JPH031121Y2 - - Google Patents
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- JPH031121Y2 JPH031121Y2 JP1984183911U JP18391184U JPH031121Y2 JP H031121 Y2 JPH031121 Y2 JP H031121Y2 JP 1984183911 U JP1984183911 U JP 1984183911U JP 18391184 U JP18391184 U JP 18391184U JP H031121 Y2 JPH031121 Y2 JP H031121Y2
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技術分野
本考案はテーパ面の加工装置に関するものであ
る。 従来の技術 被加工物を回転させることにより任意の傾斜角
のテーパ面を加工することは容易であるが、エン
ジンのシリンダヘツドにバルブシートを形成する
場合のように、大きな被加工物に形成された穴の
開口に任意の傾斜角のテーパ面を形成することは
容易ではない。 このような場合には、従来、回転駆動装置によ
つて回転させられるとともに主軸送り装置によつ
て軸方向に送られる中空の主軸と、その主軸の中
空内にその主軸に対して相対回転可能かつ軸方向
に相対移動可能に配設された摺動軸と、その摺動
軸をそれの軸方向に送る摺動軸送り装置と、主軸
の先端に取付けられ、切削刃具を保持したトラバ
ーススライダをその主軸の軸線に直角な方向の成
分を持つた方向に摺動可能に保持する切削工具本
体と、摺動軸とトラバーススライダとの間に設け
られ、摺動軸の軸方向の運動をトラバーススライ
ダの摺動運動に変換する運動変換機構とを含む装
置が使用されていた。 この装置においては、主軸を前進させて切削工
具本体を被加工物に対して所定の位置まで近づけ
た後、摺動軸を前進させれば、摺動軸のこの前進
運動が運動変換機構によつてトラバーススライダ
の摺動運動に変換され、刃具が移動させられて、
トラバーススライダの主軸の軸線に対する傾斜角
と等しい傾斜角を有するテーパ面が形成されるの
である。 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のこの種のテーパ面加工装
置においては、テーパ面の加工と共に穴加工を行
うことはできなかつた。テーパ面は穴の開口部に
形成されることが多く、かつ、そのテーパ面と穴
とを高い精度で同軸に形成することが必要である
場合が多いものであるが、この要求を満たすこと
ができなかつたのである。 そこで本考案の考案者等は、トラバーススライ
ダに保持させた切削刃具によりテーパ面を加工す
るとともに、切削工具本体からドリル、リーマ、
中ぐり工具等の穴加工工具を突出させて穴加工を
行い、加工能率を向上させ、かつ、テーパ面と穴
との同軸度を高めることを考えた。 しかし、テーパ面のテーパや直径および穴の直
径は被加工物によつて種々に異なり、1個の切削
工具によつてそれらのすべてを加工することはで
きないのが普通であり、被加工物の種類毎に専用
のテーパ面加工装置を設ければ、設備コストが高
くなることを避け得ない。 問題点を解決するための手段 本考案はこの問題を解決することを目的として
為されたものであり、その要旨は、前記主軸,摺
動軸,トラバーススライダ,切削工具本体,運動
変換機構等を含むテーパ面加工装置において、摺
動軸を中空とし、その摺動軸の中空内に、穴加工
工具を切削工具本体の先端から外部に突出可能に
保持して保持軸送り装置により軸方向に送られる
保持軸を相対回転不能に嵌合し、主軸の中空内に
軸方向に摺動可能に嵌合されて前記摺動軸送り装
置の駆動力を摺動軸に伝達する中空の第一伝達部
材を摺動軸に第一連結装置により、また第一伝達
部材の中空内に軸方向に摺動可能に嵌合されて前
記保持軸送り装置の駆動力を保持軸に伝達する第
二伝達部材を保持軸に第二連結装置によりそれぞ
れ切り離し可能に連結するとともに、切削工具本
体を主軸から取外し可能とし、かつ、第一連結装
置を、摺動軸の後端部に第一伝達部材の前端部と
を内外に嵌合するとともにそれら両部分のうち内
側に嵌合される内側部にそれを半径方向に貫通す
る第一貫通孔を形成する一方、外側に嵌合される
外側部の内周面に第一凹部を形成し、第一貫通孔
に前記内側部の肉厚より直径の大きい第一ボール
を嵌合して、第一ボールが第一貫通孔と第一凹部
とにまたがつて存在することにより摺動軸と第一
伝達部材とを連結する連結装置とし、第二連結装
置を、保持軸の後端部と第二伝達部材の前端部と
の一方に円筒部を設けてその円筒部内に他方を嵌
合し、その円筒部にそれを半径方向に貫通する第
二貫通孔を形成する一方、前記他方の外周面に第
二凹部を形成し、第二貫通孔に前記円筒部の肉厚
より直径の大きい第二ボールを嵌合して、第二ボ
ールが第二貫通孔と第二凹部とにまたがつて存在
することにより保持軸と第二伝達部材とを連結す
る連結装置とし、さらに、保持軸または第二伝達
軸の外周面と摺動軸または第一伝達部材の内周面
との、保持軸および第二伝達軸が穴加工工具によ
る穴加工のための移動範囲を越えた特定位置へ移
動させられた状態で第一貫通孔と第二貫通孔とに
それぞれ対向する部分に第一ボールとボールとが
それぞれ嵌入して第一凹部と第二凹部とから離脱
することを許容する第三凹部と第四凹部とを形成
したことにある。 作用および効果 テーパ面加工装置をこのように構成したことに
よつて、トラバーススライダに保持させた切削刃
具によりテーパ面を加工するとともに、切削工具
本体からドリル,リーマ,中ぐり工具等の穴加工
工具を突出させて穴加工を行い、加工能率を向上
させ、かつ、テーパ面と穴との同軸度を高めるこ
とが可能となつた。 また、切削工具本体,摺動軸,運動変換機構,
穴加工工具および保持軸をユニツトとして一体的
に主軸から取り外すことが可能となり、一台のテ
ーパ面加工装置によつて複数種類の被加工物を加
工することが可能となつた。 さらに、摺動軸と摺動軸送り装置、および保持
軸と保持軸送り装置との連結に、ボールを利用し
た連結装置を採用するとともに、穴加工工具に穴
加工のために必要な送りを与える保持軸および保
持軸送り装置の作動を、上記2つの連結装置の連
結解除のために利用したことによつて、簡単な構
造で上記ユニツトとして取外しが可能となり、装
置全体をコンパクトにかつ安価に製造することが
可能となつた。 実施例 以下、本考案をエンジンのシリンダヘツドにバ
ルブシートを加工する装置に適用した場合を例に
取り、図面に基づいて詳細に説明する。 第1図において10は中空の主軸であり、スラ
イド12上に固定された円筒状の支持部材14に
より複数個のベアリング16を介して回転可能か
つ軸方向に相対移動不能に支持されている。主軸
10の支持部材14から突出した後端部にはプー
リ18が取り付けられており、このプーリ18と
スピンドルモータ20の出力軸に固定されたプー
リ22とにベルト24が巻き掛けられることによ
