JPH0315539Y2 - - Google Patents
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- JPH0315539Y2 JPH0315539Y2 JP10151784U JP10151784U JPH0315539Y2 JP H0315539 Y2 JPH0315539 Y2 JP H0315539Y2 JP 10151784 U JP10151784 U JP 10151784U JP 10151784 U JP10151784 U JP 10151784U JP H0315539 Y2 JPH0315539 Y2 JP H0315539Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は炭化水素の熱分解装置に係り、特にナ
フサ等の炭化水素を熱分解してエチレン、プロピ
レン等のオレフインを製造するための熱分解装置
に関する。
フサ等の炭化水素を熱分解してエチレン、プロピ
レン等のオレフインを製造するための熱分解装置
に関する。
ナフサ等の炭化水素を熱分解してエチレン、プ
ロピレン等のオレフインを製造するに際しては、
エチレンの収率をできるだけ高くし、かつプロピ
レンの収率の減少はできるだけ小さくすることが
要望されている。このため、特にエチレンの収率
を向上させるために、熱分解炉での反応温度を高
くしたり反応管内での炭化水素分圧を低くし、ま
た分解ガスの滞留時間を短かく等の反応コイルの
開発が進められている。
ロピレン等のオレフインを製造するに際しては、
エチレンの収率をできるだけ高くし、かつプロピ
レンの収率の減少はできるだけ小さくすることが
要望されている。このため、特にエチレンの収率
を向上させるために、熱分解炉での反応温度を高
くしたり反応管内での炭化水素分圧を低くし、ま
た分解ガスの滞留時間を短かく等の反応コイルの
開発が進められている。
炭化水素の熱分解炉においては、反応コイルで
所定の温度まで加熱され熱分解した分解ガスは、
分解ガスの過分解・2次反応を凍結するために、
後続の急冷熱交換器に導き、できるだけ早く急冷
する必要がある。第7図は、この過程を示したも
のである。第7図に示すように分解炉反応コイル
と急冷熱交換器とはその機能が全く逆であるた
め、分解炉反応コイルの改良はなされてもその構
造的制約によつて分解炉反応コイルと急冷熱交換
器とを接続するための断熱された高温配管部が必
要となる。
所定の温度まで加熱され熱分解した分解ガスは、
分解ガスの過分解・2次反応を凍結するために、
後続の急冷熱交換器に導き、できるだけ早く急冷
する必要がある。第7図は、この過程を示したも
のである。第7図に示すように分解炉反応コイル
と急冷熱交換器とはその機能が全く逆であるた
め、分解炉反応コイルの改良はなされてもその構
造的制約によつて分解炉反応コイルと急冷熱交換
器とを接続するための断熱された高温配管部が必
要となる。
第5図および第6図は上記のような断熱された
高温配管部を有する従来の熱分解炉の例を示して
いる。第5図においてバーナ2が備えられた分解
炉燃焼室1に設置された複数の反応管3を集合さ
せ、外周面に断熱保温層4が設けられた高温配管
5を介して分解ガスを多管式の急冷熱交換器6に
導くようになつている。第6図においては、複数
の反応管3の出口部をそのまま延長し、外周面に
断熱保温層4が設けられた複数の高温配管5を介
して分解ガスを複数の2重管式の急冷熱交換器7
に導き、次いで熱交換器8に導くようになつてい
る。
高温配管部を有する従来の熱分解炉の例を示して
いる。第5図においてバーナ2が備えられた分解
炉燃焼室1に設置された複数の反応管3を集合さ
せ、外周面に断熱保温層4が設けられた高温配管
5を介して分解ガスを多管式の急冷熱交換器6に
導くようになつている。第6図においては、複数
の反応管3の出口部をそのまま延長し、外周面に
断熱保温層4が設けられた複数の高温配管5を介
して分解ガスを複数の2重管式の急冷熱交換器7
に導き、次いで熱交換器8に導くようになつてい
る。
しかしながら、このような従来の熱分解炉で
は、断熱保温層4が設けられた高温配管5の部
分、すなわち断熱領域で分解ガスの過分解、2次
反応が進行する。この結果、反応コイルおよび原
料ガスの分解条件にもよるが、反応コイルをでた
分解ガスが、前記した断熱領域および急冷熱交換
器を通過し、過分解が停止する温度に冷却される
までに第7図に示すようにエチレンの収率は1〜
2%増加するが、プロピレンの収率は3〜5%と
大巾に低下し、付加価値の低いメタンや水素ガス
の収率が上がることになる。
は、断熱保温層4が設けられた高温配管5の部
分、すなわち断熱領域で分解ガスの過分解、2次
反応が進行する。この結果、反応コイルおよび原
料ガスの分解条件にもよるが、反応コイルをでた
分解ガスが、前記した断熱領域および急冷熱交換
器を通過し、過分解が停止する温度に冷却される
までに第7図に示すようにエチレンの収率は1〜
2%増加するが、プロピレンの収率は3〜5%と
大巾に低下し、付加価値の低いメタンや水素ガス
の収率が上がることになる。
一方、分解ガスの過分解、2次反応を凍結する
ために断熱領域を設ける代りに高温配管に相当す
る部分を一般的なバーナを有する燃焼室内に収納
すると、次のような問題が生ずる。すなわち、第
5図に示す高温配管は直径が8〜12インチ程度で
あり、第6図に示す高温配管では直径4〜6イン
チ程度が一般的であり、熱分解炉内の反応管寸法
に比べて大口径となる。このような大口径で、か
つ高い分解反応温度(約860℃)に維持するため
の高温配管部を一般的なバーナを有する燃焼室内
に収納すると、伝熱効果が悪く、局部的な過熱を
誘発し、コーキングを促進したり、材料の劣化、
寿命短縮を招くことになり、一方このような点を
避けるために大型の燃焼室とすると反応管と急冷
熱交換器の接続が困難となるため、高温配管部分
を炉外に取り出し、前記した断熱保温層を有する
高温配管部としているのが現状である。
ために断熱領域を設ける代りに高温配管に相当す
る部分を一般的なバーナを有する燃焼室内に収納
すると、次のような問題が生ずる。すなわち、第
5図に示す高温配管は直径が8〜12インチ程度で
あり、第6図に示す高温配管では直径4〜6イン
チ程度が一般的であり、熱分解炉内の反応管寸法
に比べて大口径となる。このような大口径で、か
つ高い分解反応温度(約860℃)に維持するため
の高温配管部を一般的なバーナを有する燃焼室内
に収納すると、伝熱効果が悪く、局部的な過熱を
誘発し、コーキングを促進したり、材料の劣化、
寿命短縮を招くことになり、一方このような点を
避けるために大型の燃焼室とすると反応管と急冷
熱交換器の接続が困難となるため、高温配管部分
を炉外に取り出し、前記した断熱保温層を有する
高温配管部としているのが現状である。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、エチレンの収率を高く維持しながら、プロ
ピレンの収率の減少を小さくすることができる炭
化水素の熱分解装置を提供することにある。
くし、エチレンの収率を高く維持しながら、プロ
ピレンの収率の減少を小さくすることができる炭
化水素の熱分解装置を提供することにある。
本考案は、熱分解炉内の反応管と急冷熱交換器
とを接続する配管部分に触媒による燃焼装置を設
け、この配管部分を必要な反応温度に制御できる
反応管として使用し、かつ急冷熱交換器に直接接
続すことによつて上記した目的を一挙に解決した
ものである。
とを接続する配管部分に触媒による燃焼装置を設
け、この配管部分を必要な反応温度に制御できる
反応管として使用し、かつ急冷熱交換器に直接接
続すことによつて上記した目的を一挙に解決した
ものである。
以下、添付図面に基づいて本考案の実施例を説
明する。
明する。
第1図および第2図はそれぞれ本考案の実施例
を示し、第1図において分解炉燃焼室1内の反応
管3は高温配管9を介して急冷熱交換器6と接続
され、高温配管9の外周囲には煙管10が取り付
けられている。煙管10と分解炉燃焼室1との接
続部には耐熱性の伸縮継手11が配設され、煙管
10の急冷熱交換器6に近接する位置に燃料ガス
ノズル12と空気ノズル13が取り付けられてい
る。図中、14は燃焼触媒充填層であつて、煙管
10に円環状に設けられ、煙管10の外周囲には
断熱保温層15が設けられている。
を示し、第1図において分解炉燃焼室1内の反応
管3は高温配管9を介して急冷熱交換器6と接続
され、高温配管9の外周囲には煙管10が取り付
けられている。煙管10と分解炉燃焼室1との接
続部には耐熱性の伸縮継手11が配設され、煙管
10の急冷熱交換器6に近接する位置に燃料ガス
ノズル12と空気ノズル13が取り付けられてい
る。図中、14は燃焼触媒充填層であつて、煙管
10に円環状に設けられ、煙管10の外周囲には
断熱保温層15が設けられている。
このような炭化水素の熱分解炉において、反応
管3からの分解ガスは、高温配管9を介して急冷
熱交換器6に導入される。このとき分解炉燃焼室
1に設置されたバーナ2に供給される燃料ガスの
一部が燃料ガスノズル12から導入され、空気ノ
ズル13から燃焼用空気が導入される。燃焼用空
気と燃料ガスとの比が制御され、これらの混合ガ
スが燃焼触媒充填層14に導入され、燃料ガスが
燃焼する。この燃焼ガスは煙管10内を流動して
高温配管部9内の分解ガスと熱交換し、伸縮継手
11を介して分解炉燃焼室1に導かれ、原料ガス
の予熱用として熱回収される。
管3からの分解ガスは、高温配管9を介して急冷
熱交換器6に導入される。このとき分解炉燃焼室
1に設置されたバーナ2に供給される燃料ガスの
一部が燃料ガスノズル12から導入され、空気ノ
ズル13から燃焼用空気が導入される。燃焼用空
気と燃料ガスとの比が制御され、これらの混合ガ
スが燃焼触媒充填層14に導入され、燃料ガスが
燃焼する。この燃焼ガスは煙管10内を流動して
高温配管部9内の分解ガスと熱交換し、伸縮継手
11を介して分解炉燃焼室1に導かれ、原料ガス
の予熱用として熱回収される。
第2図において第1図に示す装置と異なる点
は、第1図に示す装置は高温配管9が分解炉燃焼
室1内の各反応管3を集合したものであるのに対
し、第2図に示す装置では分解炉燃焼室1内の各
反応管3をそれぞれ延長して各高温配管9とし、
それぞれの高温配管9に対し、第1図と同様の燃
焼触媒による加熱領域としていることである。し
たがつて第2図において、第1図に示す部材に相
当する部材は同一符号で示している。
は、第1図に示す装置は高温配管9が分解炉燃焼
室1内の各反応管3を集合したものであるのに対
し、第2図に示す装置では分解炉燃焼室1内の各
反応管3をそれぞれ延長して各高温配管9とし、
それぞれの高温配管9に対し、第1図と同様の燃
焼触媒による加熱領域としていることである。し
たがつて第2図において、第1図に示す部材に相
当する部材は同一符号で示している。
第2図に示す装置では、各々の高温配管9毎に
第1図に示す操作が行なわれる。
第1図に示す操作が行なわれる。
第1図および第2図に示す装置では、高温配管
部を反応管としての機能を有するように使用する
ことができ、直接急冷熱交換器と接続できるとと
もに燃焼触媒による加熱方式を採用しているため
加熱用燃焼ガスは短時間で燃焼反応し、しかも空
気−燃焼比制御によつて燃焼温度を所定の反応温
度レベルにコントロールすることができる。この
ため、高温配管9の出口付近の分解ガス温度を反
応に必要な温度に容易にかつ正確に制御できるの
で第4図に示すようにエチレン収率を高く維持し
つつプロピレン収率の低下を小さくすることがで
き、また分解ガスのコーキングを避けることがで
きるとともに従来の断熱配管部を省き、高温配管
部を反応管として利用できるので装置をコンパク
トにでき、しかも分解炉燃焼室内の反応管を短か
くすることができる。
部を反応管としての機能を有するように使用する
ことができ、直接急冷熱交換器と接続できるとと
もに燃焼触媒による加熱方式を採用しているため
加熱用燃焼ガスは短時間で燃焼反応し、しかも空
気−燃焼比制御によつて燃焼温度を所定の反応温
度レベルにコントロールすることができる。この
ため、高温配管9の出口付近の分解ガス温度を反
応に必要な温度に容易にかつ正確に制御できるの
で第4図に示すようにエチレン収率を高く維持し
つつプロピレン収率の低下を小さくすることがで
き、また分解ガスのコーキングを避けることがで
きるとともに従来の断熱配管部を省き、高温配管
部を反応管として利用できるので装置をコンパク
トにでき、しかも分解炉燃焼室内の反応管を短か
くすることができる。
因みに高温配管部分を分解炉燃焼室からの発ガ
スによつて加熱する場合、分解反応温度を約860
℃と高く維持し、かつ伝熱効果の悪い大口径管の
局部加熱を防ぐためには極めて限られた廃ガス温
度レベルが要求されるため導入する廃ガス温度を
制御するための大規模の設備が必要となる。
スによつて加熱する場合、分解反応温度を約860
℃と高く維持し、かつ伝熱効果の悪い大口径管の
局部加熱を防ぐためには極めて限られた廃ガス温
度レベルが要求されるため導入する廃ガス温度を
制御するための大規模の設備が必要となる。
以上のように本考案の炭化水素の熱分解装置に
よれば、コンパクトな装置で分解ガスのコーキン
グ等を発生させることなく、エチレン収率を高く
維持したままでプロピレンの収率の低下を小さく
することができる。
よれば、コンパクトな装置で分解ガスのコーキン
グ等を発生させることなく、エチレン収率を高く
維持したままでプロピレンの収率の低下を小さく
することができる。
第1図は本考案にかかる炭化水素の熱分解装置
の一実施例を示す概略的構成図、第2図は本考案
にかかる炭化水素の熱分解装置の他の実施例を示
す概略的構成図、第3図は第1図のA−A線に沿
う断面図、第4図は第1図および第2図に示す装
置における分解ガスの流れ方向(滞留時間)に従
つた、分解ガスの温度、エチレンおよびプロピレ
ンの収率の変化過程を示すグラフ、第5図および
第6図はそれぞれ従来の炭化水素の熱分解装置を
示す概略的構成図、第7図は第5図および第6図
における分解ガスの流れ方向(滞留時間)に従つ
た、分解ガスの温度、エチレンおよびプロピレン
の収率の変化過程を示すグラフである。 1……分解炉燃焼室、2……バーナ、3……反
応管、4,15……断熱保温層、5,9……高温
配管、6,7……急冷熱交換器、8……熱交換
器、10……煙管、11……伸縮継手、12……
燃料ガスノズル、13……空気ノズル、14……
燃焼触媒充填層。
の一実施例を示す概略的構成図、第2図は本考案
にかかる炭化水素の熱分解装置の他の実施例を示
す概略的構成図、第3図は第1図のA−A線に沿
う断面図、第4図は第1図および第2図に示す装
置における分解ガスの流れ方向(滞留時間)に従
つた、分解ガスの温度、エチレンおよびプロピレ
ンの収率の変化過程を示すグラフ、第5図および
第6図はそれぞれ従来の炭化水素の熱分解装置を
示す概略的構成図、第7図は第5図および第6図
における分解ガスの流れ方向(滞留時間)に従つ
た、分解ガスの温度、エチレンおよびプロピレン
の収率の変化過程を示すグラフである。 1……分解炉燃焼室、2……バーナ、3……反
応管、4,15……断熱保温層、5,9……高温
配管、6,7……急冷熱交換器、8……熱交換
器、10……煙管、11……伸縮継手、12……
燃料ガスノズル、13……空気ノズル、14……
燃焼触媒充填層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 炭化水素の熱分解炉内の反応管と、該反応管
内の分解ガスを急冷するための熱交換器とを連
結する高温配管部に触媒による燃焼装置を設置
したことを特徴とする炭化水素の熱分解装置。 (2) 前記触媒による燃焼装置が、前記高温配管部
の外周囲に設けられた煙管内であつて、前記熱
交換器に近接した位置に充填された燃焼触媒層
と、該燃焼触媒層と前記熱交換器の分解ガス導
入口との間に設けられた燃料ガスノズルおよび
空気ノズルとからなることを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第1項記載の炭化水素の熱分
解装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10151784U JPS6116352U (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 炭化水素の熱分解装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10151784U JPS6116352U (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 炭化水素の熱分解装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6116352U JPS6116352U (ja) | 1986-01-30 |
| JPH0315539Y2 true JPH0315539Y2 (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=30660948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10151784U Granted JPS6116352U (ja) | 1984-07-05 | 1984-07-05 | 炭化水素の熱分解装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6116352U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0616631Y2 (ja) * | 1989-03-27 | 1994-05-02 | 新日軽株式会社 | 物干し装置 |
| US8747765B2 (en) * | 2010-04-19 | 2014-06-10 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Apparatus and methods for utilizing heat exchanger tubes |
-
1984
- 1984-07-05 JP JP10151784U patent/JPS6116352U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6116352U (ja) | 1986-01-30 |
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