入することができる。担体樹脂としてエチレ
ン重合体又は共重合体を用いる場合には、次のよ
うな種々の相容化剤を加えることが有利である。
即ちアクリル酸及びメタクリル酸とエチレンとの
共重合体で、アルカリ又はアルカリ土類金属、例
えば亜鉛で部分的に中和されたもの;これらの部
分的に中和された化合物の低分子量ポリアミドに
よるグラフト共重合体;並びにフマル酸、マレイ
ン酸及びマレイン酸水素エチルで熱的にグラフト
化したエチレン−プロピレン重合体。担体樹脂が
メタクリレート又はアクリレート重合体の場合に
は、特に適当な相容化剤としては酸性又は塩基性
の官能基を有するメタクリレート又はアクリレー
ト共重合体が含まれる。 本発明の組成物は成形により多様な成形品をつ
くるのに用いることができる。 下記実施例により本発明を例示するが、これら
実施例において特記しない限りすべての割合は重
量による。 実施例 調合法 第1表の組成物は各成分を乾式配合してこの混
合物を表記の種類の実験室用押出機に供給するこ
とによりつくつた。熔融した押出物はリボンの形
であり、これを急冷し、切断し、乾燥した後に安
定化係数を決定した。第1表にpp(予備分散した
ポリアミド)と表示した。安定剤の分散物は成分
を混合した後に、一緒に回転する自己払拭性の二
重スクリユー押出機を通して押出した。切断した
予備分散安定剤生成物をポリオキシメチレン組成
物に用いた。この方法はジヨンソンの米国特許第
4098843号記載の方法によるものであり、ポリア
ミドの粒径の測定法は該特許に記載されている。 配合物の熱的安定性は259℃で発生するガスの
容積を測定した。0.5gの試料を30分間窒素雰囲
気中において較正した注射器中で259℃に加熱し
た。5分〜30分の間隔中発生するガスの容積を用
い熱的安定性の目安とする。 下記第1表には本発明の組成物(表中の実施例
1〜4)の熱的安定性の結果、を示し、これらの
結果を対照組成物(表中の対照例A〜I)で得ら
れた結果と比較した。結果の考察を次に行なう。 第1表の組成物A〜Dは、酸化防止剤及び/又
は市販のポリ(エチレングリコール)を含み又は
含まないポリオキシメチレンの安定性係数(SI)
が24〜36の範囲にあることを示している。組成物
Eはポリ(エチレングリコール)を含まないポリ
オキシメチレンに米国特許第2993025号記載の安
定剤(66/610/6ポリアミド)を加えたもので
ある。SIは約9に低下している。組成物Fはポリ
(エチレングリコール)を含まないポリオキシメ
チレンに米国特許第4098843号記載の予備分散し
たポリアミド(pp)を加えたものである。SIは
約7に低下する。従つて組成物E及びFはポリ
(エチレングリコール)が存在しない時にポリア
ミドを添加する効果を示すものである。組成物G
は工業用ポリ(エチレングリコール)を、米国特
許第2993025号記載の66/610/6ナイロン安定剤
を含むポリオキシメチレンに加えた場合、SIが約
9から20に増加することでわかるように熱的安定
性の著しい低下が起る。他方ポリ(エチレングリ
コール)が存在する場合、予備分散させたポリア
ミド(pp)を米国特許第2993025号記載のポリア
ミド濃度よりも著しく低濃度で加えた場合、発明
の実施例である組成物1によつてわかるようにSI
は著しく低い11.5になる。組成物1ではppは0.45
重量%存在している。ポリアミドはppの僅かに
約1/3であり、従つてポリアミドの濃度は実際上
僅かに0.15重量%である。従つて組成物1のポリ
アミド濃度は組成物Gの僅かに1/5に過ぎないが、
優れた熱的安定性をもつた製品が得られる。 ポリアミドは酸及びフオルムアルデヒドの洗滌
剤として作用すると信じられている。何故なら
ば、これらの分解生成物とポリアミドのアミド官
能基とが相互作用をするからである。pp安定剤
中のアミド官能基は遥かに低濃度であるため、ポ
リ(エチレングリコール)による変性の場合のよ
うに安定性が疑わしい場合には、66/610/6よ
りも推奨するわけにはゆかない。これに反し、
pp安定剤は同じ安定剤の濃度及びポリ(エチレ
ングリコール)の濃度においても、1/3のポリア
ミドしかないために効果が少ないと思われる。 組成物Hは66/610/6安定剤及びポリ(エチ
レングリコール)を含むポリオキシメチレンに
EMAを加えたものである。SIが著しく変化しな
いことは、ppの驚くべき有効な安定化の原因と