り、モータ20によつて主軸10が回転させられ
るようになつている。すなわち、これらプーリ1
8,スピンドルモータ20,プーリ22,ベルト
24等によつて回転駆動装置が構成されているの
である。 また、スライド12は基台26上に設けられた
案内台28上に主軸10の軸線に平行な方向に移
動可能に載せられるとともに、その下側にブラケ
ツト30によつて回転不能かつ軸方向に移動不能
に取り付けられたナツト32には、数値制御の可
能な電動モータ(以下、NCモータと称する)3
4によつて回転駆動される送りねじ36が螺合さ
れており、スライド12が送りねじ36の回転に
よつて案内台28上を移動させられることにより
主軸10が軸方向に送られるようになつている。
すなわち、スライド12,案内台28,ナツト3
2,電動モータ34,送りねじ36等によつて主
軸送り装置が構成されているのである。 主軸10の中空内には、第2図に示すように、
主軸10の後端部から順に円筒状のプツシユロツ
ド38およびクランプ軸40の相対回転不能かつ
軸方向に移動可能に嵌合されている。クランプ軸
40は、その後端部にナツト42によつて取り付
けられたばね受け44と主軸10の内周面に形成
された内向きのフランジ部46との間に配設され
た圧縮コイルスプリング48によつて常には主軸
後端側へ付勢されており、プツシユロツド38は
このクランプ軸40から小距離離れた状態となる
ように配設されている。 クランプ軸40の主軸先端側の部分は大径とさ
れており、この大径部50は主軸10の先端部に
形成された大径孔部52に嵌合されるとともに、
等角度間隔で形成された複数個のテーパ付貫通孔
54には、鋼球56がクランプ軸40の半径方向
に移動可能であるがクランプ軸40の中心側には
抜け出し不能に嵌合されている。 また、クランプ軸40内には中空の摺動軸58
が主軸10に対して相対回転不能かつ軸方向に移
動可能に嵌合されており、この摺動軸58は、前
記プツシユロツド38内に相対回転不能かつ軸方
向に相対移動可能に配設された摺動軸ジヨイント
60に結合されて、一体的に回転,移動するよう
にされている。すなわち、摺動軸58の後端部が
小径とされており、この小径部62に等角度間隔
に形成された複数の貫通孔64には、第11図に
示すように、それぞれ鋼球66が止めリング68
により摺動軸58の外周側への抜け落ちを防止さ
れて嵌合される一方、摺動軸ジヨイント60の先
端部内周面の貫通孔64に対応する部分には三角
形断面の環状溝70が形成されており、鋼球66
の一部が環状溝70に入り込むことにより摺動軸
58と摺動軸ジヨイント60とが結合されている
のであり、摺動軸ジヨイント60の先端面と摺動
軸58の段付面との係合と、鋼球66と環状溝7
0との係合によつて摺動軸58は摺動軸ジヨイン
ト60と共に軸方向に移動させられるようになつ
ている。 摺動軸58の鋼球66を保持している部分から
小距離主軸先端側に離れた部分の内周面には、三
角形断面の環状溝72が形成されており、この環
状溝72が形成された部分よりも更に先端側の部
分には摺動軸58を半径方向に貫通してカツプ状
のねじ部材74が嵌合されている。ねじ部材74
内にはボール76およびスプリング78が収容さ
れており、ボール76はスプリング78によつて
摺動軸58の中心側に付勢されている。 さらに、摺動軸58の主軸先端側端部の外周面
には三角形断面の環状溝80が設けられるととも
に、摺動軸58から半径方向外向きにかつ斜め前
方へ延び出す移動金82が固定されている。 上記摺動軸ジヨイント60の主軸後端側の端部
に形成された雌ねじ穴部83には、第1図に示す
ような円筒状の部材84が螺合されている。部材
84には別の円筒状の部材86が固定されてお
り、部材86は、ナツト88が回転不能かつ軸方
向に相対移動不能に取り付けられた移動部材90
の下端部において回転可能かつ軸方向に相対移動
不能に保持されている。ナツト88には前記スラ
イド12上に載置された電動モータ92により回
転駆動される送りねじ94が螺合されており、送
りねじ94が回転させられることにより移動部材
90が移動させられるとともに、部材84,86
を介して摺動軸ジヨイント60,摺動軸58が軸
方向に移動させられるようになつている。すなわ
ち、上記部材84,86,ナツト88,移動部材
90,電動モータ92,送りねじ94等によつて
摺動軸送り装置が構成されているのである。 上記電動モータ92は前記NCモータ34と同
様に数値制御の可能なモータ(NCモータ)であ
り、これらモータ34,92の数値制御装置を適
宣に制御して両モータ34,92を任意に設定さ
れた回転速度で同時に回転させることが可能であ
り、それによつて主軸10と摺動軸58とを同時
に任意の速度で任意の方向に移動させることがで
きる。 主軸10の先端には、第2図に示すように、筒
状の切削工具本体96が相対回転不能かつ軸方向
に移動不能に取り付けられている。この本体96
は主軸先端に固定されたキー98に係合させられ
て相対回転を阻止される一方、その後端部は前記
クランプ軸40の先端に形成された大径部50内
に嵌合させられており、その後端に形成された台
形断面の環状突部100の主軸先端側の傾斜面に
大径部50によつて保持された鋼球56が係合さ
せられることにより、本体96はクランプ軸40
を介して圧縮コイルスプリング48により主軸1
0内に引き込まれて軸方向に相対移動不能に保持
されている。本体96の軸方向の中間部にはボト
ルネツク102が形成されており、このボトルネ
ツク102が主軸10の先端面に当接することに
より本体96の主軸10内への引込みが規定され
てる。また、前記摺動軸58の主軸先端側の部分
は本体96の内側に軸方向に相対移動可能に嵌合
されており、前記移動金82が両者の相対回転を
阻止するキーの役割を果たすようにされている。
本体96の摺動軸58と対向する部分には前記ね
じ部材74と同様のねじ部材104が螺合されて
おり、ねじ部材104内に収容されたボール10
6はスプリング108によつて摺動軸58側に付
勢されている。 切削工具本体96の主軸10から突出部分は円
錐状を成し、この部分に切削刃具110を保持し
たトラバーススライダ112が取り付けられてい
る。トラバーススライダ112は主軸10の軸線
に対して角度α傾いた方向に摺動可能に取り付け
られるとともに、その長手方向のほぼ中間部にお
いてその長手方向に直角に形成された貫通孔11
4には前記摺動軸58の先端部に固定された移動
金82の突出端部が摺動可能に嵌合されており、
摺動軸58が移動させられるとき、移動金82と
貫通孔114との間に生ずる斜面の作用によつ
て、トラバーススライダ112が本体96に形成
された摺動面116に沿つて移動させられること
となる。すなわち、本実施例においては移動金8
2が摺動軸58の軸方向の運動をトラバーススラ
イダ112の摺動運動に変換する運動変換機構と
して機能しているのであり、前述のようにNCモ
ータ,34,92の数値制御御装置を適宣に制御
することによりトラバーススライダ112の摺動
