JPH0315080Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0315080Y2 JPH0315080Y2 JP12269687U JP12269687U JPH0315080Y2 JP H0315080 Y2 JPH0315080 Y2 JP H0315080Y2 JP 12269687 U JP12269687 U JP 12269687U JP 12269687 U JP12269687 U JP 12269687U JP H0315080 Y2 JPH0315080 Y2 JP H0315080Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- liquid flow
- lid
- flow pipe
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 49
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000012528 membrane Substances 0.000 claims 1
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 30
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 30
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 description 24
- 210000003734 kidney Anatomy 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000012634 fragment Substances 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 238000000502 dialysis Methods 0.000 description 4
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 3
- 229920002323 Silicone foam Polymers 0.000 description 2
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000036772 blood pressure Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000013514 silicone foam Substances 0.000 description 2
- 229920000181 Ethylene propylene rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000005062 Polybutadiene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 description 1
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000001802 infusion Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 1
- 229920002857 polybutadiene Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920005668 polycarbonate resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001195 polyisoprene Polymers 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
- 229920005749 polyurethane resin Polymers 0.000 description 1
- 239000005060 rubber Substances 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- 231100000331 toxic Toxicity 0.000 description 1
- 230000002588 toxic effect Effects 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、液体流通管接続部材に関し、さら
に詳しく言うと、たとえば人工腎臓装置の血液回
路と患者の血管とを接続する際に使用する透析用
留置針等の医療器具に特に好適に利用することの
できる液体流通管接続部材に関する。 〔従来の技術およびその問題点〕 たとえば、人工腎臓装置の血液回路と患者の血
管とを接続するには、一端を患者の血管内に挿入
したままで使用する留置針と血液回路の血液チユ
ーブ先端に設けた継手とを接続することにより行
なわれている。 この留置針としては、第7図に示すように樹脂
製の外筒針aと、この外筒針aの全長よりも長い
全長を有する金属製の内針(図示せず。)とから
なるものが知られている。この留置針は外筒針a
の先端を患者の血管内に臨ませた状態で留置する
ものであり、次のような手順で使用する。すなわ
ち、外筒針aの先端より内針の先端が突出する
ように、外筒針aの貫通孔b内へ図中の矢印の方
向から内針を挿入する。外筒針aの先端より突
出した内針の先端を患者の皮膚および血管に穿刺
挿入し、外筒針aの先端を血管内に案内する。
外筒針aの先端が血管内に達した後、内針を図中
の矢印の方向とは反対の方向に引き抜く。その
後、外筒針aに血液が満ちるのを待つてこの外筒
針aの接続端cに血液回路の継手を接続する。 しかし、この留置針においては、内針を抜去し
て外筒針aの接続端cに血液回路の継手を接続す
る際に、体内からの血液が外筒針aの接続端cか
ら溢れ出るのを防止するために、血管と血管内に
達した内針の先端とを圧迫しながら、この内針を
抜去しなければならずない。さらに、血液回路の
継手を接続する際に気泡が血管内に混入するのを
防止するために、前記圧迫を徐々にゆるめて、血
液を外筒針aの接続端cにまで満たし、その後、
迅速に、前記接続端cに血液回路の継手を接続し
なければならない。したがつて、第7図に示す留
置針においては、その操作に熟練を要するという
問題があつた。 そこで、この問題を解消するものとして、第8
図に示したような改良型の留置針が登場した。 この改良型の留置針は、外筒針aの接続端cに
弾性体からなる貫通管dを設け、且つ、この貫通
管dの開放端に着脱自在な栓eを取り付けてなる
ものであり、その使用にあたつては以下の操作を
行なう。まず、内針を栓eの表面から穿刺挿入
して、その先端が外筒針aの先端より突出するよ
うに外筒針a内に挿入する。外筒針aの先端よ
り突出した内針の先端を患者の皮膚および血管に
穿刺挿入して外筒針aの先端を血管内に案内す
る。外筒針aの先端が血管内に達した後、内針
を栓eから引き抜く。次いで、貫通管dの中間
部を、たとえば嵌子で挟む。その後、栓eを取
り外して貫通管dの開放端を露出させてから、ク
ランプを徐々に緩めて貫通管d内を血液で満た
す。貫通管d内が血液で満たされたら、開放端
に液体流通管を接続する。 しかしながら、この改良型の留置針において
は、内針を引き抜く際に血管と内針の針先とを圧
迫する操作は不要になつたものの、貫通管dのク
ランプが必要で操作が煩雑であるという問題は依
然として解消していない。また、液体流通管を接
続する際に栓eを取り外さなければならず、その
操作が煩雑であるという新たな問題を有してい
る。 〔考案の目的〕 この考案の目的は、前記問題を解消し、外部か
ら液体流通管を接続する際に、嵌子等によるクラ
ンプが不要であり、しかも特別のテクニツクを要
することなく容易に液体流通管を接続することの
できる液体流通管接続部材、特に留置針のような
医療器具に好適に利用することのできる液体流通
管接続部材を提供することにある。 〔前記目的を達成するための手段〕 前記目的を達成するために、この考案者が鋭意
検討を重ねた結果、接続端に特定の構造を有する
蓋を設けてなる液体流通管接続部材は、外部から
液体流通管を接続する際に、気泡抜きの操作や特
別のテクニツクを要することなく、容易に液体流
通管を接続することができることを見出して、こ
の考案に到達した。 すなわち、この考案の概要は、貫通管の一端開
口部の内周面に、液体流通管の端部を嵌合する装
着部を設けるとともに、同開口部を、弾性材から
なり、且つ、破断可能な蓋で覆つてなることを特
徴とする液体流通管接続部材である。 〔作用〕 この考案の液体流通管接続部材において、貫通
