JPH03115329A - 蒸着用ポリプロピレンフィルム - Google Patents
蒸着用ポリプロピレンフィルムInfo
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- JPH03115329A JPH03115329A JP25602889A JP25602889A JPH03115329A JP H03115329 A JPH03115329 A JP H03115329A JP 25602889 A JP25602889 A JP 25602889A JP 25602889 A JP25602889 A JP 25602889A JP H03115329 A JPH03115329 A JP H03115329A
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- Japan
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- film
- atoms
- propylene
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- polypropylene film
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- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、蒸着用ポリプロピレンフィルムに関する。さ
らに詳しくは、水蒸気や酸素などの気体遮断性に優れた
蒸着用ポリプロピレンフィルムに関する。
らに詳しくは、水蒸気や酸素などの気体遮断性に優れた
蒸着用ポリプロピレンフィルムに関する。
従来、ポリプロピレンフィルムに表面処理を施してアル
ミニウムなどの金属を蒸着したフィルムが包装用途など
に使用されている(例えば、特公昭56−18381号
公報など)。
ミニウムなどの金属を蒸着したフィルムが包装用途など
に使用されている(例えば、特公昭56−18381号
公報など)。
従来の方法によって得られた蒸着フィルムは、蒸着接着
強度が十分でなく、蒸着膜が摩耗で容易に傷つき剥れた
り、また、蒸着接着強度が十分でないと高温高湿下で蒸
着膜が消失しやす(結果として蒸着フィルムの気体遮断
性が悪化する。
強度が十分でなく、蒸着膜が摩耗で容易に傷つき剥れた
り、また、蒸着接着強度が十分でないと高温高湿下で蒸
着膜が消失しやす(結果として蒸着フィルムの気体遮断
性が悪化する。
また金属蒸着時にフィルムが熱を受けるため、フィルム
が微少寸法変化を起こし、蒸着膜が微少クラックを誘発
するためか、蒸着フィルムの気体遮断性が悪かった。
が微少寸法変化を起こし、蒸着膜が微少クラックを誘発
するためか、蒸着フィルムの気体遮断性が悪かった。
本発明は、かかる問題点を改善し、蒸着接着強度が強く
、蒸着フィルムの気体遮断性に優れた、蒸着用ポリプロ
ピレンフィルムを提供することを目的とする。
、蒸着フィルムの気体遮断性に優れた、蒸着用ポリプロ
ピレンフィルムを提供することを目的とする。
本発明は、ポリプロピレンフィルムの片面(A面と略記
する)の表層の原子構成比(酸素原子の数/炭素原子の
数)が0.10〜0,34、(窒素原子の数/炭素原子
の数)が0.005〜0゜08の範囲にあり、かつ、該
フィルムの長さ方向の熱酸開始温度が105℃以上であ
ることを特徴とする蒸着用ポリプロピレンフィルムであ
る。
する)の表層の原子構成比(酸素原子の数/炭素原子の
数)が0.10〜0,34、(窒素原子の数/炭素原子
の数)が0.005〜0゜08の範囲にあり、かつ、該
フィルムの長さ方向の熱酸開始温度が105℃以上であ
ることを特徴とする蒸着用ポリプロピレンフィルムであ
る。
本発明におけるポリプロピレンフィルムのポリマーはプ
ロピレンの単独重合体が好ましいが、プロピレンと他の
α−オレフィン(例えばエチレン、ブテン、ペンテンな
ど)との共重合体であってもよい。共重合体を用いる場
