JPH0312611B2 - - Google Patents
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- JPH0312611B2 JPH0312611B2 JP20670583A JP20670583A JPH0312611B2 JP H0312611 B2 JPH0312611 B2 JP H0312611B2 JP 20670583 A JP20670583 A JP 20670583A JP 20670583 A JP20670583 A JP 20670583A JP H0312611 B2 JPH0312611 B2 JP H0312611B2
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Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、使用年数の経過等により鋼板パネル
壁面に発生した錆及び汚れ等を除去し、該鋼板パ
ネルへタイル又はタイルパネルを貼着してタイル
壁面を得るようにした鋼板パネル壁面の補修方法
に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、浴室ユニツトやトイレ室内等にあつて
は、鋼板等の金属板表面に樹脂等をコーテイング
又は焼付塗装した鋼板パネルが用いられることが
ある。この鋼板パネルは、使用年数の経過等によ
りコーテイング材料が自然剥離したり、或いは傷
付けられて部分的に除去される等のことがあり、
鋼板の地肌が露出することがあつた。そして、該
露出部分から錆が発生し、更には、錆の汚れが鋼
板表面に広がつて非常に見栄が悪くなるという欠
点があつた。 このため、従来にあつては、錆や錆の汚れを取
り除いて、該部分にペンキを塗つたり、塩化ビニ
ールクロスを貼着したり、或いは化粧金属板(ア
ルミ板、ステンレス板等)を貼着したりして、部
分的に補修するか、若しくは鋼板パネル全体を取
り替える等していた。 〔発明が解決しようとする課題〕 然しながら、部分的に補修する場合には、二〜
三年を経過すると再び錆や錆の汚れが発生し、再
度補修作業を行わなければならず、需要者にかか
る負担が大であつた。また鋼板パネル全体を取り
替える場合は、錆の発生した鋼板パネルの解体作
業に手間を要し、しかも、解体時に騒音を伴う等
の欠点があつた。更にこの場合は、工期が長くな
ることと、コストが高くなるという欠点があつ
た。 〔課題を解決するための手段〕 そこで本発明は従来の上記欠点に鑑みてこれを
改良除去したものであつて、塗布作業とタイルの
貼着作業の簡単な作業を行うだけで鋼板パネルの
補修を行うことができる技術を提供せんとするも
のである。 而して、前記課題を解決するために本発明が採
用した手段は、錆の発生した施工後の鋼板パネル
の表面を研磨して錆及び汚れを除去し、該研磨面
へ主剤と副剤とを100:12.8±1.0の割合でもつて
現場で混合してなるアクリルエマルジヨン系のプ
ライマーを塗布し、更に該プライマー上へ主剤と
副剤とを現場で等量ずつ混合してなる接着剤を塗
布し、しかる後にタイル又はタイルユニツトを貼
着してタイル壁面を得るものであつて、上記プラ
イマーの主剤は100%のアクリルエマルジヨンで
あり、副剤はメタンジフエニルジイソシアネート
50%とトリオール50%とより成り、上記接着剤の
主剤は、エポキシ系樹脂15〜30wt%と無機質金
属酸化物系充填材に繊維状物質又は無定形無水珪
酸を加えたフイラー85〜70wt%とより成り、ま
た上記接着剤の副剤は、硬化剤5〜40wt%、硬
化促進剤5wt%以下、流動化剤5wt%以下及び上
記フイラー90〜50wt%とから成ることを特徴と
する鋼板パネル壁面の補修方法である。 〔作 用〕 本発明にあつては、錆の発生した施工後の鋼板
パネルの表面を研磨して、該研磨面へアクリルエ
