JPH0316218B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0316218B2 JPH0316218B2 JP59103232A JP10323284A JPH0316218B2 JP H0316218 B2 JPH0316218 B2 JP H0316218B2 JP 59103232 A JP59103232 A JP 59103232A JP 10323284 A JP10323284 A JP 10323284A JP H0316218 B2 JPH0316218 B2 JP H0316218B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- aluminum alloy
- thin
- weight
- aluminum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/005—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths of wire
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0611—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires
- B22D11/062—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires the metal being cast on the inside surface of the casting wheel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
発明の分野
この発明は、たとえば巻線導体やボンデイング
ワイヤなどに用いられるアルミ合金細線の製造方
法に関する。 先行技術の説明 電気機器、電子機器および半導体装置等の技術
分野における技術の進歩に伴ない、これらに使用
される導体またはボンデイングワイヤなどにより
高い耐軟化性、高温強度性あるいは細線への加工
性が要求されてきている。従来、たとえば半導体
チツプの外部との接続に際しては、金を主成分と
する貫金属細線が使用されていた。しかし最近で
は、高価な貫金属細線の使用を避けるために、ア
ルミ合金細線の使用が着目されている。 しかしながら、アルミ合金細線には以下に述べ
るような欠点があつた。すなわち、アルミ合金細
線をたとえばボールボンデイングにによつて接続
する場合、まず細線の一部をアーク放電により溶
融させ表面張力でボールを形成し、その後これを
熱と超音波の使用によつて電極に接続する。この
場合、アルミ合金細線が加熱によつて軟化され、
そのため強度が著しく低下してしまうということ
がある。たとえば、30μmといつた極細アルミ合
金線がアーク放電で溶融された場合、その近傍の
部分も融点近くの温度まで加熱され、そのため軟
化して強度が著しく低下してしまい、このネツク
部で破断してしまうということが多かつた。 そのため、高温加熱されても耐軟化性が保証さ
れ得るアルミ合金細線が要望される。しかし、溶
融・鋳造した鋳塊を多数の工程を経て加工してい
くことによつてアルミ合金細線を得る従来の製法
では、耐軟化性を得るのは困難であり、また細線
への伸線加工性を向上させることも困難であつ
た。そこで、急冷アルミ合金粉末を加熱加圧し、
その後これを伸線加工することも試みられた。し
かしながら、この製法では、耐軟化性を満足させ
ることができても、細線への加工性までも満足さ
せることは極めて困難であつた。 発明の目的 それゆえに、この発明の目的は、耐軟化性と細
線への加工性の両者を満足させることのできるア
ルミ合金細線の製造方法を提供することである。 発明の構成 この発明は、0.3〜5重量%のZrが添加された
アルミニウム溶融物を、回転するドラムの内壁に
遠心力によつて形成された冷却液層中にジエツト
として噴出して急冷し、直径0.4mm以下の線材に
凝固させることを特徴とする、アルミ合金細線の
製造方法である。 「Zrが添加されたアルミニウム溶融物」を用
いることによつて、耐軟化性が向上する。Zrの
添加量を増大させれば、耐熱性すなわち耐軟化性
が向上する。 「0.3〜5重量%」の根拠は、以下の理由に基
づく。金属学的にはアルミニウムに対するZrの
固溶限は0.28重量%であるので、0.3重量%末満
のZrが添加されたアルミニウム溶融物ならば、
通常の製法で製造することができるものであり、
この発明に従つた製造方法によつて一層の効果が
見られるわけではない。また、0.3重量%未満の
