JPH0319216B2 - - Google Patents
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- JPH0319216B2 JPH0319216B2 JP3948782A JP3948782A JPH0319216B2 JP H0319216 B2 JPH0319216 B2 JP H0319216B2 JP 3948782 A JP3948782 A JP 3948782A JP 3948782 A JP3948782 A JP 3948782A JP H0319216 B2 JPH0319216 B2 JP H0319216B2
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は、α−置換フエニル−アルカンカルボ
ン酸誘導体の新規な製造方法に関する。更に詳し
く言えば、本発明は一般式 (式中、Rは水素、C1〜C4アルキルまたはア
ラルキル基であり、R1は水素、C1〜C6アルキル、
アラルキル、アリール、フツ素化アリールまたは
アリールオキシ基であり、R2は水素またはフツ
素原子である) で表わされる化合物、即ちα−置換フエニル−
アルカンカルボン酸を製造するのに有益な中間体
の製法に関する。 上記化合物は、人間や動物に対して消炎、鎮
痛、解熱等の薬効を有し、なかでもRがメチル
基、R1がイソブチル基、R2が水素原子である化
合物に対応するカルボン酸およびRがメチル基、
R1がフエニル基、R2がフツ素原子に対応するカ
ルボン酸またはこれらの塩はとりわけ優れた消
炎、鎮痛、解熱の薬理効果を示すことが知られて
いる。 本発明は、この様な医薬を効率良く製造する過
程において重要な、中間体ないし前駆体の製法に
関する。 これらのα−置換フエニル−アルカンカルボン
酸またはその塩の従来より知られている製造法と
しては、例えば特公昭40−7491号、特公昭43−
22297号、特公昭44−25076号、特公昭47−18105
号等の各公報に記載され公知である。これらの方
法は何れも良く知られた化学反応を巧みに組合せ
たものであるが、一般に工程が長く、操作も複雑
で必ずしも満足できるものではない。 本発明者らは、前記中間体ないし前駆体である
一般式 (式中、YはC1〜C4アルキル基、リチウム、
ナトリウム、カルシウム等のアルカリ、アルカリ
土類金属原子であり、R,R1,R2は前記に同じ) で表わされる、化合物のカルボキシル基に保護
基を有する化合物、即ちα−置換フエニル−ア
ルカンカルボン酸誘導体の合成について鋭意研究
の結果、従来知られている方法に較べ、工程数が
少なく容易に純度よく目的物を得る新規な製造法
を見出し本発明に至つた。 即ち、本発明は、下記反応式により容易に得ら
れる一般式 (式中R1はC1〜C6アルキル、アラルキル、ア
リール、フツ素化アリールまたはアリールオキシ
基であり、R2は水素またはフツ素原子、Xはヨ
ウ素、臭素、塩素などのハロゲン原子である) で表わされる化合物、即ちハロゲン化マンガン
化合物と、一般式 (式中Rは水素、C1〜C4アルキルまたはアラ
ルキル基であり、Xはハロゲン原子例えば塩素、
臭素、沃素、YはC1〜C4アルキル基、リチウム、
ナトリウム、マグネシウム、カルシウム等のアル
カリ、アルカリ土類金属原子である) なる化合物と反応させることにより、化合物を
得ることを特徴としている。 得られた化合物は、次いでYがアルキル基の
場合は加水分解し、金属の場合は酸性にすること
により容易に一般式 (式中の符号は前記に同じ) で表わされるα−置換フエニル−アルカンカルボ
ン酸に変換し得る。 本発明の方法に於て出発物質として使用される
化合物は、次の様にして製造することが最適で
ある。フエニルブロマイド化合物と金属マグネシ