合、プロピレン成分は95重量%以上が好ましい。プロ
ピレン重合体のアイソタクチックインデックス(r、
r)は90以上、好ましくは95以上が特に好ましい
。極限粘度[ηコは1.2〜2.5dl/Hの範囲にあ
るものが好ましい。
ロピレンの単独重合体が好ましいが、プロピレンと他の
α−オレフィン(例えばエチレン、ブテン、ペンテンな
ど)との共重合体であってもよい。共重合体を用いる場
合、プロピレン成分は95重量%以上が好ましい。プロ
ピレン重合体のアイソタクチックインデックス(r、
r)は90以上、好ましくは95以上が特に好ましい
。極限粘度[ηコは1.2〜2.5dl/Hの範囲にあ
るものが好ましい。
本発明ポリプロピレンフィルムの長さ方向におけるF5
値(5%伸長時の応力)は4.OKg/mm2以上、好
ましくは” 5Kg/mrr+2以上であると、気体
遮断性を向上することができるので好ましい。これは蒸
着あるいは、蒸着フィルムの後加工で張力によるフィル
ムの寸法変化を防止できることによる蒸着膜のクラック
抑制効果によるものである。
値(5%伸長時の応力)は4.OKg/mm2以上、好
ましくは” 5Kg/mrr+2以上であると、気体
遮断性を向上することができるので好ましい。これは蒸
着あるいは、蒸着フィルムの後加工で張力によるフィル
ムの寸法変化を防止できることによる蒸着膜のクラック
抑制効果によるものである。
また本発明のポリプロピレンフィルムには、通常用いら
れている、すべり剤、熱および酸化防止剤、無機微粒子
、帯電防止剤、増粘剤、減粘剤などの添加剤を添加して
もよい。
れている、すべり剤、熱および酸化防止剤、無機微粒子
、帯電防止剤、増粘剤、減粘剤などの添加剤を添加して
もよい。
本発明におけるA面表層の(酸素原子の数/炭素原子の
数)の比(以下ro/Clと略記する)は、0.10〜
0.34の範囲にあることが必要であり、さらに好まし
くは0.20〜0.30の範囲にあることが望ましい。
数)の比(以下ro/Clと略記する)は、0.10〜
0.34の範囲にあることが必要であり、さらに好まし
くは0.20〜0.30の範囲にあることが望ましい。
この範囲より小さい値になると、蒸着接着強度が劣った
ものとなってしまう。また逆に、この範囲より大きい値
になると、フィルム表層が脆くなる傾向が出てくるため
、やはり接着強度が低下してしまう。次に、(窒素原子
の数/炭素原子の数)の比(以下rN/Clと略記する
)は、0.005〜0,08の範囲にあることが必要で
あり、さらに好ましくは、0゜01〜0.05の範囲に
あることが望ましい。N/Cの値がこの範囲よりも小さ
い値になると、蒸着接着強度が劣ったものとなり、蒸着
膜が摩耗で容易に傷つき、気体遮断性に劣ったものとな
ってしまう。また逆に、この範囲より大きい値になると
、接着性に劣ったものとなると同時にフィルムがブロッ
キングする様になる。
ものとなってしまう。また逆に、この範囲より大きい値
になると、フィルム表層が脆くなる傾向が出てくるため
、やはり接着強度が低下してしまう。次に、(窒素原子
の数/炭素原子の数)の比(以下rN/Clと略記する
)は、0.005〜0,08の範囲にあることが必要で
あり、さらに好ましくは、0゜01〜0.05の範囲に
あることが望ましい。N/Cの値がこの範囲よりも小さ
い値になると、蒸着接着強度が劣ったものとなり、蒸着
膜が摩耗で容易に傷つき、気体遮断性に劣ったものとな
ってしまう。また逆に、この範囲より大きい値になると
、接着性に劣ったものとなると同時にフィルムがブロッ
キングする様になる。
本発明は、ポリプロピレンフィルムの表層(通常、表面
から10nm程度の深さまでの極薄層)が、酸素原子と
窒素原子を上記した範囲内で同時に保有していることが
必要である。なお表層が酸素原子のみを保有している場
合、あるいは窒素原子のみを保有している場合は、いず
れも金属蒸着膜との接着性、耐摩耗性が劣ったものとな
るので、気体遮断性に優れた蒸着用フィルムに用いるこ
とは極めて難しい。
から10nm程度の深さまでの極薄層)が、酸素原子と
