JPH031051B2 - - Google Patents
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- JPH031051B2 JPH031051B2 JP61036644A JP3664486A JPH031051B2 JP H031051 B2 JPH031051 B2 JP H031051B2 JP 61036644 A JP61036644 A JP 61036644A JP 3664486 A JP3664486 A JP 3664486A JP H031051 B2 JPH031051 B2 JP H031051B2
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- liquid
- spray device
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- Gas Separation By Absorption (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術的分野]
本発明は、気相を連続相とする気液接触方法に
関するものである。さらに詳しくは、本発明は、
硫黄酸化物を含む燃焼排ガスを吸収性液体に接触
させることにより硫黄酸化物の除去を行なう気相
を連続相とする湿式脱硫方法の実施に際して特に
有利に利用することのできる気液接触方法に関す
るものである。
関するものである。さらに詳しくは、本発明は、
硫黄酸化物を含む燃焼排ガスを吸収性液体に接触
させることにより硫黄酸化物の除去を行なう気相
を連続相とする湿式脱硫方法の実施に際して特に
有利に利用することのできる気液接触方法に関す
るものである。
[発明の背景]
反応塔内でガスを移動させながら、スプレー装
置から噴霧(スプレー)される液体にガスを接触
させることからなる気相を連続相とする気液接触
方法は、様々な化学反応およびガス中の特定成分
の除去に利用されている。なかでも、ガス中の特
定成分の除去は原料ガスの精製(例、合成ガスか
らのCO2、H2S、有機硫黄化合物等の除去;天然
ガスからのCO2、H2S、有機硫黄化合物等の除
去)、排ガス中の有効成分の回収、排ガス中の有
害成分(たとえば、SO2、NO2)の除去あるいは
回収などの目的で、気相を連続相とする気液接触
方法は一般的に利用されている。
置から噴霧(スプレー)される液体にガスを接触
させることからなる気相を連続相とする気液接触
方法は、様々な化学反応およびガス中の特定成分
の除去に利用されている。なかでも、ガス中の特
定成分の除去は原料ガスの精製(例、合成ガスか
らのCO2、H2S、有機硫黄化合物等の除去;天然
ガスからのCO2、H2S、有機硫黄化合物等の除
去)、排ガス中の有効成分の回収、排ガス中の有
害成分(たとえば、SO2、NO2)の除去あるいは
回収などの目的で、気相を連続相とする気液接触
方法は一般的に利用されている。
例えば、石油系燃料や石炭系燃料を用いるボイ
ラーなどの燃焼装置から発生する燃焼排ガスを例
にとると、その排ガス中にはかなり高濃度の硫黄
酸化物(SOx)が存在するため、その回収あるい
は除去のために各種の方法が提案され、その一部
は既に実際に利用されている。
ラーなどの燃焼装置から発生する燃焼排ガスを例
にとると、その排ガス中にはかなり高濃度の硫黄
酸化物(SOx)が存在するため、その回収あるい
は除去のために各種の方法が提案され、その一部
は既に実際に利用されている。
その代表的な例としては、石灰乳を用いて硫黄
酸化物を石膏として回収する方法、水酸化ナトリ
ウム溶液で硫黄酸化物を吸収中和して放流する方
法などの方法が挙げられる。
酸化物を石膏として回収する方法、水酸化ナトリ
ウム溶液で硫黄酸化物を吸収中和して放流する方
法などの方法が挙げられる。
また、マグネシウム化合物を利用した湿式脱硫
方法も検討され、すでに各種の方法が提案されて
いる。それらの方法の大部分は、水酸化マグネシ
ウム水溶液に二酸化硫黄を反応させて得た亜硫酸
マグネシウム(MgSO3)を二酸化硫黄吸収用化