マルジヨン系のプライマーを塗布し、更に該プラ
イマー上へ主剤と副剤とを現場で等量ずつ混合し
てなる接着剤を塗布し、しかる後にタイル又はタ
イルユニツトを貼着してパネル壁面を得るように
している。 而して、本発明の前記プライマーは、その成分
割合を限定することにより、鋼板パネル及びタイ
ルの間にあつて両者との馴染を良くしている。 また本発明の前記接着剤は、その成分を限定す
ることにより、フイラーの無機質金属酸化物系充
填材の大粒径の周囲に、無定形無水珪酸の微粒子
や繊維状物質を絡ませて付着させており、これに
より接着剤のチキソトロピツクな性質を向上させ
ている。従つて、本発明にあつては、プライマー
処理した後の鋼板の表面へタイル又はタイルユニ
ツトを貼着しても、これらのタイル又はタイルユ
ニツトがズレ下がるということはない。 〔実施例〕 以下に本発明の方法を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。 第1図は、鋼板パネルで構築した浴室ユニツト
を示す縦造面図である。本発明の方法は、先ず鋼
板パネル1り発生した錆や錆の汚れをサンドペー
パー、デイスクサンダー等で除去し、鋼板パネル
1の地肌を露呈させる。そして、第2図に示すよ
うに、上記鋼板パネル1の露呈表面へ主剤と副剤
とより成るアクリルエマルジヨン系のプライマー
2を塗布し、更に該プライマー2上へ主剤と副剤
とより成る接着剤3を塗布する。そして、上記接
着剤3を介してタイル4を配列貼着し、タイル壁
面6を得る。タイル4は、単体でもよく又所定枚
数のものが、所定の目地間隔をもつて配列連結さ
れたユニツトのものであつてもよい。 而して、上記プライマー2は、鋼板パネル1表
面の錆発生を防止することと、鋼板パネル1及び
タイル4との馴染がよいことが必要である。ここ
において、馴染がよいとは、プライマー2と鋼板
パネル1及び接着剤3との接着強度が十分なこと
である。このため、本発明にあつては、プライマ
ー2の成分及び調合割合を次のように限定するこ
とにより、上記要求を満足するようにしている。
すなわち、プライマー2は各別に準備された主剤
と副剤とを混合するものであり、そのうち主剤は
100%のアクリルエマルジヨンをもつてこれにあ
て、副剤は50%のメタンジフエニルジイソシアネ
ート(通常は、MDIという)と、50%のトルオ
ールとで構成される。そして、上記主剤と副剤の
重量混合比率を、 主剤:副剤=100:12.8±1.0 とする。主剤と副剤の混合は、鋼板パネル壁面5
の補修現場で行う。このような構成のプライマー
2は、鋼板パネル1への塗布後に鋼板パネル1の
表面へプライマー2の薄膜を形成し、鋼板パネル
1と空気及び水との接触を遮断することで、錆の
発生を防止するようにしている。プライマー2と
しては、他にも溶剤(ゴム系)のものが適用可能
である。 また接着剤3は、貼着後のタイル又はタイルユ
ニツトの保持が十分であり、ズレ下がりのないこ
とが必要である。このため、本発明にあつては、
接着剤3を次のように成している。すなわち、本
発明に係る接着剤3は、主剤と副剤とより成る二
液混合タイプのエポキシ系接着剤であり、主剤と
副剤とは、別々の準備され、現場において等量ず
つ混合されるものである。而して、主剤と副剤の
成分は、 主剤にあつては、 エポキシ系樹脂 15〜30wt% フイラー 85〜70wt% である。エポキシ系樹脂を15wt%以上に限定し
た理由は、15wt%に満たない場合は本来の接着
機能が低下するからであり、また30wt%以下と
したのは鋼板表面へタイル又はタイルユニツトを
接着するために必要なエポキシ系樹脂の量がこの
30wt%以下で十分だからであり、これを越える
とエポキシ系樹脂の量が無駄になるからである。
一方、フイラーの量を限定した理由は、このフイ
ラーの量はエポキシ系樹脂の量が決定されれば、
次式によりおのずと求められるからである。 すなわち、 100−エポキシ系樹脂の量=フイラーの量 により求めることができる。ところで、前記フイ
ラーは、炭酸カルシウム粉砕物や水酸化アルミニ
ウム等の無機質金属酸化物系充填材が主成分であ
り、これに繊維状物質又は無定形無水珪酸を添加
したものである。繊維状物質としては、例えばク
リソタイル、クロミドライト系鉱物等の繊維状鉱
物や、パルプ等の繊維状有機物質等が適当であ
る。これの添加物は接着剤3のチキソトロピツク
な性質を向上させるためのものである。尚、これ
らのフイラーの各成分の組み合わせを変えた場合
は、チキソトロピツクな性質の程度が多少変わる
程度であり、自由に組み合わせを変更するとが可
能である。上記繊維状物質と繊維状有機物質の繊
維長さは、0.05〜5mmが最適であり、また無定形
無水珪酸の粒径は、0.05〜1μmが最適である。さ
らに、添加物の量は、フイラー全体の重量を100
とすると、2〜20wt%であればよい。添加物の
量をこの範囲に限定した理由は、添加物の量が少
なすぎると接着剤3のチキソトロピツクな性質が
不足し、添加物の量が多すぎると接着強度及び流
動性が不足するからである。 副剤にあつては、 硬化剤 5〜40wt% 硬化促進剤 5wt%以下 流動化剤 5wt%以下 フイラー 90〜50wt% である。硬化剤を5wt%以上とした理由は、これ
に満たないと接着剤が硬化不能となり、また
40wt%以下としたのは、40wt%を越えた場合は
主剤としてのエポキシ系樹脂に比し、硬化剤が多
くなり過ぎ、接着能率が低下するからである。ま
た硬化促進剤を5wt%以下とした理由は、5wt%
を越えた場合は、接着剤の硬化速度が速くなり過
ぎ、作業性が悪化するからである。更に、流動化
剤の限定理由は、5wt%を越えると、接着剤の性
状がより流動的となり、鋼板表面へタイルユニツ
トを貼着した場合に、タイルユニツトがズレ落ち
て初期の目的を達成することが不可能だからであ
る。なお、フイラーの成分割合は、これらの硬化
剤、硬化促進剤、流動化剤の量からおのずと決定
されるものである。すなわち、 100−(硬化剤+硬化促進剤+流動化剤) =フイラーの量 より自動的に求めることができる。ところで、
硬化剤としては、(ポリ)アミン系及び(ポリ)
アミド系の酸無水物が適当である。硬化促進剤
は、硬化速度を大きくするためのものであり、エ
ポキシ環の開環重合速度の大きいものを選択すれ
ばよい。また流動化剤は粘度を低下させ、作業性
を向上させるためのものである。更に、この副剤
中のフイラーは、上記主剤中のフイラーと同じ成
分であり、また同じ目的を達成するためのもので
ある。従つて、ここでの説明は省略する。このよ
うな成分の接着剤3であれば、フイラーの炭酸カ
ルシウム粉砕物や水酸化アルミニウム等の大粒径
(0.01〜0.2mm)の周囲に、無定形無水珪酸の微粒
子や繊維鉱物質及び繊維状有機物質が絡まつて付
着し、接着剤3のチキソトロピツクな性質が向上
する。このチキソトロピツクな性質とは、かき混
ぜたり、押圧操作するとゲルが流動性のゾルに変
わり、放置しておくと再びゲルに戻つて原形を保
持するという性質である。本発明に係る接着剤3
は、上記チキソトロピツクな性質を向上させるこ
とで、タイルまたはタイルユニツトの貼着直後の
ズレ下がりを防止せんとするものである。 次に、上述のプライマー2及び接着剤3を介し
て鋼板パネル1上へタイルユニツトを配列貼着し
たもの(表−1においては、“有”)と、接着剤3
のみを塗布して鋼板パネル1上へタイルユニツト
を貼着したもの(表−1においては“無”)との
接着強度試験結果について、表−1を参照しなが
ら説明する。表−1の試験に使用した試料品は、
鋼板パネル1を300×600mmのエリオ鋼板、タイル
ユニツトのタイル単体の大きさは、100mm角(目
地共)である。
壁面に発生した錆及び汚れ等を除去し、該鋼板パ
ネルへタイル又はタイルパネルを貼着してタイル
壁面を得るようにした鋼板パネル壁面の補修方法
に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に、浴室ユニツトやトイレ室内等にあつて
は、鋼板等の金属板表面に樹脂等をコーテイング
又は焼付塗装した鋼板パネルが用いられることが
ある。この鋼板パネルは、使用年数の経過等によ
りコーテイング材料が自然剥離したり、或いは傷
付けられて部分的に除去される等のことがあり、
鋼板の地肌が露出することがあつた。そして、該
露出部分から錆が発生し、更には、錆の汚れが鋼
板表面に広がつて非常に見栄が悪くなるという欠
点があつた。 このため、従来にあつては、錆や錆の汚れを取
り除いて、該部分にペンキを塗つたり、塩化ビニ
ールクロスを貼着したり、或いは化粧金属板(ア
ルミ板、ステンレス板等)を貼着したりして、部
分的に補修するか、若しくは鋼板パネル全体を取
り替える等していた。 〔発明が解決しようとする課題〕 然しながら、部分的に補修する場合には、二〜
三年を経過すると再び錆や錆の汚れが発生し、再
度補修作業を行わなければならず、需要者にかか
る負担が大であつた。また鋼板パネル全体を取り
替える場合は、錆の発生した鋼板パネルの解体作
業に手間を要し、しかも、解体時に騒音を伴う等
の欠点があつた。更にこの場合は、工期が長くな
ることと、コストが高くなるという欠点があつ
た。 〔課題を解決するための手段〕 そこで本発明は従来の上記欠点に鑑みてこれを
改良除去したものであつて、塗布作業とタイルの
貼着作業の簡単な作業を行うだけで鋼板パネルの
補修を行うことができる技術を提供せんとするも
のである。 而して、前記課題を解決するために本発明が採
用した手段は、錆の発生した施工後の鋼板パネル
の表面を研磨して錆及び汚れを除去し、該研磨面
へ主剤と副剤とを100:12.8±1.0の割合でもつて
現場で混合してなるアクリルエマルジヨン系のプ
ライマーを塗布し、更に該プライマー上へ主剤と
副剤とを現場で等量ずつ混合してなる接着剤を塗
布し、しかる後にタイル又はタイルユニツトを貼
着してタイル壁面を得るものであつて、上記プラ
イマーの主剤は100%のアクリルエマルジヨンで
あり、副剤はメタンジフエニルジイソシアネート
50%とトリオール50%とより成り、上記接着剤の
主剤は、エポキシ系樹脂15〜30wt%と無機質金
属酸化物系充填材に繊維状物質又は無定形無水珪
酸を加えたフイラー85〜70wt%とより成り、ま
た上記接着剤の副剤は、硬化剤5〜40wt%、硬
化促進剤5wt%以下、流動化剤5wt%以下及び上
記フイラー90〜50wt%とから成ることを特徴と
する鋼板パネル壁面の補修方法である。 〔作 用〕 本発明にあつては、錆の発生した施工後の鋼板
パネルの表面を研磨して、該研磨面へアクリルエ
マルジヨン系のプライマーを塗布し、更に該プラ
イマー上へ主剤と副剤とを現場で等量ずつ混合し
てなる接着剤を塗布し、しかる後にタイル又はタ
イルユニツトを貼着してパネル壁面を得るように
している。 而して、本発明の前記プライマーは、その成分
割合を限定することにより、鋼板パネル及びタイ
ルの間にあつて両者との馴染を良くしている。 また本発明の前記接着剤は、その成分を限定す
ることにより、フイラーの無機質金属酸化物系充
填材の大粒径の周囲に、無定形無水珪酸の微粒子
や繊維状物質を絡ませて付着させており、これに
より接着剤のチキソトロピツクな性質を向上させ
ている。従つて、本発明にあつては、プライマー
処理した後の鋼板の表面へタイル又はタイルユニ
ツトを貼着しても、これらのタイル又はタイルユ
ニツトがズレ下がるということはない。 〔実施例〕 以下に本発明の方法を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。 第1図は、鋼板パネルで構築した浴室ユニツト