管の一端開口部の内周面には、たとえば人工腎臓
装置における血液回路の継手などの液体流通管を
嵌合する装着部を設けてあり、さらにこの装着部
は、弾性材からなり、且つ、破断可能な蓋で覆わ
れている。 したがつて、この考案の液体流通管接続部材と
液体貫通管とを接続するには、液体流通管の端部
で蓋を押し破り、そのまま液体流通管の端部を装
着部に嵌合すればよい。 液体流通管の端部で蓋を押し破ると、蓋が装着
部側に開いた状態となる。ここで、この蓋は弾性
材からなるので、蓋の破断片は蓋を閉じる方向に
シール力を有し、常時液体流通管に密着して液漏
れを防止するとともに液体流通管を装着部内に安
定に保持することとなる。 〔実施例〕 次に、この考案の実施例を示し、この考案につ
いてさらに具体的に説明する。 (実施例 1) 第1図は、この考案の一実施例である液体流通
管接続部材を示す断面図である。 第1図に示すように、たとえば塩化ビニル樹
脂、ポリカーボネート、ABS樹脂などの材質か
らなる貫通管1の一端開口部2には、人工腎臓装
置の血液回路の継手を嵌合する装着部3が設けて
ある。この装着部3は、一端開口部2の開口端4
に連続し、且つ、開口端4の口径と等しい口径を
有する破断片収納部5と、この破断片収納部5の
口径よりも小さく、且つ、血液回路の継手の嵌合
部の外径とほぼ同じ大きさの口径を有する狭小部
6とからなる。すなわち、血液回路の継手の嵌合
部は、その先端周縁が狭小部6の周壁に当接した
状態で装着部3に嵌合される。 一方、この装着部3は、たとえば塩化ビニル樹
脂、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、ポリウレタン、
クロロプレンラバー、ポリイソプレン、シリコー
ン発泡体などの弾性材からなる蓋7で覆つてあ
る。蓋7は貫通管1とは別体に形成してもよい
し、貫通管1と一体に形成してもよい。一体に形
成すれば、部品点数の増加を避けることができ
る。 第4図および第5図に示すように、この蓋7に
は、たとえばその膜面を極薄に形成してなる溝8
が形成してあり、この溝8に沿つて蓋7は破断可
能である。溝8は、たとえば第4図に示すような
十字状に形成してもよいし、第5図に示すよう
に、中心部(内針が挿通する部分)を避けて形成
してもよい。中心部を避けて形成した場合には、
内針が挿通する段階で蓋7が破断してしまう可能
性が低下し、内針が挿通したときの漏血を防ぐこ
とができる。また、この溝8を装着部3と反対側
の表面に形成すれば、たとえば人工腎臓透析装置
における血液回路の継手を嵌合させる際の蓋7を
破断する過程において、血圧により第2図中の矢
印の方向に押された空気は溝8に沿つて、貫通管
1の開口端4から排出される。また、この蓋7
を、たてえばシリコーン発泡体(例;「連泡フイ
ルター」、信越ポリマー(株)製)などのように気体
透過性を有すると同時に液体不透過性を有する材
質で形成した場合には、前記溝8を形成しなくて
も、貫通管1内の空気は漏血を伴なうことなく蓋
7より排出される。 この実施例において、貫通管1の一端開口部2
と反対側には外筒針9が形成してある。この外筒
針9は、透析用留置針であり、先端を患者の血管
内に挿入したままで留置して使用するものであ
る。外筒針9の形成に用いる材質としては、たと
えばポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂ポリ
エステル樹脂、テフロン樹脂、ポリウレタン樹脂
などが挙げられる。 この外筒針9の先端を患者の血管内に挿入する
には、外筒針9に、この外筒針9の全長よりも長
い全長を有する金属製の内針10を挿入し、この
内針10の先端に設けた穿刺部11で患者の皮膚
および血管を穿刺することにより外筒針9の先端
を血管内に案内する。すなわち、内針10を外筒
針9に挿入したときに、内針10の先端に設けた
穿刺部11は外筒針9の先端より突出することに
なるのであるが、この内針10の突出する部分の
長さ(第2図中、lで示す。)は、外筒針9の先
端が血管内に臨むとともに内針10の穿刺部11
が血管を突き破らない程度であることが好まし
い。内針10の突出する部分の長さlをこのよう
に設定するためには、第2図に示すように、内針
10の操作部12に位置決めフランジ13を設け
ておくのもよい。 この実施例の液体流通管において、内針10を
外筒針9に挿通するには、内針10の操作部12