合物として利用する方法である。この二酸化硫黄
の吸収操作は、たとえば、気液接触装置におい
て、二酸化硫黄などの硫黄酸化物を含有する排ガ
スを移動させながら、スプレー装置から噴霧され
る吸収液に接触させることにより、吸収液に二酸
化硫黄などの硫黄酸化物を選択的に吸収させて、
それらの除去を行なうことによつて実施される。
方法も検討され、すでに各種の方法が提案されて
いる。それらの方法の大部分は、水酸化マグネシ
ウム水溶液に二酸化硫黄を反応させて得た亜硫酸
マグネシウム(MgSO3)を二酸化硫黄吸収用化
合物として利用する方法である。この二酸化硫黄
の吸収操作は、たとえば、気液接触装置におい
て、二酸化硫黄などの硫黄酸化物を含有する排ガ
スを移動させながら、スプレー装置から噴霧され
る吸収液に接触させることにより、吸収液に二酸
化硫黄などの硫黄酸化物を選択的に吸収させて、
それらの除去を行なうことによつて実施される。
上記の操作に関与する反応は下記の式により表
わすことができる。
わすことができる。
MgSO3+SO2+H2O→Mg(HSO3)2 ()
Mg(HSO3)2+Mg(OH)2
→2MgSO3+2H2O ()
すなわち、二酸化硫黄を亜硫酸マグネシウムに
吸収させてMg(HSO3)2としたのち、そのMg
(HSO3)2に、新たに供給される水酸化マグネシ
ウムを接触させることにより亜硫酸マグネシウム
に戻す循環反応が利用される。なお、燃焼排ガス
中には酸素も含まれているため、亜硫酸マグネシ
ウムの一部は、その酸素により酸化されて硫酸マ
グネシウムとなり、循環反応液中に共存する。
吸収させてMg(HSO3)2としたのち、そのMg
(HSO3)2に、新たに供給される水酸化マグネシ
ウムを接触させることにより亜硫酸マグネシウム
に戻す循環反応が利用される。なお、燃焼排ガス
中には酸素も含まれているため、亜硫酸マグネシ
ウムの一部は、その酸素により酸化されて硫酸マ
グネシウムとなり、循環反応液中に共存する。
この循環系の途中において亜硫酸マグネシウム
および硫酸マグネシウムのそれぞれ一部(新たに
供給される水酸化マグネシウムに対してマグネシ
ウム換算でおよそ同量)は循環系の外に抜き出さ
れ、酸化反応に供される。この酸化反応により亜
硫酸マグネシウムは無害な硫酸マグネシウムに変
えられて放流される。あるいは、抜き出された亜
硫酸マグネシウムおよび硫酸マグネシウムから石
灰などを利用して硫黄酸化物を石膏として回収す
る方法も提案されている。
および硫酸マグネシウムのそれぞれ一部(新たに
供給される水酸化マグネシウムに対してマグネシ
ウム換算でおよそ同量)は循環系の外に抜き出さ
れ、酸化反応に供される。この酸化反応により亜
硫酸マグネシウムは無害な硫酸マグネシウムに変
えられて放流される。あるいは、抜き出された亜
硫酸マグネシウムおよび硫酸マグネシウムから石
灰などを利用して硫黄酸化物を石膏として回収す
る方法も提案されている。
従来において、上記のような気液接触方法に利
用されている気液接触装置は、一つの接触塔内に
スプレー装置を一段もしくは多段に設置した装置
であり、このスプレー装置を利用して気液接触を
実現するようにされていた。
用されている気液接触装置は、一つの接触塔内に
スプレー装置を一段もしくは多段に設置した装置
であり、このスプレー装置を利用して気液接触を
実現するようにされていた。
[発明の構成]
本発明は、ガスを移動させながら、スプレー装
置から噴霧(スプレー)される液体にガスを接触
させることからなる気液接触方法の改良方法を提
供することを目的とする。
置から噴霧(スプレー)される液体にガスを接触
させることからなる気液接触方法の改良方法を提
供することを目的とする。
本発明は特に、ガス中の特定成分を、吸収液ミ
ストの排出を防ぎながら、高い効率にて除去する
ことを可能にする湿式除去方法に有利に利用でき
る気液接触方法を提供することを目的とする。
ストの排出を防ぎながら、高い効率にて除去する
ことを可能にする湿式除去方法に有利に利用でき
る気液接触方法を提供することを目的とする。
また、本発明は特に、硫黄酸化物を含む燃焼排
