JPH0311086A - リゾレシチンの精製方法 - Google Patents

リゾレシチンの精製方法

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JPH0311086A
JPH0311086A JP14208989A JP14208989A JPH0311086A JP H0311086 A JPH0311086 A JP H0311086A JP 14208989 A JP14208989 A JP 14208989A JP 14208989 A JP14208989 A JP 14208989A JP H0311086 A JPH0311086 A JP H0311086A
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lysolecithin
solvent
pressure
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lecithin
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JP14208989A
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Hidehiko Hibino
日比野 英彦
Nobuo Fukuda
信雄 福田
Osamu Nakachi
仲地 理
Toshio Muramatsu
敏夫 村松
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Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リゾレシチンを含む原料から直接リゾレシチ
ンを分取する新規な方法に関する。
(従来の技術) リゾレシチンは、レシチンの脂肪酸が生体内でホスホリ
パーゼにより1個脱離したもので、種々な細胞に対して
細胞膜のコンホメーションを修飾し、例えば免疫賦活作
用、平滑筋収縮の抑制作用等の重要な生理活性を有して
いる。リゾレシチンは自然界の動植物の細胞膜を構成す
るリン脂質中に広く分布しているがその存在量は少ない
従来、下記に示す様な方法により精製されている。これ
らの方法を概説する。
■ 日本生化学会編、生化学実験講座3 脂質の化学 
p264、東京化学同人社 本性はシリカゲルカラムを用いてグラジェント溶媒で溶
出さぜる順相型吸着クロマトグラフィーによりリゾレシ
チンを分離している。
■ J、 Barrett、 P、 E、 Batte
rworth、 Lipids6、763 (1966
) 本性は極性固定液相と非極性移動液相からなる順相型吸
着クロマトグラフィーでリゾレシチンを分離している。
この際使用される非極性移動液相はグラジェント溶媒で
構成されている。この溶出溶媒は溶媒極性を弱極性から
強極性に段階的に変化させるため、弱極性溶媒中に強極
性溶媒の比率を連続的に増加させている。
■ T、 S、Work編、生化学実験法5 脂質研究
法 p115、東京化学同人社(1975)本性は非極
性固定液相と極性移動液相からなる逆相型分配クロマト
グラフィーで脂質を分離している。固定液相に大豆油の
重合製品のフプクチスを使用しているが、単純脂質の炭
素数による分離、脂質混合物から遊離脂肪酸とリン脂質
の除去等に応用されるのみである。
また、オクタデシルシラン化学結合型シリカゲル(以下
、ODSと略す)を非極性固定液相に用いる逆相型分配
クロマトグラフィーのリン脂質への応用が紹介されてい
る。その方法は、リン脂質から分解されたジアシルグリ
セロール誘導体やリゾ体の脂肪酸組成の違いによる分離
である。
■ 特開昭63−59439号「リゾレシチンの製造法
」末法は軽比重固定液相と重比重移動液相の二種類の溶
媒からなる連続遠心液々分配クロマトグラフィーで、リ
ン脂質組成物からリゾレシチンを濃縮している。
(発明が解決しようとする課題) 従来、リゾレシチンの分離に最も広く採用されている方
