JPH0310071A - イオンアシストスパッタリング方法および装置 - Google Patents
イオンアシストスパッタリング方法および装置Info
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- JPH0310071A JPH0310071A JP14209589A JP14209589A JPH0310071A JP H0310071 A JPH0310071 A JP H0310071A JP 14209589 A JP14209589 A JP 14209589A JP 14209589 A JP14209589 A JP 14209589A JP H0310071 A JPH0310071 A JP H0310071A
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- magnetic pole
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は各種の機能を持つ薄膜を作成するイオンアシス
トスパッタリング方法および装置に関するもので、その
薄膜の組織構造と内部応力が使用目的に適合するよう任
意に制御可能なイオンアシストスパッタリング方法およ
び装置に関するものである。
トスパッタリング方法および装置に関するもので、その
薄膜の組織構造と内部応力が使用目的に適合するよう任
意に制御可能なイオンアシストスパッタリング方法およ
び装置に関するものである。
[従来の技#i1
例えば、蒸着装置とイオン銃を組み合わせた装置にて基
板に所望の材料原子を沈着させる過程で、イオン銃等別
に設けたイオン発生装置によるイオンにて沈着原子をた
たきながら(イオンボンバード、イオンピーニングある
いはイオンアシストと言われている。以後、イオンアシ
ストと呼ぶことにする。)薄膜を形成すると、イオンア
シストしなかったものに比較して、基板との付着力およ
び沈着薄膜の緻密さが向上し、その結果、表面硬度表面
粗さ、光学的反射率、電気抵抗等積々の機能改善が行え
ることが知られている。これは、沈着原子に運動エネル
ギを持ったイオンがぶつかることにより、沈着原子が膜
面に対して水平方向移動(マイグレーシ璽ンと言われて
いる。)シて最も安定した場所に留まり、原子が緻密な
配列になるためと考えられている。
板に所望の材料原子を沈着させる過程で、イオン銃等別
に設けたイオン発生装置によるイオンにて沈着原子をた
たきながら(イオンボンバード、イオンピーニングある
いはイオンアシストと言われている。以後、イオンアシ
ストと呼ぶことにする。)薄膜を形成すると、イオンア
シストしなかったものに比較して、基板との付着力およ
び沈着薄膜の緻密さが向上し、その結果、表面硬度表面
粗さ、光学的反射率、電気抵抗等積々の機能改善が行え
ることが知られている。これは、沈着原子に運動エネル
ギを持ったイオンがぶつかることにより、沈着原子が膜
面に対して水平方向移動(マイグレーシ璽ンと言われて
いる。)シて最も安定した場所に留まり、原子が緻密な
配列になるためと考えられている。
ところが、スパッタリング装置にイオン銃を組み合わせ
て同様の効果を狙っても、現技術では、スパッタリング
装置で用いられるガス圧力レベルとイオン銃で用いられ
るガス圧力レベルは異なり、同一真空容器内で同時に作
動することは困難でる。
て同様の効果を狙っても、現技術では、スパッタリング
装置で用いられるガス圧力レベルとイオン銃で用いられ
るガス圧力レベルは異なり、同一真空容器内で同時に作
動することは困難でる。
また、イオン銃と従来の蒸着装置やスパッタリング装置
の組み合わせは構造も複雑となり高価となる欠点がある
。
の組み合わせは構造も複雑となり高価となる欠点がある
。
また、基板にバイアス電圧を与えて膜の諸性質を改善し
ようとするバイアススパッタリングと呼ばれる方法が提
案されているが、これは、イオンに与えるエレルギのみ
のコントロールを行うものであり、イオンの量の増減は
制御できない、特にマグネトロンスパッタリングではイ
オン量が極めて少なく、イオンエネルギを与えても、そ
の効果は期待できない。
ようとするバイアススパッタリングと呼ばれる方法が提
案されているが、これは、イオンに与えるエレルギのみ
のコントロールを行うものであり、イオンの量の増減は
制御できない、特にマグネトロンスパッタリングではイ
オン量が極めて少なく、イオンエネルギを与えても、そ
の効果は期待できない。
そこで、上記のように別のイオン源を用いるのではなく
、スパッタリングにて必然的に発生するプラズマ中の作
動ガスイオンを磁界の調整により基板近傍に導いて、基
板に負のバイアス電圧を与えることにより、成膜中に基
板近傍のイオンに運動エネルギを与え、基板に沈着する
原子をイオンでたたきながら(イオンアシスト)薄膜の
組織構造を変化させる試みが、 B 、 Window
およびN。
、スパッタリングにて必然的に発生するプラズマ中の作
動ガスイオンを磁界の調整により基板近傍に導いて、基
板に負のバイアス電圧を与えることにより、成膜中に基
板近傍のイオンに運動エネルギを与え、基板に沈着する
原子をイオンでたたきながら(イオンアシスト)薄膜の
組織構造を変化させる試みが、 B 、 Window
およびN。
S avv 1des等により、J 、 Vac、 S
ci 、 Technol。
ci 、 Technol。
A4 (2)、Mar、/Apt、1986 、p19
6以降に提案されている。
6以降に提案されている。
また、別の方法としては、特開昭63−223173号
公報で開示されているとおり、基板とターゲット間の磁
界をカスプ磁界モードとし、プラズマをこのカスプ磁界
内に閉じ込めて、プラズマ中のイオンを基板に負のバイ
アス電位を与えることにより、イオンに運動エネルギを
与えてイオンアシストする方法が提案されている。
公報で開示されているとおり、基板とターゲット間の磁
界をカスプ磁界モードとし、プラズマをこのカスプ磁界
内に閉じ込めて、プラズマ中のイオンを基板に負のバイ
アス電位を与えることにより、イオンに運動エネルギを
与えてイオンアシストする方法が提案されている。
B 、 Window等の方法および特開昭63−22
3173号公報の方法はイオンを基板近傍に導く手段は
異なっているが、マグネトロンスパッタリングで形成さ
れるトンネル状の磁界に閉じ込められた環状の主プラズ
マによりターゲット原子をスパッタリングすると同時に
主プラズマ近傍の磁界を調整してイオンを基板近傍に導
き、基板にバイアス電位を与えてイオンに運動エネルギ
を与え、基板表面上の沈着中のスパッタ原子をたたきな
がら、すなわち、イオンアシストしながら、成膜しよう
としていることは同じである。
3173号公報の方法はイオンを基板近傍に導く手段は
異なっているが、マグネトロンスパッタリングで形成さ
れるトンネル状の磁界に閉じ込められた環状の主プラズ
マによりターゲット原子をスパッタリングすると同時に
主プラズマ近傍の磁界を調整してイオンを基板近傍に導
き、基板にバイアス電位を与えてイオンに運動エネルギ
を与え、基板表面上の沈着中のスパッタ原子をたたきな
がら、すなわち、イオンアシストしながら、成膜しよう
としていることは同じである。
ところが、上記に共通している欠点はスパッタリングを
行うためのトンネル磁界で閉じ込められた環状の主プラ
ズマ位置よりイオンを導き出すために調整する磁界の影
響により、この主プラズマの位置がターゲット中心から
放射方向に拡縮移動しかつ基板近傍に導かれるイオン量
が少ない点にある。イオンに与える運動エレルギは基板
に印加する電圧(以後、バイアス電圧と呼ぶ)の調整に
より可能であるが、イオンの量の調整はソレノイドコイ
ルの励磁電流を変えて磁界を変更するため主プラズマを
閉じ込めたトンネルai界分布に影響し、その結果、タ
ーゲット表面上に形成された環状の主プラズマの位置が
ターゲット中心から放射方向に拡縮するように移動して
しまう。
行うためのトンネル磁界で閉じ込められた環状の主プラ
ズマ位置よりイオンを導き出すために調整する磁界の影
響により、この主プラズマの位置がターゲット中心から
放射方向に拡縮移動しかつ基板近傍に導かれるイオン量
が少ない点にある。イオンに与える運動エレルギは基板
に印加する電圧(以後、バイアス電圧と呼ぶ)の調整に
より可能であるが、イオンの量の調整はソレノイドコイ
ルの励磁電流を変えて磁界を変更するため主プラズマを
閉じ込めたトンネルai界分布に影響し、その結果、タ
ーゲット表面上に形成された環状の主プラズマの位置が
ターゲット中心から放射方向に拡縮するように移動して
しまう。
マグネトロンスパッタリング法では、主プラズマリング