ガスを硫黄酸化物吸収性の水溶液もしくは水性分
散液などの液体に接触させることにより硫黄酸化
物の除去を行なう湿式脱硫方法の実施に際して、
吸収液ミストの排出を防ぎながら、硫黄酸化物の
除去を高い効率で実施することを可能にする脱硫
方法に適した気液接触方法を提供することをも、
その目的とする。
ガスを硫黄酸化物吸収性の水溶液もしくは水性分
散液などの液体に接触させることにより硫黄酸化
物の除去を行なう湿式脱硫方法の実施に際して、
吸収液ミストの排出を防ぎながら、硫黄酸化物の
除去を高い効率で実施することを可能にする脱硫
方法に適した気液接触方法を提供することをも、
その目的とする。
本発明は、ガスを移動させながら、スプレー装
置から噴霧される液体にガスを接触させることか
らなる気液接触方法において、スプレー装置をガ
スの移動路に直列に少なくとも二基設置し、この
うちガスに接触するスプレー装置から噴霧される
液体とガスとの気液接触速度(ガス線速度)を、
後のスプレー装置から噴霧される液体とガスとの
気液接触速度(ガス線速度)の二倍以上とするこ
とを特徴とする方法からなる。
置から噴霧される液体にガスを接触させることか
らなる気液接触方法において、スプレー装置をガ
スの移動路に直列に少なくとも二基設置し、この
うちガスに接触するスプレー装置から噴霧される
液体とガスとの気液接触速度(ガス線速度)を、
後のスプレー装置から噴霧される液体とガスとの
気液接触速度(ガス線速度)の二倍以上とするこ
とを特徴とする方法からなる。
上記の本発明の気液接触方法は特に、ガスを移
動させながら、スプレー装置から噴霧される液体
に気体を接触させることにより、該液体に選択的
に吸収もしくは吸着されるガス成分を、該液体に
吸収もしくは吸着させることからなるガス中の特
定成分の湿式除去方法において有利に利用するこ
とができる。
動させながら、スプレー装置から噴霧される液体
に気体を接触させることにより、該液体に選択的
に吸収もしくは吸着されるガス成分を、該液体に
吸収もしくは吸着させることからなるガス中の特
定成分の湿式除去方法において有利に利用するこ
とができる。
また、本発明の気液接触方法は、ガスが、硫黄
酸化物を含む燃焼排ガスであり、スプレー装置か
ら噴霧される液体が硫黄酸化物吸収性水溶液もし
くは水性分散液(たとえば、亜硫酸マグネシウム
を含む水溶液もしくは水性分散液、あるいはアン
モニア水)であり、かつ該液体との接触により硫
黄酸化物が除去されるような脱硫方法に特に有利
に利用することができる。
酸化物を含む燃焼排ガスであり、スプレー装置か
ら噴霧される液体が硫黄酸化物吸収性水溶液もし
くは水性分散液(たとえば、亜硫酸マグネシウム
を含む水溶液もしくは水性分散液、あるいはアン
モニア水)であり、かつ該液体との接触により硫
黄酸化物が除去されるような脱硫方法に特に有利
に利用することができる。
次に本発明の気液接触方法を、亜硫酸マグネシ
ウムを含む水溶液もしくは水性分散液を用いて燃
焼排ガスから硫黄酸化物を除去するような脱硫方
法を例にして、添付図面に示した湿式脱硫装置の
例を参照しながら、更に詳しく説明する。
ウムを含む水溶液もしくは水性分散液を用いて燃
焼排ガスから硫黄酸化物を除去するような脱硫方
法を例にして、添付図面に示した湿式脱硫装置の
例を参照しながら、更に詳しく説明する。
第1図は、本発明のひとつの実施の態様である
湿式脱流方法の実施に利用することのできる湿式
脱硫装置のシステムを示す模式図である。この装
置は、予備スプレー装置を備えた予備脱硫部を設
け、予備脱硫部におけるたガス線速度を高くする
ために、その径を変えた点を除けば、硫黄酸化物
を含む燃焼排ガスを亜硫酸マグネシウムを含む水
溶液もしくは水性分散液に接触させることにより
硫黄酸化物の除去を行なう従来の湿式脱硫方法に
利用されている脱硫装置と本質的に異なるところ
はないので、本発明の湿式脱硫方法の説明に必要
な限りにおいて記述を行なう。
湿式脱流方法の実施に利用することのできる湿式
脱硫装置のシステムを示す模式図である。この装
置は、予備スプレー装置を備えた予備脱硫部を設
け、予備脱硫部におけるたガス線速度を高くする
