JPH0315986B2 - - Google Patents
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- JPH0315986B2 JPH0315986B2 JP18600683A JP18600683A JPH0315986B2 JP H0315986 B2 JPH0315986 B2 JP H0315986B2 JP 18600683 A JP18600683 A JP 18600683A JP 18600683 A JP18600683 A JP 18600683A JP H0315986 B2 JPH0315986 B2 JP H0315986B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxyprogesterone
- hemisuccinate
- bsa
- antigenic protein
- antigen
- Prior art date
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- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なステロイド化合物に関し、さら
に詳しくは11位にヘミサクシネート−抗原性蛋白
質を有する17α−ヒドロキシプロゲステロン測定
用抗原に関する。 副腎皮質ホルモンであるコルチゾールは体内で
プロゲステロンから17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン、11−デソキシコルチゾールを経て生合成さ
れることが知られている。即ち、17α−ヒドロキ
シプロゲステロンからコルチゾールの生合成にお
いては21−水酸化酵素の存在が必要となる。 先天性副腎過形性(CAH)は小児に認められ
る副腎性器症候群の最も普遍的なものであり、副
腎皮質のコルチゾール産生系酵素の先天的欠損に
よつて起こる疾患で、副腎性男性ステロイド過剰
生成がその生因となつている。該CAHの大部分
は21−水酸化酵素欠損症であることが知られてお
り、その結果、17α−ヒドロキシプロゲステロン
から11−デソキシコルチゾールの生合成が阻害さ
れ、血中の17α−ヒドロキシプロゲステロンが増
加する。 かくして、17α−ヒドロキシプロゲステロンの
測定は、CAHを診断する上で極めて重要である。 従来、17α−ヒドロキシプロゲステロンに特異
的に反応する抗血清を製造するための抗原とし
て、17α−ヒドロキシプロゲステロン−3−カル
ボキシメチルオキシム−BSAあるいは17α−ヒド
ロキシプロゲステロン−6α−サクシネート−
BSAを用いる方法が知られていた〔ホルモンと
臨床28巻773(1980)参照〕。 しかしながら、上記の方法では、17α−ヒドロ
キシプロゲステロンの3位をオキシム化して
BSA(牛血清アルブミン)を結合した化合物、若
しくは6位にヘミサクシネート−BSAを結合し
た化合物を抗原として抗体を製造しているが、こ
れらの抗体は被検液中に含まれるプロゲステロ
ン、17α−ヒドロキシプログネノロン、20α−ヒ
ドロキシプロゲステロンなどと反応し特異性が低
いという欠点があつた。 本発明者らは上記の如き欠点をもたない17α−
ヒドロキシプロゲステロンの検出方法につき鋭意
研究を行つた結果、下記式 式中、Yは抗原性蛋白質を示す、 で表わされる新規な17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサキクシネート−抗原性蛋白質結
合物を抗原として使用し、17α−ヒドロキシプロ
ゲステロンを免疫学的に測定するようにすれば極
めて感度よく且つ特異的に検出・定量できること
を見出した。 本願発明で使用する17α−ヒドロキシプロゲス
テロン−11−ヘミサクシネートは公知の方法(例
えば、アメリカ特許第4013688号公報参照)によ
り製造することができる。かくして、下記式(
−a)で表わされる17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサクシネートが得られる。 次いで上記式()の17α−ヒドロキシプロゲ
ステロン−11−ヘミサクシネート−抗原性蛋白質
結合物を得るには、上記式(−a)の17α−ヒ
ドロキシプロゲステロン−11−ヘミサクシネート
と抗原性蛋白質を結合せしめる。 本明細書において、「抗原性蛋白質」とは、哺