窒素原子を上記した範囲内で同時に保有していることが
必要である。なお表層が酸素原子のみを保有している場
合、あるいは窒素原子のみを保有している場合は、いず
れも金属蒸着膜との接着性、耐摩耗性が劣ったものとな
るので、気体遮断性に優れた蒸着用フィルムに用いるこ
とは極めて難しい。
また本発明におけるポリプロピレンフィルムの長さ方向
の熱酸開始温度は105°C以上、好ましくは110℃
以上であることが必要である。熱酸開始温度が105°
C未満、好ましくは110℃未満であると気体遮断性が
著しく悪化してしまう。
の熱酸開始温度は105°C以上、好ましくは110℃
以上であることが必要である。熱酸開始温度が105°
C未満、好ましくは110℃未満であると気体遮断性が
著しく悪化してしまう。
この原因は明確ではないが金属蒸着時の熱量によって、
フィルムが微少寸法変化を起こし、蒸着界面で歪みが発
生し、蒸着膜にクラックが発生するためと推測される。
フィルムが微少寸法変化を起こし、蒸着界面で歪みが発
生し、蒸着膜にクラックが発生するためと推測される。
本発明においてA面の反対側面(以下「8面」と略記す
る)にプロピレン・エチレン共重合体または/およびエ
チレン・プロピレン・ブテン共重合体を積層して使用す
るのが好ましい。
る)にプロピレン・エチレン共重合体または/およびエ
チレン・プロピレン・ブテン共重合体を積層して使用す
るのが好ましい。
これは金属蒸着時に、蒸着機の冷却ドラム(クーリング
キャン)にプロピレン・エチレン共重合体層あるいはエ
チレン・プロピレン・ブテン共重合体層が密着して、冷
却ドラム上で滑ることを防止できるので、結果としてフ
ィルムの熱寸法変化量を減少でき、気体の遮断性を大幅
に向上させることができるのである。ここでプロピレン
・エチレン共重合体としては、プロピレンにエチレンを
1〜7重量%ランダムに共重合させたものが好ましく、
またエチレン・プロピレン・ブテン共重合体としては、
プロピレンにエチレン1〜5重量%、ブテン3〜20重
量%共重合したものが好ましい。
キャン)にプロピレン・エチレン共重合体層あるいはエ
チレン・プロピレン・ブテン共重合体層が密着して、冷
却ドラム上で滑ることを防止できるので、結果としてフ
ィルムの熱寸法変化量を減少でき、気体の遮断性を大幅
に向上させることができるのである。ここでプロピレン
・エチレン共重合体としては、プロピレンにエチレンを
1〜7重量%ランダムに共重合させたものが好ましく、
またエチレン・プロピレン・ブテン共重合体としては、
プロピレンにエチレン1〜5重量%、ブテン3〜20重
量%共重合したものが好ましい。
積層厚みは特に限定されないが1〜8μm1気体遮断性
と寸法安定性の点から1〜3.5μmが好ましい。
と寸法安定性の点から1〜3.5μmが好ましい。
次に、本発明のポリプロピレンフィルムの製造法の一例
を説明する。
を説明する。
押出機温度210〜280°Cで、アイソタクチックイ
ンデックスが90%以上、極限粘度[η]1.2〜2.
5dl/gのポリプロピレン樹脂を溶融し、スリットを
施したTダイより、シート状に押出し、30〜90℃の
冷却ロールで冷却固化し未延伸シートとする。なおこの
時必要に応じてもう一台の押出機より、プロピレン吻エ
チレン共重合体または/およびエチレン・プロピレン・
ブテン共重合体を溶融押出し、Tダイで積層し、積層未
延伸シートとする。この未延伸シートを133〜144
°Cに加熱されたオーブンで加熱しながら、長さ方向に
3〜6倍に延伸し、次に幅方向に155〜165°Cの
温度で7〜12倍に延伸し、幅方向に8.5%〜12%
のリラックスを施しながら155〜165℃の温度で熱
処理をする。その後、該フィルムを窒素と炭酸ガスの混
合気体(炭酸ガスの体積比0.5〜50%)の中に導き
、フィルム温度を40〜100℃、好ましくは45〜9
0℃に保ちツツ、20〜120W・分/ m 2でA面
をコロナ放電処理を施し、製膜速度比100%未満の速
度で巻取る。
ンデックスが90%以上、極限粘度[η]1.2〜2.