位置と基板に沈着する膜厚分布の間にはS接な関係があ
り、主プラズマ位置に対応した膜厚分布となる。イオン
アシストを行わない従来のマグネトロンスパッタリング
ではプラズマ環の位置は不動であり膜厚分布が均一な領
域を大とするために、−船釣には、基板とターゲット間
の距離を調整している。ところが、上記の如くイオン量
を調整するたびに、プラズマ位置が放射方向に変化する
場合、イオン量設定の都度、これに応じて基板とターゲ
ット間の距離を調整せざるを得なくなる。基板とターゲ
ット間距離が固定の装置の場合は、イオン量に応じた均
一な膜厚分布となる領域は制限される。また、成膜運転
初期と運転途中でイオンの量を調整しかつ膜厚均一領域
を大きくとりたい場合は、成膜運転を一旦中止して基板
とターゲット間の距離を調整しなければならなくなる。
位置と基板に沈着する膜厚分布の間にはS接な関係があ
り、主プラズマ位置に対応した膜厚分布となる。イオン
アシストを行わない従来のマグネトロンスパッタリング
ではプラズマ環の位置は不動であり膜厚分布が均一な領
域を大とするために、−船釣には、基板とターゲット間
の距離を調整している。ところが、上記の如くイオン量
を調整するたびに、プラズマ位置が放射方向に変化する
場合、イオン量設定の都度、これに応じて基板とターゲ
ット間の距離を調整せざるを得なくなる。基板とターゲ
ット間距離が固定の装置の場合は、イオン量に応じた均
一な膜厚分布となる領域は制限される。また、成膜運転
初期と運転途中でイオンの量を調整しかつ膜厚均一領域
を大きくとりたい場合は、成膜運転を一旦中止して基板
とターゲット間の距離を調整しなければならなくなる。
成膜運転中に基板とターゲット間の距離を調整すると真
空容器内のガス圧力が変動し定常的な運転は事実上不可
能である。
空容器内のガス圧力が変動し定常的な運転は事実上不可
能である。
基板に到達するイオン量をJ◆、基板への沈着粒子数を
Jmとし、基板の単位面積(1cm’)当りに毎秒到達
するイオン数をj◆とじてイオン束(r 1ux)と呼
び、基板の単位面積(1cm”)当りに毎秒到達するス
パッタ粒子の数をJmとしてスパッタ粒子束と呼ぶこと
にする。また、イオン束とスパッタ粒子束の比j◆/j
■をイオンフラックス比(ionflux ratio
)と呼ぶことにする。これらのイオンを加速するため
のエネルギを加速エネルギEとする。
Jmとし、基板の単位面積(1cm’)当りに毎秒到達
するイオン数をj◆とじてイオン束(r 1ux)と呼
び、基板の単位面積(1cm”)当りに毎秒到達するス
パッタ粒子の数をJmとしてスパッタ粒子束と呼ぶこと
にする。また、イオン束とスパッタ粒子束の比j◆/j
■をイオンフラックス比(ionflux ratio
)と呼ぶことにする。これらのイオンを加速するため
のエネルギを加速エネルギEとする。
イオンフラックス比j◆/jsと加速エネルギEを組み
合わせてイオンを基板にぶっつけることをイオンアシス
トと呼ぶことにする。
合わせてイオンを基板にぶっつけることをイオンアシス
トと呼ぶことにする。
イオンアシストによる膜の組織構造を制御する場合は、
基板に到達する単位面積時間当りに基板へ到達するイオ
ンの量、すなわち、イオン束j◆と基板に沈着するター
ゲット粒子数、すなわち、スパッタ粒子束j履の比、す
なわちイオンフラックス比j◆/j腸の値とそのイオン
に与える運動エネルギEの2つが重要な制御因子となる
。ところが、前記のように均一な膜厚分布の領域を大と
するために基板とターゲット間距離やガス圧力を変化さ
せると、基板りのイオン束j◆も変化する。
基板に到達する単位面積時間当りに基板へ到達するイオ
ンの量、すなわち、イオン束j◆と基板に沈着するター
ゲット粒子数、すなわち、スパッタ粒子束j履の比、す
なわちイオンフラックス比j◆/j腸の値とそのイオン
に与える運動エネルギEの2つが重要な制御因子となる
。ところが、前記のように均一な膜厚分布の領域を大と
するために基板とターゲット間距離やガス圧力を変化さ
せると、基板りのイオン束j◆も変化する。
通常、基板とターゲット間距離が大となる程、ガス圧が
高くなる程、イオン束j◆は小さくなる。
高くなる程、イオン束j◆は小さくなる。
また、主プラズマの移動により基板へ向かうターゲット
粒子、すなわち、スパγり粒子束j11が変化する。こ
れは、膜厚分布の違いによるものに加えて、主放電プラ
ズマの強さも変化するためである。主放電プラズマの変
化についてはB。
粒子、すなわち、スパγり粒子束j11が変化する。こ
れは、膜厚分布の違いによるものに加えて、主放電プラ
ズマの強さも変化するためである。主放電プラズマの変
化についてはB。
Window等の前記論文Tablelの5.6.7に
おける放電電圧に差異がでていることから見ても明瞭で
ある。
おける放電電圧に差異がでていることから見ても明瞭で
ある。
すなわち、イオン量の増減を制御するため、ソレノイド
コイルの励磁電流を変化させると主放電の変化を来たし
、ターゲットを衝撃するエネルギを変え、スパッタ率(
1個のイオンで飛び出すターゲット原子の数)を変化さ
せ、ターゲット原子の基板沈着速度にも変化をもたらす
、したがって、主プラズマの移動により、スパッタ粒子
束j層が変化し、イオンフラックス比j÷lj口を制御
して微細な膜組織構造制御を行うことは複雑となり困難
となる。したがって、イオンアシストを行いながら成膜
するマグネトロンスパッタリングは、主プラズマリング
の位置が放射方向に動かぬよう固定した状態にしたもの
でなければならない。
コイルの励磁電流を変化させると主放電の変化を来たし
、ターゲットを衝撃するエネルギを変え、スパッタ率(
1個のイオンで飛び出すターゲット原子の数)を変化さ
せ、ターゲット原子の基板沈着速度にも変化をもたらす
、したがって、主プラズマの移動により、スパッタ粒子
束j層が変化し、イオンフラックス比j÷lj口を制御
して微細な膜組織構造制御を行うことは複雑となり困難
となる。したがって、イオンアシストを行いながら成膜
するマグネトロンスパッタリングは、主プラズマリング
の位置が放射方向に動かぬよう固定した状態にしたもの
でなければならない。
しかし、従来の主プラズマ位置が不動のマグネトロンス
パッタリングでは、主プラズマは強いトン゛ネル状磁界
で完全に閉じ込められており、磁極間で磁気的にバラン
スさせているため、基板近傍へ向かう磁力線が少なく、
基板近傍にイオンはほとんど存在しない、したがって、
基板にバイアス電圧を加えてもイオンアシスト効果は期
待できない。
パッタリングでは、主プラズマは強いトン゛ネル状磁界
で完全に閉じ込められており、磁極間で磁気的にバラン
スさせているため、基板近傍へ向かう磁力線が少なく、
基板近傍にイオンはほとんど存在しない、したがって、
基板にバイアス電圧を加えてもイオンアシスト効果は期
待できない。
また、Window等の方法はプラズマが移動すること
に起因してイオン束j+を制御しようとするとスパッタ
粒子束j■が変化し、その結果、イオンフラックス比j
◆lj層を望む値に設定できない欠点がある。
に起因してイオン束j+を制御しようとするとスパッタ
粒子束j■が変化し、その結果、イオンフラックス比j
◆lj層を望む値に設定できない欠点がある。
[発明が解決しようとする課題]
本発明は前記欠点を改善したイオンアシスト式マグネト
ロンスパッタリング方法および装置に関するもので、マ
グネトロンスパッタリングで形成される主プラズマ環の
位置の移動を極力押さえ。
ロンスパッタリング方法および装置に関するもので、マ
グネトロンスパッタリングで形成される主プラズマ環の
位置の移動を極力押さえ。
かつ、基板にイオンを導くようにしたものである。
したがって、膜厚分布に影響を与えることなく、目的に
応じたイオンフラックス比j +/ j鳳とその運動エ
ネルギEを各々独立して制御可能とし、薄膜の組織構造
ならびに内部応力の調整を可能としたものである。
応じたイオンフラックス比j +/ j鳳とその運動エ
ネルギEを各々独立して制御可能とし、薄膜の組織構造
ならびに内部応力の調整を可能としたものである。
以下、本発明の方法および装置について、従来のものと
比較しながら説明する。
比較しながら説明する。
第7図は従来のマグネトロンスパッタリングの電極構成
の代表例を示すもので、1は永久磁石あるいは磁性体か
らなる中央磁極、2は磁性体あるいは永久磁石からなる
外周磁極、4は中央磁極1と外周磁極2を磁気的に結合
する磁性体ヨーク、6はターゲット、8は基板、11は
中央磁極1と外周磁極2の間で形成されるトンネル状の
磁界の断面模式図、14はトンネル磁界11により閉じ
込められた環状のプラズマの断面模式図を示す。
の代表例を示すもので、1は永久磁石あるいは磁性体か