ために、その径を変えた点を除けば、硫黄酸化物
を含む燃焼排ガスを亜硫酸マグネシウムを含む水
溶液もしくは水性分散液に接触させることにより
硫黄酸化物の除去を行なう従来の湿式脱硫方法に
利用されている脱硫装置と本質的に異なるところ
はないので、本発明の湿式脱硫方法の説明に必要
な限りにおいて記述を行なう。
第1図の湿式脱硫装置は、予備脱硫部11と脱
硫部12よりなる。ボイラーなどから送られてき
た燃焼排ガスは、予備脱硫部11の頂部より導入
され、まずそこでスプレー装置16から噴霧され
る吸収液に接触し、除塵冷却処理と予備脱硫処理
とが施される。このスプレー装置16から噴霧さ
れる吸収液に対するガスの接触速度(ガス線速
度)は、通常の気液接触系で利用されているガス
線速度である1〜4m/秒に比較してはるかに高
速の、たとえば8〜15m/秒程度のガス線速度と
なるように設定される。
硫部12よりなる。ボイラーなどから送られてき
た燃焼排ガスは、予備脱硫部11の頂部より導入
され、まずそこでスプレー装置16から噴霧され
る吸収液に接触し、除塵冷却処理と予備脱硫処理
とが施される。このスプレー装置16から噴霧さ
れる吸収液に対するガスの接触速度(ガス線速
度)は、通常の気液接触系で利用されているガス
線速度である1〜4m/秒に比較してはるかに高
速の、たとえば8〜15m/秒程度のガス線速度と
なるように設定される。
上記に予備脱硫処理が施された燃焼排ガスは次
いで脱硫部12に導入され、そこで更に脱硫処理
されて、その頂部から排出される。
いで脱硫部12に導入され、そこで更に脱硫処理
されて、その頂部から排出される。
脱硫部12の上部にはスプレー装置13が配設
されている。このスプレー装置13からは吸収液
(亜硫酸マグネシウムを含む水溶液もしくは水性
分散液)が噴霧されて、予備脱硫処理された燃焼
排ガスにガス線速度1〜4m/秒程度にて接触す
る。この接触によつて燃焼排ガス中の硫黄酸化物
の残部の大部分は該吸収液に吸収される。この吸
収処理が施された燃焼排ガスは次いで外部に排出
される。
されている。このスプレー装置13からは吸収液
(亜硫酸マグネシウムを含む水溶液もしくは水性
分散液)が噴霧されて、予備脱硫処理された燃焼
排ガスにガス線速度1〜4m/秒程度にて接触す
る。この接触によつて燃焼排ガス中の硫黄酸化物
の残部の大部分は該吸収液に吸収される。この吸
収処理が施された燃焼排ガスは次いで外部に排出
される。
上記の吸収液は脱硫部12の下部に備えられて
いる液溜14に回収され、ここに一時的に貯蔵さ
れる。次に液溜14の回収液は、循環ポンプ15
により前記スプレー装置13,16に戻されて、
硫黄酸化物吸収用として繰り返し使用される。な
お、この循環使用される回収液には、その循環の
途中にてマグネシウムの水酸化物(もしくは酸化
物)が添加され、これにより硫黄酸化物吸収力の
補強が図られる。
いる液溜14に回収され、ここに一時的に貯蔵さ
れる。次に液溜14の回収液は、循環ポンプ15
により前記スプレー装置13,16に戻されて、
硫黄酸化物吸収用として繰り返し使用される。な
お、この循環使用される回収液には、その循環の
途中にてマグネシウムの水酸化物(もしくは酸化
物)が添加され、これにより硫黄酸化物吸収力の
補強が図られる。
また回収液の一部は外部に取り出され、必要な
酸化処理等が施されたのち放流などの手段により
排出される。回収液中のマグネシウム化合物の濃
度は循環系に付設された濃度検知装置17にて検
知され、必要に応じて、工業用水は脱硫部12の
スプレー装置13の上方に設置された工業用水補
充スプレー18を介して回収液に補給される。
酸化処理等が施されたのち放流などの手段により
排出される。回収液中のマグネシウム化合物の濃
度は循環系に付設された濃度検知装置17にて検
知され、必要に応じて、工業用水は脱硫部12の
スプレー装置13の上方に設置された工業用水補
充スプレー18を介して回収液に補給される。
以上記載したように、本発明は、通常の脱硫部
12以外に、ガス移動路に直列方向に沿つた前方
の位置(予備脱硫部11)にも硫黄酸化物吸収液
