JPH031295Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH031295Y2 JPH031295Y2 JP1985055741U JP5574185U JPH031295Y2 JP H031295 Y2 JPH031295 Y2 JP H031295Y2 JP 1985055741 U JP1985055741 U JP 1985055741U JP 5574185 U JP5574185 U JP 5574185U JP H031295 Y2 JPH031295 Y2 JP H031295Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- continuously variable
- shaft
- clutch housing
- power transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、圃場作業等の各種作業を行なう農用
トラクターにおける無段変速装置に関するもので
ある。
トラクターにおける無段変速装置に関するもので
ある。
一般に、この種農用トラクターは、エンジンか
らの動力を、エンジン側に連動連結された主軸か
らPTO(動力取出し)側動力伝動系と走行側動力
伝動系とに分岐してそれぞれ伝達するようにして
いるが、これらのものには、作業条件に合致した
走行速度で走行するため、主軸から走行側動力伝
動系への動力伝動系に無段変速機構を介在したも
のがある。しかるに従来、この無段変速機構は、
油圧トランスミツシヨン方式のものを採用し、か
つこれをミツシヨンケース内に内装するようにし
ていたので、その構造が複雑であつて、工場での
組付けが大変であり、しかも一旦故障すると、そ
の原因を発見するのが極めて困難で、修理には極
めて高度な知識とテクニツクが要求される許りで
なく、各部品がいずれも高い精度が要求されるの
で、価格的に高価なものになり、かつトランスミ
ツシヨンケースが無段変速機構の存在のためどう
しても大型になつてしまい、このためトランスミ
ツシヨンケースの上面をステツプ面(デツキ面)
としているものでは、ステツプ面が高くなつてし
まい、あるいはフラツトデツキ面にするための妨
げになつており、問題になつていた。
らの動力を、エンジン側に連動連結された主軸か
らPTO(動力取出し)側動力伝動系と走行側動力
伝動系とに分岐してそれぞれ伝達するようにして
いるが、これらのものには、作業条件に合致した
走行速度で走行するため、主軸から走行側動力伝
動系への動力伝動系に無段変速機構を介在したも
のがある。しかるに従来、この無段変速機構は、
油圧トランスミツシヨン方式のものを採用し、か
つこれをミツシヨンケース内に内装するようにし
ていたので、その構造が複雑であつて、工場での
組付けが大変であり、しかも一旦故障すると、そ
の原因を発見するのが極めて困難で、修理には極
めて高度な知識とテクニツクが要求される許りで
なく、各部品がいずれも高い精度が要求されるの
で、価格的に高価なものになり、かつトランスミ
ツシヨンケースが無段変速機構の存在のためどう
しても大型になつてしまい、このためトランスミ
ツシヨンケースの上面をステツプ面(デツキ面)
としているものでは、ステツプ面が高くなつてし
まい、あるいはフラツトデツキ面にするための妨
げになつており、問題になつていた。
本考案は上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を
一掃することができる農用トラクターにおける無
段変速装置を提供することを目的として創案され
たものであつて、エンジンからの動力を、エンジ
ン側に連動連結された主軸からPTO側動力伝動
系と走行側動力伝動系とに分岐してそれぞれ伝達
するようにした農用トラクターにおいて、前記主
軸側から走行側動力伝動系への動力伝動機構をベ
ルト伝動式の無段変速機構とし、該無段変速機構
をフライホイルが内装されるクラツチハウジング
内に配設すると共に、上記無段変速機構の走行側
動力伝動系側駆動ギアに動力伝動をする受動アツ
シーを、前記駆動ギアの軸心回りに回動調整自在
になるようクラツチハウジング内に軸支せしめた
ギアケースに装着し、かつ該ギアケースをクラツ
チハウジングの外部から螺入するセツトボルトを
介してクラツチハウジングに固定したことを特徴
とするものである。
一掃することができる農用トラクターにおける無
段変速装置を提供することを目的として創案され
たものであつて、エンジンからの動力を、エンジ
ン側に連動連結された主軸からPTO側動力伝動
系と走行側動力伝動系とに分岐してそれぞれ伝達
するようにした農用トラクターにおいて、前記主
軸側から走行側動力伝動系への動力伝動機構をベ
ルト伝動式の無段変速機構とし、該無段変速機構
をフライホイルが内装されるクラツチハウジング
内に配設すると共に、上記無段変速機構の走行側
動力伝動系側駆動ギアに動力伝動をする受動アツ
シーを、前記駆動ギアの軸心回りに回動調整自在
になるようクラツチハウジング内に軸支せしめた
ギアケースに装着し、かつ該ギアケースをクラツ
チハウジングの外部から螺入するセツトボルトを
介してクラツチハウジングに固定したことを特徴
とするものである。
そして本考案は、ベルト伝動式の無段変速機構
の採用によつて、無段階の大幅な変速が可能であ
りながら、その変速機構の構造が簡略にできて、
組付けは勿論、点検整備を極めて容易に行なうこ
とができるとともに、トランスミツシヨンケース
の大幅な小型軽量化を計ることができるようにし
たものである。
の採用によつて、無段階の大幅な変速が可能であ
りながら、その変速機構の構造が簡略にできて、
組付けは勿論、点検整備を極めて容易に行なうこ
とができるとともに、トランスミツシヨンケース
の大幅な小型軽量化を計ることができるようにし
たものである。
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1は前後輪6,7の四輪駆
動で、しかもPTO軸33を有する農用トラクタ
ーの走行機体であつて、該走行機体1の機体フレ
ーム1aに搭載されたエンジン2からの動力は、
後述するようにクラツチハウジング3、トランス
ミツシヨンケース4、デフケース5に至る過程で
PTO側動力伝動系と走行側動力伝動系とに分岐
され、かつ適当に変速されてそれぞれ各駆動系に
動力伝動されるようになつている。図中、6aは
フロントアクスル、7aはリヤアクスル、8は油
圧ケース、9は油圧バルブ、10は前後進切換え
レバー、11は無段変速レバーである。
する。図面において、1は前後輪6,7の四輪駆
動で、しかもPTO軸33を有する農用トラクタ
ーの走行機体であつて、該走行機体1の機体フレ
ーム1aに搭載されたエンジン2からの動力は、
後述するようにクラツチハウジング3、トランス
ミツシヨンケース4、デフケース5に至る過程で
PTO側動力伝動系と走行側動力伝動系とに分岐
され、かつ適当に変速されてそれぞれ各駆動系に
動力伝動されるようになつている。図中、6aは
フロントアクスル、7aはリヤアクスル、8は油
圧ケース、9は油圧バルブ、10は前後進切換え
レバー、11は無段変速レバーである。
前記クラツチハウジング3には主軸12が回動
自在に軸承されているが、該主軸12は、エンジ
ン2側より動力伝動されるフライホイル13に、
主クラツチ14によつて動力継続自在の状態で軸
承されており、この主軸12と後述のギアケース
34に回動自在に軸承せしめられる変速プーリ軸
15との間には、ベルト伝動式の無段変速機構1
6が介装されている。即ちこの無段変速機構16
は、主軸12側の駆動アツシー17と変速プーリ
軸15側の受動アツシー18と、両アツシー1
7,18間に懸回された変速ベルト19とによつ
て構成されるものであるが、主軸12側の駆動ア
ツシー17は、可動プーリ20、固定プーリ2
1、および油圧作動装置22によつて構成されて
おり、前記無段変速レバー11の操作で油圧バル
ブ9から油圧作動装置22のポートAに圧油を送
ることによつて、ピストン22aが、該ピストン
22aに軸受23を介して連結される前記可動プ
ーリ20を固定プーリ21側に弾機20aに抗し