らなる中央磁極、2は磁性体あるいは永久磁石からなる
外周磁極、4は中央磁極1と外周磁極2を磁気的に結合
する磁性体ヨーク、6はターゲット、8は基板、11は
中央磁極1と外周磁極2の間で形成されるトンネル状の
磁界の断面模式図、14はトンネル磁界11により閉じ
込められた環状のプラズマの断面模式図を示す。
第7図において、中央磁極1と外周磁極2のいずれか一
方は永久磁石となっており、磁気的にバランスしている
。すなわち、中央磁極1から放出される磁束線数(m束
密度×断面71)と外周磁極2へ入り込む磁束線数が等
しくなるように設計され、完全マグネトロンとなってい
る。このため、磁力線はターゲット6の上面でトンネル
状の磁界11を形成し、プラズマ14は完全に閉じ込め
られ、基板8近傍のイオンは極めて少ない、したがって
、第7図のタイプでは基板にバイアス電圧を与えてもイ
オンの量が少ないため、イオンアシスト効果は期待でき
ない。
方は永久磁石となっており、磁気的にバランスしている
。すなわち、中央磁極1から放出される磁束線数(m束
密度×断面71)と外周磁極2へ入り込む磁束線数が等
しくなるように設計され、完全マグネトロンとなってい
る。このため、磁力線はターゲット6の上面でトンネル
状の磁界11を形成し、プラズマ14は完全に閉じ込め
られ、基板8近傍のイオンは極めて少ない、したがって
、第7図のタイプでは基板にバイアス電圧を与えてもイ
オンの量が少ないため、イオンアシスト効果は期待でき
ない。
第8図はB 、 W indow等の前記論文中のF
ig。
ig。
2に示されたものの1つである。第8図において、12
は基板8に略垂直方向に向かう磁力線の模式図で、他の
符号は第7図と同様である0本装置では、中央磁極lの
飽和磁束に対して外周磁極2の飽和磁束を大となるよう
に磁気的にアンバランスにしたものである。
は基板8に略垂直方向に向かう磁力線の模式図で、他の
符号は第7図と同様である0本装置では、中央磁極lの
飽和磁束に対して外周磁極2の飽和磁束を大となるよう
に磁気的にアンバランスにしたものである。
本発明で用いる飽和磁束(飽和磁束密度×断面積)とは
、1個の磁極を通過(透磁)可能な磁束線数の最大値の
ことで、軟磁性材料の場合は透磁可能な最大磁束線数(
透磁率×断面積)を示し。
、1個の磁極を通過(透磁)可能な磁束線数の最大値の
ことで、軟磁性材料の場合は透磁可能な最大磁束線数(
透磁率×断面積)を示し。
永久磁石の場合は自から発生する磁束線数(磁束密度×
断面積)を示す、また、磁気的に飽和すると言うことは
、上記飽和磁束まで磁束で満たされることを示す。
断面積)を示す、また、磁気的に飽和すると言うことは
、上記飽和磁束まで磁束で満たされることを示す。
第8図において、中央磁極lは磁気的に飽和しており、
中央磁極1から放出される磁束線が全て外周磁極2に入
っても外周磁極2は磁気的にバランスせず、外周磁極2
は磁気的に余裕があり、中央磁極1の先端部以外から基
板8を迂回して基板8に対して略垂直方向となる磁力線
12が外周磁極2へ向かい、その結果、基板8近傍ヘイ
゛オンを導くことができる。ところが、第8図のものは
、磁極を永久磁石および磁性体のみで構成しているため
、イオン量は一定となり、主プラズマも移動しないが、
イオン量jmの増減のコントロールは行えない。
中央磁極1から放出される磁束線が全て外周磁極2に入
っても外周磁極2は磁気的にバランスせず、外周磁極2
は磁気的に余裕があり、中央磁極1の先端部以外から基
板8を迂回して基板8に対して略垂直方向となる磁力線
12が外周磁極2へ向かい、その結果、基板8近傍ヘイ
゛オンを導くことができる。ところが、第8図のものは
、磁極を永久磁石および磁性体のみで構成しているため
、イオン量は一定となり、主プラズマも移動しないが、
イオン量jmの増減のコントロールは行えない。
第9図は同じ< B 、 W indow等の前記論文
p197のFig、2に示された他の1つの例である。
p197のFig、2に示された他の1つの例である。
第9図において、lは軟磁性材料の中央磁極、2は軟磁
性材料の外周磁極、4は中央磁極1と外周磁極2を磁気
的に結合する磁性体ヨーク、6はターゲット、7は外周
磁極近傍に配置したソレノイドコイル、8は基板、17
は中央磁極の外周に配置したソレノイドコイル、11は
中央磁極1と外周磁極2の間に形成されるトンネル状の
磁界の断面模式図、12は基板に対して略垂直方向に向
かう磁力線模式図、13はソレノイドコイル7の励磁方
向を示す模式図、14はトンネル磁界11に閉じ込めら
れた環状の主プラズマの断面模式図。
性材料の外周磁極、4は中央磁極1と外周磁極2を磁気
的に結合する磁性体ヨーク、6はターゲット、7は外周
磁極近傍に配置したソレノイドコイル、8は基板、17
は中央磁極の外周に配置したソレノイドコイル、11は
中央磁極1と外周磁極2の間に形成されるトンネル状の
磁界の断面模式図、12は基板に対して略垂直方向に向
かう磁力線模式図、13はソレノイドコイル7の励磁方
向を示す模式図、14はトンネル磁界11に閉じ込めら
れた環状の主プラズマの断面模式図。
18はソレノイドコイル17の励磁方向を示す模式図を
示す、第9図において、中央磁極1の飽和磁束に対して
外周磁極2の飽和磁束が大となるように設計し、中央磁
極1をソレノイドコイル17により中央磁極1が磁気的
に飽和するまで励磁すると、中央磁極lから放出された
磁力線は全て外周磁極2へ入りトンネル状の磁界11を
形成し、環状の主プラズマ14を閉じ込める。この状態
では、外周磁極2は飽和磁束を大としているため磁気的
に飽和しておらず、マグネトロンモードとなっている0
次に、ソレノイドコイル7を符号13で示した方向に励
磁すると、基板8に対して略垂直方向の磁力線12が外
周磁極2へ向かう。
示す、第9図において、中央磁極1の飽和磁束に対して
外周磁極2の飽和磁束が大となるように設計し、中央磁
極1をソレノイドコイル17により中央磁極1が磁気的
に飽和するまで励磁すると、中央磁極lから放出された
磁力線は全て外周磁極2へ入りトンネル状の磁界11を
形成し、環状の主プラズマ14を閉じ込める。この状態
では、外周磁極2は飽和磁束を大としているため磁気的
に飽和しておらず、マグネトロンモードとなっている0
次に、ソレノイドコイル7を符号13で示した方向に励
磁すると、基板8に対して略垂直方向の磁力線12が外
周磁極2へ向かう。
これにより、外周磁極2近傍の磁気的に閉じ込められて
いないプラズマ中のイオンが基板8近傍へ導かれる。し
たがって、ソレノイドコイル7の励磁電流を調整するこ
とにより、イオン量を調整でき、かつ、基板8にバイア
ス電圧を加えることにより、イオンに運動エネルギを与
えイオンアシストすることができる。ところが、各磁極
を磁性体で構成しているため、イオンの量を変化する際
にソレノイドコイル7の励磁電流を変化させると中央磁
極1の漏洩磁界モードが変化しやすく、主プラズマの位
置はターゲット6中心から放射方向に移動する。第9図
のタイプのものについて、ソレノイドコイル17の励r
ji電流を一1OAと一定としておき、ソレノイドコイ
ル7の励磁電流を変化させた場合のイオン分布状態を第
11図に、膜厚分布およびプラズマ位置を第12図に示
す。
いないプラズマ中のイオンが基板8近傍へ導かれる。し
たがって、ソレノイドコイル7の励磁電流を調整するこ
とにより、イオン量を調整でき、かつ、基板8にバイア
ス電圧を加えることにより、イオンに運動エネルギを与
えイオンアシストすることができる。ところが、各磁極
を磁性体で構成しているため、イオンの量を変化する際
にソレノイドコイル7の励磁電流を変化させると中央磁
極1の漏洩磁界モードが変化しやすく、主プラズマの位
置はターゲット6中心から放射方向に移動する。第9図
のタイプのものについて、ソレノイドコイル17の励r
ji電流を一1OAと一定としておき、ソレノイドコイ
ル7の励磁電流を変化させた場合のイオン分布状態を第
11図に、膜厚分布およびプラズマ位置を第12図に示
す。
この場合の主な条件は、ターゲット6は無酸素銅、基板
8とターゲット6間の距離は60mm、外周磁極2の外
径はφ160mm、基板8の外径はφ120mm、ガス
圧は2 mTorr (At ) 、放電電流はDCo
、5AXlsinであり、ソレノイドコイル17の電流
を一10Aと一定とし、ソレノイドコイル7の励磁電流
を■+8A、■+6A。
8とターゲット6間の距離は60mm、外周磁極2の外
径はφ160mm、基板8の外径はφ120mm、ガス
圧は2 mTorr (At ) 、放電電流はDCo
、5AXlsinであり、ソレノイドコイル17の電流
を一10Aと一定とし、ソレノイドコイル7の励磁電流
を■+8A、■+6A。
