JPH03155406A - 圧延機の板厚制御装置 - Google Patents

圧延機の板厚制御装置

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JPH03155406A
JPH03155406A JP1335314A JP33531489A JPH03155406A JP H03155406 A JPH03155406 A JP H03155406A JP 1335314 A JP1335314 A JP 1335314A JP 33531489 A JP33531489 A JP 33531489A JP H03155406 A JPH03155406 A JP H03155406A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、油圧圧下方式を採用した圧延機において、
高応答の板厚制御を実現した板厚制御装置に関する。
〔従来の技術〕
第15図に油圧圧下方式を採用した従来の圧延機として
入側、出側にリールを配したジングルスタンドの冷間可
逆式圧延機の例を示す。この図において、圧延材30は
巻戻し用リール20から送り出されて、デフレクタロー
ル21からワークロール3.4間を通り、ここで所定の
圧延が行なわれた後、デフレクタロール26を通って巻
取り用リール27に巻取られる。巻戻し及び巻取り用リ
ール20.27は各々モータ19,28で駆動されてお
り、さらに圧延機32の入出側で圧延材30に働く張力
を一定に保つためのリールモータ張力制御装置18.2
9が設けられている。張力制御装置18.29は一般に
モータ電流を張力に比例させるように制御している。ま
たラインの圧延速度は、圧延機32のワークロール駆動
用モータ23の速度を速度制御装置24でコントロール
して、所定の値に制御している。
第15図において、1は圧延荷重を検出するロードセル
、2は上部バックアップロール、3.4は上下ワークロ
ール、5は下部のバックアップロールである。66は油
圧圧下装置で、6はワークロール3.4間のロールギャ
ップを設定する油圧シリンダ、7は油圧シリンダ6とサ
ーボ弁8間の配管、9は油圧シリンダ内に装着された圧
下ラム6′の変位を検出する変位計である。10はサー
ボ弁8へ開度指令(電流信号)を送るサーボアンプ、1
1は加減算器12の出力信号を増幅する制御ゲインK。
を与える係数器で、圧下ラム6′の圧下位置Sを制御す
る。
基本的な位置制御ループは、指令信号Rと変位計9の出
力信号Sとを比較演算し、その偏差信号eに係数器11
でゲインK。を乗算し、この信号によりサーボアンプ1
0を介してサーボ弁8の開度を制御して、配管7から油
圧シリンダ6に供給する圧油の量を調節することにより
、圧下ラム6′の位置を制御する。その結果、下バック
アップロール5.下ワークロール4が移動して上下ワー
クロール3,4間の開度(ロールギャップpが所定の値
に調節されるように構成されている。
また、圧下ラム6′の位置Sを制御するだけではワーク
ロール3,4間のロールギャップに圧延荷重を受けたミ
ルの伸び分だけの誤差が発生する。
そのため、通常は圧延開始後のあるタイミングで基準圧
延荷重P  を記憶し、ロードセル1で検er 出した圧延中の圧延荷重との差ΔPを加減算器17で求
め、それを係数器16においてミル常数Km(圧延機の
バネ常数に当たるもので、予め求めておく)で除算して
ミルの伸びを求め、それに何割り補正するかを決める補
正ゲインCを乗算して、圧下ラム6′の位置Sを修正す
る修正信号C1を求め、これを先の基本位置制御ループ
の指令として与え、圧下ラム位置Sを補正している。
さらに、圧延機32出側の圧延材30の絶対板厚りを目
標値h  と一致させるために、圧延機er 32の出側に設けた厚み計25(逆方向走行時は厚み計
22を使用する。)の検出信号と目標値h  とを加減