法は、シリカカラムを用いてグラジェント溶媒で溶出す
る方法である。この方法には次の様な問題点がある。第
一に、溶出溶媒として複数以上の溶媒の配合比が少し異
なる混合溶媒を多数用意する必要があり、そのため溶出
操作が非常に繁雑である。第二に、溶出溶媒の溶媒配合
比の変化率を大きくしたり、初期溶出の溶媒量を少なく
したりして溶媒使用量を減らすと、単離目的とするリゾ
レシチン中に他のリン脂質が混入してくる。
第三に、リゾレシチンの溶出順が脂質中の最後であり、
溶媒使用量が多く、溶出時間も長い。第四に、溶出操作
が繁雑なため自動化が難しい。
また、逆相分配クロマトグラフィーによる方法は、脂質
類の分析に使用されても、分取手段に採用される例が少
ない。それは、この方法が第一に、溶出溶媒として溶質
に対する貧溶媒を選択するのでサンプル負荷量が少ない
。第二に、固定液相の比表面を増加するように充填剤の
粒径を微小にするため、加圧しないと溶出液が流出しな
い。第三に、溶出操作で前記理由により高圧ポンプと耐
高圧カラムを装備したシステノ、がないと溶出に長時間
を必要とするからである。
前述の溶出時間の短縮にはHPLCが利用されるがサン
プル負荷量が少ない。また、液々分配クロマトグラフィ
ーを効率的に行う連続遠心システムを採用してもリゾレ
シチンの高純度品は得られない。
そこで、本発明は、溶媒使用量が少なく短時間で高純度
のリゾレシチンを多量に分離出来る方法を提供すること
、このため、クロマトグラフィーとして逆相分配クロマ
トグラフィーを用い、溶出操作が容易な溶離液を用いる
こと、さらに、安価で工業的に自動化が可能な方法を提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明のリゾレシチンの精製方法は、リゾレシチンを含
む原料から、逆相分配の中圧カラムクロマトグラフィー
にアイソクラティックな溶離液を用いて、リゾレシチン
を分取することを特徴とする。
本発明に使用されるリゾレシチンを含む原料は、天然及
び合成由来のものがある。天然原料は市販の大豆や卵黄
のレシチンを使えるが、リゾレシチン含量が1〜2%で
、脱脂処理を行っても3%程度であるため、予め溶剤分
画や錯体処理を行い、レシチン含量を60%以上に濃縮
すれば、それに伴ってリゾレシチンが4〜6%に濃縮さ
れるので市販品よりも原料として好ましい。リゾレシチ
ンの含量の多い原料には、上記の天然レシチン濃縮物や
合成レシチンの酵素による加水分解によって得られる酵
素分解生成物がある。
酵素分解生成物中にはリゾレシチン、レシチン、脂肪酸
及びグリセロホスホコリンが存在するが、クロロホルム
抽出と冷アセトン処理により、レシチンとリゾレシチン
を主成分とする混合物が得られる。この混合物はリゾレ
シチンを40〜85%も含むので好ましい。また、合成
レシチン製造時の中間反応生成物中にリゾレシチンは共
存する。レシチン合成は、脱アシルリン脂質体であるグ
リセロホスホコリンに脂肪酸の無水物またはハロゲン化
物を、塩基性エステル化触媒の存在下に、高極性溶媒中
で反応することによって行われる。この際、グリセロホ
スホコリンに対する脂肪酸誘導体のモル当量をレシチン
合成時の50%以下で反応させるとリゾレシチンが生成
する。この反応生成物中にはレシチン、リゾレシチン、
脂肪酸、グリセロホスホコリン、塩基性触媒及び副反応
の複合体が共存するが、冷アセトン処理とイオン交換処
理により、レシチンとリゾレシチンを主成分とする混合
物が得られる。この混合物はリゾレシチンを60〜90
%も含むので、より好ましい。
本発明に用いるリゾレシチンを含む原料は、リゾレシチ
ンを4%以上含むものが好ましく、前述の種々の原料が
使用できる。リゾレシチン含量が4%以下のものは、後
述する逆相分配の中圧カラムクロマトグラフィーにおい
て、リゾレシチン以外のリン脂質かリゾレシチン分画中
に大きく混入するため、高純度のリゾレシチンが得にく
くなる。
本発明においては、前述の原料から従来の順相型吸着ク
ロマトグラフィーを用いないでリゾレシチンを効率良く