■+2Aの3種類に変更した場合のイオン電流分布を第
11図に、膜厚分布およびプラズマ位置を第12図に示
す、第11図より見て、ソレノイドコイル7の調整によ
りイオンの増減は可能である。
11図に、膜厚分布およびプラズマ位置を第12図に示
す、第11図より見て、ソレノイドコイル7の調整によ
りイオンの増減は可能である。
ところが、第12図に示すように、プラズマ位置の放射
方向の移動量が大であり、この影響により膜厚分布に大
さな差異が生じていることがわかる。
方向の移動量が大であり、この影響により膜厚分布に大
さな差異が生じていることがわかる。
第1O図に特開昭63−223173号公報で開示され
た他の従来の方法を示す、lは中央磁極。
た他の従来の方法を示す、lは中央磁極。
2は外周磁極、4は中央磁極lと外周磁極2を磁気的に
結合する磁性体ヨーク、6はターゲット、19は基板8
裏面近傍の第2のソレノイドコイル。
結合する磁性体ヨーク、6はターゲット、19は基板8
裏面近傍の第2のソレノイドコイル。
8は基板、17は中央磁極lを励磁するための第1のソ
レノイドコイル、21は基板8外周近傍に配置した第3
のソレノイドコイル、11は中央磁極1と外周磁極2の
間に形成されたトンネル状の磁界の断面模式図、12は
中央磁極lから基板8に対して略垂直方向に向かう磁力
線の模式図、20は第2のソレノイドコイル19の励磁
方向を示す模式図、14はトンネル磁界11に閉じ込め
られた環状の主プラズマ、22は第3のソレノイドコイ
ル21の励磁方向を示す模式図を示す、第1のソレノイ
ドコイル17はトンネル磁界11を形成する役割を果し
、第2のソレノイドコイル19は中央磁極lより基板8
に向かう磁力線12を基板に垂直方向となるように誘導
する役割を果す、第3のソレノイドコイル21はプラズ
マをトンネル状に閉じ込める磁界11をターゲット6@
に圧着して主プラズマ14を強く閉じ込める役割を果す
、これらのソレノイドコイル17,19゜21によりカ
スプ磁界を形成している。イオン量の増減は第2のソレ
ノイドコイル19の単独もしくは他のソレノイドコイル
と複合して励磁電流を変化させて基板8に向かう垂直方
向成分磁界を増減してやればできる。イオンに与える運
動エネルギは基板8にバイアス電圧を与えれば可能であ
る。
レノイドコイル、21は基板8外周近傍に配置した第3
のソレノイドコイル、11は中央磁極1と外周磁極2の
間に形成されたトンネル状の磁界の断面模式図、12は
中央磁極lから基板8に対して略垂直方向に向かう磁力
線の模式図、20は第2のソレノイドコイル19の励磁
方向を示す模式図、14はトンネル磁界11に閉じ込め
られた環状の主プラズマ、22は第3のソレノイドコイ
ル21の励磁方向を示す模式図を示す、第1のソレノイ
ドコイル17はトンネル磁界11を形成する役割を果し
、第2のソレノイドコイル19は中央磁極lより基板8
に向かう磁力線12を基板に垂直方向となるように誘導
する役割を果す、第3のソレノイドコイル21はプラズ
マをトンネル状に閉じ込める磁界11をターゲット6@
に圧着して主プラズマ14を強く閉じ込める役割を果す
、これらのソレノイドコイル17,19゜21によりカ
スプ磁界を形成している。イオン量の増減は第2のソレ
ノイドコイル19の単独もしくは他のソレノイドコイル
と複合して励磁電流を変化させて基板8に向かう垂直方
向成分磁界を増減してやればできる。イオンに与える運
動エネルギは基板8にバイアス電圧を与えれば可能であ
る。
ところが本方式も前記第9図のものと同様に磁界を調整
すると主プラズマ14が放射方向に移動する0例えば、
第10図において第2のソレノイドコイル19を強めれ
ば主プラズマ14は中心側へ移動する。第3のソレノイ
ドコイル21を強めれば主プラズマ14は中心方向へ移
動する。主プラズマ14が移動すると前記のとおり膜厚
分布モードも異なってくる。また、第1O図のものは中
央磁極lから放出される磁力線12のうち外周磁極2へ
向かうものを第3のソレノイドコイル21でターゲット
6側へ圧着し、基板8方向へ向かう磁力線12を第2の
ソレノイドコイル19にて基板8側へ誘導している。こ
の方式は、イオンの量j+は少なくイオンフラックス比
j◆/jmを大きくとる必要のあるものには適用できな
い、このことは、B 、 Window等の前記論文の
中央磁極1の飽和磁束が外周磁極2の飽和磁束よりも大
であるものに属し、そのTable Iの3.4.5に
イオン量が少ないことが記述されている。すなわち、第
9図および第10図に示した従来のイオンアシストが行
えるマグネトロンスパッタ方法では、イオンの発生なら
びにイオンを基板8に加速してぶっつける(イオンアシ
スト)II能は有するが、イオン量j◆の増減調整の都
度、主プラズマ位置が移動する量が大であり、その結果
、膜厚分布が均一となる条件を調整しなければならない
、逆に言えば、膜厚分布が均一となる条件、例えば、基
板8とターゲット6間の距離、ガス圧力等を一定のまま
として、イオン量の増減を制御することはできない。
すると主プラズマ14が放射方向に移動する0例えば、
第10図において第2のソレノイドコイル19を強めれ
ば主プラズマ14は中心側へ移動する。第3のソレノイ
ドコイル21を強めれば主プラズマ14は中心方向へ移
動する。主プラズマ14が移動すると前記のとおり膜厚
分布モードも異なってくる。また、第1O図のものは中
央磁極lから放出される磁力線12のうち外周磁極2へ
向かうものを第3のソレノイドコイル21でターゲット
6側へ圧着し、基板8方向へ向かう磁力線12を第2の
ソレノイドコイル19にて基板8側へ誘導している。こ
の方式は、イオンの量j+は少なくイオンフラックス比
j◆/jmを大きくとる必要のあるものには適用できな
い、このことは、B 、 Window等の前記論文の
中央磁極1の飽和磁束が外周磁極2の飽和磁束よりも大
であるものに属し、そのTable Iの3.4.5に
イオン量が少ないことが記述されている。すなわち、第
9図および第10図に示した従来のイオンアシストが行
えるマグネトロンスパッタ方法では、イオンの発生なら
びにイオンを基板8に加速してぶっつける(イオンアシ
スト)II能は有するが、イオン量j◆の増減調整の都
度、主プラズマ位置が移動する量が大であり、その結果
、膜厚分布が均一となる条件を調整しなければならない
、逆に言えば、膜厚分布が均一となる条件、例えば、基
板8とターゲット6間の距離、ガス圧力等を一定のまま
として、イオン量の増減を制御することはできない。
基板8をイオンでたたく場合、単位時間単位面積当りの
スパッタ粒子の数jmとイオンの数j◆の比、すなわち
、イオンフラックス比j+/jmならびにその加速エネ
ルギEの与え方によりイオンアシスト効果が異なってく
る0例えば、イオンフラックス比J +/ j■を小と
して運動エネルギEを大とした場合と、イオンフラック
ス比J+/1mを大として運動エネルギEを小とした場
合では、得られる膜の諸性質が異なってくる。特に、薄
膜の内部応力については、イオンエネルギEを大とした
場合には、膜の内部応力は圧縮応力側へのシフトが大で
ある。
スパッタ粒子の数jmとイオンの数j◆の比、すなわち
、イオンフラックス比j+/jmならびにその加速エネ
ルギEの与え方によりイオンアシスト効果が異なってく
る0例えば、イオンフラックス比J +/ j■を小と
して運動エネルギEを大とした場合と、イオンフラック
ス比J+/1mを大として運動エネルギEを小とした場
合では、得られる膜の諸性質が異なってくる。特に、薄
膜の内部応力については、イオンエネルギEを大とした
場合には、膜の内部応力は圧縮応力側へのシフトが大で
ある。
すなわち、多種多様の機能薄膜に対応できるためには、
イオンフラックス比j◆/Js+が大きい範囲で制御で
きなくてはならない、従来技術の共通の欠点は、イオン
の数j+を調整すると、主プラズマ位置が変化するため
膜厚分布が変化する欠点に加えて、スパッタ粒子の数i
mも変化してしまい、その結果、イオンフラックス比j
◆/jmを増減する制御ができないところにある。
イオンフラックス比j◆/Js+が大きい範囲で制御で
きなくてはならない、従来技術の共通の欠点は、イオン
の数j+を調整すると、主プラズマ位置が変化するため
膜厚分布が変化する欠点に加えて、スパッタ粒子の数i
mも変化してしまい、その結果、イオンフラックス比j
◆/jmを増減する制御ができないところにある。
この原因は、第9図および第10図に示すものは、主プ
ラズマ14を形成する磁極をソレノイドコイルにより直
接調整しているからである。また。
ラズマ14を形成する磁極をソレノイドコイルにより直
接調整しているからである。また。
第10図に示すものは、イオン発生量j◆が少なく、イ