を示す縦造面図である。本発明の方法は、先ず鋼
板パネル1り発生した錆や錆の汚れをサンドペー
パー、デイスクサンダー等で除去し、鋼板パネル
1の地肌を露呈させる。そして、第2図に示すよ
うに、上記鋼板パネル1の露呈表面へ主剤と副剤
とより成るアクリルエマルジヨン系のプライマー
2を塗布し、更に該プライマー2上へ主剤と副剤
とより成る接着剤3を塗布する。そして、上記接
着剤3を介してタイル4を配列貼着し、タイル壁
面6を得る。タイル4は、単体でもよく又所定枚
数のものが、所定の目地間隔をもつて配列連結さ
れたユニツトのものであつてもよい。 而して、上記プライマー2は、鋼板パネル1表
面の錆発生を防止することと、鋼板パネル1及び
タイル4との馴染がよいことが必要である。ここ
において、馴染がよいとは、プライマー2と鋼板
パネル1及び接着剤3との接着強度が十分なこと
である。このため、本発明にあつては、プライマ
ー2の成分及び調合割合を次のように限定するこ
とにより、上記要求を満足するようにしている。
すなわち、プライマー2は各別に準備された主剤
と副剤とを混合するものであり、そのうち主剤は
100%のアクリルエマルジヨンをもつてこれにあ
て、副剤は50%のメタンジフエニルジイソシアネ
ート(通常は、MDIという)と、50%のトルオ
ールとで構成される。そして、上記主剤と副剤の
重量混合比率を、 主剤:副剤=100:12.8±1.0 とする。主剤と副剤の混合は、鋼板パネル壁面5
の補修現場で行う。このような構成のプライマー
2は、鋼板パネル1への塗布後に鋼板パネル1の
表面へプライマー2の薄膜を形成し、鋼板パネル
1と空気及び水との接触を遮断することで、錆の
発生を防止するようにしている。プライマー2と
しては、他にも溶剤(ゴム系)のものが適用可能
である。 また接着剤3は、貼着後のタイル又はタイルユ
ニツトの保持が十分であり、ズレ下がりのないこ
とが必要である。このため、本発明にあつては、
接着剤3を次のように成している。すなわち、本
発明に係る接着剤3は、主剤と副剤とより成る二
液混合タイプのエポキシ系接着剤であり、主剤と
副剤とは、別々の準備され、現場において等量ず
つ混合されるものである。而して、主剤と副剤の
成分は、 主剤にあつては、 エポキシ系樹脂 15〜30wt% フイラー 85〜70wt% である。エポキシ系樹脂を15wt%以上に限定し
た理由は、15wt%に満たない場合は本来の接着
機能が低下するからであり、また30wt%以下と
したのは鋼板表面へタイル又はタイルユニツトを
接着するために必要なエポキシ系樹脂の量がこの
30wt%以下で十分だからであり、これを越える
とエポキシ系樹脂の量が無駄になるからである。
一方、フイラーの量を限定した理由は、このフイ
ラーの量はエポキシ系樹脂の量が決定されれば、
次式によりおのずと求められるからである。 すなわち、 100−エポキシ系樹脂の量=フイラーの量 により求めることができる。ところで、前記フイ
ラーは、炭酸カルシウム粉砕物や水酸化アルミニ
ウム等の無機質金属酸化物系充填材が主成分であ
り、これに繊維状物質又は無定形無水珪酸を添加
したものである。繊維状物質としては、例えばク
リソタイル、クロミドライト系鉱物等の繊維状鉱
物や、パルプ等の繊維状有機物質等が適当であ
る。これの添加物は接着剤3のチキソトロピツク
な性質を向上させるためのものである。尚、これ
らのフイラーの各成分の組み合わせを変えた場合
は、チキソトロピツクな性質の程度が多少変わる
程度であり、自由に組み合わせを変更するとが可
能である。上記繊維状物質と繊維状有機物質の繊
維長さは、0.05〜5mmが最適であり、また無定形
無水珪酸の粒径は、0.05〜1μmが最適である。さ
らに、添加物の量は、フイラー全体の重量を100
とすると、2〜20wt%であればよい。添加物の
量をこの範囲に限定した理由は、添加物の量が少
なすぎると接着剤3のチキソトロピツクな性質が
不足し、添加物の量が多すぎると接着強度及び流
動性が不足するからである。 副剤にあつては、 硬化剤 5〜40wt% 硬化促進剤 5wt%以下 流動化剤 5wt%以下 フイラー 90〜50wt% である。硬化剤を5wt%以上とした理由は、これ
に満たないと接着剤が硬化不能となり、また
40wt%以下としたのは、40wt%を越えた場合は
主剤としてのエポキシ系樹脂に比し、硬化剤が多
くなり過ぎ、接着能率が低下するからである。ま
た硬化促進剤を5wt%以下とした理由は、5wt%
を越えた場合は、接着剤の硬化速度が速くなり過
ぎ、作業性が悪化するからである。更に、流動化
剤の限定理由は、5wt%を越えると、接着剤の性
状がより流動的となり、鋼板表面へタイルユニツ
トを貼着した場合に、タイルユニツトがズレ落ち
て初期の目的を達成することが不可能だからであ
る。なお、フイラーの成分割合は、これらの硬化
剤、硬化促進剤、流動化剤の量からおのずと決定
されるものである。すなわち、 100−(硬化剤+硬化促進剤+流動化剤) =フイラーの量 より自動的に求めることができる。ところで、
硬化剤としては、(ポリ)アミン系及び(ポリ)
アミド系の酸無水物が適当である。硬化促進剤
は、硬化速度を大きくするためのものであり、エ
ポキシ環の開環重合速度の大きいものを選択すれ
ばよい。また流動化剤は粘度を低下させ、作業性
を向上させるためのものである。更に、この副剤
中のフイラーは、上記主剤中のフイラーと同じ成
分であり、また同じ目的を達成するためのもので
ある。従つて、ここでの説明は省略する。このよ
うな成分の接着剤3であれば、フイラーの炭酸カ
ルシウム粉砕物や水酸化アルミニウム等の大粒径
(0.01〜0.2mm)の周囲に、無定形無水珪酸の微粒
子や繊維鉱物質及び繊維状有機物質が絡まつて付
着し、接着剤3のチキソトロピツクな性質が向上
する。このチキソトロピツクな性質とは、かき混
ぜたり、押圧操作するとゲルが流動性のゾルに変
わり、放置しておくと再びゲルに戻つて原形を保
持するという性質である。本発明に係る接着剤3
は、上記チキソトロピツクな性質を向上させるこ
とで、タイルまたはタイルユニツトの貼着直後の
ズレ下がりを防止せんとするものである。 次に、上述のプライマー2及び接着剤3を介し
て鋼板パネル1上へタイルユニツトを配列貼着し
たもの(表−1においては、“有”)と、接着剤3
のみを塗布して鋼板パネル1上へタイルユニツト
を貼着したもの(表−1においては“無”)との
接着強度試験結果について、表−1を参照しなが
ら説明する。表−1の試験に使用した試料品は、
鋼板パネル1を300×600mmのエリオ鋼板、タイル
ユニツトのタイル単体の大きさは、100mm角(目
地共)である。
要するに、本発明におけるプライマーは、鋼板
パネル及び接着剤との馴染がよく、しかも鋼板パ
ネルの表面に薄膜を形成して該鋼板パネルと空気
及び水との接触を遮断し、錆の進行を防止するこ
とが可能である。また接着剤にあつては、チキソ
トロピツクな性質に優れているので、タイル又は
タイルユニツト貼着後のタイルのズレを防止する
ことが可能である。これにより、本発明にあつて
は、錆や錆の汚れ等の発生した施工後の鋼板パネ
ル表面をタイル壁面に補修することが、容易であ
る。また補修後の浴室ユニツト等の見栄えも非常
の良く、長寿命化が可能である。
パネル及び接着剤との馴染がよく、しかも鋼板パ
ネルの表面に薄膜を形成して該鋼板パネルと空気
及び水との接触を遮断し、錆の進行を防止するこ
とが可能である。また接着剤にあつては、チキソ
トロピツクな性質に優れているので、タイル又は
タイルユニツト貼着後のタイルのズレを防止する
ことが可能である。これにより、本発明にあつて
は、錆や錆の汚れ等の発生した施工後の鋼板パネ
ル表面をタイル壁面に補修することが、容易であ
る。また補修後の浴室ユニツト等の見栄えも非常
の良く、長寿命化が可能である。
第1図は本発明の方法によつてタイル壁面を構
築する前の浴室ユニツトを示す縦断面図、第2図
は本発明の方法によつてタイル壁面を構築した浴
室ユニツトの縦断面図である。 1……金属板、2……プライマー、3……接着
剤、4……タイル、6……タイル壁面。
築する前の浴室ユニツトを示す縦断面図、第2図
は本発明の方法によつてタイル壁面を構築した浴
室ユニツトの縦断面図である。 1……金属板、2……プライマー、3……接着
剤、4……タイル、6……タイル壁面。
Claims (1)
- 1 錆の発生した施工後の鋼板パネルの表面を研
磨して錆及び汚れを除去し、該研磨面へ主剤と副
剤とを100:12.8±1.0の割合でもつて現場で混合
してなるアクリルエマルジヨン系のプライマーを
塗布し、更に該プライマー上へ主剤と副剤とを現
場で等量ずつ混合してなる接着剤を塗布し、しか
る後にタイル又はタイルユニツトを貼着してタイ
ル壁面を得るものであつて、上記プライマーの主
剤は100%のアクリルエマルジヨンであり、副剤
はメタンジフエニルジイソシアネート50%とトリ
オール50%とより成り、上記接着剤の主剤は、エ
ポキシ系樹脂15〜30wt%と無機質金属酸化物系
充填材に繊維状物質又は無定形無水珪酸を加えた
フイラー85〜70wt%とより成り、また上記接着
剤の副剤は、硬化剤5〜40wt%、硬化促進剤5wt
%以下、流動化剤5wt%以下及び上記フイラー90
〜50wt%とから成ることを特徴とする鋼板パネ
ル壁面の補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20670583A JPS6098061A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 鋼板パネル壁面の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20670583A JPS6098061A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 鋼板パネル壁面の補修方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6098061A JPS6098061A (ja) | 1985-06-01 |
| JPH0312611B2 true JPH0312611B2 (ja) | 1991-02-20 |
Family
ID=16527748
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20670583A Granted JPS6098061A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 鋼板パネル壁面の補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6098061A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6376195B2 (ja) * | 2016-09-29 | 2018-08-22 | 積水ハウス株式会社 | 壁補修方法 |
| KR102664210B1 (ko) * | 2024-01-19 | 2024-05-10 | 성현외단열외장타일(주) | 샌드위치 판넬 상에 타일을 부착하는 타일 시공 방법 |
-
1983
- 1983-11-02 JP JP20670583A patent/JPS6098061A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6098061A (ja) | 1985-06-01 |
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