乳動物に免疫せしめた時、それに対する抗体を形
成せしめる能力のある蛋白質を意味し、例えば、
ウシ血清アルブミン(BSA)、ウサギ血清アルブ
ミン(RSA)、ヒト血清アルブミン(HSA)、卵
アルブミン(EA)等が挙げられるが、本発明で
は、中でも、BSA及びRSAが好適に使用される。 式(−a)のステロイド化合物をかかる抗原
性蛋白質に結合する方法は、それ自体公知であ
り、例えばB.F.Erlanger et al. J. Biol. Chem
234 1090(1959)等の公知文献に記載の方法に従
つて行なうことができる。例えば、 (1) 混合酸無水物法 式(−a)のステロイド化合物を先ずハロ
炭酸アルキルエステル(例:クロルギ酸イソブ
チル)で処理して11−位の側鎖のカルボキシル
基を活性化し、しかる後BSA,RSA等の抗原
性蛋白質の水−有機溶媒溶液中に滴下すること
により行なうことができる。 (2) カルボジイミド法 式(−a)のステロイド化合物をジメチル
ホルムアミド、ジオキサンなどの溶媒に溶解し
たのち、カルボジイミド化合物(例:ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド)及びBSA,RSA等
の抗原性蛋白質を加え、脱水縮合によりアミド
結合を形成させる。 (3) 活性エステル法 式(−a)のステロイド化合物をジメチル
ホルムアミド、ジオキサンなどの溶媒に溶解し
たのち、活性エステル(例:p−ニトロフエノ
ール)を加えて11−位の側鎖のカルボキシル基
を活性エステル誘導体にかえた後、BSA,
RSA等の抗原性蛋白質を加え、縮合せしめる
ことにより行うことができる。 このようにして形成された17α−ヒドロキシプ
ロゲステロン−11−ヘミサクシネート−抗原性蛋
白質結合物は、次いでそれ自体公知の方法に従
い、哺乳動物に免疫して、抗血清を調製すること
ができる。 免疫用の哺乳動物としては、例えば家兎、山
羊、めん羊、モルモツト、等が挙げられ、これら
哺乳動物の上記抗原による免疫は常法に従つて行
なわれる。その際、例えばコンプリートフロイン
ドアジユバンド等のアジユバントを併用すること
により有効に抗血清をつくることができる。 得られた抗血清は、それ自体公知の方法に従
い、前記抗原をつくる際に用いたと同じ抗原性蛋
白質で吸収し、アルコール沈殿又は塩析等の手段
で分画することにより、精製することができる。 本発明においては、特に、前記式()の抗原
を家兎又は山羊に2〜5ケ月間追加免疫をするこ
とにより得られる、抗体力価が10000〜50000、好
ましくは25000〜50000倍の範囲内で且つ抗体の結
合親和定数が103〜1011/mol、好ましくは1010
〜1011/molの範囲の抗体が好適である。 ここで「抗体力価」とは、得られた抗体を使用
したRIA法において、最適な標準曲線が得られる
至適倍数を表わし、また、「抗体の結合親和定数」
は、抗原と抗体とが結合した時の親和力を一般に
結合親和性と呼び、実験的には結合した抗原と非
結合抗原との比率が1の時の抗原の濃度をK値で
示したものである。 本発明により提供される上記抗体は、後記実施
例に示す如く、それぞれの親化合物との交叉反応
率がほぼ100%で且つ他の代謝物あるいは構造類
似物との交叉反応率は大体3%以下であつて、極
めて特異性の高い抗血性でありこれはそのまま或
いは適当な担体に感作乃至結合させた後、ラジオ
イムノアツセイ、免疫学的凝集阻止反応、フオト
イムノアツセイによる17α−ヒドロキシプロゲス
テロンの検出・定量のための試薬として極めて有
利に使用することができる。 これらラジオイムノアツセイ、免疫学的凝集阻
止反応、フオトイムノアツセイの操作それ自体は
いずれも周知のものであり、例えば、栃木武一
ら、ホルモンと臨床24 69(1976);花田芳郎ら、
モルモンと臨床24 59(1976);特公昭58−11575
号公報等の文献に記載されており、これらの方法
は本発明の抗体に対してもそのまま適用すること
ができる。 次に実施例及び参考例を掲げて本発明をさらに
説明する。 実施例 1 17α−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘミ
サクシネート−BSAの製造 17α−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘミサ
クシネート30mgをN,N−ジメチルホルムアミド