なるのは担体樹脂ではないことを示している。本
発明の実施例である組成物2は2種の安定剤を組
合わせたものであり、66/610/6安定剤が存在
する場合ppが有効なことを示している。 組成物3及び4、並びにIは上述の組成物に用
いたものより低分子量のポリオキシメチレンを含
んでいる。組成物Iは66/610/6安定剤0.75%
とポリ(エチレングリコール)1.1%の組合わせ
を含み、SIは約18である。組成物3はIと同様で
あるが、66/610/6安定剤の代りに0.45%のpp
を用いている。これも僅かに1/5しかポリアミド
を含んでいない。この場合も熱的安定性に優れた
改善が見られ、SIは11である。組成物4において
は、ポリ(エチレングリコール)の濃度は3.0%
に増加し、ppは1.3%であつて、ポリアミド0.43
%に相当する。ポリ(エチレングリコール)の量
は砲んど3倍であり、ポリアミドの量は対照例I
の半分であるにも拘らず、組成物4のppシステ
ムは組成物IよりもSIが著しく低く、18に対し約
11である。 【表】
レンに加え、熔融粘度を低くし得ることは公知で
ある(特公昭37−8816号)。これは分解の原因に
なるような高温における加工を避けるために行な
われる。しかしこの方法はあまり有用でない。何
故ならば市販のポリ(エチレングリコール)は不
純物を含み、公知のポリオキシメチレン安定剤、
例えばアルサツプ(Alsup)及びリンドヴイツグ
(Lindvig)の米国特許第2993025号記載の如きも
のと共に用いると、安定化が失なわれる。 熱的安定性を改善するためのポリオキシメチレ
ンに対する公知安定剤は融点が220℃以下の超ポ
リアミドである。ポリオキシメチレンを熱的に安
定化させる目的でもつと高温で軟化するポリアミ
ドを用いる方法がジヨンソン(Johnson)の米国
特許第4098843号に記載されている。この方法に
おいてはこれらの高温で軟化するポリアミドを用
いると成形型の沈着物も減少する。高温で軟化す
るポリアミドは適当な担体樹脂中に予め分散し、
ポリオキシメチレン中に分散する場合の粒径を小
さくする。 現在当業界において、型及びダイスの沈着物、
表面の外観、及び最終的には物理的性質に対する
悪影響を有するようにポリアミド安定剤の量を増
加させることなく、ポリ(エチレングリコール)
をポリオキシメチレンに加えた場合の安定化が悪
化する問題をいかに解決するかを示唆したものは
ない。米国特許第4098843号においては、米国特
許第2993025号以上の利点が安定化に対して得ら
れることが示されているが、実際には担体樹脂が
存在するために同等な安定化を得るために大量の
添加剤を加える必要がある。 ポリ(エチレングリコール)が存在する場合に
この不安定化の効果をもたないポリオキシメチレ
ン成形用配合物を得ることが望ましい。 本発明によれば熱的安定性を得る上で比較的大
量の工業用ポリ(エチレングリコール)が存在す
る場合、少量の予め分散させたポリアミド安定剤
が驚くべき程有効であることが見出された。本発
明を用いれば表面の品質及び他の性質の悪化を招
くような大量の添加剤を用いることなく、予備分
散した安定剤の成形型の沈着物に関する利点が保
持される。本発明の驚くべき予想外の特徴はポリ
(エチレングリコール)対ポリアミドの比が高く、
同時に配合物の良好な安定性が保持されることで
ある。換言すれば、ある与えられたポリ(エチレ
ングリコール)の添加量に対し、驚くべきことに
は、担体樹脂中に予めポリアミドが分散されてい
ない場合に比べ、予め分散されたポリアミドの量
が著しく低い場合でも優れた安定化が得られる。 さらに詳細に述べれば、本発明の組成物は (a) ポリオキシメチレン (b) 配合物の0.1〜10%、好ましくは0.5〜5重量
%のポリ(エチレングリコール)、及び (c) 配合物の0.15〜3%、好ましくは0.4〜2.0重
量%の担体樹脂中にポリアミドを含む分散物 から実質的に成り、該ポリアミドは分散物中で約
10〜50重量%をなし、約5μ以下の粒径の粒子と
して担体樹脂中に存在し、担体樹脂はオキシメチ
レン重合体に対して不活性であり、その融点はオ
キシメチレン重合体の融点以下であることを特徴
とするポリオキシメチレン配合物である。 本発明に用い得るオキシメチレン重合体の中に
は当業界公知の広範囲の均質重合体及び共重合体
が含まれる。これらの重合体は一般にフオルムア