分取するために、逆相分配の中圧クロマトグラフィーを
用いた。
逆相分配クロマトグラフィーは、非極性固定液相と極性
移動液相を用いるため、順相型のように、溶出溶媒の極
性を弱から強へ段階的に変化させて行くグラジェント溶
媒で溶出させる必要はない。
そのため、溶出物の極性により、極性溶媒を適当に配合
した混合溶媒を一定に固定したアイソクラテインク溶媒
で溶出が可能なためその操作が非常に簡単である。しか
もこの様な単純な溶媒系を使用するにも拘らず、強極性
物質であるリゾレシチンはリン脂質中で最先頭に溶出し
、その後その他のリン脂質も同一溶媒で溶出するので使
用する溶媒量が大巾に減少出来る。
分取に使用する逆相分配クロマトグラフィーは中圧カラ
ム方式を使用した。分取用に使用するカラム方式にはH
PLCに代表される高速・高圧型とオープンカラムに代
表される低速・無圧型があるが、それぞれ長所と欠点が
ある。この両者の中間に位置し、分取に重点を置いたも
のが中圧カラム式である。HPLCは、最大圧力150
〜200kg/−が制御出来る高圧ポンプ、その圧力に
耐えるステンレスカラムおよび付帯設備から構成され、
特に充填される充填剤の粒径が1〜10jmで、最適流
量は数十rn1/minである。一方、本発明に用いる
中圧カラム方式は、最大圧力20〜40kg/calで
定流量性を保持出来る中圧ポンプと、その圧力に耐える
耐圧ガラスカラムおよび付帯設備から構成され、充填剤
の粒径が10−以上で最適流量は数ml / m i 
nである。HPLCに対する中圧カラム方式の操作上の
特徴は、カラムへの充填剤の充填に超高圧を必要とせず
、従って充填剤の交換が容易であり、サンプル負荷量は
0.5〜12カラムで数十■から数gまで、カラム圧は
10 kg / cnl以下で迅速に分取出来る。オー
プンカラムはポンプ及び耐圧カラムは必要ないが、流出
液の自動モニターは設置出来ず、充填剤の粒径は中圧カ
ラム用と同じである。
オープンカラムに対する中圧カラム方式の操作上の特徴
は、加圧下で通液出来るので流速を上げられることであ
る。従ってオープンカラムに比べて単位当たりの処理量
が増す。同時に充填剤が詳密に配列されるので、理論段
数が高まり分離能が向上する。充填剤の粒径が同じため
、−回に負荷出来るサンプル量はオープンカラムと同等
である。
中圧カラムシステムは定流量性が保持されているため、
紫外線吸収スペクトルや屈折率の検出器で溶出動態をモ
ニター出来るので、工業的な自動制御が容易である。ま
た、中圧カラム方式の設備はHPLCより安価である。
本発明に使用される逆相分配クロマトグラフィーに使用
される充填剤は、一般に逆相分配クロマトグラフィーに
使用されているものが使用できる。
充填剤として使用される担体にはシリカゲル系と合成高
分子系がある。シリカゲルにアルキル基を化学結合させ
たシリカゲル系は、アルキル基の長さの異なるC I+
 C!+ C9,CII+ Ctaカラムがそれぞれ市
販されているが、本発明にはcpsカラム即ちODSカ
ラムが特に好ましい。これによりリゾレシチンを短時間
で最先頭に溶出させることが出来る。シリカゲルに対す
るアルキル基の結合量は5〜30%のものが使用できる
が、特に10〜18%のものが好ましい。このものによ
りリゾレシチンと未反応のレシチンとの分離度が大きく
、これ以上の結合量ではレシチンの溶出時間が長くなる
シリカゲル系の具体的な充填材としては例えば市販品と
して、J、T、 Baker Chemical Co
、製のBakerbond WP−Octadecy(
C+s) : 40n、 Merck社製のLichr
oprepRP−18: 40〜63utn、富士ディ
ビソン社製の0M1020T :100〜20Omes
hSYMC社製の5H−3−20: L5〜30m、昭
和電工製の5hodex 0DS−P :40〜120
pが挙げられる。合成高分子系はポリスチレン系疎水性
ゲルやスチレン−ジビニルベンゼン共重合型ハイポーラ
スポリマーゲル(例えば市販品として、東ソー製のTS