て押圧移動せしめることになる。そしてこれによ
つて、駆動アツシー17側ではプーリ径が大きく
なる方向に変化する一方、受動アツシー18側で
は可動プーリ24が弾機25に抗して固定プーリ
26から離間してプーリ径が小さくなる方向に変
化し、高速側への無段の変速操作ができるように
なつている。また逆にポートBに圧油を送ると、
ピストン22aは前記とは逆方向に移動し、これ
によつて今度は駆動アツシー17側のプーリ径は
小径側に、また受動アツシー18側のプーリ径は
大径側にそれぞれ変化し、低速側への無段の変速
操作ができるようになつており、このようにし
て、無段の変速を有する動力伝動がなされるよう
になつている。
自在に軸承されているが、該主軸12は、エンジ
ン2側より動力伝動されるフライホイル13に、
主クラツチ14によつて動力継続自在の状態で軸
承されており、この主軸12と後述のギアケース
34に回動自在に軸承せしめられる変速プーリ軸
15との間には、ベルト伝動式の無段変速機構1
6が介装されている。即ちこの無段変速機構16
は、主軸12側の駆動アツシー17と変速プーリ
軸15側の受動アツシー18と、両アツシー1
7,18間に懸回された変速ベルト19とによつ
て構成されるものであるが、主軸12側の駆動ア
ツシー17は、可動プーリ20、固定プーリ2
1、および油圧作動装置22によつて構成されて
おり、前記無段変速レバー11の操作で油圧バル
ブ9から油圧作動装置22のポートAに圧油を送
ることによつて、ピストン22aが、該ピストン
22aに軸受23を介して連結される前記可動プ
ーリ20を固定プーリ21側に弾機20aに抗し
て押圧移動せしめることになる。そしてこれによ
つて、駆動アツシー17側ではプーリ径が大きく
なる方向に変化する一方、受動アツシー18側で
は可動プーリ24が弾機25に抗して固定プーリ
26から離間してプーリ径が小さくなる方向に変
化し、高速側への無段の変速操作ができるように
なつている。また逆にポートBに圧油を送ると、
ピストン22aは前記とは逆方向に移動し、これ
によつて今度は駆動アツシー17側のプーリ径は
小径側に、また受動アツシー18側のプーリ径は
大径側にそれぞれ変化し、低速側への無段の変速
操作ができるようになつており、このようにし
て、無段の変速を有する動力伝動がなされるよう
になつている。
一方、前記主軸12に固定したPTO駆動ギア
27は、トランスミツシヨンケース4に回動自在
に軸承の走行軸28に遊転自在に設けたPTOカ
ウンタギア29に常時噛合しているが、さらにこ
のカウンタギア29に形成の任意の変速歯29a
に、図示しないPTO変速レバーの操作で変速ギ
ア30aあるいは30bを選択的に噛合せしめる
ことで、主軸12からPTO変速軸30に動力伝
動がなされ、PTO駆動軸31、副PTO軸32を
経てPTO軸33にエンジン側の動力が伝動され
るようになつており、この様にして主軸12から
PTO軸33に至るPTO側動力伝動系が形成され
ている。
27は、トランスミツシヨンケース4に回動自在
に軸承の走行軸28に遊転自在に設けたPTOカ
ウンタギア29に常時噛合しているが、さらにこ
のカウンタギア29に形成の任意の変速歯29a
に、図示しないPTO変速レバーの操作で変速ギ
ア30aあるいは30bを選択的に噛合せしめる
ことで、主軸12からPTO変速軸30に動力伝
動がなされ、PTO駆動軸31、副PTO軸32を
経てPTO軸33にエンジン側の動力が伝動され
るようになつており、この様にして主軸12から
PTO軸33に至るPTO側動力伝動系が形成され
ている。
また前記変速プーリ軸15は、後述するギアケ
ース34内でのギア伝動で走行駆動ギア35に動
力伝動されていて、走行側動力伝動系に伝達され
るものであるが、この走行駆動ギア35は走行軸
28に固定の走行従動ギア28aに常時噛合して
いる。この走行軸28に設けたギア28bは、カ
ウンタギア28dに常時噛合しており、さらにこ
のカウンタギア28dに一体化されたカウンタギ
ウ28eは、超低速軸36に遊転自在に設けた後
進ギア37に常時噛合している。しかもこの後進