に伴つて切削刃具110はX軸およびY軸を含す
平面内において任意の方向に移動させられること
となる。 さらに摺動軸58内には、リーマ軸118およ
びリーマ軸ジヨイント120がキー121により
相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に嵌合さ
れている。リーマ軸118およびリーマ軸ジヨイ
ント120は、前記摺動軸58および摺動軸ジヨ
イント60と同様に、リーマ軸118の後端部に
おいて保持された複数個の鋼球122がリーマ軸
ジヨイント120の先端部外周面に形成された三
角形断面の環状溝124にそれぞれ入り込むこと
によつて結合されているが、摺動軸58、リーマ
軸118および切削工具本体96は、後に詳述す
るように、摺動軸58と摺動軸ジヨイント60お
よびリーマ軸118とリーマ軸ジヨイント120
のそれぞれの連結を解くことにより、第9図およ
び第10図に示すように一体的に主軸10から取
り外すことができる。 リーマ軸118は、第1図に示す油圧シリング
126によつて軸方向に移動させられる。油圧シ
リンダ126は前記スライド12上に載置されて
おり、そのピストンロツド128は前記部材8
4,86を貫通して主軸10内に挿入されるとと
もに、その先端部にリーマ軸ジヨイント120に
形成された雌ねじ穴部130に螺合されている。
そして、このピストンロツド128が伸縮させら
れることによりリーマ軸118が軸方向に移動さ
せれらて、リーマ軸118に取り付けられたリー
マ(図示省略)が切削工具本体96に形成された
ガイド部132によつて案内されつつ移動するよ
うにされており、リーマ軸118が回転させられ
るときピストンロツド128がともに回転し得る
ようにされている。 また、リーマ軸118の外周面には、鋼球12
2を保持した部分よりも主軸後端側の部分に三角
形断面の環状溝134が、また、主軸先端側の部
分にも三角形断面の環状溝136がそれぞれ形成
されている。環状溝134はリーマ軸118の鋼
球122を保持した部分から、前記摺動軸58の
内周面に形成された環状溝72と摺動軸58によ
つて保持された鋼球66との距離に等しい距離離
れた位置に形成されており、環状溝136は鋼球
122から距離が上記環状溝72とねじ部材74
との距離に等しくなる位置に形成されている。す
なわち、摺動軸58に設けられた鋼球66,環状
溝72,ねじ部材74と、リーマ軸118に設け
られた環状溝134,鋼球122,環状溝136
とは、それぞれ互に対応して位置するように形成
されているのである。 以上のように構成された加工装置は、非作動時
には第7図に示すように摺動軸58およびリーマ
軸118が共に原位置に復帰し、摺動軸58の外
周面に形成された環状溝80が切削工具本体96
に螺合されたねじ部材104よりも小距離主軸先
端側に位置し、リーマ軸118の外周面に形成さ
れた環状溝136が摺動軸58に螺合されたねじ
部材74よりも一定距離主軸先端側に位置した状
態にある。 そして、主軸10が主軸送り装置により前進さ
せられて切削工具本体96がシリンダヘツドに対
して所定の位置まで近づけられた後、スピンドル
モータ20およびNCモータ92が起動され、主
軸10が回転させられるとともに摺動軸58が前
進させられて切削刃具110によりバルブシート
としてのテーパ面が加工された後、リーマ軸11
8が前進させられてバルブステム孔の仕上げ加工
が行われる。この際、主軸10を摺動軸58とを
それぞれ適宣の速度で同時に移動させることによ
り、任意の傾斜角のテーパ面を形成することがで
きる。 すなわち、トラバーススライダ112の主軸1
0の軸線に対する傾斜角αと等しい角度のテーパ
面を加工する場合には、切削工具本体96をシリ
ンダヘツドに所定の位置まで近づけた後、主軸1
0をその移動は停止させたままの状態で摺動軸5
8のみを前進させることにより、トラバーススラ
イダ112は第3図に二重線の矢印OAで示すよ
うに主軸10の軸線lに対して角度α傾いた方向
に摺動させられ、傾斜角αのテーパ面が形成され
る。 これに対してαよりも大きい傾斜角βのテーパ
面を加工する場合には、切削工具本体96をシリ
ンダヘツドに近づけ、主軸10の移動を一旦止め
た後、摺動軸58を前進させると同時に主軸10
を後退させる。これにより第4図に示すように、
摺動軸58のみを前進させた場合のトラバースス
ライダ112の移動方向を線分OA,主軸10の
みを後退させた場合のその移動方向を線分ABで
表せば、トラバーススライダ112は実際には線
分OBで表される方向に移動させられ、αよりも
大きい傾斜角βのテーパ面が形成されるのであ
る。 また、αよりも小さい傾斜角γのテーパ面を加
工する場合には、摺動軸58と主軸10とを同時
に前進させれば、トラバーススライダ112は、
第5図に示すように、摺動軸58のみを前進させ
た場合のトラバーススライダ112の移動方向を
表す線分OAと、主軸10のみを前進させた場合
の移動方向を表す線分ACとの合成により表され
る方向OCに移動させられ、αよりも小さい傾斜
角γのテーパ面が形成される。 以上、テーパ面の傾斜角がトラバーススライダ
112の主軸10の軸線lに対する傾斜角αと等
しい場合、それよりも小さい場合および大きい場
合について説明したが、それぞれの場合における
トラバーススライダ112の移動量、主軸10の
移動量および摺動軸58の移動量は、主軸10の
移動量を1とすると下記の表のように表される。
この表において、+はトラバーススライダ112,
主軸10,摺動軸58の前進を表し、−は後退を
表すものとする。
る。 従来の技術 被加工物を回転させることにより任意の傾斜角
のテーパ面を加工することは容易であるが、エン
ジンのシリンダヘツドにバルブシートを形成する
場合のように、大きな被加工物に形成された穴の
開口に任意の傾斜角のテーパ面を形成することは
容易ではない。 このような場合には、従来、回転駆動装置によ
つて回転させられるとともに主軸送り装置によつ
て軸方向に送られる中空の主軸と、その主軸の中
空内にその主軸に対して相対回転可能かつ軸方向
に相対移動可能に配設された摺動軸と、その摺動
軸をそれの軸方向に送る摺動軸送り装置と、主軸
の先端に取付けられ、切削刃具を保持したトラバ
ーススライダをその主軸の軸線に直角な方向の成
分を持つた方向に摺動可能に保持する切削工具本
体と、摺動軸とトラバーススライダとの間に設け
られ、摺動軸の軸方向の運動をトラバーススライ
ダの摺動運動に変換する運動変換機構とを含む装
置が使用されていた。 この装置においては、主軸を前進させて切削工
具本体を被加工物に対して所定の位置まで近づけ
た後、摺動軸を前進させれば、摺動軸のこの前進
運動が運動変換機構によつてトラバーススライダ
の摺動運動に変換され、刃具が移動させられて、
トラバーススライダの主軸の軸線に対する傾斜角
と等しい傾斜角を有するテーパ面が形成されるの
である。 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のこの種のテーパ面加工装