のスプレー装置16を配置し、このスプレー装置
16から噴霧される吸収液とガスとの接触速度
(ガス線速度)が、後の脱硫部12の吸収液スプ
レー装置13から噴霧される吸収液とガスとの接
触速度(ガス線速度)の二倍以上、好ましくは四
倍以上とする条件にて脱硫操作を行なうことを特
徴とする。なお、この予備脱硫部における吸収液
のスプレー操作は燃焼排ガスからの予備脱硫とと
もに、燃焼排ガスの除塵冷却の機能も果す。
12以外に、ガス移動路に直列方向に沿つた前方
の位置(予備脱硫部11)にも硫黄酸化物吸収液
のスプレー装置16を配置し、このスプレー装置
16から噴霧される吸収液とガスとの接触速度
(ガス線速度)が、後の脱硫部12の吸収液スプ
レー装置13から噴霧される吸収液とガスとの接
触速度(ガス線速度)の二倍以上、好ましくは四
倍以上とする条件にて脱硫操作を行なうことを特
徴とする。なお、この予備脱硫部における吸収液
のスプレー操作は燃焼排ガスからの予備脱硫とと
もに、燃焼排ガスの除塵冷却の機能も果す。
上記においては、燃焼排ガスからの亜硫酸マグ
ネシウムを含む水溶液もしくは水性分散液を用い
た脱硫方法について説明を行なつたが、同様な脱
硫は、たとえば、アンモニア水、水酸化ナトリウ
ム水溶液、石灰乳などを用いても可能である。ま
た、吸収もしくは吸着対象の特定成分は硫黄酸化
物に限られるものではなく、たとえば、燃焼排ガ
ス中のハロゲン化などを吸収もしくは吸着対象の
特定成分とすることができる。すなわち、ガス中
の特定成分を、該成分を選択的に吸収もしくは吸
着させる液体(水、水溶液、水分散液)との気相
における接触を利用して該液体に吸収もしくは吸
着させて除去する方法であれば、いずれの方法に
おいても本発明を利用することが可能である。
ネシウムを含む水溶液もしくは水性分散液を用い
た脱硫方法について説明を行なつたが、同様な脱
硫は、たとえば、アンモニア水、水酸化ナトリウ
ム水溶液、石灰乳などを用いても可能である。ま
た、吸収もしくは吸着対象の特定成分は硫黄酸化
物に限られるものではなく、たとえば、燃焼排ガ
ス中のハロゲン化などを吸収もしくは吸着対象の
特定成分とすることができる。すなわち、ガス中
の特定成分を、該成分を選択的に吸収もしくは吸
着させる液体(水、水溶液、水分散液)との気相
における接触を利用して該液体に吸収もしくは吸
着させて除去する方法であれば、いずれの方法に
おいても本発明を利用することが可能である。
また、更に本発明の効果はガスと液体との接触
効率に起因するものであるため、気体中の特定成
分の除去のみでなく、反応塔内でガスを移動させ
ながら、スプレー装置から噴霧(スプレー)され
る液体にガスを接触させることからなる気相を連
続相とする気液接触方法を利用する様々な化学反
応の実施にも本発明は有利に利用できる。
効率に起因するものであるため、気体中の特定成
分の除去のみでなく、反応塔内でガスを移動させ
ながら、スプレー装置から噴霧(スプレー)され
る液体にガスを接触させることからなる気相を連
続相とする気液接触方法を利用する様々な化学反
応の実施にも本発明は有利に利用できる。
[発明の効果]
本発明に従い、気相を連続相とする気液接触方
法を実施するに際して、通常の液体スプレー装置
の前位置に別にスプレー装置を配置して、その前
位置におけるガス線速度を後位置におけるガス線
速度の二倍以上となるような組み合せで気液接触
を実施することにより、気液接触系全体で高い効
率の気液接触が実現する。
法を実施するに際して、通常の液体スプレー装置
の前位置に別にスプレー装置を配置して、その前
位置におけるガス線速度を後位置におけるガス線
速度の二倍以上となるような組み合せで気液接触
を実施することにより、気液接触系全体で高い効
率の気液接触が実現する。
特に、本発明に従い、ガス中の特定成分を吸収
(あるいは吸着)除去するにあたつて、通常の吸
収(あるいは吸着)液スプレー装置の前位置に、
吸収(あるいは吸着)液を噴霧するスプレー装置
を配置して、その前位置におけるガス線速度を後
位置におけるガス線速度の二倍以上となるような
組み合せで特定成分を吸収(あるいは吸着)する