ギア37は前後進変速軸38に遊転自在に設けた
後進駆動ギア39に常時噛合している。そして、
前記前後進切換えレバー10の操作により、スリ
ーブ40が走行軸28に形成のギア28cに噛合
した場合には、走行軸28、スリーブ40、前後
進変速軸38へと前進走行の動力伝動がなされる
ことになり、一方、スリーブ40が後進駆動ギア
39のギア歯39aに噛合した場合には、走行軸
28、カウンタギア28d,28e、後進ギア3
7、後進駆動ギア39、スリーブ40、前後進変
速軸38へと後進走行の動力伝動がなされるよう
になつている。さらにこの前後進変速軸38は、
図示しない副変速レバーの操作によつて副変速ギ
ア41が、前後進変速軸38に設けたギア38
a、低速ギア42、あるいは超低速軸36に固定
のカウンタギア43を経由する超低速ギア44に
選択的に噛合することによつて、ピニオン軸45
が回動し、デフアレンシヤルギア46、フアイナ
ルギア47を経由して後輪7の駆動をするように
なつている。さらに48は前輪6用の駆動軸であ
つて、図示しない前輪駆動用レバーの操作によつ
てフロント用摺動ギア49がフロント駆動ギア5
0に選択的に噛合することでピニオン軸45に連
動連結されて駆動するようになつている。
ース34内でのギア伝動で走行駆動ギア35に動
力伝動されていて、走行側動力伝動系に伝達され
るものであるが、この走行駆動ギア35は走行軸
28に固定の走行従動ギア28aに常時噛合して
いる。この走行軸28に設けたギア28bは、カ
ウンタギア28dに常時噛合しており、さらにこ
のカウンタギア28dに一体化されたカウンタギ
ウ28eは、超低速軸36に遊転自在に設けた後
進ギア37に常時噛合している。しかもこの後進
ギア37は前後進変速軸38に遊転自在に設けた
後進駆動ギア39に常時噛合している。そして、
前記前後進切換えレバー10の操作により、スリ
ーブ40が走行軸28に形成のギア28cに噛合
した場合には、走行軸28、スリーブ40、前後
進変速軸38へと前進走行の動力伝動がなされる
ことになり、一方、スリーブ40が後進駆動ギア
39のギア歯39aに噛合した場合には、走行軸
28、カウンタギア28d,28e、後進ギア3
7、後進駆動ギア39、スリーブ40、前後進変
速軸38へと後進走行の動力伝動がなされるよう
になつている。さらにこの前後進変速軸38は、
図示しない副変速レバーの操作によつて副変速ギ
ア41が、前後進変速軸38に設けたギア38
a、低速ギア42、あるいは超低速軸36に固定
のカウンタギア43を経由する超低速ギア44に
選択的に噛合することによつて、ピニオン軸45
が回動し、デフアレンシヤルギア46、フアイナ
ルギア47を経由して後輪7の駆動をするように
なつている。さらに48は前輪6用の駆動軸であ
つて、図示しない前輪駆動用レバーの操作によつ
てフロント用摺動ギア49がフロント駆動ギア5
0に選択的に噛合することでピニオン軸45に連
動連結されて駆動するようになつている。
またピニオン軸45と同心状に配設された走行
軸28とPTO変速軸30とは、支軸12より下
方に一段ずつ直線的に転移するようにして上下に
互いに平行状に配設されている。一方、変速プー
リ軸15はこれに対して略直行した水平方向に位
置する配置構成となつている。そして、この変速
プーリ軸15を回動自在に軸承せしめたギアケー
ス34は、クラツチハウジング3内に臨む状態で
トランスミツシヨンケース4に取付けられるもの
である。即ち、ギアケース34は、走行駆動ギア
35の軸芯、換言すればPTO変速軸30の軸芯
を支点として回動し、変速ベルト19の張り調整
ができるようにトランスミツシヨンケース4にセ
ツトされており、そして所望の張り調整位置に位
置せしめたギアケース34は、トランスミツシヨ
ンケース4の前側加工面の後方裏側から、トラン
スミツシヨンケース4に穿設した長孔4aを貫通
してギアケース34に螺入緊着せしめることによ
つてトランスミツシヨンケース4に一体的に固定
されるようになつているが、このセツトボルト5
1の螺入位置は、無段変速機構16の受動アツシ
ー18側位置に位置しており、かつこの際のセツ
