JPH078612B2 - トラクタの動力伝達装置 - Google Patents
トラクタの動力伝達装置Info
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- JPH078612B2 JPH078612B2 JP17776786A JP17776786A JPH078612B2 JP H078612 B2 JPH078612 B2 JP H078612B2 JP 17776786 A JP17776786 A JP 17776786A JP 17776786 A JP17776786 A JP 17776786A JP H078612 B2 JPH078612 B2 JP H078612B2
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- shaft
- transmission
- gear
- main
- main transmission
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は農業用等のトラクタの動力伝達装置に関する。
従来技術 農業用トラクタにおいては、通常、車体全部にエンジン
が搭載され、後部にミッションケースが搭載されてい
る。そしてミッションケースの上方にシートが配置され
ている。エンジンの出力はプロペラシャフトを介してミ
ッションケースの入力軸に伝達される。ミッションケー
ス内の変速装置は主変速装置と副変速装置とに分けられ
ている場合が多く、このようなトラクタのミッション装
置が実公昭47-27295号公報に示されている。
が搭載され、後部にミッションケースが搭載されてい
る。そしてミッションケースの上方にシートが配置され
ている。エンジンの出力はプロペラシャフトを介してミ
ッションケースの入力軸に伝達される。ミッションケー
ス内の変速装置は主変速装置と副変速装置とに分けられ
ている場合が多く、このようなトラクタのミッション装
置が実公昭47-27295号公報に示されている。
このミッション装置においては、主変速装置と副変速装
置が前後に配置されており、これら主副両変速装置の間
にデファレンシャル装置が配設され、入力軸を経て伝達
されたエンジン動力は、主変速装置および副変速装置に
よって増減速された後、副変速装置に接続されたデファ
レンシャル装置を介して後輪に伝達される。このミッシ
ョン装置はまた、変速したエンジン動力を前輪に伝達す
る前輪駆動軸と、変速したエンジン動力を作業機に伝達
する動力取出軸すなわちPTO軸とを備えている。
置が前後に配置されており、これら主副両変速装置の間
にデファレンシャル装置が配設され、入力軸を経て伝達
されたエンジン動力は、主変速装置および副変速装置に
よって増減速された後、副変速装置に接続されたデファ
レンシャル装置を介して後輪に伝達される。このミッシ
ョン装置はまた、変速したエンジン動力を前輪に伝達す
る前輪駆動軸と、変速したエンジン動力を作業機に伝達
する動力取出軸すなわちPTO軸とを備えている。
発明が解決しようとする問題点 上記従来の装置においては、角軸が上、中、下の三段に
配設されており、ミッションケース内を前後に縦通する
上部軸および下部軸の両端部にそれぞれ変速ギヤが設け
られている。従ってミッションケースの高さが前部から
後部まで全体に亘って高くなり、ミッションケースの上
方に配設されるシートの高さもこれに応じて高くならざ
るを得ない。さらに、この装置においてはPTO軸がミッ
ションケースの下部に配設されているが、PTO軸は作業
機との関係で所定の高さ位置に配置しなければならない
ので、このPTO軸の高さに規則されてミッションケース
の位置が高くなり、シートの高さはさらに高くなる。
配設されており、ミッションケース内を前後に縦通する
上部軸および下部軸の両端部にそれぞれ変速ギヤが設け
られている。従ってミッションケースの高さが前部から
後部まで全体に亘って高くなり、ミッションケースの上
方に配設されるシートの高さもこれに応じて高くならざ
るを得ない。さらに、この装置においてはPTO軸がミッ
ションケースの下部に配設されているが、PTO軸は作業
機との関係で所定の高さ位置に配置しなければならない
ので、このPTO軸の高さに規則されてミッションケース
の位置が高くなり、シートの高さはさらに高くなる。
従って本発明は、ミッションケース上部の高さをできる
だけ低くしてシート高さを低くし、しかもミッツション
ケース下部の地上高は充分高くできるようなミッション
装置を得ようとするものである。
だけ低くしてシート高さを低くし、しかもミッツション