を片手に持ち、穿刺部11で蓋7を穿刺して内針
10に設けた位置決めフランジ13が蓋7に当接
するまで内針10を押し込む。位置決めフランジ
13が蓋7に当接すると、内針10の穿刺部11
を含む先端が所定の長さだけ外筒針9の先端より
突出する。このとき、蓋7は未だ破断しない。 外筒針9の先端より突出した内針10の穿刺部
11で患者の皮膚および血管を穿刺すると、それ
に伴なつて外筒針9の先端が血管内に臨む。この
状態で内針10を蓋7の方向から引き抜くと、蓋
7はゴム弾性体であるので、針穴が塞がり、針穴
からの血液の流出を防ぐ。次に、血液が蓋7に達
する前に、第3図に示す人工腎臓装置の血液回路
の継手30を蓋7に強く押し当てると、蓋7が破
断して継手30の先端部31が貫通管1の装着部
3内に臨む。すると、貫通管1内に血圧と外気圧
との圧力差が生じるので、外筒針9内に血液が流
入し、この血液は貫通管1内の空気を一端開口部
2側に押しやりながら、なおも流入を続ける。し
たがつて、貫通管1内の空気は、蓋7の破断片に
残存する溝8に沿つて、開口端4から排出され
る。なお、この蓋7が気体透過性を有すると同時
に液体不透過性を有する材質からなる場合には、
内針10を引き抜くだけで、貫通管1内の空気は
蓋7から排出される。 貫通管1内の空気が全て排出された後に、血液
回路の継手をさらに押し込むと、蓋7の破断片は
破断片収納部5に収納されるので、この破断片が
装着部3への継手の嵌合を妨げることはない。し
かも、この破断片は弾性材よりなるので、蓋7を
閉じる方向にシール力を有し、継手の外周に密着
して継手を安定に保持するとともに継手と破断片
との接触面からの漏血を防止する。 継手30の先端部31が、貫通管1の狭小部6
の周端部に当接すれば、血液回路の継手30と貫
通管1との接続が完了する。 以上に詳述したように、この考案の液体流通管
接続部材によると、液体流通管の先端で蓋7を押
し破り、装着部3に嵌合するだけで、液体流通管
を接続することができ、従来の接続部材のように
接続の際に特別のテクニツクを要したり、面倒な
気泡抜きの操作を要したりすることなく、しかも
液漏れの心配がない。 (実施例 2) 第6図は、この考案の他の実施例である液体流
通管接続部材の説明図である。 第6図に示すように、この実施例においては、
前記実施例1における針を必要とせずに、貫通管
1を分岐管に形成してある。すなわち、この貫通
管1は、直線状の貫通孔40とこの貫通孔40に
交わる分岐貫通孔41とを有し、分岐貫通孔41
の一端開口部2には、前記実施例1と同様の蓋7
を設けてなるものである。 この実施例における液体流通管接続部材は、た
とえば点滴チユーブと人工腎臓装置の血液回路の
継手との接続などの医療器具分野に好適に用いる
ことができる。また、液体流通管の接続が液体に
触れずに行なえるので、たとえば毒性を有する液
体の流通管と廃液チユーブとの接続などのように
医療器具以外の分野にも好適に用いることができ
る。 〔考案の効果〕 この考案によると、 (1) 一端開口部を、弾性材からなり、且つ、破断
可能な蓋で覆つてあるので、液体流通管を接続
する際に液体流通管の先端で蓋を押し破つてそ
のまま嵌合すれば、接続が完了し、 (2) したがつて、従来の液体流通管接続部材のよ
うに液体流通管を接続する際に、蓋を取り外す
必要がないので、操作が容易であり、 (3) しかも、たとえば人工腎臓透析装置の血液回
路と患者の血管とを接続する際に使用する留置
針に形成すれば、面倒なクランプの操作や気泡
抜きの操作が不要となるので、その取り扱いが
きわめて容易になる、 等の種々の利点を有する液体流通管接続部材を
提供することができる。
に詳しく言うと、たとえば人工腎臓装置の血液回
路と患者の血管とを接続する際に使用する透析用
留置針等の医療器具に特に好適に利用することの
できる液体流通管接続部材に関する。 〔従来の技術およびその問題点〕 たとえば、人工腎臓装置の血液回路と患者の血
管とを接続するには、一端を患者の血管内に挿入
したままで使用する留置針と血液回路の血液チユ
ーブ先端に設けた継手とを接続することにより行
なわれている。 この留置針としては、第7図に示すように樹脂
製の外筒針aと、この外筒針aの全長よりも長い
全長を有する金属製の内針(図示せず。)とから
なるものが知られている。この留置針は外筒針a
の先端を患者の血管内に臨ませた状態で留置する
ものであり、次のような手順で使用する。すなわ
ち、外筒針aの先端より内針の先端が突出する