Kgel、 5tyrene−250:10−1昭和電
工製の5hodex HP−255: 17.5〜22
.5p1三菱化成製のダイヤソリッドIIP−20: 
350〜42〇−等)が挙げられる。
合成高分子系の充填剤は、特にポリスチレン系疎水ゲル
やスチレン−ジビニルベンゼン共重合型ハイポーラスポ
リマーゲルが好ましい。これらの充填剤は分配吸着クロ
マトグラフィーに使用することが出来て、充填剤極性対
応概念図ではC+ Sシリカゲルカラムに相当する低い
極性を有している。
また、使用可能な溶媒範囲がヘキサン〜アルコール〜9
0%水であり、そのため逆相分離モードで使用すると強
極性物質のLPGを最先頭に溶出させることが出来る。
低極性の未反応のPCはこの充填剤内部に保持されるの
で、これらを別々に溶出出来る点で好ましい。
本発明に使用される中圧ポンプは、山善■製FMr定量
ポンプ(型式RP−5Y−I C3C)で、O〜19 
、4 ml / m i nの流量制御可能なもので、
脈動防止にパルスダンパーと圧力制御に圧カリミ・ツタ
−(上限圧5kg/coOが内蔵された圧力計を組み込
ませて使用した。また、中圧カラム方式の圧力に耐える
耐圧ガラスカラムは山善■製のマイケル・ミラーカラム
(耐圧20 kg / cnl )を使用した。本発明
において、1g程度の試料処理は200mff1のカラ
ム容積で目的物の分離が出来る。この際、溶媒流速は0
 、5〜5 、0 yd / m i nで使用出来る
が、好ましくは2〜3wd/@inである。試料は最低
10重量%以上になるよう、クロロホルム、ベンゼン、
エタノール/ヘキサン混液等から選ばれる溶媒に溶解し
、この試料溶液を充填カラム頭頂部から静かに流す。カ
ラムの展開は室温で実施出来る。
逆相分配クロマトグラフィーに使用する溶出溶媒は、一
般に逆相分配クロマトグラフィーに使用されているもの
が使用できる。特にリゾレシチンが他のリン脂質と分離
した状態で最先頭に溶出するような溶出溶媒が使用でき
る。このような溶出溶媒としては、低級アルコール、脂
肪酸ケトン、塩素系炭化水素、アセトニトリル、テトラ
ヒドロフラン、n−ヘキサン、水等の組み合わせによる
ものがある。
溶出溶媒としては、例えば水5〜20容量%、塩素系炭
化水素15〜30容量%および低級アルコール50〜8
0容量%からなる系を使用でき、これらの各成分は他の
成分に置換することも可能である。従来、逆相分配クロ
マトグラフィーにおける溶媒選択の基準は、溶質に対す
る溶解性の低い貧溶媒であり、そのため溶質に対する溶
解の選択性が高まり分離能を向上させていたが、貧溶媒
の使用により試料負荷量が著しく少量であった。しかし
、本発明においては、保持容量の大きな担体を使用し、
貧溶媒の使用を制限し、目的物を最先頭に溶出させるこ
とによりこの問題を解決した。
逆相分配クロマトグラフィーによる分取方法は、原$4
の形のままで、ベンゼン、クロロホルム、n−ヘキサン
、酢酸等の適当な溶媒に溶解して逆相分配カラムに注入
し、次いで逆相分配クロマトグラフィー用溶出溶媒を流
してリゾレシチンの分画を行う。このような逆相分配ク
ロマトグラフィーにより、最先頭成分としてリゾレシチ
ンが溶出するが、その後に他のリン脂質が溶出する。溶
出挙動はTLCでチエツク出来るが、U V2O3nm
やRIレスポンスによってもモニターが出来る。このよ
うにして得られたリゾレシチンは高収率でTLC−FI
D(イヤトロスキャン法)で98%以上の純度で回収さ
れる。
(発明の効果) 本発明は逆相分配の中圧クロマトグラフィーを用いて、
合成及び天然、リン脂質原料から、直接リゾレシチンを
精度良く迅速に高収率で分離することが出来る。しかも
、従来、多種類の溶媒組成を連続的に多段階に組み合わ
せたグラジェント溶媒を必要とせず、アイソクラチック
溶媒でリン脂質原料から最先頭に溶出させることが出来
る。このリゾレシチンは細胞膜のコンホメーションを修
飾する作用を利用して制癌剤や抗ウィルス剤、免疫賦活
剤として使用出来る。
(実施例) 以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明する。
