JPH0314801A - 硫酸グリコサミノグリカンの分離プロセス - Google Patents

硫酸グリコサミノグリカンの分離プロセス

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JPH0314801A
JPH0314801A JP1345006A JP34500689A JPH0314801A JP H0314801 A JPH0314801 A JP H0314801A JP 1345006 A JP1345006 A JP 1345006A JP 34500689 A JP34500689 A JP 34500689A JP H0314801 A JPH0314801 A JP H0314801A
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JP
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sgag
polyamine
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chitosan
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JP1345006A
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Christian Gagnieu
クリスチャン ガニユ
Michel Dubois
ミシェル デュブワ
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Dev Des Utilisations Du Cuir Sa soc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/006Heteroglycans, i.e. polysaccharides having more than one sugar residue in the main chain in either alternating or less regular sequence; Gellans; Succinoglycans; Arabinogalactans; Tragacanth or gum tragacanth or traganth from Astragalus; Gum Karaya from Sterculia urens; Gum Ghatti from Anogeissus latifolia; Derivatives thereof
    • C08B37/0063Glycosaminoglycans or mucopolysaccharides, e.g. keratan sulfate; Derivatives thereof, e.g. fucoidan
    • C08B37/0069Chondroitin-4-sulfate, i.e. chondroitin sulfate A; Dermatan sulfate, i.e. chondroitin sulfate B or beta-heparin; Chondroitin-6-sulfate, i.e. chondroitin sulfate C; Derivatives thereof
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08BPOLYSACCHARIDES; DERIVATIVES THEREOF
    • C08B37/00Preparation of polysaccharides not provided for in groups C08B1/00 - C08B35/00; Derivatives thereof
    • C08B37/006Heteroglycans, i.e. polysaccharides having more than one sugar residue in the main chain in either alternating or less regular sequence; Gellans; Succinoglycans; Arabinogalactans; Tragacanth or gum tragacanth or traganth from Astragalus; Gum Karaya from Sterculia urens; Gum Ghatti from Anogeissus latifolia; Derivatives thereof
    • C08B37/0063Glycosaminoglycans or mucopolysaccharides, e.g. keratan sulfate; Derivatives thereof, e.g. fucoidan
    • C08B37/0066Isolation or extraction of proteoglycans from organs

