JPH0312079B2 - - Google Patents
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- JPH0312079B2 JPH0312079B2 JP58095758A JP9575883A JPH0312079B2 JP H0312079 B2 JPH0312079 B2 JP H0312079B2 JP 58095758 A JP58095758 A JP 58095758A JP 9575883 A JP9575883 A JP 9575883A JP H0312079 B2 JPH0312079 B2 JP H0312079B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- formula
- carbon atoms
- ethyl acetate
- derivative
- Prior art date
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明はマクロライド抗生物質に含まれる第3
級水酸基のアシル誘導体の新規製造法に関する。 一般に有用なマクロライド抗生物質にはマイカ
ロースを含むものが多い、例えばロイコマイシ
ン、ミデカマイシン、アンゴラマイシン、スピラ
マイシン、カルボマイシン、メガロマイシン等が
ある。これらはすべて3″位に第3級の水酸基が含
まれ、通常の水酸基用のアシル化剤ではアシル化
されないことが知られている。 本発明者等はこの第3級の水酸基のアシル化反
応を種々検討した結果、N,N−ジエチルアニリ
ン、N,N−ジアルキルアミノアセトニトリル及
びアルキルN,N−ジアルキルアミノアセテート
から選んだ第3級アミンの存在下に有機溶剤、好
ましくはジクロルメタン、酢酸エチル等の中で有
機酸ハライドを反応せしめると容易に第3級の水
酸基がアシル化されることを見出し本発明を完成
させた。 従つて本発明によると、次の一般式() 〔式中、R1は水素原子又は基
級水酸基のアシル誘導体の新規製造法に関する。 一般に有用なマクロライド抗生物質にはマイカ
ロースを含むものが多い、例えばロイコマイシ
ン、ミデカマイシン、アンゴラマイシン、スピラ
マイシン、カルボマイシン、メガロマイシン等が
ある。これらはすべて3″位に第3級の水酸基が含
まれ、通常の水酸基用のアシル化剤ではアシル化
されないことが知られている。 本発明者等はこの第3級の水酸基のアシル化反
応を種々検討した結果、N,N−ジエチルアニリ
ン、N,N−ジアルキルアミノアセトニトリル及
びアルキルN,N−ジアルキルアミノアセテート
から選んだ第3級アミンの存在下に有機溶剤、好
ましくはジクロルメタン、酢酸エチル等の中で有
機酸ハライドを反応せしめると容易に第3級の水
酸基がアシル化されることを見出し本発明を完成
させた。 従つて本発明によると、次の一般式() 〔式中、R1は水素原子又は基
【式】(但し
Rは炭素数1〜6個のアルキル基、フエニル基又
は炭素数7〜10個のアラルキル基を表わす)を表
わし、R2はアセチル基又はプロピオニル基を表
わし、R3は
は炭素数7〜10個のアラルキル基を表わす)を表
わし、R2はアセチル基又はプロピオニル基を表
わし、R3は
【式】(但しR′はメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基又はイソブ
チル基を表わす)を表わす〕で示される抗生物質
又はその誘導体に対して次式() RCOX () (式中、Rは炭素数1〜6個のアルキル基、フ
エニル基又は炭素数7〜10個のアラルキル基を表
わし、Xはハロゲン原子を表わす)の有機酸ハラ
イドをN,N−ジエチルアニリン、N,N−ジア
ルキルアミノアセトニトリル及びアルキルN,N
−ジアルキルアミノアセテートから選ばれた第3
級アミンの存在下に溶媒中で反応させて次の一般
式() 〔式中、R′1及びR4は
チル基を表わす)を表わす〕で示される抗生物質
又はその誘導体に対して次式() RCOX () (式中、Rは炭素数1〜6個のアルキル基、フ
エニル基又は炭素数7〜10個のアラルキル基を表
わし、Xはハロゲン原子を表わす)の有機酸ハラ
イドをN,N−ジエチルアニリン、N,N−ジア
ルキルアミノアセトニトリル及びアルキルN,N
−ジアルキルアミノアセテートから選ばれた第3
級アミンの存在下に溶媒中で反応させて次の一般
