JPH028739B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH028739B2 JPH028739B2 JP59189198A JP18919884A JPH028739B2 JP H028739 B2 JPH028739 B2 JP H028739B2 JP 59189198 A JP59189198 A JP 59189198A JP 18919884 A JP18919884 A JP 18919884A JP H028739 B2 JPH028739 B2 JP H028739B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glutamic acid
- cells
- blood
- acid ester
- bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
(a) 発明の技術分野
本発明は、アミノ酸重合体を内表面に有するこ
とにより、細胞が付着しにくいことを特徴とする
血液バツグに関するものである。 血液バツグとは輸血用の血液を保存する袋状容
器である。 (b) 従来技術の説明 従来、血液バツグは、シリコーンゴム、ポリウ
レタン、ポリ塩化ビニル等の合成高分子材料を用
いて作製されているが、これらの材料を用いた血
液バツグでは、その材料表面に細胞が付着し、血
液の組成が変化する。したがつて、血液バツグに
おいては細胞の付着しない材料が求められてい
る。 (c) 発明の目的 本発明は上記の問題を、グルタミン酸エステル
単独重合体を用いることにより、細胞付着の少な
い血液バツグを提供することを目的とする。 (d) 発明の構成 本発明者は細胞の付着しにくい性質を有する材
料について種々研究を重ねたところ、グルタミン
酸エステル単独重合体は、細胞を著しく付着させ
ない性質を有しており、血液バツグとして好適で
あることを見い出し、本発明を完成するに到つ
た。 即ち、本発明の血液バツグは、グルタミン酸エ
ステル単独重合体を目的とする形状に成型して得
るか、あるいはあらかじめ他の高分子材料で目的
とする形状に成型した後、その内表面にグルタミ
ン酸エステル単独重合体を塗布して得る。 本発明のアミノ酸重合体構成素材としてのアミ
ノ酸は、D体、L体、ラセミ体でもよい。グルタ
ミン酸エステルとしては、グルタミン酸のアルキ
ル及びアリールエステルが包含され、その分子量
は、バツグの表面に塗布する場合、少なくとも
5000以上なければならず、また、グルタミン酸エ
ステル重合体自体でバツグを成型する場合、少な
くとも70000以上でなければならない。 (e) 発明の実施例 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。 実施例 1 グルタミン酸ベンジル単独重合体のジオキサン
溶液をガラス板上に流延し、風乾して皮膜(膜厚
約0.05mm)を得た。この皮膜をエタノールでソツ
クスレー抽出を行つた後、乾燥した。 実施例 2 グルタミン酸ベンジル単独重合体のジオキサン
溶液のかわりに、グルタミン酸メチル単独重合体
のジクロルエタン溶液を用いた以外は実施例1と
同様にして皮膜を得た。 実施例 3 実施例1及び実施例2で得た皮膜上で、人由来
の上皮性細胞を含む培養液(約10万個/ml)を接
触させたまま、炭酸ガス濃度5%、湿度100%、
37℃の部屋に静置した。17時間後、皮膜をリン酸
緩衝液でかるく洗浄し、皮膜上に付着している細
胞の量を核染色法により定量した。比較のため、
血液バツグに使用されているポリ塩化ビニル、標
準試料として市販の細胞培養シートを用いて、同
様の細胞付着試験を行つた。皮膜に付着した細胞
の量を、標準試料に付着した細胞の量で割ること
により、細胞付着率を求め、その結果を第1表に
示す。
とにより、細胞が付着しにくいことを特徴とする
血液バツグに関するものである。 血液バツグとは輸血用の血液を保存する袋状容
器である。 (b) 従来技術の説明 従来、血液バツグは、シリコーンゴム、ポリウ
レタン、ポリ塩化ビニル等の合成高分子材料を用
いて作製されているが、これらの材料を用いた血
液バツグでは、その材料表面に細胞が付着し、血
液の組成が変化する。したがつて、血液バツグに
おいては細胞の付着しない材料が求められてい
る。 (c) 発明の目的 本発明は上記の問題を、グルタミン酸エステル
単独重合体を用いることにより、細胞付着の少な
い血液バツグを提供することを目的とする。 (d) 発明の構成 本発明者は細胞の付着しにくい性質を有する材
料について種々研究を重ねたところ、グルタミン
酸エステル単独重合体は、細胞を著しく付着させ
ない性質を有しており、血液バツグとして好適で
あることを見い出し、本発明を完成するに到つ
た。 即ち、本発明の血液バツグは、グルタミン酸エ
ステル単独重合体を目的とする形状に成型して得
るか、あるいはあらかじめ他の高分子材料で目的
とする形状に成型した後、その内表面にグルタミ
ン酸エステル単独重合体を塗布して得る。 本発明のアミノ酸重合体構成素材としてのアミ
ノ酸は、D体、L体、ラセミ体でもよい。グルタ
ミン酸エステルとしては、グルタミン酸のアルキ
ル及びアリールエステルが包含され、その分子量
は、バツグの表面に塗布する場合、少なくとも
5000以上なければならず、また、グルタミン酸エ
ステル重合体自体でバツグを成型する場合、少な
くとも70000以上でなければならない。 (e) 発明の実施例 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。 実施例 1 グルタミン酸ベンジル単独重合体のジオキサン
溶液をガラス板上に流延し、風乾して皮膜(膜厚
約0.05mm)を得た。この皮膜をエタノールでソツ
クスレー抽出を行つた後、乾燥した。 実施例 2 グルタミン酸ベンジル単独重合体のジオキサン
溶液のかわりに、グルタミン酸メチル単独重合体
のジクロルエタン溶液を用いた以外は実施例1と
同様にして皮膜を得た。 実施例 3 実施例1及び実施例2で得た皮膜上で、人由来
の上皮性細胞を含む培養液(約10万個/ml)を接
触させたまま、炭酸ガス濃度5%、湿度100%、
37℃の部屋に静置した。17時間後、皮膜をリン酸
緩衝液でかるく洗浄し、皮膜上に付着している細
胞の量を核染色法により定量した。比較のため、
血液バツグに使用されているポリ塩化ビニル、標
準試料として市販の細胞培養シートを用いて、同
様の細胞付着試験を行つた。皮膜に付着した細胞
の量を、標準試料に付着した細胞の量で割ること
により、細胞付着率を求め、その結果を第1表に
示す。
【表】
実施例 4
ガラス容器の内表面にグルタミン酸エステル単
独重合体を塗布し、乾燥後ガラス容器からはず
し、袋状容器を得た。 (f) 発明の効果 本発明は以上説明したように、細胞付着の少な
いことを必要とする血液バツグにおいて、グルタ
ミン酸エステル単独重合体を内表面に成型するこ
とにより細胞の付着を抑え、かつ、この血液バツ
グを任意の形状で得ることが可能である。
独重合体を塗布し、乾燥後ガラス容器からはず
し、袋状容器を得た。 (f) 発明の効果 本発明は以上説明したように、細胞付着の少な
いことを必要とする血液バツグにおいて、グルタ
ミン酸エステル単独重合体を内表面に成型するこ
とにより細胞の付着を抑え、かつ、この血液バツ
グを任意の形状で得ることが可能である。
Claims (1)
- 1 グルタミン酸エステル単独重合体を内表面に
有する血液バツグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59189198A JPS6168048A (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 血液バツグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59189198A JPS6168048A (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 血液バツグ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6168048A JPS6168048A (ja) | 1986-04-08 |
| JPH028739B2 true JPH028739B2 (ja) | 1990-02-27 |
Family
ID=16237159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59189198A Granted JPS6168048A (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 血液バツグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6168048A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0649341U (ja) * | 1992-12-11 | 1994-07-05 | ポーラ化成工業株式会社 | 袋状容器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59189197A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-26 | 味の素株式会社 | 洗浄剤組成物 |
-
1984
- 1984-09-10 JP JP59189198A patent/JPS6168048A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0649341U (ja) * | 1992-12-11 | 1994-07-05 | ポーラ化成工業株式会社 | 袋状容器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6168048A (ja) | 1986-04-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |