JPH01233290A - リゾレシチンの製造法 - Google Patents

リゾレシチンの製造法

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JPH01233290A
JPH01233290A JP5943988A JP5943988A JPH01233290A JP H01233290 A JPH01233290 A JP H01233290A JP 5943988 A JP5943988 A JP 5943988A JP 5943988 A JP5943988 A JP 5943988A JP H01233290 A JPH01233290 A JP H01233290A
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JP
Japan
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lysolecithin
lecithin
liquid
cpc
raw material
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JP5943988A
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Hidehiko Hibino
日比野 英彦
Nobuo Fukuda
信雄 福田
Osamu Nakachi
仲地 理
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リゾレシチンを含む天然および合成レシチン
原料から直接リゾレシチンを分取する新規な方法に関す
る。
(従来の技術) リゾレシチンはレシチンの脂肪酸が1個脱離したもので
、生体内では細胞膜のコンホメーションを修飾する事が
知られている。特に赤血球膜に対するリシスは溶血作用
を引き起こす程の強力な生理効果を有している。リゾレ
シチンは自然界の動植物の細胞膜を構成するリン脂質中
に広く分布している。工業用のリン脂質原料中のリゾレ
シチンの含量は大豆レシチンや卵黄レシチンでは1〜2
%であり、脱脂処理を行っても3%前後と微量である。
そのため、リゾレシチンを得るためには溶剤分別などに
よって濃縮化はできるが高純度にすることが難しい。高
純度化する方法には薄層クロマトグラフィーやカラム分
画法等が脂質化学の分野で応用されてきた。
(発明が解決しようとする課題) リゾレシチンの分画を目的とする原料として、現在市販
されているリン脂質はその含量が低く、そのまま使用す
る事は分離精製の面から好ましくないので、原料中のリ
ゾレシチン含量を高める必要がある。
薄層クロマトグラフィーによる精製は、分取用プレート
を使用しても1回にチャージできる量は数十■であり、
分取できるリゾレシチンは数■程度と微量である。カラ
ム分画法による精製は、オープンカラム方式、中圧カラ
ム方式、高性能液体クロマトグラフィー等が利用されて
いる。このいずれの方式においても、レシチン共存下に
おけるリゾレシチンの分画は、同一溶媒による溶出では
流出に非常に時間がかかり、流出時間を短縮したり処理
量を高めるような溶媒系では、分画されるリゾレシチン
含量が著しく低下する。また加圧溶出では見掛は上流用
時間は短縮するが、保持容量に変化がないため分画され
る量に対する溶媒量は非常に大きい。このため分画量を
高めるためにはステップワイズに詳細に設定されたグラ
ジェント溶出が要求される。その結果、煩雑な溶媒設定
、大量の溶出溶媒量、著しく長い溶出時間を必要とする
等の問題点がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、リゾレシチンを含む天然および合成レシチン
を原料とし、遠心液々多段分画装置を用いてリゾレシチ
ンを分取することを特徴とする。
本発明者らは、従来リゾレシチンの原料として用いられ
てきた天然リン脂質の組成を詳細に検討した。その結果
市販の大豆レシチンや卵黄レシチンにはリゾレシチンが
1〜2%含まれ、それらのアセトンによる脱脂処理で3
%前後になることがわかった。またリゾレシチンは溶剤
分画やカラム分画においてレシチンと類似な挙動を行い
、レシチンの濃縮に従ってリゾレシチンの含量も増加す
ることがわかった。例えばレシチン含量を70%以上に
濃縮すれば、いずれもリゾレシチンが5〜7%に濃縮さ
れるので市販品よりも原料として好ましい。
さらに原料中のリゾレシチン含量を高めるため、上記の
天然レシチン濃縮物や合成レシチンを部分的に加水分解
した。加水分解はヘビ毒ホスホリパーゼA2による位置
特異的加水分解、低濃度のテトラブチルアンモニウムヒ
ドロキシドやアルカリ金属塩によるアルコリシスで行っ
た。部分的加水分解物中にはレシチン、リゾレシチン、
脂肪酸およびグリセロホスホコリンが認められた。これ
らの混合物をクロロホルム抽出後、冷アセトン処理によ
りリゾレシチンとレシチンの混合物が得られる。リゾレ
シチンは30〜70%含有されるので、ヘビ毒ホスホリ
パーゼA2処理の方がリゾレシチン含量の点からより好
ましい。
また、合成レシチン製造時の中間反応生成物中にしばし