トボルト51の緊締方向は、受動アツシー18
を、変速ベルト19が緊張する矢印X方向と同方
向になるよう設定されている。
軸28とPTO変速軸30とは、支軸12より下
方に一段ずつ直線的に転移するようにして上下に
互いに平行状に配設されている。一方、変速プー
リ軸15はこれに対して略直行した水平方向に位
置する配置構成となつている。そして、この変速
プーリ軸15を回動自在に軸承せしめたギアケー
ス34は、クラツチハウジング3内に臨む状態で
トランスミツシヨンケース4に取付けられるもの
である。即ち、ギアケース34は、走行駆動ギア
35の軸芯、換言すればPTO変速軸30の軸芯
を支点として回動し、変速ベルト19の張り調整
ができるようにトランスミツシヨンケース4にセ
ツトされており、そして所望の張り調整位置に位
置せしめたギアケース34は、トランスミツシヨ
ンケース4の前側加工面の後方裏側から、トラン
スミツシヨンケース4に穿設した長孔4aを貫通
してギアケース34に螺入緊着せしめることによ
つてトランスミツシヨンケース4に一体的に固定
されるようになつているが、このセツトボルト5
1の螺入位置は、無段変速機構16の受動アツシ
ー18側位置に位置しており、かつこの際のセツ
トボルト51の緊締方向は、受動アツシー18
を、変速ベルト19が緊張する矢印X方向と同方
向になるよう設定されている。
尚、図中、52はギアケース34に軸承される
カウンタ軸、52aは該カウンタ軸52に設けた
カウンタギア、53は冷却フアン、54は冷却風
の取り入れ口である。
カウンタ軸、52aは該カウンタ軸52に設けた
カウンタギア、53は冷却フアン、54は冷却風
の取り入れ口である。
叙述の如く構成された本考案の実施例におい
て、前述したように、エンジン2の駆動力は、主
軸12からPTO軸33に伝達するPTO側動力伝
動系と、主軸12からベルト伝動式の無段変速機
構16を経由して走行輪6,7に伝達される走行
側動力伝動系とに分岐してそれぞれ伝達されるこ
とになるが、走行側動力伝動系において、ベルト
伝動式の無段変速機構16に、前後進切換えと超
低速を含めた走行変速とを併用したため、変速範
囲が非常に幅広くなり、従つてあらゆる範囲での
作業条件に対して確実に適応するとができる。し
かもこの場合、ベルト伝動式の無段変速機構16
が動力伝動系の一部としてクラツチハウジング3
内に設けられているので、強度的には勿論、外観
を損うようなことも全くなく、しかも、従来の如
く油圧駆動方式の変速機構を採用したものの如く
動力損失が大きくなつてしまうようなこともな
く、かつ構造も簡単で、工場での組付けと共に、
ユーザーやデイラーでの点検整備も極めて簡単か
つ迅速に行なうことができて、著しい作業性の向
上を計ることができ、かつ安価なものとすること
ができる。しかもこのベルト伝動方式の無段変速
機構16は、フライホイル13や主クラツチ14
を内包する元来大柄なものであつて、かつトラン
スミツシヨンケース4等の如く潤滑油を充填する
ものでない無油室のクラツチハウジング3内に設
けられているので、無段変速機構16専用の無油
室を別途設ける必要がなく、かつこのクラツチハ
ウジング3の利用によつてトランスミツシヨンケ
ース4を極力小型化せしめることができ、従つ
て、トランスミツシヨンケース4の上面を走行機
体1のステツプ面とする場合に、そのステツプ面
を低くできる。
て、前述したように、エンジン2の駆動力は、主
軸12からPTO軸33に伝達するPTO側動力伝
動系と、主軸12からベルト伝動式の無段変速機
構16を経由して走行輪6,7に伝達される走行
側動力伝動系とに分岐してそれぞれ伝達されるこ
とになるが、走行側動力伝動系において、ベルト
伝動式の無段変速機構16に、前後進切換えと超
低速を含めた走行変速とを併用したため、変速範
囲が非常に幅広くなり、従つてあらゆる範囲での
作業条件に対して確実に適応するとができる。し
かもこの場合、ベルト伝動式の無段変速機構16
が動力伝動系の一部としてクラツチハウジング3
内に設けられているので、強度的には勿論、外観
を損うようなことも全くなく、しかも、従来の如