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はSGAGと略記される硫酸化グリコサミノグリ
カンの分離に関する。
本発明で検討するSGAGはヒト又は動物を由来とする
多糖類タイプ生重合体であり、例えば以下がその中に含
まれる。
ー コンドロイチン4硫酸及び6硫酸 − デルマタン硫酸 硫酸ケラタン ー 硫酸へパリチン及びペパリン これらのSGAG,すなわちムコ多糖類については下記
の文献が詳しい。
−  Asptnall,G.O.,Poysacch
arides,PergamonPress,Oxfo
rd(197G).  この文献の内容は本書に必要に
応じて、引用されている。
種々の技術部門ではより純度の高いSGAGに対する需
要が一層高くなっている。この点では人間の皮膚の代替
物などにバイオ素材を利用する医療分野がその例として
挙げられる。
SGAGは動物の組織、軟骨、皮膚ならびに結合組織か
ら得られる。これら一次物質からSGAGを抽出するに
は、一次物質を粉砕して水相での粉砕混合物または氷解
物を得る。粉砕混合物中のプロテアーゼを次いで分解し
、その蛋白質分を除去し、GAG.特にSGAGを含む
錯体媒質を得る。この分解は、スペクトルの広いプロテ
アーゼによる消化、あるいは塩基性物質による加水分解
など、従来技術を用いて行う。
上記の方法で得られる錯体媒質はSGAGの他に、重合
体その他の、またイオン性の有無を問わない各種の不純
物を含んでいる。不純物の中でも、各種蛋白質、両性ペ
ブチド特にグルタミン酸やアスパラギン酸残滓に担持さ
れたカルボキシル基を有するアミノ酸グループが特筆さ
れる。不純物は一般に錯体媒質のSGAGと共有結合状
態にはない。
研究、実施両レベルで、出発物質として用いる錯体媒質
中のSGAGを沈澱によって分解するための種々の方法
が提案されている。
これらの方法のうち特に重要なものは、水溶性媒質中に
SGAGを沈澱させ、媒質中で水溶性高分子分解質、特
にキトサンなどのポリアミンと錯化させるものがある。
かかる錯体の生成については下記の文献がある。
(a)  Die Makromolekulare 
Chem1c ( r高分子化学J ’) 173.2
209−2211(1974)。 「キトサンを用いた
ベパリンの高分子電解錯体」ヤスオ●キクチ。この論文
ではSGAGの沈澱に水溶性ポリアミン、又P5キトサ
ンを用いている。
(b)  EP−A−0,020,183  明細書。
ここではSGAGの沈澱にカルボキシメチルキチン、N
−アシルキトサン、またはこれら2種の物質の誘導体を
用いる。
(c)  B1opotymers,1978.17(
3),SOS−10  (英語)S.ヒラメ、C.ミズ
タニ、 R.ヤマグチ、O.ミウラ著。 沈澱には酸の
中で部分的にアセチル化させたキトサンを用いている。
上記文献ではいずれも得られた沈澱物又は錯体からSG
AGをさらに分離する工程を扱っていない。
文献(a)は、水/塩酸/メタノールの三体複合体の溶
媒中の錯体溶解度について述べているが、かかるイオン
性高分子錯体の成分についての詳述はない。
文献(b)は、アルカリ性、酸性又は中性溶液における
錯体の溶解度を濃度別に述べているが、イオン性高分子
錯体の2つの成分を特定していず、得られた錯体の成分
手段としてファイバーヌはフィルムの押出しが例に挙げ
られている。水溶液中の錯体の濃度によっては、ゲル、
すなわち錯体の立体高分子構造体を得ることができると
いう記述があり、錯体は水溶性溶媒を捕捉していてその
ためこの構造体は分離不能であるとしている。さらにこ
の文献では用いた沈澱剤、すなわち、カルボキシメチル
キチン、N−アシルーキトサン又はその誘導体によって
はじめてアルカリ性媒質中でとの錯体が溶解度を発揮す
る点に留意すべきであって、これはキトサンは塩基性水
溶媒質中では不溶性であることによる。
文献(C)では錯体を得た後の処理については何ら記述
がない。
従って先に検討した文献で種々の高分子電解質を用いて
水溶媒質中でSGAGを分別沈澱させることが記述され
ているのは、本来例えば分析技法でこれらSGAGを特
性化する目的のためである。
これら文献はSGAGを錯体媒質中で工業的に分離する
、すなわち比較的高純度のSGAGを製造することにつ
いては触れていない。
GB−A−2 ,074 ,178によれば、ヘバリン
の選択的沈澱法が記載されており、この方法は −  pH度に関係なく水溶媒質中では不溶で、陽イオ
ン樹脂の形態を有し、キトサンなどの多糖類とは化学的
に非常に異なるポリアミンを得ること − ヘバリンからなる出発媒質を樹脂の存在中に入れて
イオン結合によりヘパリンを捕捉すること 一 塩化ナトリウム水溶液を用いて樹脂を再生すること
によりヘパリンを回収すること。
この際陰イオン性樹脂は再生水溶液中で不溶のまま残る
ことからなる。
このような方法には以下の欠点がある。
この方法はヘバリンのみを対象としたもので、すべての
SGAGに適用できる。
かかる方法は上述のようにヒアルロン酸などの不純物を
含む錯体媒質に対する選択性が比較的小さいことが判明
している。
樹脂再生相の歩留りが低く、そのため CB−A−2.