ルデヒドの付加重合体であり、末端部分以外の重
合鎖は一般式 −(CH2−O)o− の一連のメチレン−酸素結合を有しており、茲に
nは少くとも500の整数である。重合鎖はまた一
般式 の部分から成り、茲にmは1〜5の整数、R1及
びR2は不活性置換基であり重合体中における望
ましくない反応を起すものではない。重合鎖のこ
のような付加的な成分は反覆単位の少数部分であ
り、その割合はオキシメチレン反覆単位の好まし
くは40%以下、特に好ましくは5%より少ない。 本発明において用いられるポリ(エチレングリ
コール)は公知の市販材料である。その分子量は
100〜数百である。その一つの例としては「カー
ボワツクス(Carbowax)」なる商品名のものが
挙げられる。安定化を悪くして熱的安定性を損う
不純物は確実には知られていないが、エチレンオ
キサイドの重合に用いられる触媒の残渣であるか
も知れない。ポリオキシメチレン配合物中に市販
のポリ(エチレングリコール)を用いることは経
済的に有利である。精製したポリ(エチレングリ
コール)は本発明の要求を満しているが、価格が
高い。 ポリアミドは組成及び分子量が広く変ることが
できる。ポリアミドはカルボキシアミド結合 が重合鎖の一体的な部分と構成する当業界公知の
多くの高分子ポリアミドから選ばれる。これらの
ポリアミドは好ましくはカルボキシアミド結合中
のRが水素、アルキル又はアルコキシ基である。
ポリアミドの分子量は広く変えることができ、重
合度は約50〜500である。 安定化用のポリアミドを分散させる特定の重合
体担体樹脂はオキシメチレン重合体の加工温度以
下で熔融し、オキシメチレン重合体に対し不活性
であるように選ばれなければならない。加工温度
は典型的には約170゜〜240℃であるが、好ましく
は190゜〜220℃である。さらにポリアミドの分散
物を満足につくるためには、担体樹脂はその分解
温度がポリアミドの融点よりも高くなければなら
ない。この指針の範囲内において当業界の専門家
には明らかな如く広範囲の担体樹脂を用いること
ができる。このような担体樹脂の中には例えばポ
リエチレン、及びエチレンとメチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、ビニルアセテート、ア
クリロニトリル、一酸化炭素、又はメチルメタク
リレートとの共重合体、特に約15〜30重量%のメ
チルメタクリレートを含み、熔融係数が約0.5〜
100、好ましくは約2〜20のエチレン/メチルア
クリレート共重合体が含まれる。担体樹脂として
用いることができるさらに他の材料の中にはメタ
クリレート及びアクリレート重合体、例えばエチ
ルアクリレートを約4〜15%含むポリメチルメタ
クリレート、ポリエステル共重合体、ポリエーテ
ルエステル、ポリスチレン、スチレン/アクリロ
ニトリル共重合体、ポリエチレンオキサイド及び
これらの重合体の2種以上の混合物が含まれる。 本発明の組成物をつくる場合、先ずポリアミド
と担体樹脂とを両方の融点より高い温度において
配合する。一般にこれらの成分を当業界公知の高
剪断混合機において混合し、ポリアミドを微粒子
として担体樹脂中に分散させる。ポリアミドは約
5μ以下、好ましくは約2μ以下に微粒化しなけれ
ばならない。ポリアミド/担体樹脂は約10〜50重
量%、好ましくは約25〜40重量%のポリアミドを
含まなければならない。 担体樹脂及びポリアミド安定剤の混合物をつく
るには、分散したポリアミドの粒径が必要な程度
に小さいものが得られる限り任意の便利な装置を
用いることができる。一つの好適な配合方法にお
いては、ポリアミド及び担体樹脂の粒子を先ず乾
式配合した後高剪断二重スクリユー押出機中にお
いて熔融押出しし、次いで押出したストランドを
切断する。 次にポリアミド/担体樹脂配合物をオキシメチ
レン重合体及びポリ(エチレングリコール)と、
オキシメチレン重合体及び担体樹脂の融点より高
く、ポリアミドの融点より低い温度で混合し、オ
キシメチレン配合物中にポリアミドが実質的に均
一に分散した分散物を得る。ポリアミド/担体樹
脂配合物の使用量はオキシメチレン重合体及びポ
リ(エチレングリコール)の使用量及び所望の安
定度に依存して変化する。しかし一般にポリアミ
ド/担体樹脂は最終生成物の約0.15〜3、好まし
くは約0.4〜2.0重量%から成つている。 顔料、酸化防止剤等のような種々の添加物を調