5dl/gのポリプロピレン樹脂を溶融し、スリットを
施したTダイより、シート状に押出し、30〜90℃の
冷却ロールで冷却固化し未延伸シートとする。なおこの
時必要に応じてもう一台の押出機より、プロピレン吻エ
チレン共重合体または/およびエチレン・プロピレン・
ブテン共重合体を溶融押出し、Tダイで積層し、積層未
延伸シートとする。この未延伸シートを133〜144
°Cに加熱されたオーブンで加熱しながら、長さ方向に
3〜6倍に延伸し、次に幅方向に155〜165°Cの
温度で7〜12倍に延伸し、幅方向に8.5%〜12%
のリラックスを施しながら155〜165℃の温度で熱
処理をする。その後、該フィルムを窒素と炭酸ガスの混
合気体(炭酸ガスの体積比0.5〜50%)の中に導き
、フィルム温度を40〜100℃、好ましくは45〜9
0℃に保ちツツ、20〜120W・分/ m 2でA面
をコロナ放電処理を施し、製膜速度比100%未満の速
度で巻取る。
さらに、こうして得られたフィルムは、所定の幅、長さ
にスリットされるが、該スリット時の長さ方向張力も低
い方が好ましい。
にスリットされるが、該スリット時の長さ方向張力も低
い方が好ましい。
本発明の特性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の
通りである。
通りである。
(1)フィルム表層の原子構成比の測定法島津製作所製
のESCA750型を用い、フィルムの表面処理面を、
励起X線:MgK 線α12 にして光電子脱出角度90度、CIsメインピークの結
合エネルギー値を284.6eVに合わせて1s軸道の
ESCA測定し、得られたスペクトルから、C1θピー
クと01θピークの面積比を、(酸素原子の数/炭素原
子の数)の比、っまり0/Cの値とし、またC1θピー
クとNIsのピークの面積比を、(窒素原子の数/炭素
原子の数)の比、っまりN/Cの値とした。
のESCA750型を用い、フィルムの表面処理面を、
励起X線:MgK 線α12 にして光電子脱出角度90度、CIsメインピークの結
合エネルギー値を284.6eVに合わせて1s軸道の
ESCA測定し、得られたスペクトルから、C1θピー
クと01θピークの面積比を、(酸素原子の数/炭素原
子の数)の比、っまり0/Cの値とし、またC1θピー
クとNIsのピークの面積比を、(窒素原子の数/炭素
原子の数)の比、っまりN/Cの値とした。
(2)フィルム長さ方向熱酸開始温度(’C)パーキン
・ニルマー社製熱機械的分析装置(TMAシステム)を
用い、フィルムから長さ方向14mm、幅方向5mmの
大きさの試料を採取し、試長が10mmになるように、
皺や傾きのない様にセットした後、フィルムの1mm2
(断面積)当り、40gの荷重をかけ、この試料を昇
温開始温度25°Cから、10℃/分の昇温速度で昇温
し、縦軸に寸法変化率を、横軸に温度をとって、加熱寸
法変化曲線を描いたとき、加熱寸法変化曲線の寸法変化
率0%軸との交点の温度(寸法変化率が温度上昇ととも
に最初増大し、極大値を経た後減少し再び0%となると
きの温度)を熱酸開始温度とした。
・ニルマー社製熱機械的分析装置(TMAシステム)を
用い、フィルムから長さ方向14mm、幅方向5mmの
大きさの試料を採取し、試長が10mmになるように、
皺や傾きのない様にセットした後、フィルムの1mm2
(断面積)当り、40gの荷重をかけ、この試料を昇
温開始温度25°Cから、10℃/分の昇温速度で昇温
し、縦軸に寸法変化率を、横軸に温度をとって、加熱寸
法変化曲線を描いたとき、加熱寸法変化曲線の寸法変化
率0%軸との交点の温度(寸法変化率が温度上昇ととも
に最初増大し、極大値を経た後減少し再び0%となると
きの温度)を熱酸開始温度とした。
第1図は、加熱寸法変化曲線の一例であり、1は加熱寸
法変化曲線、2は熱酸開始温度である。
法変化曲線、2は熱酸開始温度である。
(3)気体遮断性
A)水蒸気透過率
JIS Z 208に準じて測定した。なおこのと
き蒸着面が塩化カルシウム側になる様にセットした。
き蒸着面が塩化カルシウム側になる様にセットした。
B)酸素透過率
フィルムを常温常湿で1週間放置後、ASTM−D−1
434に準じ、モダンコントロールズ社製0X−TRA
N100型酸素透過率測定装置を用いて酸素透過率を測
定した。
434に準じ、モダンコントロールズ社製0X−TRA
N100型酸素透過率測定装置を用いて酸素透過率を測
定した。
(4)蒸着接着強度
金属蒸着面に市販のセロファン粘着テープ(登録商標“
セロテープ”)を貼合せ90°剥離したあとの金属付着
残存面積で評価した。
セロテープ”)を貼合せ90°剥離したあとの金属付着
残存面積で評価した。
残存面積 付着指数
95%以上 5
90%以上95%未満 4
75%以上90%未満 3
50%以上75未満 2
50%未満 1