0.75mlに溶解し、これに4℃以下でトリ−n−ブ
チルアミン16μを添加したのち、イソブチルク
ロロカーボネート8.4μを加え30分間撹拌を続け
た。該溶液に予めBSA(牛血清アルブミン)87.8
mgを2.1mlの精製水にて溶解し、1N水酸化ナトリ
ウム液112.5μ及びジメチルホルムアミド1.5ml
を順次加え、8℃とした溶液を添加混合した。次
いでこれを8℃で撹拌し、1時間後に1N水酸化
ナトリウム液7.5μを加え、さらに3.5時間撹拌
した。次いでセフアデツクスG−25によるゲル
過を行い、未反応の17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサクシネート及びトリ−n−ブチ
ルアミン等の低分子試薬を分離した。次いで該溶
液を精製水に対し透析したのち、凍結乾燥して
17α−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘミサク
シネート−BSAを粉末として得た。 BSA1モル当りの17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサクシネートの結合モル数は17α
−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘミサクシネ
ート−BSA、17α−ヒドロキシプロゲステロン−
11−ヘミサクシネート及びBSAそれぞれの一定
濃度溶液の紫外部吸収スペクトルから求めた結果
28モルであつた。 参考例 抗17α−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘ
ミサクシネート抗体の製造 実施例1で製造した17α−ヒドロキシプロゲス
テロン−11−ヘミサクシネート−BSA2mgを1ml
の生理食塩水に溶解し、同量のコンプリートフロ
インドアジユバンドで乳化し、成熟家兎の皮下及
び足蹠に注射した。この注射を1ケ月間隔で行な
い、抗体価の上昇を確認後全採血を行ない抗血清
を得た。この抗血清を56℃30分間非働化後BSA
で吸収し、抗17α−ヒドロキシプロゲステロン−
11−ヘミサクシネート抗体を得た。 上記で得られた抗17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサクシネート抗体は17α−ヒドロ
キシプロゲステロンとの交叉反応を100%とした
時、他のステロイホルモンとは交叉反応がほとん
どなく、極めて特異性の高いものである。その交
叉反応率を下記第1表に示す。また、上記抗体の
特異性を、神戸川ら(ホルモンと臨床28巻773頁、
1980年)の製造した17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−3−カルボキシメチルオキシム−BSA及
び17α−ヒドロキシプロゲステロン−6α−ヘミサ
クシネート−BSAを抗原として家兎に免疫して
得た抗血清と、本発明者が製造した17α−ヒドロ
キシプロゲステロン−11−ヘミサクシネート−
BSAの抗血清と比較した。その結果を第1表に
併せて表示する。 【表】 【表】 上記第1表から、11位にヘミサクシネート−抗
原性蛋白結合体を用いて製造した抗血清の方が3
位又は6位に抗原性蛋白質をつけたものより交叉
反応性が低い。特に17α−ヒドロキシプレグネノ
ロン及びプロゲステロンに対しては従来法と較べ
交叉反応が約1/2〜1/4と極めて低い。よつ
て本発明による抗血清は極めて特異性の高いもの
であり、被検液中の17α−ヒドロキシプロゲステ
ロンを正確に測定することができる。
に詳しくは11位にヘミサクシネート−抗原性蛋白
質を有する17α−ヒドロキシプロゲステロン測定
用抗原に関する。 副腎皮質ホルモンであるコルチゾールは体内で
プロゲステロンから17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン、11−デソキシコルチゾールを経て生合成さ
れることが知られている。即ち、17α−ヒドロキ
シプロゲステロンからコルチゾールの生合成にお
いては21−水酸化酵素の存在が必要となる。 先天性副腎過形性(CAH)は小児に認められ
る副腎性器症候群の最も普遍的なものであり、副
腎皮質のコルチゾール産生系酵素の先天的欠損に
よつて起こる疾患で、副腎性男性ステロイド過剰
生成がその生因となつている。該CAHの大部分
は21−水酸化酵素欠損症であることが知られてお