置においては、テーパ面の加工と共に穴加工を行
うことはできなかつた。テーパ面は穴の開口部に
形成されることが多く、かつ、そのテーパ面と穴
とを高い精度で同軸に形成することが必要である
場合が多いものであるが、この要求を満たすこと
ができなかつたのである。 そこで本考案の考案者等は、トラバーススライ
ダに保持させた切削刃具によりテーパ面を加工す
るとともに、切削工具本体からドリル、リーマ、
中ぐり工具等の穴加工工具を突出させて穴加工を
行い、加工能率を向上させ、かつ、テーパ面と穴
との同軸度を高めることを考えた。 しかし、テーパ面のテーパや直径および穴の直
径は被加工物によつて種々に異なり、1個の切削
工具によつてそれらのすべてを加工することはで
きないのが普通であり、被加工物の種類毎に専用
のテーパ面加工装置を設ければ、設備コストが高
くなることを避け得ない。 問題点を解決するための手段 本考案はこの問題を解決することを目的として
為されたものであり、その要旨は、前記主軸,摺
動軸,トラバーススライダ,切削工具本体,運動
変換機構等を含むテーパ面加工装置において、摺
動軸を中空とし、その摺動軸の中空内に、穴加工
工具を切削工具本体の先端から外部に突出可能に
保持して保持軸送り装置により軸方向に送られる
保持軸を相対回転不能に嵌合し、主軸の中空内に
軸方向に摺動可能に嵌合されて前記摺動軸送り装
置の駆動力を摺動軸に伝達する中空の第一伝達部
材を摺動軸に第一連結装置により、また第一伝達
部材の中空内に軸方向に摺動可能に嵌合されて前
記保持軸送り装置の駆動力を保持軸に伝達する第
二伝達部材を保持軸に第二連結装置によりそれぞ
れ切り離し可能に連結するとともに、切削工具本
体を主軸から取外し可能とし、かつ、第一連結装
置を、摺動軸の後端部に第一伝達部材の前端部と
を内外に嵌合するとともにそれら両部分のうち内
側に嵌合される内側部にそれを半径方向に貫通す
る第一貫通孔を形成する一方、外側に嵌合される
外側部の内周面に第一凹部を形成し、第一貫通孔
に前記内側部の肉厚より直径の大きい第一ボール
を嵌合して、第一ボールが第一貫通孔と第一凹部
とにまたがつて存在することにより摺動軸と第一
伝達部材とを連結する連結装置とし、第二連結装
置を、保持軸の後端部と第二伝達部材の前端部と
の一方に円筒部を設けてその円筒部内に他方を嵌
合し、その円筒部にそれを半径方向に貫通する第
二貫通孔を形成する一方、前記他方の外周面に第
二凹部を形成し、第二貫通孔に前記円筒部の肉厚
より直径の大きい第二ボールを嵌合して、第二ボ
ールが第二貫通孔と第二凹部とにまたがつて存在
することにより保持軸と第二伝達部材とを連結す
る連結装置とし、さらに、保持軸または第二伝達
軸の外周面と摺動軸または第一伝達部材の内周面
との、保持軸および第二伝達軸が穴加工工具によ
る穴加工のための移動範囲を越えた特定位置へ移
動させられた状態で第一貫通孔と第二貫通孔とに
それぞれ対向する部分に第一ボールとボールとが
それぞれ嵌入して第一凹部と第二凹部とから離脱
することを許容する第三凹部と第四凹部とを形成
したことにある。 作用および効果 テーパ面加工装置をこのように構成したことに
よつて、トラバーススライダに保持させた切削刃
具によりテーパ面を加工するとともに、切削工具
本体からドリル,リーマ,中ぐり工具等の穴加工
工具を突出させて穴加工を行い、加工能率を向上
させ、かつ、テーパ面と穴との同軸度を高めるこ
とが可能となつた。 また、切削工具本体,摺動軸,運動変換機構,
穴加工工具および保持軸をユニツトとして一体的
に主軸から取り外すことが可能となり、一台のテ
ーパ面加工装置によつて複数種類の被加工物を加
工することが可能となつた。 さらに、摺動軸と摺動軸送り装置、および保持
軸と保持軸送り装置との連結に、ボールを利用し
た連結装置を採用するとともに、穴加工工具に穴
加工のために必要な送りを与える保持軸および保
持軸送り装置の作動を、上記2つの連結装置の連
結解除のために利用したことによつて、簡単な構
造で上記ユニツトとして取外しが可能となり、装
置全体をコンパクトにかつ安価に製造することが
可能となつた。 実施例 以下、本考案をエンジンのシリンダヘツドにバ
ルブシートを加工する装置に適用した場合を例に
取り、図面に基づいて詳細に説明する。 第1図において10は中空の主軸であり、スラ
イド12上に固定された円筒状の支持部材14に
より複数個のベアリング16を介して回転可能か
つ軸方向に相対移動不能に支持されている。主軸
10の支持部材14から突出した後端部にはプー
リ18が取り付けられており、このプーリ18と
スピンドルモータ20の出力軸に固定されたプー
リ22とにベルト24が巻き掛けられることによ
り、モータ20によつて主軸10が回転させられ
るようになつている。すなわち、これらプーリ1
8,スピンドルモータ20,プーリ22,ベルト
24等によつて回転駆動装置が構成されているの
である。 また、スライド12は基台26上に設けられた
案内台28上に主軸10の軸線に平行な方向に移
動可能に載せられるとともに、その下側にブラケ
ツト30によつて回転不能かつ軸方向に移動不能
に取り付けられたナツト32には、数値制御の可
能な電動モータ(以下、NCモータと称する)3
4によつて回転駆動される送りねじ36が螺合さ
れており、スライド12が送りねじ36の回転に
よつて案内台28上を移動させられることにより
主軸10が軸方向に送られるようになつている。
すなわち、スライド12,案内台28,ナツト3
2,電動モータ34,送りねじ36等によつて主
軸送り装置が構成されているのである。 主軸10の中空内には、第2図に示すように、
主軸10の後端部から順に円筒状のプツシユロツ
ド38およびクランプ軸40の相対回転不能かつ
軸方向に移動可能に嵌合されている。クランプ軸
40は、その後端部にナツト42によつて取り付
けられたばね受け44と主軸10の内周面に形成
された内向きのフランジ部46との間に配設され
た圧縮コイルスプリング48によつて常には主軸
後端側へ付勢されており、プツシユロツド38は
このクランプ軸40から小距離離れた状態となる
ように配設されている。 クランプ軸40の主軸先端側の部分は大径とさ
れており、この大径部50は主軸10の先端部に
形成された大径孔部52に嵌合されるとともに、
等角度間隔で形成された複数個のテーパ付貫通孔
54には、鋼球56がクランプ軸40の半径方向
に移動可能であるがクランプ軸40の中心側には
抜け出し不能に嵌合されている。 また、クランプ軸40内には中空の摺動軸58
が主軸10に対して相対回転不能かつ軸方向に移
動可能に嵌合されており、この摺動軸58は、前
記プツシユロツド38内に相対回転不能かつ軸方
向に相対移動可能に配設された摺動軸ジヨイント
60に結合されて、一体的に回転,移動するよう
にされている。すなわち、摺動軸58の後端部が
小径とされており、この小径部62に等角度間隔
に形成された複数の貫通孔64には、第11図に
示すように、それぞれ鋼球66が止めリング68