実施例1 ナス型フラスコ中に、化学合成したジパルミトイルレシ
チン830■を150m1のエーテル/エタノール(9
515v/v)混液に溶解して加えた。この溶液中にヘ
ビ毒起源のホスホリパーゼA、(シグマ社製、Crot
alus adamanteus) Logを溶解した
0、05M酢酸ナトリウム緩衝液(pH5,4) 10
−と110n1の塩化カルシウム水溶液を加え、ときど
き振りながら室温で1時間反応させた。経時後、減圧下
に反応液の溶媒を除去し、ベンゼンを少量加えて残存す
る水を除去した。さらに、冷アセトン100−で2回撹
拌とデカンテーションを行い、粗生成物を乾燥濃縮した
。この濃縮物をクロロホルム100−に?a解し、濾過
助剤を添加し撹拌後、濾過してその母液を蒸発乾燥して
730■の白色粉末を得た。この粉末のTLC−FID
 (イヤトロスキャン法、展開溶媒:クロロホルム/メ
タノール/水 65/25/4v/v/v)分析の結果
、リゾレシチン70%、レシチン18%、脂肪酸12%
であった。
この粉末全量をクロロホルムに溶解し、ODS化シリカ
ゲルDM1020T(富士ディビソン社製、oDS化率
12.7%9粒径100〜200メソシュ細孔径100
人)を充填したカラム(内径×長さ3 、 Ocm X
 30cm、充填内積212cn、充填量90g)に注
入した。溶離溶媒としてクロロホルム/メタノール/水
(215/1 v/v/v)混液を圧力0 、3 kg
 / CIl! 、流t3.omx/minで通液し、
溶媒2gの各フラクションに分画しなから500−流し
た。溶離液中の溶質濃度は分取液体クロマトグラフィー
用屈折率検出器(エルマ光学製)でモニターした。
その結果、リヅレシチンカ9容離液中に出始めるのは溶
離液が120m1!流れた時点からであった。それ以降
19〇−通液した区間でリゾレシチンが流出し、さらに
240−通液した範囲でレシチン、320m1通液した
範囲で脂肪酸が流出した。リゾレシチン溶出区分から回
収されたのリゾレシチンは502■であり、このリゾレ
シチンのTLC−FID分析の結果、リゾレシチンは9
9%であった。重量収率は98%であった。
実施例2 市販精製大豆レシチンを冷アセトン処理により脱脂処理
を施した。得られた脱脂大豆レシチンをエタノールによ
る溶剤分画と硫酸マグネシウム処理を行い、レシチン以
外のリン脂質を除去した。
これを、シリカゲルを充填したカラムに注入し、移動相
として最初にヘキサン/エタノール(9515v/v)
混合溶媒を流し、次いでエタノール単独溶媒を流して、
大豆レシチン濃縮物を分画した。得られた大豆レシチン
濃縮物が溶解しているエタノール溶液を、丸底の大型エ
バポレーターで薄膜状にして脱溶媒し、原料リン脂質を
調製した。
上記の粗リン脂質の組成はTLC−FID (イヤトロ
スキャン法、展開溶媒:クロロホルム/メタノール/水
 65/25/4 v/ν/v)分析の結果、リゾレシ
チン7%、レシチン91%、その他2%であった。
このペースト状固体1gをクロロホルムに溶解し、スチ
レン−ジビニルベンゼン共重合体によりハイポーラスポ
リマーゲルHP−20(三菱化成工業側型)を充填した
カラム(内径×長さ1.91+1JX50cI11、充
填容積157c11!、充填量31.6g)に注入した
。溶離溶媒としてクロロホルム/エタノール/水(20
/65/15 v/v/v)混液を圧力0 、5 kg
 / el+! 、流量2.0mj/minで通液し、
溶媒2gの各フラクションに分画しながら700d流し
た。溶離液中の溶質濃度は分取液体クロマトグラフィー
用屈折率検出器(エルマ光学製)でモニターした。
その結果、リゾレシチンが溶離液中に出始めるのは溶離
液が9〇−流れた時点からであった。それ以降120d
通液した区間でリゾレシチンが流出し、さらに200a
1通液した範囲でレシチン、その他のリン脂質が流出し
、その後少量ずつ流出が続いた。
リゾレシチン溶出区分から回収されたリゾレシチンは5
