JPH031390Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH031390Y2 JPH031390Y2 JP1986089703U JP8970386U JPH031390Y2 JP H031390 Y2 JPH031390 Y2 JP H031390Y2 JP 1986089703 U JP1986089703 U JP 1986089703U JP 8970386 U JP8970386 U JP 8970386U JP H031390 Y2 JPH031390 Y2 JP H031390Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- score line
- top plate
- corner
- line
- score
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、18リツトル缶(一斗缶)や、その半
分の容量の9リツトル缶などに代表される方形の
大型缶に関するものであり、特に、その天板部に
おいて大きく開缶できるフルオープンタイプの大
型缶に関する。
分の容量の9リツトル缶などに代表される方形の
大型缶に関するものであり、特に、その天板部に
おいて大きく開缶できるフルオープンタイプの大
型缶に関する。
従来技術
ジヤム、ケチヤツプなどの粘度の大きいもの
は、加熱殺菌して流動性が失われないうちに、第
3図に示すような大型缶の注入口35から缶内に
充填して輸送される。しかし乍ら、内容物は冷却
するにつれて流動性が低下してくるので注入口か
ら取り出すには時間がかかる為、天板31を缶切
りで切り取つたり、或は鉈状の刃物を金槌などで
叩いて切り取る等の方法で、天板部を大きく除去
して開缶して内容物をとり出している。しかし、
この方法は、開缶に手間取る上に、切り粉が内容
物上に落下混入する為、上層を捨てなければなら
ないないなどの無駄や煩わしさがあつた。このよ
うな事態に対処して、天板と側板との接合縁の直
近にスコア線34を施し、これを第4図のような
やつとこ様の開缶具41を用い、天板の任意のコ
ーナ部にこれを突き差してから上方にこじつて破
断した端部31aを、開缶具41で把持し、スコ
ア線に沿つて除去するようにしたものが考えられ
た。このような、スコア線34は、開缶を容易に
する為に天板の板厚に対して深く刻設すると、内
容物を輸送する途中において、内容物が跳ねて、
天板部に繰り返し衝突して衝撃を加えることによ
り、しばしば破れてしまう事故が生じやすくな
る。又、スコア線の刻設の程度を浅くすると、開
缶の際に破断線がスコア線から外れてしまつて、
スコア線が役にたたなくなつてしまう欠点があつ
た。したがつて、スコア線を施すには、破損事故
を生ぜしめない限度の深さで均一な状態に設ける
必要があり、又、前記開缶具を用いた開缶作業に
おいても、天板を引つ張る力が一方に偏つて、破
断線がスコア線から外れることのないように、天
板を引き上げるなど、注意力の集中と或る程度の
熟練とを要した。
は、加熱殺菌して流動性が失われないうちに、第
3図に示すような大型缶の注入口35から缶内に
充填して輸送される。しかし乍ら、内容物は冷却
するにつれて流動性が低下してくるので注入口か
ら取り出すには時間がかかる為、天板31を缶切
りで切り取つたり、或は鉈状の刃物を金槌などで
叩いて切り取る等の方法で、天板部を大きく除去
して開缶して内容物をとり出している。しかし、
この方法は、開缶に手間取る上に、切り粉が内容
物上に落下混入する為、上層を捨てなければなら
ないないなどの無駄や煩わしさがあつた。このよ
うな事態に対処して、天板と側板との接合縁の直
近にスコア線34を施し、これを第4図のような
やつとこ様の開缶具41を用い、天板の任意のコ
ーナ部にこれを突き差してから上方にこじつて破
断した端部31aを、開缶具41で把持し、スコ
ア線に沿つて除去するようにしたものが考えられ
た。このような、スコア線34は、開缶を容易に
する為に天板の板厚に対して深く刻設すると、内
容物を輸送する途中において、内容物が跳ねて、
天板部に繰り返し衝突して衝撃を加えることによ
り、しばしば破れてしまう事故が生じやすくな
る。又、スコア線の刻設の程度を浅くすると、開
缶の際に破断線がスコア線から外れてしまつて、
スコア線が役にたたなくなつてしまう欠点があつ
た。したがつて、スコア線を施すには、破損事故
を生ぜしめない限度の深さで均一な状態に設ける
必要があり、又、前記開缶具を用いた開缶作業に
おいても、天板を引つ張る力が一方に偏つて、破
断線がスコア線から外れることのないように、天
板を引き上げるなど、注意力の集中と或る程度の
熟練とを要した。
本考案者は、缶素材である金属板そのものが、
必ずしも厚さ、残留歪、組成等の点で均一でない
上に、製造の際の取り扱いが粗雑であると、板面
に凹凸が生じるなどのことがあり、スコア線を天
板上に限度一杯の深さで均一に設けることは至難
のことであることから、スコア線と金属板との破
断の関係を、様々な角度から追及し、試行錯誤の
末に、開缶具による破断線をスコア線にスムース
に導くことにより、従来のように限度一杯の深い
スコア線を施さなくても、破断線がスコア線に沿
つて進行して、開缶できることを見い出し、本考
案を完成したものである。
必ずしも厚さ、残留歪、組成等の点で均一でない
上に、製造の際の取り扱いが粗雑であると、板面
に凹凸が生じるなどのことがあり、スコア線を天
板上に限度一杯の深さで均一に設けることは至難
のことであることから、スコア線と金属板との破
断の関係を、様々な角度から追及し、試行錯誤の
末に、開缶具による破断線をスコア線にスムース
に導くことにより、従来のように限度一杯の深い
スコア線を施さなくても、破断線がスコア線に沿
つて進行して、開缶できることを見い出し、本考
案を完成したものである。
考案の構成
本考案は、製作が容易で、熟練を必要とせずに
簡単に缶の上面を一杯に開缶でき、しかも、従来
のような輸送途中での破損の生じない大型缶を提
供することを目的とするものであつて、その要旨
は、18リツトル缶などに代表される大型缶の天板
上に、天板と側板との接合縁に沿つて周回する一
連の第一のスコア線を有すると共に、天板の任意
の一コーナー部に対向して設けられている第二の
スコア線の両端若しくはその付近が、前記コーナ
ー部を挟む2カ所において、第一のスコア線と交
叉していることを特徴とする開缶容易な大型缶に
ある。以下、実施例に基ずいて図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
簡単に缶の上面を一杯に開缶でき、しかも、従来
のような輸送途中での破損の生じない大型缶を提
供することを目的とするものであつて、その要旨
は、18リツトル缶などに代表される大型缶の天板
上に、天板と側板との接合縁に沿つて周回する一
連の第一のスコア線を有すると共に、天板の任意
の一コーナー部に対向して設けられている第二の
スコア線の両端若しくはその付近が、前記コーナ
ー部を挟む2カ所において、第一のスコア線と交
叉していることを特徴とする開缶容易な大型缶に
ある。以下、実施例に基ずいて図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
第1図は、本考案に係る大型缶(9リツトル
容)であつて、該缶の天板1の四周には、缶胴を
なす側板7の上端と天板1の端部との接合縁2が
形成されており、この接合縁2の内側に、該接合
縁から2〜3mm隔てた位置にスコア線3が、接合
縁2に沿つて周回する状態で一連に刻設されてい
る。この第一のスコア線3は、天板1の任意のコ
ーナー部5を含む一定範囲には設けられておら
ず、したがつて、該スコア線3の両端3a,3b
は、該コーナー部を挟む位置に臨んでいる。前記
コーナー部5は、開缶に際して天板を破断する始
端となるべき場所であつて、このコーナー部5に
対向して、第二のスコア線4が刻設されており、
この第二のスコア線4は、その両端付近4a,4
bで第一のスコア線の両端付近と交叉して成るも
のである。
容)であつて、該缶の天板1の四周には、缶胴を
なす側板7の上端と天板1の端部との接合縁2が
形成されており、この接合縁2の内側に、該接合
縁から2〜3mm隔てた位置にスコア線3が、接合
縁2に沿つて周回する状態で一連に刻設されてい
る。この第一のスコア線3は、天板1の任意のコ
ーナー部5を含む一定範囲には設けられておら
ず、したがつて、該スコア線3の両端3a,3b
は、該コーナー部を挟む位置に臨んでいる。前記
コーナー部5は、開缶に際して天板を破断する始
端となるべき場所であつて、このコーナー部5に
対向して、第二のスコア線4が刻設されており、
この第二のスコア線4は、その両端付近4a,4
bで第一のスコア線の両端付近と交叉して成るも
のである。
6は、天板が輸送途中において内容物の跳ね上
がりにより、上下方向に反復して反転する動作、
いわゆる上下にあおられるのを効果的に防止する
ビードで、スコア線3の内側にスコア線と平行に
設けられており、8は、内容物の注入口である。
がりにより、上下方向に反復して反転する動作、
いわゆる上下にあおられるのを効果的に防止する
ビードで、スコア線3の内側にスコア線と平行に
設けられており、8は、内容物の注入口である。
上記の缶を開缶する場合は、第4図に示すよう
な開缶具の先端を、コーナー部5付近に当接して
下方に押すと、先ず第2のスコア線4に沿つて破
断線が生じる。この部分を開缶具の先端で上方に
こじり上げると破断線は左右に走つて第一のスコ
ア線に至る。この状態でこじり上げた部分をつか
んで上方に引つ張ると、破断線は滑らかに、コー
ナー部5の両側のスコア線3に沿つて、ほぼ等速
度で進行して注入口8側のコーナー部において、
開缶が終了する。
な開缶具の先端を、コーナー部5付近に当接して
下方に押すと、先ず第2のスコア線4に沿つて破
断線が生じる。この部分を開缶具の先端で上方に
こじり上げると破断線は左右に走つて第一のスコ
ア線に至る。この状態でこじり上げた部分をつか
んで上方に引つ張ると、破断線は滑らかに、コー
ナー部5の両側のスコア線3に沿つて、ほぼ等速
度で進行して注入口8側のコーナー部において、
開缶が終了する。
第2図は、本考案の他の実施例であつて、上記
実施例では、第一のスコア線は、コーナー部5付
近において途切れた状態で設けられていたが、こ
の場合は、第一のスコア線23は、天板21の接
合縁22に沿つてループをなすように周回して設
けられており、この天板の任意のコーナー部25
において、該コーナー部25に対向して第二のス
コア線24が設けられて、その両端が、第一のス
コア線に、コーナー部25からほぼ等しい位置に
おいて交叉するものである。26は、ビードであ
る。なお、上記二つの実施例において、第二のス
コア線は、共に直線状に設けられているが、これ
は、必ずしもその必要はなく、曲線であつてもよ
く、第二のスコア線に沿つて生じた破断線を、第
一のスコア線にスムースに導くものであれば足り
る。
実施例では、第一のスコア線は、コーナー部5付
近において途切れた状態で設けられていたが、こ
の場合は、第一のスコア線23は、天板21の接
合縁22に沿つてループをなすように周回して設
けられており、この天板の任意のコーナー部25
において、該コーナー部25に対向して第二のス
コア線24が設けられて、その両端が、第一のス
コア線に、コーナー部25からほぼ等しい位置に
おいて交叉するものである。26は、ビードであ
る。なお、上記二つの実施例において、第二のス
コア線は、共に直線状に設けられているが、これ
は、必ずしもその必要はなく、曲線であつてもよ
く、第二のスコア線に沿つて生じた破断線を、第
一のスコア線にスムースに導くものであれば足り
る。
効 果
本考案は、開缶具等によつて生じた不規則な破
断線を先ず第二のスコア線に到達させ、これに沿
つて移行させることによつて、規則的な、定方向
に向かう破断線として第一のスコア線に導く為、
破断力が第一のスコア線に沿つて集中し、従来の
ように、スコア線と全く関わりのない方向に破断
線が走るといつたことが皆無になる。又、スコア
線も従来のように深く刻設しなくても、該スコア
線に沿つて応力集中が生じて、スコア線に沿つた
開缶ができるので、輸送中におけるスコア線の破
断事故は、全く生じない。更に第一のスコア線に
平行に設けたビードは、天板のあおり現象を防止
するのに極めて有効で、これによるスコア線の破
断防止効果も大きく、本考案者の試験によれば、
同一のスコア線を施した一斗缶中に、水を入れ
て、上下振動を加えた結果、第3図の如き従来の
缶の場合は、8000回前後においてスコア線が破断
したが、第1図に示すようなビードを施したもの
にあつては、50000回以上においても破断がなか
つた。
断線を先ず第二のスコア線に到達させ、これに沿
つて移行させることによつて、規則的な、定方向
に向かう破断線として第一のスコア線に導く為、
破断力が第一のスコア線に沿つて集中し、従来の
ように、スコア線と全く関わりのない方向に破断
線が走るといつたことが皆無になる。又、スコア
線も従来のように深く刻設しなくても、該スコア
線に沿つて応力集中が生じて、スコア線に沿つた
開缶ができるので、輸送中におけるスコア線の破
断事故は、全く生じない。更に第一のスコア線に
平行に設けたビードは、天板のあおり現象を防止
するのに極めて有効で、これによるスコア線の破
断防止効果も大きく、本考案者の試験によれば、
同一のスコア線を施した一斗缶中に、水を入れ
て、上下振動を加えた結果、第3図の如き従来の
缶の場合は、8000回前後においてスコア線が破断
したが、第1図に示すようなビードを施したもの
にあつては、50000回以上においても破断がなか
つた。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であ
る。第2図は本考案の他の実施例の要部を示す平
面図、第3図は従来技術の一例を示す斜視図、第
4図は開缶具の一例を示す斜視図である。
る。第2図は本考案の他の実施例の要部を示す平
面図、第3図は従来技術の一例を示す斜視図、第
4図は開缶具の一例を示す斜視図である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 18リツトル缶などに代表される大型方形缶の
天板上に、天板と側板との接合縁に沿つて周回
する一連の第一のスコア線を有すると共に、天
板の任意の一コーナー部に対向して設けた第二
のスコア線の両端若しくは両端付近が、前記コ
ーナー部を挟む2カ所において第一のスコア線
と交叉していることを特徴とするフルオープン
可能な大型缶。 (2) 第一のスコア線が、第二のスコア線が設けら
れているコーナー部付近を除いて接合縁に沿つ
て周設されている請求の範囲第1項記載の大型
缶。 (3) 天板と側板との接合縁に沿つて設けた一連の
スコア線の内側に、該スコア線に沿つて適当幅
のビードを形成して成る請求の範囲第1項又は
第2項記載の大型缶。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986089703U JPH031390Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986089703U JPH031390Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6349327U JPS6349327U (ja) | 1988-04-04 |
| JPH031390Y2 true JPH031390Y2 (ja) | 1991-01-17 |
Family
ID=30948917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986089703U Expired JPH031390Y2 (ja) | 1986-06-12 | 1986-06-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH031390Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5424935Y2 (ja) * | 1972-02-07 | 1979-08-22 | ||
| JPH0234186Y2 (ja) * | 1984-10-04 | 1990-09-13 |
-
1986
- 1986-06-12 JP JP1986089703U patent/JPH031390Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6349327U (ja) | 1988-04-04 |
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