により摺動軸58の外周側への抜け落ちを防止さ
れて嵌合される一方、摺動軸ジヨイント60の先
端部内周面の貫通孔64に対応する部分には三角
形断面の環状溝70が形成されており、鋼球66
の一部が環状溝70に入り込むことにより摺動軸
58と摺動軸ジヨイント60とが結合されている
のであり、摺動軸ジヨイント60の先端面と摺動
軸58の段付面との係合と、鋼球66と環状溝7
0との係合によつて摺動軸58は摺動軸ジヨイン
ト60と共に軸方向に移動させられるようになつ
ている。 摺動軸58の鋼球66を保持している部分から
小距離主軸先端側に離れた部分の内周面には、三
角形断面の環状溝72が形成されており、この環
状溝72が形成された部分よりも更に先端側の部
分には摺動軸58を半径方向に貫通してカツプ状
のねじ部材74が嵌合されている。ねじ部材74
内にはボール76およびスプリング78が収容さ
れており、ボール76はスプリング78によつて
摺動軸58の中心側に付勢されている。 さらに、摺動軸58の主軸先端側端部の外周面
には三角形断面の環状溝80が設けられるととも
に、摺動軸58から半径方向外向きにかつ斜め前
方へ延び出す移動金82が固定されている。 上記摺動軸ジヨイント60の主軸後端側の端部
に形成された雌ねじ穴部83には、第1図に示す
ような円筒状の部材84が螺合されている。部材
84には別の円筒状の部材86が固定されてお
り、部材86は、ナツト88が回転不能かつ軸方
向に相対移動不能に取り付けられた移動部材90
の下端部において回転可能かつ軸方向に相対移動
不能に保持されている。ナツト88には前記スラ
イド12上に載置された電動モータ92により回
転駆動される送りねじ94が螺合されており、送
りねじ94が回転させられることにより移動部材
90が移動させられるとともに、部材84,86
を介して摺動軸ジヨイント60,摺動軸58が軸
方向に移動させられるようになつている。すなわ
ち、上記部材84,86,ナツト88,移動部材
90,電動モータ92,送りねじ94等によつて
摺動軸送り装置が構成されているのである。 上記電動モータ92は前記NCモータ34と同
様に数値制御の可能なモータ(NCモータ)であ
り、これらモータ34,92の数値制御装置を適
宣に制御して両モータ34,92を任意に設定さ
れた回転速度で同時に回転させることが可能であ
り、それによつて主軸10と摺動軸58とを同時
に任意の速度で任意の方向に移動させることがで
きる。 主軸10の先端には、第2図に示すように、筒
状の切削工具本体96が相対回転不能かつ軸方向
に移動不能に取り付けられている。この本体96
は主軸先端に固定されたキー98に係合させられ
て相対回転を阻止される一方、その後端部は前記
クランプ軸40の先端に形成された大径部50内
に嵌合させられており、その後端に形成された台
形断面の環状突部100の主軸先端側の傾斜面に
大径部50によつて保持された鋼球56が係合さ
せられることにより、本体96はクランプ軸40
を介して圧縮コイルスプリング48により主軸1
0内に引き込まれて軸方向に相対移動不能に保持
されている。本体96の軸方向の中間部にはボト
ルネツク102が形成されており、このボトルネ
ツク102が主軸10の先端面に当接することに
より本体96の主軸10内への引込みが規定され
てる。また、前記摺動軸58の主軸先端側の部分
は本体96の内側に軸方向に相対移動可能に嵌合
されており、前記移動金82が両者の相対回転を
阻止するキーの役割を果たすようにされている。
本体96の摺動軸58と対向する部分には前記ね
じ部材74と同様のねじ部材104が螺合されて
おり、ねじ部材104内に収容されたボール10
6はスプリング108によつて摺動軸58側に付
勢されている。 切削工具本体96の主軸10から突出部分は円
錐状を成し、この部分に切削刃具110を保持し
たトラバーススライダ112が取り付けられてい
る。トラバーススライダ112は主軸10の軸線
に対して角度α傾いた方向に摺動可能に取り付け
られるとともに、その長手方向のほぼ中間部にお
いてその長手方向に直角に形成された貫通孔11
4には前記摺動軸58の先端部に固定された移動
金82の突出端部が摺動可能に嵌合されており、
摺動軸58が移動させられるとき、移動金82と
貫通孔114との間に生ずる斜面の作用によつ
て、トラバーススライダ112が本体96に形成
された摺動面116に沿つて移動させられること
となる。すなわち、本実施例においては移動金8
2が摺動軸58の軸方向の運動をトラバーススラ
イダ112の摺動運動に変換する運動変換機構と
して機能しているのであり、前述のようにNCモ
ータ,34,92の数値制御御装置を適宣に制御
することによりトラバーススライダ112の摺動
に伴つて切削刃具110はX軸およびY軸を含す
平面内において任意の方向に移動させられること
となる。 さらに摺動軸58内には、リーマ軸118およ
びリーマ軸ジヨイント120がキー121により
相対回転不能かつ軸方向に相対移動可能に嵌合さ
れている。リーマ軸118およびリーマ軸ジヨイ
ント120は、前記摺動軸58および摺動軸ジヨ
イント60と同様に、リーマ軸118の後端部に
おいて保持された複数個の鋼球122がリーマ軸
ジヨイント120の先端部外周面に形成された三
角形断面の環状溝124にそれぞれ入り込むこと
によつて結合されているが、摺動軸58、リーマ
軸118および切削工具本体96は、後に詳述す
るように、摺動軸58と摺動軸ジヨイント60お
よびリーマ軸118とリーマ軸ジヨイント120
のそれぞれの連結を解くことにより、第9図およ
び第10図に示すように一体的に主軸10から取
り外すことができる。 リーマ軸118は、第1図に示す油圧シリング
126によつて軸方向に移動させられる。油圧シ
リンダ126は前記スライド12上に載置されて
おり、そのピストンロツド128は前記部材8
4,86を貫通して主軸10内に挿入されるとと
もに、その先端部にリーマ軸ジヨイント120に
形成された雌ねじ穴部130に螺合されている。
そして、このピストンロツド128が伸縮させら
れることによりリーマ軸118が軸方向に移動さ
せれらて、リーマ軸118に取り付けられたリー
マ(図示省略)が切削工具本体96に形成された
ガイド部132によつて案内されつつ移動するよ
うにされており、リーマ軸118が回転させられ
るときピストンロツド128がともに回転し得る
ようにされている。 また、リーマ軸118の外周面には、鋼球12
2を保持した部分よりも主軸後端側の部分に三角
形断面の環状溝134が、また、主軸先端側の部
分にも三角形断面の環状溝136がそれぞれ形成
されている。環状溝134はリーマ軸118の鋼
球122を保持した部分から、前記摺動軸58の
内周面に形成された環状溝72と摺動軸58によ
つて保持された鋼球66との距離に等しい距離離
れた位置に形成されており、環状溝136は鋼球
122から距離が上記環状溝72とねじ部材74
との距離に等しくなる位置に形成されている。す
なわち、摺動軸58に設けられた鋼球66,環状