方法を利用することによつて、吸収(あるいは吸
着)液のミストが処理済ガスに随伴して排出する
のを防止しながら、高い効率にてガス中の特定成
分の吸収(あるいは吸着)除去を行なうことが可
能となる。
(あるいは吸着)除去するにあたつて、通常の吸
収(あるいは吸着)液スプレー装置の前位置に、
吸収(あるいは吸着)液を噴霧するスプレー装置
を配置して、その前位置におけるガス線速度を後
位置におけるガス線速度の二倍以上となるような
組み合せで特定成分を吸収(あるいは吸着)する
方法を利用することによつて、吸収(あるいは吸
着)液のミストが処理済ガスに随伴して排出する
のを防止しながら、高い効率にてガス中の特定成
分の吸収(あるいは吸着)除去を行なうことが可
能となる。
たとえば、本発明の方法を利用して、ガスに先
に接触するスプレー装置におけるガス線速度を8
〜15m/秒、後のスプレー装置におけるガス線速
度を1〜40m/秒とするような条件にてガス中に
特定成分の除去を行なうと、従来の1〜4m/秒
程度のガス線速度のみを利用した場合に比較して
吸収性能は約5〜20倍になることが確かめられて
いる。
に接触するスプレー装置におけるガス線速度を8
〜15m/秒、後のスプレー装置におけるガス線速
度を1〜40m/秒とするような条件にてガス中に
特定成分の除去を行なうと、従来の1〜4m/秒
程度のガス線速度のみを利用した場合に比較して
吸収性能は約5〜20倍になることが確かめられて
いる。
また、本発明の方法では、前位置に設置するス
プレー装置の周辺において特に高い効率の気液接
触が実現するため、腐食性の高いガスの吸収処理
を行なう場合(たとえば、ガス中の脱硫操作)に
おいて、前位置のスプレー装置の周辺に反応系に
ついてのみ耐腐食性の高い材料を用い、後段の通
常のスプレー装置については、通常の材料を利用
できるとの利点もあり、実装置の建設において非
常に有利である。
プレー装置の周辺において特に高い効率の気液接
触が実現するため、腐食性の高いガスの吸収処理
を行なう場合(たとえば、ガス中の脱硫操作)に
おいて、前位置のスプレー装置の周辺に反応系に
ついてのみ耐腐食性の高い材料を用い、後段の通
常のスプレー装置については、通常の材料を利用
できるとの利点もあり、実装置の建設において非
常に有利である。
次に本発明の説明のために、排ガスの脱硫処理
を例にとつた実施例と比較例を示す。
を例にとつた実施例と比較例を示す。
実施例 1
第1図に示したような構成からなる湿式脱硫装
置(燃焼排ガス処理能力:1000Nm3/時)を利用
して下記の脱硫試験を行なつた。
置(燃焼排ガス処理能力:1000Nm3/時)を利用
して下記の脱硫試験を行なつた。
燃焼排ガス:ペトロコークスを燃料として用いた
炉の排ガス、温度180〜210℃、二酸化硫黄濃度
650ppm、酸素含有量14〜17体積%。
炉の排ガス、温度180〜210℃、二酸化硫黄濃度
650ppm、酸素含有量14〜17体積%。
予備脱硫部吸収液スプレー:
予備脱硫部(管径:200mm)11にホロコー
ンタイプのスプレーノズル16を上向きに設置
し、吸収液(循環回収液)をスプレーした。
ンタイプのスプレーノズル16を上向きに設置
し、吸収液(循環回収液)をスプレーした。
液/ガス比:1.0(/Nm3)
ガス流量:1104Nm3/時
ガス線速度:9.8m/秒
脱硫部吸収液スプレー:
脱硫部12(管径:500mm)にホロコーンタ
イプのスプレーノズル13を下向きに設置し、
吸収液(循環回収液)をスプレーした。
イプのスプレーノズル13を下向きに設置し、
吸収液(循環回収液)をスプレーした。
液/ガス比:1.0(/Nm3)
ガス流量:1104Nm3/時
ガス線速度:1.6m/秒
吸収液(回収液)のPHおよび密度の調整:
排水量、工業用水補給量、水酸化マグネシウ
ム供給量等を自動的に調節することにより調整
し、一定に維持した。
ム供給量等を自動的に調節することにより調整
し、一定に維持した。
吸収液組成:密度1100Kg/m3 PH5.7
本試験に際しては、吸収塔の性能を調べるため
に、下記の式に従う容量係数(K)を算出した。
に、下記の式に従う容量係数(K)を算出した。
