JPH0316558B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316558B2 JPH0316558B2 JP58208173A JP20817383A JPH0316558B2 JP H0316558 B2 JPH0316558 B2 JP H0316558B2 JP 58208173 A JP58208173 A JP 58208173A JP 20817383 A JP20817383 A JP 20817383A JP H0316558 B2 JPH0316558 B2 JP H0316558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- branch
- backpack
- shaft
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
本願発明は、背負枠に支持されたエンジン等の
原動機から発生する軸出力を利用し、所望の作
業、たとえば、回転刃を回転させて行う刈払およ
び枝打ち作業、あるいは、チエンソーによる伐採
作業などを行いうるように構成された作業機に関
する。
原動機から発生する軸出力を利用し、所望の作
業、たとえば、回転刃を回転させて行う刈払およ
び枝打ち作業、あるいは、チエンソーによる伐採
作業などを行いうるように構成された作業機に関
する。
この種の作業機において、実用に値するか否か
を決定するための重要な要素の一つは、背負枠へ
の原動機の振動の伝達が十分に緩衝されているか
どうかということである。この振動の緩衝が不十
分だと、毎分3000ないし10000回転する原動機か
ら発生する強烈な振動が背負枠から作業者の肩や
背中に伝わり、作業者がたちまちこの振動による
苦痛を覚え、到底長時間の連続作業に耐えること
ができなくなる。 原動機の一例としてのレシプロ式の内燃機関
(以下、エンジンという)では、シリンダー内を
上下に往復動するピストンの加速度の交番的な変
化に起因する縦方向の振動、クランクシヤフトに
固着されたバランスウエイトが回転することによ
る縦方向および横方向の振動、爆発行程における
サイドスラストに起因する横方向の振動等が組合
わさつた、きわめて複雑かつ強烈な振動が発生す
る。とくに、背負式作業機の動力源としては、最
も構造が簡単であり、かつ安価な単気筒2サイク
ルエンジンが一般に使用されており、このような
エンジンでは、上記のようなクランクシヤフトに
バランスウエイトを固着するだけでは十分に振動
を取り去ることができないため、発生する振動は
強烈である。このように、エンジンは、作業のた
めの動力を発生するための源であると同時に、強
烈な振動を発生する加振体であるということがで
きる。
を決定するための重要な要素の一つは、背負枠へ
の原動機の振動の伝達が十分に緩衝されているか
どうかということである。この振動の緩衝が不十
分だと、毎分3000ないし10000回転する原動機か
ら発生する強烈な振動が背負枠から作業者の肩や
背中に伝わり、作業者がたちまちこの振動による
苦痛を覚え、到底長時間の連続作業に耐えること
ができなくなる。 原動機の一例としてのレシプロ式の内燃機関
(以下、エンジンという)では、シリンダー内を
上下に往復動するピストンの加速度の交番的な変
化に起因する縦方向の振動、クランクシヤフトに
固着されたバランスウエイトが回転することによ
る縦方向および横方向の振動、爆発行程における
サイドスラストに起因する横方向の振動等が組合
わさつた、きわめて複雑かつ強烈な振動が発生す
る。とくに、背負式作業機の動力源としては、最
も構造が簡単であり、かつ安価な単気筒2サイク
ルエンジンが一般に使用されており、このような
エンジンでは、上記のようなクランクシヤフトに
バランスウエイトを固着するだけでは十分に振動
を取り去ることができないため、発生する振動は
強烈である。このように、エンジンは、作業のた
めの動力を発生するための源であると同時に、強
烈な振動を発生する加振体であるということがで
きる。
背負式作業機において、エンジンの振動の背負
枠への伝播量をできるだけ減少させるための防振
支持構造が種々提案されており、たとえば、実公
昭50−15928号公報に示されたものは、エンジン
の上部を背負枠の上部にスプリングで吊すととも
に、エンジンの下部を背負枠の下部に自在継手を
介して連繋して構成されている。しかしながら、
この構造では、エンジンが背負枠に対して傾斜す
ることはある程度許容しても、エンジンの下部支
持部と背負枠の下部との連繋部での防振効果には
なお不満が残る。エンジンの下部と背負枠との間