の基準で判定した。付着指数が高いほど接着力が良好で
ある。
ある。
(5)蒸着面の耐摩耗性
蒸着面同志を荷重5g/cm2圧で10回摩擦し、摩擦
前後の光沢度差より下記の通りで判定した。
前後の光沢度差より下記の通りで判定した。
光沢度低下率(ΔG)
摩擦前の光沢度−10回摩擦時の光沢度摩擦前の光沢度
○:ΔG≧0.95
△:0.85≦ΔG<0. 95
× : ΔG<0. 85
(6) Fs値
テンシロンを用いて、フィルム幅10mm、紙長100
mmのサンプルを引張速度30Qmm/分の速度で引張
り、フィルムの5%伸長時の強力(K g)をフィルム
断面積(mm2)で除した値で示した。
mmのサンプルを引張速度30Qmm/分の速度で引張
り、フィルムの5%伸長時の強力(K g)をフィルム
断面積(mm2)で除した値で示した。
本発明は、A面の表面を特定の原子構成比(0/C,N
/C)としたことにより、金属蒸着膜が摩耗で傷ついた
り剥れたりすることなく、蒸着接着が強固となる。ここ
で注目すべきは、表面に特定の原子構成比を持つと金属
蒸着に際しポリプロピレン表層からにじみ出て、金属微
結晶間の分子間力を増加せしめることになるので、蒸着
層の金属微結晶相互の充填状態が密になり、その結果、
結晶欠陥やボイドの極めて少ない気体透過を抑えること
に有効である。
/C)としたことにより、金属蒸着膜が摩耗で傷ついた
り剥れたりすることなく、蒸着接着が強固となる。ここ
で注目すべきは、表面に特定の原子構成比を持つと金属
蒸着に際しポリプロピレン表層からにじみ出て、金属微
結晶間の分子間力を増加せしめることになるので、蒸着
層の金属微結晶相互の充填状態が密になり、その結果、
結晶欠陥やボイドの極めて少ない気体透過を抑えること
に有効である。
また、フィルム長さ方向の熱板開始温度を1.05℃以
上としたことにより、蒸着時での発熱によるフィルムの
収縮寸法変化を抑え、金属蒸着クラック防止したことに
より気体遮断性が改善できたものである。
上としたことにより、蒸着時での発熱によるフィルムの
収縮寸法変化を抑え、金属蒸着クラック防止したことに
より気体遮断性が改善できたものである。
本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1
[η]が2.2dl/g、アイソタクチックインデック
スが96.5%のプロピレンホモポリマを、押出機温度
270℃で溶融押出し、40℃の冷却ドラムにて冷却固
化せしめて、未延伸シートを作った。このシートを14
1℃に加熱されたオーブンに通して加熱しつつ、長手方
向に5倍延伸した。次にこの一軸延伸フィルムを115
℃に加熱しながら3%のリラックスをした。続いて、1
63℃に加熱しつつ、幅方向に9倍延伸し、幅方向に9
.5%のリラックスを施しながら160°Cで熱処理を
行ない厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム
を作った。次いでこのフィルムの片面(A面)を、窒素
と炭酸ガスの混合気体(炭酸ガスの体積分率10%)中
で80°Cに加熱しつつ、26W・分/m2でコロナ放
電処理し、巻取った。該フィルムのO/C,N/C,熱
板開始温度を算出し、第1表に示した。さらに、このフ
ィルムを、1000mm幅蒸着機にて300m/分の速
度でA面にアルミニウムを35nmの厚みに蒸着した。
スが96.5%のプロピレンホモポリマを、押出機温度
270℃で溶融押出し、40℃の冷却ドラムにて冷却固
化せしめて、未延伸シートを作った。このシートを14
1℃に加熱されたオーブンに通して加熱しつつ、長手方
向に5倍延伸した。次にこの一軸延伸フィルムを115
℃に加熱しながら3%のリラックスをした。続いて、1
63℃に加熱しつつ、幅方向に9倍延伸し、幅方向に9
.5%のリラックスを施しながら160°Cで熱処理を
行ない厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム
を作った。次いでこのフィルムの片面(A面)を、窒素
と炭酸ガスの混合気体(炭酸ガスの体積分率10%)中
で80°Cに加熱しつつ、26W・分/m2でコロナ放
電処理し、巻取った。該フィルムのO/C,N/C,熱
板開始温度を算出し、第1表に示した。さらに、このフ
ィルムを、1000mm幅蒸着機にて300m/分の速
度でA面にアルミニウムを35nmの厚みに蒸着した。
蒸着フィルムの特性を第1表に示す。
実施例2
[η]が1.85dl/g、アイソタクチックインデッ
クスが97.5%のプロピレンホモポリマを、押出温度
260℃で溶融押出し、実施例1と同様にして一軸延伸
フィルムを作った。次にこの一軸延伸フィルムを130
℃で加熱しながら4゜8%のリラックスを行なった。続
いて164°Cに加熱しつつ、幅方向に9倍延伸し、あ