074,178の方法の歩留りが低いので、該方法は工
業レベルでの利用には不適である。
陰イオン性樹脂中のヘパリン含有媒質をアミン基または
アミン基の位置に向けて予じめ拡散する必要があること
から考えて、SGAGの錯化の反応速度は比較的遅い。
反応速度の低いこともかかる方法の工業的利用を阻んで
いる。
本発明は上記欠点を除去することを目的とし、SGAG
と「共」に不純物も含む錯体媒質から、SGAGを、酸
性媒質中の水溶性ポリアミン、例えばキトサンを用いた
高分子イオン媒質による沈澱また錯化により分離するプ
ロセスまたは方法に関するものである。特に、本発明は
工業レベルでの製造に適した歩留り(できるだけ100
%に近い)と反応速度で、高純度のSGAGを得るプロ
セスに関する。
本発明によれば、プロセスは基本的には2つの段階から
なる。
l)第1の沈澱段階では、水溶性ポリアミンを出発物質
である錯体媒質と混合しながら、混合物のpitを遊離
カルボキシル基、不純物及びSGAGのイオン分離ポテ
ンシャル(pKa)より低い値に維持して基本的にSG
AGと水溶性ポリアミン間で選択的に析出高分子錯体を
得る。
2)第2の塩析段階では、析出物の懸濁液中でSGAG
を可溶化すると同時にポリアミンを不溶状態に維持する
ものであり、懸濁媒質は、中和剤とともに、SGAGの
イオン化カルボキシノレ基とポリアミンのイオン化アく
冫基からなる。
本発明によれば、キトサンなどの水溶性ポリアξンは出
発錯体媒質ならびに析出物の懸濁媒質の両方に可溶であ
る。
塩析段階で得られたSGAGからは、濾過、遠心分離な
どそれ自体公知の適当な方法を用いて目的のSGAGを
分離することができる。
本発明のプロセスはさらに下記の実質的利点が得られる
第2の塩析段階での錯体の溶解はSGAGについてのみ
選択的であり、そのためその後のSGAGの回収が容易
になる。場合によっては第2段階そのものでSGAGの
回収が可能になり、特に中和剤がアルカリ性硫酸である
場合これが可能になる。
塩析段階で得た固体のポリアミンは塩基性媒質中で中和
した後、再利用することもできる。
本発明の塩析では、例えば塩酸ナトリウムのような一価
の陰イオン塩からなる懸濁媒質の場合のようなポリア主
ンによるゲル生成を防ぐことができる。かかるゲルは遠
心分離や濾過がむずかしいため工業レベルでの応用に不
向きである。
本発明プロセスでは分離したSGAGの物理化学的安定
性が基本的に保たれ、そのため沈澱係数などの物性値も
保たれる。
本発明プロセスでは出発物質である錯体媒質中のSGA
G濃度が0.01重量パーセント台の低いものから20
重量バーセント台の高いものまで広い範囲にとれるが最
適濃度は0.05から5重量%までである。
本発明プロセスは安価で、無毒性の物質を用いるため、
分離したSGAGは医療用として用いることもできる。
好ましい中和剤としては、 一 アルカリ性硫酸など、多価陰イオン塩又は 水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムなど強塩基性無機
物 が挙げられる。
さらにこれら2種の中和剤を順に用いてもよい。
第1の場合、硫酸ナトリウムの二価イオンなど、多価陰
イオンは、キトサンなどのポリアミンとともに、下記の
構造を有し、水溶性媒質中では不溶の静電性錯体を生成
する: かかる方法によりイオン高分子錯体の量よりも明らかに
少ない量のポリアミン析出物を得ることができ、そのた
め、乾燥重量で10%に達するSGAG溶液を得るため
の塩析が、低量の懸濁媒質中で可能になる。
この第1の方法は、硫酸へパラチンのよっな、pHがI
O.5〜!1以上の塩基性媒質中で分離の対象であるS
GAGが加水分解可能な第2の方法よりも好ましい。
第2の場合は、無機塩基が下記の反応式によるイオン置
換を生じさせる。
キトサンーNHaQ  SO,O  NH.0キトサン
s GA a − so4e  HN,0−キトサ7 
+ 2 NaOH− +これら静電型結合はそれまでの
結合を置換する:saAG−so40  *a,G)一
キトサンその結果溶液中にSGAGを完全に放出させる
この放出はSo4−/MHI+  (キトサン)の割合
が少なくとも0.5になった時ほぼ完了する。
SGAGは完全にイオン化されたナトリウム塩の生成に
よって可溶化する。またキトサンはアミン基レベルでの
イオン化の損失により不溶となる。
この第2の方法はそれのみでコンドロイチン4硫酸なら
びに6硫酸の精製に用いることができる。
この第2の方法はSGAGの放出速度が比較的高く、ポ
リアミンを直接固体として放出できるため、そのまま再
利用が可能となる。
2つの方法を組合わせて、すなわち多価陰イオン塩に続
いて無機の強塩基を用いることにより、例えば濃縮溶液
のようなニナトリウムの形の固体のイオン化ポリアミン
の両方の形でSGAGを放出させることができる。例え
ばこの方法では、水を用いた錯体懸濁液では、キトサン
錯体中の硫酸イオンとアミン基との比が少なくとも0.