には、自在継手が介在するとはいえ、防振機能を
発揮しうる弾性材は介在していないからである。
また、実開昭54−16848号公報に示されているも
ののように、エンジンの上部と背負枠の上部との
間、およびエンジンの下部と背負枠の下部との間
に単なるコイルスプリングを介在させたものも提
案されているが、これではエンジンの支持安定性
を確保できず、到底実用に耐えることができな
い。 本願発明は、上記の事情のもとで考え出された
ものであつて、その目的は、エンジンの支持安定
性を高度に維持しつつ、エンジンの水平方向の振
動および上下方向の振動の双方を効果的に減衰さ
せうる背負式作業機を提供することである。
枠への伝播量をできるだけ減少させるための防振
支持構造が種々提案されており、たとえば、実公
昭50−15928号公報に示されたものは、エンジン
の上部を背負枠の上部にスプリングで吊すととも
に、エンジンの下部を背負枠の下部に自在継手を
介して連繋して構成されている。しかしながら、
この構造では、エンジンが背負枠に対して傾斜す
ることはある程度許容しても、エンジンの下部支
持部と背負枠の下部との連繋部での防振効果には
なお不満が残る。エンジンの下部と背負枠との間
には、自在継手が介在するとはいえ、防振機能を
発揮しうる弾性材は介在していないからである。
また、実開昭54−16848号公報に示されているも
ののように、エンジンの上部と背負枠の上部との
間、およびエンジンの下部と背負枠の下部との間
に単なるコイルスプリングを介在させたものも提
案されているが、これではエンジンの支持安定性
を確保できず、到底実用に耐えることができな
い。 本願発明は、上記の事情のもとで考え出された
ものであつて、その目的は、エンジンの支持安定
性を高度に維持しつつ、エンジンの水平方向の振
動および上下方向の振動の双方を効果的に減衰さ
せうる背負式作業機を提供することである。
上記の課題を解決するためのこの発明では、次
の技術的手段を講じている。 すなわち、本願発明は、背負枠にエンジンを支
持させ、このエンジンから可撓性の伝動軸を介し
て作業体に動力を伝達するように構成された背負
式作業機において、 上記エンジンの垂直方向上下に位置する両部位
において、それぞれ、エンジンと一体的に設けた
支片と背負枠と一体的な設けた支片とを互いに垂
直方向に対向させたエンジン支持部を設け、 上記上下の両エンジン支持部において、互いに
対向する支片のうちいずれか各一方の支片にほぼ
エンジンの重心を通る垂直方向に延びる軸をそれ
ぞれ固定するとともに、各他方の支片に上記軸の
径より大きい穴をそれぞれ設け、上記各軸が上記
各穴に挿通するように上記各一対の支片を位置づ
ける一方、線径を比較的太く、かつ巻径を比較的
太く形成することにより両端部の軸直角方向の変
位に対する弾性復元力が強くなるように形成した
コイルバネを上記各一対の支片の間に上記各軸を
囲むようにしてそれぞれ介在させたことを特徴と
する。
の技術的手段を講じている。 すなわち、本願発明は、背負枠にエンジンを支
持させ、このエンジンから可撓性の伝動軸を介し
て作業体に動力を伝達するように構成された背負
式作業機において、 上記エンジンの垂直方向上下に位置する両部位
において、それぞれ、エンジンと一体的に設けた
支片と背負枠と一体的な設けた支片とを互いに垂
直方向に対向させたエンジン支持部を設け、 上記上下の両エンジン支持部において、互いに
対向する支片のうちいずれか各一方の支片にほぼ
エンジンの重心を通る垂直方向に延びる軸をそれ
ぞれ固定するとともに、各他方の支片に上記軸の
径より大きい穴をそれぞれ設け、上記各軸が上記
各穴に挿通するように上記各一対の支片を位置づ
ける一方、線径を比較的太く、かつ巻径を比較的
太く形成することにより両端部の軸直角方向の変
位に対する弾性復元力が強くなるように形成した
コイルバネを上記各一対の支片の間に上記各軸を
囲むようにしてそれぞれ介在させたことを特徴と
する。
本願発明においては、エンジンの上下の2箇所
に設けた支持部において、それぞれ、エンジンと
一体的な支片と背負枠と一体的な支片との間にコ
イルバネを介在させた防振構造を構成しているの
で、エンジンの上下方向の振動の背負枠への伝達
は、エンジンの上部においても下部においても、
効果的に減殺される。 また、上記のコイルバネは、その両端部を軸直
角方向の変位に対する弾性復元力が強くなつてい
るので、エンジンの水平方向の振動が背負枠に伝
達するのも効果的に緩和され、エンジンの上下部
が同等の防振構造によつて支持されていることと
相まつて、エンジンの背負枠に対する支持安定性
も優れている。 しかも、上下の支持部の各一方の支片に設ける
軸は、ともに、ほぼエンジンの重心を通る垂直軸
と一致しているので、可撓性伝動軸を介して連繋
される作業体を振回操作する場合に生じるエンジ
ンの上記軸回りの円滑の回動も確保される。 さらに、一方の支片に設けた大きな穴に他方の
支片に設けた軸が通つているので、エンジンに水
平方向の大荷重がかかつたとしても、上記軸が上
記穴の内壁に当接してエンジンの背負枠に対する
水平方向の過移動を阻止し、このこともエンジン
の支持安定性につながる。 このように、本願発明の背負式作業機は、一対
の支片を対向させるとともに、一方の支片に設け
た軸を他方の支片に設けた大きな穴に挿通させ、
かつ、両支片間に所定の高弾性をもつコイルバネ
を軸套嵌状に介装させてなる一対の防振支持構造
をエンジンの上下2箇所に適用し、かつ、両防振
支持構造の各軸をエンジンの重心を通る垂直軸上
に一致させることで関連させる構成をとつている
ので、上記両防振支持構造にエンジンの荷重支持
機能と効果的な防振機能の双方の役割を果たさせ
ることができる。そして、比較的簡単な構造なが
ら、エンジンから発生する上下方向および水平方
向の振動の背負枠への伝播を効果的に緩和するこ
とができ、しかもエンジンの支持安定性が損なわ
れず、同時に、可撓性伝動軸を介して連繋される
作業体の振回操作時でのエンジンの垂直軸回りの
円滑な回動が確保されるという顕著な効果を発揮
する。
に設けた支持部において、それぞれ、エンジンと
一体的な支片と背負枠と一体的な支片との間にコ
イルバネを介在させた防振構造を構成しているの
で、エンジンの上下方向の振動の背負枠への伝達
は、エンジンの上部においても下部においても、
効果的に減殺される。 また、上記のコイルバネは、その両端部を軸直
角方向の変位に対する弾性復元力が強くなつてい
るので、エンジンの水平方向の振動が背負枠に伝
達するのも効果的に緩和され、エンジンの上下部
が同等の防振構造によつて支持されていることと
相まつて、エンジンの背負枠に対する支持安定性
も優れている。 しかも、上下の支持部の各一方の支片に設ける
軸は、ともに、ほぼエンジンの重心を通る垂直軸
と一致しているので、可撓性伝動軸を介して連繋
される作業体を振回操作する場合に生じるエンジ
ンの上記軸回りの円滑の回動も確保される。 さらに、一方の支片に設けた大きな穴に他方の
支片に設けた軸が通つているので、エンジンに水
平方向の大荷重がかかつたとしても、上記軸が上
記穴の内壁に当接してエンジンの背負枠に対する
水平方向の過移動を阻止し、このこともエンジン
の支持安定性につながる。 このように、本願発明の背負式作業機は、一対
の支片を対向させるとともに、一方の支片に設け
た軸を他方の支片に設けた大きな穴に挿通させ、
かつ、両支片間に所定の高弾性をもつコイルバネ
を軸套嵌状に介装させてなる一対の防振支持構造
をエンジンの上下2箇所に適用し、かつ、両防振
支持構造の各軸をエンジンの重心を通る垂直軸上
に一致させることで関連させる構成をとつている
ので、上記両防振支持構造にエンジンの荷重支持
機能と効果的な防振機能の双方の役割を果たさせ
ることができる。そして、比較的簡単な構造なが
ら、エンジンから発生する上下方向および水平方
向の振動の背負枠への伝播を効果的に緩和するこ
とができ、しかもエンジンの支持安定性が損なわ
れず、同時に、可撓性伝動軸を介して連繋される
作業体の振回操作時でのエンジンの垂直軸回りの
円滑な回動が確保されるという顕著な効果を発揮
する。
以下、本願発明の実施例を図面を参照しつつ具
体的に説明する。 第1図は、本願発明を背負式動力刈払機に適用
した全体図を示す。この刈払機は、肩掛けバンド
1を備えた背負枠2に動力源たるエンジン3が支
持され、このエンジン3からの回転出力を可撓性
の伝動管4ないし操作管5内を通挿した伝動軸
(図示略)を介して操作管5の先端部に取付けら
れた作業体として回転刃6に伝達するようになつ
ている。背負枠2は、たとえば、軽量の金属パイ
プを折曲かつ溶接するなどして形成され、エンジ
ン3の下部を支持するための水平部2aと、エン
ジン3の上部を支持し、かつ背当てパツド7を取
付けるべき垂直状の背当て部2bとを有してい
る。肩掛けバンド1はこの背当て部2bの上部に
一端を、下部に他端を取付けられた左右一対の可
撓性ベルトなどで構成され、その中間部には背当
てパツド8が取付けられている。作業者は、この
背負枠2を上記肩掛けバンド1を介して背負い、
操作管5の適部に取付けられた操作グリツプ9,
9を把持してこの操作管5を振回しつつ刈払い作
業を行う。 エンジン3の上部の背負枠2に対する支持構造
の詳細を第2図に示す。 基部をエンジン3に対して一体的に固着された
第一支片10と、基部を背負枠2の上部に適部に
対して一体的に固着された第二支片11は、互い
に平行をなすように水平状に延びている。第一支
片10には、ほぼエンジン3の重心を通る垂直方
向に延びる軸12の一端を固着し、これを第二支
片11に開けた穴13に挿通するようにする。本
例では、首下の長いボルト14を第二支片11の
穴13に上方から通すとともに第一支片10に開
けたボルト通挿孔15に先端螺軸部16を通し、
かつこの螺軸部16の第一支片10より上に位置
する部位と下に位置する部位とにそれぞれねじつ
けた二個のナツト17,18で上記第一支片11
を挟圧することにより構成している。 なお、第二支片11に開けるべき穴13は、上
記軸12、すなわち、ボルト14の外径より相当
大きな穴とし、通常時にはボルト14と穴13は
全く干渉しないようにしておく。 また、上記第一支片10と第二支片11との間
には、コイルバネ19が介装される。このコイル
バネ19は、図にも表れているように、線径およ
び巻径が比較的大きく形成され、両端部19a,
19bの軸直角方向の変位に対する弾性復元力が
比較的強いようにしたものが用いられる。また、
その上端19aおよび下端19bは、それぞれ第
二支片11および第一支片10に形成したボス部
20,21に嵌めこまれ、これら第一支片10お
よび第二支片11に対して横方向にずれ動かない
ようにしている。 また、このエンジンの上部の支持構造では、上
記第二支片11の穴13から上方に突き抜けるボ
ルト14の軸部に、下方に延出するボス部22を
有するカラー23を套嵌してボルト14の頭部に
よりこれが上方に抜け出ないように受け止め、こ
のカラー23と上記第二支片11との間に別のコ
イルバネ24を介装している。このコイルバネ2
4は、緩衝効果を有しつつエンジン3の重量の一
部を第二支片11に支持させる役割を果たす。 第2図から明らかなように、第一支片10ない
しボルト14は、第二支片11に対して、上下方
向に相対移動しうるのみならず、第二支片11の
穴13内をボルト14が動きうる範囲で水平方向
のあらゆる方向に相対移動しうる。そして、ボル
ト14の回転も許容されているから、第一支片1
1と一体的なエンジン3は、上記ボルト14の軸
心回りに回動することができる。 したがつて、第一支片10ないしボルト14
は、第二支片11ひいては背負枠2に対して三次
元の全方向に若干距離相対運動しうる。このこと
と、第一支片10と第二支片11との間に弾性材
たるコイルバネ19が介在させられていることに
より、エンジン3のあらゆる方向の振動は直接的
に第二支片11ないし背負枠2には伝達されず、
これによる防振効果は抜群である。しかも、コイ
ルバネ19は、その両端部の軸直角方向の変位に
対する弾力が強いことから、第一支片10および
第二支片11は、常に第2図に示す平衡状態に戻
ろうとするから、エンジン2の支持安定性は高度
に維持される。 エンジン3の下部の背負枠2に対する支持構造
の詳細を第3図に示す。 この支持構造は、第2図に示した、エンジン3
の上部の支持構造と基本的に同様であるが、軸1
2を設ける部材を背負枠2に対して一体的な第四
支片25とし、エンジン3と一体的な第三支片2
6に上記軸12が挿通する穴13を設けたこと、
および、上記コイルバネ24に相当するバネがな
いこと、が異なつている。その他の構成は、第2
図の構成とほぼ同様であるので、詳細な説明は省
略する。なお、この部の作用効果も第2図に示し
た構造と同様である。 なお、第1図のように、エンジンの上下双方を
背負枠に支持する場合には、その双方の軸12を
エンジンの重心を通る垂直方向に延びるように一
致させておく。 本願発明の範囲は図面に示した実施例に限定さ
れることはない。 すなわち、図示例では、エンジンの上下双方を
背負枠に支持させているが、上部のみ、あるいは
下部のみを背負枠に支持させるようにしてもよ
い。また、軸12として、図示例ではボルトを利
用しているが、支片に棒を溶接するなどして構成
してもよい。さらに、図示例は、背負式刈払機で
あるが、枝打機、あるいは、噴霧機等、背負枠に
支持してエンジンの動力を利用したあらゆる背負
式作業機に本願発明を適用しうる。
体的に説明する。 第1図は、本願発明を背負式動力刈払機に適用
した全体図を示す。この刈払機は、肩掛けバンド
1を備えた背負枠2に動力源たるエンジン3が支
持され、このエンジン3からの回転出力を可撓性
の伝動管4ないし操作管5内を通挿した伝動軸
(図示略)を介して操作管5の先端部に取付けら
れた作業体として回転刃6に伝達するようになつ
ている。背負枠2は、たとえば、軽量の金属パイ
プを折曲かつ溶接するなどして形成され、エンジ
ン3の下部を支持するための水平部2aと、エン
ジン3の上部を支持し、かつ背当てパツド7を取
付けるべき垂直状の背当て部2bとを有してい
る。肩掛けバンド1はこの背当て部2bの上部に
一端を、下部に他端を取付けられた左右一対の可
撓性ベルトなどで構成され、その中間部には背当
てパツド8が取付けられている。作業者は、この
背負枠2を上記肩掛けバンド1を介して背負い、
操作管5の適部に取付けられた操作グリツプ9,
9を把持してこの操作管5を振回しつつ刈払い作
業を行う。 エンジン3の上部の背負枠2に対する支持構造
の詳細を第2図に示す。 基部をエンジン3に対して一体的に固着された
第一支片10と、基部を背負枠2の上部に適部に
対して一体的に固着された第二支片11は、互い
に平行をなすように水平状に延びている。第一支
片10には、ほぼエンジン3の重心を通る垂直方
向に延びる軸12の一端を固着し、これを第二支
片11に開けた穴13に挿通するようにする。本
例では、首下の長いボルト14を第二支片11の
穴13に上方から通すとともに第一支片10に開
けたボルト通挿孔15に先端螺軸部16を通し、
かつこの螺軸部16の第一支片10より上に位置
する部位と下に位置する部位とにそれぞれねじつ
けた二個のナツト17,18で上記第一支片11
を挟圧することにより構成している。 なお、第二支片11に開けるべき穴13は、上
記軸12、すなわち、ボルト14の外径より相当
大きな穴とし、通常時にはボルト14と穴13は
全く干渉しないようにしておく。 また、上記第一支片10と第二支片11との間
には、コイルバネ19が介装される。このコイル
バネ19は、図にも表れているように、線径およ
び巻径が比較的大きく形成され、両端部19a,
19bの軸直角方向の変位に対する弾性復元力が
比較的強いようにしたものが用いられる。また、
その上端19aおよび下端19bは、それぞれ第
二支片11および第一支片10に形成したボス部
20,21に嵌めこまれ、これら第一支片10お
よび第二支片11に対して横方向にずれ動かない
ようにしている。 また、このエンジンの上部の支持構造では、上
記第二支片11の穴13から上方に突き抜けるボ
ルト14の軸部に、下方に延出するボス部22を
有するカラー23を套嵌してボルト14の頭部に
よりこれが上方に抜け出ないように受け止め、こ
のカラー23と上記第二支片11との間に別のコ
イルバネ24を介装している。このコイルバネ2
4は、緩衝効果を有しつつエンジン3の重量の一
部を第二支片11に支持させる役割を果たす。 第2図から明らかなように、第一支片10ない
しボルト14は、第二支片11に対して、上下方
向に相対移動しうるのみならず、第二支片11の
穴13内をボルト14が動きうる範囲で水平方向
のあらゆる方向に相対移動しうる。そして、ボル
ト14の回転も許容されているから、第一支片1
1と一体的なエンジン3は、上記ボルト14の軸
心回りに回動することができる。 したがつて、第一支片10ないしボルト14
は、第二支片11ひいては背負枠2に対して三次
元の全方向に若干距離相対運動しうる。このこと
と、第一支片10と第二支片11との間に弾性材
たるコイルバネ19が介在させられていることに
より、エンジン3のあらゆる方向の振動は直接的
に第二支片11ないし背負枠2には伝達されず、
これによる防振効果は抜群である。しかも、コイ
ルバネ19は、その両端部の軸直角方向の変位に
対する弾力が強いことから、第一支片10および
第二支片11は、常に第2図に示す平衡状態に戻
ろうとするから、エンジン2の支持安定性は高度
に維持される。 エンジン3の下部の背負枠2に対する支持構造
の詳細を第3図に示す。 この支持構造は、第2図に示した、エンジン3
の上部の支持構造と基本的に同様であるが、軸1
2を設ける部材を背負枠2に対して一体的な第四
支片25とし、エンジン3と一体的な第三支片2
6に上記軸12が挿通する穴13を設けたこと、
および、上記コイルバネ24に相当するバネがな
いこと、が異なつている。その他の構成は、第2
図の構成とほぼ同様であるので、詳細な説明は省
略する。なお、この部の作用効果も第2図に示し
た構造と同様である。 なお、第1図のように、エンジンの上下双方を
背負枠に支持する場合には、その双方の軸12を
エンジンの重心を通る垂直方向に延びるように一
致させておく。 本願発明の範囲は図面に示した実施例に限定さ
れることはない。 すなわち、図示例では、エンジンの上下双方を
背負枠に支持させているが、上部のみ、あるいは
下部のみを背負枠に支持させるようにしてもよ
い。また、軸12として、図示例ではボルトを利
用しているが、支片に棒を溶接するなどして構成
してもよい。さらに、図示例は、背負式刈払機で
あるが、枝打機、あるいは、噴霧機等、背負枠に
支持してエンジンの動力を利用したあらゆる背負
式作業機に本願発明を適用しうる。
第1図は本願発明の一実施例を示す側面図、第
2図はエンジン上部の支持構造の詳細を示す断面
図、第3図はエンジン下部の支持構造の詳細を示
す断面図である。 2……背負枠、3……エンジン、10,26…
…エンジンと一体的な支片(第一支片、第三支
片)、11,25……背負枠と一体的な支片(第
二支片、第四支片)、12……軸、13……穴、
19……コイルバネ。
2図はエンジン上部の支持構造の詳細を示す断面
図、第3図はエンジン下部の支持構造の詳細を示
す断面図である。 2……背負枠、3……エンジン、10,26…
…エンジンと一体的な支片(第一支片、第三支
片)、11,25……背負枠と一体的な支片(第
二支片、第四支片)、12……軸、13……穴、
19……コイルバネ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 背負枠にエンジンを支持させ、このエンジン
から可撓性の伝動軸を介して作業体に動力を伝達
するように構成された背負式作業機において、 上記エンジンの垂直方向上下に位置する両部位
において、それぞれ、エンジンと一体的に設けた
支片と背負枠と一体的な設けた支片とを互いに垂
直方向に対向させたエンジン支持部を設け、 上記上下の両エンジン支持部において、互いに
対向する支片のうちいずれか各一方の支片にほぼ
エンジンの重心を通る垂直方向に延びる軸をそれ
ぞれ固定するとともに、各他方の支片に上記軸の
径より大きい穴をそれぞれ設け、上記各軸が上記
各穴に挿通するように上記各一対の支片を位置づ
ける一方、線径を比較的太く、かつ巻径を比較的
太く形成することにより両端部の軸直角方向の変
位に対する弾性復元力が強くなるように形成した
コイルバネを上記各一対の支片の間に上記各軸を
囲むようにしてそれぞれ介在させたことを特徴と
する、背負式作業機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20817383A JPS60101394A (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 背負式作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20817383A JPS60101394A (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 背負式作業機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60101394A JPS60101394A (ja) | 1985-06-05 |
| JPH0316558B2 true JPH0316558B2 (ja) | 1991-03-05 |
Family
ID=16551865
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20817383A Granted JPS60101394A (ja) | 1983-11-04 | 1983-11-04 | 背負式作業機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60101394A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4997134B2 (ja) * | 2008-02-14 | 2012-08-08 | 株式会社 マルナカ | 背負式作業機 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5326018Y2 (ja) * | 1973-06-09 | 1978-07-03 | ||
| JPS50131488U (ja) * | 1974-04-17 | 1975-10-29 | ||
| JPS5927559Y2 (ja) * | 1979-06-08 | 1984-08-09 | 才市 岡本 | 防振装置 |
-
1983
- 1983-11-04 JP JP20817383A patent/JPS60101394A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60101394A (ja) | 1985-06-05 |
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