ように、外筒針aの貫通孔b内へ図中の矢印の方
向から内針を挿入する。外筒針aの先端より突
出した内針の先端を患者の皮膚および血管に穿刺
挿入し、外筒針aの先端を血管内に案内する。
外筒針aの先端が血管内に達した後、内針を図中
の矢印の方向とは反対の方向に引き抜く。その
後、外筒針aに血液が満ちるのを待つてこの外筒
針aの接続端cに血液回路の継手を接続する。 しかし、この留置針においては、内針を抜去し
て外筒針aの接続端cに血液回路の継手を接続す
る際に、体内からの血液が外筒針aの接続端cか
ら溢れ出るのを防止するために、血管と血管内に
達した内針の先端とを圧迫しながら、この内針を
抜去しなければならずない。さらに、血液回路の
継手を接続する際に気泡が血管内に混入するのを
防止するために、前記圧迫を徐々にゆるめて、血
液を外筒針aの接続端cにまで満たし、その後、
迅速に、前記接続端cに血液回路の継手を接続し
なければならない。したがつて、第7図に示す留
置針においては、その操作に熟練を要するという
問題があつた。 そこで、この問題を解消するものとして、第8
図に示したような改良型の留置針が登場した。 この改良型の留置針は、外筒針aの接続端cに
弾性体からなる貫通管dを設け、且つ、この貫通
管dの開放端に着脱自在な栓eを取り付けてなる
ものであり、その使用にあたつては以下の操作を
行なう。まず、内針を栓eの表面から穿刺挿入
して、その先端が外筒針aの先端より突出するよ
うに外筒針a内に挿入する。外筒針aの先端よ
り突出した内針の先端を患者の皮膚および血管に
穿刺挿入して外筒針aの先端を血管内に案内す
る。外筒針aの先端が血管内に達した後、内針
を栓eから引き抜く。次いで、貫通管dの中間
部を、たとえば嵌子で挟む。その後、栓eを取
り外して貫通管dの開放端を露出させてから、ク
ランプを徐々に緩めて貫通管d内を血液で満た
す。貫通管d内が血液で満たされたら、開放端
に液体流通管を接続する。 しかしながら、この改良型の留置針において
は、内針を引き抜く際に血管と内針の針先とを圧
迫する操作は不要になつたものの、貫通管dのク
ランプが必要で操作が煩雑であるという問題は依
然として解消していない。また、液体流通管を接
続する際に栓eを取り外さなければならず、その
操作が煩雑であるという新たな問題を有してい
る。 〔考案の目的〕 この考案の目的は、前記問題を解消し、外部か
ら液体流通管を接続する際に、嵌子等によるクラ
ンプが不要であり、しかも特別のテクニツクを要
することなく容易に液体流通管を接続することの
できる液体流通管接続部材、特に留置針のような
医療器具に好適に利用することのできる液体流通
管接続部材を提供することにある。 〔前記目的を達成するための手段〕 前記目的を達成するために、この考案者が鋭意
検討を重ねた結果、接続端に特定の構造を有する
蓋を設けてなる液体流通管接続部材は、外部から
液体流通管を接続する際に、気泡抜きの操作や特
別のテクニツクを要することなく、容易に液体流
通管を接続することができることを見出して、こ
の考案に到達した。 すなわち、この考案の概要は、貫通管の一端開
口部の内周面に、液体流通管の端部を嵌合する装
着部を設けるとともに、同開口部を、弾性材から
なり、且つ、破断可能な蓋で覆つてなることを特
徴とする液体流通管接続部材である。 〔作用〕 この考案の液体流通管接続部材において、貫通
管の一端開口部の内周面には、たとえば人工腎臓
装置における血液回路の継手などの液体流通管を
嵌合する装着部を設けてあり、さらにこの装着部
は、弾性材からなり、且つ、破断可能な蓋で覆わ
れている。 したがつて、この考案の液体流通管接続部材と
液体貫通管とを接続するには、液体流通管の端部
で蓋を押し破り、そのまま液体流通管の端部を装
着部に嵌合すればよい。 液体流通管の端部で蓋を押し破ると、蓋が装着
部側に開いた状態となる。ここで、この蓋は弾性
材からなるので、蓋の破断片は蓋を閉じる方向に
シール力を有し、常時液体流通管に密着して液漏
れを防止するとともに液体流通管を装着部内に安
定に保持することとなる。 〔実施例〕 次に、この考案の実施例を示し、この考案につ
いてさらに具体的に説明する。 (実施例 1) 第1図は、この考案の一実施例である液体流通
管接続部材を示す断面図である。 第1図に示すように、たとえば塩化ビニル樹
脂、ポリカーボネート、ABS樹脂などの材質か
らなる貫通管1の一端開口部2には、人工腎臓装
置の血液回路の継手を嵌合する装着部3が設けて
ある。この装着部3は、一端開口部2の開口端4
に連続し、且つ、開口端4の口径と等しい口径を
有する破断片収納部5と、この破断片収納部5の
口径よりも小さく、且つ、血液回路の継手の嵌合
部の外径とほぼ同じ大きさの口径を有する狭小部
6とからなる。すなわち、血液回路の継手の嵌合
部は、その先端周縁が狭小部6の周壁に当接した
状態で装着部3に嵌合される。 一方、この装着部3は、たとえば塩化ビニル樹
脂、シリコーンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴ
ム、エチレン−プロピレンゴム、ポリウレタン、
クロロプレンラバー、ポリイソプレン、シリコー
ン発泡体などの弾性材からなる蓋7で覆つてあ
る。蓋7は貫通管1とは別体に形成してもよい
し、貫通管1と一体に形成してもよい。一体に形
成すれば、部品点数の増加を避けることができ
る。 第4図および第5図に示すように、この蓋7に
は、たとえばその膜面を極薄に形成してなる溝8
が形成してあり、この溝8に沿つて蓋7は破断可
能である。溝8は、たとえば第4図に示すような
十字状に形成してもよいし、第5図に示すよう
に、中心部(内針が挿通する部分)を避けて形成
してもよい。中心部を避けて形成した場合には、
内針が挿通する段階で蓋7が破断してしまう可能
性が低下し、内針が挿通したときの漏血を防ぐこ
とができる。また、この溝8を装着部3と反対側
の表面に形成すれば、たとえば人工腎臓透析装置
における血液回路の継手を嵌合させる際の蓋7を
破断する過程において、血圧により第2図中の矢
印の方向に押された空気は溝8に沿つて、貫通管
1の開口端4から排出される。また、この蓋7
を、たてえばシリコーン発泡体(例;「連泡フイ
ルター」、信越ポリマー(株)製)などのように気体
透過性を有すると同時に液体不透過性を有する材
質で形成した場合には、前記溝8を形成しなくて
も、貫通管1内の空気は漏血を伴なうことなく蓋
7より排出される。 この実施例において、貫通管1の一端開口部2
と反対側には外筒針9が形成してある。この外筒
針9は、透析用留置針であり、先端を患者の血管
内に挿入したままで留置して使用するものであ
る。外筒針9の形成に用いる材質としては、たと
えばポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂ポリ
エステル樹脂、テフロン樹脂、ポリウレタン樹脂
などが挙げられる。 この外筒針9の先端を患者の血管内に挿入する
には、外筒針9に、この外筒針9の全長よりも長
い全長を有する金属製の内針10を挿入し、この
内針10の先端に設けた穿刺部11で患者の皮膚
および血管を穿刺することにより外筒針9の先端
を血管内に案内する。すなわち、内針10を外筒
針9に挿入したときに、内針10の先端に設けた
穿刺部11は外筒針9の先端より突出することに
なるのであるが、この内針10の突出する部分の
長さ(第2図中、lで示す。)は、外筒針9の先
端が血管内に臨むとともに内針10の穿刺部11
が血管を突き破らない程度であることが好まし
い。内針10の突出する部分の長さlをこのよう
に設定するためには、第2図に示すように、内針
10の操作部12に位置決めフランジ13を設け
ておくのもよい。 この実施例の液体流通管において、内針10を
外筒針9に挿通するには、内針10の操作部12
を片手に持ち、穿刺部11で蓋7を穿刺して内針
10に設けた位置決めフランジ13が蓋7に当接
するまで内針10を押し込む。位置決めフランジ
13が蓋7に当接すると、内針10の穿刺部11
を含む先端が所定の長さだけ外筒針9の先端より
突出する。このとき、蓋7は未だ破断しない。 外筒針9の先端より突出した内針10の穿刺部
11で患者の皮膚および血管を穿刺すると、それ
に伴なつて外筒針9の先端が血管内に臨む。この
状態で内針10を蓋7の方向から引き抜くと、蓋
7はゴム弾性体であるので、針穴が塞がり、針穴
からの血液の流出を防ぐ。次に、血液が蓋7に達
する前に、第3図に示す人工腎臓装置の血液回路
の継手30を蓋7に強く押し当てると、蓋7が破
断して継手30の先端部31が貫通管1の装着部
3内に臨む。すると、貫通管1内に血圧と外気圧
との圧力差が生じるので、外筒針9内に血液が流
入し、この血液は貫通管1内の空気を一端開口部
2側に押しやりながら、なおも流入を続ける。し
たがつて、貫通管1内の空気は、蓋7の破断片に