オンフラックス比j◆/J腸を大としたいものには制限
がある。
オンフラックス比j◆/J腸を大としたいものには制限
がある。
そこで1本発明は主プラズマ14の位置が移動しにくい
ようにし、かつ、イオン量j+が大となるようにして、
膜厚分布の変化を押さえ、かつ、イオンフラックス比j
◆/j量の制g#範囲を大きくとれるようにしたもので
ある。
ようにし、かつ、イオン量j+が大となるようにして、
膜厚分布の変化を押さえ、かつ、イオンフラックス比j
◆/j量の制g#範囲を大きくとれるようにしたもので
ある。
[課題を解決するための手段および作用]本発明は、中
央磁極と外周磁極の中間に新たに中間磁極を設け、これ
らの磁極の極性が交互になるように配置して、中間磁極
と外周磁極により形成される磁気回路と中央磁極と中間
磁極により形成される磁気回路を構成して、一方の磁気
回路の飽和磁束を大としてスパッタに寄与する高密度の
主プラズマを形成し、他方の磁気回路の飽和磁束を小と
してスパッタに寄与しない低密度の副プラズマを形成し
てターゲット上に2重の環状のプラズマを形成するよう
にした。すなわち、主プラズマの内周あるいは外周に副
プラズマを形成してイオン量の増大を行う、そして、主
プラズマを形成する隣接する2個の磁極を飽和磁束の大
きな永久磁石としてプラズマを固定し、主プラズマを形
成する永久磁石の飽和磁束のうち一方を他方より大とし
て磁気的にアンバランスとし、この磁極に隣接する他の
磁極を磁気的に飽和するようにして飽和磁束の最大な永
久磁石からなる磁極より余分の磁力線を発生させる。
央磁極と外周磁極の中間に新たに中間磁極を設け、これ
らの磁極の極性が交互になるように配置して、中間磁極
と外周磁極により形成される磁気回路と中央磁極と中間
磁極により形成される磁気回路を構成して、一方の磁気
回路の飽和磁束を大としてスパッタに寄与する高密度の
主プラズマを形成し、他方の磁気回路の飽和磁束を小と
してスパッタに寄与しない低密度の副プラズマを形成し
てターゲット上に2重の環状のプラズマを形成するよう
にした。すなわち、主プラズマの内周あるいは外周に副
プラズマを形成してイオン量の増大を行う、そして、主
プラズマを形成する隣接する2個の磁極を飽和磁束の大
きな永久磁石としてプラズマを固定し、主プラズマを形
成する永久磁石の飽和磁束のうち一方を他方より大とし
て磁気的にアンバランスとし、この磁極に隣接する他の
磁極を磁気的に飽和するようにして飽和磁束の最大な永
久磁石からなる磁極より余分の磁力線を発生させる。
これらの磁極の外周近傍に配置したソレノイドコイルを
、この余分の磁力線が強まる方向に励磁すると、他方の
磁極が磁気的に飽和しているために、この磁極方向へは
向かわず、基板近傍を迂回するような基板に対して略垂
直方向の磁界分布が形成される。
、この余分の磁力線が強まる方向に励磁すると、他方の
磁極が磁気的に飽和しているために、この磁極方向へは
向かわず、基板近傍を迂回するような基板に対して略垂
直方向の磁界分布が形成される。
また、主プラズマを形成する一対の磁極は飽和磁束の大
きな永久磁石とし、一方の磁極を磁気的に飽和させてソ
レノイドコイルの励磁の影響を受けにくくシ、その結果
、主プラズマ位置の放射方向への移動が起こりに<<シ
ている。
きな永久磁石とし、一方の磁極を磁気的に飽和させてソ
レノイドコイルの励磁の影響を受けにくくシ、その結果
、主プラズマ位置の放射方向への移動が起こりに<<シ
ている。
したがって、主プラズマ位置を移動することなく、イオ
ンアシストに必要なイオンを基板に導くことができる。
ンアシストに必要なイオンを基板に導くことができる。
基板をたたくためのエネルギについては、従来技術の基
板のバイアス電圧を調整すれば、イオンに与える運動エ
ネルギの調整が可能である。
板のバイアス電圧を調整すれば、イオンに与える運動エ
ネルギの調整が可能である。
〔実施例]
本発明の実施例を第1図、第2図、第4図および第6図
に示し、これらの実施例に類似したもので、本発明を達
成できないものの実施例を第3図と第5図に示す。
に示し、これらの実施例に類似したもので、本発明を達
成できないものの実施例を第3図と第5図に示す。
第1図〜第6図において、lは軟磁性材料あるいは永久
磁石からなり中実状あるいは中空状の中央磁石、2は永
久磁石あるいは軟磁性材料からなる外周磁極、3は中央
磁極lと外周磁極2の間に配置する永久磁石からなる中
間磁極であり、外周磁極2と中間磁極3は円環状あるい
は長円環状である。4は中央磁極1と中間磁極3を磁気
的に結合する磁性体ヨーク、5は中間磁極3と外周磁極
2を磁気的に結合する磁性体ヨーク、6はターゲット、
7は外周磁極2の近傍に配置したイオン量制御用のソレ
ノイドコイル、8は基板、9は補助のソレノイドコイル
、10は中間磁極3と外周磁極2の間の磁気回路により
形成されるトンネル状の磁力線模式図、11は中央磁極
1と中間磁極3の間の磁気回路により形成されるトンネ
ル状の磁力線の模式図、12は基板8に対して略垂直方
向へ向かう磁力線の模式図、13はソレノイドコイル7
へ励磁する方向を示した模式図、14は環状の主プラズ
マの断面模式図、15は副プラズマの断面模式図、16
は補助のソレノイドコイル9の励磁方向を示す模式図を
示す。
磁石からなり中実状あるいは中空状の中央磁石、2は永
久磁石あるいは軟磁性材料からなる外周磁極、3は中央
磁極lと外周磁極2の間に配置する永久磁石からなる中
間磁極であり、外周磁極2と中間磁極3は円環状あるい
は長円環状である。4は中央磁極1と中間磁極3を磁気
的に結合する磁性体ヨーク、5は中間磁極3と外周磁極
2を磁気的に結合する磁性体ヨーク、6はターゲット、
7は外周磁極2の近傍に配置したイオン量制御用のソレ
ノイドコイル、8は基板、9は補助のソレノイドコイル
、10は中間磁極3と外周磁極2の間の磁気回路により
形成されるトンネル状の磁力線模式図、11は中央磁極
1と中間磁極3の間の磁気回路により形成されるトンネ
ル状の磁力線の模式図、12は基板8に対して略垂直方
向へ向かう磁力線の模式図、13はソレノイドコイル7
へ励磁する方向を示した模式図、14は環状の主プラズ
マの断面模式図、15は副プラズマの断面模式図、16
は補助のソレノイドコイル9の励磁方向を示す模式図を
示す。
第1図〜第6図において、トンネル状磁力線to、it
は、磁気強度が大きなものを実線で示し、小さなものを
破線で示した。磁気強度が大きなものはプラズマを強く
閉じ込め、主プラズマ14を形成し、磁気強度が弱いも
のはプラズマの閉じ込めか弱く、副プラズマ15を形成
している。
は、磁気強度が大きなものを実線で示し、小さなものを
破線で示した。磁気強度が大きなものはプラズマを強く
閉じ込め、主プラズマ14を形成し、磁気強度が弱いも
のはプラズマの閉じ込めか弱く、副プラズマ15を形成
している。
主プラズマはスパッタに寄与し、副プラズマはスパッタ
にほとんど寄与せず、イオン形成用のプラズマである。
にほとんど寄与せず、イオン形成用のプラズマである。
主プラズマは斜線、副プラズマは破点で示した。
第1図は本発明の1実施例を示すもので、各磁極の飽和
磁束を、外周磁極〉中間磁極)中央磁極、となるように
し、かつ、外周磁極〉中間磁極+中央磁極、となるよう
にして、主プラズマをターゲット6上の外周側に、副プ
ラズマを内側に形成し基板8に向かう磁束線1 □2を
外周磁極2より放出するようにしたものである。このた
め、主プラズマを形成する外周磁極2および中央磁極3
は強力な永久磁石製とした。中央磁極1は第1図では飽
和磁束の小さい永久磁石としたが、軟磁性材料のもので
も良い、中央磁極lは中間磁極3との間に弱いトンネル
磁界11を形成して副プラズマを形成できるようにして
いる。
磁束を、外周磁極〉中間磁極)中央磁極、となるように
し、かつ、外周磁極〉中間磁極+中央磁極、となるよう
にして、主プラズマをターゲット6上の外周側に、副プ
ラズマを内側に形成し基板8に向かう磁束線1 □2を
外周磁極2より放出するようにしたものである。このた
め、主プラズマを形成する外周磁極2および中央磁極3
は強力な永久磁石製とした。中央磁極1は第1図では飽
和磁束の小さい永久磁石としたが、軟磁性材料のもので
も良い、中央磁極lは中間磁極3との間に弱いトンネル
磁界11を形成して副プラズマを形成できるようにして
いる。
外周磁極2より基板8に向かう磁束線12を発生させる
ため、外周磁極2の飽和磁束を中間磁極3の飽和磁束よ
り大とし、中間磁極3は磁気的に飽和した状態となって
いる。したがって、外周磁極2の余分の磁束は中間磁極
3へ向かえず基板8を迂回する方向に向かう、この時、
ソレノイドコイル7を第1図に示す矢印13の方向へ励
磁すると、磁束線12は強められ、基板8に対して略垂
