JPH031442Y2 - - Google Patents

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JPH031442Y2
JPH031442Y2 JP7599386U JP7599386U JPH031442Y2 JP H031442 Y2 JPH031442 Y2 JP H031442Y2 JP 7599386 U JP7599386 U JP 7599386U JP 7599386 U JP7599386 U JP 7599386U JP H031442 Y2 JPH031442 Y2 JP H031442Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案はオーバーオール型防塵衣に関するもの
であり、更に詳しくは防塵衣の下に着用する衣類
や人体から発生する塵埃が衿や袖口などから吹き
出すことない改良された防塵衣に関する。 [従来技術] 防塵衣に使用される布帛は、導電性繊維や制電
性繊維を混用しているので静電気の発生がなく、
防塵衣の下に着用する衣類や人体から発生する塵
埃が防塵衣の布帛を通して出ないように工夫され
ている。 [考案が解決しようとする問題点] しかし、通常の防塵衣の衿は首回り寸法が広
く、非伸縮性のため首に密着せず、下着などによ
る塵埃を多く含んだ空気が排出したり、また袖口
は一重でゴム使いであるためギヤザーが形成さ
れ、密封効果を半減するものであつたり、該ギヤ
ザーに塵埃が蓄積し、作業中にそれが発塵するな
ど、まだまだ防塵衣としては、完全な発塵防止対
策のとられていないものであつた。 また、従来の防塵衣では、身頃地を高密度布帛
で構成するのが通常であり、そのため運動量の多
い作業などでは暑くて、作業性に影響を与えると
言う欠点があつた。 本考案はかかる従来防塵衣の欠点を解消し、ほ
ぼ完全に密封化して塵埃を多く含んだ汚れた空気
の排出を遮断すると共に、袖口部などのギヤザー
を排除して塵埃の蓄積のないすぐれた防塵衣を提
供するものである。 また、本考案は高精度のクリーンルームに採用
されている。天井から床下へ空気移動させるクリ
ーンシステムに合致した防塵衣を提供するもので
ある。すなわち、足首部を開放型にして、衣服内
の布帛を含んだ空気は、床面にのみ排出させる構
造を採用したことによつて、密封空気による動き
にくさがなく、全身の動きが軽快である上に、汚
れた空気や埃が上半身から排出されることもない
という、極めて理想的な防塵対策を達成し得たも
のである。 [問題点を解決するための手段] かかる本考案の目的は次のような構成により、
達成される。すなわち、 (1) 上着とズボンが一体的に形成されたオーバー
オール型防塵衣において、該上着の衿が伸縮性
布帛で構成され、かつ袖口部は密封された外袖
と内袖とからなる二重構造を有し、該袖口部の
外袖側は巻き付け構造を有することを特徴とす
る防塵衣。 (2) 前記防塵衣が、ズボンの足首部を開放型構造
にした実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の防
塵衣。 本考案の特徴は、衿が伸縮性布帛で構成され、
袖を二重袖の密封型構造とし、かつその二つの袖
口の内、外袖口側を巻き付け構造としてギヤザー
を排除した点にある。 以下図面により本考案を詳述する。 第1図において、1は内袖、外袖の接ぎ合せ
部、2は内袖の袖口部、3は外袖の袖口部であ
る。内袖の袖口は広幅ゴムを使用して肘に密着さ
せ、外袖の袖口は面フアスナー4を使用し、巻き
付けて手首を締付け密着する構造としたものであ
る。足首5は膝よりやや上までフアスナー6を取
付け、開閉自在型構造となつており、この構造で
は、開放したい時はフアスナーを開いて、たとえ
ば裾広がり型とすることができ、また密封したい
時はフアスナーを閉じることによつて、足首を密
着させて空気の出入りを封ずることができる。 衿9は伸縮性のある布帛を使用して首に密着さ
せる構造を採用する。すなわち、衣服内の塵埃を
含んだ空気は、主として首部から排出され易く、
この部分は特にフイツトさせて充分に密封効果の
ある素材や構造を選択する必要がある。かかる素
材としては、フイラメント糸使いの編織物などの
如く、少なくとも一方向へ15%以上の伸びを有す
る布帛が好ましい。特に、かかる布帛に透湿性被
膜をラミネートまたはコーテイングした非通気性
布帛が好ましい素材である。 防塵衣に使用する布帛は、耐洗濯性に優れた通
気特性を有するものを選択するのが好ましい。す
なわち、かかる素材としては、通気量1〜10c.c./
cm2/sec、透湿度7000g/m2・24hr以上である性
質を有する素材が好ましい。また、体内から発生
した塵埃および作業により発生する塵埃が、布帛
より排出したり吸着しないためには、摩擦帯電圧
3KV以下、摩擦帯電電荷密度7μc/m2以下という
特性を有する素材を選択するのが好ましい。 かかる性質を有する素材は、50〜150dの合成
繊維マルチフイラメント使いからなる平織または
綾織を主体とする高密度布帛で、かつ電気比抵抗
が1×106Ω・cm以下(20℃・40%RH条件下で)
である導電性フイラメント糸を、たとえば、布帛
全体に対して0.05〜5.0重量%混用した布帛を用
いることにより達成される。導電性繊維は、たと
えばカーボンブラツクを含有する繊維形成性ポリ
マーを、通常の繊維形成性ポリマー、たとえばポ
リアクリロニトリルまたはポリエステル、ポリア
ミドなどにスジ状に複合・混合した繊維があげら
れる。カーボンブラツクを含有するポリマーとし
ては、繊維形成性ポリマーに混和性であるが、溶
解しない性質を有するものが選択される。 布帛中への混用の仕方としては、一定間隔でス
ジ状、格子状に打ち込むのが通常である。密度と
しては、少なくとも100本/inchであるものが好
ましい。 また、塵埃を布帛より排出したり吸着しないた
めには、通塵捕集効率の高い(通塵捕集効率95%
以上である)布帛が好ましいが、そのためには単
糸繊度が小さく、かつ電気比抵抗が1×10710
Ω・cmである制電性フイラメント糸を併用した布
帛が好ましい。たとえば、上記導電性繊維混用布
帛の非導電性繊維部分を、この制電性繊維で置換
することで達成される。置換量は非導電性繊維の
全部が最もよいが、通常、非導電性繊維の少なく
とも10重量%、好ましくは30重量%以上である。
制電性繊維とは、単糸繊度が5d以下であつて、
かつ親水性重合体(制電剤)を繊維表面または内
部に含有させた複合または混合繊維があげられ
る。かかる重合体としては、ポリアルキレングリ
コール単位を有する制電性ポリマーや第4級アン
モニウム塩基含有制電性ポリマーなど通常制電剤
として適用されるものがあげられる。 近年、半導体製造業などにおいて超LSIなど高
精度の製品が増々多くなり、それらを製造するク
リーンルームでは環境清浄度がクラス−10やクラ
ス−1と非常に高精度の環境清浄度が要求される
ようになつた。これらのクリーンルームは、清浄
化された空気が天井より供給され、汚れた空気を
拡散させないようにしながら、床に吸引、排出さ
せる垂直層流方式のものが採用されている。 本考案では、これら高度な環境清浄度を要求さ
れるクリーンルーム内で着用して作業する場合
に、特に作業性、快適性に優れた機能を発揮する
ものである。 すなわち、かかるシステムに好適な防塵衣とし
ては、前合せ8を前中心から外し、袖付および脇
縫目に近い部分に位置し、たとえばフアスナーで
開閉する構造が望ましい。かくすることにより、
体の屈曲による衣服の体積膨脹や収縮を少なくす
ることができ、前面からの塵埃の排出を制御でき
る。また衣料設計の面から、幅方向のゆとりを少
なくして、体にフイツトするようにすることがフ
アツシヨン性、塵埃発生防止の点から望ましく、
その場合にもかかる構造は好適な効果を発揮す
る。 さらに、本考案では、かかるクリーンルームシ
ステムに好都合な防塵衣構造とするために、防塵
衣の足首を開放型にするものである。すなわち、
開放部分は足首部のみに限定した点に特徴有する
ものである。すなわち、かくすることにより、密
閉空気は足首部以外から排出されなくなる上に、
密閉空気による動きにくさや、作業性の悪さが改
善されるという特徴が発揮される。足首部から排
出される空気は床に設けられた吸収・排出機構に
より拡散されることなく、そのまま排気される。
このシステムと本考案の防塵衣によれば、超清浄
雰囲気を簡単に形成できる長所がある。 本考案の防塵衣は足首部を開放型構造にしたも
のであるが、無論この部分をフアスナー構造にし
て密封型の両方にすることも可能である。すなわ
ち、前記クリーンシステムを採用していない部屋
へ移動して作業する場合は、適宜フアスナーを締
めて足首を密着することによつて、通常通りに作
業ができるという特徴がある。 さらにかかる防塵衣の袖部に、さらに適当な腕
カバーをして二重に防塵することは好ましいこと
である。 なお本考案の防塵衣の特性に関する評価方法は
次の通りである。 通気量 フランジール形試験機を用い、試験片を通過す
る空気量(c.c./cm2/sec)を求めるJIS−L−1096
一般織物試験方法−A法(フランジール形法)に