残存する溝8に沿つて、開口端4から排出され
る。なお、この蓋7が気体透過性を有すると同時
に液体不透過性を有する材質からなる場合には、
内針10を引き抜くだけで、貫通管1内の空気は
蓋7から排出される。 貫通管1内の空気が全て排出された後に、血液
回路の継手をさらに押し込むと、蓋7の破断片は
破断片収納部5に収納されるので、この破断片が
装着部3への継手の嵌合を妨げることはない。し
かも、この破断片は弾性材よりなるので、蓋7を
閉じる方向にシール力を有し、継手の外周に密着
して継手を安定に保持するとともに継手と破断片
との接触面からの漏血を防止する。 継手30の先端部31が、貫通管1の狭小部6
の周端部に当接すれば、血液回路の継手30と貫
通管1との接続が完了する。 以上に詳述したように、この考案の液体流通管
接続部材によると、液体流通管の先端で蓋7を押
し破り、装着部3に嵌合するだけで、液体流通管
を接続することができ、従来の接続部材のように
接続の際に特別のテクニツクを要したり、面倒な
気泡抜きの操作を要したりすることなく、しかも
液漏れの心配がない。 (実施例 2) 第6図は、この考案の他の実施例である液体流
通管接続部材の説明図である。 第6図に示すように、この実施例においては、
前記実施例1における針を必要とせずに、貫通管
1を分岐管に形成してある。すなわち、この貫通
管1は、直線状の貫通孔40とこの貫通孔40に
交わる分岐貫通孔41とを有し、分岐貫通孔41
の一端開口部2には、前記実施例1と同様の蓋7
を設けてなるものである。 この実施例における液体流通管接続部材は、た
とえば点滴チユーブと人工腎臓装置の血液回路の
継手との接続などの医療器具分野に好適に用いる
ことができる。また、液体流通管の接続が液体に
触れずに行なえるので、たとえば毒性を有する液
体の流通管と廃液チユーブとの接続などのように
医療器具以外の分野にも好適に用いることができ
る。 〔考案の効果〕 この考案によると、 (1) 一端開口部を、弾性材からなり、且つ、破断
可能な蓋で覆つてあるので、液体流通管を接続
する際に液体流通管の先端で蓋を押し破つてそ
のまま嵌合すれば、接続が完了し、 (2) したがつて、従来の液体流通管接続部材のよ
うに液体流通管を接続する際に、蓋を取り外す
必要がないので、操作が容易であり、 (3) しかも、たとえば人工腎臓透析装置の血液回
路と患者の血管とを接続する際に使用する留置
針に形成すれば、面倒なクランプの操作や気泡
抜きの操作が不要となるので、その取り扱いが
きわめて容易になる、 等の種々の利点を有する液体流通管接続部材を
提供することができる。
第1図は、この考案の液体流通管接続部材の一
例を示す断面図、第2図および第3図は同じくそ
の使用状態を示す説明図、第4図はこの考案の液
体流通管における蓋の一例を示す説明図、第5図
は同じく他の例を示す説明図、第6図はこの考案
の液体流通管接続部材の他の一例を示す説明図、
第7図および第8図はそれぞれ従来の液体流通管
接続部材の一例を示す断面図である。 1……貫通管、2……一端開口部、3……装着
部、7……蓋。
例を示す断面図、第2図および第3図は同じくそ
の使用状態を示す説明図、第4図はこの考案の液
体流通管における蓋の一例を示す説明図、第5図
は同じく他の例を示す説明図、第6図はこの考案
の液体流通管接続部材の他の一例を示す説明図、
第7図および第8図はそれぞれ従来の液体流通管
接続部材の一例を示す断面図である。 1……貫通管、2……一端開口部、3……装着
部、7……蓋。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 貫通管の一端開口部の内周面に、液体流通管
の端部を嵌合する装着部を設けるとともに、同
開口部を、弾性材からなり、且つ、破断可能な
蓋で覆つてなることを特徴とする液体流通管接
続部材。 (2) 前記貫通管の他端が針を形成する実用新案登
録請求の範囲第1項に記載の液体流通管接続部
材。 (3) 前記蓋がその膜面を極薄に形成してなる溝を
有する実用新案登録請求の範囲第1項または第
2項に記載の液体流通管接続部材。 (4) 前記蓋が気体透過性を有するとともに液体不
透過性を有する材料からなる実用新案登録請求
の範囲第1項または第2項に記載の液体流通管