K=Gm/Z・π×N
ただし、
[K=容量係数(Kg−mol/m3・hr・atm)
Z=吸収部高さ(m)
Gm=ガスモル流量(Kg−mol/m3・hr)
π=ガス圧(atm)
N=気相基準総括移動単位数(−)]
この実施例1における予備脱硫部の容量係数
(K)は576(Kg−mol/m3・hr・atm)であつた。
(K)は576(Kg−mol/m3・hr・atm)であつた。
比較例 1
予備脱硫部におけるガス線速度が、脱硫部にお
けるガス線速度(1.5m/秒)と同一になるよう
な装置を用いた以外は実施例1と同様にして脱硫
試験を行なつた。
けるガス線速度(1.5m/秒)と同一になるよう
な装置を用いた以外は実施例1と同様にして脱硫
試験を行なつた。
この比較例1における予備脱硫部の容量係数
(K)は77(Kg−mol/m3・hr・atm)であり、実
施例1に比較して約7.5分の1であつた。
(K)は77(Kg−mol/m3・hr・atm)であり、実
施例1に比較して約7.5分の1であつた。
実施例 2
実施例1と同様の脱硫試験を、吸収液としてア
ンモニア水(濃度:25重量%)を用いて行なつ
た。ただし脱硫処理対象のガスは酸性ガス燃焼炉
排ガス(SO2濃度:66971ppm、SO3濃度:
1367ppm)に変え、また入口ガス流量を18650N
m3/時に変えた。
ンモニア水(濃度:25重量%)を用いて行なつ
た。ただし脱硫処理対象のガスは酸性ガス燃焼炉
排ガス(SO2濃度:66971ppm、SO3濃度:
1367ppm)に変え、また入口ガス流量を18650N
m3/時に変えた。
この実施例2における予備脱硫部の容量係数
(K)は517(Kg−mol/m3・hr・atm)であつた。
(K)は517(Kg−mol/m3・hr・atm)であつた。
比較例 2
予備脱硫部におけるガス線速度が、脱硫部にお
けるガス線速度(1.7m/秒)と同一になるよう
な装置を用いた以外は実施例2と同様にして脱硫
試験を行なつた。
けるガス線速度(1.7m/秒)と同一になるよう
な装置を用いた以外は実施例2と同様にして脱硫
試験を行なつた。
この比較例2における予備脱硫部の容量係数
(K)は63(Kg−mol/m3・hr・atm)であり、実
施例2に比較して約8.2分の1であつた。
(K)は63(Kg−mol/m3・hr・atm)であり、実
施例2に比較して約8.2分の1であつた。
第1図は、本発明のガス中の特定成分の湿式除
去方法の実施に利用することのできる装置の例の
システムを示す模式図である。 11:予備脱硫部、12:脱硫部、13:スプ
レー装置、14:液溜、15:循環ポンプ、1
6:スプレー装置、17:濃度検知装置、18:
工業用水補充スプレー。
去方法の実施に利用することのできる装置の例の
システムを示す模式図である。 11:予備脱硫部、12:脱硫部、13:スプ
レー装置、14:液溜、15:循環ポンプ、1
6:スプレー装置、17:濃度検知装置、18:
工業用水補充スプレー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ガスを移動させながら、スプレー装置から噴
霧される液体にガスを接触させることからなる気
液接触方法において、スプレー装置をガスの移動
路に直列に少なくとも二基設置し、このうちガス
に先に接触するスプレー装置から噴霧される液体
とガスとの気液接触速度(ガス線速度)を、後の
スプレー装置から噴霧される液体とガスとの気液
接触速度(ガス線速度)の二倍以上とすることを
特徴とする方法。 2 ガスに先に接触するスプレー装置におけるガ
ス線速度を、後のスプレー装置におけるガス線速
度の四倍以上とすることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の気液接触方法。 3 ガスに先に接触するスプレー装置におけるガ
ス線速度を8〜15m/秒、後のスプレー装置にお
けるガス線速度を1〜4m/秒とすることを特徴
とする特許請求の範囲第1項もしくは第2項記載
の気液接触方法。 4 気液接触方法が、ガスを移動させながら、ス
プレー装置から噴霧される液体に接触させること