5に等しい量の硫酸ナトリウムが添加される。懸濁液と
雰囲気温度で撹拌し、次いでpHが8.5から11の間
で安定するまで媒質をアルカリ化する。懸濁液を撹拌し
、SGAG溶液を濾過又は遠心分離により回収する。
本発明による2つの塩析法の組合せはあらゆる場合に応
用できる。
また本発明プロセスで用いるキトサンは、甲殻類のキチ
ンのN一脱アセチルにより得たものが好ましい。
その分子量は50KD以上であるが、500 KD以上
であることが好ましく、アセチル化の程度はOから30
%、好ましくは0〜20%である。
本発明の実施の一態様によれば、本プロセスは以下の工
程を連続して行う: a)出発物質である錯体媒質をpHが1〜4になるまで
酸性化する。
b)ポリアミンの酸溶液をpH1〜4に調製する。
C)酸性化した錯体媒質とポリアミンの酸溶液を撹拌し
ながら混合して、イオン性巨大分子錯体を得る。
d)ゆっくり撹拌しながら、錯体をpHが9〜13のア
ルカリ性水溶液中に懸濁して錯体を単離しSGAGを塩
析する。
e)得られたSGAGの液体の留分を回収する:その方
法は:この液体分を酸によりて中性化すること、この液
体分から塩類を除去すること、による。
上記のようにして得られた溶液中のSGAGは沈澱、凍
結乾燥、単純な脱水等の適当な公知の方法により固体と
することができる。
出発錯体物質を酸性化するには、塩酸等の無機酸を使う
のが好ましいが、pH価は2程度であるのが最適である
さらに、酢酸等のモノカルボン有機酸を% pHが3程
度のキトサンの酸性溶液の調製に使うのが都合がよいが
、この溶液のキトサンの濃度は約1%に等しい。
SGAGの出発溶液とキトサン酸性溶液の混合液を20
分から1時間30分の間、撹拌する。
SGAGを塩析するための溶液のアルカリ化は、ゆっく
りと撹拌を2時間から24時間の間続けながら、水酸化
ナトリウムを使うて行うのが好ましい。
上記の望ましい実施態様の工程b)において、キトサン
はpHがL.S〜3.7に維持された有機又は無機の酸
の溶液中に溶解する。この粘稠な溶液はキトサンの含有
率が1.5%以上であってはならない。
濃度1%が使用には好ましい。
ここで注意しておきたいが、出発物質の錯体媒質とキト
サンの酸性溶液はpH価が同一であっても異なってもよ
く、たとえば燐酸又は硫酸等、陰イオン価が1より大き
い酸類を除き、無機又は有機のモノカルボキシル酸の溶
液を加えることにより互いに固定する。
たとえば塩酸などの有機酸を使用する場合、出発物質の
錯体媒質のp■は1.5〜2.5でありキトサン酸溶液
も同じ位のpH値に調製する。
酢酸やギ酸等の有機酸が使われる場合は、pH値は酢酸
については3〜3.7、ギ酸については2.5〜3.5
でなければならない。すべての場合、カルボキシル酸の
種類にかかわらず、p■は3.8以上であってはならず
、同様に、使われる無機酸の種類を問わず、pHは2.
5をこえてはならない。
上述のとおり、工程(C)で反応させる二つの溶液は、
別々の酸を使ってpHを酸性にすることができる。それ
故、塩酸を使って出発錯体媒質のp■を2に調製し、ギ
酸を使ってキトサン溶液のI)Hを3にするか、酢酸を
使ってpHを3.5にすることもできる。
組合せはいろいろにすることが可能であるが、出発錯体
媒質は通常無機酸で、好ましくは塩酸で酸性化する。こ
のSGAG溶液は、キトサンで析出する前に清澄でなけ
ればならない。硫酸グリコサミングリカン/キトサンの
錯体を、選択的析出により調製するのは、次の工程によ
る。キトサン溶液を出発溶液である硫酸グリコサミング
リカンに徐々に加え、激しく撹拌する。この順序は逆で
あってもよい。
瞬時に白色の析出物が形成され、キトサンの添加は析出
が完了するまで継続する。析出の程度はキトサンが余剰
になると溶液の粘度が増加するので推測することができ
る。
硫酸グリコサミノグリカン基とキトサンアミン基との間
にイオン結合が形成されるため、生成される錯体は析出
媒質中に不溶である。二つのポリマーの多数の鎖の間で
形成される上記の結合は、高分子量の高密度のネットワ
ークを形威させる。
出発錯体媒質中の不純物は上記のとおりであるが、キト
サンと静電気結合をつくることができる。
これらの結合は、アミノ酸のカルボキシル基がイオン化
される時に成立する。これに対して、媒質がイオン化し
にくいものである場合は、キトサンとの静電気的反応は
かなり減少するか、又は全くなくなる。イオン化しにく
い条件は、媒質のpllを不純物の遊離カルボキシル基
のpKaよりもずっと低く酸性化することにより得られ
る。
媒質中に存在する硫酸グリコサミノグリカンは、同一の
分子に、カルポキシル基と硫酸基とを含んでいる。1カ
ルボキシル基のみのイオン化を抑制するためには、該カ
ルボキシル基のpKaは3.5に近いので、SGAGの
カルボキシル基のpKaよりも、媒質のpHをずっと低
くなるように酸性化すればよい。これに対して強酸基と
考えられる硫酸基は、p旧.S〜2.5の間でもイオン
化したままである。このよウな条件の下では、出発物質
錯体媒質中に含まれる分子でキトサンと静電気結合を形
成.できるものは、グリコサミノグリカンのみとなり、
これらの結合は硫酸基のレベルで形威されている。
pHが1.5〜2.5では、硫酸グリコサミノグリカン
の析出は、錯体の形成に介在するキトサンの量が、この
化合物の遊離アミノ基と硫酸グリコサミノグリカン基と
の間の数が同一になったものに対応した時に、完了する
析出の終了時に、得られた懸濁液を30分から1時間の
間撹拌し、その後遠心分離にかけた。上澄液をとりのぞ
き、析出物を体積比でlO〜50倍の水に、激しく撹拌
するか粉砕して、懸濁した。懸濁液は遠心分離にかけ、
沈析物を回収した。
キトサンとグリコサミノグリカンの錯体は、軟性の粒子
であって凝固すると展性のあるかたまりとなり激しく撹
拌すると細かく砕けた。
本発明のプロセスは、分離相に入って継続し、この結果
、グリコサミノグリカンが塩析される。
この塩析は、いろいろ方法によって行つことができる。
:たとえば硫酸ナトリウム等の塩を使って1リットル当
り0.7〜2モルの濃度になるまで、静電気的に置換す
ること。
:懸濁媒質のpHを3.5〜12.5まで増すことによ
りイオン的に置換すること。
:上記の二つの方法の組合せ。
媒質のアルカリ化は、激しく撹拌しながらキトサン7グ
リコサミノグリカンの錯体を容積比で析出物の5〜lO
倍の水に拡散したのち懸濁液をpl39.5〜12.5
、好ましくは11に、水酸化ナトリウムや水酸化カリウ
ム等のアルカリ水酸化物の濃縮した溶液を加えることに
より、調製し、2〜24時間ゆっくりと撹拌することに
より、行われる。この工程の終了時は、たとえば錯体の
粒子のグラニュロメトリーやイオン強度、媒質のpHや
温度等の操作条件の一つの関数によって変わってくるが
、これが終了すると、可溶化反応は完了する。こうして
得られたキトサンは固体で、濾過又は遠心分離によりS
GAG溶液から分離する。これを水で洗浄したのち、+
4℃で湿った状態で保持するか(加熱、真空、溶媒等)
公知の方法で脱水する。これにより、SGAGの精製の
ための他の操作にリサイクルする。
精製のいろいろな工程中のキトサンの損失は、出発時の
重量の2〜4%と推定される。
キトサンが完全になくなったグリコサミノグリカンの溶
液は、p■が2程度になるように中和するか酸性化する
硫酸グリコサミノグリカンの精製した混合溶液は、塩の
大部分を除去するために水で透析する。
透析物はこのまま使っても、蒸発や限外濾過等の公知の
方法により、溶液が含有している乾燥物が2〜20%に
なるまで、濃縮してもよい。