よる。 透湿度 温度40±20℃、湿度95±5%RHの空気が循環
する恒温恒湿装置を用いて、試験片の透湿度g/
m2・24hrを測定するJIS−L−1099繊維製品の透
湿度試験方法−A−1法(塩化カルシウム法)に
よる。 通塵捕集効率 大気の塵埃が布帛を通過する量を日立製レーザ
ーダストモニター(TS−1500)を使用して測定
し、下記の式より求める。 通塵捕集効率(%)=1(−B/A)×100 [ここでA:試験片を通過する前の大気塵埃量 B:試験片を通過した後の大気塵埃量] 摩擦帯電圧 20℃、30%RH雰囲気下で洗濯5回後の試験片
をロータリスタテイツクテスターを用い、摩擦対
象布(木綿金巾3号)で60秒間摩擦した時の発生
電位を測定する。 JIS−L−1094織物編物の帯電性試験方法ロー
タリースタチツクテスタ法による。 摩擦帯電電荷密度 サンプルとする編織物を花王石鹸株式会社製の
洗剤“ザブ”で濃度0.2%、浴比1:50、温度40
℃、強条件で5回洗濯したものを風乾し、タテ・
ヨコ25cm×25cmの試験片とする。このものを20
℃、30%RHの雰囲気に24時間以上置いた後、こ
の温湿度条件内でアクリル系の編物で強く摩擦
(1回1秒程度で10回程)し、直ちに試験片を適
当な大きさのフアラデーケージに入れ、該試験片
の電荷量を測定する。電荷量はサンプル1m2当り
換算して、これを摩擦帯電電荷量とする。 JIS−L−1094織物編物の帯電性試験法フアラ
デーケージ法による。 [実施例] 経糸、緯糸ともに“東レテトロン”(登録商標)
100%フイラメント使いの布帛で、経糸は単糸繊
度0.8dの極細糸、経糸は単糸繊度2dで制電剤を混
入した制電性糸(“東レテトロン・パレスS”(登
録商標)、タテヨコ方向に導電性糸(“東レ・ルア
ナ・テトロン”(登録商標))を格子状に4mm間隔
に織込み、生地物性は摩擦帯電圧がタテヨコ方向
【表】 本考案の防塵衣は従来の防塵衣に比べ、首周り
や袖口および胸部からの発塵量が格段に減少し、
かつ、作業性に問題を残すこともなかつた。ま
た、静電気の帯電防止特性も非常に優れていた。 また、かかる本考案の防塵衣に加えて、導電性
材料で作られた制電靴を同時に着用し、これを床
材が導電性材料で接地されているクリーンルーム
で着用テストしたところ、激しく動き回つた場合
でも高々20〜30Vの帯電圧しかなかつた。 これに対し静電対策の施されていない防塵衣で
は、制電靴を着用しても、直ちに数100Vの帯電
圧を記録した。 [考案の効果] 本考案は、防塵衣内から塵埃を多く含んだ汚れ
た空気が排出されるのを略完全に遮断すると共に
塵埃の蓄積のないすぐれた防塵衣を提供するもの
である。 また天井から床下へ空気移動させるクリーンシ
ステム採用ルームに合致した防塵衣を提供するも
ので、衣服内の塵埃を含んだ空気は、床面にのみ
排出させることができ、密封空気による動きにく
さがなく、全身の動きが軽快である上に、汚れた
空気や埃が上半身から排出されることもないとい
う、極めて理想的な防塵対策を達成し得たもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案防塵衣の前面図、第2図はその
後面図、第3図は従来防塵衣の前面図を示す。 1:内袖、外袖接ぎ合せ部、2:内袖袖口、
3:外袖袖口、4:外袖袖口巻き付け用面フアス
ナー、5:足首、6:足首開放用フアスナー、
7:ズボンの前チヤツク、8:前合せ、9:衿、
10:ギヤザー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上着とズボンが一体的に形成されたオーバー
    オール型防塵衣において、該上着の衿が伸縮性
    布帛で構成され、かつ袖口部は密封された外袖
    と内袖とからなる二重構造を有し、該袖口部の
    外袖側は巻き付け構造を有することを特徴とす
    る防塵衣。 (2) 前記防塵衣が、ズボンの足首部を開放型構造
    にした実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の防
    塵衣。
JP7599386U 1986-05-20 1986-05-20 Expired JPH031442Y2 (ja)

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JP7599386U JPH031442Y2 (ja) 1986-05-20 1986-05-20

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