溝72,ねじ部材74と、リーマ軸118に設け
られた環状溝134,鋼球122,環状溝136
とは、それぞれ互に対応して位置するように形成
されているのである。 以上のように構成された加工装置は、非作動時
には第7図に示すように摺動軸58およびリーマ
軸118が共に原位置に復帰し、摺動軸58の外
周面に形成された環状溝80が切削工具本体96
に螺合されたねじ部材104よりも小距離主軸先
端側に位置し、リーマ軸118の外周面に形成さ
れた環状溝136が摺動軸58に螺合されたねじ
部材74よりも一定距離主軸先端側に位置した状
態にある。 そして、主軸10が主軸送り装置により前進さ
せられて切削工具本体96がシリンダヘツドに対
して所定の位置まで近づけられた後、スピンドル
モータ20およびNCモータ92が起動され、主
軸10が回転させられるとともに摺動軸58が前
進させられて切削刃具110によりバルブシート
としてのテーパ面が加工された後、リーマ軸11
8が前進させられてバルブステム孔の仕上げ加工
が行われる。この際、主軸10を摺動軸58とを
それぞれ適宣の速度で同時に移動させることによ
り、任意の傾斜角のテーパ面を形成することがで
きる。 すなわち、トラバーススライダ112の主軸1
0の軸線に対する傾斜角αと等しい角度のテーパ
面を加工する場合には、切削工具本体96をシリ
ンダヘツドに所定の位置まで近づけた後、主軸1
0をその移動は停止させたままの状態で摺動軸5
8のみを前進させることにより、トラバーススラ
イダ112は第3図に二重線の矢印OAで示すよ
うに主軸10の軸線lに対して角度α傾いた方向
に摺動させられ、傾斜角αのテーパ面が形成され
る。 これに対してαよりも大きい傾斜角βのテーパ
面を加工する場合には、切削工具本体96をシリ
ンダヘツドに近づけ、主軸10の移動を一旦止め
た後、摺動軸58を前進させると同時に主軸10
を後退させる。これにより第4図に示すように、
摺動軸58のみを前進させた場合のトラバースス
ライダ112の移動方向を線分OA,主軸10の
みを後退させた場合のその移動方向を線分ABで
表せば、トラバーススライダ112は実際には線
分OBで表される方向に移動させられ、αよりも
大きい傾斜角βのテーパ面が形成されるのであ
る。 また、αよりも小さい傾斜角γのテーパ面を加
工する場合には、摺動軸58と主軸10とを同時
に前進させれば、トラバーススライダ112は、
第5図に示すように、摺動軸58のみを前進させ
た場合のトラバーススライダ112の移動方向を
表す線分OAと、主軸10のみを前進させた場合
の移動方向を表す線分ACとの合成により表され
る方向OCに移動させられ、αよりも小さい傾斜
角γのテーパ面が形成される。 以上、テーパ面の傾斜角がトラバーススライダ
112の主軸10の軸線lに対する傾斜角αと等
しい場合、それよりも小さい場合および大きい場
合について説明したが、それぞれの場合における
トラバーススライダ112の移動量、主軸10の
移動量および摺動軸58の移動量は、主軸10の
移動量を1とすると下記の表のように表される。
この表において、+はトラバーススライダ112,
主軸10,摺動軸58の前進を表し、−は後退を
表すものとする。
【表】
したがつて、形成したいバルブシートの傾斜角
が異なる場合には、その傾斜角を上記の式のうち
適宣の式に代入して主軸10,摺動軸58の移動
量を算出し、この移動量から算出した回転速度で
NCモータ34,92を回転させることにより、
所望の傾斜角のバルブシートを形成することがで
きるのである。なお、加工後、トラバーススライ
ダ112を元の位置に戻す場合には、主軸10,
摺動軸58を+,−を逆にした量だけ移動させれ
ばよい。 このように本加工装置によれば、NCモータ3
4,92の回転速度を適宣に定めて回転させるこ
とにより所望の傾斜角を有するバルブシートを形
成することができるのであり、従来のように傾斜
角が異なる毎に専用のトラバーススライダやこれ
を保持する切削工具本体等を必要としていた場合
に比較して設備コストを大幅に低減することがで
き、また、トラバーススライダの交換の手間が省
け、加工能率が向上する効果が得られる。 以上のようにして加工が終了したならば、ま
ず、第6図に示すようにリーマ軸118を加工前
の位置まで後退させる。この位置では摺動軸58
の内周面に形成された環状溝72とリーマ軸11
8の外周面に形成された環状溝134とが対向し
た状態となり、この状態から摺動軸58を第7図
に示す原位置まで後退させれば、摺動軸58,リ
ーマ軸118が共に加工前の原位置の復帰した状
態となる。 そして、摺動軸58,切削工具本体96,リー
マ軸118を主軸10から取り外す場合には、第
7図に示した状態から更に摺動軸58を第8図に
示すように環状溝80にねじ部材104のボール
106が嵌入するまで移動させるとともに、リー
マ軸118を環状溝136にねじ部材74のボー
ル76が嵌入するまで移動させれば、前述のよう
に、摺動軸58側に設けられたねじ部材74,環
状溝72,鋼球66と、リーマ軸118側に設け
られた環状溝136,鋼球122,環状溝134
とはそれぞれ相対応する間隔を隔てて形成されて
いるため、ボール76が環状溝136に嵌入させ
られると同時に鋼球66,122がそれぞれ環状
溝134,72に嵌入し、あるいは対向すること
となる。この状態から摺動軸ジヨイント60,リ
ーマ軸ジヨイント120を後退させれば、環状溝
134,72に対向していた鋼球66,122は
それぞれ摺動軸ジヨイント60の内周面,リーマ
軸ジヨイント120の外周面により押されて環状
溝134,72内に嵌入させられ、摺動軸58と
摺動軸ジヨイント60との結合およびリーマ軸1
18とリーマ軸ジヨイント120との係合や解除
されることとなる。続いてプツシユロツド38を
前進させ、クランプ軸40を圧縮コイルスプリン
グ48の付勢力に抗して前進させてボール56と
切削工具本体96の環状突部100との係合を解
いた後、ボトルネツク102を作業者が手によつ
て、あるいはロボツト等により把持して引つ張れ
ば、切削工具本体96,摺動軸58およびリーマ
軸118は、それぞれボール106と環状溝80
との係合およびボール76と環状溝136との係
合によつて連結されているため、一体となつて主
軸10から外されることとなる。 また切削工具本体96,摺動軸58,リーマ軸
118を主軸10に取り付ける場合には、摺動軸
58の後端側から主軸10内に挿入するのである
が、この際、切削工具本体96のボトルネツク1
02に形成された切欠をキー98に係合させ、摺
動軸58を切削工具本体96のボトルネツク10
2が主軸10の先端面に当接するまで挿入した
後、摺動軸ジヨイント60およびリーマ軸ジヨイ
ント120を前進させれば鋼球66,122がそ
れぞれ環状溝70,124に嵌入させられて、摺
動軸58と摺動軸ジヨイント60,リーマ軸11
8とリーマ軸ジヨイント120とがそれぞれ連結
されることとなり、更に摺動軸58およびリーマ
軸118をそれぞれ第7図に示す原位置の移動さ
せれば取付けは完了する。 以上の説明から明らかなように、摺動軸ジヨイ
ント60が第一伝達部材として機能し、リーマが
穴加工工具,リーマ軸118が保持軸、リーマ軸
ジヨイント120が第二伝達部材,油圧シリンダ
126が保持軸送り装置として機能する。また、
摺動軸58の後端の小径部62が内側部、摺動軸
ジヨイント60の前端部が外側部として互いに嵌
合されており、小径部62に形成された貫通孔6
4が第一貫通孔、鋼球66が第一ボール、環状溝
70が第一凹部として機能し、これらが第一連結
装置に構成している。さらに、リーマ軸118の
後端部に円筒部が形成され、その円筒部の内側に
リーマ軸ジヨイント120の前端部が嵌合されて
おり、リーマ軸118の円筒部に形成された貫通
孔が第二貫通孔、鋼球122が第二ボール、環状
溝124が第二凹部として機能し、これらが第二
連結装置を構成している。そして、リーマ軸11
8およびリーマ軸ジヨイント120の第8図に示
す位置が特定位置であり、リーマ軸118の外周
面に形成された環状溝134が第三凹部、摺動軸
58の内周面に形成された環状溝72が第四凹部
として機能する。 以上、本考案の一実施例を説明したが、これは
文字通り例示であつて、各部を当業者の知識に基
づいて変形,改良を施した態様のものとするこが
可能であり、また、本考案はエンジンのシリンダ
ヘツドにバルブシートを形成する装置のみなら
ず、他のテーパ面を加工する装置にも適用するこ
とができるなど種々の態様で実施することができ
る
が異なる場合には、その傾斜角を上記の式のうち
適宣の式に代入して主軸10,摺動軸58の移動
量を算出し、この移動量から算出した回転速度で
NCモータ34,92を回転させることにより、
所望の傾斜角のバルブシートを形成することがで
きるのである。なお、加工後、トラバーススライ
ダ112を元の位置に戻す場合には、主軸10,
摺動軸58を+,−を逆にした量だけ移動させれ
ばよい。 このように本加工装置によれば、NCモータ3
4,92の回転速度を適宣に定めて回転させるこ
とにより所望の傾斜角を有するバルブシートを形
成することができるのであり、従来のように傾斜
角が異なる毎に専用のトラバーススライダやこれ
を保持する切削工具本体等を必要としていた場合
に比較して設備コストを大幅に低減することがで
き、また、トラバーススライダの交換の手間が省
け、加工能率が向上する効果が得られる。 以上のようにして加工が終了したならば、ま
ず、第6図に示すようにリーマ軸118を加工前
の位置まで後退させる。この位置では摺動軸58
の内周面に形成された環状溝72とリーマ軸11
8の外周面に形成された環状溝134とが対向し
た状態となり、この状態から摺動軸58を第7図
に示す原位置まで後退させれば、摺動軸58,リ
ーマ軸118が共に加工前の原位置の復帰した状
態となる。 そして、摺動軸58,切削工具本体96,リー
マ軸118を主軸10から取り外す場合には、第
7図に示した状態から更に摺動軸58を第8図に
示すように環状溝80にねじ部材104のボール
106が嵌入するまで移動させるとともに、リー
マ軸118を環状溝136にねじ部材74のボー
ル76が嵌入するまで移動させれば、前述のよう
に、摺動軸58側に設けられたねじ部材74,環
状溝72,鋼球66と、リーマ軸118側に設け
られた環状溝136,鋼球122,環状溝134
とはそれぞれ相対応する間隔を隔てて形成されて
いるため、ボール76が環状溝136に嵌入させ
られると同時に鋼球66,122がそれぞれ環状
溝134,72に嵌入し、あるいは対向すること
となる。この状態から摺動軸ジヨイント60,リ
ーマ軸ジヨイント120を後退させれば、環状溝
134,72に対向していた鋼球66,122は
それぞれ摺動軸ジヨイント60の内周面,リーマ
軸ジヨイント120の外周面により押されて環状
溝134,72内に嵌入させられ、摺動軸58と
摺動軸ジヨイント60との結合およびリーマ軸1
18とリーマ軸ジヨイント120との係合や解除
されることとなる。続いてプツシユロツド38を
前進させ、クランプ軸40を圧縮コイルスプリン
グ48の付勢力に抗して前進させてボール56と
切削工具本体96の環状突部100との係合を解
いた後、ボトルネツク102を作業者が手によつ
て、あるいはロボツト等により把持して引つ張れ
ば、切削工具本体96,摺動軸58およびリーマ
軸118は、それぞれボール106と環状溝80
との係合およびボール76と環状溝136との係
合によつて連結されているため、一体となつて主
軸10から外されることとなる。 また切削工具本体96,摺動軸58,リーマ軸
118を主軸10に取り付ける場合には、摺動軸
58の後端側から主軸10内に挿入するのである
が、この際、切削工具本体96のボトルネツク1
02に形成された切欠をキー98に係合させ、摺
動軸58を切削工具本体96のボトルネツク10
2が主軸10の先端面に当接するまで挿入した
後、摺動軸ジヨイント60およびリーマ軸ジヨイ
ント120を前進させれば鋼球66,122がそ
れぞれ環状溝70,124に嵌入させられて、摺
動軸58と摺動軸ジヨイント60,リーマ軸11
8とリーマ軸ジヨイント120とがそれぞれ連結
されることとなり、更に摺動軸58およびリーマ
軸118をそれぞれ第7図に示す原位置の移動さ
せれば取付けは完了する。 以上の説明から明らかなように、摺動軸ジヨイ
ント60が第一伝達部材として機能し、リーマが
穴加工工具,リーマ軸118が保持軸、リーマ軸
ジヨイント120が第二伝達部材,油圧シリンダ
126が保持軸送り装置として機能する。また、
摺動軸58の後端の小径部62が内側部、摺動軸
ジヨイント60の前端部が外側部として互いに嵌
合されており、小径部62に形成された貫通孔6
4が第一貫通孔、鋼球66が第一ボール、環状溝
70が第一凹部として機能し、これらが第一連結
装置に構成している。さらに、リーマ軸118の
後端部に円筒部が形成され、その円筒部の内側に
リーマ軸ジヨイント120の前端部が嵌合されて
おり、リーマ軸118の円筒部に形成された貫通
孔が第二貫通孔、鋼球122が第二ボール、環状
溝124が第二凹部として機能し、これらが第二
連結装置を構成している。そして、リーマ軸11
8およびリーマ軸ジヨイント120の第8図に示
す位置が特定位置であり、リーマ軸118の外周
面に形成された環状溝134が第三凹部、摺動軸
58の内周面に形成された環状溝72が第四凹部
として機能する。 以上、本考案の一実施例を説明したが、これは
文字通り例示であつて、各部を当業者の知識に基
づいて変形,改良を施した態様のものとするこが
可能であり、また、本考案はエンジンのシリンダ
ヘツドにバルブシートを形成する装置のみなら
ず、他のテーパ面を加工する装置にも適用するこ
とができるなど種々の態様で実施することができ
る
第1図は本考案の一実施例であるテーパ面加工
装置の全体を一部断面にして示す正面図である。
第2図は上記加工装置の主軸先端部を示す正面断
面図である。第3図ないし第5図は上記加工装置
によつてテーパ面を形成する際のトラバーススラ
イダの摺動方向をテーパ面の傾斜角毎に概念的に