ばリゾレシチンが大量に出現する。レシチン合成は、脱
アシルリン指体であるグリセロホスホコリンに脂肪酸の
無水物またはハロゲン化物を、塩基性エステル化触媒の
存在下に、高極性溶媒中で反応することによって行われ
る。この際、グリセロホスホコリンに対する脂肪酸誘導
体の使用量をレシチン合成時の半分で反応させると、リ
ゾレシチンが生成する。この反応混合物中にはレシチン
、リゾレシチン、脂肪酸、グリセロホスホコリンおよび
塩基性触媒と未反応物の複合体が認められた。これらの
混合物にシリカ処理と冷アセトン処理を行うと、リゾレ
シチンとレシチンの混合物が得られる。リゾレシチンは
15〜60%含有されるのでリゾレシチン原料として好
ましい。
本発明に用いる原料レシチンはリゾレシチン4%以上を
含むものが好ましく、前述の種々の原料レシチンが使用
できる。リゾレシチン含量が4%以下のものは後の遠心
液々連続多段分画工程において高濃度のリゾレシチンが
得にくくなる。
本発明においては、部分分解された原料レシチンから従
来の充填カラムを用いないでリゾレシチンを精密に分離
するために、遠心液々連続多段分画装置(以下CPC)
を用いた。
cpcは、第4図に示すように、2相の分離液のうち一
方を固定相として遠心力により保持しつつ、他方を移動
相として連続的に固定相内を通過させて、移動相内に注
入された試料を連続的に分画する向流分配クロマトグラ
フィーである。即ち、cpcは比重および極性が異なり
、2相に分離する2種の溶媒の一方を固定相、他方を移
動相とし、遠心加速度の作用により固定相中を移動相で
移動させ、試料中の各成分を分配係数の差を利用して多
段分配平衡によりクロマトグラフィー的に分画する。そ
のため、CPCはカラムの充填物としてシリカゲルを使
用しないため、レシチン分離に伴う保持容量の変化とい
う工業的生産への応用に対する問題を解決した。
本発明において用いる疎水性溶媒はヘキサン、ヘプタン
、エーテル、石油エーテル、クロロホルム等であり、親
水性溶媒はエタノール、メタノール、含水アルコール、
アセトニトリル、酢酸、リン酸緩衝液であり、金属錯体
の添加が分離性能および収率の面で特に好ましい。溶離
液は前述の各種溶剤や添加物の入った疎水性および親水
性の溶媒をあらかじめ混合攪拌後、2相に分配し、下層
液を固定相液、上層液を移動相液として、またはその反
対の組合せで用いた。
CPCはローター上に多数のカートリ・7ジ(以下分配
管という)を円周状に配列し、分配管同士をチューブで
直列に接続しである。分配管はフッ素系の樹脂板に細い
溝をジグザグ状に施し、樹脂板を数枚重ねて1個の分配
管を構成する。固定相液をポンプで分配管に充填した後
、ローターを回転させて一定の遠心力を与えながら、移
動相液を連続的に送液する。固定相液は遠心力により分
配管の中に保持され、移動相液がその中を微細な液滴と
なって連続的に通過し多段連続液々分配抽出が行われる
。溶出液はイヤトロスキャン(TLC/FID)でチエ
ツクし、分画はフラクションコレクターで行う。なお、
移動相液の送液の終了後に、送液方向を逆転して固定相
液を入口側から押し出すと、固定相液中に保持されてい
た成分を分取することができる。
(発明の効果) 本発明はcpcを用いて、合成および天然レシチンから
、直接リゾレシチンを精度良く迅速に好収率で分離する
ことができる。このリゾレシチンは細胞膜のコンホメー
ションを修飾する作用を利用して制癌剤やリポソーム改
質剤に使用できる。
又リゾレシチンは脳へのコリン供給剤として使用できる
し、腹腔マクロファージを活性化することから非特異的
な免疫強化剤としても使用できる。
(実施例) 以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明する。尚、
実施例中の%は重量%を示す。
実施例1 市販精製大豆レシチンを冷アセトン処理により脱脂処理
を施した。得られた脱脂大豆レシチンをエタノールによ
る溶剤分画と硫酸マグネシウム処理を行いレシチン以外
のリン脂質を除去した。得られた大豆レシチン濃縮物が
溶解しているエタノール溶液を丸底の大型エバポレータ
ーで薄膜状にして脱溶媒して原料リン脂質を調製した。
上記の粗リン脂質の組成はイヤトロスキャン法(ヤトロ
ン社製)で、展開液組成りロロホルム/メタノール/水
(65/25/4)で測定した。組成はレシチン71%
、リゾレシチン6%、その他24%であった。
上記リン脂質2gを原料とした。分配液はn−ヘキサン
とアセトニトリルを同量混合し、二層に分離するまで静
置し調製した。試料は下層液5Mに溶解して本体に接続
されているサンプル管に充填した。次いで、あらかじめ
調製した分配液の下層液をCPC(CPC−L  B9
2−N型、三鬼エンジニアリング■製)の分配管に充填
した。分配管に試料溶液を送液した後、ロータを160
Or、p、m。
で回転させながら下層液を5m11分の流速で1600
m1送ン夜して、100mf毎にフラクションコレクタ
ーで分画した。
分画した溶出液を、前述のイヤトロスキャンでチエツク
しなからリゾレシチンの溶出部分を分取した。得られた
下層溶出液画分の第7フラクシヨンから第16フラクシ
ヨンのレシチンとリゾレシチンの含有率を第1図に示し