ケース下部の地上高は充分高くできるようなミッション
装置を得ようとするものである。
問題点を解決するための手段および作用 このため、本発明においては、シートの下方に配設され
たミッションケース内に、車速変速用の主変速装置と副
変速装置とを前後に並べて配置し、かつ前記主変速装置
と副変速装置との間にデファレンシャル装置を配置した
トラクタの動力伝達装置において、前記主変速装置に前
後方向に延びる互いに平行な第1主変速軸および第2主
変速軸を配設するとともに、前記第1主変速軸を前記副
変速装置まで延長させ、該副変速装置から前輪駆動軸を
ミッションケースの前端まで延長させ、かつこれらの軸
をいずれも前記主変速装置と副変速装置との間で該軸に
対して直角方向に延びるデファレンシャル軸より下方に
配設し、該デファレンシャル軸の上方にミッションケー
スの前部から後端まで延びるPTO軸を配設し、該PTO軸に
回転を変速伝動する変速ギヤを前記主変速装置側に設け
る。
たミッションケース内に、車速変速用の主変速装置と副
変速装置とを前後に並べて配置し、かつ前記主変速装置
と副変速装置との間にデファレンシャル装置を配置した
トラクタの動力伝達装置において、前記主変速装置に前
後方向に延びる互いに平行な第1主変速軸および第2主
変速軸を配設するとともに、前記第1主変速軸を前記副
変速装置まで延長させ、該副変速装置から前輪駆動軸を
ミッションケースの前端まで延長させ、かつこれらの軸
をいずれも前記主変速装置と副変速装置との間で該軸に
対して直角方向に延びるデファレンシャル軸より下方に
配設し、該デファレンシャル軸の上方にミッションケー
スの前部から後端まで延びるPTO軸を配設し、該PTO軸に
回転を変速伝動する変速ギヤを前記主変速装置側に設け
る。
本発明によれば、PTO軸がミッションケース内の上部に
配設されているので、このPTO軸を所定の高さにして車
体に搭載したミッションケースは、その上面が比較的低
い位置を占める。ミッションケースの上面には、通常、
作業機昇降用のリフトアームを作動させる油圧シリンダ
装置が搭載され、その上方にシートが設けられるが、上
記のようにミッションケースの上面が低位置に在るの
で、シートの位置も低くなる。
配設されているので、このPTO軸を所定の高さにして車
体に搭載したミッションケースは、その上面が比較的低
い位置を占める。ミッションケースの上面には、通常、
作業機昇降用のリフトアームを作動させる油圧シリンダ
装置が搭載され、その上方にシートが設けられるが、上
記のようにミッションケースの上面が低位置に在るの
で、シートの位置も低くなる。
また、本発明においては、PTO軸に回転を変速伝動する
変速ギヤは主変速装置側すなわちミッションケースの前
部に設けられ、PTO軸の後部にはそのまわりに張出した
ギヤ類が存在せず、PTO軸以外の軸はミッションケース
の下部に配設されているので、ミッションケース後部の
上面はPTO軸に近接させて前部より低く形成できる。従
ってこの低く形成された後部の上面に前記油圧シリンダ
装置を搭載することにより、シートをさらに低い位置に
設けることができる。
変速ギヤは主変速装置側すなわちミッションケースの前
部に設けられ、PTO軸の後部にはそのまわりに張出した
ギヤ類が存在せず、PTO軸以外の軸はミッションケース
の下部に配設されているので、ミッションケース後部の
上面はPTO軸に近接させて前部より低く形成できる。従
ってこの低く形成された後部の上面に前記油圧シリンダ
装置を搭載することにより、シートをさらに低い位置に
設けることができる。
さらに、下部に配設されている第1主変速軸、第2主変
速軸および前輪駆動軸をほぼ同じ高さに左右方向に並べ
て配設することにより、変速装置を構成する各軸がミッ
ションケース内に上下2段に配列されることとなるの
で、各軸を上、中、下3段に配設した前記従来の装置に
比してミッションケース自体の高さが低くなり、従っ
て、PTO軸を上部に配設したにも拘わらず、ミッション
ケース下面の地上高を充分高くすることができる。
速軸および前輪駆動軸をほぼ同じ高さに左右方向に並べ
て配設することにより、変速装置を構成する各軸がミッ
ションケース内に上下2段に配列されることとなるの
で、各軸を上、中、下3段に配設した前記従来の装置に
比してミッションケース自体の高さが低くなり、従っ
て、PTO軸を上部に配設したにも拘わらず、ミッション
ケース下面の地上高を充分高くすることができる。
実 施 例 以下、本発明を図示の実施例について説明する。第1図
は本発明を適用した農業用トラクタの全体側面図で、1
は後輪、2は前輪である。車体の前部にエンジン3が搭
載されており、後部にミッションケース4が搭載されて
いる。エンジン3の出力軸は減速歯車5を介してプロペ
ラシャフト6に接続され、プロペラシャフト6は車体下
部を後方に伸びてミッションケース4の入力軸7に連結
されている。
は本発明を適用した農業用トラクタの全体側面図で、1
は後輪、2は前輪である。車体の前部にエンジン3が搭
載されており、後部にミッションケース4が搭載されて
いる。エンジン3の出力軸は減速歯車5を介してプロペ
ラシャフト6に接続され、プロペラシャフト6は車体下
部を後方に伸びてミッションケース4の入力軸7に連結
されている。
ミッションケース4内には主変速装置8および副変速装
置9が前後に配置されており、入力軸7を経て伝達され
たエンジン動力は、主変速装置8および副変速装置9に
よって増減速された後、主変速装置8と副変速装置9と
の間に配されたデファレンシャル装置を介してデファレ
ンシャル軸10に伝達され、さらに最終減速装置を介して
後車軸11に伝達される。前記主、副変速装置を経た動力
はまた前輪駆動プロペラシャフト12を介して前輪2にも
伝達される。さらに、入力軸7に入力されたエンジン動
力は、主変速装置8で変速された後、PTO軸13にも伝達
される。
置9が前後に配置されており、入力軸7を経て伝達され
たエンジン動力は、主変速装置8および副変速装置9に
よって増減速された後、主変速装置8と副変速装置9と
の間に配されたデファレンシャル装置を介してデファレ
ンシャル軸10に伝達され、さらに最終減速装置を介して
後車軸11に伝達される。前記主、副変速装置を経た動力
はまた前輪駆動プロペラシャフト12を介して前輪2にも
伝達される。さらに、入力軸7に入力されたエンジン動
力は、主変速装置8で変速された後、PTO軸13にも伝達
される。
PTO軸13はこのトラクタの後部に連結されるロータリ作
業機等の作業機に動力を伝達する。該作業機はミッショ
ンケース4の上部に設けられた油圧シリンダ14に枢支さ
れ該油圧シリンダのピストンに連動して上下に揺動する
リフトアーム15と、ミッションケース4の側面に揺動可
能に枢支されたロアアーム16とを介してトラクタに連結
され、前記油圧シリンダ14の作動に応じて昇降する。ミ
ッションケース4の上方にはシート50が設けられてい
る。
業機等の作業機に動力を伝達する。該作業機はミッショ
ンケース4の上部に設けられた油圧シリンダ14に枢支さ
れ該油圧シリンダのピストンに連動して上下に揺動する
リフトアーム15と、ミッションケース4の側面に揺動可
能に枢支されたロアアーム16とを介してトラクタに連結
され、前記油圧シリンダ14の作動に応じて昇降する。ミ
ッションケース4の上方にはシート50が設けられてい
る。
第2図はミッションケース4内の動力伝達機構を示す平
断面図である。第3図はミッションケース4内の各軸の
配置関係を示す図面でミッションケース4内を後方から
見た端面図である。これらの図面から分るように、ミッ
ションケース4内にはその左寄りに第1主変速軸S1が前
端部から後端部まで縦通して設けられており、中央部の
前部に第2主変速軸S2が、またその後部に副変速軸S3が
配設されている。そして第2主変速軸S2,副変速軸S3の
上方を前部から後部に亘ってPTO軸13が延び、該PTO軸13
の後部はミッションケース4から後方へ延出している。
ミッションケース4内の右寄りの場所には、後部中間高
さの位置に後輪駆動軸S4が配設され、その下方に前輪駆
動軸S5が配設されている。前輪駆動軸S5はミッションケ
ース4の前端部まで延び、かつ前輪駆動プロペラシャフ
ト12(第1図)に連結されている。デファレンシャル軸
10は第1主変速軸S1および前輪駆動軸S5の上方、PTO軸1
3の下方を、これらの軸を直角に横切って配設されてい
る。SPはラッチ作動油および潤滑油用の油圧ポンプを駆
動するポンプ軸である。これらの各軸はいずれも前後方
向に互いに平行に配設されている。
断面図である。第3図はミッションケース4内の各軸の
配置関係を示す図面でミッションケース4内を後方から
見た端面図である。これらの図面から分るように、ミッ
ションケース4内にはその左寄りに第1主変速軸S1が前
端部から後端部まで縦通して設けられており、中央部の
前部に第2主変速軸S2が、またその後部に副変速軸S3が
配設されている。そして第2主変速軸S2,副変速軸S3の
上方を前部から後部に亘ってPTO軸13が延び、該PTO軸13
の後部はミッションケース4から後方へ延出している。
ミッションケース4内の右寄りの場所には、後部中間高
さの位置に後輪駆動軸S4が配設され、その下方に前輪駆
動軸S5が配設されている。前輪駆動軸S5はミッションケ