表す図である。第6図ないし第8図は切削工具本
体,摺動軸,リーマ軸を主軸から取り外す過程を
説明する図である。第9図は主軸から取り外され
た切削工具本体,摺動軸,リーマ軸を示す正面断
面図であり、第10図はこれらが取り外された主
軸を示す正面断面図である。第11図は摺動軸と
摺動軸ジヨイントとが鋼球の環状溝内への嵌入に
よつて連結された状態を示す正面断面図である。 10:主軸、18:プーリ、20:スピンドル
モータ、22:プーリ、24:ベルト、32:ナ
ツト、34:電動モータ(NCモータ)、36:
送りねじ、58:摺動軸、60:摺動軸ジヨイン
ト、62:小径部、64:貫通孔、66:鋼球、
70,72:環状溝、82:移動金、(運動変換
機構)88:ナツト、92:電動モータ(NCモ
ータ)、94:送りねじ、96:切削工具本体、
110:切削工具、112:トラバーススライ
ダ、118:リーマ軸、120:リーマ軸ジヨイ
ント、122:鋼球、124:環状溝、126:
油圧シリンダ、134:環状溝。
装置の全体を一部断面にして示す正面図である。
第2図は上記加工装置の主軸先端部を示す正面断
面図である。第3図ないし第5図は上記加工装置
によつてテーパ面を形成する際のトラバーススラ
イダの摺動方向をテーパ面の傾斜角毎に概念的に
表す図である。第6図ないし第8図は切削工具本
体,摺動軸,リーマ軸を主軸から取り外す過程を
説明する図である。第9図は主軸から取り外され
た切削工具本体,摺動軸,リーマ軸を示す正面断
面図であり、第10図はこれらが取り外された主
軸を示す正面断面図である。第11図は摺動軸と
摺動軸ジヨイントとが鋼球の環状溝内への嵌入に
よつて連結された状態を示す正面断面図である。 10:主軸、18:プーリ、20:スピンドル
モータ、22:プーリ、24:ベルト、32:ナ
ツト、34:電動モータ(NCモータ)、36:
送りねじ、58:摺動軸、60:摺動軸ジヨイン
ト、62:小径部、64:貫通孔、66:鋼球、
70,72:環状溝、82:移動金、(運動変換
機構)88:ナツト、92:電動モータ(NCモ
ータ)、94:送りねじ、96:切削工具本体、
110:切削工具、112:トラバーススライ
ダ、118:リーマ軸、120:リーマ軸ジヨイ
ント、122:鋼球、124:環状溝、126:
油圧シリンダ、134:環状溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 回転駆動装置によつて回転させられるとともに
主軸送り装置によつて軸方向に送られる中空の主
軸と、その主軸の中空内に相対回転不能に嵌合さ
れて摺動軸送り装置により軸方向に送られる摺動
軸と、前記主軸の先端に取り付けられ、切削刃具
を保持したトラバーススライダを主軸の軸線に直
角な方向の成分を持つた方向に摺動可能に保持す
る切削工具本体と、前記摺動軸と前記トラバース
スライダとの間に設けられ、摺動軸の軸方向の運
動をトラバーススライダの摺動運動に変換する運
動変換機構とを含むテーパ面加工装置において、 前記摺動軸を中空とし、その摺動軸の中空内
に、穴加工工具を前記切削工具本体の先端から外
部に突出可能に保持して保持軸送り装置により軸
方向に送られる保持軸を相対回転不能に嵌合し、
前記主軸の中空内に軸方向に摺動可能に嵌合され
て前記摺動軸送り装置の駆動力を前記摺動軸に伝
達する中空の第一伝達部材を摺動軸に第一連結装
置により、また前記第一伝達部材の中空内に軸方
向に摺動可能に嵌合されて前記保持軸送り装置の
駆動力を前記保持軸に伝達する第二伝達部材を保
持軸に第二連結装置によりそれぞれ切り離し可能
に連結するとともに、前記切削工具本体を前記主
軸から取外し可能とし、かつ、前記第一連結装置
を、前記摺動軸の後端部に前記第一伝達部材の前
端部とを内外に嵌合するとともにそれら両部分の
うち内側に嵌合される内側部にそれを半径方向に
貫通する第一貫通孔を形成する一方、外側に嵌合
される外側部の内周面に第一凹部を形成し、前記
第一貫通孔に前記内側部の肉厚より直径の大きい
第一ボールを嵌合して、第一ボールが第一貫通孔
と第一凹部とにまたがつて存在することにより摺
動軸と第一伝達部材とを連結する連結装置とし、
前記第二連結装置を、前記保持軸の後端部と前記
第二伝達部材の前端部との一方に円筒部を設けて
その円筒部内の他方を嵌合し、その円筒部にそれ
を半径方向に貫通する第二貫通孔を形成する一
方、前記他方の外周面に第二凹部を形成し、前記
第二貫通孔に前記円筒部の肉厚より直径の大きい
第二ボールを嵌合して、第二ボールが第二貫通孔
と第二凹部とにまたがつて存在することにより保
持軸と第二伝達部材とを連結する連結装置とし、
さらに、前記保持軸または前記第二伝達軸の外周
面と前記摺動軸または前記第一伝達部材の内周面
との、前記保持軸および前記第二伝達軸が前記穴
加工工具による穴加工のための移動範囲を越えた
特定位置へ移動させられた状態で前記第一貫通孔
と前記第二貫通孔とにそれぞれ対向する部分に前
記第一ボールと第二ボールとがそれぞれ嵌入して
前記第一凹部と第二凹部とから離脱することを許
容する第三凹部と第四凹部とを形成したことを特
徴とするテーパ面加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984183911U JPH031121Y2 (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984183911U JPH031121Y2 (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6199401U JPS6199401U (ja) | 1986-06-25 |
| JPH031121Y2 true JPH031121Y2 (ja) | 1991-01-16 |
Family
ID=30741398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984183911U Expired JPH031121Y2 (ja) | 1984-12-04 | 1984-12-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH031121Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5924903A (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-08 | Hitachi Seiki Co Ltd | 工作機械 |
-
1984
- 1984-12-04 JP JP1984183911U patent/JPH031121Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6199401U (ja) | 1986-06-25 |
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