JPH03120459A - 欠陥検出方法 - Google Patents
欠陥検出方法Info
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- JPH03120459A JPH03120459A JP1259184A JP25918489A JPH03120459A JP H03120459 A JPH03120459 A JP H03120459A JP 1259184 A JP1259184 A JP 1259184A JP 25918489 A JP25918489 A JP 25918489A JP H03120459 A JPH03120459 A JP H03120459A
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- JP
- Japan
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- spectrum
- vibration
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- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
この発明は、被測定物の亀裂や凹みあるいは空洞などの
欠陥の検出方法に関する。
欠陥の検出方法に関する。
例えば自動車のエンジンのピストン機構に用いられるシ
リンダ部品やピストン部品は、亀裂、空洞、凹みなどの
欠陥があると、ピストン機構の不良を招く。そこで、こ
れら亀裂、空洞、凹みを有する部品は、エンジン組み立
て前に、部品の製造ラインにおいて、検出できることが
好ましい。 ところで、この種の欠陥の検出方法としては、従来、超
音波の反射による方法、AE(アコースティックエミシ
ョン)による亀裂発生時の音による検出方法、CCDカ
メラによる観測法、X線写真法、カラーチエツク法、渦
電流法などがある。
リンダ部品やピストン部品は、亀裂、空洞、凹みなどの
欠陥があると、ピストン機構の不良を招く。そこで、こ
れら亀裂、空洞、凹みを有する部品は、エンジン組み立
て前に、部品の製造ラインにおいて、検出できることが
好ましい。 ところで、この種の欠陥の検出方法としては、従来、超
音波の反射による方法、AE(アコースティックエミシ
ョン)による亀裂発生時の音による検出方法、CCDカ
メラによる観測法、X線写真法、カラーチエツク法、渦
電流法などがある。
しかしながら、上記の従来の各方法は、それぞれ、以下
のような取扱上の問題があった。 すなわち、例えば超音波探傷法は、被Δ−1定物に接触
させて欠陥を検出する方法であり、超音波の直進性から
センサを当てた部分しか測定できず、センサ接続面にお
ける不整合による反射や、わずかな角度差で見える波形
が異なり、判別が容易でない。 また、AE法の場合は、超音波探傷法と同じように接触
法であると共に、進行性の亀裂でないと11−1定でき
ない。逆に進行性のあるものでは亀裂を拡大しながら測
定することになる。 また、CCDカメラによる観測法では、亀裂や凹みなど
の欠陥以外のじみや模様があっても、判定を乱す欠点が
あり、また、鋳造物等において「す」と呼ばれる空洞は
判定できない。 また、X線写真法は、直接、目視できるので有効だが、
Xl19I量の調整が厄介で観測できなかったりすると
共に、被測定物の全数検査ができず、製造ライン上での
検査に向かない。 さらに、渦電流法では、被測定物を高速で回転させる必
要がある。また、感度を上げるためにセンサを被測定物
に近づけ、−様に移動させる必要があるが、被測定物に
凹凸がある場合は測定が非常に困難である。 そこで、この発明の発明者は、以上の点に鑑み、非接触
で被測定物の欠陥の検出ができ、取り扱いが容易な新規
な検出方法を考案した。 この新規な欠陥検出方法は、被測定物に振動を加え、そ
の被測定物の固有振動から欠陥を検出する方法である。 すなわち、この新規な欠陥検出方法は、次のようなもの
である。 先ず、この新規な欠陥検出方法及び装置における検出原
理について考察する。この方法は、以下に説明するよう
に、発明者が研究の結果、創作したものである。 例えば被測定物として鋳造物からなる中空円筒状シリン
ダ部品を考える。 今、このシリンダ部品に衝撃を与える等して振動を加え
、この振動を変位形や指向性の鋭い振動検出センサでピ
ックアップする。すると、亀裂や空洞や凹み等の欠陥の
ない中空円筒の場合には、その固有振動をスペクトル分
析すると、第2図Aに示すように、第1次、第2次・・
・・・・と、それぞれ各次数において1つのピークを持
つスペクトラムが得られる。このスペクトルにおいてピ
ークの立つ周波数は、被測定物の形状、大きさにより定
まっている。 これに対し、被測定物の円筒の壁面を貫通する亀裂(以
下クラックという)がある場合には、1次、3次等の奇
数次のスペクトラムに注目したとき、スペクトルのピー
クは2つに別れて観測することができる。これは、第3
図に示すように、クラック1の存在によりこのクラック
1の部分をシリンダ2の円筒側面を伝播する振動波が通
過できずに、図中、点線3で示すように迂回することに
より振動の伝播経路が長くなり、その分だけシリンダ部
品の基本固有スペクトルより低い周波数側にクラックに
よる振動のスペクトルが生じるためである。 すなわち、クラックのみがシリンダ部品に存在している
場合には第2図Bに示すように基本固有振動スペクトル
の第1次スペクトルのピーク11の下側にクラックによ
る振動のスペクトルのピーク12が分かれて現われる。 両者のスペクトルのエネルギーの和は、第2図Aのクラ
ックの無い場合の1次スペクトルのエネルギーに等しい
。2次スペクトルはピークは1つのままである。 この場合、クラックの大きさ(長さ)は、スペクトルの
ピーク11と12との周波数差fKに比例する。ここで
、クラックの大きさとは、クラック部分の容積を指すが
、被7]P1定物が円筒の場合、厚みは一定であり、ま
た、亀裂の幅はほとんど無視できるほどに小さいので、
クラックの長さを現すことになる。この例のシリンダ部
品の場合、周波数差tK−5Hzは、長さ41IIのク
ラックの存在を示していることが確かめられた。 なお、クラックが微小な場合には、これら奇数次のスペ
クトルのQ値(=(f+ f2)/fo。 第4図参照)が大きくなって、幅が広がる。これは、基
本固有振動スペクトルと、クラックによる振動のスペク
トルとが分離せずに結合したものとして観察されるため
であると考えられる。 したがって、奇数次例えば1次のスペクトルのQ値の大
小を検出することにより、クラックの有無を判定するこ
とができる。 次に、被測定物のシリンダ部品に鋳巣や凹み等の、円筒
の壁面を貫1していない非貫通欠陥があった場合には、
貫通欠陥であるクラックが他に存在しなければ第2図C
に示すように1次又は3次スペクトル等の奇数次スペク
トルは2つに分かれることはなく、奇数次のみのスペク
トルを注目しただけでは、鋳巣等は検出できない。これ
は1次スペクトルとして現われる振動は円周に沿っての
振動で、凹みなどのように円筒壁を貫通していないもの
では、迂回路を必要とせず、2つのピークに分かれるこ
とがないからである。 しかし、偶数次例えば2次のスペクトルに注目すれば、
凹み等の部分は厚み方向にみたとき、やはり迂回する経
路を考えることができるので、スペクトルが2つに分か
れることを観察できる。すなわち、第2図Cは空洞や凹
み等の非貫通欠陥のみが存在する場合で、2次のスペク
トルが基本固有振動スペクトルのピーク13と非貫通欠
陥による振動のスペクトルのピーク14との2つにピー
クが分かれる。この場合も同様に、両者のエネルギー(
振幅)の和は、非貫通欠陥が無い場合のそれに等しく、
非貫通欠陥による振動のスペクトルは上述と同様の理由
から2次の基本固有振動スペクトルよりも周波数的に低