く油圧駆動方式の変速機構を採用したものの如く
動力損失が大きくなつてしまうようなこともな
く、かつ構造も簡単で、工場での組付けと共に、
ユーザーやデイラーでの点検整備も極めて簡単か
つ迅速に行なうことができて、著しい作業性の向
上を計ることができ、かつ安価なものとすること
ができる。しかもこのベルト伝動方式の無段変速
機構16は、フライホイル13や主クラツチ14
を内包する元来大柄なものであつて、かつトラン
スミツシヨンケース4等の如く潤滑油を充填する
ものでない無油室のクラツチハウジング3内に設
けられているので、無段変速機構16専用の無油
室を別途設ける必要がなく、かつこのクラツチハ
ウジング3の利用によつてトランスミツシヨンケ
ース4を極力小型化せしめることができ、従つ
て、トランスミツシヨンケース4の上面を走行機
体1のステツプ面とする場合に、そのステツプ面
を低くできる。
しかも、この無段変速機構16の受動アツシー
18から走行駆動ギア35に至るギア伝動手段
は、トランスミツシヨンケース4におけるPTO
変速軸30の軸芯を支点として回動可能なギアケ
ース34に内装され、かつこのギアケース34
は、受動アツシー18を変速ベルト19が緊張す
る方向に外部よりセツトボルト51を回して螺入
することでトランスミツシヨンケース4に固定さ
れるようになつているので、変速ベルト19の伸
びに対して、クラツチハウジング3やトランスミ
ツシヨンケース4をいちいち開けたりすることな
く、外部から迅速かつ確実に対処して張り調整を
することができる。しかもセツトボルト51の締
め付け位置が、変速ベルト19の張力により、ギ
アケース34に働く曲げモーメントに対し最も有
効な受動アツシー18側の位置になつているの
で、ギアケース34の破損やセツトボルト51が
弛んでしまうようなことを未然に防止することが
できて、円滑かつ確実な動力伝動を行なえるもの
である。
18から走行駆動ギア35に至るギア伝動手段
は、トランスミツシヨンケース4におけるPTO
変速軸30の軸芯を支点として回動可能なギアケ
ース34に内装され、かつこのギアケース34
は、受動アツシー18を変速ベルト19が緊張す
る方向に外部よりセツトボルト51を回して螺入
することでトランスミツシヨンケース4に固定さ
れるようになつているので、変速ベルト19の伸
びに対して、クラツチハウジング3やトランスミ
ツシヨンケース4をいちいち開けたりすることな
く、外部から迅速かつ確実に対処して張り調整を
することができる。しかもセツトボルト51の締
め付け位置が、変速ベルト19の張力により、ギ
アケース34に働く曲げモーメントに対し最も有
効な受動アツシー18側の位置になつているの
で、ギアケース34の破損やセツトボルト51が
弛んでしまうようなことを未然に防止することが
できて、円滑かつ確実な動力伝動を行なえるもの
である。
さらにトランスミツシヨンケース4において、
前述したようにギアケース34の回動支点を
PTO変速軸30の軸芯とし、かつこのPTO変速
軸30と平行に走行動力伝動系の走行軸等の軸2
8,38,45を設け、これら平行な軸間に変速
ギア機構を前述したような配置構成で設けたの
で、トランスミツシヨンケース4内の基本的な軸
は二軸でよく、従つて、トランスミツシヨンケー
ス4のさらに一段と大幅な小型軽量化を計り得る
ことになる。また、主軸12より一段下方に転移
して走行軸28が、さらにその下方にPTO変速
軸30が上下直線状に平行に配設されており、か
つこれに対して変速プーリ軸15が略直角方向に
配設する配置構成になつているので、ベルト方式
の無段変速機構16を採用したにもかかわらず、
クラツチハウジング3等の地上高を何ら低くしな
くてもよく、またその受動アツシー18はPTO
変速軸30と略水平状の配置構成になつているの
で、ステツプ面を狭小にするようなことがないと
共に、前輪側へのプロペラシヤフトがクラツチハ
ウジング3に干渉されることなく設けることがで
きるという利点もあり都合がよい。
前述したようにギアケース34の回動支点を
PTO変速軸30の軸芯とし、かつこのPTO変速