ース4の前端部まで延び、かつ前輪駆動プロペラシャフ
ト12(第1図)に連結されている。デファレンシャル軸
10は第1主変速軸S1および前輪駆動軸S5の上方、PTO軸1
3の下方を、これらの軸を直角に横切って配設されてい
る。SPはラッチ作動油および潤滑油用の油圧ポンプを駆
動するポンプ軸である。これらの各軸はいずれも前後方
向に互いに平行に配設されている。
17は主クラッチで、エンジン動力は前記入力軸7からこ
の主クラッチ17に伝達され、主クラッチ軸18を経てミッ
ションケース4内に入力される。主クラッチ軸18はミッ
ションケース4に玉軸受を介して回転自在に支承されて
おり、前記第1主変速軸S1の前端はこの主クラッチ軸18
の後端部にニードルベアリングを介して回転自在に支承
されている。主クラッチ軸18の後端部にはまた歯車G13
が一体に設けられており、該歯車G13が第2主変速軸S2
に固着された歯車G23と常時噛合っている。従って第2
主変速軸S2は主クラッチ17が接続している時には常にエ
ンジンにより駆動され回転している。そして第2主変速
軸S2のこの回転を第1主変速軸S1に変速して伝達する主
変速装置8が両主変速軸間に設けられている。主変速装
置8は第2主変速軸S2に固定された1速油圧変速クラッ
チ19および4速兼後進油圧変速クラッチ20と、第1主変
速軸S1に固定された2速油圧変速クラッチ21および3速
油圧変速クラッチ22とを備え、1速油圧変速クラッチ19
を係合させると歯車G21,G11を介して第2主変速軸S2の
回転が第1主変速軸S1に伝えられ、4速兼後進油圧変速
クラッチ20を係合させるとセレクタ23の摺動位置に応じ
て歯車G24,G14または歯車G2R,G1Rを介して第2主変速軸
S2の回転が第1主変速軸S1に伝えられる。歯車G2Rと歯
車G1Rとの間には図示してないアイドル歯車が介在し、
これらの歯車を介して伝動が行われる場合には第1主変
速軸S1は後進方向に回転する。2速油圧変速クラッチ21
を係合させると歯車G22,G12を介して第2主変速軸S2の
回転が第1主変速軸S1に伝えられる。3速油圧変速クラ
ッチ22を係合させると前記歯車G13が第1主変速軸S1に
連結され、第1主変速軸S1は第2主変速軸S2を介するこ
となく主クラッチ軸18により直接駆動される。
の主クラッチ17に伝達され、主クラッチ軸18を経てミッ
ションケース4内に入力される。主クラッチ軸18はミッ
ションケース4に玉軸受を介して回転自在に支承されて
おり、前記第1主変速軸S1の前端はこの主クラッチ軸18
の後端部にニードルベアリングを介して回転自在に支承
されている。主クラッチ軸18の後端部にはまた歯車G13
が一体に設けられており、該歯車G13が第2主変速軸S2
に固着された歯車G23と常時噛合っている。従って第2
主変速軸S2は主クラッチ17が接続している時には常にエ
ンジンにより駆動され回転している。そして第2主変速
軸S2のこの回転を第1主変速軸S1に変速して伝達する主
変速装置8が両主変速軸間に設けられている。主変速装
置8は第2主変速軸S2に固定された1速油圧変速クラッ
チ19および4速兼後進油圧変速クラッチ20と、第1主変
速軸S1に固定された2速油圧変速クラッチ21および3速
油圧変速クラッチ22とを備え、1速油圧変速クラッチ19
を係合させると歯車G21,G11を介して第2主変速軸S2の
回転が第1主変速軸S1に伝えられ、4速兼後進油圧変速
クラッチ20を係合させるとセレクタ23の摺動位置に応じ
て歯車G24,G14または歯車G2R,G1Rを介して第2主変速軸
S2の回転が第1主変速軸S1に伝えられる。歯車G2Rと歯
車G1Rとの間には図示してないアイドル歯車が介在し、
これらの歯車を介して伝動が行われる場合には第1主変
速軸S1は後進方向に回転する。2速油圧変速クラッチ21
を係合させると歯車G22,G12を介して第2主変速軸S2の
回転が第1主変速軸S1に伝えられる。3速油圧変速クラ
ッチ22を係合させると前記歯車G13が第1主変速軸S1に
連結され、第1主変速軸S1は第2主変速軸S2を介するこ
となく主クラッチ軸18により直接駆動される。
このようにして主変速装置8において前進4段、後進1
段の5段階の変速が選択的に行われ、変速された回転力
が第1主変速軸S1を通じて後方の副変速装置9に伝達さ
れる。副変速装置9は第1主変速軸S1の後部と前記副変
速軸S3との間に設けられており、第1主変速軸S1に固定
された歯車G61,歯車G62および歯車G63と、副変速軸S3に
ニードル軸受を介して遊嵌され歯車G61と噛合っている
歯車G31、同様に副変速軸S3に遊嵌され歯車G63と噛合っ
ている歯車G33および副変速軸S3に前後に摺動可能にス
プライン嵌合し、前記歯車G62に係脱できるとともに、
前端位置および後端位置において前記歯車G31もしくは
歯車G33を副変速軸S3に連結させる歯車G32とによって構
成されている。従って歯車G32の摺動位置に応じて第1
主変速軸S1から副変速軸S3へ3段の変速比をもって回転
が伝達され、主変速装置8と副変速装置9により、前進
12段、後進3段の速度切替えが可能である。
段の5段階の変速が選択的に行われ、変速された回転力
が第1主変速軸S1を通じて後方の副変速装置9に伝達さ
れる。副変速装置9は第1主変速軸S1の後部と前記副変
速軸S3との間に設けられており、第1主変速軸S1に固定
された歯車G61,歯車G62および歯車G63と、副変速軸S3に
ニードル軸受を介して遊嵌され歯車G61と噛合っている
歯車G31、同様に副変速軸S3に遊嵌され歯車G63と噛合っ
ている歯車G33および副変速軸S3に前後に摺動可能にス
プライン嵌合し、前記歯車G62に係脱できるとともに、
前端位置および後端位置において前記歯車G31もしくは
歯車G33を副変速軸S3に連結させる歯車G32とによって構
成されている。従って歯車G32の摺動位置に応じて第1
主変速軸S1から副変速軸S3へ3段の変速比をもって回転
が伝達され、主変速装置8と副変速装置9により、前進
12段、後進3段の速度切替えが可能である。
前記副変速軸S3にはさらに歯車G34が固定されており、
該歯車G34は歯車G54と噛合っている。歯車G54はニード
ル軸受を介して前輪駆動軸S5に遊嵌されているが、セレ
クタ24により前輪駆動軸S5に接離自在で、必要に応じ前
輪駆動軸S5を通じて前輪を駆動できるようになってい
る。歯車G54には歯車G51が一体に固設されており、この
歯車G51は、後輪駆動軸S4に固設された歯車G41と噛合っ
ている。
該歯車G34は歯車G54と噛合っている。歯車G54はニード
ル軸受を介して前輪駆動軸S5に遊嵌されているが、セレ
クタ24により前輪駆動軸S5に接離自在で、必要に応じ前
輪駆動軸S5を通じて前輪を駆動できるようになってい
る。歯車G54には歯車G51が一体に固設されており、この
歯車G51は、後輪駆動軸S4に固設された歯車G41と噛合っ
ている。
主変速装置8と副変速装置9との間にデファレンシャル
装置25が配設されており、前記後輪駆動軸S4の前端に設
けられた小傘歯車26がデファレンシャル装置25の大傘歯
車27と噛合っている。大傘歯車27に伝達された回転は、
周知のように、デファレンシャルケース28,デファレン
シャルピニオン29およびデファレンシャルサイドギヤ30
を介して両側のデファレンシャル軸10,10に伝えられ
る。各デファレンシャル軸10はミッションケース4の側
壁に玉軸受31を介して回転自在に支承され、かつ該側壁
を貫通してミッションケース4の側方に突出している。
デファレンシャル軸10の回転は中間軸32を介し減速歯車
33,34により2段に減速されて後車軸11に伝達される。
装置25が配設されており、前記後輪駆動軸S4の前端に設
けられた小傘歯車26がデファレンシャル装置25の大傘歯
車27と噛合っている。大傘歯車27に伝達された回転は、
周知のように、デファレンシャルケース28,デファレン
シャルピニオン29およびデファレンシャルサイドギヤ30
を介して両側のデファレンシャル軸10,10に伝えられ
る。各デファレンシャル軸10はミッションケース4の側
壁に玉軸受31を介して回転自在に支承され、かつ該側壁
を貫通してミッションケース4の側方に突出している。
デファレンシャル軸10の回転は中間軸32を介し減速歯車
33,34により2段に減速されて後車軸11に伝達される。
PTO軸13は前述のようにデファレンシャル軸10の上方を
第2主変速軸S2および副変速軸S3に沿って前後に延びて
いるが、第4図に示すように、その前方部分において変
速ギヤ群を介して第2主変速軸S2に連関している。すな
わち、PTO軸13の前端部には歯車G3および歯車G2がそれ
ぞれニードル軸受を介して遊嵌されており、これらの歯
車G3,G2はセレクタ35をいずれかの側へ摺動させること
により、PTO軸13に選択的に連結されるようになってい
る。そして歯車G3は第2主変速軸S2に固定された前記歯
車G23と噛合い、歯車G2は同様に第2主変速軸S2に固定
された前記歯車G22と噛合っている。歯車G2の後方には
さらに歯車G1が遊嵌されている。この歯車G1は上記歯車
G22と一体に形成された歯車G4と噛合っており、かつセ
レクタ36を介してPTO軸13に選択的に連結される。
第2主変速軸S2および副変速軸S3に沿って前後に延びて
いるが、第4図に示すように、その前方部分において変
速ギヤ群を介して第2主変速軸S2に連関している。すな
わち、PTO軸13の前端部には歯車G3および歯車G2がそれ
ぞれニードル軸受を介して遊嵌されており、これらの歯
車G3,G2はセレクタ35をいずれかの側へ摺動させること
により、PTO軸13に選択的に連結されるようになってい
る。そして歯車G3は第2主変速軸S2に固定された前記歯
車G23と噛合い、歯車G2は同様に第2主変速軸S2に固定
された前記歯車G22と噛合っている。歯車G2の後方には
さらに歯車G1が遊嵌されている。この歯車G1は上記歯車
G22と一体に形成された歯車G4と噛合っており、かつセ
レクタ36を介してPTO軸13に選択的に連結される。
このような構成によってPTO軸13に第2主変速軸S2から
3段の変速比で回転が伝えられるが、PTO軸13から上方
へ突出する前記歯車G3,G2,G1はいずれもPTO軸13の前部
に設けられており、該軸の後部にはこれから上方へ突出
する歯車類は設けられていない。しかしてPTO軸13はミ
ッションケース4内の最上部に配設されているので、ミ
ッションケース4の上壁の後部4aは第4図および第1図
に示すようにPTO軸13に近接させて低く形成することが
できる。そしてこの低く形成した上壁4aの上面に油圧シ
リンダ14を載置することにより、油圧シリンダ14上部の
高さも低くなるので、その上方のシート50を低い最適の
位置に配置することができる。
3段の変速比で回転が伝えられるが、PTO軸13から上方
へ突出する前記歯車G3,G2,G1はいずれもPTO軸13の前部
に設けられており、該軸の後部にはこれから上方へ突出
する歯車類は設けられていない。しかしてPTO軸13はミ
ッションケース4内の最上部に配設されているので、ミ
ッションケース4の上壁の後部4aは第4図および第1図
に示すようにPTO軸13に近接させて低く形成することが
できる。そしてこの低く形成した上壁4aの上面に油圧シ
リンダ14を載置することにより、油圧シリンダ14上部の
高さも低くなるので、その上方のシート50を低い最適の
位置に配置することができる。
PTO軸13の地上からの高さH1(第1図)は作業機との関
係で一定の高さに規定されているので、この高さを低く
することはできない。本実施例においてはPTO軸13がミ
ッションケース4内の最上部に配設されているので、ケ
ース4の上面と前記一定の高さH1との差hが小さくな
り、このことだけによってもケース4の上面を可能な限
界近くまで低くすることができる。
係で一定の高さに規定されているので、この高さを低く
することはできない。本実施例においてはPTO軸13がミ
ッションケース4内の最上部に配設されているので、ケ
ース4の上面と前記一定の高さH1との差hが小さくな
り、このことだけによってもケース4の上面を可能な限
界近くまで低くすることができる。
さらに本実施例においては、第1主変速軸S1、第2主変
速軸S2、副変速軸S3および前輪駆動軸S5が、デファレン
シャル軸10の下方にほぼ同じ高さで左右方向に並列させ
て配置されている。従ってミッションケース4の巾は幾
分広くなるが、ミッションケース4の高さH3(第3図)
が短縮するので、底壁4bの地上からの高さH2を充分高く
して、走行時における地上の凹凸や障害物との干渉を避
けるようにすることができる。
速軸S2、副変速軸S3および前輪駆動軸S5が、デファレン
シャル軸10の下方にほぼ同じ高さで左右方向に並列させ
て配置されている。従ってミッションケース4の巾は幾
分広くなるが、ミッションケース4の高さH3(第3図)
が短縮するので、底壁4bの地上からの高さH2を充分高く
して、走行時における地上の凹凸や障害物との干渉を避
けるようにすることができる。
発明の効果 以上の通り、本発明においては、シートの下方に配設さ
れたミッションケース内に、車速変速用の主変速装置と
副変速装置とを前後に並べて配置し、かつ前記主変速装
置と副変速装置との間にデファレンシャル装置を配置し
たトラクタの動力伝達装置において、前記主変速装置に
前後方向に延びる互いに平行な第1主変速軸および第2
主変速軸を配設するとともに、前記第1主変速軸を前記
副変速装置まで延長させ、該副変速装置から前輪駆動軸
をミッションケースの前端まで延長させ、かつこれらの
軸をいずれも前記主変速装置と副変速装置との間で該軸
に対して直角方向に延びるデファレンシャル軸より下方
に配設し、該デファレンシャル軸の上方にミッションケ
ースの前部から後端まで延びるPTO軸を配設し、該PTO軸
に回転を変速伝動する変速ギヤを前記主変速装置側に設