た。下層溶出液の第7フラクシヨンから第9フラクシヨ
ンまでの収量は0.1gで、第1Oフラクシヨンから第
16フラクシヨンまでの収量は0.7gであった。
次いで分配管に保持されているリゾレシチンを分離する
ために上層反転溶出を行った。即ちローターを160O
r、plm、で回転させながら、分配管の出口側から逆
方向に上層液を5m11分の流速で10100O送液し
て、100 ml毎にフラクションコレクターで分画し
た。
反転溶出で得られた上層溶出画分の第1フラクシヨンか
ら第10フラクシヨンのレシチンとリゾレシチンの含有
率を第2図に示した。上層溶出液の第2フラクシヨンか
らの収量は0.1gで、第3フラクシヨンから第10フ
ラクシヨンまでの収量は0.9gであり、上層溶出画分
の前フラクシヨンのリゾレシチン含有率は95%であっ
た。下層溶出画分と上層溶出画分からの収量は回収率9
0%であった。
実施例2 パルミチン酸6.0g(23,6mM)を無水トリフル
オロ酢酸9 、8g (46、7mM)を添加し、38
℃で1時間攪拌した。窒素ガス気流下、攪拌しながら徐
々に加熱し、温度が85℃に達してから5〜50mmH
gで無水トリフルオロ酢酸を除去した。得られた無水パ
ルミチン酸全量にジメチルスルホキ9120m1.グリ
セロホスホコリン無水物2.0g(7,8mM)および
N、N−ジメチル−4−アミノピリジン1.6g(13
,2mM)を加え、80℃で2時間激しく攪拌した。
室温放置後、脱水アセトン200 dを添加して撹拌す
ると白色沈澱が生じた。これを−20°Cの冷凍庫に1
時間放置後、回転数300Or、p、m、で10分間遠
心分離した。回収した沈澱物に脱水アセトン100m1
を添加し、遠心分離を2回行った。さらに脱水アセトン
で沈澱物を繰り返し洗浄して減圧下で脱溶媒した。上澄
液も上記と同様に操作した。
得られた白色沈澱物2.7gはクロロホルム/メタノー
ル(1/1)に溶解した。溶解液はシリカゲルを充填し
たガラス管(2cmφX3cm)に通した後に脱溶媒し
た。得られた粗リン脂質2.5gの組成は前述のイヤト
ロスキャン法で測定した。組成はレシチン73%、リゾ
レシチン19%、その他8%であった。
上記リン脂質2gを原料とした。分配液はクロロホルム
/酢酸/メタノール/水(2/1/1/2)に混合し、
二層に分離するまで静置し調製した。
試料は上層液5Mに溶解して本体に接続されているサン
プル管に充填した。次いで、あらかじめ調製した分配液
の上層液をCPC(CPC−L、B92−N型、三鬼エ
ンジニアリング(I萄製)の分配管に充填した。試料溶
液の注入を兼ねて分配管に上層液を2.5m11分の送
液速度で2000m1送液してから、下層反転溶出を行
うため下層液1000mffを送液した。各溶出液は溶
出状態によって10〜100m1毎に分画した。この際
のローターの回転数は1500r、p、m、で行った。
分画した溶出液を前述のイヤトロスキャンでチエツクし
なからリゾレシチンの溶出部分を分取した。上N溶出で
は溶出ff1540 dから600 mlの区間にリゾ
レシチン濃縮区分が認められ、この区間から回収された
収量は0.3gであった。この区間のレシチンとリゾレ
シチンの含有率を第3図に示した。
この区間以降に溶出した上層溶出液からの収量は0.1
gであり、下層溶出液からの収量は1.4gであり全体
の回収率は90%であった。
上層溶出画分の前フラクションのリゾレシチン含有率は
89%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は酵素分解粗リン脂質のcpcの下層溶出におけ
る各区分の組成図であり、 第2図は上層反転溶出における各区分の組成図であり、 第3図は化学合成粗リン脂質のcpcの上層溶出の前フ
ラクションの組成図であり、 第4図はcpcを示す環路線図である。 第1図 沼川t1mll 第2図 シ@出量1mll 第3図 溶出量(ml) 第4図 7ウクシヨン】し7q−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  リゾレシチンを含む天然および合成レシチンを原料と
    し、遠心液々多段分画装置を用いてリゾレシチンを分取
    することを特徴とするリゾレシチンの製造法。
JP5943988A 1988-03-15 1988-03-15 リゾレシチンの製造法 Pending JPH01233290A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997028270A1 (en) * 1996-02-02 1997-08-07 Biomolecular Products, Inc. Methods for making lysophosphatidylcholine
US5891466A (en) * 1990-08-13 1999-04-06 Yesair; David W. Mixed Liped-Bicarbonate colloidal particles for delivering drugs or calories

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