ウムとを、無水テトラヒドロフラン中で窒素気流
下で反応させる通常のグリニアール試薬を得る反
応に準じて行い、相当するフエニルのグリニアー
ル試薬を得ることができる。次いで、無水沃化マ
ンガンのテトラヒドロフランの懸濁液(一部溶
解)中に上記グリニアール試薬を−20〜−30℃で
滴下すると、容易にフエニルヨウ化マンガン(化
合物)のテトラヒドロフラン懸濁液を得ること
ができる。 本発明の方法、即ち化合物と化合物とより
化合物を製造する方法を次に詳述する。 化合物は概して室温まで安定であるから、上
述の如く製造したフエニル沃化マンガンのテトラ
ヒドロフラン懸濁液を窒素気流中−20〜30℃好ま
しくは−5〜0℃に冷却し、これに化合物を添
加かくはんする。添加後、反応液は灰色に変化す
る。反応温度を−5〜室温(25℃)の範囲で(対
象物質によつて反応温度が異る)10〜24時間かく
はんする。反応進行に伴い着色度が増し黒褐色と
なる。 反応後、反応液を飽和塩化アンモン中に投入し
て加水分解した後酸性としエチルエーテルで抽出
する。有機層を10%酸性亜硫酸ソーダで洗浄し更
に水洗する。 本発明の目的物である化合物はこの様にして
得られ、それが塩である場合はそのまま単離して
医薬の用途に利用することも可能である。然しな
がらこの化合物は、単離することなく次の反応
工程に利用するのが良く、以下に述べる工程を経
ることにより化合物すなわちα−置換フエニル
−アルカンカルボン酸に変換される。但し、化合
物におけるYが金属原子の場合とアルキル基の
場合とで以後の処理条件が相違する。 a)Yが金属原子の場合 エーテル層に5%カセイソーダを加えて生成物
を抽出し、次いでこのカセイソーダ水溶液を塩酸
酸性にし析出する有機物をエーテルで再抽出し無
水硫酸ソーダで乾燥後エーテルを留去し粗生成物
を得る。 粗生成物は、適当な有機溶剤で再結晶するか或
は逆相クロマトグラフイーで分離することによつ
て化合物の精製物を得る。 b)Yがアルキル基の場合 エーテル層を無水硫酸ソーダで乾燥後エーテル
を留去し、フエニル−アルカンカルボン酸エステ
ルの粗生成物を得る。粗生成物にカセイソーダを
含むメタノール水系溶液を加えて数時間加熱環流
して後、メタノールを留去し、適当量の水を加え
て塩酸酸性として析出する有機物をエーテル抽出
し、エーテル層を無水硫酸で乾燥後エーテルを留
去して相当するカルボン酸粗生成物を得る。粗生
成物から適当な有機溶剤で再結晶するか或は逆相
クロマトグラフイーで分離することによつて化合
物の精製物を得る。 次に実施例を示し、本発明を更に具体的に説明
する。 実施例 1 2−(2−フルオロ−4−ビフエニリル)プロ
ピオン酸の製法 金属マグネシウム片0.122g(0.005モル)、ヨ
ウド小片およびテトラヒドロフラン7ml中に窒素
気流下に4−ブロモ−2−フルオロビフエニル
1.005g(0.004モル)をテトラヒドロフラン3ml
に溶解した溶液を室温で滴下する。滴下開始後、
数分で反応が開始し金属マグネシウムの溶解が観
察される。次第に発熱するが温度が35℃に達した
ならその温度に保つ様4−ブロモ−2−フルオロ
ビフエニルのテトラヒドロフラン溶液の滴下を調
節し、40分を要して滴下を終了する。室温にて
1.5時間かくはんしこのグリニアール反応を完結
させた。 一方、別の反応器中でテトラヒドロフラン20ml
に無水沃化マンガン1.240g(0.004モル)を加え
窒素気流中懸濁(一部溶解)かくはんし、−20℃
に冷却する。これに上述の如くして得た4−ブロ
モ−2−フルオロビフエニルのグリニアール試薬
のテトラヒドロフラン溶液を約40分を要して滴下
した。更に0℃で30分かくはんした。反応懸濁液
は最初の桃色から黄緑色に変化しグリニアール試
薬が沃化マンガン化合物に変化したことを示し