これらの溶液からはSGAGは、エチルアルコール中で
析出させるか単純に凍結乾燥するか脱水するかして、固
体の形でとり出せる。濃縮の方法として限外濾過を使用
する場合、および、濃縮した溶液から固体の形でSGA
Gをエタノール又は他のアルコールで析出することで得
るようにすれば、透析の工程は省略することができる。
本発明によるプロセスを説明するために、例示的に、以
下に七つの実施例を以下にのべる。
実』0注ユ ナトリウム塩(ヘキリサミンのアッセイ)の形の純粋な
SGAG約130gを含有するコンドロイチン4硫酸と
6硫酸の乾燥抽出物200gを10kgの水に溶解し、
溶液を5N塩酸の水溶液を用いてpHを2にした。ヘキ
リサミンのアッセイ溶液を20分間撹拌した後、2,0
00gで10分間遠心分離した。キトサン溶液を、沈澱
が完了するまで、清澄な上澄み液へ加えた。
キトサンの母液を、精製したキトサン100gを水1 
0kgに溶解し,5N塩酸を加えてpHを2に保ちなが
ら、調製した。
懸濁液を30分間撹拌したのち、15分間放置し、上澄
液を取除いた。(アルシアンブルーの沈澱によるグリコ
サミノグリカンの検出は、マイナスであった。) 得られた粘性のある沈澱物を、rTurraxJなる商
品名で販売されているホモジナイザーを使って5kgの
脱ミネラル水中に粉砕し拡散した後、15分間撹拌し、
沈澱物をデカンテーシロンで分離した。
沈澱物を1.7kgの水中に拡散して水溶性5N水酸化
ナトリウムをpHが安定して10になるまで加えた。
次に3時間半撹拌して、懸濁液を濾過した。濾液を8N
塩酸を使ってpHが7にした。キトサンから成る残渣を
1kgの水で洗浄した後乾燥した。洗浄水はpHを7に
調整した後に上記の濾液と混合した。
こうして得られた溶液を脱ミネラル化した水に対して連
続して透析して、透析液を40μmセルローズで濾過し
た後、蒸発により濃縮して凍結乾燥した。
凍結乾燥して得られた物質の重量は141gで、約9g
の水と127±5gのグリコサミングリカン(ヘキソサ
ミンのアッセイ)から成った。
ローリー法により蛋白質のアッセイを行った結果、次の
結果を得た。
−未精製のSGAG抽出物: BSA当量32%一凍結
乾燥物: BSA当量0.35%ビウレット法を使った
アッセイの結果は、未精製の抽出物が24%で凍結乾燥
物は検出可能な量(つまり0.5%以下)存在しなかっ
た。
丈息員ユ 上記と同じ工程を用いたが、キトサン溶液はpHが3.
5の酢酸中で得た。
又直逍ユ 実施例2と同じ工程を用いたが、酢酸の代りにp[I2
.8のギ酸を使った。
X立明1 実施例1と同じ工程を用いたが、SGAGとキトサン溶
液を純粋なギ酸を使って、pHが2.8になるまで、酸
化した。
裏鳳員玉 工程は実施例4と同じであったが、ギ酸の代りにpIl
3.5の酢酸を使った。
X鳳遇玉 工程は実施例1に同じである。
沈澱物は1.5gの水に拡散し、懸濁液にlli4gの
無水硫酸ナトリウムを激しく撹拌しながら加えた。
撹拌は24時間継続し、得られた粘性の媒質を濾過した
。析出物を0.8kgの水の中に拡散して2時間撹拌し
た後、懸濁液を遠心分離した。次に上澄み液を前回の上
澄み液と混合し、得られた溶液を5N水酸ナトリウム溶
液を使ってpH7にした。脱ミネラル化した水を連続し
て透析した後、溶液を40μmのセルローズを使って濾
過した。その後に凍結乾燥して、精製したSGAGをD
1sodlcの形態で得た。
第2回目の遠心分離で得た上記の析出物を2kgの水の
中に懸濁し、pHを5N水酸化ナトリウム溶液を使って
l1にまであげた。2時間撹拌したのち、懸濁液を濾過
するか遠心分離して、残留物を脱ξネ・ラル化した水で
、流出水が中性になるまで洗浄した。
実IU生ヱ 5kgのコンドロイチン4硫酸と6硫酸を、200 k
gの脱ミネラル化した水に溶解して得られた溶液を5N
塩酸を使ってpHを2にした。
溶液を、45分間撹拌した後、2s000gで連続して
遠心分離にかけた。キトサン溶液を清澄な上澄液に沈澱
が完了するまで加えた。
キトサン溶液は、精製したキトサン2.5 kgを、5
N塩酸を加えてpHを2に維持した脱ミネラル化した水
250 kgに溶解して、調製した。
析出した媒質を1時間撹拌し、液相を錯体をデカンテー
シロンで分離したのちとり除いた。固体状残渣には、p
H2の水15G kgを加えて、混合物を1時間撹拌し
、2,OOOgで連続して遠心分離にかけ、15〜20
kgの粘稠性のかたまりを得た。そのかたまりを50k
gの水に激しく撹拌しながら拡散し、無水硫酸ナトリウ
ムを1.8kg加えた。懸濁液を4時間撹拌して、pH
が安定して10になるまで6N水酸化ナトリウムの水溶
液を加えた。懸濁液を次に18時間撹拌して、混合物を