式() 〔式中、R′1及びR4は
【式】(但しRは炭
素数1〜6個のアルキル基、フエニル基又は炭素
数7〜10個のアラルキル基を表わす)を表わし、 R2はアセチル基又はプロピオニル基を表わし、
R3は
数7〜10個のアラルキル基を表わす)を表わし、 R2はアセチル基又はプロピオニル基を表わし、
R3は
【式】
(但しR′はメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基又はイソブチル基を表わす)を表
わし、R5は−CH2CHO又は
イソプロピル基又はイソブチル基を表わす)を表
わし、R5は−CH2CHO又は
【式】(但しRは炭素数1〜6
個のアルキル基、フエニル基又は炭素数7〜10個
のアラルキル基を表わす)を表わす〕で示される
アシル誘導体を生成し、所望ならばこのアシル誘
導体を更に含水アルコール中で部分脱アシル化処
理して次の一般式(′) (式中、R′1、R2、R3及びR4は前述の意義を有
する)の9,3″−ジアシル誘導体を得ることを特
徴とするマクロライド抗生物質誘導体の製造法が
提供される。 従来第3級アルコールは不活性のためアシル化
することは困難であり、これまでに例えば第3級
アルコールのアシル化法としては4−ジメチルア
ミノピリジン法(アンゲバンテ ヘミー 81巻
1001頁(1969年)W.Steglich,G.Hofle)や1−
メチル−2−ハロピリジニウム塩法(ケミストリ
ー レター 1045頁(1975年)T.Mukaiyama,
M.Usui,E.Shimada)等が知られているが、高
価な試薬を使用しなければ収率よく達成できなか
つた。またトリベンジルアミンを用いる方法(ザ
ジヤーナル オブ アンチバイオテイクス 34
巻 1001頁(1981年))では上記一般式()に
おいてR2が本発明の場合のごとくアシル基であ
る場合にはそのアシル基カルボン酸として脱離す
ることによつて次式のごとき3,4−二重結合体
が副生することが知られている。 〔式中、R1、R3及びR4は前記の意義を有する〕 本発明者等は、特にマクロライド抗生物質のア
シル化の場合、酸で容易に分解するし、精製も困
難であるため単純な系での反応が必要であるとの
観点から工業的実施に適する安価なアシル化法を
開発する目的で種々検討し、すでに上記式()
のマクロライド抗生物質又はその誘導体と式
()の有機酸ハライドとをモレキユラーシーブ
の存在下に溶媒中で反応させる方法を提案した
(特開昭54−32493号公報)。本発明の方法は上記
モレキユラーシーブ法をより簡便にしたものであ
る。 本発明の方法を実施するに当つては、前記式
()の試料を不活性な溶媒例えばジクロルメタ
ン、酢酸エチル等に溶解する、溶媒量は試料(重
量)の2〜10倍量が好ましい。つぎに第3級アミ
ン塩基(N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジ
アルキルアミノアセトニトリル又はアルキルN,
N−ジアルキルアミノアセテート)を試料モル数
の2〜20倍量加え、0℃〜5℃に冷却する。無水
の反応条件で酸ハライドを試料モル数の5〜20倍
量添加して撹拌する。反応混合物を徐々に加温
し、40℃〜90℃で10〜100時間反応せしめる。用
いた溶剤によつては還流冷却器が必要であるが、
反応は密閉条件で行なつてもよい。反応終了後、
アミンの塩を去し、通常の処理を行なえば容易
に前記式()の化合物が副生成物をほとんど含
むことなしに得られる。特に本発明の方法によれ
ば前記トリベンジルアミンを使用する既知の方法
において副生する3,4−二重結合体の副生がな
い点が特筆される。 以上のごとく本法は簡単な反応系、反応条件で
安価に第3級水酸基をアシル化できる方法であ
り、種々のマクロライド抗生物質の3″位アシル誘
導体が得られる。又単にマクロライド抗生物質ば
かりでなく一般の第3級アルコール基をもつ化合
物のアシル化にも応用できる方法である。 本法で得たトリアシル誘導体(R5=−CH2・
CHO)とテトラアシル誘導体(R5=−CH=CH
−OCOR)は通常の含水アルコールで加熱し部分
脱アシル化を行うと有用な9,3″−ジアシル誘導
体が収率よく得られる。 以下本発明を実施例によりさらに説明する。 実施例 1 9,2′−ジアセチル−ミデカマイシン(前記式
()においてR1=COCH3、R2=COCH2CH3、
R3=COCH2CH3)22gを酢酸エチル70mlに溶解
し、N,N−ジエチルアニリン15mlを加え、冷却
下に塩化アセチル15mlを加えて50〜55℃で69時間
加熱反応させる。薄層クロマトグラフイー、すな
わちTLC(メルク社シリカゲルプレート、展開剤
四塩化炭素−アセトン(4:1)、発色硫酸)に
よりアシル化反応生成物の主成分は9,2′,3″−
トリアセチル体であり、9,18,2′,3″−テトラ
アセチル体も認められ、原料のスポツトのないこ
とを確認する。反応混合物を濃縮乾固の後、酢酸
エチル140mlを加えて過し、その酢酸エチル溶
液を水洗し、酢酸エチル層を濃縮乾固して粗製物
粉末23gを得た。 この粗組物のうち100mgを構造確認のためTLC
で分離させ、各分画を酢酸エチルで溶出し、
Rf0.7の分画より9,2′,3″−トリアセチルミデ
カマイシン粉末52mgを得た(収率52%)。 分子量939(質量分析による) NMR(CDCl3)9.65ppm(CHO,1H) 2.00ppm(アセチル基、
9H) TLCにおいて、既知の9,2′,3″−トリアセチ
ルミデカマイシンと一致。 先に得た粗組物23gを70%含水メタノール200
mlに溶解し、65℃で9時間加熱する。反応液を濃
縮乾固し、酢酸エチルで抽出し、水洗し、酢酸エ
チルを濃縮乾固して粗9,3″−ジアセチルミデカ
マイシン20gを得た。本物質は90%含水プロパノ
ールで容易に再結でき、11.9g(49%)の9,
3″−ジアセチルミデカマイシンを得た。本物質は
特開昭51−26887号公報記載の9,3″−ジアセチ
ルミデカマイシンに物理化学的性状が完全に一致
した。 分子量 897(質量分析による) NMR 9.69(アルデヒド基、1H) 2.01(アセチル基、6H) 比較のため、実施例1の前段階で用いられた
N,N−ジエチルアニリンに代えて等モル量の
N,N−ジメチルアニリンを用いて実施例1の前
段階(アセチル化反応工程を含む)を反復し、続
いて実施例1の後段階(含水メタノール中での部
分脱アセチル化処理)と同様に、前段階から得ら
れた濃縮乾固の粗製物を70%含水メタノールに溶
解し、65℃で9時間加熱した。こうして得られた
反応液を高速液体クロマトグラフイーにかけて調
べたところ、所望の9,3″−ジアセチルミデカマ
イシンは約5%の収率に相当する濃度でしか該反
応液に含有されているにすぎないことが認められ
た。 実施例 2 ミデカマイシン20gを酢酸エチル70mlに溶解
し、N,N−ジエチルアニリン30mlを加えた後、
氷冷下にアセチルクロリド20mlを加え、氷冷下で
3時間撹拌後、55−56℃で65時間加熱する。この
反応液を濃縮後、酢酸エチルを加えて過し、水
洗し、酢酸エチル層を濃縮乾固して24gの粗物質
を得た。これを70%含水メタノールで65℃で11時
間処理し、濃縮乾固して粗物質を得た。この物質
を90%含水プロパノールで再結して12g(収率
54.5%)の9,3″−ジアセチルミデカマイシンの
結晶を得た。 実施例 3 ミデカマイシン10gを酢酸エチル35mlに溶解
し、N,N−ジエチルアミノアセトニトリル25ml
を加えた後、氷冷下に塩化アセチル10mlを加え、
氷冷下5時間撹拌後、50−53℃で80時間加熱す
る。この反応液を濃縮後、酢酸エチルを加えて
過し、水洗し、酢酸エチル層を濃縮乾固して13.1
gの粗物質を得た。これを70%含水メタノールで
65℃で10時間処理し、濃縮乾固して粗物質を得
た。この物質を90%含水プロパノールで再結して
4.8g(収率43.5%)の9,3″−ジアセチルミデカ
マイシンの結晶を得た。 実施例 4 ミデカマイシン20gを酢酸エチル70mlに溶解
し、エチルN,N−ジエチルアミノアセテート45
mlを加えた後、氷冷下に塩化アセチル25mlを加
え、氷冷下18時間撹拌後、50−53℃で78時間加熱
する。この反応液を濃縮後、酢酸エチルを加え、
不溶物を過し、水洗し、酢酸エチル層を濃縮乾
固して22gの粗物質を得た。これを70%含水メタ
ノールで65℃で9時間処理し、濃縮乾固して粗物
質23.5gを得た。 この粗粉末をクロロホルム−アセトン(10:
1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにより9,3″−ジアセルミデカシンの標準サ
ンプルと同一のRf値の溶出区分を減圧濃縮して
目的物9,3″−ジアセチルミデカマイシンを得
る。 収量5.6g(25%)。
のアラルキル基を表わす)を表わす〕で示される
アシル誘導体を生成し、所望ならばこのアシル誘
導体を更に含水アルコール中で部分脱アシル化処
理して次の一般式(′) (式中、R′1、R2、R3及びR4は前述の意義を有
する)の9,3″−ジアシル誘導体を得ることを特
徴とするマクロライド抗生物質誘導体の製造法が
提供される。 従来第3級アルコールは不活性のためアシル化
することは困難であり、これまでに例えば第3級
アルコールのアシル化法としては4−ジメチルア
ミノピリジン法(アンゲバンテ ヘミー 81巻
1001頁(1969年)W.Steglich,G.Hofle)や1−
メチル−2−ハロピリジニウム塩法(ケミストリ
ー レター 1045頁(1975年)T.Mukaiyama,
M.Usui,E.Shimada)等が知られているが、高
価な試薬を使用しなければ収率よく達成できなか
つた。またトリベンジルアミンを用いる方法(ザ
ジヤーナル オブ アンチバイオテイクス 34
巻 1001頁(1981年))では上記一般式()に
おいてR2が本発明の場合のごとくアシル基であ
る場合にはそのアシル基カルボン酸として脱離す
ることによつて次式のごとき3,4−二重結合体
が副生することが知られている。 〔式中、R1、R3及びR4は前記の意義を有する〕 本発明者等は、特にマクロライド抗生物質のア
シル化の場合、酸で容易に分解するし、精製も困
難であるため単純な系での反応が必要であるとの
観点から工業的実施に適する安価なアシル化法を
開発する目的で種々検討し、すでに上記式()
のマクロライド抗生物質又はその誘導体と式
()の有機酸ハライドとをモレキユラーシーブ
の存在下に溶媒中で反応させる方法を提案した
(特開昭54−32493号公報)。本発明の方法は上記
モレキユラーシーブ法をより簡便にしたものであ
る。 本発明の方法を実施するに当つては、前記式
()の試料を不活性な溶媒例えばジクロルメタ
ン、酢酸エチル等に溶解する、溶媒量は試料(重
量)の2〜10倍量が好ましい。つぎに第3級アミ
ン塩基(N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジ
アルキルアミノアセトニトリル又はアルキルN,
N−ジアルキルアミノアセテート)を試料モル数
の2〜20倍量加え、0℃〜5℃に冷却する。無水
の反応条件で酸ハライドを試料モル数の5〜20倍
量添加して撹拌する。反応混合物を徐々に加温
し、40℃〜90℃で10〜100時間反応せしめる。用
いた溶剤によつては還流冷却器が必要であるが、
反応は密閉条件で行なつてもよい。反応終了後、
アミンの塩を去し、通常の処理を行なえば容易
に前記式()の化合物が副生成物をほとんど含
むことなしに得られる。特に本発明の方法によれ
ば前記トリベンジルアミンを使用する既知の方法
において副生する3,4−二重結合体の副生がな
い点が特筆される。 以上のごとく本法は簡単な反応系、反応条件で
安価に第3級水酸基をアシル化できる方法であ
り、種々のマクロライド抗生物質の3″位アシル誘
導体が得られる。又単にマクロライド抗生物質ば
かりでなく一般の第3級アルコール基をもつ化合
物のアシル化にも応用できる方法である。 本法で得たトリアシル誘導体(R5=−CH2・
CHO)とテトラアシル誘導体(R5=−CH=CH
−OCOR)は通常の含水アルコールで加熱し部分
脱アシル化を行うと有用な9,3″−ジアシル誘導
体が収率よく得られる。 以下本発明を実施例によりさらに説明する。 実施例 1 9,2′−ジアセチル−ミデカマイシン(前記式
()においてR1=COCH3、R2=COCH2CH3、
R3=COCH2CH3)22gを酢酸エチル70mlに溶解
し、N,N−ジエチルアニリン15mlを加え、冷却
下に塩化アセチル15mlを加えて50〜55℃で69時間
加熱反応させる。薄層クロマトグラフイー、すな
わちTLC(メルク社シリカゲルプレート、展開剤
四塩化炭素−アセトン(4:1)、発色硫酸)に
よりアシル化反応生成物の主成分は9,2′,3″−
トリアセチル体であり、9,18,2′,3″−テトラ
アセチル体も認められ、原料のスポツトのないこ
とを確認する。反応混合物を濃縮乾固の後、酢酸
エチル140mlを加えて過し、その酢酸エチル溶
液を水洗し、酢酸エチル層を濃縮乾固して粗製物
粉末23gを得た。 この粗組物のうち100mgを構造確認のためTLC
で分離させ、各分画を酢酸エチルで溶出し、
Rf0.7の分画より9,2′,3″−トリアセチルミデ