合の種々の段階において本発明の組成物に含ませ
ることができる。例えば相容化剤をポリアミド及
び担体樹脂の配合物に、一般的にはポリアミド/
担体樹脂の分散物の約0.5〜30重量%になるよう
に混入することができる。担体樹脂としてエチレ
ン重合体又は共重合体を用いる場合には、次のよ
うな種々の相容化剤を加えることが有利である。
即ちアクリル酸及びメタクリル酸とエチレンとの
共重合体で、アルカリ又はアルカリ土類金属、例
えば亜鉛で部分的に中和されたもの;これらの部
分的に中和された化合物の低分子量ポリアミドに
よるグラフト共重合体;並びにフマル酸、マレイ
ン酸及びマレイン酸水素エチルで熱的にグラフト
化したエチレン−プロピレン重合体。担体樹脂が
メタクリレート又はアクリレート重合体の場合に
は、特に適当な相容化剤としては酸性又は塩基性
の官能基を有するメタクリレート又はアクリレー
ト共重合体が含まれる。 本発明の組成物は成形により多様な成形品をつ
くるのに用いることができる。 下記実施例により本発明を例示するが、これら
実施例において特記しない限りすべての割合は重
量による。 実施例 調合法 第1表の組成物は各成分を乾式配合してこの混
合物を表記の種類の実験室用押出機に供給するこ
とによりつくつた。熔融した押出物はリボンの形
であり、これを急冷し、切断し、乾燥した後に安
定化係数を決定した。第1表にpp(予備分散した
ポリアミド)と表示した。安定剤の分散物は成分
を混合した後に、一緒に回転する自己払拭性の二
重スクリユー押出機を通して押出した。切断した
予備分散安定剤生成物をポリオキシメチレン組成
物に用いた。この方法はジヨンソンの米国特許第
4098843号記載の方法によるものであり、ポリア
ミドの粒径の測定法は該特許に記載されている。 配合物の熱的安定性は259℃で発生するガスの
容積を測定した。0.5gの試料を30分間窒素雰囲
気中において較正した注射器中で259℃に加熱し
た。5分〜30分の間隔中発生するガスの容積を用
い熱的安定性の目安とする。 下記第1表には本発明の組成物(表中の実施例
1〜4)の熱的安定性の結果、を示し、これらの
結果を対照組成物(表中の対照例A〜I)で得ら
れた結果と比較した。結果の考察を次に行なう。 第1表の組成物A〜Dは、酸化防止剤及び/又
は市販のポリ(エチレングリコール)を含み又は
含まないポリオキシメチレンの安定性係数(SI)
が24〜36の範囲にあることを示している。組成物
Eはポリ(エチレングリコール)を含まないポリ
オキシメチレンに米国特許第2993025号記載の安
定剤(66/610/6ポリアミド)を加えたもので
ある。SIは約9に低下している。組成物Fはポリ
(エチレングリコール)を含まないポリオキシメ
チレンに米国特許第4098843号記載の予備分散し
たポリアミド(pp)を加えたものである。SIは
約7に低下する。従つて組成物E及びFはポリ
(エチレングリコール)が存在しない時にポリア
ミドを添加する効果を示すものである。組成物G
は工業用ポリ(エチレングリコール)を、米国特
許第2993025号記載の66/610/6ナイロン安定剤
を含むポリオキシメチレンに加えた場合、SIが約
9から20に増加することでわかるように熱的安定
性の著しい低下が起る。他方ポリ(エチレングリ
コール)が存在する場合、予備分散させたポリア
ミド(pp)を米国特許第2993025号記載のポリア
ミド濃度よりも著しく低濃度で加えた場合、発明
の実施例である組成物1によつてわかるようにSI
は著しく低い11.5になる。組成物1ではppは0.45
重量%存在している。ポリアミドはppの僅かに
約1/3であり、従つてポリアミドの濃度は実際上
僅かに0.15重量%である。従つて組成物1のポリ
アミド濃度は組成物Gの僅かに1/5に過ぎないが、
優れた熱的安定性をもつた製品が得られる。 ポリアミドは酸及びフオルムアルデヒドの洗滌
剤として作用すると信じられている。何故なら
ば、これらの分解生成物とポリアミドのアミド官
能基とが相互作用をするからである。pp安定剤
中のアミド官能基は遥かに低濃度であるため、ポ
リ(エチレングリコール)による変性の場合のよ
うに安定性が疑わしい場合には、66/610/6よ
りも推奨するわけにはゆかない。これに反し、
pp安定剤は同じ安定剤の濃度及びポリ(エチレ
ングリコール)の濃度においても、1/3のポリア