8■であり、このリゾレシチンのTLC−FID分析の
結果、リゾレシチンは98%であった。
重量収率は83%であった。
比較例 ナスフラスコ中に化学合成したジパルミトイルレシチン
1g1エチルエーテル/エタノール溶液(95/ 5 
v/v) 150a+f、タイワンコブラ毒凍結乾燥粉
末(JSI社製)15■を溶解した0、05M酢酸ナト
リウム緩衝液(pi(5,4) 10d、10mMの塩
化カルシウム水溶液30mを添加し37℃で2時間激し
く撹拌した。減圧下に溶媒を留去し、さらにベンゼン1
〇−を加えて減圧薫留を3回繰り返して脱水した。
この粗生成物をクロロホルム80M1に溶解し、この中
に濾過助剤を添加し撹拌後、濾過して、その母液を蒸発
乾燥し880■の白色粉末を得た。この粉末のTLC−
FID (イヤトロスキャン法、展開溶媒:クロロホル
ム/メタノール/水 65/25/4 v/v/v)分
析の結果、リゾレシチン60%、レシチン15%、脂肪
酸25%であった。
こ、の粉末全量をクロロホルム/メタノール?R’l1
l(2/1 v/v) 3 miに溶解し、シリカゲル
(メルク社製シリカゲル60、No、 9385.23
0〜400メツシユ)を充填したカラム(内径×長さ2
. QcIIIX 22CIIl、充填容積7M、充填
量30g)に注入した。溶離溶媒として、クロロホルム
/メタノール/水 65/25/4 v/v/v)混液
450−を流速3ml/minで通液しながら、流出液
を2gずつ分取した。溶離液中の溶質濃度は分取液体ク
ロマトグラフィー用屈折率検出器(エルマ光学製)でモ
ニターした。
その結果、溶出開始後10分以内に脂肪酸、レシチンの
順で溶出し、レシチンはその後も少しずつ溶出し続けて
いた。リゾレシチンは15分後から溶出を開始し70分
後までゆるやかに溶出し、最終流出液にも溶出が認めら
れた。リゾレシチン溶出区分から回収された溶出物は3
96■であり、この溶出物のTLC−FID分析の結果
リゾレシチン78%であった。重量収率は59%であっ
た。
順相型吸着クロマトグラフィーを応用したTLCではリ
ゾレシチンを単離出来ることが知られている。しかし、
上記比較例に示した如く、そのアイソクラティックな展
開溶媒で順相型の中圧カラムシステムに使用しても、レ
シチンやリゾレシチンがシャープに分離出来ず、得られ
たリゾレシチンの純度は低かった。また、リゾレシチン
は最終流出物であり、多量の溶離液を流しても、カラム
内にリゾレシチンが残り、その回収率が悪かった。
以上、リゾレシチンを含むリン脂質原料を逆相分配の中
圧カラムクロマトグラフィーに付し、アイソクラティッ
クな溶離液で溶出を行う実施例では、リゾレシチンは最
先頭に溶出した。また、高純度のリゾレシチンが収率良
く回収された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)リゾレシチンを含む原料から、逆相分配の中圧カ
    ラムクロマトグラフィーにアイソクラティックな溶離液
    を用いて、リゾレシチンを分取することを特徴とするリ
    ゾレシチンの精製方法。
JP14208989A 1989-06-06 1989-06-06 リゾレシチンの精製方法 Pending JPH0311086A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0592962A1 (en) * 1992-10-14 1994-04-20 Eisai Chemical Co., Ltd. Purification method of crude product

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0592962A1 (en) * 1992-10-14 1994-04-20 Eisai Chemical Co., Ltd. Purification method of crude product

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