り、その結果、17α−ヒドロキシプロゲステロン
から11−デソキシコルチゾールの生合成が阻害さ
れ、血中の17α−ヒドロキシプロゲステロンが増
加する。 かくして、17α−ヒドロキシプロゲステロンの
測定は、CAHを診断する上で極めて重要である。 従来、17α−ヒドロキシプロゲステロンに特異
的に反応する抗血清を製造するための抗原とし
て、17α−ヒドロキシプロゲステロン−3−カル
ボキシメチルオキシム−BSAあるいは17α−ヒド
ロキシプロゲステロン−6α−サクシネート−
BSAを用いる方法が知られていた〔ホルモンと
臨床28巻773(1980)参照〕。 しかしながら、上記の方法では、17α−ヒドロ
キシプロゲステロンの3位をオキシム化して
BSA(牛血清アルブミン)を結合した化合物、若
しくは6位にヘミサクシネート−BSAを結合し
た化合物を抗原として抗体を製造しているが、こ
れらの抗体は被検液中に含まれるプロゲステロ
ン、17α−ヒドロキシプログネノロン、20α−ヒ
ドロキシプロゲステロンなどと反応し特異性が低
いという欠点があつた。 本発明者らは上記の如き欠点をもたない17α−
ヒドロキシプロゲステロンの検出方法につき鋭意
研究を行つた結果、下記式 式中、Yは抗原性蛋白質を示す、 で表わされる新規な17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサキクシネート−抗原性蛋白質結
合物を抗原として使用し、17α−ヒドロキシプロ
ゲステロンを免疫学的に測定するようにすれば極
めて感度よく且つ特異的に検出・定量できること
を見出した。 本願発明で使用する17α−ヒドロキシプロゲス
テロン−11−ヘミサクシネートは公知の方法(例
えば、アメリカ特許第4013688号公報参照)によ
り製造することができる。かくして、下記式(
−a)で表わされる17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサクシネートが得られる。 次いで上記式()の17α−ヒドロキシプロゲ
ステロン−11−ヘミサクシネート−抗原性蛋白質
結合物を得るには、上記式(−a)の17α−ヒ
ドロキシプロゲステロン−11−ヘミサクシネート
と抗原性蛋白質を結合せしめる。 本明細書において、「抗原性蛋白質」とは、哺
乳動物に免疫せしめた時、それに対する抗体を形
成せしめる能力のある蛋白質を意味し、例えば、
ウシ血清アルブミン(BSA)、ウサギ血清アルブ
ミン(RSA)、ヒト血清アルブミン(HSA)、卵
アルブミン(EA)等が挙げられるが、本発明で
は、中でも、BSA及びRSAが好適に使用される。 式(−a)のステロイド化合物をかかる抗原
性蛋白質に結合する方法は、それ自体公知であ
り、例えばB.F.Erlanger et al. J. Biol. Chem
234 1090(1959)等の公知文献に記載の方法に従
つて行なうことができる。例えば、 (1) 混合酸無水物法 式(−a)のステロイド化合物を先ずハロ
炭酸アルキルエステル(例:クロルギ酸イソブ
チル)で処理して11−位の側鎖のカルボキシル
基を活性化し、しかる後BSA,RSA等の抗原
性蛋白質の水−有機溶媒溶液中に滴下すること
により行なうことができる。 (2) カルボジイミド法 式(−a)のステロイド化合物をジメチル
ホルムアミド、ジオキサンなどの溶媒に溶解し
たのち、カルボジイミド化合物(例:ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド)及びBSA,RSA等
の抗原性蛋白質を加え、脱水縮合によりアミド
結合を形成させる。 (3) 活性エステル法 式(−a)のステロイド化合物をジメチル
ホルムアミド、ジオキサンなどの溶媒に溶解し
たのち、活性エステル(例:p−ニトロフエノ
ール)を加えて11−位の側鎖のカルボキシル基
を活性エステル誘導体にかえた後、BSA,
RSA等の抗原性蛋白質を加え、縮合せしめる
ことにより行うことができる。 このようにして形成された17α−ヒドロキシプ
ロゲステロン−11−ヘミサクシネート−抗原性蛋
白質結合物は、次いでそれ自体公知の方法に従
い、哺乳動物に免疫して、抗血清を調製すること
ができる。 免疫用の哺乳動物としては、例えば家兎、山
羊、めん羊、モルモツト、等が挙げられ、これら
哺乳動物の上記抗原による免疫は常法に従つて行
なわれる。その際、例えばコンプリートフロイン
ドアジユバンド等のアジユバントを併用すること