Zr添加量であれば、十分な耐軟化性を発揮する
アルミ合金細線を得るのが困難である。他方、5
重量%以上のZr添加量であるならば、耐軟化性
向上効果が飽和し、かえつて加工性を害するおそ
れがある。また、Zr添加量の好ましい範囲とし
て、0.3〜3重量%が推奨される。 0.3〜5重量%のZrが添加されたアルミニウム
溶融物を、いわゆる「回転液中紡糸法」によつて
急冷凝固させるのは、以下の理由による。回転液
中紡糸法は、連続した金属細線を製造するのに適
した方法である。この方法では、回転する冷却液
層中に溶融金属をジエツトとして噴出して連続し
た金属細線を得るものであるので、溶融物は急速
に冷却凝固する。通常の冷却凝固法では、固溶限
を大幅に越えて添加されたZrは、アルミニウム
中に固溶することができないが、回転液中紡糸法
による急冷凝固を行なえば、固溶限を大幅に越え
て添加されたZrはアルミニウム中に強制固溶さ
れる。さらに、溶質元素がアルミニウム中に均一
に固溶するので、細線化への加工が容易になる。 さらに、回転液紡糸法によつて製線すれば、得
られる線の断面形状が真円に近いものとなりやす
い。 「直径0.4mm以下の線材に凝固させる」のは、
これを越える径のものならば連続した線を得るこ
とが困難になるからである。さらに、冷却速度が
小さくなり、急冷による特性改善の効果が得難く
なるからである。 好ましくは、凝固させた後、少なくとも減面率
20%以上の伸線加工が施される。断面の均一化お
よび強度の向上を果たし得るからである。「20%
以上」とした理由は、20%未満では上記効果が不
充分だからである。 好ましくは、アルミニウム溶融物として、Be、
B、Liからなる群から選択される1種以上の元素
が合計0.001〜0.3重量%含有されているものを用
いる。これにより、溶融状態から冷却液中に噴出
して急冷凝固させる場合、断面形状等が均一で真
円に近い線を得ることが容易となる。また、半導
体装置の配線用ボンデイングワイヤとしてボール
ボンデイングする場合、ボールの形成能を高める
ことができる。「合計で0.001〜0.3重量%」の根
拠は、0.001%未満ならば上記効果が不充分であ
り、0.3%を越えるならば上記効果が飽和するか
らである。 また、好ましくは、アルミニウム溶融物とし
て、Si、Mn、Mgからなる群から選択される1
種以上の元素が合計で3重量%以下含有されてい
るものを用いる。これにより、細線強度をより向
上させることができる。「合計で3重量%以下」
としたのは、3%を越えればかえつて加工性を害
するおそれがあるからである。なお、Si、Mn、
Mgのほかに、Fe、Zn、Cu、Ti等の元素を含有
してもよい。 また、好ましくは、この発明に従つた方法によ
つて得られた線材は、半導体装置の配線用導体と
して用いられる。 実施例の説明 実施例 1 第1表に示した組成のアルミ合金を、第1図に
模式的に示す回転液中紡糸装置のるつぼ1内で溶
解した。この溶解は、るつぼ1の周囲に配置され
たヒータ2の加熱により行なつた。次に、るつぼ
1の上方からArガスをるつぼ1内に導入し、そ
の圧力によりアルミニウム溶融物を回転ドラム3
の内周面に形成された冷却液槽中に、るつぼ1の
底部の丸孔から噴出させた。これにより、直径
0.25mmのアルミ合金細線4が得られた。その後、
このアルミ合金細線4を直径30μmになるまで伸
線加工した。 比較のため従来の方法として、第1表に示した
組成のアルミ合金を保護雰囲気下に溶製し、これ
を半連続鋳造、熱間押出し、皮剥、冷間伸線およ
び中間焼鈍を経て直径30μmになるまでの伸線加
工を試みた。この発明に従つた製造方法によれ
ば、すべての試料(番号1〜5)を直径30μmに
なるまで伸線加工することができた。特に、試料
番号1〜4について、工業的にも容易に直径30μ
mになるまで伸線加工することができた。一方、
比較される従来の製造方法では、試料番号1の合
金以外は、伸線加工が困難であつた。特に、試料
番号4および5については、ほとんど加工するこ
とができなかつた。 実施例 2 実施例1において記述された製造方法によつて
製造された直径30μmの線を、耐軟化性と高温引
張強さに関して評価した。但し、比較される従来
の製造方法では試料番号4および5については加
工することができなかつたので、直径1mmの線を
用いて評価した。その結果を第2表に示す。表か
ら明らかなように、この発明に従つた製造方法に
よつて得られた線は、耐軟化性および高温引張強
さにおいて優れている。 実施例 3 本発明法による試料番号1〜4の組成の合金線
(30μm)を用いて、ボールボンデイングを実施
した。すなわち、Arガス雰囲気下で、キヤピラ
リに固定された合金線の先端と電極との間にアー
クを発生させて溶融し、ボールを作製し、これを
半導体素子の電極部にボンデイングした。第2図
は、合金線が半導体素子に接続された状態を示す
図である。図中、5はアルミ合金細線、6はボー
ルボンデイング部、7は電極、8は半導体素子、
9はリードフレーム、10はステツチボンデイン
グ部、11はワイヤ中央部を示す。第2図に示す
接続状態から、図中矢印Aで示すようにアルミ合
金細線5を引張つてその強度テストをしたとこ
ろ、いずれの試料番号の合金細線も、十分大きい
荷重を与えたときワイヤ中央部11付近で切断し
た。 比較のため、従来のAl−1%Si合金からなる
細線を用いて引張強度試験を行なつたところ、ボ
ールボンデイング部6のところが小さい荷重で破
断した。 実施例 4 本発明法に従つて直径0.25mmの線材に凝固され
た線の形状を比較した。すると、Be、B、Liを
含有しない試料番号1の線よりも試料番号2〜5
の線の方が真円に近く、製線性が良好といえた。 発明の効果 以上のように、この発明によれば、0.3〜5重
量%のZrが添加されたアルミニウム溶融物を、
回転するドラムの内壁に遠心力によつて形成され
た冷却液層中にジエツトとして噴出して急冷し、
直径0.4mm以下の線材に凝固させるため、耐軟化
性において優れた細線を得ることができ、しかも
細線化への加工を容易に行なうことができる。耐
軟化性において優れたものとなるのは、凝固時に
Zrが強制固溶しているためと考えられる。また、
細線化への加工が容易となるのは、溶質元素が均
一に固溶しているからである。 この発明は、IC等半導体装置用ボンデイング
ワイヤ、ヒユーズ導体、耐軟化性導体、高温強度
を有する導体などの各種のアルミ合金細線に応用
することができる。
ワイヤなどに用いられるアルミ合金細線の製造方
法に関する。 先行技術の説明 電気機器、電子機器および半導体装置等の技術
分野における技術の進歩に伴ない、これらに使用
される導体またはボンデイングワイヤなどにより
高い耐軟化性、高温強度性あるいは細線への加工
性が要求されてきている。従来、たとえば半導体
チツプの外部との接続に際しては、金を主成分と
する貫金属細線が使用されていた。しかし最近で
は、高価な貫金属細線の使用を避けるために、ア
ルミ合金細線の使用が着目されている。 しかしながら、アルミ合金細線には以下に述べ
るような欠点があつた。すなわち、アルミ合金細
線をたとえばボールボンデイングにによつて接続
する場合、まず細線の一部をアーク放電により溶
融させ表面張力でボールを形成し、その後これを
熱と超音波の使用によつて電極に接続する。この
場合、アルミ合金細線が加熱によつて軟化され、
そのため強度が著しく低下してしまうということ
がある。たとえば、30μmといつた極細アルミ合
金線がアーク放電で溶融された場合、その近傍の
部分も融点近くの温度まで加熱され、そのため軟
化して強度が著しく低下してしまい、このネツク
部で破断してしまうということが多かつた。 そのため、高温加熱されても耐軟化性が保証さ
れ得るアルミ合金細線が要望される。しかし、溶
融・鋳造した鋳塊を多数の工程を経て加工してい
くことによつてアルミ合金細線を得る従来の製法
では、耐軟化性を得るのは困難であり、また細線
への伸線加工性を向上させることも困難であつ
た。そこで、急冷アルミ合金粉末を加熱加圧し、
その後これを伸線加工することも試みられた。し
かしながら、この製法では、耐軟化性を満足させ
ることができても、細線への加工性までも満足さ
せることは極めて困難であつた。 発明の目的 それゆえに、この発明の目的は、耐軟化性と細
線への加工性の両者を満足させることのできるア
ルミ合金細線の製造方法を提供することである。 発明の構成 この発明は、0.3〜5重量%のZrが添加された
アルミニウム溶融物を、回転するドラムの内壁に
遠心力によつて形成された冷却液層中にジエツト
として噴出して急冷し、直径0.4mm以下の線材に
凝固させることを特徴とする、アルミ合金細線の
製造方法である。 「Zrが添加されたアルミニウム溶融物」を用
いることによつて、耐軟化性が向上する。Zrの
添加量を増大させれば、耐熱性すなわち耐軟化性
が向上する。 「0.3〜5重量%」の根拠は、以下の理由に基
づく。金属学的にはアルミニウムに対するZrの
固溶限は0.28重量%であるので、0.3重量%末満
のZrが添加されたアルミニウム溶融物ならば、
通常の製法で製造することができるものであり、
この発明に従つた製造方法によつて一層の効果が
見られるわけではない。また、0.3重量%未満の
Zr添加量であれば、十分な耐軟化性を発揮する
アルミ合金細線を得るのが困難である。他方、5
重量%以上のZr添加量であるならば、耐軟化性
向上効果が飽和し、かえつて加工性を害するおそ
れがある。また、Zr添加量の好ましい範囲とし
て、0.3〜3重量%が推奨される。 0.3〜5重量%のZrが添加されたアルミニウム
溶融物を、いわゆる「回転液中紡糸法」によつて
急冷凝固させるのは、以下の理由による。回転液
中紡糸法は、連続した金属細線を製造するのに適
した方法である。この方法では、回転する冷却液
層中に溶融金属をジエツトとして噴出して連続し
た金属細線を得るものであるので、溶融物は急速
に冷却凝固する。通常の冷却凝固法では、固溶限
を大幅に越えて添加されたZrは、アルミニウム
中に固溶することができないが、回転液中紡糸法
による急冷凝固を行なえば、固溶限を大幅に越え
て添加されたZrはアルミニウム中に強制固溶さ
れる。さらに、溶質元素がアルミニウム中に均一
に固溶するので、細線化への加工が容易になる。 さらに、回転液紡糸法によつて製線すれば、得
られる線の断面形状が真円に近いものとなりやす
い。 「直径0.4mm以下の線材に凝固させる」のは、
これを越える径のものならば連続した線を得るこ
とが困難になるからである。さらに、冷却速度が
小さくなり、急冷による特性改善の効果が得難く
なるからである。 好ましくは、凝固させた後、少なくとも減面率
20%以上の伸線加工が施される。断面の均一化お
よび強度の向上を果たし得るからである。「20%
以上」とした理由は、20%未満では上記効果が不
充分だからである。 好ましくは、アルミニウム溶融物として、Be、
B、Liからなる群から選択される1種以上の元素
が合計0.001〜0.3重量%含有されているものを用
いる。これにより、溶融状態から冷却液中に噴出
して急冷凝固させる場合、断面形状等が均一で真
円に近い線を得ることが容易となる。また、半導
体装置の配線用ボンデイングワイヤとしてボール
ボンデイングする場合、ボールの形成能を高める
ことができる。「合計で0.001〜0.3重量%」の根
拠は、0.001%未満ならば上記効果が不充分であ
り、0.3%を越えるならば上記効果が飽和するか
らである。 また、好ましくは、アルミニウム溶融物とし
て、Si、Mn、Mgからなる群から選択される1
種以上の元素が合計で3重量%以下含有されてい
るものを用いる。これにより、細線強度をより向
上させることができる。「合計で3重量%以下」
としたのは、3%を越えればかえつて加工性を害
するおそれがあるからである。なお、Si、Mn、
Mgのほかに、Fe、Zn、Cu、Ti等の元素を含有
してもよい。 また、好ましくは、この発明に従つた方法によ
つて得られた線材は、半導体装置の配線用導体と
して用いられる。 実施例の説明 実施例 1 第1表に示した組成のアルミ合金を、第1図に
模式的に示す回転液中紡糸装置のるつぼ1内で溶
解した。この溶解は、るつぼ1の周囲に配置され
たヒータ2の加熱により行なつた。次に、るつぼ
1の上方からArガスをるつぼ1内に導入し、そ
の圧力によりアルミニウム溶融物を回転ドラム3
の内周面に形成された冷却液槽中に、るつぼ1の
底部の丸孔から噴出させた。これにより、直径
0.25mmのアルミ合金細線4が得られた。その後、
このアルミ合金細線4を直径30μmになるまで伸
線加工した。 比較のため従来の方法として、第1表に示した
組成のアルミ合金を保護雰囲気下に溶製し、これ
を半連続鋳造、熱間押出し、皮剥、冷間伸線およ
び中間焼鈍を経て直径30μmになるまでの伸線加
工を試みた。この発明に従つた製造方法によれ
ば、すべての試料(番号1〜5)を直径30μmに
なるまで伸線加工することができた。特に、試料
番号1〜4について、工業的にも容易に直径30μ
mになるまで伸線加工することができた。一方、
比較される従来の製造方法では、試料番号1の合
金以外は、伸線加工が困難であつた。特に、試料
番号4および5については、ほとんど加工するこ
とができなかつた。 実施例 2 実施例1において記述された製造方法によつて
製造された直径30μmの線を、耐軟化性と高温引
張強さに関して評価した。但し、比較される従来
の製造方法では試料番号4および5については加
工することができなかつたので、直径1mmの線を
用いて評価した。その結果を第2表に示す。表か
ら明らかなように、この発明に従つた製造方法に
よつて得られた線は、耐軟化性および高温引張強
さにおいて優れている。 実施例 3 本発明法による試料番号1〜4の組成の合金線
(30μm)を用いて、ボールボンデイングを実施
した。すなわち、Arガス雰囲気下で、キヤピラ
リに固定された合金線の先端と電極との間にアー
クを発生させて溶融し、ボールを作製し、これを
半導体素子の電極部にボンデイングした。第2図
は、合金線が半導体素子に接続された状態を示す
図である。図中、5はアルミ合金細線、6はボー
ルボンデイング部、7は電極、8は半導体素子、
9はリードフレーム、10はステツチボンデイン
グ部、11はワイヤ中央部を示す。第2図に示す
接続状態から、図中矢印Aで示すようにアルミ合
金細線5を引張つてその強度テストをしたとこ
ろ、いずれの試料番号の合金細線も、十分大きい
荷重を与えたときワイヤ中央部11付近で切断し
た。 比較のため、従来のAl−1%Si合金からなる
細線を用いて引張強度試験を行なつたところ、ボ
ールボンデイング部6のところが小さい荷重で破
断した。 実施例 4 本発明法に従つて直径0.25mmの線材に凝固され
た線の形状を比較した。すると、Be、B、Liを
含有しない試料番号1の線よりも試料番号2〜5
の線の方が真円に近く、製線性が良好といえた。 発明の効果 以上のように、この発明によれば、0.3〜5重
量%のZrが添加されたアルミニウム溶融物を、
回転するドラムの内壁に遠心力によつて形成され
た冷却液層中にジエツトとして噴出して急冷し、
直径0.4mm以下の線材に凝固させるため、耐軟化
性において優れた細線を得ることができ、しかも
細線化への加工を容易に行なうことができる。耐
軟化性において優れたものとなるのは、凝固時に
Zrが強制固溶しているためと考えられる。また、
細線化への加工が容易となるのは、溶質元素が均
一に固溶しているからである。 この発明は、IC等半導体装置用ボンデイング
ワイヤ、ヒユーズ導体、耐軟化性導体、高温強度
を有する導体などの各種のアルミ合金細線に応用
することができる。
【表】
【表】
第1図は、この発明を実施するための装置の一
例を模式的に示す図である。第2図は、この発明
に従つた製造方法によつて得られたアルミ合金細
線を半導体素子に接続した状態の一例を示す図で
ある。 図において、1はるつぼ、2はヒータ、3は回
転ドラム、4はアルミ合金細線、5はアルミ合金
細線、6はボールボンデイング部、7は電極、8
は半導体素子、9はリードフレーム、10はステ
ツチボンデイング部、11はワイヤ中央部を示
す。
例を模式的に示す図である。第2図は、この発明
に従つた製造方法によつて得られたアルミ合金細
線を半導体素子に接続した状態の一例を示す図で
ある。 図において、1はるつぼ、2はヒータ、3は回
転ドラム、4はアルミ合金細線、5はアルミ合金
細線、6はボールボンデイング部、7は電極、8
は半導体素子、9はリードフレーム、10はステ
ツチボンデイング部、11はワイヤ中央部を示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 0.3〜5重量%のZrが添加されたアルミニウ
ム溶融物を、回転するドラムの内壁に遠心力によ
つて形成された冷却液層中にジエツトとして噴出
して急冷し、直径0.4mm以下の線材に凝固させる
ことを特徴とする、アルミ合金細線の製造方法。 2 前記添加さるZrの量が0.3〜3重量%である、
特許請求の範囲第1項記載のアルミ合金細線の製
造方法。 3 前記アルミニウム溶融物を凝固させた後、少
なくとも減面率20%以上の伸線加工を行なう、特
許請求の範囲第1項または第2項に記載のアルミ
合金細線の製造方法。 4 前記アルミニウム溶融物として、Be、B、
Liからなる群から選択される1種以上の元素が合
計で0.001〜0.3重量%含有されているものを用い
る、特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
かに記載のアルミ合金細線の製造方法。 5 前記アルミニウム溶融物として、Si、Mn、
Mgからなる群から選択される1種以上の元素が
合計で3重量%以下含有されているものを用い
る、特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
かに記載のアルミ合金細線の製造方法。 6 前記線材は、半導体装置の配線用導体として
用いられる、特許請求の範囲第1項ないし第5項
のいずれかに記載のアルミ合金細線の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10323284A JPS60247443A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | アルミ合金細線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10323284A JPS60247443A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | アルミ合金細線の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60247443A JPS60247443A (ja) | 1985-12-07 |
| JPH0316218B2 true JPH0316218B2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=14348711
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10323284A Granted JPS60247443A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | アルミ合金細線の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60247443A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106148740A (zh) * | 2015-05-13 | 2016-11-23 | 江苏亨通电力特种导线有限公司 | 高强度耐热型铝合金杆的制造方法 |
| CN104894438B (zh) * | 2015-06-18 | 2018-07-20 | 全球能源互联网研究院 | 一种高导电率耐热铝合金单丝材料及其制备方法 |
| CN111556902B (zh) * | 2018-01-05 | 2021-11-05 | 住友电气工业株式会社 | 铝合金线及铝合金线的制造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54109011A (en) * | 1978-02-14 | 1979-08-27 | Hajime Yamada | Heat resistant aluminum alloy |
| JPS6038228B2 (ja) * | 1978-11-10 | 1985-08-30 | 逸雄 大中 | 金属細線の製造方法 |
-
1984
- 1984-05-21 JP JP10323284A patent/JPS60247443A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60247443A (ja) | 1985-12-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5975493B2 (ja) | 銅合金線材の製造方法 | |
| JP3367544B2 (ja) | ボンディング用金合金細線及びその製造方法 | |
| JPH049621B2 (ja) | ||
| US20160234945A1 (en) | Bi-BASED SOLDER ALLOY, METHOD OF BONDING ELECTRONIC COMPONENT USING THE SAME, AND ELECTRONIC COMPONENT-MOUNTED BOARD | |
| JPH0316218B2 (ja) | ||
| CN117737499B (zh) | 一种金-钯包覆超软铜复合键合丝及其制备方法 | |
| JPH0435538B2 (ja) | ||
| JP2996378B2 (ja) | 冷間圧延によって圧延される導電線用銅合金ロッドの製造法 | |
| JPH07284983A (ja) | 半田材料及びその製造方法 | |
| JPS59166352A (ja) | 銅合金線の製造方法 | |
| JPH049253A (ja) | 銅合金の製造方法 | |
| JP2003059964A (ja) | ボンディングワイヤ及びその製造方法 | |
| JPS623227B2 (ja) | ||
| JPH0249169B2 (ja) | ||
| JPH059184B2 (ja) | ||
| JPS6173849A (ja) | Cu基超伝導合金 | |
| JPS59190336A (ja) | アルミニウム合金線の製造方法 | |
| JPH04339575A (ja) | 抵抗溶接用電極の製造方法 | |
| JPS613639A (ja) | アルミ合金細線の製造方法 | |
| JP2996379B2 (ja) | 冷間圧延によって圧延される導電線用銅合金ロッドの製造方法 | |
| KR100273702B1 (ko) | 본딩용 금합금 세선의 제조방법 | |
| JPH0413496A (ja) | りん銅ろう線材及びその製造方法 | |
| JPS60238079A (ja) | アルミニウム極細線の製造方法 | |
| JPH0451254B2 (ja) | ||
| JPS59156550A (ja) | 細物アルミニウム合金線の製造方法 |