接続部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12269687U JPH0315080Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12269687U JPH0315080Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6428656U JPS6428656U (ja) | 1989-02-20 |
| JPH0315080Y2 true JPH0315080Y2 (ja) | 1991-04-03 |
Family
ID=31370866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12269687U Expired JPH0315080Y2 (ja) | 1987-08-10 | 1987-08-10 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0315080Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5032116A (en) * | 1991-01-09 | 1991-07-16 | Becton, Dickinson And Company | Flashback plug |
| JP2004041492A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Scitec Kk | 医療用針 |
-
1987
- 1987-08-10 JP JP12269687U patent/JPH0315080Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6428656U (ja) | 1989-02-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4149535A (en) | Catheter holding device | |
| US3766916A (en) | Y stylet catheter placement assembly | |
| US5984895A (en) | Vascular blood flashback containment device with improved sealing capability | |
| US4386622A (en) | Breakaway valve | |
| JP4866356B2 (ja) | 雄型コネクタ弁を有する針なし採血装置 | |
| JPH03505988A (ja) | 溶液袋用の折れやすいスパイク・コネクタ | |
| JP2006503646A (ja) | 予め充填され封着された医薬バッグ、ポートおよびバッグと投与セットとの間の流体連絡を確立するための方法 | |
| JPS6219170B2 (ja) | ||
| JPS62189042A (ja) | 生検密封装置と密封可能取付部品 | |
| GB1582914A (en) | Coupling device for conduits | |
| JP2004528127A (ja) | 低抵抗の隔壁を有するカテーテル | |
| WO2001001853A1 (en) | Apparatus and method for collecting blood samples | |
| JPS6251632B2 (ja) | ||
| JP2002000722A (ja) | チューブ、継管具、接続口作製具および継管システム | |
| GB2060399A (en) | Peritoneal dialysis equipment | |
| JPH0315080Y2 (ja) | ||
| EP1834657A1 (en) | Holder for medical treatment | |
| JPH0621489Y2 (ja) | 液体流通管接続部材 | |
| JP4173831B2 (ja) | サンプリングデバイス | |
| JPS6235780B2 (ja) | ||
| JP4007681B2 (ja) | 翼付採血針 | |
| JPH0639724Y2 (ja) | 液体流通管接続部材 | |
| JPH0426110Y2 (ja) | ||
| US6042566A (en) | Intravenous injection apparatus | |
| JP3084700B2 (ja) | コネクタ−クランプ |