により有効に抗血清をつくることができる。 得られた抗血清は、それ自体公知の方法に従
い、前記抗原をつくる際に用いたと同じ抗原性蛋
白質で吸収し、アルコール沈殿又は塩析等の手段
で分画することにより、精製することができる。 本発明においては、特に、前記式()の抗原
を家兎又は山羊に2〜5ケ月間追加免疫をするこ
とにより得られる、抗体力価が10000〜50000、好
ましくは25000〜50000倍の範囲内で且つ抗体の結
合親和定数が103〜1011/mol、好ましくは1010
〜1011/molの範囲の抗体が好適である。 ここで「抗体力価」とは、得られた抗体を使用
したRIA法において、最適な標準曲線が得られる
至適倍数を表わし、また、「抗体の結合親和定数」
は、抗原と抗体とが結合した時の親和力を一般に
結合親和性と呼び、実験的には結合した抗原と非
結合抗原との比率が1の時の抗原の濃度をK値で
示したものである。 本発明により提供される上記抗体は、後記実施
例に示す如く、それぞれの親化合物との交叉反応
率がほぼ100%で且つ他の代謝物あるいは構造類
似物との交叉反応率は大体3%以下であつて、極
めて特異性の高い抗血性でありこれはそのまま或
いは適当な担体に感作乃至結合させた後、ラジオ
イムノアツセイ、免疫学的凝集阻止反応、フオト
イムノアツセイによる17α−ヒドロキシプロゲス
テロンの検出・定量のための試薬として極めて有
利に使用することができる。 これらラジオイムノアツセイ、免疫学的凝集阻
止反応、フオトイムノアツセイの操作それ自体は
いずれも周知のものであり、例えば、栃木武一
ら、ホルモンと臨床24 69(1976);花田芳郎ら、
モルモンと臨床24 59(1976);特公昭58−11575
号公報等の文献に記載されており、これらの方法
は本発明の抗体に対してもそのまま適用すること
ができる。 次に実施例及び参考例を掲げて本発明をさらに
説明する。 実施例 1 17α−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘミ
サクシネート−BSAの製造 17α−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘミサ
クシネート30mgをN,N−ジメチルホルムアミド
0.75mlに溶解し、これに4℃以下でトリ−n−ブ
チルアミン16μを添加したのち、イソブチルク
ロロカーボネート8.4μを加え30分間撹拌を続け
た。該溶液に予めBSA(牛血清アルブミン)87.8
mgを2.1mlの精製水にて溶解し、1N水酸化ナトリ
ウム液112.5μ及びジメチルホルムアミド1.5ml
を順次加え、8℃とした溶液を添加混合した。次
いでこれを8℃で撹拌し、1時間後に1N水酸化
ナトリウム液7.5μを加え、さらに3.5時間撹拌
した。次いでセフアデツクスG−25によるゲル
過を行い、未反応の17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサクシネート及びトリ−n−ブチ
ルアミン等の低分子試薬を分離した。次いで該溶
液を精製水に対し透析したのち、凍結乾燥して
17α−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘミサク
シネート−BSAを粉末として得た。 BSA1モル当りの17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサクシネートの結合モル数は17α
−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘミサクシネ
ート−BSA、17α−ヒドロキシプロゲステロン−
11−ヘミサクシネート及びBSAそれぞれの一定
濃度溶液の紫外部吸収スペクトルから求めた結果
28モルであつた。 参考例 抗17α−ヒドロキシプロゲステロン−11−ヘ
ミサクシネート抗体の製造 実施例1で製造した17α−ヒドロキシプロゲス
テロン−11−ヘミサクシネート−BSA2mgを1ml
の生理食塩水に溶解し、同量のコンプリートフロ
インドアジユバンドで乳化し、成熟家兎の皮下及
び足蹠に注射した。この注射を1ケ月間隔で行な
い、抗体価の上昇を確認後全採血を行ない抗血清
を得た。この抗血清を56℃30分間非働化後BSA
で吸収し、抗17α−ヒドロキシプロゲステロン−
11−ヘミサクシネート抗体を得た。 上記で得られた抗17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−11−ヘミサクシネート抗体は17α−ヒドロ
キシプロゲステロンとの交叉反応を100%とした
時、他のステロイホルモンとは交叉反応がほとん
どなく、極めて特異性の高いものである。その交
叉反応率を下記第1表に示す。また、上記抗体の
特異性を、神戸川ら(ホルモンと臨床28巻773頁、
1980年)の製造した17α−ヒドロキシプロゲステ
ロン−3−カルボキシメチルオキシム−BSA及
び17α−ヒドロキシプロゲステロン−6α−ヘミサ
クシネート−BSAを抗原として家兎に免疫して
得た抗血清と、本発明者が製造した17α−ヒドロ
キシプロゲステロン−11−ヘミサクシネート−
BSAの抗血清と比較した。その結果を第1表に
併せて表示する。 【表】 【表】 上記第1表から、11位にヘミサクシネート−抗
原性蛋白結合体を用いて製造した抗血清の方が3
位又は6位に抗原性蛋白質をつけたものより交叉
反応性が低い。特に17α−ヒドロキシプレグネノ
ロン及びプロゲステロンに対しては従来法と較べ
交叉反応が約1/2〜1/4と極めて低い。よつ
て本発明による抗血清は極めて特異性の高いもの
であり、被検液中の17α−ヒドロキシプロゲステ
ロンを正確に測定することができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 式中、Yは抗原性蛋白質を示す、 で表わされるステロイド化合物から成る17α−ヒ
ドロキシプロゲステロン測定用抗原。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18600683A JPS6078919A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 17α―ヒドロキシプロゲステロンの測定用抗原 |
| JP19772790A JPH03150464A (ja) | 1983-10-06 | 1990-07-27 | 17α―ヒドロキシプロゲステロン測定用抗血清 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18600683A JPS6078919A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 17α―ヒドロキシプロゲステロンの測定用抗原 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19772790A Division JPH03150464A (ja) | 1983-10-06 | 1990-07-27 | 17α―ヒドロキシプロゲステロン測定用抗血清 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6078919A JPS6078919A (ja) | 1985-05-04 |
| JPH0315986B2 true JPH0315986B2 (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=16180715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18600683A Granted JPS6078919A (ja) | 1983-10-06 | 1983-10-06 | 17α―ヒドロキシプロゲステロンの測定用抗原 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6078919A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62119457A (ja) * | 1985-11-19 | 1987-05-30 | Sapporo Imuno Diagnostic Lab:Kk | 先天性副腎皮質過形成のマススクリ−ニング用診断薬キツト |
-
1983
- 1983-10-06 JP JP18600683A patent/JPS6078919A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6078919A (ja) | 1985-05-04 |
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