いほうに現われる。 この場合も、両スペクトルのピーク13と14との周波
数差f 11が非貫通欠陥の大きさに比例している。 また、貫通欠陥と非貫通欠陥とが同時に存在している場
合には(亀裂に続いて凹みがあることCよ多々ある)、
第2図りに示すように基本固有振動の1次スペクトルと
2次スペクトルについてみると、共にピークを2つ持つ
スペクトルとなる。1次スペクトルについて、ピーク1
5は基本固有振動のスペクトルであり、その下側にある
ピーク16はクラック等の貫通欠陥による振動のスペク
トルである。また、2次スペクトルにつ(1て、ピーク
17は基本固有振動のスペクトルであり、その下側にあ
るピーク18は凹み等の非貫通欠陥による振動のスペク
トルである。ただし、この場合の非貫通欠陥の大きさは
、非貫通欠陥によるスペクトル中には貫通欠陥であるク
ラ・ツクの存在の影響力5あるので、2次スペクトルに
ついての上記2つのビーク位置の周波数差f Hから、
1次スペクトルについての2つのピーク位置の周波数差
fKを減算したものとなる。 鋳巣や凹み等の非貫通欠陥が微小な場合には、クラック
の場合と同様に、非貫通欠陥のスペクトルは2次の基本
固有スペクトル中に隠れてしまうが0、そのQ値が大き
くなることから、Q値の大小を判定することにより、微
小鋳巣や凹みを検出することができる。 ところで、以上説明した新規な欠陥検出方法は、被測定
物を加振する必要があるが、被測定物を1箇所のみにお
いて加振すると、次のようなr!rIlfiがある。 すなわち、前述したように、加振したとき、基本固有振
動のエネルギーと欠陥部の振動のエネルギーとの和は、
加振位置に限らず一定であるが、加振位置に応じて両者
の振動の大きさが異なることにより、加振位置により両
者の振動のスペクトルのエネルギー(ピーク値)の比が
異なる。 例えば、被測定物が円筒の場合において、第5図に示す
ように、加振位置を円筒の外側円周に沿った円周5の上
にとって、その1周分の各角度位置における前記被11
FJ定物の固有振動の1次スペクトルのピーク値を、円
周5の中心0点からの大きさとしてプロットして行くと
、基本固有振動のスペクトルのピーク値は、波形6のよ
うになり、欠陥による振動のスペクトルのそれは、波形
7のようになる。 波形6または7が、90度毎にほぼ同じ波形を繰り返す
のは、円筒物をある1点で加振したときには、欠陥がな
ければ、1次振動は第6図に示すように、−点鎖線8の
ような状態と、二点鎖線9のような状態とを繰り返す振
動となり、加振位置Aから180度異なる位置Bは全く
同様に振動をし、加振位置Aに対し90度異なる位置C
,Dは、逆相の振動をするからである。したがって、互
いに90度異なる位置A、B、C,Dのいずれで加振し
ても、第5図のような結果が得られる。 そして、この第5図からも明らかなように、基本固有振
動のスペクトルのピークが大きい加振位置では、欠陥に
よる振動のスペクトルのピークが小さくなり、また、逆
の場合もある。被測定物に欠陥が存在する場合の2つの
スペクトルのピークの存在を短時間に判別するには、両
者がともに等しい振幅となる位置で加振できればよい。 しかしながら、本来、被測定物における欠陥の位置は不
明であるから、欠陥の位置に対し、加振位置をどのよう
な位置にするかを定めることは不可能である。このため
、1箇所のみの加振の場合には、加振位置によって、欠
陥部の振動が大きすぎたり、基本固有振動が大きすぎた
りする。このような場合には、被測定物の材質、の違い
によるスペクトル変化と、欠陥の存在によるスペクトル
変化とを判別することが困難になり、判別に長時間を要
するという問題がある。 この発明は、上記の点に鑑み、上述のような新規な欠陥
検出方法において、欠陥の検出を容易にする加振方法を
提供することを目的とする。 振動を加えて、その振動をピックアップし、上記被測定
物の固有振動から欠陥を検出する方法であって− 上記断面に沿った位置で、且つ、互いに90″X n
(n−1+ 2 + 3 )よりずれた角間隔だけ
異なる少なくとも2箇所を加振するようにした欠陥検出
方法である。
のような取扱上の問題があった。 すなわち、例えば超音波探傷法は、被Δ−1定物に接触
させて欠陥を検出する方法であり、超音波の直進性から
センサを当てた部分しか測定できず、センサ接続面にお
ける不整合による反射や、わずかな角度差で見える波形
が異なり、判別が容易でない。 また、AE法の場合は、超音波探傷法と同じように接触
法であると共に、進行性の亀裂でないと11−1定でき
ない。逆に進行性のあるものでは亀裂を拡大しながら測
定することになる。 また、CCDカメラによる観測法では、亀裂や凹みなど
の欠陥以外のじみや模様があっても、判定を乱す欠点が
あり、また、鋳造物等において「す」と呼ばれる空洞は
判定できない。 また、X線写真法は、直接、目視できるので有効だが、
Xl19I量の調整が厄介で観測できなかったりすると
共に、被測定物の全数検査ができず、製造ライン上での
検査に向かない。 さらに、渦電流法では、被測定物を高速で回転させる必
要がある。また、感度を上げるためにセンサを被測定物
に近づけ、−様に移動させる必要があるが、被測定物に
凹凸がある場合は測定が非常に困難である。 そこで、この発明の発明者は、以上の点に鑑み、非接触
で被測定物の欠陥の検出ができ、取り扱いが容易な新規
な検出方法を考案した。 この新規な欠陥検出方法は、被測定物に振動を加え、そ
の被測定物の固有振動から欠陥を検出する方法である。 すなわち、この新規な欠陥検出方法は、次のようなもの
である。 先ず、この新規な欠陥検出方法及び装置における検出原
理について考察する。この方法は、以下に説明するよう
に、発明者が研究の結果、創作したものである。 例えば被測定物として鋳造物からなる中空円筒状シリン
ダ部品を考える。 今、このシリンダ部品に衝撃を与える等して振動を加え
、この振動を変位形や指向性の鋭い振動検出センサでピ
ックアップする。すると、亀裂や空洞や凹み等の欠陥の
ない中空円筒の場合には、その固有振動をスペクトル分
析すると、第2図Aに示すように、第1次、第2次・・
・・・・と、それぞれ各次数において1つのピークを持
つスペクトラムが得られる。このスペクトルにおいてピ
ークの立つ周波数は、被測定物の形状、大きさにより定
まっている。 これに対し、被測定物の円筒の壁面を貫通する亀裂(以
下クラックという)がある場合には、1次、3次等の奇
数次のスペクトラムに注目したとき、スペクトルのピー
クは2つに別れて観測することができる。これは、第3
図に示すように、クラック1の存在によりこのクラック
1の部分をシリンダ2の円筒側面を伝播する振動波が通
過できずに、図中、点線3で示すように迂回することに
より振動の伝播経路が長くなり、その分だけシリンダ部
品の基本固有スペクトルより低い周波数側にクラックに
よる振動のスペクトルが生じるためである。 すなわち、クラックのみがシリンダ部品に存在している
場合には第2図Bに示すように基本固有振動スペクトル
の第1次スペクトルのピーク11の下側にクラックによ
る振動のスペクトルのピーク12が分かれて現われる。 両者のスペクトルのエネルギーの和は、第2図Aのクラ
ックの無い場合の1次スペクトルのエネルギーに等しい
。2次スペクトルはピークは1つのままである。 この場合、クラックの大きさ(長さ)は、スペクトルの
ピーク11と12との周波数差fKに比例する。ここで
、クラックの大きさとは、クラック部分の容積を指すが
、被7]P1定物が円筒の場合、厚みは一定であり、ま
た、亀裂の幅はほとんど無視できるほどに小さいので、
クラックの長さを現すことになる。この例のシリンダ部
品の場合、周波数差tK−5Hzは、長さ41IIのク
ラックの存在を示していることが確かめられた。 なお、クラックが微小な場合には、これら奇数次のスペ
クトルのQ値(=(f+ f2)/fo。 第4図参照)が大きくなって、幅が広がる。これは、基
本固有振動スペクトルと、クラックによる振動のスペク
トルとが分離せずに結合したものとして観察されるため
であると考えられる。 したがって、奇数次例えば1次のスペクトルのQ値の大
小を検出することにより、クラックの有無を判定するこ
とができる。 次に、被測定物のシリンダ部品に鋳巣や凹み等の、円筒
の壁面を貫1していない非貫通欠陥があった場合には、
貫通欠陥であるクラックが他に存在しなければ第2図C
に示すように1次又は3次スペクトル等の奇数次スペク
トルは2つに分かれることはなく、奇数次のみのスペク
トルを注目しただけでは、鋳巣等は検出できない。これ
は1次スペクトルとして現われる振動は円周に沿っての
振動で、凹みなどのように円筒壁を貫通していないもの
では、迂回路を必要とせず、2つのピークに分かれるこ
とがないからである。 しかし、偶数次例えば2次のスペクトルに注目すれば、
凹み等の部分は厚み方向にみたとき、やはり迂回する経
路を考えることができるので、スペクトルが2つに分か
れることを観察できる。すなわち、第2図Cは空洞や凹
み等の非貫通欠陥のみが存在する場合で、2次のスペク
トルが基本固有振動スペクトルのピーク13と非貫通欠
陥による振動のスペクトルのピーク14との2つにピー
クが分かれる。この場合も同様に、両者のエネルギー(
振幅)の和は、非貫通欠陥が無い場合のそれに等しく、
非貫通欠陥による振動のスペクトルは上述と同様の理由
から2次の基本固有振動スペクトルよりも周波数的に低
いほうに現われる。 この場合も、両スペクトルのピーク13と14との周波
数差f 11が非貫通欠陥の大きさに比例している。 また、貫通欠陥と非貫通欠陥とが同時に存在している場
合には(亀裂に続いて凹みがあることCよ多々ある)、
第2図りに示すように基本固有振動の1次スペクトルと
2次スペクトルについてみると、共にピークを2つ持つ
スペクトルとなる。1次スペクトルについて、ピーク1
5は基本固有振動のスペクトルであり、その下側にある
ピーク16はクラック等の貫通欠陥による振動のスペク
トルである。また、2次スペクトルにつ(1て、ピーク
17は基本固有振動のスペクトルであり、その下側にあ
るピーク18は凹み等の非貫通欠陥による振動のスペク
トルである。ただし、この場合の非貫通欠陥の大きさは
、非貫通欠陥によるスペクトル中には貫通欠陥であるク
ラ・ツクの存在の影響力5あるので、2次スペクトルに
ついての上記2つのビーク位置の周波数差f Hから、
1次スペクトルについての2つのピーク位置の周波数差
fKを減算したものとなる。 鋳巣や凹み等の非貫通欠陥が微小な場合には、クラック
の場合と同様に、非貫通欠陥のスペクトルは2次の基本
固有スペクトル中に隠れてしまうが0、そのQ値が大き
くなることから、Q値の大小を判定することにより、微
小鋳巣や凹みを検出することができる。 ところで、以上説明した新規な欠陥検出方法は、被測定
物を加振する必要があるが、被測定物を1箇所のみにお
いて加振すると、次のようなr!rIlfiがある。 すなわち、前述したように、加振したとき、基本固有振
動のエネルギーと欠陥部の振動のエネルギーとの和は、
加振位置に限らず一定であるが、加振位置に応じて両者
の振動の大きさが異なることにより、加振位置により両
者の振動のスペクトルのエネルギー(ピーク値)の比が
異なる。 例えば、被測定物が円筒の場合において、第5図に示す
ように、加振位置を円筒の外側円周に沿った円周5の上
にとって、その1周分の各角度位置における前記被11
FJ定物の固有振動の1次スペクトルのピーク値を、円
周5の中心0点からの大きさとしてプロットして行くと
、基本固有振動のスペクトルのピーク値は、波形6のよ
うになり、欠陥による振動のスペクトルのそれは、波形
7のようになる。 波形6または7が、90度毎にほぼ同じ波形を繰り返す
のは、円筒物をある1点で加振したときには、欠陥がな
ければ、1次振動は第6図に示すように、−点鎖線8の
ような状態と、二点鎖線9のような状態とを繰り返す振
動となり、加振位置Aから180度異なる位置Bは全く
同様に振動をし、加振位置Aに対し90度異なる位置C
,Dは、逆相の振動をするからである。したがって、互
いに90度異なる位置A、B、C,Dのいずれで加振し
ても、第5図のような結果が得られる。 そして、この第5図からも明らかなように、基本固有振
動のスペクトルのピークが大きい加振位置では、欠陥に
よる振動のスペクトルのピークが小さくなり、また、逆
の場合もある。被測定物に欠陥が存在する場合の2つの
スペクトルのピークの存在を短時間に判別するには、両
者がともに等しい振幅となる位置で加振できればよい。 しかしながら、本来、被測定物における欠陥の位置は不
明であるから、欠陥の位置に対し、加振位置をどのよう
な位置にするかを定めることは不可能である。このため
、1箇所のみの加振の場合には、加振位置によって、欠
陥部の振動が大きすぎたり、基本固有振動が大きすぎた
りする。このような場合には、被測定物の材質、の違い
によるスペクトル変化と、欠陥の存在によるスペクトル
変化とを判別することが困難になり、判別に長時間を要
するという問題がある。 この発明は、上記の点に鑑み、上述のような新規な欠陥
検出方法において、欠陥の検出を容易にする加振方法を
提供することを目的とする。 振動を加えて、その振動をピックアップし、上記被測定
物の固有振動から欠陥を検出する方法であって− 上記断面に沿った位置で、且つ、互いに90″X n
(n−1+ 2 + 3 )よりずれた角間隔だけ
異なる少なくとも2箇所を加振するようにした欠陥検出
方法である。
90@Xn (■90@ 180@ 270”)よ
りずれた角間隔異なる、例えば2rf4所で加振が行わ
れるので、一方の加振位置で基本固有振動が大きすぎた
り、欠陥による振動が大きすぎたとしても、他方の加振
位置では、そのようなことはない。したがって、両者の
振動分析結果を重ね合わせることにより、欠陥の有無の
判別を容易に行うことが可能になる。
りずれた角間隔異なる、例えば2rf4所で加振が行わ
れるので、一方の加振位置で基本固有振動が大きすぎた
り、欠陥による振動が大きすぎたとしても、他方の加振
位置では、そのようなことはない。したがって、両者の
振動分析結果を重ね合わせることにより、欠陥の有無の
判別を容易に行うことが可能になる。
この発明は、断面が円または楕円の被測定物に
以下、この発明による欠陥検出方法の一実施例を図を参
照しながら説明しよう。 第7図は、この発明方法が適用された゛欠陥検出装置の
一実施例を示し、この例は製造ラインを流れてくる円筒
状シリンダ部品を自動的に全数検査して、且つ、自動的
に良品と不良品とを選別するようにした装置の場合の例
である。 被測定物21としてのシリンダ部品は、例えばマイクロ
コンピュータを有する制御装置22によって制御される
搬送装置23によって、ライン上を搬送され、測定用ス
テージ24上に搬入されて載置される。 測定用ステージ24は、例えば硬質ゴム等により構成さ
れる。そして、この測定用ステージ24に被測定物21
が載置されたことが、例えば測定用ステージ24に設け
られたセンサによって検出されると、制御装置22は、
加振装置25を駆動し、被測定物21を加振する。この
例では、加振装置25は、例えば振り千秋におもり等の
衝撃物により被測定物21を、例えばインパルス衝撃す
る。おもりの駆動機構は、衝撃後、おもりが被測定物か
ら即座に離れるようにカム機構等により構成される。 この場合、加振装置25は円筒状の被測定物21に対し
、その外側周面の複数箇所を同時に、あるいは順次に衝
撃するようにされる。この衝撃する複数箇所は、90°
、180°、270°だけ離れた位置を除く位置とされ
る。 第1図は加振装置25の加振部位を説明するための図で
、同図Aは円筒状シリンダの横断面図、同図Bは縦断面
図である。この例では、被71?1定物21を2tl所
において加振するもので、第1図Aに示すように、第1
の加振位置P1と、これに対し22.5@離れた第2の
位置P2とを加振する。 このため、この例では測定用ステージ24は、水平面内
で回転可能とされ、円筒状被測定物21は、その中心線
位置が測定用ステージ24の回転中心位置に合うように
位置合わせされて載置される。 そして、先ず、加振装置25によって被測定物21の側
周面の位置P1を加振し、その後、測定用ステージ24
を22.5°回転し、被測定物21の側周面の位置P2
を加振する。 また、この例の場合、被測定物21の軸方向の加振部位
は、第1図Bに示すように、重心位置(形状から定まる
理論・上の重心位置)P3からずれた位置、例えば被測
定物21の上端部位置P4とされる。 このように、重心よりずれた位置で加振すると、形状か
ら決まる理論上の重心位置より上半分と下半分とで、質
量(重さ)が異なるときには(一般には全ての物質はそ
うなっている)、1次及び2次の固有振動のスペクトル
のピークは、前述したピークの他に、もう1つのピーク
が現われる。このピークの周波数位置は、被測定物21
の上半分と下半分の質量に応じたものとなり、重い方(
例えば下半分)は、高い周波数位置に、軽い方(例えば
上半分)は、低い周波数位置にスペクトルが現われる。 そして、欠陥が上半分にあるときは、低い周波数位置の
基本固有振動スペクトルに欠陥による振動のスペクトル
がペアとなって現われ、また、欠陥が下半分にあるとき
は、高い周波数位置の基本固有振動スペクトルに欠陥に
よる振動のスペクトルがペアとなって現われる。したが
って、どちらの基本固有振動スペクトルにペアとなる欠
陥のスペクトルが現われるかにより、被測定物中、欠陥
が上半分にあるか、下半分にあるかが判別できる。 両方に現われた場合には、被測定物の中心部に欠陥が存
ることがわかる。 以上のようにして、加振された被i1?1定物21の振
動は、無接触で出力振動受信装置26のセンサ27で検
出され、電気信号に変換され、シグナルコンディショナ
ー28にて所定の信号処理がなされる。センサ27は、
振動を検出できるものであれば、どのようなものでも使
用でき、変位計等を用いることもできる。もっとも、周
囲からの雑音振動をできるだけ拾わないようにするため
に、被測定物の方向に鋭い指向性を有するものが好まし
い。シグナルコンディショナー28では、電気信号が増
幅され、また、不要高低酸成分の除去(トレンドの除去
)などが行われる。この例の鋳鉄のシリンダ部品の場合
、固有振動のうち基本固有振動の1次スペクトルは例え
ば1.5kHzに現われ、2次スペクトルはその約2.
8倍の約4kH2に現われるからである。 出力振動受信装置26からの電気信号は、伝送路29を
介して演算処理・判定装置30に供給される。この演算
処理・判定装置30は、例えばマイクロコンピュータを
有し、ソフトウェアにより後述の演算処理及び判定動作
をなすものであるが、この処理を機能ブロックで示すと
、図のようになる。 すなわち、人力された電気信号はゲート手段31に供給
される。そして、ウィンドーWl形成手段32からのウ
ィンドー信号WIにより加振すなわち衝撃後の被測定物
21の振動から、被測定物21の形状の固有振動成分が
抽出される。すなわち、ここで問題にする振動は、その
被測定物の形状が持つ固有振動である。しかし、被測定
物を強制的に振動させた場合、その強制振動や、地震波
と同様に初期的に縦波が生じ、これが固有振動と混在す
ることになる。かなり大きなりラックや凹みであるなら
ば、これらの固有振動以外が混在していても上記方法に
よって欠陥を検出することができる場合もある。しかし
、通常はこれら固有振動以外をできるだけ除去しなけれ
ば、欠陥の検出が困難である。 そこで、この例では次のようにしてこれを解決している
。 すなわち、被測定物21を加振する場合、正弦波法とイ
ンパルス衝撃法とがあるが、正弦波法の場合には、一定
条件で被測定物21を加振しておき、ある瞬間で、これ
を停止する。そして、その停止時から少し時間経過した
時点から振動の測定を開始する。 インパルス衝撃法の場合には、衝撃を与える等して加振
した直後から少し時間を経過した時点から測定を開始す
る。 この場合の加振停止時、あるいは衝撃時から測定を開始
するまでの時間は、次のようにして定めることができる
。すなわち、被測定物21中を伝わる音波の速度Cがそ
のヤング率E(弾性係数)とその物体の密度によって異
なり、 の関係があることから求める。 例えば、この例のインパルス衝撃法による場合、円筒状
鋳鉄のシリンダが被測定物21であるとすると、縦波の
速度は4560m/s、横波はその1/1.8で、約2
780 m / sとなり、衝撃直後からピックアップ
した振動の時系列波形は第8図Aのようになる。この波
形では、早い縦波のみの部分が約26μSaC続いた後
、横波が検出される。 そして、横波の振動のピーク値を過ぎて指数関数的に振
動は減衰し、徐々に振動は停止する。 この第8図Aの波形からもわかるように、加振後の振動
は地震波の場合と同じであるので、上記のように速度の
速い縦波や遅い波が混在しており、また、振動に強制振
動が残り、被測定物21の形状に特有の固有振動波形に
なっていない。この形状に特有の固有振動波は、例えば
コマの「さいさ運動」のように、停止する少し前に、観
11FJされるものであると考えられる。そこで、この
場合、横波のピーク値を過ぎて減衰を始めた時点から後
の振動を抽出する。このため、第8図Bのような矩形波
のウィンドーWIを設定し、このウィンドーW、によっ
て、この例では振動波を抽出する。 この例では、衝撃直後から20■5f3e経過した時点
からウィンドーWIを立ち上げ、200 m5ecのウ
ィンドー幅設定する。このためウィンドーWl形成手段
32では、制御装置22からの加振開始の情報に基づい
てウィンドーWIが形成される。 以上のようにして、ウィンドーW1により被測定物1の
形状の固有振動成分が抽出される。 そして、その固有振動部分がA/D変換手段33でデジ
タルデータに変換され、メモリ手段34に書き込まれる
。そして、メモリ手段34からのこのデジタルデータが
読み出され、波形強調手段35において、このデジタル
データに対し、ウィンドーW2形成手段36からの強調
用ウィンドーW2が掛けられる。このウィンドーW2は
次のようなものである。すなわち、ウィンドーwIによ
り被測定物21の形状に特有の固有振動波形部分を抽出
したとしても、微小なりラックや凹みゃ鋳巣は、その基
本固有振動のスペクトルに隠れてしまいやすく、前述し
たようにスペクトルのQ値で検出するしかなくなる。 そこで、できるだけ基本固有振動のスペクトル波形の「
裾野」の広がりを小さく、クラックや鋳巣の判定をしや
すくするごとが考えられる。そのためには、第4図に示
すようなスペクトル波形を同図で波線19で示すように
、ピークの50%のところから(Q値は変わらない)急
激に減衰させるような補正をかけてやればよい。このよ
うにすれば、スペクトル波形の「裾野」は狭くなり、微
小なりラックや凹みであっても、その微小な欠陥をスペ
クトルのQ値でなく、基本固有振動スペクトルと、欠陥
による振動のスペクトルとを分離して検出することが可
能なものが多くなる。 以上のようにスペクトルを強調するためには、ピックア
ップした振動波形に、次式からなる波形の強調用ウィン
ドーW2を更にがければよい。 y−macos’ (xωt) +bcos 2 (xωt+r)+ −+kcos ’ (xωt +n r) +にこで
、τは時間遅れを示し、例えばλ/4(λは波長)とさ
れる。また、この例の場合、a−b−・・・−にとされ
る。この強調用ウィンドーw2は第8図Cに示すような
波形となる。 第9図Aは、ピックアップした被測定物21の振動に対
し前述の固有振動抽出用ウィンドーw1及び強調用ウィ
ンドーw2をがける前の振動全体部分のスペクトルを示
す。また、第9図Bは、固有振動抽出用ウィンドーw1
によって上記被測定物21の振動の衝撃直後がら20m
5oc経過した後がら抽出した振動のスペクトルを示し
、基本固有振動スペクトルと欠陥による振動のスペクト
ルとの分離を観測できる。さらに、第9図Cは、前述し
た強調用ウィンドーw2をかけた後のスペクトル波形で
あり、基本固有振動スペクトルと、クラック又は凹み等
の欠陥の振動スペクトルとがより明確に分離されること
がわかる。 こうして強調された後のデータは、スペクトル分析手段
37に供給され、スペクトル分析される。 ウィンドーW2も、ウィンドーW1と同様に、制御装置
22からの加振開始の情報に基づいて形成される。 第10図Aは、加振位置P1における第1次スペクトル
を示す。図において、41は被測定物21の上半分につ
いての基本固有振動のスペクトル、42はこれとペアと
なる欠陥のスペクトル、43は被測定物21の下半分に
ついての基本固有スペクトルである。この場合、欠陥の
スペクトルのピークは小さく、その存在の有無を検出す
るのは、被測定物21の材質の、バラツキの変動と区別
するのが困難で、長時間を要することになる。しかし、
この例では、位置P1よりも22.5@離れた位置P2
が加振されている。その加振位置P2における第1次ス
ペクトルは第10図Bに示すように、欠陥による振動の
スペクトル42の方が基本固有振動スペクトル43より
も大きい振幅となっでいる。両者のスペクトルを重ね合
わせると第10図Cに示すようになり、被n1定物21
の上半分にクラックが存在することが明瞭に判別できる
。 また、同様に第11図Aに加振位置P1における第2次
スペクトルを示す。ここで51は、上半分についての基
本固有振動のスペクトル、53は下半分についての基本
固有振動のスペクトルである。この場合、凹み等の欠陥
は、基本固有振動のスペクトルに隠されてしまっている
。 第11図Bは、加振位置piと22.5’離れた加振位
置P2における第2次スペクトルを示し、欠陥による振
動のスペクトル52が大きなピークとして現われる。し
たがって、両加振位置P1゜P2のスペクトルを重ね合
わせると、第11図Cのようになり、欠陥による振動の
スペクトルを明確に認識することができる。これにより
、この場合は被測定物21の上半分に凹み等の非貫通欠
陥が存在することが明瞭に判別できる。 判定手段38では、以上のようにして2個の加振位置で
のスペクトルを重ね合わしたものを用いて、例えば次ぎ
のようにして欠陥による振動のスペクトルの存在を判別
する。 すなわち、判定手段38では、第12図に示すように、
スペクトル液形から、予め定められている1次スペクト
ルの周波数範囲及び2次スペクトルの周波数範囲dl、
d2内において、それぞれ振幅の大きいものから順に例
えば5個までピーク値を求め、その周波数及びピーク値
を記憶する。 次に、1次及び2次のスペクトルについて、基本固有振
動のスペクトルと、欠陥の振動のスペクトルとがペアに
なると考えられる周波数範囲d、。 da (ds、d4<d+、dz)を、予め定めてお
き、この周波数範囲d、、d4内に上記5個のピーク値
の周波数値のうち、ペアとして入るものがあるか否かサ
ーチする。そして、1次スペクトルについて、そのペア
を検出したら、周波数の低い方のペアのうちの高い方の
周波数を1次の基本固有振動スペクトル位置と認識し、
その周波数位置)基準に、前記周波数幅d、より狭い、
予め定められている周波数幅d5内に基本固有振動スペ
クトルとは別のピーク(もちろんペアのピークでもよい
)が有るか否か判別し、ピークがあれば、被測定物21
はクラック有りと判別する。 同様に、2次スペクトルについて、そのペアを検出した
ら、周波数の低い方のペアのうちの高い方の周波数を2
次の基本固有振動スペクトル位置と認識し、その周波数
位置を基準に、前記周波数幅d4より狭い予め定められ
ている周波数幅d6内に基本固有振動スペクトルとは別
のピークが有るか否か判別し、ピークがあれば、被8−
3定物21は鋳巣または凹み有りと判別する。 第13図に、以上説明した演算処理・判定装置30にお
ける動作のフローチャートを示す。 以上のようにして、欠陥ありと判別された部品は、選択
装置40により、ラインから不良品として除外される。 また、欠陥なしと判別された部品は、次工程に搬送され
る。以下、順次全部品について以上の欠陥判定が行われ
るものである。 以上のようにして、複数箇所において被測定物を加振す
ることにより、確実、且つ、短時間で1次及び2次のス
ペクトルから欠陥の有無の検出を行なうことができる。 また、図の例のように、重心よりずれた位置を加振する
ことにより、欠陥の存在部位が軸方向の上半分か下半分
にあるかの判別が容易になる。 以上の例は22.5°ずれた位置で2か所加振したが、
90” 180@270’を除く位置であれば、いず
れの位置でもよく、例えば45°ずれた2点を加振する
ようにしてもよい。ちなみに、第14図A−C及び第1
5図A−Cは45@ずれた2位置において、被測定物の
上半分を加振したときの1次及び2次のスペクトルを示
している。 第14図Aの第1加振位置の1次スペクトルでは、欠陥
のスペクトルが大きいため基本固有振動スペクトルが隠
れている。このため、ペアとして認識できず、材質のバ
ラツキと判別できない。しかし、同図Bの第2加振位置
の1次スペクトルでは基本固有振動スペクトルが現われ
るので、同図Cに示すように2つの加振位置のスペクト
ルの重ね合わせにより基本固有振動スペクトルと欠陥に
よる振動のスペクトルとをペアとして明瞭に認識できる
。 同様に、第15図の2次スペクトルも2つの加振位置の
スペクトルの重ね合わせにより欠陥を明瞭に認識できる
。そして、このスペクトルから被測定物21の下半分に
小さな凹み又は空洞があることも認識できる。 なお、第7図の装置では、演算処理・判定装置において
、1次及び2次スペクトルを分析し、欠陥があるときは
2つにスペクトルが分離されることを利用して判定を行
なったが、前述したように、1次スペクトルあるいは2
次スペクトルについての分析の結果、分離されていない
スペクトルであっても、そのQ値の大小をさらに測定し
、このQ値がクラック等の欠陥無しのときの値よりも大
きいとき、欠陥有りと判定し、さらに精度を上げること
もできる。 また、スペクトル分析ではなく、メモリに取り込んだ振
動波形データを時系列変換し、そのエンベロープを検出
し、山の数を計数することによりクラックを検出するよ
うにすることもできる。 なお、以上は被測定物が円筒状のシリンダの場合につい
て説明したが、被測定物21は断面の外形形状が円や楕
円であってもよい。また、材質も問わない。 また、以上の例では、測定用ステージを回転して第1加
振位置P1と、第2加振位置P2を順次に加振するよう
にしたが、測定用ステージは回転せずに、複数個の重り
等により2つの加振位置P1、P2を同時に加振するよ
うにしてもよい。 また、加振位置は2か所に限らず、3か所あるいはそれ
以上であってもよい。 また、加振方法はインパルス衝撃法に限られるものでは
なく、種々の加振方法を採用することができることは言
うまでもない。
照しながら説明しよう。 第7図は、この発明方法が適用された゛欠陥検出装置の
一実施例を示し、この例は製造ラインを流れてくる円筒
状シリンダ部品を自動的に全数検査して、且つ、自動的
に良品と不良品とを選別するようにした装置の場合の例
である。 被測定物21としてのシリンダ部品は、例えばマイクロ
コンピュータを有する制御装置22によって制御される
搬送装置23によって、ライン上を搬送され、測定用ス
テージ24上に搬入されて載置される。 測定用ステージ24は、例えば硬質ゴム等により構成さ
れる。そして、この測定用ステージ24に被測定物21
が載置されたことが、例えば測定用ステージ24に設け
られたセンサによって検出されると、制御装置22は、
加振装置25を駆動し、被測定物21を加振する。この
例では、加振装置25は、例えば振り千秋におもり等の
衝撃物により被測定物21を、例えばインパルス衝撃す
る。おもりの駆動機構は、衝撃後、おもりが被測定物か
ら即座に離れるようにカム機構等により構成される。 この場合、加振装置25は円筒状の被測定物21に対し
、その外側周面の複数箇所を同時に、あるいは順次に衝
撃するようにされる。この衝撃する複数箇所は、90°
、180°、270°だけ離れた位置を除く位置とされ
る。 第1図は加振装置25の加振部位を説明するための図で
、同図Aは円筒状シリンダの横断面図、同図Bは縦断面
図である。この例では、被71?1定物21を2tl所
において加振するもので、第1図Aに示すように、第1
の加振位置P1と、これに対し22.5@離れた第2の
位置P2とを加振する。 このため、この例では測定用ステージ24は、水平面内
で回転可能とされ、円筒状被測定物21は、その中心線
位置が測定用ステージ24の回転中心位置に合うように
位置合わせされて載置される。 そして、先ず、加振装置25によって被測定物21の側
周面の位置P1を加振し、その後、測定用ステージ24
を22.5°回転し、被測定物21の側周面の位置P2
を加振する。 また、この例の場合、被測定物21の軸方向の加振部位
は、第1図Bに示すように、重心位置(形状から定まる
理論・上の重心位置)P3からずれた位置、例えば被測
定物21の上端部位置P4とされる。 このように、重心よりずれた位置で加振すると、形状か
ら決まる理論上の重心位置より上半分と下半分とで、質
量(重さ)が異なるときには(一般には全ての物質はそ
うなっている)、1次及び2次の固有振動のスペクトル
のピークは、前述したピークの他に、もう1つのピーク
が現われる。このピークの周波数位置は、被測定物21
の上半分と下半分の質量に応じたものとなり、重い方(
例えば下半分)は、高い周波数位置に、軽い方(例えば
上半分)は、低い周波数位置にスペクトルが現われる。 そして、欠陥が上半分にあるときは、低い周波数位置の
基本固有振動スペクトルに欠陥による振動のスペクトル
がペアとなって現われ、また、欠陥が下半分にあるとき
は、高い周波数位置の基本固有振動スペクトルに欠陥に
よる振動のスペクトルがペアとなって現われる。したが
って、どちらの基本固有振動スペクトルにペアとなる欠
陥のスペクトルが現われるかにより、被測定物中、欠陥
が上半分にあるか、下半分にあるかが判別できる。 両方に現われた場合には、被測定物の中心部に欠陥が存
ることがわかる。 以上のようにして、加振された被i1?1定物21の振
動は、無接触で出力振動受信装置26のセンサ27で検
出され、電気信号に変換され、シグナルコンディショナ
ー28にて所定の信号処理がなされる。センサ27は、
振動を検出できるものであれば、どのようなものでも使
用でき、変位計等を用いることもできる。もっとも、周
囲からの雑音振動をできるだけ拾わないようにするため
に、被測定物の方向に鋭い指向性を有するものが好まし
い。シグナルコンディショナー28では、電気信号が増
幅され、また、不要高低酸成分の除去(トレンドの除去
)などが行われる。この例の鋳鉄のシリンダ部品の場合
、固有振動のうち基本固有振動の1次スペクトルは例え
ば1.5kHzに現われ、2次スペクトルはその約2.
8倍の約4kH2に現われるからである。 出力振動受信装置26からの電気信号は、伝送路29を
介して演算処理・判定装置30に供給される。この演算
処理・判定装置30は、例えばマイクロコンピュータを
有し、ソフトウェアにより後述の演算処理及び判定動作
をなすものであるが、この処理を機能ブロックで示すと
、図のようになる。 すなわち、人力された電気信号はゲート手段31に供給
される。そして、ウィンドーWl形成手段32からのウ
ィンドー信号WIにより加振すなわち衝撃後の被測定物
21の振動から、被測定物21の形状の固有振動成分が
抽出される。すなわち、ここで問題にする振動は、その
被測定物の形状が持つ固有振動である。しかし、被測定
物を強制的に振動させた場合、その強制振動や、地震波
と同様に初期的に縦波が生じ、これが固有振動と混在す
ることになる。かなり大きなりラックや凹みであるなら
ば、これらの固有振動以外が混在していても上記方法に
よって欠陥を検出することができる場合もある。しかし
、通常はこれら固有振動以外をできるだけ除去しなけれ
ば、欠陥の検出が困難である。 そこで、この例では次のようにしてこれを解決している
。 すなわち、被測定物21を加振する場合、正弦波法とイ
ンパルス衝撃法とがあるが、正弦波法の場合には、一定
条件で被測定物21を加振しておき、ある瞬間で、これ
を停止する。そして、その停止時から少し時間経過した
時点から振動の測定を開始する。 インパルス衝撃法の場合には、衝撃を与える等して加振
した直後から少し時間を経過した時点から測定を開始す
る。 この場合の加振停止時、あるいは衝撃時から測定を開始
するまでの時間は、次のようにして定めることができる
。すなわち、被測定物21中を伝わる音波の速度Cがそ
のヤング率E(弾性係数)とその物体の密度によって異
なり、 の関係があることから求める。 例えば、この例のインパルス衝撃法による場合、円筒状
鋳鉄のシリンダが被測定物21であるとすると、縦波の
速度は4560m/s、横波はその1/1.8で、約2
780 m / sとなり、衝撃直後からピックアップ
した振動の時系列波形は第8図Aのようになる。この波
形では、早い縦波のみの部分が約26μSaC続いた後
、横波が検出される。 そして、横波の振動のピーク値を過ぎて指数関数的に振
動は減衰し、徐々に振動は停止する。 この第8図Aの波形からもわかるように、加振後の振動
は地震波の場合と同じであるので、上記のように速度の
速い縦波や遅い波が混在しており、また、振動に強制振
動が残り、被測定物21の形状に特有の固有振動波形に
なっていない。この形状に特有の固有振動波は、例えば
コマの「さいさ運動」のように、停止する少し前に、観
11FJされるものであると考えられる。そこで、この
場合、横波のピーク値を過ぎて減衰を始めた時点から後
の振動を抽出する。このため、第8図Bのような矩形波
のウィンドーWIを設定し、このウィンドーW、によっ
て、この例では振動波を抽出する。 この例では、衝撃直後から20■5f3e経過した時点
からウィンドーWIを立ち上げ、200 m5ecのウ
ィンドー幅設定する。このためウィンドーWl形成手段
32では、制御装置22からの加振開始の情報に基づい
てウィンドーWIが形成される。 以上のようにして、ウィンドーW1により被測定物1の
形状の固有振動成分が抽出される。 そして、その固有振動部分がA/D変換手段33でデジ
タルデータに変換され、メモリ手段34に書き込まれる
。そして、メモリ手段34からのこのデジタルデータが
読み出され、波形強調手段35において、このデジタル
データに対し、ウィンドーW2形成手段36からの強調
用ウィンドーW2が掛けられる。このウィンドーW2は
次のようなものである。すなわち、ウィンドーwIによ
り被測定物21の形状に特有の固有振動波形部分を抽出
したとしても、微小なりラックや凹みゃ鋳巣は、その基
本固有振動のスペクトルに隠れてしまいやすく、前述し
たようにスペクトルのQ値で検出するしかなくなる。 そこで、できるだけ基本固有振動のスペクトル波形の「
裾野」の広がりを小さく、クラックや鋳巣の判定をしや
すくするごとが考えられる。そのためには、第4図に示
すようなスペクトル波形を同図で波線19で示すように
、ピークの50%のところから(Q値は変わらない)急
激に減衰させるような補正をかけてやればよい。このよ
うにすれば、スペクトル波形の「裾野」は狭くなり、微
小なりラックや凹みであっても、その微小な欠陥をスペ