た。 上記沃化マンガン化合物のテトラヒドロフラン
の懸濁液中に0℃で2−ブロモプロピオン酸ナト
リウム0.70g(0.004モル)を添加し、更に0℃
で10時間かくはんした。反応後は、灰褐色となつ
た。反応混合物を飽和塩化アンモン50ml中に添加
して反応物質を分解し更にこの液に塩酸を加えて
PH2まで酸性としてかくはんしエーテルを加えて
抽出した。 エーテル層は、10%酸性亜硫酸ソーダの35mlで
2回、水洗1回行い、次いで10%カセイソーダの
30mlで2回抽出した。カセイソーダ抽出液を塩酸
酸性とし析出した有機物をエーテル抽出しエーテ
ルを留去して油状物を得た。この油状物を放置す
れば固化しこれをn−ヘキサンより再結晶し融点
110〜112℃の2−(2−フルオロ−4−ビフエニ
ル)プロピオン酸の結晶0.684g(収率70%、対
4−ブロモ−2−フルオロビフエニル)が得られ
た。得られた物質は、薄層クロマトグラフイー
(逆相RP−8使用)で、展開溶剤メタノール:ギ
酸:水=75:15:10によりRf=0.42の1スポツト
を示した。 元素分析値 C15H15FO2 C H F 分析値(%) 73.83 5.33 7.64 計算値(%) 73.75 5.36 7.78
ン酸誘導体の新規な製造方法に関する。更に詳し
く言えば、本発明は一般式 (式中、Rは水素、C1〜C4アルキルまたはア
ラルキル基であり、R1は水素、C1〜C6アルキル、
アラルキル、アリール、フツ素化アリールまたは
アリールオキシ基であり、R2は水素またはフツ
素原子である) で表わされる化合物、即ちα−置換フエニル−
アルカンカルボン酸を製造するのに有益な中間体
の製法に関する。 上記化合物は、人間や動物に対して消炎、鎮
痛、解熱等の薬効を有し、なかでもRがメチル
基、R1がイソブチル基、R2が水素原子である化
合物に対応するカルボン酸およびRがメチル基、
R1がフエニル基、R2がフツ素原子に対応するカ
ルボン酸またはこれらの塩はとりわけ優れた消
炎、鎮痛、解熱の薬理効果を示すことが知られて
いる。 本発明は、この様な医薬を効率良く製造する過
程において重要な、中間体ないし前駆体の製法に
関する。 これらのα−置換フエニル−アルカンカルボン
酸またはその塩の従来より知られている製造法と
しては、例えば特公昭40−7491号、特公昭43−
22297号、特公昭44−25076号、特公昭47−18105
号等の各公報に記載され公知である。これらの方
法は何れも良く知られた化学反応を巧みに組合せ
たものであるが、一般に工程が長く、操作も複雑
で必ずしも満足できるものではない。 本発明者らは、前記中間体ないし前駆体である
一般式 (式中、YはC1〜C4アルキル基、リチウム、
ナトリウム、カルシウム等のアルカリ、アルカリ
土類金属原子であり、R,R1,R2は前記に同じ) で表わされる、化合物のカルボキシル基に保護
基を有する化合物、即ちα−置換フエニル−ア
ルカンカルボン酸誘導体の合成について鋭意研究
の結果、従来知られている方法に較べ、工程数が
少なく容易に純度よく目的物を得る新規な製造法
を見出し本発明に至つた。 即ち、本発明は、下記反応式により容易に得ら
れる一般式 (式中R1はC1〜C6アルキル、アラルキル、ア
リール、フツ素化アリールまたはアリールオキシ
基であり、R2は水素またはフツ素原子、Xはヨ
ウ素、臭素、塩素などのハロゲン原子である) で表わされる化合物、即ちハロゲン化マンガン
化合物と、一般式 (式中Rは水素、C1〜C4アルキルまたはアラ
ルキル基であり、Xはハロゲン原子例えば塩素、
臭素、沃素、YはC1〜C4アルキル基、リチウム、
ナトリウム、マグネシウム、カルシウム等のアル
カリ、アルカリ土類金属原子である) なる化合物と反応させることにより、化合物を
得ることを特徴としている。 得られた化合物は、次いでYがアルキル基の