とは実施例1とまったく同様にして二軸延伸ポリプロピ
レンフィルムを作った。次いで窒素と炭酸ガスの混合気
体中で80℃に加熱しつつ29W・分/ m 2でコロ
ナ放電処理した。続いて実施例1とまったく同様にして
アルミニウム蒸着を施した。フィルム特性を第1表に示
した。
クスが97.5%のプロピレンホモポリマを、押出温度
260℃で溶融押出し、実施例1と同様にして一軸延伸
フィルムを作った。次にこの一軸延伸フィルムを130
℃で加熱しながら4゜8%のリラックスを行なった。続
いて164°Cに加熱しつつ、幅方向に9倍延伸し、あ
とは実施例1とまったく同様にして二軸延伸ポリプロピ
レンフィルムを作った。次いで窒素と炭酸ガスの混合気
体中で80℃に加熱しつつ29W・分/ m 2でコロ
ナ放電処理した。続いて実施例1とまったく同様にして
アルミニウム蒸着を施した。フィルム特性を第1表に示
した。
比較例1〜3
実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを作り、コロナ
放電処理強度を変更して第1表に示す様な0/C,N/
Cとした以外は、実施例1とまったく同様にアルミニウ
ムを蒸着した。特性を第1表に示す。
放電処理強度を変更して第1表に示す様な0/C,N/
Cとした以外は、実施例1とまったく同様にアルミニウ
ムを蒸着した。特性を第1表に示す。
比較例4
実施例1と同様にして二軸延伸フィルムを作成し、次い
でこのフィルムの片面(A面)を空気中で65℃に加熱
しつつ、24W・分/m2でコロナ放電処理をし、実施
例1と同様に巻取り、さらにこのフィルムのA面に実施
例1と同様に35nm厚みにアルミニウム蒸着を実施し
た。特性を第1表に示す。
でこのフィルムの片面(A面)を空気中で65℃に加熱
しつつ、24W・分/m2でコロナ放電処理をし、実施
例1と同様に巻取り、さらにこのフィルムのA面に実施
例1と同様に35nm厚みにアルミニウム蒸着を実施し
た。特性を第1表に示す。
比較例5
[η]が2.2dl/g、アイソタクチックインデック
スが96.5%のプロピレンホモポリマを、押出温度2
70’Cで溶融押出し、40°Cの冷却トラムにて冷却
固化し、未延伸シートを作った。
スが96.5%のプロピレンホモポリマを、押出温度2
70’Cで溶融押出し、40°Cの冷却トラムにて冷却
固化し、未延伸シートを作った。
このシートを135°Cに加熱されたオーブンに通して
加熱しつつ、長手方向に5倍延伸した。次にこの一軸延
伸フィルムを110で2%のリラックスを施し、続いて
162″C4に加熱しつつ、幅方向に9倍延伸し、幅方
向に9,5%のリラックスを施しながら155°Cで熱
処理を行ない、厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレン
フィルムを作った。
加熱しつつ、長手方向に5倍延伸した。次にこの一軸延
伸フィルムを110で2%のリラックスを施し、続いて
162″C4に加熱しつつ、幅方向に9倍延伸し、幅方
向に9,5%のリラックスを施しながら155°Cで熱
処理を行ない、厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレン
フィルムを作った。
該フィルムを実施例1とまったく同様にして表面処理お
よびアルミニウム蒸着を実施した。フィルム特性を第1
表に示した。
よびアルミニウム蒸着を実施した。フィルム特性を第1
表に示した。
実施例3
一台の押出機から[η]1.85dl/g、アイソタク
チックインデックスが97.5%のプロピレンホモポリ
マを、押出温度260℃で溶融押出し、一方もう一台の
押出機より、エチレン・プロピレンランダム共重合体(
エチレン含有量3゜7重量%)を溶融押出し、口金で積
層した。この時の二軸延伸フィルムの厚みは、ポリプロ
ピレン層16.5μm1プロピレン・エチレン共重合体
層3.5μmであった。次いで実施例1と同様にして二
軸延伸、表面コロナ処理、アルミニウム蒸着を行なった
。得られたフィルムの特性を第1表に示す。
チックインデックスが97.5%のプロピレンホモポリ
マを、押出温度260℃で溶融押出し、一方もう一台の
押出機より、エチレン・プロピレンランダム共重合体(
エチレン含有量3゜7重量%)を溶融押出し、口金で積
層した。この時の二軸延伸フィルムの厚みは、ポリプロ
ピレン層16.5μm1プロピレン・エチレン共重合体
層3.5μmであった。次いで実施例1と同様にして二
軸延伸、表面コロナ処理、アルミニウム蒸着を行なった
。得られたフィルムの特性を第1表に示す。
第1表から明らかなように、実施例1.2.3の本発明
フィルムは、金属蒸着接着力が強く耐摩耗性があり、気
体遮断性(水蒸気透過率、酸素透過率)に優れているこ
とがわかる。
フィルムは、金属蒸着接着力が強く耐摩耗性があり、気
体遮断性(水蒸気透過率、酸素透過率)に優れているこ
とがわかる。
一方、比較例1〜4は表層の原子構成比が特定範囲にな
いと、蒸着接着力、蒸着膜の耐摩耗性に劣り、さらに気
体遮断性に劣る。
いと、蒸着接着力、蒸着膜の耐摩耗性に劣り、さらに気
体遮断性に劣る。
また比較例5は熱板開始温度が低くなると、気体遮断性
の悪いものとなった。
の悪いものとなった。
本発明は、上述したように、ポリプロピレンフィルムの
表面の原子構成比を特定化し、かつ、フィルム長手方向
の熱投開始温度を特定化したことにより、次のごとき優
れた効果が得られた。
表面の原子構成比を特定化し、かつ、フィルム長手方向
の熱投開始温度を特定化したことにより、次のごとき優
れた効果が得られた。
(1)金属蒸着接着性に優れたフィルムとすることがで
きた。
きた。
(2)金属蒸着後の気体遮断性に優れたフィルムとする
ことができた。
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、熱投開始温度を測定する際に得られる加熱寸
法変化曲線の一例である。
法変化曲線の一例である。
Claims (2)
- (1)ポリプロピレンフィルムの片面の表層の原子構成
比(酸素原子の数/炭素原子の数)が0.10〜0.3
4、(窒素原子の数/炭素原子の数)が0.005〜0
.08の範囲にあり、かつ、該フィルムの長さ方向の熱
収開始温度が105℃以上であることを特徴とする蒸着
用ポリプロピレンフィルム。 - (2)該片面の反対側面にプロピレン・エチレン共重合
体またはエチレン・プロピレン・ブテン共重合体を積層
したことを特徴とする請求項1記載の蒸着用ポリプロピ
レンフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25602889A JPH03115329A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 蒸着用ポリプロピレンフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25602889A JPH03115329A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 蒸着用ポリプロピレンフィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03115329A true JPH03115329A (ja) | 1991-05-16 |
| JPH0571613B2 JPH0571613B2 (ja) | 1993-10-07 |
Family
ID=17286915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25602889A Granted JPH03115329A (ja) | 1989-09-27 | 1989-09-27 | 蒸着用ポリプロピレンフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03115329A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002036354A (ja) * | 2000-05-16 | 2002-02-05 | Gunze Ltd | 易接着性ポリオレフィン系2軸延伸フィルム及びその製造方法 |
| JP2003082137A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-19 | Gunze Ltd | 積層フィルム及びそれを含む建築用建材 |
-
1989
- 1989-09-27 JP JP25602889A patent/JPH03115329A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002036354A (ja) * | 2000-05-16 | 2002-02-05 | Gunze Ltd | 易接着性ポリオレフィン系2軸延伸フィルム及びその製造方法 |
| JP2003082137A (ja) * | 2001-09-10 | 2003-03-19 | Gunze Ltd | 積層フィルム及びそれを含む建築用建材 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0571613B2 (ja) | 1993-10-07 |
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Legal Events
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