軸30と平行に走行動力伝動系の走行軸等の軸2
8,38,45を設け、これら平行な軸間に変速
ギア機構を前述したような配置構成で設けたの
で、トランスミツシヨンケース4内の基本的な軸
は二軸でよく、従つて、トランスミツシヨンケー
ス4のさらに一段と大幅な小型軽量化を計り得る
ことになる。また、主軸12より一段下方に転移
して走行軸28が、さらにその下方にPTO変速
軸30が上下直線状に平行に配設されており、か
つこれに対して変速プーリ軸15が略直角方向に
配設する配置構成になつているので、ベルト方式
の無段変速機構16を採用したにもかかわらず、
クラツチハウジング3等の地上高を何ら低くしな
くてもよく、またその受動アツシー18はPTO
変速軸30と略水平状の配置構成になつているの
で、ステツプ面を狭小にするようなことがないと
共に、前輪側へのプロペラシヤフトがクラツチハ
ウジング3に干渉されることなく設けることがで
きるという利点もあり都合がよい。
以上要するに、本考案は、叙述の如く構成され
たものであるから、主軸から走行側動力伝動系に
至る過程に設けた無段変速機構が、ベルト伝動式
のものであるので、その構造が極めて簡単になつ
て、製作時の組付け作業は勿論、点検整備作業が
著しく簡略化されて大幅な作業性の向上を計るこ
とができる。そのうえこのベルト伝動式の無段変
速機構は、無潤滑油室でしかもフライホイルがあ
るため大きくならざるを得ないクラツチハウジン
グに内装されているので、従来のトランスミツシ
ヨンケースに無段変速機構を内装したものに比
し、トランスミツシヨンケースの小型軽量化が計
れるうえに、クラツチハウジングを有効に利用し
て別途の無段変速機構専用の無油室を不要にでき
る等の実用上極めて有用なる効果がある。
たものであるから、主軸から走行側動力伝動系に
至る過程に設けた無段変速機構が、ベルト伝動式
のものであるので、その構造が極めて簡単になつ
て、製作時の組付け作業は勿論、点検整備作業が
著しく簡略化されて大幅な作業性の向上を計るこ
とができる。そのうえこのベルト伝動式の無段変
速機構は、無潤滑油室でしかもフライホイルがあ
るため大きくならざるを得ないクラツチハウジン
グに内装されているので、従来のトランスミツシ
ヨンケースに無段変速機構を内装したものに比
し、トランスミツシヨンケースの小型軽量化が計
れるうえに、クラツチハウジングを有効に利用し
て別途の無段変速機構専用の無油室を不要にでき
る等の実用上極めて有用なる効果がある。
さらに前述したように無段変速機構はベルト伝
動式であつてクラツチハウジングに内装されたも
のであるが、該無段変速機構の受動アツシーは、
クラツチハウジング内において走行側動力伝動系
駆動ギアの軸心回りに回動自在に軸支され、かつ
外部からセツトボルトを介してクラツチハウジン
グに固定されるギアケースに装着されているた
め、無段変速機構における変速ベルトの張り調整
が、無段変速機構が内装されるクラツチハウジン
グをいちいち開けたりすること無く、クラツチハ
ウジングの外部から迅速かつ確実でしかも簡単に
できることになつて、ベルト張り調整作業が煩雑
になるような不具合がない。
動式であつてクラツチハウジングに内装されたも
のであるが、該無段変速機構の受動アツシーは、
クラツチハウジング内において走行側動力伝動系
駆動ギアの軸心回りに回動自在に軸支され、かつ
外部からセツトボルトを介してクラツチハウジン
グに固定されるギアケースに装着されているた
め、無段変速機構における変速ベルトの張り調整
が、無段変速機構が内装されるクラツチハウジン
グをいちいち開けたりすること無く、クラツチハ
ウジングの外部から迅速かつ確実でしかも簡単に
できることになつて、ベルト張り調整作業が煩雑
になるような不具合がない。
図面は、本考案に係る農用トラクターにおける
無段変速装置の一実施例を示したものであつて、
第1図は農用トラクターの概略側面図、第2図は
動力伝動系の展開図、第3図は同上要部を拡大し
た展開図、第4図はクラツチハウジングの正面
図、第5図はギアケース部の正面図、第6図はト
ランスミツシヨンケースのギアケース取付け部の