により、該液体に選択的に吸収もしくは吸着され
るガス成分を、該液体に吸収もしくは吸着させて
ガス中の特定成分の湿式除去を行なうための方法
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の気液接触方法。 5 ガスが、硫黄酸化物を含む燃焼排ガスであ
り、スプレー装置から噴霧される液体が硫黄酸化
物吸収性水溶液もしくは水性分散液であり、かつ
該液体との接触により硫黄酸化物が除去されるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の気液
接触方法。 6 ガスが、硫黄酸化物を含む燃焼排ガスであ
り、スプレー装置から噴霧される液体が亜硫酸マ
グネシウムを含む水溶液もしくは水性分散液であ
り、かつ該液体との接触により硫黄酸化物が除去
されることを特徴とする特許請求の範囲第4項記
載の気液接触方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61036644A JPS62193625A (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | 気液接触方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61036644A JPS62193625A (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | 気液接触方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62193625A JPS62193625A (ja) | 1987-08-25 |
| JPH031051B2 true JPH031051B2 (ja) | 1991-01-09 |
Family
ID=12475555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61036644A Granted JPS62193625A (ja) | 1986-02-20 | 1986-02-20 | 気液接触方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62193625A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4180549A1 (en) | 2021-11-10 | 2023-05-17 | Daido Steel Co., Ltd. | Fe-based alloy for melt-solidification-shaping and metal powder |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL1629880T3 (pl) | 2004-11-08 | 2009-09-30 | Andritz Ag Maschf | Sposób i kolumna natryskowa do kontaktowania gazów i kropel cieczy dla wymiany masy i/lub ciepła |
-
1986
- 1986-02-20 JP JP61036644A patent/JPS62193625A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4180549A1 (en) | 2021-11-10 | 2023-05-17 | Daido Steel Co., Ltd. | Fe-based alloy for melt-solidification-shaping and metal powder |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62193625A (ja) | 1987-08-25 |
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