直方向となる磁界を形成する。一方、副プラズマを弱く
閉じ込めている磁束線11も閉じ込めが開放される方向
、すなわち、基板8偏に接近する。
ため、外周磁極2の飽和磁束を中間磁極3の飽和磁束よ
り大とし、中間磁極3は磁気的に飽和した状態となって
いる。したがって、外周磁極2の余分の磁束は中間磁極
3へ向かえず基板8を迂回する方向に向かう、この時、
ソレノイドコイル7を第1図に示す矢印13の方向へ励
磁すると、磁束線12は強められ、基板8に対して略垂
直方向となる磁界を形成する。一方、副プラズマを弱く
閉じ込めている磁束線11も閉じ込めが開放される方向
、すなわち、基板8偏に接近する。
この時、主プラズマを閉じ込め工いる磁束線lOは、強
力な磁界を形成しており、かつ、中間磁極3に永久磁石
を用いてかつ外周磁束2よりも飽和磁束を小としている
ことにより2強く飽和しているため、ソレノイドコイル
7の励磁による影響を受けに<<、主プラズマの放射方
向の移動を極めて小さくできる。
力な磁界を形成しており、かつ、中間磁極3に永久磁石
を用いてかつ外周磁束2よりも飽和磁束を小としている
ことにより2強く飽和しているため、ソレノイドコイル
7の励磁による影響を受けに<<、主プラズマの放射方
向の移動を極めて小さくできる。
また、ソレノイドコイル7を第1図の13で示した矢印
と逆の方向へ励磁すると、磁束線12は弱められ、また
、副プラズマを弱く閉じ込めている磁束線11は中央磁
極lが弱められてターゲツト6上面にトンネル磁界ll
が形成できなくなりその結果、副プラズマは消滅し主プ
ラズマのみの通常のマグネトロンモードとなる。この時
も、主プラズマ位置の放射方向の移動は小さい。
と逆の方向へ励磁すると、磁束線12は弱められ、また
、副プラズマを弱く閉じ込めている磁束線11は中央磁
極lが弱められてターゲツト6上面にトンネル磁界ll
が形成できなくなりその結果、副プラズマは消滅し主プ
ラズマのみの通常のマグネトロンモードとなる。この時
も、主プラズマ位置の放射方向の移動は小さい。
すなわち、本発明の第1図に示すものでは、ソレノイド
コイル7の励磁電流の大きさならびに方向を調整してや
ることにより、基板8近傍に導くイオンの量を増減制御
することができる。基板8にぶっつけるイオンの運動エ
ネルギは、通常の基板8に負のバイアス電圧を印加して
この電圧の増減調整により制御できる。なお、基板8を
接地して、セルフバイアス電圧により、イオンに与える
運動エネルギを一定にすることもできる。また、基板8
とターゲット6の間に発生しているプラズマ中にアノー
ドを電気的に接触するように配置して、アノードに正の
電圧を印加してプラズマ自身の電位を相対的に高めてや
れば、基板8を接地した状態でも、イオンに運動エネル
ギを与えることができる。要するに、基板8とプラズマ
間の電位が基板8側が相対的に低い電位となれば、イオ
ンは基板8に向かって加速される。
コイル7の励磁電流の大きさならびに方向を調整してや
ることにより、基板8近傍に導くイオンの量を増減制御
することができる。基板8にぶっつけるイオンの運動エ
ネルギは、通常の基板8に負のバイアス電圧を印加して
この電圧の増減調整により制御できる。なお、基板8を
接地して、セルフバイアス電圧により、イオンに与える
運動エネルギを一定にすることもできる。また、基板8
とターゲット6の間に発生しているプラズマ中にアノー
ドを電気的に接触するように配置して、アノードに正の
電圧を印加してプラズマ自身の電位を相対的に高めてや
れば、基板8を接地した状態でも、イオンに運動エネル
ギを与えることができる。要するに、基板8とプラズマ
間の電位が基板8側が相対的に低い電位となれば、イオ
ンは基板8に向かって加速される。
第1図のものについて、ソレノイドコイル7の励磁電流
を変えた場合のイオン電流分布を第13図に、膜厚分布
およびプラズマ位置を調べた結果を第14図に示す、主
な条件は、ターゲット6は無酸素銅、基板8とターゲッ
ト6間の距離は60mm、外周磁極2の外径はφ180
mm、基板8の外径はφ120mm、ガス圧は2mTo
rr、放電電流はDCo、5AX1minであり、ソレ
ノイドコイル7の電流を■−4A、■±OA、■÷4A
の3種類に変更した。これより見て、第9図と第10図
の従来のものに較べて、プラズマ位置の移動が少なく、
かつ、イオン量の調整幅が大きくとれることがわかる。
を変えた場合のイオン電流分布を第13図に、膜厚分布
およびプラズマ位置を調べた結果を第14図に示す、主
な条件は、ターゲット6は無酸素銅、基板8とターゲッ
ト6間の距離は60mm、外周磁極2の外径はφ180
mm、基板8の外径はφ120mm、ガス圧は2mTo
rr、放電電流はDCo、5AX1minであり、ソレ
ノイドコイル7の電流を■−4A、■±OA、■÷4A
の3種類に変更した。これより見て、第9図と第10図
の従来のものに較べて、プラズマ位置の移動が少なく、
かつ、イオン量の調整幅が大きくとれることがわかる。
第2図は各磁極の飽和磁束を、中央磁極〉中間磁極)外
周磁極、とし、かつ、中央磁極〉中間磁極+外周磁極、
となるようにしたもので、主プラズマ14を副プラズマ
15の内周側に形成した場合である。
周磁極、とし、かつ、中央磁極〉中間磁極+外周磁極、
となるようにしたもので、主プラズマ14を副プラズマ
15の内周側に形成した場合である。
第2図では、主プラズマを形成する飽和磁束を大とする
ため、中間磁極3および中央磁極1を強力な永久磁石と
している。中央磁極1は飽和磁束を大とするために中空
状として面積を大としている。基板8に向かう磁力線1
2を副プラズマに隣接しない側の磁極、すなわち、第2
図では、中央磁極lから放出するため、中央磁極lの飽
和磁束を中間磁極3の飽和磁束より大として、各磁極の
飽和磁束が、中央磁極〉中間磁極〉外周磁極、となるよ
うにしている、このタイプは、プラズマの移動量は少な
いが、イオン量が第1図に示すものにおいて、ソレノイ
ドコイル7を矢印13方向とは逆の方向に励磁した場合
のものに比べて小さい。
ため、中間磁極3および中央磁極1を強力な永久磁石と
している。中央磁極1は飽和磁束を大とするために中空
状として面積を大としている。基板8に向かう磁力線1
2を副プラズマに隣接しない側の磁極、すなわち、第2
図では、中央磁極lから放出するため、中央磁極lの飽
和磁束を中間磁極3の飽和磁束より大として、各磁極の
飽和磁束が、中央磁極〉中間磁極〉外周磁極、となるよ
うにしている、このタイプは、プラズマの移動量は少な
いが、イオン量が第1図に示すものにおいて、ソレノイ
ドコイル7を矢印13方向とは逆の方向に励磁した場合
のものに比べて小さい。
したがって、イオン量が少なくて良いものにのみ適用で
きる。
きる。
第3図および第5図のものは、それぞれ、第1図および
第2図に示すものにおいて、ソレノイドコイル7へ励磁
する方向13を逆にして示したものであり、主プラズマ
および副プラズマを形成できるが、イオン量を増大しよ
うとしてソレノイドコイル7を強めると副プラズマが消
滅し、イオン量を減じる方向にソレノイドコイル7を弱
めると副プラズマが形成される。すなわち、イオン量の
調整範囲が小さく、このままではイオンアシスト用とし
ては適さないものを示す。
第2図に示すものにおいて、ソレノイドコイル7へ励磁
する方向13を逆にして示したものであり、主プラズマ
および副プラズマを形成できるが、イオン量を増大しよ
うとしてソレノイドコイル7を強めると副プラズマが消
滅し、イオン量を減じる方向にソレノイドコイル7を弱
めると副プラズマが形成される。すなわち、イオン量の
調整範囲が小さく、このままではイオンアシスト用とし
ては適さないものを示す。
第4図は第3図の改良、第6図は第5図の改良を行った
ものを示す。
ものを示す。
第3図は、各磁極の飽和磁束を、中間磁極〉外周磁極)
中央磁極、で、かつ、中間磁極〉外周磁極+中央磁極、
となるようにしたもので、中間磁極3と外周磁極2を永
久磁石として、この間に主プラズマを形成し、中間磁極
3と中央磁極lに副プラズマを形成するようにしたもの
である。基板8へ向かう磁力線は最大容量の中間磁極3
より発生する。このタイプのものでは、基板8へ向かう
磁力線を強めるように励磁すると磁性の異なる外周磁極
2および中央磁極3が弱められる。外周磁極2は強力な
永久磁石であるため、その影響は小さいが、副プラズマ
を形成する中央磁極lから発生する弱い磁力線は押えら
れ、副プラズマが消えてしまう、したがって、イオン量
の増大が計れない、また、逆にイオン量を減少するため
、ソレノイドコイル7の励磁を逆方向に励磁すると副プ
ラズマが形成され、イオン量を少なくとれない、すなわ
ち、このままではイオン量の調整範囲が狭く、実用的で
ない。
中央磁極、で、かつ、中間磁極〉外周磁極+中央磁極、
となるようにしたもので、中間磁極3と外周磁極2を永
久磁石として、この間に主プラズマを形成し、中間磁極
3と中央磁極lに副プラズマを形成するようにしたもの
である。基板8へ向かう磁力線は最大容量の中間磁極3
より発生する。このタイプのものでは、基板8へ向かう
磁力線を強めるように励磁すると磁性の異なる外周磁極
2および中央磁極3が弱められる。外周磁極2は強力な
永久磁石であるため、その影響は小さいが、副プラズマ
を形成する中央磁極lから発生する弱い磁力線は押えら
れ、副プラズマが消えてしまう、したがって、イオン量
の増大が計れない、また、逆にイオン量を減少するため
、ソレノイドコイル7の励磁を逆方向に励磁すると副プ
ラズマが形成され、イオン量を少なくとれない、すなわ
ち、このままではイオン量の調整範囲が狭く、実用的で
ない。
そこで、第4図に示すように、中央磁極lの外周にソレ
ノイドコイル9を設けてソレノイドコイル7の励磁方向
13と逆の励磁をかけてやることにより、上記問題点を
解決できる。
ノイドコイル9を設けてソレノイドコイル7の励磁方向
13と逆の励磁をかけてやることにより、上記問題点を
解決できる。
第5図は、各磁極の飽和磁束を、中間磁極〉中央磁極)
外周磁極、となるようにし、かつ、中間磁極〉中央磁極
+外周磁極、となるようにしたもので、中間磁極3と中
央磁極lを強力な永久磁石として、この間に主プラズマ
を形成し、中間磁極3と外周磁極lの間に副プラズマを
形成するようにしたものである。中央磁極lは飽和磁束
を大とするために中空で断面積の大なるものとしている
。
外周磁極、となるようにし、かつ、中間磁極〉中央磁極
+外周磁極、となるようにしたもので、中間磁極3と中
央磁極lを強力な永久磁石として、この間に主プラズマ
を形成し、中間磁極3と外周磁極lの間に副プラズマを
形成するようにしたものである。中央磁極lは飽和磁束
を大とするために中空で断面積の大なるものとしている
。
基板8へ向かう磁力線は中間磁極lより発生する。
イオン量を増大するために、ソレノイドコイル7を中間
磁極3が強まるように励磁すると、これに隣接する磁極
は弱められ、第3図のものと同様に、イオン量の増大を
行う時に外周磁極2と中間磁極3間に形成された副プラ
ズマが消滅し、イオン量の増大が計れなくなる。したが
って、本タイプも、このままではイオン調整量が小さく
、イオンアシストスパッタリング用の電極構造としては
実用的でない。
磁極3が強まるように励磁すると、これに隣接する磁極
は弱められ、第3図のものと同様に、イオン量の増大を
行う時に外周磁極2と中間磁極3間に形成された副プラ
ズマが消滅し、イオン量の増大が計れなくなる。したが
って、本タイプも、このままではイオン調整量が小さく
、イオンアシストスパッタリング用の電極構造としては
実用的でない。
そこで、第6図のように、外周磁極2近傍にソレノイド
コイル9を設けて、ソレノイドコイル7の励磁方向13
と逆方向の励磁をかけることにより、上記問題点を解決
できる。
コイル9を設けて、ソレノイドコイル7の励磁方向13
と逆方向の励磁をかけることにより、上記問題点を解決
できる。
第15図に1本発明の第1図に示したソレノイドコイル
7を矢印方向に励磁した場合の実施例を用い、膜の緻密
度を評価するために、イオンフラックス比j◆/Jmを
変化させて、薄膜の電気抵抗の差異を調べた結果を示す
、運転条件は、ターゲット6は無醜素銅(Cu)、ガス
圧力は20mTarr、基板8とターゲット6間の距離
は60mm、基板バイアス電圧−100Vである。イオ
ンフラックス比はj◆/j謙を大きくすると抵抗率ρは
小さくなっている。また、膜の緻密度と電気抵抗とは係
りが大であり、第15図の結果から。
7を矢印方向に励磁した場合の実施例を用い、膜の緻密
度を評価するために、イオンフラックス比j◆/Jmを
変化させて、薄膜の電気抵抗の差異を調べた結果を示す
、運転条件は、ターゲット6は無醜素銅(Cu)、ガス
圧力は20mTarr、基板8とターゲット6間の距離
は60mm、基板バイアス電圧−100Vである。イオ
ンフラックス比はj◆/j謙を大きくすると抵抗率ρは
小さくなっている。また、膜の緻密度と電気抵抗とは係
りが大であり、第15図の結果から。
イオンアシストすることにより、緻密度が向上すること
かわかる。
かわかる。
第16図は、第15図と同一条件にてイオンフラックス
比j +/ J mを変更しながら基板の曲がりぐせ(
残留曲率半径)より算出した内部応力の変化の様子を示
す運転結果を示したものである。第16図の結果より、
イオンフラックス比j◆/J+wの与え方により、内部
応力の調整が可能であることがわかる。
比j +/ J mを変更しながら基板の曲がりぐせ(
残留曲率半径)より算出した内部応力の変化の様子を示
す運転結果を示したものである。第16図の結果より、
イオンフラックス比j◆/J+wの与え方により、内部
応力の調整が可能であることがわかる。
すなわち、本発明のイオンアシストスパッタ法により膜
の組織構造ならびに内部応力の制御が可能となり、緻密
でかつ内部応力の小さい膜を形成することができる。こ
れらを実現するためには、イオン量j÷を大きい範囲で
調整できる必要がある。
の組織構造ならびに内部応力の制御が可能となり、緻密
でかつ内部応力の小さい膜を形成することができる。こ
れらを実現するためには、イオン量j÷を大きい範囲で
調整できる必要がある。
このための施策について、以下に説明する。
第1図〜第6図に示した実施例による調査の結果、スパ
ッタリングを行うための主プラズマとスパッタリングに
寄与しないイオン形成用の副プラズマを形成してイオン
量の増大を計り、かつ、磁界調整を行った時に主プラズ
マを放射方向に移動しないようにするために、主プラズ
マを形成する磁極を強力な永久磁石とし、基板8に対し
て略垂直方向の磁力線を形成して基板8近傍へイオンを
導くため主プラズマを形成する永久磁石のうちの一方の
飽和磁束を大として相対的にアンバランスとし、かつ、
他の磁極を飽和させるため各磁極の飽和磁束を、最大飽
和磁束磁極〉他の磁極の和とし、また、ソレノイドコイ
ルを励磁してイオンを増大する際に副プラズマを形成し
、イオンを減少する時、副プラズマを消滅させてマグネ
トロンモードとすることができる。
ッタリングを行うための主プラズマとスパッタリングに
寄与しないイオン形成用の副プラズマを形成してイオン
量の増大を計り、かつ、磁界調整を行った時に主プラズ
マを放射方向に移動しないようにするために、主プラズ
マを形成する磁極を強力な永久磁石とし、基板8に対し
て略垂直方向の磁力線を形成して基板8近傍へイオンを
導くため主プラズマを形成する永久磁石のうちの一方の
飽和磁束を大として相対的にアンバランスとし、かつ、
他の磁極を飽和させるため各磁極の飽和磁束を、最大飽
和磁束磁極〉他の磁極の和とし、また、ソレノイドコイ
ルを励磁してイオンを増大する際に副プラズマを形成し
、イオンを減少する時、副プラズマを消滅させてマグネ
トロンモードとすることができる。
上記磁極配列により、ソレノイドコイルの調整によりイ
オンアシストスパッタリングのイオン量を調整できる。
オンアシストスパッタリングのイオン量を調整できる。
このイオンに運動エネルギを基板バイアス等、従来の技
術を用いることにより、スパッタ原子を沈着中にイオン
で基板をたたきながら沈着粒子にマイグレーションを与
えて最も安定した位置に沈着原子を配列でき、イオン量
およびそれに与える運動エネルギの組合わせにより種々
の所望の組織構造の薄膜を膜厚分布が良好な条件のもと
で形成することができる。
術を用いることにより、スパッタ原子を沈着中にイオン
で基板をたたきながら沈着粒子にマイグレーションを与
えて最も安定した位置に沈着原子を配列でき、イオン量
およびそれに与える運動エネルギの組合わせにより種々
の所望の組織構造の薄膜を膜厚分布が良好な条件のもと
で形成することができる。
また、ガス圧を上記イオンアシスト条件の組合わせによ
り、膜形成中に発生する膜の内部応力をイオンをぶっつ
けることにより圧縮側へ移行でき、例えば、引張応力の
大きな薄膜の応力を緩和することも可能である。
り、膜形成中に発生する膜の内部応力をイオンをぶっつ
けることにより圧縮側へ移行でき、例えば、引張応力の
大きな薄膜の応力を緩和することも可能である。
前記実施例では、ソレノイドコイルが1個の場合につい
て説明したが、本発明では、同様の目的のため、ソレノ
イドコイルを複数個用いても良く、また、実施例に示し
た磁極の磁性を逆にしても効果は同一である。また、一
般に中央磁極は寸法的に飽和磁束を大きくとれないので
、これを補足するため、永久磁石とソレノイドコイルを