ろ過した。残留物を10kgの水に再び懸濁し2時間撹
拌した。濾過ののち、濾液を併せて、5NHclを使っ
てpllを7にした。次に脱ミネラル化した水を使って
連続して透析した。
透析液は40μmのセルローズを使って濾液したのち凍
結乾燥した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、硫酸グリコサミノグリカン(以下SGAGと略記す
    る)を少なくとも1種と、特に蛋白質とペプチドなどの
    アミノ基を有する不純物からなる出発錯体溶液からSG
    AGを、水溶性ポリアミン、特にキトサンと錯化させる
    ことにより選択的に析出させて分離するプロセスにおい
    て、 −第1析出段階では、水溶性ポリアミンを出発錯体媒質
    と混合すると同時に、混合物のpHを遊離カルボキシル
    基と不純物とSGAGイオン解離電位(ポテンシャル)
    (pKa)より低い値に維持し、基本的にはSGAGと
    水溶性ポリアミン間で析出イオン高分子錯体を選択的に
    得、 −第2塩析段階では、析出物の懸濁媒質中において、S
    GAGを可溶化すると同時にポリアミンを不溶状態に維
    持し、該懸濁媒質は中和剤、SGAGのイオン化カルボ
    キシル基、ポリアミンのイオン化アミン基と同時に含ん
    でおり、 水溶性ポリアミンは出発錯体媒質と析出物の懸濁媒質の
    両方に可溶であることを特徴とする硫酸グリコサミノグ
    リカンの分離プロセス 2、中和剤が、アルカリ性硫酸などの多価陰イオン塩で
    ある特許請求の範囲第1項に記載の硫酸グリコサミノグ
    リカンの分離プロセス 3、中和剤が、特に水酸化ナトリウム又は水酸化カリウ
    ムなどの、強塩基性無機物である特許請求の範囲第1項
    に記載の硫酸グリコサミノグリカンの分離プロセス 4、析出物懸濁媒質が塩基によりpH8.5〜11に維
    持されることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載
    の硫酸グリコサミノグリカンの分離プロセス 5、第2の塩析段階を2つのステップ、すなわち二価の
    塩を用いた第1の塩析と、アルカリ性塩析媒質を用いた
    第2のステップとして行うことを特徴とする特許請求の
    範囲第2及び3項に記載の硫酸グリコサミノグリカンの
    分離プロセス 6、ポリアミンが分子量50KD以上、アセチル化度が
    0から30%であるキトサンである特許請求の範囲第1
    項に記載の硫酸グリコサミノグリカンの分離プロセス 7、第1の析出段階が a)出発錯体媒質の酸性化を行ってそのpHを1乃至4
    に保ち b)pH1乃至4のポリアミンの酸性溶液を調製し、 c)酸性化した錯体媒質とポリアミン酸性溶液を撹拌に
    より混合することからなる特許請求の範囲第1項に記載
    の硫酸グリコサミノグリカンの分離プロセス 8、第2段階で得たSGAGを酸または塩基で中和し、
    次いで中和塩を溶液から分離して精製SGAG分を回収
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の硫
    酸グリコサミノグリカンの分離プロセス
JP1345006A 1989-01-05 1989-12-28 硫酸グリコサミノグリカンの分離プロセス Pending JPH0314801A (ja)

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FR8900564A FR2641281B1 (fr) 1989-01-05 1989-01-05 Procede de purification de polymeres naturels ou synthetiques en solution, hydrosolubles ou solubles en milieu hydro-alcoolique comportant des groupements sulfates
FR89/00564 1989-01-05

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US5116966A (en) 1992-05-26
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CA2007134A1 (fr) 1990-07-05
EP0378486A1 (fr) 1990-07-18

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