カマイシン粉末52mgを得た(収率52%)。 分子量939(質量分析による) NMR(CDCl3)9.65ppm(CHO,1H) 2.00ppm(アセチル基、
9H) TLCにおいて、既知の9,2′,3″−トリアセチ
ルミデカマイシンと一致。 先に得た粗組物23gを70%含水メタノール200
mlに溶解し、65℃で9時間加熱する。反応液を濃
縮乾固し、酢酸エチルで抽出し、水洗し、酢酸エ
チルを濃縮乾固して粗9,3″−ジアセチルミデカ
マイシン20gを得た。本物質は90%含水プロパノ
ールで容易に再結でき、11.9g(49%)の9,
3″−ジアセチルミデカマイシンを得た。本物質は
特開昭51−26887号公報記載の9,3″−ジアセチ
ルミデカマイシンに物理化学的性状が完全に一致
した。 分子量 897(質量分析による) NMR 9.69(アルデヒド基、1H) 2.01(アセチル基、6H) 比較のため、実施例1の前段階で用いられた
N,N−ジエチルアニリンに代えて等モル量の
N,N−ジメチルアニリンを用いて実施例1の前
段階(アセチル化反応工程を含む)を反復し、続
いて実施例1の後段階(含水メタノール中での部
分脱アセチル化処理)と同様に、前段階から得ら
れた濃縮乾固の粗製物を70%含水メタノールに溶
解し、65℃で9時間加熱した。こうして得られた
反応液を高速液体クロマトグラフイーにかけて調
べたところ、所望の9,3″−ジアセチルミデカマ
イシンは約5%の収率に相当する濃度でしか該反
応液に含有されているにすぎないことが認められ
た。 実施例 2 ミデカマイシン20gを酢酸エチル70mlに溶解
し、N,N−ジエチルアニリン30mlを加えた後、
氷冷下にアセチルクロリド20mlを加え、氷冷下で
3時間撹拌後、55−56℃で65時間加熱する。この
反応液を濃縮後、酢酸エチルを加えて過し、水
洗し、酢酸エチル層を濃縮乾固して24gの粗物質
を得た。これを70%含水メタノールで65℃で11時
間処理し、濃縮乾固して粗物質を得た。この物質
を90%含水プロパノールで再結して12g(収率
54.5%)の9,3″−ジアセチルミデカマイシンの
結晶を得た。 実施例 3 ミデカマイシン10gを酢酸エチル35mlに溶解
し、N,N−ジエチルアミノアセトニトリル25ml
を加えた後、氷冷下に塩化アセチル10mlを加え、
氷冷下5時間撹拌後、50−53℃で80時間加熱す
る。この反応液を濃縮後、酢酸エチルを加えて
過し、水洗し、酢酸エチル層を濃縮乾固して13.1
gの粗物質を得た。これを70%含水メタノールで
65℃で10時間処理し、濃縮乾固して粗物質を得
た。この物質を90%含水プロパノールで再結して
4.8g(収率43.5%)の9,3″−ジアセチルミデカ
マイシンの結晶を得た。 実施例 4 ミデカマイシン20gを酢酸エチル70mlに溶解
し、エチルN,N−ジエチルアミノアセテート45
mlを加えた後、氷冷下に塩化アセチル25mlを加
え、氷冷下18時間撹拌後、50−53℃で78時間加熱
する。この反応液を濃縮後、酢酸エチルを加え、
不溶物を過し、水洗し、酢酸エチル層を濃縮乾
固して22gの粗物質を得た。これを70%含水メタ
ノールで65℃で9時間処理し、濃縮乾固して粗物
質23.5gを得た。 この粗粉末をクロロホルム−アセトン(10:
1)で溶出するシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにより9,3″−ジアセルミデカシンの標準サ
ンプルと同一のRf値の溶出区分を減圧濃縮して
目的物9,3″−ジアセチルミデカマイシンを得
る。 収量5.6g(25%)。
1 式
(式中、R1は低級アルキル、フエニルまたは
フエニル−低級アルキル基、R2は水素原子また
は−CHO基、R3は水素原子または水酸基を示す)
で表される化合物またはその塩。 2 R3が水酸基である特許請求の範囲第1項記
載の化合物またはその塩。 3 3−O−アセチル−4″−デオキシデスマイコ
シン、3−O−プロピオニル−4″−デオキシデス
マイコシン、3−O−ブチリル−4″−デオキシデ
スマイコシン、3−O−イソバレリル−4″−デオ
キシデスマイコシン、3−O−ベンゾイル−4″−
フエニル−低級アルキル基、R2は水素原子また
は−CHO基、R3は水素原子または水酸基を示す)
で表される化合物またはその塩。 2 R3が水酸基である特許請求の範囲第1項記
載の化合物またはその塩。 3 3−O−アセチル−4″−デオキシデスマイコ
シン、3−O−プロピオニル−4″−デオキシデス
マイコシン、3−O−ブチリル−4″−デオキシデ
スマイコシン、3−O−イソバレリル−4″−デオ
キシデスマイコシン、3−O−ベンゾイル−4″−
Claims (1)
- 表わす)を表わす〕で示される抗生物質又はその
誘導体に対して次式() RCOX () (式中、Rは炭素数1〜6個のアルキル基、フ
エニル基又は炭素数7〜10個のアラルキル基を表
わし、Xはハロゲン原子を表わす)の有機酸ハラ
イドを、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジ
アルキルアミノアセトニトリル及びアルキルN,
N−ジアルキルアミノアセテートから選ばれた第
3級アミンの存在下に溶媒中で反応させて次の一
般式() 〔式中、R′1及びR4は【式】(但しRは炭 素数1〜6個のアルキル基、フエニル基又は炭素
数7〜10個のアラルキル基を表わす)を表わし、
R2はアセチル基又はプロピオニル基を表わし、
R3は 【式】 (但しR′はメチル基、エチル基、プロピル基、
イソプロピル基又はイソブチル基を表わす)を表
わし、R5は−CH2CHO又は
【式】(但しRは炭素数1〜6 個のアルキル基、フエニル基又は炭素数7〜10個
のアラルキル基を表わす)を表わす〕で示される
アシル誘導体を生成し、所望ならばこのアシル誘
導体を更に含水アルコール中で部分脱アシル化処
理して次の一般式(′) (式中、R′1,R2,R3及びR4は前述の意義を有
する)の9,3″−ジアシル誘導体を得ることを特
徴とするマクロライド抗生物質誘導体の製造法。 2 第3級アミンとしてN,N−ジエチルアニリ
ンの存在下に式()の化合物と式()のハラ
イドとの反応を行う特許請求の範囲第1項記載の
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58095758A JPS59222500A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | マクロライド抗生物質誘導体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58095758A JPS59222500A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | マクロライド抗生物質誘導体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59222500A JPS59222500A (ja) | 1984-12-14 |
| JPH0312079B2 true JPH0312079B2 (ja) | 1991-02-19 |
Family
ID=14146382
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58095758A Granted JPS59222500A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | マクロライド抗生物質誘導体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59222500A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102775456A (zh) * | 2011-05-13 | 2012-11-14 | 北大方正集团有限公司 | 一种制备乙酰麦迪霉素的方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5511505A (en) * | 1978-06-07 | 1980-01-26 | Toyo Jozo Co Ltd | Novel 9,3"-acylleucomycin and its preparation |
-
1983
- 1983-06-01 JP JP58095758A patent/JPS59222500A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59222500A (ja) | 1984-12-14 |
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