組合わせても良い、また、磁気回路を設けた場合、所望
の数値にならない場合は、これらを調整するためのソレ
ノイドコイルを別に設けても良い。
て説明したが、本発明では、同様の目的のため、ソレノ
イドコイルを複数個用いても良く、また、実施例に示し
た磁極の磁性を逆にしても効果は同一である。また、一
般に中央磁極は寸法的に飽和磁束を大きくとれないので
、これを補足するため、永久磁石とソレノイドコイルを
組合わせても良い、また、磁気回路を設けた場合、所望
の数値にならない場合は、これらを調整するためのソレ
ノイドコイルを別に設けても良い。
[発明の効果]
本発明においては、特許請求の範囲に記載したようにし
たので、膜の組織構造ならびに内部応力の制御が可能と
なり、緻密でかつ内部応力の小さい膜を形成することが
できる。また1発生する主プラズマの放射方向の移動を
極めて小さくおさえることができ、かつ、イオン量の調
整幅を大きくとることができる。
たので、膜の組織構造ならびに内部応力の制御が可能と
なり、緻密でかつ内部応力の小さい膜を形成することが
できる。また1発生する主プラズマの放射方向の移動を
極めて小さくおさえることができ、かつ、イオン量の調
整幅を大きくとることができる。
第1図、第2図、第4図、第6図は本発明のそれぞれ異
なる実施例を説明するための電極構成図、第3図および
第5図はそれぞれ第1図および第2図と同様な装置を用
いているが、あまり好ましくない結果が得られる場合を
説明するための電極構成図、wIJ7図〜第10図は本
発明に類したそれぞれ異なる従来例を説明するための電
極構成図、第11図は第9図に示すものにおけるイオン
電流分布状態を示す線図、第12図は第9図に示すもの
における膜厚分布状態とプラズマ位置を示す線図、第1
3図は第1図に示すものにおけるイオン電流分布状態を
示す線図、第14図は第1図に示すものにおける膜厚分
布状態とプラズマ位置を示す線図、第15図は第1図に
示すものにおけるイオンフラックス比に対する電気抵抗
率の変化状態を示す線図、第16図は第1図に示すもの
におけるイオン2ラツクス比に対する引張応力の変化状
態を示す線図である。 1・・・・・・中央磁極、 2・・・・・・外周磁
極、3・・・・・・中間磁極、4,5・・・磁性体ヨー
ク6・・・・・・ターゲット。 7.9.17,19.21・・・ソレノイドコイル、8
・・・・・・基板、 10.11.12・・・磁力線模式線、13.16.1
8,20.22・・・励磁方向。 14・・・・・・主プラズマ、 15・・・・・・
副プラズマ。 ′$1図 第2図
なる実施例を説明するための電極構成図、第3図および
第5図はそれぞれ第1図および第2図と同様な装置を用
いているが、あまり好ましくない結果が得られる場合を
説明するための電極構成図、wIJ7図〜第10図は本
発明に類したそれぞれ異なる従来例を説明するための電
極構成図、第11図は第9図に示すものにおけるイオン
電流分布状態を示す線図、第12図は第9図に示すもの
における膜厚分布状態とプラズマ位置を示す線図、第1
3図は第1図に示すものにおけるイオン電流分布状態を
示す線図、第14図は第1図に示すものにおける膜厚分
布状態とプラズマ位置を示す線図、第15図は第1図に
示すものにおけるイオンフラックス比に対する電気抵抗
率の変化状態を示す線図、第16図は第1図に示すもの
におけるイオン2ラツクス比に対する引張応力の変化状
態を示す線図である。 1・・・・・・中央磁極、 2・・・・・・外周磁
極、3・・・・・・中間磁極、4,5・・・磁性体ヨー
ク6・・・・・・ターゲット。 7.9.17,19.21・・・ソレノイドコイル、8
・・・・・・基板、 10.11.12・・・磁力線模式線、13.16.1
8,20.22・・・励磁方向。 14・・・・・・主プラズマ、 15・・・・・・
副プラズマ。 ′$1図 第2図
Claims (2)
- (1)中央磁極の外周に距離をへだてて各々寸法が異な
る少なくとも2個の磁極を中心から放射方向に向かって
極性が交互になるように配置し、隣接する極性の相異な
る磁極により形成される複数のトンネル状磁界により、
複数のプラズマを形成し、この内、少なくとも1個はス
パッタリング可能な高密度の主プラズマとし、また、少
なくとも他の1個はスパッタリングに寄与しない低密度
の副プラズマとして、主プラズマを形成する隣接する2
個の磁極を永久磁石とし、この永久磁石の一方の飽和磁
束を他方より大とし、この飽和磁束の大きい方の磁極に
隣接する他方の磁極を磁気的に飽和させ、飽和磁束の大
きな方の永久磁石磁極より発生する余分の磁束線をこの
磁極の外周近傍に配置した少なくとも1個のソレノイド
コイルの励磁電流を調整して基板へ略垂直方向へ向かわ
せて基板近傍へ向かうイオンの量を調整し、基板とプラ
ズマ間の電位差を調整し、イオンに与える運動エネルギ
を調整して成膜するようにしたイオンアシストスパッタ
リング方法。 - (2)中央磁極の外周に距離をへだてて中間磁極と外周
磁極からなる各々寸法が異なる少なくとも2個の磁極を
中心から放射方向に向かって極性が交互になるように配
置し、中間磁極の少なくとも1個と、外周磁極と中央磁
極のうちのどちらか一方を飽和磁束の大きい永久磁石製
とし、その他の磁極を飽和磁束の小さい永久磁石か軌磁
性材料製とし、中央磁極と中間磁極と外周磁極をその飽
和磁束がそれぞれ異なる磁極とし、かつ、これら3種の
磁極のうち、飽和磁束が1番大きいものを他の2種の磁
極の飽和磁束の和よりも大きくし、飽和磁束が2番目に
大きい磁極を磁気的に飽和状態にしうるものにし、外周
磁極の近傍にイオン量制御用のソレノイドコイルを配置
したイオンアシストスパッタリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14209589A JPH0310071A (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | イオンアシストスパッタリング方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14209589A JPH0310071A (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | イオンアシストスパッタリング方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0310071A true JPH0310071A (ja) | 1991-01-17 |
Family
ID=15307313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14209589A Pending JPH0310071A (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | イオンアシストスパッタリング方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0310071A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110108416A1 (en) * | 2009-11-10 | 2011-05-12 | Cheng-Tsung Liu | Magnetron sputter |
| JP2019081948A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-05-30 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 静的磁石アセンブリを有する物理的気相堆積チャンバ、及びスパッタリングする方法 |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP14209589A patent/JPH0310071A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20110108416A1 (en) * | 2009-11-10 | 2011-05-12 | Cheng-Tsung Liu | Magnetron sputter |
| JP2019081948A (ja) * | 2017-09-15 | 2019-05-30 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated | 静的磁石アセンブリを有する物理的気相堆積チャンバ、及びスパッタリングする方法 |
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