クトルのQ値でなく、基本固有振動スペクトルと、欠陥
による振動のスペクトルとを分離して検出することが可
能なものが多くなる。 以上のようにスペクトルを強調するためには、ピックア
ップした振動波形に、次式からなる波形の強調用ウィン
ドーW2を更にがければよい。 y−macos’ (xωt) +bcos 2 (xωt+r)+ −+kcos ’ (xωt +n r) +にこで
、τは時間遅れを示し、例えばλ/4(λは波長)とさ
れる。また、この例の場合、a−b−・・・−にとされ
る。この強調用ウィンドーw2は第8図Cに示すような
波形となる。 第9図Aは、ピックアップした被測定物21の振動に対
し前述の固有振動抽出用ウィンドーw1及び強調用ウィ
ンドーw2をがける前の振動全体部分のスペクトルを示
す。また、第9図Bは、固有振動抽出用ウィンドーw1
によって上記被測定物21の振動の衝撃直後がら20m
5oc経過した後がら抽出した振動のスペクトルを示し
、基本固有振動スペクトルと欠陥による振動のスペクト
ルとの分離を観測できる。さらに、第9図Cは、前述し
た強調用ウィンドーw2をかけた後のスペクトル波形で
あり、基本固有振動スペクトルと、クラック又は凹み等
の欠陥の振動スペクトルとがより明確に分離されること
がわかる。 こうして強調された後のデータは、スペクトル分析手段
37に供給され、スペクトル分析される。 ウィンドーW2も、ウィンドーW1と同様に、制御装置
22からの加振開始の情報に基づいて形成される。 第10図Aは、加振位置P1における第1次スペクトル
を示す。図において、41は被測定物21の上半分につ
いての基本固有振動のスペクトル、42はこれとペアと
なる欠陥のスペクトル、43は被測定物21の下半分に
ついての基本固有スペクトルである。この場合、欠陥の
スペクトルのピークは小さく、その存在の有無を検出す
るのは、被測定物21の材質の、バラツキの変動と区別
するのが困難で、長時間を要することになる。しかし、
この例では、位置P1よりも22.5@離れた位置P2
が加振されている。その加振位置P2における第1次ス
ペクトルは第10図Bに示すように、欠陥による振動の
スペクトル42の方が基本固有振動スペクトル43より
も大きい振幅となっでいる。両者のスペクトルを重ね合
わせると第10図Cに示すようになり、被n1定物21
の上半分にクラックが存在することが明瞭に判別できる
。 また、同様に第11図Aに加振位置P1における第2次
スペクトルを示す。ここで51は、上半分についての基
本固有振動のスペクトル、53は下半分についての基本
固有振動のスペクトルである。この場合、凹み等の欠陥
は、基本固有振動のスペクトルに隠されてしまっている
。 第11図Bは、加振位置piと22.5’離れた加振位
置P2における第2次スペクトルを示し、欠陥による振
動のスペクトル52が大きなピークとして現われる。し
たがって、両加振位置P1゜P2のスペクトルを重ね合
わせると、第11図Cのようになり、欠陥による振動の
スペクトルを明確に認識することができる。これにより
、この場合は被測定物21の上半分に凹み等の非貫通欠
陥が存在することが明瞭に判別できる。 判定手段38では、以上のようにして2個の加振位置で
のスペクトルを重ね合わしたものを用いて、例えば次ぎ
のようにして欠陥による振動のスペクトルの存在を判別
する。 すなわち、判定手段38では、第12図に示すように、
スペクトル液形から、予め定められている1次スペクト
ルの周波数範囲及び2次スペクトルの周波数範囲dl、
d2内において、それぞれ振幅の大きいものから順に例
えば5個までピーク値を求め、その周波数及びピーク値
を記憶する。 次に、1次及び2次のスペクトルについて、基本固有振
動のスペクトルと、欠陥の振動のスペクトルとがペアに
なると考えられる周波数範囲d、。 da (ds、d4<d+、dz)を、予め定めてお
き、この周波数範囲d、、d4内に上記5個のピーク値
の周波数値のうち、ペアとして入るものがあるか否かサ
ーチする。そして、1次スペクトルについて、そのペア
を検出したら、周波数の低い方のペアのうちの高い方の
周波数を1次の基本固有振動スペクトル位置と認識し、
その周波数位置)基準に、前記周波数幅d、より狭い、
予め定められている周波数幅d5内に基本固有振動スペ
クトルとは別のピーク(もちろんペアのピークでもよい
)が有るか否か判別し、ピークがあれば、被測定物21
はクラック有りと判別する。 同様に、2次スペクトルについて、そのペアを検出した
ら、周波数の低い方のペアのうちの高い方の周波数を2
次の基本固有振動スペクトル位置と認識し、その周波数
位置を基準に、前記周波数幅d4より狭い予め定められ
ている周波数幅d6内に基本固有振動スペクトルとは別
のピークが有るか否か判別し、ピークがあれば、被8−
3定物21は鋳巣または凹み有りと判別する。 第13図に、以上説明した演算処理・判定装置30にお
ける動作のフローチャートを示す。 以上のようにして、欠陥ありと判別された部品は、選択
装置40により、ラインから不良品として除外される。 また、欠陥なしと判別された部品は、次工程に搬送され
る。以下、順次全部品について以上の欠陥判定が行われ
るものである。 以上のようにして、複数箇所において被測定物を加振す
ることにより、確実、且つ、短時間で1次及び2次のス
ペクトルから欠陥の有無の検出を行なうことができる。 また、図の例のように、重心よりずれた位置を加振する
ことにより、欠陥の存在部位が軸方向の上半分か下半分
にあるかの判別が容易になる。 以上の例は22.5°ずれた位置で2か所加振したが、
90” 180@270’を除く位置であれば、いず
れの位置でもよく、例えば45°ずれた2点を加振する
ようにしてもよい。ちなみに、第14図A−C及び第1
5図A−Cは45@ずれた2位置において、被測定物の
上半分を加振したときの1次及び2次のスペクトルを示
している。 第14図Aの第1加振位置の1次スペクトルでは、欠陥
のスペクトルが大きいため基本固有振動スペクトルが隠
れている。このため、ペアとして認識できず、材質のバ
ラツキと判別できない。しかし、同図Bの第2加振位置
の1次スペクトルでは基本固有振動スペクトルが現われ
るので、同図Cに示すように2つの加振位置のスペクト
ルの重ね合わせにより基本固有振動スペクトルと欠陥に
よる振動のスペクトルとをペアとして明瞭に認識できる
。 同様に、第15図の2次スペクトルも2つの加振位置の
スペクトルの重ね合わせにより欠陥を明瞭に認識できる
。そして、このスペクトルから被測定物21の下半分に
小さな凹み又は空洞があることも認識できる。 なお、第7図の装置では、演算処理・判定装置において
、1次及び2次スペクトルを分析し、欠陥があるときは
2つにスペクトルが分離されることを利用して判定を行
なったが、前述したように、1次スペクトルあるいは2
次スペクトルについての分析の結果、分離されていない
スペクトルであっても、そのQ値の大小をさらに測定し
、このQ値がクラック等の欠陥無しのときの値よりも大
きいとき、欠陥有りと判定し、さらに精度を上げること
もできる。 また、スペクトル分析ではなく、メモリに取り込んだ振
動波形データを時系列変換し、そのエンベロープを検出
し、山の数を計数することによりクラックを検出するよ
うにすることもできる。 なお、以上は被測定物が円筒状のシリンダの場合につい
て説明したが、被測定物21は断面の外形形状が円や楕
円であってもよい。また、材質も問わない。 また、以上の例では、測定用ステージを回転して第1加
振位置P1と、第2加振位置P2を順次に加振するよう
にしたが、測定用ステージは回転せずに、複数個の重り
等により2つの加振位置P1、P2を同時に加振するよ
うにしてもよい。 また、加振位置は2か所に限らず、3か所あるいはそれ
以上であってもよい。 また、加振方法はインパルス衝撃法に限られるものでは
なく、種々の加振方法を採用することができることは言
うまでもない。
以上説明したように、この発明による欠陥検出方法は、
被測定物を加振してセンサにより非接触で被測定物自体
が持つ固有の振動を検出する方法であるので、センサ接
触する場合のように、センサ接触時の不整合による乱反
射がなく、波形が単純が判別で容易である。すなわち、
被測定物内部に生じる欠陥の有無を測定する際に、その
測定を乱す要因が少なく、安定した測定が可能であると
共に、判定動作、判定内容が単純であるので、短時間で
判定を行なうことができる。 また、この発明方法によれば、被測定物にしわや凹凸が
あっても固有振動と区別できるものであれば、クラック
や鋳巣などの空洞、凹み等の欠陥を検出することができ
るという特徴がある。 また、この発明方法によれば、90’Xnだけ異なる位
置を除く、少なくとも2tI所を加振するようにしてい
るので、1箇所の加振では被測定物の材質等のバラツキ
と欠陥とを区別するのに長時間を要するのに対し、明瞭
に欠陥のスペクトルを短時間で判別することができる。
被測定物を加振してセンサにより非接触で被測定物自体
が持つ固有の振動を検出する方法であるので、センサ接
触する場合のように、センサ接触時の不整合による乱反
射がなく、波形が単純が判別で容易である。すなわち、
被測定物内部に生じる欠陥の有無を測定する際に、その
測定を乱す要因が少なく、安定した測定が可能であると
共に、判定動作、判定内容が単純であるので、短時間で
判定を行なうことができる。 また、この発明方法によれば、被測定物にしわや凹凸が
あっても固有振動と区別できるものであれば、クラック
や鋳巣などの空洞、凹み等の欠陥を検出することができ
るという特徴がある。 また、この発明方法によれば、90’Xnだけ異なる位
置を除く、少なくとも2tI所を加振するようにしてい
るので、1箇所の加振では被測定物の材質等のバラツキ
と欠陥とを区別するのに長時間を要するのに対し、明瞭
に欠陥のスペクトルを短時間で判別することができる。
第1図は、この発明の欠陥検出方法における加振方法の
一例を説明するための図、第2図は、この発明による欠
陥検出方法の説明のためのスペクトル図、第3図は、こ
の発明の検出原理の説明に供する図、第4図は、Q値の
説明のための図、第5図は、加振位置を円周方向に変え
たときのスペクトルのピーク値の変化を示す図、m6図
は、円筒状被測定物の1次振動の説明図、第7図は、こ
の発明による欠陥検出方法を適用した装置の一実施例を
示す図、第8図及び第9図は、この発明による固有振動
抽出及び強調を説明するための図、第10図及び第11
図は、2つの加振位置でのスペクトルを説明するための
図、第12図は、第7図例の装置の動作の説明のための
図、第13図は、第7図例の動作の一例のフローチャー
ト、第14図及び第15図は、他の例の加振位置におけ
るスペクトルを説明するための図である。 11.15.1次の基本固有振動のスペクトル12.1
6;クラック(貫通欠陥)の振動のスペクトル 13.17;2次の基本固有振動のスペクトル14.1
8.鋳巣、凹み等非貫通欠陥の振動のスペクトル 21;被測定物 25;加振装置 Pl;第1加振位置 P2;第2加振位置
一例を説明するための図、第2図は、この発明による欠
陥検出方法の説明のためのスペクトル図、第3図は、こ
の発明の検出原理の説明に供する図、第4図は、Q値の
説明のための図、第5図は、加振位置を円周方向に変え
たときのスペクトルのピーク値の変化を示す図、m6図
は、円筒状被測定物の1次振動の説明図、第7図は、こ
の発明による欠陥検出方法を適用した装置の一実施例を
示す図、第8図及び第9図は、この発明による固有振動
抽出及び強調を説明するための図、第10図及び第11
図は、2つの加振位置でのスペクトルを説明するための
図、第12図は、第7図例の装置の動作の説明のための
図、第13図は、第7図例の動作の一例のフローチャー
ト、第14図及び第15図は、他の例の加振位置におけ
るスペクトルを説明するための図である。 11.15.1次の基本固有振動のスペクトル12.1
6;クラック(貫通欠陥)の振動のスペクトル 13.17;2次の基本固有振動のスペクトル14.1
8.鋳巣、凹み等非貫通欠陥の振動のスペクトル 21;被測定物 25;加振装置 Pl;第1加振位置 P2;第2加振位置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 断面が円または楕円の被測定物に振動を加えて、その振
動をピックアップし、上記被測定物の固有振動から欠陥
を検出する方法であって、 上記断面に沿った位置で、且つ、互いに90°×n(n
=0、1、2、3)よりずれた角間隔だけ異なる少なく
とも2箇所において加振するようにした欠陥検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1259184A JPH03120459A (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 欠陥検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1259184A JPH03120459A (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 欠陥検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03120459A true JPH03120459A (ja) | 1991-05-22 |
| JPH0549934B2 JPH0549934B2 (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=17330537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1259184A Granted JPH03120459A (ja) | 1989-10-04 | 1989-10-04 | 欠陥検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03120459A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002040001A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 探傷方法および装置 |
| JP2021173718A (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-01 | 京浜急行電鉄株式会社 | 構造体診断装置、構造体診断方法、プログラム及び記録媒体 |
-
1989
- 1989-10-04 JP JP1259184A patent/JPH03120459A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002040001A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 探傷方法および装置 |
| JP2021173718A (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-01 | 京浜急行電鉄株式会社 | 構造体診断装置、構造体診断方法、プログラム及び記録媒体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0549934B2 (ja) | 1993-07-27 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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