ミドしかないために効果が少ないと思われる。 組成物Hは66/610/6安定剤及びポリ(エチ
レングリコール)を含むポリオキシメチレンに
EMAを加えたものである。SIが著しく変化しな
いことは、ppの驚くべき有効な安定化の原因と
なるのは担体樹脂ではないことを示している。本
発明の実施例である組成物2は2種の安定剤を組
合わせたものであり、66/610/6安定剤が存在
する場合ppが有効なことを示している。 組成物3及び4、並びにIは上述の組成物に用
いたものより低分子量のポリオキシメチレンを含
んでいる。組成物Iは66/610/6安定剤0.75%
とポリ(エチレングリコール)1.1%の組合わせ
を含み、SIは約18である。組成物3はIと同様で
あるが、66/610/6安定剤の代りに0.45%のpp
を用いている。これも僅かに1/5しかポリアミド
を含んでいない。この場合も熱的安定性に優れた
改善が見られ、SIは11である。組成物4において
は、ポリ(エチレングリコール)の濃度は3.0%
に増加し、ppは1.3%であつて、ポリアミド0.43
%に相当する。ポリ(エチレングリコール)の量
は砲んど3倍であり、ポリアミドの量は対照例I
の半分であるにも拘らず、組成物4のppシステ
ムは組成物IよりもSIが著しく低く、18に対し約
11である。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) ポリオキシメチレン (b) 配合物の0.1〜10%のポリ(エチレングリコ
ール)、及び (c) 配合物の0.15〜3%の担体樹脂中にポリアミ
ドを含む分散物 から実質的に成り、該ポリアミドは分散物中で約
10〜50重量%をなし、約5μ以下の粒径の粒子と
して担体樹脂中に存在し、担体樹脂はオキシメチ
レン重合体に対して不活性であり、その融点はオ
キシメチレン重合体の融点以下であることを特徴
とするポリオキシメチレン配合物。 2 ポリオキシメチレンは均質重合体である特許
請求の範囲第1項記載の配合物。 3 ポリ(エチレングリコール)は配合物の0.5
〜5重量%の量で存在する特許請求の範囲第1又
は2項記載の配合物。 4 担体樹脂中にポリアミドを含む分散物は配合
物の0.4〜2.0重量%の量で存在する特許請求の範
囲第1又は2項記載の配合物。 5 担体樹脂中にポリアミドを含む分散物は配合
物の0.4〜2.0重量%の量で存在する特許請求の範
囲第3項記載の配合物。 6 ポリ(エチレングリコール)は配合物の0.5
〜5重量%の量で存在する特許請求の範囲第4項
記載の配合物。 7 担体樹脂はエチレンの共重合体である特許請
求の範囲第5項記載の配合物。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US18540980A | 1980-09-09 | 1980-09-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57111345A JPS57111345A (en) | 1982-07-10 |
| JPH028621B2 true JPH028621B2 (ja) | 1990-02-26 |
Family
ID=22680849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13985381A Granted JPS57111345A (en) | 1980-09-09 | 1981-09-07 | Polyoxymethylene blend |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57111345A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2606542B2 (ja) * | 1993-01-20 | 1997-05-07 | 旭化成工業株式会社 | ポリオキシメチレン樹脂組成物 |
-
1981
- 1981-09-07 JP JP13985381A patent/JPS57111345A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57111345A (en) | 1982-07-10 |
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