算器31で比較演算して偏差Δhef を求め、それを積分制御器15を通した後、係数器14
において実際の圧下位置に直す補正ゲイント+(M/K
e)を乗算して圧下ラム6′の位置を修正する修正信号
chを求め、これをやはり先の基本位置制御ループの指
令として与え、圧下ラム位置Sを補正している。ここで
、Mは圧延材30の硬さを表わす定数で予め求めておく
Keは制御されたミル常数でKe−Km/(1−C)の
関係がある。
〔発明が解決しようとした課題〕
前記第15図の圧延機において圧延材30の板厚を制御
するために、圧下ラム6′の位置Sを変えロールギャッ
プを変更すると、圧延材30に作用している入出側の張
力も変化する。例えば、板厚を薄くするためにワークロ
ール3.4間のロールキャップを狭くすると、圧延材3
0が伸び、入出側の張力が減少する。入出側の巻戻し、
巻取りリール20.27のモータ19,28を制御する
張力制御装置18.29の応答は、一般に油圧圧下より
も1桁以上遅いため、ロールギャップが変更され、張力
が変わっても、油圧圧下並の速さで張力を設定値に戻せ
ない。このため、入出側の張力が減少し、その結果、見
掛は上圧延材30の変形抵抗が大きくなったかのような
効果が生じ、ロールギャップは拡大する方向に向う(板
厚が薄くならない)。すなわち、高速の油圧圧下で板厚
を薄くしようとしても、入出側のリールモータ19゜2
8の張力制御装置の応答以上の速さでは板厚を薄くでき
ないということになる。
油圧圧下を使って、どんなに速く圧下ラム位置を制御し
ても、板厚制御の精度が思った以上に良くならないとい
うことを圧延現場でしばしば耳にするが、それは上述の
理由による。
第16図は本発明者による計算機を使ったシミュレーシ
ョン例で、以上のことを明らかにするものである。シミ
ュレーションを行なった対象は第15図に示したジング
ルスタンドの冷間可逆式圧延機で、入側設定張力1.3
67ON、出側設定張力2.35TON、入側板厚0.
52報、板幅18001IImの材料を圧延速度180
0m/分でtl標板厚063關にするという条件下で、
途中ロールギャップをステップ状に10μm減少させた
例である。油圧圧下の応答は周波数応答で90度位相遅
れ20Hzを想定しており、ステップ応答では0.04
秒以下で目標値に到達するという高速なものである。シ
ミュレーション結果を見ると、ロールギャップを10μ
m変えると、出側板厚変化Δhはほぼ1秒で定常値に到
達している。実際の油圧圧下は0.04秒で目標値に到
達するのに、板厚が25倍も遅くしか変化しないのは、
先に述べたように、入出側の張力制御装置18.29の
応答が遅いからである。すなわち、一般にリール20.
27の張力はモータ電流を一定にすることにより制御さ
れるが、モータ19,28を含むリール20.27の慣
性はかなり大きく、従って電流コントロールによって、
リール20.27の周速がテンション変動を抑える次の
定常値に達するまでに1秒程度かかるからである。
この発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、板厚制
御の応答を高めて、精度のよい製品板厚を得ることがで
きる圧延機の板厚制御装置を提供しようとしたものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、油圧圧下装置を具えた圧延機の入側もしく
は入出側の両方に、圧延材料に印加されている張力を調
節する張力制御装置を具備してなるものである。
〔作 用〕
この発明によれば、圧延機の入側もしくは入出側の両方
に張力制御装置を設けたので、ロールギャップの変動に
よる張力の変動を速やかに抑制することができる。これ
により、油圧圧下の持つ高速制御性を最大限に生かして
、板厚制御の応答を高め、その結果、精度のよい製品板
厚を得ることができる。
〔実施例〕
(実施例1) この発明をジングルスタンドの冷間可逆式圧延機に適用
した一実施例を第1図に示す。これは、前記第15図の
従来装置において圧延機32の入出側の両方にこの発明
による張力制御装置34を配したものである。第15図
と共通する部分には、同一の符号を付してその説明を省
略する。
張力制御装置33.34の一実施例を第2図に示す。第
2図において、35は圧延材30を押える押えロールで
、アーム36に回転自在に支持されている。37は押え
ロール35の軸受けに取り付けられた荷重検出器(ロー
ドセル)で、圧延材30からの反力を検出する。アーム
36はレバー38と結合されており、回転主軸39を中
心に回転し、その結果押えロール35を上下する。レバ
ー38は液圧シリンダー40に装着されたピストンロッ
ド41と結合されており、サーボ弁42で液圧シリンダ
ー40への液量を調節することにより、回転主軸39を
中心に回動する。その結果−体となったアーム36が回
動し、押えロール35を上下する。サーボ弁42の開度
調整は、荷重検出器37で検出した圧延材30の反力か
ら圧延材30の張力Tを張力演算器46で演算して求め
、それを張力設定値T  と加減算器45で比較波ef 算して偏差ΔTを求め、この偏差ΔTに係数器44によ
り係数KTを乗算し、サーボアンプ43を介してサーボ
弁42を制御することにより、偏差ΔTが零となるよう
に制御される。
第2図に示した張力制御装置33.34によれば、ロー
ルギャップが変わった場合、その結果生じる張力変化を
押えロール35の軸受は部の荷重検出器37で検出し、
これを目標値T  と一致ev するように高速のサーボ弁42で液圧シリンダー40へ
の流体の流入、流出量を調整し、その結果押さえロール
35が上下し、圧延材30の張力が即座に変わる。この
ため、油圧圧下でロールギャップを変えた結果が即座に
出側板厚に反映され、従来のモータ電流による張力制御
装置を使用した場合に比べて、高応答の板厚制御が実施
できる。
なお、第1図の装置においては、リールモータ張力制御
装置18.19は遅い張力変動を抑制し、張力制御装置
33.34は速い張力変動を吸収するように作用する。
第3図は、第16図と同一条件で、第15図の圧延機3
2の入出側のリールモータ張力制御装置18.29の応
答を3倍速くしたシミュレーション例である。第16図
のシミュレーション例と比べて、ロールギャップをステ
ップ状に10μmfa少させると、大体3倍速く、はぼ
0,3秒後に出側板厚Δhは定常値に到達している。
第2図の張力制御装置33.34は油圧圧下並みに高応
答にできるので、第3図のシミュレーション例よりも、
さらに高速に張力変動を抑制して板厚を制御することが
できる。
第4図は、第15図の圧延機において、入側リールモー
タ張力制御装置18の応答は第16図の場合と同じで、
出側張力制御装置29のみ応答を3倍速くした場合のシ
ミュレーション例であり、第5図はこれとは逆に出側リ
ールモータ張力制御装置2つの応答は第16図のは場合
と同じで入側リールモータ張力制御装置18のみ応答を
3倍速くして張力制御した場合のシミュレーション例で
ある。
第4図、第5図から分かるように、圧延材料30の変形
抵抗に出側よりも大きな影響を与える圧延機入側の張力
を高速に制御するだけで、はぼ第3図の入出側共に高速
に制御する場合と同等の効果が得られることがわかる。
このことから、第1図の本発明の実施例に示した入出側
の張力制御装置33.34のうち、図に示す圧延方向の
場合には、入側の33のみを使っても十分な効果が得ら
れることがわかる。また、可逆式圧延機では圧延機の入
出側両方に張力制御装置33.34を設置する必要があ
るが、一方向にしか圧延しない非可逆式の圧延機では入
側一方のみに張力制御装置33を設置するだけでも良い
(実施例2) この発明の他の実施例を第6図に示す。これは、張力制
御装置48.49がデフレフクロール21゜260軸受
に取り付けた荷重検出器50により圧延材30の張力を
検出し、この検出に基づき押えロール35の押下量を調
節して圧延材30の張力を制御するようにしたものであ
る。前記実施例1と共通する部分には同一の符号を用い
ている。
第6図の張力制御装置48.49の一実施例を第7図に
示す。第7図において、35は圧延材30を押える押え
ロールで、アーム36に回転自在に支持されている。5
0はデフレフクロール21.26の軸受けに取り付けら
れた荷重検出器で、圧延材30からの反力を検出する。
アーム36はレバー38と結合されており、回転主軸3
9を中心に回転し、その結果押えロール35を上下する
。レバー38は液圧シリンダー40に装着されたピスト
ンロッド41と結合されており、サーボ弁42で液圧シ
リンダー40への液量を調節することにより、回転主軸
3つを中心に回動する。その結果一体となったアーム3
6が回動し、押えロール35を上下する。サーボ弁42
の開度調整は、荷重検出器50で検出した圧延材30の
反力から圧延材30の張力Tを張力演算器46で演算し
て求め、それを張力設定値T  と加減算ref’ 器45で比較演算して偏差ΔTを求め、この偏差ΔTに
係数器44により係数KTを乗算し、サーボアンプ43
を介してサーボ弁42を制御することにより、偏差ΔT
が零となるように制御される。
第7図に示した張力制御装置48.49によれば、ロー
ルギャップが変わった場合、その結果生じる張力変化を
デフレフクロール21.26の軸受は部の荷重検出器5
0で検出し、これを目標値T  と一致するように高速
のサーボ弁42で液er 圧シリンダ−40への流体の流入、流出量を調整し、そ
の結果押さえロール35が上下し、圧延材30の張力が
即座に変わる。このため、油圧圧下でロールギャップを
変えた結果が即座に出側板厚に反映され、前記実施例1
と同様に従来のモータ電流による張力制御装置と併用し
て、高応答の板厚制御が実現できる。
(実施例3) この発明のさらに別の実施例を第8図に示す。
これは、張力制御装置61として、押えロールに代えて
流体膜を使った例で、流体バッド57、制御弁58、流
体源59およびこれらの間をつなぐ配管60を具えてい
る。前記実施例1.2と共通する部分には同一の符号を
用いている。
流体バッド57は流体源5つから制御弁58を介して供
給される流体を圧延材30の下面に噴射して、その圧力
で圧延材30を支持し、張力を与える。荷重検出器50
はデフレフクロール21゜37の軸受に取り付けられて
、圧延材30からの反力を検出する。
荷重検出器50の検出出力は張力演算器62に入力され
て、圧延材30の張力Tが求められる。
求められた張力Tは加減算器63にて張力設定値Tre
f’と比較演算され、偏差へTが求められる。
係数器64はこの偏差ΔTに係数KTVを掛けて制御弁
調整器650入力とした。制御弁調整器65はその人力
信号に応じて制御弁58の開度を調整し、流体バッド5
7から噴射する流体量を制御する。すなわち、検出され
た張力Tが張力設定値T  より小さければ、制御弁5
8を開いて流体ref’ 量を増やして張力を増大させる。逆に、検出された張力
Tが張力設定値T  より大きければ、制er 御弁58を絞って流体量を減らして張力を減少させる。
このようにして、流体膜の圧力により、圧延材30に与
えられる張力が制御され、偏差ΔTが零となる。
なお、第8図の場合も押えロールの軸受に荷重検出器を
取り付けて、その検出出力に基づき制御することもでき
る。
(実施例4) 第9図は張力制御装置100として、電磁石101の吸
引力伽−峯メ龜去を利用した例で、圧延材料は鉄などの
強磁性材料に限定される。第8図と同一の番号を付した
ものは第8図で説明したのと同じ働きをする。103は
電磁石出力の調節器である。検出された張力Tと張力設
定値T、。1との偏差ΔTに応じて電磁石101を駆動
して、圧延材30に上下方向の吸引力を生じさせること
により張力制御が行なわれる。なお、電磁石10材料は
電導性材料に限定される。
ところで、先に、第3図、第4図、第5図、第16図に
関連して、張力制御の応答を上げることにより、板厚制
御の応答を向上させ得ることを述べたが、さらに本発明
の張力制御装置の機能を明らかにする。
第10図は、巻戻しおよび巻取り用リール20゜27の
張力制御装置の原理を説明する図である。
いま、コイル67の直径をり、張力をT1モータ19(
28)のトルクをτとしたと、コイル径りの時張力Tを
発生させるために必要なトルクτは、コイル径りと張力
Tとの積を比例し、 τocT −D            (1)と表わ
せる。一方、モータ19(28)の出力トルクは ToCt  ・ φ                
 (2)と表わせるので、(1)、(2)式より、To
Ct   (φ/D)        (3)を得る。
iはモータ電流、φはモータ界磁磁束を表わす。ここで
、コイル径りとモータ界磁磁束φを比例させるように制
御すれば、(φ/D)が−定となり、張力Tはモータ電
流iに比例する。このことから、リール20.27の張
力制御はコイル径りとモータ界磁磁束φを比例させる制
御を行なった上で、モータ電流を設定して必要な張力T
を得るものである。以上が、巻戻しおよび巻取り用リー
ル20.27の定常圧延時(加速後の圧延速度が一定と
なった状態)の張力制御方法である。
第16図に示したように、このような従来の張力制御法
では、ロールギャップを変えても張力制御の応答が遅い
ため、出側板厚は張力制御の応答時間でしか変化せず、
従って、高速な油圧圧下装置を使っても板厚精度は改善
されなかった。
第11図はロールギャップΔSを変えたときの出側板厚
Δhへの影響をボード線図で示したものである。点線が
従来の張力制御装置を使った例で、実線が本発明の張力
制御装置(例えば48(第7図))を圧延機の入側に入
れた例である。点線の従来例では、3.75Hzでロー
ルギャップΔSの影響は1/1000にも減衰する。こ
の鋭い下向きのピークは後で述べるが、リール20 (
27)の慣性と圧延材30のばね常数が作る共振のため
に生じている。それに対して、実線で示す本発明装置で
は下向きのピークが低周波数側にずれるとともに、ピー
クでの減衰も1/10程度までに減っている。また、い
ま着目している2〜10Hzでは、完全に特性が平坦と
なり、ロールギャップΔSが板厚Δhに写るようになっ
ていることが分かる。
第12図は、本発明の張力制御装置の機能を説明するた
めのブロック線図で、制御装置の部分は応答が速いので
省略しである。点線内は本発明の張力制御装置の特性を
表わす。
記号は、E:圧延機のヤング率、b:板幅、H:板厚、
L :圧延機・リール間距離、J:コイルを含むリール
の慣性モーメント、R:コイル半径(−D/2) 、K
 t :張力制御装置のゲイン、S・・・ラプラス演算
子、ΔV:圧延する速度変動、ΔTb:後方張力変動で
ある。
本ブロック線図の考え方を以下説明する。まず、図示し
てない電流制御装置からモータ電流値に比例する張力値
Tbによってコイル67を含むり一ル20 (27)が
加速され、リール周速度Vが生しる(ブロック69の部
分)。このリール周速度■に対する外乱が圧延機32の
入側、出側の張力変動や圧延機30の厚み変動に起因し
て生じる圧延材30の速度変化ΔVで、加算器72を通
って速度のアンバランスとなる。これは、73で積分さ
れて、圧延材30の長手方向の伸び差Δgとなる。ブロ
ック76で長手方向伸び差Δgから張力応力の変化Δσ
が計算され、bHをかけて後方張力変動ΔTbが求めら
れる。加算器80で張力値Tbと比較され、その偏差T
b−ΔTbでリール20 (27)が駆動され、今まで
述べてきたプロセスでΔVの影響は修正される。但し、
ブロック69で示されるリール20 (27)の大きな
慣性のため修正速度は前述したように遅い。本発明の張
力制御装置(例えば48)は、張力変動ΔTbを検出し
てそれにブロック82で示す換算係数をかけて伸び変化
ΔI)rになおし、それに制御ゲインKtをかけて制御
量ΔOcを求め張力制御を行なうもので第12図を見る
とわかるようにリールの慣性(ブロック69)を介さな
いので応答が速くなる。
第12図より点線内の特性を考えずにΔ■がらΔTbま
での伝達関数を求めると、下式を得る。
(5)式より、共振周波数ω は、 n と求められ、第11図中点線で示す従来装置では、この
値が3.75Hzであった。
次に、点線内の本発明の張力制御装置の特性を入れたΔ
VからΔTbまでの伝達関数は下式となる ここで、Gは張力制御装置の動特性を表わしく第12図
のブロック86)、 と変っている。すなわち、本発明の張力制御装置は圧延
材30のヤング率を制御で変える働きをし、その結果、
リール20 (27)の慣性と圧延材30のバネ常数(
ヤング率)の作る共振周波数ω を板厚制御に影響しな
い領域までずらす機能を持つことが分かる。Ktを正の
値に取ると、共振周波数を実際の共振周波数よりも低周
波数側に、負の値に取ると高周波数側にずらすことに相
当する。こうすることにより、従来の制御系で起こって
いた速い周波数でロールギャップを動かしても、リール
20 (27)の共振で張力が大きく振れ板厚が変化し
ないという現象を防ぐことができる。
そして、ロールギャップを操作した結果が板厚に写るよ
うになるので、フィード2オワードAGCやビスラAG
Cといった従来の板厚制御方法が有効に作用するように
なる。
(実施例5) 以上の発明に基づく一実施例を第13図に示す。
(6)式から分かるようにリールの慣性はコイル半径R
が変化するに連れて変わっていく。第13図では半径R
を例えば光学式センサー90で検出し、それを基に演算
器91で制御ゲインKtの修正量ΔKtを求め、それに
基づいて制御ゲインKtを変更することを特徴としてい
る。
(実施例6) 第14図は前記の発明に基づく他の実施例で、圧延材3
0の速度Vを検出器93で検出して、それを基に入側板
厚外乱の周波数を計算して、必要なω を求め、(6)
式からそれを与えるのに必要な制御ゲインの修正量ΔK
tを演算器94で逆算して制御ゲインKtを変更するこ
とを特徴とした。
〔変更例〕
前記実施例では、この発明をジングルスタンドの冷間可
逆式圧延機に適用した場合についてのみ述べたが、一方
向に圧延する非可逆式の圧延機や2スタンド以上のタン
デム圧延機など、前記従来技術で述べた問題が生ずる全
ての圧延機にこの発明を適用できることは言うまでもな
い。
また、張力検出は、押えロール、デフレクタロール以外
に圧延材料の走行経路中に配されたロールその他の部材
にかかる圧延材料からの反力により検出することができ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、圧延機の入側
にもしくは入出側の両方に張力制御装置を設けたので、
板厚を制御するために圧延機の圧下位置を変更した結果
生ずる圧延機入側または入出側の張力変動を速やかに抑
制することができ、板厚制御の応答を速めて、精度のよ
い製品板厚を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を適用した冷間可逆式圧延機の板厚
制御装置のシステム構成を示すブロック図である。 第2図は、第1図における張力制御装置3334の具体
例を示す図である。 第3図〜第5図は、第15図装置においてり一ルモータ
張力制御装置18.29の応答を3倍速くした場合の応
答を示す計算機シミュレーション結果を示す図で、第3
図は入出側張力制御装置33.34を両方とも応答を速
くした場合、第4図は出側張力制御装置34のみ応答を
速くした場合、第5図は入側張力制御装置33のみ応答
を速くした場合である。 第6図は、この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。 第7図は、第6図における張力制御装置48゜49の具
体例を示す図である。 第8図は、この発明における張力制御装置のさらに別の
実施例を示す図である。 第9図は、張力制御装置として電磁石またはりニアモー
タを使用したこの発明の一実施例を示すブロック図であ
る。 第10図は、巻戻しおよび巻取り用リール20゜27の
張力制御の原理を説明する図である。 第11図は、ロールギャップΔSを変えたときの出側板
厚Δhへの影響を示すボード線図である。 第12図は、本発明の張力制御装置の機能を説明するた
めのブロック線図である。 第13図は、コイル径に応じて制御ゲインを修正するよ
うにしたこの発明の一実施例を示すブロック図である。 第14図は、圧延機の速度に応じて制御ゲインを修正す
るようにしたこの発明の一実施例を示すブロック図であ
る。 第15図は、従来の冷間可逆式圧延機の板厚制御装置の
システム構成を示すブロック図である。 第16図は、第15図の装置の板厚制御の応答を示すシ
ミュレーション結果を示す図である。 6・・・油圧シリンダ(液圧シリンダ)、8・・・サー
ボ弁、32・・・圧延機、2o・・・巻戻しリール、2
1・・・デフレクタロール、27・・・巻取りリール、
1928・・・リールモータ張力制御(電流制御)装置
、30・・・圧延材(圧延材料) 、33.34,48
゜49.61・・・張力制御装置、35・・・押えロー
ル、37.50・・・荷重検出器(張力検出器)、57
・・・流体パッド(流体支持機構)、66・・・油圧圧
下装置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油圧圧下装置を具えた圧延機の入側、もしくは入
    出側の両方に、圧延材料に印加されている張力を調節す
    る張力制御装置を具備してなる圧延機の板厚制御装置。
  2. (2)前記張力制御装置が、前記圧延材料に印加されて
    いる張力を検出する張力検出器と、圧延材料を押圧する
    押えロールと、前記押えロールを圧延材料方向に駆動す
    る液圧シリンダと、所定の張力設定値と前記張力検出器
    で検出される張力との差に基づいて前記液圧シリンダへ
    の流量を制御するサーボ弁とを具備してなる請求項1記
    載の圧延機の板厚制御装置。
  3. (3)前記張力制御装置が、前記圧延材料に印加されて
    いる張力を検出する張力検出器と、前記圧延材料を支持
    する流体膜を形成する流体支持機構と、所定の張力設定
    値と前記張力検出器で検出される張力との差に基づいて
    前記流体支持機構の出力量を制御する制御弁とを具備し
    てなる請求項1記載の圧延機の板厚制御装置。
  4. (4)前記張力制御装置が、前記圧延材料に印加されて
    いる張力を検出する張力検出器と、前記圧延材料に吸引
    力、または反発力を与え得る電磁石、あるいはリニア・
    モータと、所定の張力設定値と前記張力検出器で検出さ
    れる張力との差に基づいて前記電磁石、あるいはリニア
    ・モータの吸引力または反発力を制御する調節器とを具
    備してなる請求項1記載の圧延機の板厚制御装置。
  5. (5)前記張力検出器が、前記押えロールまたはデフレ
    クタロールその他圧延材料の走行経路中に配されたロー
    ルその他の部材にかかる圧延材料からの反力を検出する
    荷重検出器で構成されてなる請求項2〜4のいずれかに
    記載の圧延機の板厚制御装置。
  6. (6)張力制御装置の制御ゲインの正負の符号及び大き
    さをリールに巻かれたコイル径を測定してそれを基に変
    更することを特徴とした請求項1〜5のいずれか記載の
    圧延機の板厚制御装置。
  7. (7)張力制御装置の制御ゲインの正負の符号及び大き
    さを圧延材料の速度検出器の信号を基に変更することを
    特徴とした請求項1〜5のいずれかに記載の圧延機の板
    厚制御装置。
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