けたので、トラクタに搭載されたミッションケースの上
面を低く、かつ該上面の後部をさらに低くすることがで
き、従って該ミッシュンケースの上面を低く、かつ該上
面の後部をさらに低くすることができ、従って該ミッシ
ョンケースの上方に配置されるシートの高さがミッショ
ンケースに影響されて高くなることがなく、該シートを
最適の高さ位置に設置することができる。さらにミッシ
ョンケース自体の高さが低くなり、ミッションケース下
面の地上高を充分高く設定することができる。
れたミッションケース内に、車速変速用の主変速装置と
副変速装置とを前後に並べて配置し、かつ前記主変速装
置と副変速装置との間にデファレンシャル装置を配置し
たトラクタの動力伝達装置において、前記主変速装置に
前後方向に延びる互いに平行な第1主変速軸および第2
主変速軸を配設するとともに、前記第1主変速軸を前記
副変速装置まで延長させ、該副変速装置から前輪駆動軸
をミッションケースの前端まで延長させ、かつこれらの
軸をいずれも前記主変速装置と副変速装置との間で該軸
に対して直角方向に延びるデファレンシャル軸より下方
に配設し、該デファレンシャル軸の上方にミッションケ
ースの前部から後端まで延びるPTO軸を配設し、該PTO軸
に回転を変速伝動する変速ギヤを前記主変速装置側に設
けたので、トラクタに搭載されたミッションケースの上
面を低く、かつ該上面の後部をさらに低くすることがで
き、従って該ミッシュンケースの上面を低く、かつ該上
面の後部をさらに低くすることができ、従って該ミッシ
ョンケースの上方に配置されるシートの高さがミッショ
ンケースに影響されて高くなることがなく、該シートを
最適の高さ位置に設置することができる。さらにミッシ
ョンケース自体の高さが低くなり、ミッションケース下
面の地上高を充分高く設定することができる。
第1図は本発明を適用した農業用トラクタの全体側面
図、第2図は同トラクタの動力伝達装置を示す平断面
図、第3図はミッションケース内の各軸の配置関係を示
す垂直断面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿う部分的
拡大断面図である。 1……後輪、2……前輪、3……エンジン、4……ミッ
ションケース、5……減速装置、6……プロペラシャフ
ト、7……入力軸、8……主変速装置、9……副変速装
置、10……デファレンシャル軸、11……後車軸、前輪、
12……駆動プロペラシャフト、13……PTO軸、14……油
圧シリンダ、15……リフトアーム、16……ロアアーム、
17……主クラッチ、18……主クラッチ軸、19……1速油
圧変速クラッチ、20……4速兼後進油圧変速クラッチ、
21……2速油圧変速クラッチ、22……3速度油圧変速ク
ラッチ、23,24……セレクタ、25……デファレンシャル
装置、26……小傘歯車、27……大傘歯車、28……デファ
レンシャルケース、29……デファレンシャルピニオン、
30……デファレンシャルサイドギヤ、31……玉軸受、32
……中間軸、33,34……減速歯車、35,36……セレクタ 50……シート、 S……第1主変速軸、S2……第2主変速軸、S3……副変
速軸、S4…後輪駆動軸、S5……前輪駆動軸、SP……ポン
プ軸、G……歯車。
図、第2図は同トラクタの動力伝達装置を示す平断面
図、第3図はミッションケース内の各軸の配置関係を示
す垂直断面図、第4図は第2図のIV−IV線に沿う部分的
拡大断面図である。 1……後輪、2……前輪、3……エンジン、4……ミッ
ションケース、5……減速装置、6……プロペラシャフ
ト、7……入力軸、8……主変速装置、9……副変速装
置、10……デファレンシャル軸、11……後車軸、前輪、
12……駆動プロペラシャフト、13……PTO軸、14……油
圧シリンダ、15……リフトアーム、16……ロアアーム、
17……主クラッチ、18……主クラッチ軸、19……1速油
圧変速クラッチ、20……4速兼後進油圧変速クラッチ、
21……2速油圧変速クラッチ、22……3速度油圧変速ク
ラッチ、23,24……セレクタ、25……デファレンシャル
装置、26……小傘歯車、27……大傘歯車、28……デファ
レンシャルケース、29……デファレンシャルピニオン、
30……デファレンシャルサイドギヤ、31……玉軸受、32
……中間軸、33,34……減速歯車、35,36……セレクタ 50……シート、 S……第1主変速軸、S2……第2主変速軸、S3……副変
速軸、S4…後輪駆動軸、S5……前輪駆動軸、SP……ポン
プ軸、G……歯車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭47−27295(JP,Y2) 実公 昭51−43543(JP,Y2) 実公 昭52−22016(JP,Y2)