場合は加水分解し、金属の場合は酸性にすること
により容易に一般式 (式中の符号は前記に同じ) で表わされるα−置換フエニル−アルカンカルボ
ン酸に変換し得る。 本発明の方法に於て出発物質として使用される
化合物は、次の様にして製造することが最適で
ある。フエニルブロマイド化合物と金属マグネシ
ウムとを、無水テトラヒドロフラン中で窒素気流
下で反応させる通常のグリニアール試薬を得る反
応に準じて行い、相当するフエニルのグリニアー
ル試薬を得ることができる。次いで、無水沃化マ
ンガンのテトラヒドロフランの懸濁液(一部溶
解)中に上記グリニアール試薬を−20〜−30℃で
滴下すると、容易にフエニルヨウ化マンガン(化
合物)のテトラヒドロフラン懸濁液を得ること
ができる。 本発明の方法、即ち化合物と化合物とより
化合物を製造する方法を次に詳述する。 化合物は概して室温まで安定であるから、上
述の如く製造したフエニル沃化マンガンのテトラ
ヒドロフラン懸濁液を窒素気流中−20〜30℃好ま
しくは−5〜0℃に冷却し、これに化合物を添
加かくはんする。添加後、反応液は灰色に変化す
る。反応温度を−5〜室温(25℃)の範囲で(対
象物質によつて反応温度が異る)10〜24時間かく
はんする。反応進行に伴い着色度が増し黒褐色と
なる。 反応後、反応液を飽和塩化アンモン中に投入し
て加水分解した後酸性としエチルエーテルで抽出
する。有機層を10%酸性亜硫酸ソーダで洗浄し更
に水洗する。 本発明の目的物である化合物はこの様にして
得られ、それが塩である場合はそのまま単離して
医薬の用途に利用することも可能である。然しな
がらこの化合物は、単離することなく次の反応
工程に利用するのが良く、以下に述べる工程を経
ることにより化合物すなわちα−置換フエニル
−アルカンカルボン酸に変換される。但し、化合
物におけるYが金属原子の場合とアルキル基の
場合とで以後の処理条件が相違する。 a)Yが金属原子の場合 エーテル層に5%カセイソーダを加えて生成物
を抽出し、次いでこのカセイソーダ水溶液を塩酸
酸性にし析出する有機物をエーテルで再抽出し無
水硫酸ソーダで乾燥後エーテルを留去し粗生成物
を得る。 粗生成物は、適当な有機溶剤で再結晶するか或
は逆相クロマトグラフイーで分離することによつ
て化合物の精製物を得る。 b)Yがアルキル基の場合 エーテル層を無水硫酸ソーダで乾燥後エーテル
を留去し、フエニル−アルカンカルボン酸エステ
ルの粗生成物を得る。粗生成物にカセイソーダを
含むメタノール水系溶液を加えて数時間加熱環流
して後、メタノールを留去し、適当量の水を加え
て塩酸酸性として析出する有機物をエーテル抽出
し、エーテル層を無水硫酸で乾燥後エーテルを留
去して相当するカルボン酸粗生成物を得る。粗生
成物から適当な有機溶剤で再結晶するか或は逆相
クロマトグラフイーで分離することによつて化合
物の精製物を得る。 次に実施例を示し、本発明を更に具体的に説明
する。 実施例 1 2−(2−フルオロ−4−ビフエニリル)プロ
ピオン酸の製法 金属マグネシウム片0.122g(0.005モル)、ヨ
ウド小片およびテトラヒドロフラン7ml中に窒素
気流下に4−ブロモ−2−フルオロビフエニル
1.005g(0.004モル)をテトラヒドロフラン3ml
に溶解した溶液を室温で滴下する。滴下開始後、
数分で反応が開始し金属マグネシウムの溶解が観
察される。次第に発熱するが温度が35℃に達した
ならその温度に保つ様4−ブロモ−2−フルオロ
ビフエニルのテトラヒドロフラン溶液の滴下を調
節し、40分を要して滴下を終了する。室温にて
1.5時間かくはんしこのグリニアール反応を完結
させた。 一方、別の反応器中でテトラヒドロフラン20ml
に無水沃化マンガン1.240g(0.004モル)を加え
窒素気流中懸濁(一部溶解)かくはんし、−20℃
に冷却する。これに上述の如くして得た4−ブロ
モ−2−フルオロビフエニルのグリニアール試薬
のテトラヒドロフラン溶液を約40分を要して滴下
した。更に0℃で30分かくはんした。反応懸濁液
は最初の桃色から黄緑色に変化しグリニアール試
薬が沃化マンガン化合物に変化したことを示し
た。 上記沃化マンガン化合物のテトラヒドロフラン
の懸濁液中に0℃で2−ブロモプロピオン酸ナト
リウム0.70g(0.004モル)を添加し、更に0℃
で10時間かくはんした。反応後は、灰褐色となつ
た。反応混合物を飽和塩化アンモン50ml中に添加
して反応物質を分解し更にこの液に塩酸を加えて
PH2まで酸性としてかくはんしエーテルを加えて
抽出した。 エーテル層は、10%酸性亜硫酸ソーダの35mlで
2回、水洗1回行い、次いで10%カセイソーダの
30mlで2回抽出した。カセイソーダ抽出液を塩酸
酸性とし析出した有機物をエーテル抽出しエーテ
ルを留去して油状物を得た。この油状物を放置す
れば固化しこれをn−ヘキサンより再結晶し融点
110〜112℃の2−(2−フルオロ−4−ビフエニ
ル)プロピオン酸の結晶0.684g(収率70%、対
4−ブロモ−2−フルオロビフエニル)が得られ
た。得られた物質は、薄層クロマトグラフイー
(逆相RP−8使用)で、展開溶剤メタノール:ギ
酸:水=75:15:10によりRf=0.42の1スポツト
を示した。 元素分析値 C15H15FO2 C H F 分析値(%) 73.83 5.33 7.64 計算値(%) 73.75 5.36 7.78
【表】
実施例 2
2−(4−イソブチルフエニル)プロピオン酸
の製法 金属マグネシウム片0.146g(0.006モル)、ヨ
ード小片およびテトラヒドロフラン10ml中に窒素
気流下にパラ−ブロモイソブチルベンゼン1.066
g(0.005モル)をテトラヒドロフラン5mlに溶
解した溶液を室温で滴下した。滴下開始後、数分
で反応が開始し徐々に温度が上昇し40℃に達す
る。その温度を保つ様にパラ−ブロムイソブチル
ベンゼンのテトラヒドロフラン溶液の滴下を調節
し30分を要して滴下を終了した。室温で2時間か
くはんを続け、このグリニアール反応を完結させ
た。 一方、別の反応器中でテトラヒドロフラン20ml
中に無水沃化マンガン1.544g(0.005モル)を加
え窒素気流中懸濁(一部溶解)かくはんし−20℃
に冷却する。これに上述で得たパラ−ブロモイソ
ブチルベンゼンのグリニアール試薬のテトラヒド
ロフラン溶液を−20℃以下に保ち約30分を要して
滴下した。滴下終了後、0℃で1時間かくはんを
続けた。反応懸濁液は、黄緑色となり沃化マンガ
ン化合物に変化したことを示した。 次いでこの沃化マンガン化合物の懸濁液中に0
℃で2−ブロモプロピオン酸ナトリウム0.875g
(0.005モル)を添加し更に0℃で7時間かくはん
した。反応液は、黄緑色から次第に灰褐色に変化
した。 反応混合物の後処理方法は、実施例1と同様に
行い粗生成物(油状)を得た。これをn−ヘキサ
ンより再結晶し融点75〜77℃の2−(4−イソブ
チル)フエニルプロピオン酸の結晶0.774g(収
率75%、対パラ−ブロモイソブチルベンゼン)を
得た。 元素分析値 C13H18O2 C H 分析値 75.58 8.85 計算値 75.73 8.74
の製法 金属マグネシウム片0.146g(0.006モル)、ヨ
ード小片およびテトラヒドロフラン10ml中に窒素
気流下にパラ−ブロモイソブチルベンゼン1.066
g(0.005モル)をテトラヒドロフラン5mlに溶
解した溶液を室温で滴下した。滴下開始後、数分
で反応が開始し徐々に温度が上昇し40℃に達す
る。その温度を保つ様にパラ−ブロムイソブチル
ベンゼンのテトラヒドロフラン溶液の滴下を調節
し30分を要して滴下を終了した。室温で2時間か
くはんを続け、このグリニアール反応を完結させ
た。 一方、別の反応器中でテトラヒドロフラン20ml
中に無水沃化マンガン1.544g(0.005モル)を加
え窒素気流中懸濁(一部溶解)かくはんし−20℃
に冷却する。これに上述で得たパラ−ブロモイソ
ブチルベンゼンのグリニアール試薬のテトラヒド
ロフラン溶液を−20℃以下に保ち約30分を要して
滴下した。滴下終了後、0℃で1時間かくはんを
続けた。反応懸濁液は、黄緑色となり沃化マンガ
ン化合物に変化したことを示した。 次いでこの沃化マンガン化合物の懸濁液中に0
℃で2−ブロモプロピオン酸ナトリウム0.875g
(0.005モル)を添加し更に0℃で7時間かくはん
した。反応液は、黄緑色から次第に灰褐色に変化
した。 反応混合物の後処理方法は、実施例1と同様に
行い粗生成物(油状)を得た。これをn−ヘキサ
ンより再結晶し融点75〜77℃の2−(4−イソブ
チル)フエニルプロピオン酸の結晶0.774g(収
率75%、対パラ−ブロモイソブチルベンゼン)を
得た。 元素分析値 C13H18O2 C H 分析値 75.58 8.85 計算値 75.73 8.74
【表】
実施例 3
2−フエニルプロピオン酸の製法
金属マグネシウム片0.39g(0.016モル)、ヨウ
ド小片、およびテトラヒドロフラン10ml中に窒素
気流下にブロムベンゼン2.36g(0.015モル)を
テトラヒドロフラン5mlに溶解した溶液を10〜13
℃で滴下した。発熱反応であるのでブロムベンゼ
ン溶液の滴下速度を調節することにより同温度を
保つ様にした。約30分を要して滴下した後、室温
に1.5時間かくはんを続けグリニアール反応を完
結させた。 一方、別の反応器でテトラヒドロフラン40ml中
に無水沃化マンガン4.6g(0.015モル)を加え、
窒素気流中懸濁(一部溶解)かくはんし−20℃に
冷却する。これに上述の様にして得たブロムベン
ゼンのグリニアール試薬のテトラヒドロフラン溶
液を反応温度を−20℃以下に保ち約30分を要して
滴下した。反応液全体が黄緑色に変化しフエニル
マンガンアイオダイドの生成が観察された。温度
を室温まであげて30分間かくはんしこの反応を完
結させた。 次いでこの沃化マンガン化合物の懸濁液を−10
℃に冷却し、2−ブロモプロピオン酸ナトリウム
2.62g(0.015モル)を添加し更に0℃で1時間、
室温で一夜かくはんした。反応液は、黒褐色に変
化した。 反応混合物は、実施例1と同様の方法で処理
し、褐色油状の粗生成物2.6gを得た。これを逆
相カラムクロマトグラフイーにより分取し2−フ
エニルプロピオン酸として微黄色芳香を有する油
状物1.78g(収率79.0%対ブロムベンゼン)を得
た。 元素分析値 C9H10O2 C H 分析値 71.34 6.56 計算値 71.98 6.71
ド小片、およびテトラヒドロフラン10ml中に窒素
気流下にブロムベンゼン2.36g(0.015モル)を
テトラヒドロフラン5mlに溶解した溶液を10〜13
℃で滴下した。発熱反応であるのでブロムベンゼ
ン溶液の滴下速度を調節することにより同温度を
保つ様にした。約30分を要して滴下した後、室温
に1.5時間かくはんを続けグリニアール反応を完
結させた。 一方、別の反応器でテトラヒドロフラン40ml中
に無水沃化マンガン4.6g(0.015モル)を加え、
窒素気流中懸濁(一部溶解)かくはんし−20℃に
冷却する。これに上述の様にして得たブロムベン
ゼンのグリニアール試薬のテトラヒドロフラン溶
液を反応温度を−20℃以下に保ち約30分を要して
滴下した。反応液全体が黄緑色に変化しフエニル
マンガンアイオダイドの生成が観察された。温度
を室温まであげて30分間かくはんしこの反応を完
結させた。 次いでこの沃化マンガン化合物の懸濁液を−10
℃に冷却し、2−ブロモプロピオン酸ナトリウム
2.62g(0.015モル)を添加し更に0℃で1時間、
室温で一夜かくはんした。反応液は、黒褐色に変
化した。 反応混合物は、実施例1と同様の方法で処理
し、褐色油状の粗生成物2.6gを得た。これを逆
相カラムクロマトグラフイーにより分取し2−フ
エニルプロピオン酸として微黄色芳香を有する油
状物1.78g(収率79.0%対ブロムベンゼン)を得
た。 元素分析値 C9H10O2 C H 分析値 71.34 6.56 計算値 71.98 6.71
【表】
実施例 4
2−フエニルプロピオン酸ブチル(n)の製法
ブロムベンゼンを原料とするグリニアール試薬
を得る反応およびそれからフエニルマンガンアイ
オダイドを得る方法は、実施例3と全く同様に行
つた。 フエニルマンガンアイオダイドのテトラヒドロ
フラン懸濁液を−10℃に冷却し、2−ブロモプロ
ピオン酸ブチル(n)エステル3.14g(0.015モ
ル)を10mlのテトラヒドロフランに溶解した溶液
を20分間で滴下した。更に0℃で1時間、室温で
一夜かくはんを続けた。褐色の反応混合物を飽和
塩化アンモン50ml中に添加して反応物質を分解
し、更にこの液に塩酸を加えてPH2まで酸性とし
て後エーテル抽出した。 エーテル層は、10%酸性亜硫酸ソーダの35mlで
2回、水洗2回行い、無水硫酸ソーダで乾燥した
後エーテルを留去して粗生成物(油状)3.27gを
得た。この粗生成物を逆相カラムクロマトグラフ
イーにより分取し、2−フエニルプロピオン酸ブ
チル(n)油状物2.19g(収率71%対ブロムベン
ゼン)を得た。 元素分析値 C13H18O2 C H 分析値 75.51 8.68 計算値 75.69 8.80
を得る反応およびそれからフエニルマンガンアイ
オダイドを得る方法は、実施例3と全く同様に行
つた。 フエニルマンガンアイオダイドのテトラヒドロ
フラン懸濁液を−10℃に冷却し、2−ブロモプロ
ピオン酸ブチル(n)エステル3.14g(0.015モ
ル)を10mlのテトラヒドロフランに溶解した溶液
を20分間で滴下した。更に0℃で1時間、室温で
一夜かくはんを続けた。褐色の反応混合物を飽和
塩化アンモン50ml中に添加して反応物質を分解
し、更にこの液に塩酸を加えてPH2まで酸性とし
て後エーテル抽出した。 エーテル層は、10%酸性亜硫酸ソーダの35mlで
2回、水洗2回行い、無水硫酸ソーダで乾燥した
後エーテルを留去して粗生成物(油状)3.27gを
得た。この粗生成物を逆相カラムクロマトグラフ
イーにより分取し、2−フエニルプロピオン酸ブ
チル(n)油状物2.19g(収率71%対ブロムベン
ゼン)を得た。 元素分析値 C13H18O2 C H 分析値 75.51 8.68 計算値 75.69 8.80
【表】
2−フエニルプロピオン酸の製法
上述の様にして得た2−フエニルプロピオン酸
ブチル(n)3.0gとメチルアルコール30ml、5N
−カセイソーダ7mlの混合物を5時間環流加水分
解した。メチルアルコールを減圧下に留去し水30
mlを添加する。エーテル50mlを加えエーテル可溶
部を抽出し去り、アルカリ性水溶液を分離した。
アルカリ性水溶液は、5N−塩酸を、加えて酸性
とし、分離してきた油状物をエーテルで抽出し、
エーテル溶液は、無水硫酸ソーダで乾燥後、エー
テルを留去して油状物質1.95g(収率89.4%)を
得た。このものは次の分析結果より2−フエニル
プロピオン酸と確認した。 元素分析値 C9H10O2 C H 分析値 72.03 6.59 計算値 71.98 6.71
ブチル(n)3.0gとメチルアルコール30ml、5N
−カセイソーダ7mlの混合物を5時間環流加水分
解した。メチルアルコールを減圧下に留去し水30
mlを添加する。エーテル50mlを加えエーテル可溶
部を抽出し去り、アルカリ性水溶液を分離した。
アルカリ性水溶液は、5N−塩酸を、加えて酸性
とし、分離してきた油状物をエーテルで抽出し、
エーテル溶液は、無水硫酸ソーダで乾燥後、エー
テルを留去して油状物質1.95g(収率89.4%)を
得た。このものは次の分析結果より2−フエニル
プロピオン酸と確認した。 元素分析値 C9H10O2 C H 分析値 72.03 6.59 計算値 71.98 6.71
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式: (式中、Rは水素、C1〜C4アルキルまたはア
ラルキル基、R1は水素、C1〜C6アルキル、アラ
ルキル、アリール、フツ素化アリールまたはアリ
ールオキシ基、R2は水素またはフツ素原子であ
り、YはC1〜C4アルキル基、リチウム、ナトリ
ウム、カルシウム等のアルカリ、アルカリ土類金
属原子である) で表わされる化合物の製造方法であつて、 一般式: (式中、Xはハロゲン原子であり、R1,R2は
上記に同じ) で表わされる化合物と、 一般式 (式中、X,Yは上記に同じ) で表わされる化合物とを反応させることを特徴
とするα−置換フエニル−アルカンカルボン酸誘
導体の製法。 2 化合物におけるXがヨウ素である特許請求
の範囲第1項記載の製法。 3 化合物が
【式】である特許 請求の範囲第1または2項記載の製法。 4 化合物が である特許請求の範囲第1または2項記載の製
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3948782A JPS58157744A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | α−置換フエニル−アルカンカルボン酸誘導体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3948782A JPS58157744A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | α−置換フエニル−アルカンカルボン酸誘導体の製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58157744A JPS58157744A (ja) | 1983-09-19 |
| JPH0319216B2 true JPH0319216B2 (ja) | 1991-03-14 |
Family
ID=12554405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3948782A Granted JPS58157744A (ja) | 1982-03-15 | 1982-03-15 | α−置換フエニル−アルカンカルボン酸誘導体の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58157744A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005255577A (ja) * | 2004-03-10 | 2005-09-22 | Asahi Kasei Pharma Kk | 管型反応装置を用いた連続的な製造方法 |
-
1982
- 1982-03-15 JP JP3948782A patent/JPS58157744A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58157744A (ja) | 1983-09-19 |
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