背面図である。 図中、1は農用トラクター、2はエンジン、3
はクラツチハウジング、12は主軸、13はフラ
イホイル、16は無段変速機構、17は駆動アツ
シー、18は受動アツシー、34はギアケース、
35は従動ギアである。
無段変速装置の一実施例を示したものであつて、
第1図は農用トラクターの概略側面図、第2図は
動力伝動系の展開図、第3図は同上要部を拡大し
た展開図、第4図はクラツチハウジングの正面
図、第5図はギアケース部の正面図、第6図はト
ランスミツシヨンケースのギアケース取付け部の
背面図である。 図中、1は農用トラクター、2はエンジン、3
はクラツチハウジング、12は主軸、13はフラ
イホイル、16は無段変速機構、17は駆動アツ
シー、18は受動アツシー、34はギアケース、
35は従動ギアである。
Claims (1)
- エンジンからの動力を、エンジン側に連動連結
された主軸からPTO側動力伝動系と走行側動力
伝動系とに分岐してそれぞれ伝達するようにした
農用トラクターにおいて、前記主軸側から走行側
動力伝動系への動力伝動機構をベルト伝動式の無
段変速機構とし、該無段変速機構をフライホイル
が内装されるクラツチハウジング内に配設すると
共に、上記無段変速機構の走行側動力伝動系側駆
動ギアに動力伝動をする受動アツシーを、前記駆
動ギアの軸心回りに回動自在となるようクラツチ
ハウジング内に軸支せしめたギアケースに装着
し、かつ該ギアケースをクラツチハウジングの外
部から螺入するセツトボルトを介してクラツチハ
ウジングに固定したことを特徴とする農用トラク
ターにおける無段変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985055741U JPH031295Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985055741U JPH031295Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61171638U JPS61171638U (ja) | 1986-10-24 |
| JPH031295Y2 true JPH031295Y2 (ja) | 1991-01-16 |
Family
ID=30578701
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985055741U Expired JPH031295Y2 (ja) | 1985-04-15 | 1985-04-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH031295Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2745136B2 (ja) * | 1988-12-06 | 1998-04-28 | 三菱農機株式会社 | 農用トラクター |
| JP2845834B2 (ja) * | 1996-09-13 | 1999-01-13 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機における無段変速装置 |
| KR101129149B1 (ko) | 2010-07-09 | 2012-03-23 | 동양물산기업 주식회사 | 트랙터의 무단변속 트랜스미션 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6012748Y2 (ja) * | 1978-10-26 | 1985-04-24 | 株式会社クボタ | ベルト式無段変速装置の取付構造 |
-
1985
- 1985-04-15 JP JP1985055741U patent/JPH031295Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61171638U (ja) | 1986-10-24 |
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