Claims (2)
- 【請求項1】シートの下方に配設されたミッションケー
ス内に、車速変速用の主変速装置と副変速装置とを前後
に並べて配置し、かつ前記主変速装置と副変速装置との
間にデファレンシャル装置を配置したトラクタの動力伝
達装置において、前記主変速装置に前後方向に延びる互
いに平行な第1主変速軸および第2主変速軸を配設する
とともに、前記第1主変速軸を前記副変速装置まで延長
させ、該副変速装置から前輪駆動軸をミッションケース
の前端まで延長させ、かつこれらの軸をいずれも前記主
変速装置と副変速装置との間で該軸に対して直角方向に
延びるデファレンシャル軸より下方に配設し、該デファ
レンシャル軸の上方にミッションケースの前部から後端
まで延びるPTO軸を配設し、該PTO軸に回転を変速伝動す
る変速ギヤを前記主変速装置側に設けたことを特徴とす
るトラクタの動力伝達装置。 - 【請求項2】前記第1主変速軸、第2主変速軸および前
輪駆動軸をほぼ同じ高さに左右方向に並べて配設した特
許請求の範囲第1項記載の動力伝達装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17776786A JPH078612B2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | トラクタの動力伝達装置 |
| US04/050,991 US4831891A (en) | 1986-05-16 | 1987-05-15 | Power transmission device for a tractor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17776786A JPH078612B2 (ja) | 1986-07-30 | 1986-07-30 | トラクタの動力伝達装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6334228A JPS6334228A (ja) | 1988-02-13 |
| JPH078612B2 true JPH078612B2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=16036768
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17776786A Expired - Lifetime JPH078612B2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-07-30 | トラクタの動力伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078612B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0729099B2 (ja) * | 1990-03-28 | 1995-04-05 | コーラルバイオテック株式会社 | 炭酸カルシウムへの銀の添加方法 |
| JPH0673665B2 (ja) * | 1990-03-28 | 1994-09-21 | コーラルバイオテック株式会社 | 炭酸カルシウムへの銀の添加方法 |
| US5169682A (en) * | 1990-03-28 | 1992-12-08 | Coral Biotech Co., Ltd. | Method of providing silver on calcium carbonate material such as coral sand |
| JPH045167A (ja) * | 1990-04-24 | 1992-01-09 | Nissan Motor Co Ltd | ステアリングラックの配置構造 |
| US20090146458A1 (en) * | 2007-12-10 | 2009-06-11 | Davison Scott E | Vehicle component configuration |
-
1986
- 1986-07-30 JP JP17776786A patent/JPH078612B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6334228A (ja) | 1988-02-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |