JPH03194563A - イオン流記録装置 - Google Patents

イオン流記録装置

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JPH03194563A
JPH03194563A JP29074490A JP29074490A JPH03194563A JP H03194563 A JPH03194563 A JP H03194563A JP 29074490 A JP29074490 A JP 29074490A JP 29074490 A JP29074490 A JP 29074490A JP H03194563 A JPH03194563 A JP H03194563A
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JP
Japan
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ion
corona
electrode
voltage
corona ion
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JP29074490A
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English (en)
Inventor
Hideyuki Nakao
英之 中尾
Yasuo Hosaka
保坂 靖夫
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、静電潜像を形成するイオンを使用し記録を行
うイオン流記録装置に関する。
(従来の技術) 静電プリンターで静電潜像を形成するコロナイオンの源
として使用するイオンを発生する従来の装置として、コ
ロナ帯電器または固体イオン発生基板、および記録ドツ
トに対応する複数のスリットが設けられたイオン電流制
御電極から成るものがある。このイオン発生装置では、
記録媒体に向って流れるイオン電流の流れが、イオン電
流制御電極に印加される高電圧を制御することにより可
能にされ、または不能にされる。特に、固体イオン発生
基板の場合高速記録に適する高密度イオンを発生するこ
とが可能になっている。
この種のイオン発生装置は米国特許第4155093号
に開示されており、これを第1図に概略的を示す。
第1図に示すとおり、絶縁基板101の上および下にそ
れぞれ電極102および103が設けられており、その
内電極103にはコロナイオンを一層容易に発生するこ
とができるように電界集中を増大させる切り口または穴
104がある。これら電極102と103との間に交流
電圧105が印加され、切り口または穴104に強い交
流電界が発生し、これにより高密度の正および負のイオ
ンが発生するようになる。これら発生イオンの内、負に
帯電したものだけが、電極103に印加される制御電圧
10Bによりイオン電流として加速電極107に向って
選択的に流される。これらイオン電流は加速電極107
に印加される電圧108により加速され、静電潜像を形
成する絶縁媒体109に到達するようになる。
いわゆるイオン記録ヘッドは必要な画素はど多数の上述
の形式のイオン発生装置の集合体である。
このようなイオン記録ヘッドには以下のような欠点があ
ることがわかっている。第1に、正および負の両コロナ
イオンともイオン発生用電極により不断に発生されるの
で、絶縁基板の平均寿命が短くなり、同時にコロナイオ
ンの漏出につれてオゾン臭が発生する。第2に、制御電
極に印加する制御電圧は400Vを超す高電圧である必
要がある。その結果、このような高電圧を制御する制御
ICが非常に高密度を実現することができないほどの大
きな実装面積を占有することが不可避であるため、難に
なっている。
制御電圧を下げる方法として、特開昭61−25587
0号公報で行われた提案があるが、これでは制御電圧が
コロナイオンを通過させるスリットに垂直な方向に印加
される。この提案によれば、制御電圧を約30Vという
低い電圧にまで下げることが可能である。しかしながら
、ストリットに垂直な電界を発生する電極を別に設ける
必要があるから、構造が一層複雑になる。これは実装面
積の点で制限を生じ、そのため像の解像度および組入れ
ることができる画素の数に関しての制限を生ずる。
従来のイオン発生装置に関するこれらの問題の他に、イ
オン発生装置に関連する一般的問題がある。すなわち、
イオン発生装置でのイオンの発生は、装置の環境条件が
変化するにつれて、コロナイオン発生に対する臨界電圧
およびコロナイオン電流の量が変化し、コロナイオンの
発生が不均等になるので、装置の環境条件の影響を受け
る。コロナイオンの発生に影響する環境条件の内、温度
はコロナイオン発生の臨界電圧に影響するが、気圧はコ
ロナイオン電流の量および臨界電圧に影響する。また、
高湿状態で生ずるイオン発生電極への蒸気の凝縮により
コロナイオンの発生が全く阻止されることがある。
更に詳細に述べれば、環境条件がイオン発生装置による
コロナイオン発生に及ぼす影響は以下のように解析する
ことができる。
装置内の、絶縁体上に設けられた1対の平行電極を1対
の平行線で近似すると、コロナイオン発生に対する臨界
電圧は、 V −30mδ(1千暑)a・ffn (2)0.30
1 a (KV)  (1) δ−1副L」 273+ T                (2)
で与えられる。ここで2aは電極の厚さ(am )に等
しく、Lは電極間の距離(cm )であり、Pは気圧(
CIIIHg)であり、Tは温度(”C)であり、mは
電極表面の清浄さによる係数であって表面がきれいなと
き1に等しい(R,M、5haf’fer著「電子写真
」、p、235.Focal Press、Londo
n、1980を参照)。これらの式(1)および(2)
によれば、L−100ミクロンおよびa−10ミクロン
の装置に対し、臨界電圧VTは25℃、78c+nHg
でほぼ650Vである。
臨界電圧が温度によって変化することを第2図に示す。
第2図かられかるとおり、0℃における臨界電圧は25
℃におけるものより約6oV高い。事実、所定量のイオ
ン電流に対し、制御電圧は0℃において25℃における
よりもほぼ6ov高くなければならない。
臨界電圧が気圧によって変化することを第3図に示す。
第3図かられかるとおり、71cm Hg(950mb
)における臨界電圧は78cm Hg(1013mb)
におけるものより約40V低い。事実、所定量のイオン
電流に対し、制御電圧は71cmHgにおいて76cm
Hgにおけるよりも約40V低くなければならない。更
に、コロナイオンの移動度が気圧に逆比例するので、イ
オン電流の量がわずかに変化し、したがって−点鎖線で
示すように第3図の曲線かられずかにずれる。
このように、コロナイオン発生の臨界電圧は温度および
気圧により大きく影響されるが、コロナイオン電流の瓜
も気圧によりわずかな程度影響を受ける。これら環境条
件は装置の特定の動作中は通常甚だしくは変化しないの
で、動作が一旦順調に開始されれば、かなり安定な動作
を期待することができることに注意すべきである。
他方、イオン発生電極上に高湿状態で蒸気の凝縮が発生
すると、コロナイオンの発生が全く阻止される。この状
態では、制御電圧を約900Vまで増大させると空気に
よる絶縁が失われ、第4図に示すように火花放電が発生
し、これにより電極の破壊が生ずる。
固体化イオン発生基板を使用するイオン発生装置では、
電極への蒸気凝縮を除去する抵抗加熱素子を設けること
ができる。代りに、特開昭63−18372号公報に開
示されているように、動作前に臨界電圧より低い高周波
電圧を電極間に印加し、絶縁体の誘導損失により絶縁体
を通して電極を温めることができる。
上記公報に記されている装置を第5図に図式的に示す。
この装置では、高周波電圧を誘導体110の上にある放
電電極111と誘導体110に埋込まれている誘導電極
112との間に、コロナイオンを発生するため電圧制御
器114で制御される電圧源113により印加し、発生
した正および負のコロナイオンの一方をコロナイオンと
してバイアス電圧114により選択し、記録媒体11B
を帯電させる。
他に、温度検出器119により検出された電極111お
よび112の温度に従って加熱器電源118を制御する
ことにより電極111および112を一定温度に保つた
めに加熱器117が誘導体110の上に設けられている
。これらの特徴により、電極111および112の温度
が第6図に示すように一定に制御される。
一方で、第7図に示すように、臨界電圧V、より小さい
高周波電圧VAを所定の期間、電極111と112との
間に印加して絶縁体の誘導損失を利用する誘導体110
からの熱発生による加熱器117の加熱を加速するよう
にする。このようにして、装置の温度を環境温度より高
くしておくことにより、電極111および112への蒸
気の凝縮を除去してから、臨界電圧V よりV。たけ大
きい制御電圧■ を印加する。これら高周波電圧VAお
よび制御電圧V はバイアス電圧Veだけバイアスされ
ている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の固体イオンヘッドを用いた記録装置では、イオン
発生電極に加える制御用信号電圧が、静電潜像の表面電
位と同程度の高電圧(400〜500V以上)が必要で
、そのためイオン制御用の駆動電圧が高く、駆動用IC
には実装面積の大きい高耐圧ICが必要となり、高密度
実装を必要とする高精細ヘッドの製作には適さなかった
。また、固体イオンヘッドの制御は、オン・オフの2値
記録しか出来なかった。
一方、駆動電圧が低くでき、かつ多値記録の出来る従来
のイオンヘッドは、その構造が複雑で、高精細ヘッドに
は適さない。
さらに、従来の固体イオン発生器ではイオン発生電極の
表面状態の影響でイオンの臨界電圧が変動し各画点毎に
−様なかつ安定した静電潜像を形成することが困難であ
った。
この発明は、上述の問題に鑑みて成されたものであり、
その目的とするところは記録ヘッドの高精細化が可能で
多値記録のできるイオン流記録装置を提供することにあ
る。
この発明の他の目的とするところは、−様な安定した静
電潜像が形成できる固体イオンヘッドを用いたイオン流
記録装置を提供することにある。
[発明の構成コ (課題を解決するための手段) この発明は、上記の目的を達成するために、イオンを発
生させる空間と発生したイオンを蓄積し制御する空間と
を分離し、イオン発生器に印加するイオン発生用AC高
圧電源からの電界がイオン流の制御に影響を及ぼさない
ようにしたものである。
この2つの空間の分離は、イオン発生器とイオン流の制
御電極対をイオン発生器のイオン発生電極間隔以上に離
すこと、もしくはイオン発生領域をオン発生電極と同電
位の電極で囲うことで実現する。イオンを制御する空間
に蓄積されたイオンで生ずる空間電荷を低電圧で制御し
、イオン流をイオン・オフする。オンの状態では、記録
媒体方向に蓄積したイオンを移動させる電圧を制御電極
に印加する。オフの状態では、制御電極にイオン流に対
する逆バイアス電圧を加え、蓄積したイオンをイオン発
生電極と制御電極との間に留まらせる。
この様にして、静電潜像を得る。この原理は、真空中の
電子を空気中のイオンに置き換えた三極真空管と同様の
原理である。
(作  用) 発生したイオンを蓄積し制御する空間を新たに設け、こ
の蓄積したイオンで生ずる空間電荷を低電圧で制御し、
イオンとは逆極性に一様帯電させた誘電性記録媒体の表
面電位を利用してイオン流の加速を行なっている。この
ようにすることで記録媒体とイオン流ヘッド間の印加電
圧を低くし、駆動回路の低電圧化を達成した。この様に
実装面積の小さい駆動1cを用いることでヘッドのIC
化を容易にし、記録ヘッドの高精細化を可能とした。
(実施例) まず第8図および第9図にイオン発生装置の例を示す。
この例では、その各々が信号電極3の一つと対を成す複
数の端子を有し、コロナイオン発生電極2と信号電極対
3との間に隙間4を隔てて、記録媒体15に面する絶縁
基板1の一方の側に設けられたコロナイオン発生mIM
2を備えたイオン記録ヘッド16が設けられている。
その他に、第9図に示すように、コロナイオン発生電極
2の一つの端子2aはコロナイオン検出電極17と対を
成している。
各信号電極3は、以下に詳細に説明する信号電極3の駆
動ICIIを異常放電および他の原因による過剰電流か
ら保護するため、ポリイミドやマイラ(商品名)のよう
な材料から作られた絶縁性樹脂5で覆われている。
絶縁基板1の他方の側には、電界形成電極6が設けられ
ており、これは接地されている。
コロナイオン発生電極2に、AC電圧源7からの交流電
圧、および交流電圧のピーク値をコロナイオン発生の臨
界電圧のレベルの近くにまで上昇させるDC電圧源8か
らの直流バイアス電圧を印加する。 コロナイオン検出
電極17に、一定直流電圧を印加し、コロナイオン検出
電極17とコロナイオン検出電極17と対を成すコロナ
イオン発生電極2の一つの端子2aとの間にコロナイオ
ンが不断に発生するようにする。
DC電圧源8はコロナイオン検出電極17からの電流を
検出するコロナイオン電流検出器9からの信号により制
御されるので、直流バイアス電圧を調節してコロナイオ
ンの発生を安定化することができる。
信号電極3に、外部から供給されるパルス信号10に応
じて駆動ICIIから信号電圧が印加される。
信号電圧の振幅は通常コロナイオン検出電極17に印加
される一定直流電圧の振幅に等しい。
駆動ICIIは直列映像信号電圧の形で与えられる外部
から供給されるパルス信号IOを並列映像信号の形の信
号電圧に変換する。この変換された映像信号はクロック
信号により与えられるタイミングで信号電極3に印加さ
れる。
駆動1cIIはまたコロナイオン電流検出器9からの信
号により制御され、発生するコロナイオン電流の量を信
号電圧の振幅を変えることにより一定にするようにする
DC電圧源8からの適切な直流バイアス電圧を印加して
AC電圧源7からの交流電圧のピーク値を臨界電圧レベ
ルにまで上げ、駆動1cIIから信号電圧を印加すると
、コロナイオン電流12がコロナイオン発生電極2aと
信号電極3との間に発生し、これが次に、適切な発生電
圧が印加される加速電極13の貫通穴14を通り、発生
したコロナイオン電流12が記録媒体15に到達して記
録媒体15に静電潜像を形成するようにする。
更に詳細に述べると、この例では、タングステンから作
られた厚さ8ミクロンのコロナイオン発生電極2および
タングステンから作られた厚さ8ミクロンの信号電極3
がポリイミドから作られた厚さ100ミクロンの絶縁基
板1の上にコロナイオン発生電極2の各端子と信号電極
対3との間に100ミクロンの隙間を隔てて設置されて
いる。コロナイオン発生電極2の各端子の他に各信号電
極3の各端子も80ミクロンの幅を有しており、コロナ
イオン発生電極2の端子の他に信号電極3の端子も10
0 ミクロンの間隔で配置されている。各信号電極3は
ポリウレタンから成る厚さ10ミクロンの絶縁性樹脂5
で覆われている。絶縁基板1の他方の側にある電界形成
電極6は厚さが8ミクロンで、タングステンから作られ
ている。第10図に示すように、このイオン記録ヘッド
16は厚さ1龍のセラミック基板19に装着されており
、このセラミック基板19の他の側には必要に応じて加
熱器2oが取付けられる。強いセラミック基板19の使
用により装置の取扱いが一層容易になる。
加速電極13はイオン記録ヘッド16がら11m離れて
設置されており、信号電極3の数はど多数の穴14を備
えており、その各式の直径は80ミクロンである。記録
媒体15は、導電体を覆う厚さ10ミクロンの絶縁性樹
脂層を備えており、加速電極13がら0.2mm更に離
れて設置されている。
加速電極13には150Vの直流電圧が絶えず印加され
ているが、コロナイオン発生電極2には周波数50kH
zで、コロナイオン発生の臨界電圧の半分より大きく臨
界電圧自身より小さい400 Vの振幅の交流電圧が、
可変制御直流バイアス電圧と共に印加されている。
第11図を参照して、コロナイオン発生電極2に印加さ
れる交流電圧および直流バイアス電圧、および信号電極
3に印加される信号電圧の効果について説明することに
する。
コロナイオン発生電極2にはVAとして示した振幅の交
流電圧21および振幅vT−vAの直流バイアス電圧が
印加されて交流電圧21のピーク値がコロナイオン発生
の臨界電圧のレベルになるようにされる。
上に述べたとおり、交流電圧21の振幅VAはコロナイ
オン発生の臨界電圧vTの半分より大きく臨界電圧VT
をそれ自身より小さい400 Vであるから、コロナイ
オンの発生は負極性の信号電圧V8が信号電極3に印加
されるときに限り行われ、信号電圧V8が信号電極3に
印加されないときは、コロナイオンの発生は起らない。
換言すれば、信号電圧V8が信号電極3に印加されない
ときは、コロナイオン発生電極2の近傍の電界はコロナ
イオン発生を生ずるのに充分な程強くないが。信号電圧
Vsが信号電極3に印加されると、コロナイオン発生電
極2と信号電極3との間の電界が、臨界電圧V より大
きい電圧vT+vsがそこに印丁 加されるにつれて、コロナイオンを発生させるのに充分
な強さになる。
このように、印加電圧が第11図に22として示す臨界
電圧VTを超すと、正極性のコロナイオンが第12図(
A)に示すように発生する。
このようにして発生したコロナイオンの大部分はコロナ
イオン電流12として加速電極13に向って移動するが
、第12図(B)に示すように、発生したコロナイオン
の幾分かは絶縁基板1をコロナイオン発生電極2に印加
される合計電圧のレベルにまで帯電させて記録媒体15
に向って移動するコロナイオン電流12の加速を補助す
るように使用され、発生したコロナイオンの更に小部分
は絶縁性樹脂5を帯電させるのに使用される。コロナイ
オン発生電極2と信号電極3との間の電圧差が臨界電圧
VTより下に下がるとコロナイオンの発生は停止する。
次に、コロナイオン発生電極2の電圧レベルが第11図
に23として示した0レベルより下に下がると、絶縁基
板1とコロナイオン発生電極2との間の電圧差が臨界電
圧v1より大きくなるので、第12図(C)に示すよう
に、負極性のコロナイオンの発生が始まる。これら負極
性のコロナイオンは、イオン記録ヘッド16が第12図
(D)に示すようなその初期状態を回復するまで絶縁基
板1および絶縁性樹脂5を帯電する正極性のコロナイオ
ンを完全に中和する。これにより交流電圧21の1サイ
クルが完了する。負極性のコロナイオンはまたイオン記
録ヘッドI6の周りの正極性の余剰コロナイオンをも完
全に中和して記録媒体15の上の映像の不必要な広がり
の他にコロナイオンの周囲への漏洩をも防止するように
する。
信号電圧v8が停止すると、コロナイオン発生電極2と
信号電極3との間の電圧差が臨界電圧VTより下に下が
り、コロナイオンの発生も停止する。
このような様式で、信号電圧■8が印加されるが、コロ
ナイオンはコロナイオン発生電極2に印加される交流電
圧により多数回発生されるので、−様な静電潜像を記録
媒体15の上に得ることができる。
コロナイオン発生電極2に印加されるべき直流バイアス
電圧は、コロナイオンが正しく発生するためには、v 
 −V  −Vsより大きく、VTA ■A以下でなければならない。直流バイアス電圧がVT
  VA−Vsより小さいかまたは交流電圧21の振幅
V が臨界電圧VTの半分より小さければ、コロナイオ
ンの発生は全く生じないが、直流バイアス電圧がvT−
VAより大きいかまたは交流電圧21の振幅V が臨界
電圧V、それ自身より大きければ、信号電圧V、の有無
に関係なくコロナイオンが発生する。
他方、第13図に示すように、コロナイオン検出電極1
7に信号電圧と等しい一定の直流電圧24が印加される
ので、コロナイオン検出電極17と対を成すコロナイオ
ン発生電極2の一つの端子2aは第13図に25で示す
交流電圧の各ピーク値でコロナイオンを発生しつづけ、
これがコロナイオン発生電極2に印加される。
上に既に述べたように、DC電圧源8はコロナイオン検
出電極17からの電流を検出するコロナイオン電流検出
器9からの信号により制御されるので、直流バイアス電
圧はコロナイオンの発生を安定にするように調節するこ
とができ、駆動1cIIもコロナイオン電流検出器9か
らの信号により制御され、発生するコロナイオン電流の
量を装置の環境条件に関係なく一定になるようにする。
特に、コロナイオン発生の臨界電圧VTおよびコロナイ
オン電流密度lはコロナ帯電器に対して与えられる次の
公式を使用して近似することができる(R,M、 5h
affert r電子写真J 、p234.Pocal
Prass、London、1980を参照)。
V  −31a ・(1+ ■7) ・I n ’−・
10000.308 a (V)  (3) 弓、11X 1O−12(A/c+n)  (4)ここ
でaはコロナイオン発生電極2の厚さの半分で近似され
るコロナ帯電器のワイヤの半径であり、Rはコロナイオ
ン発生電極2と信号電極3または電界形成電極6との間
の距離により近似されるコロナ帯電器の遮蔽体の半径で
あり、Voはコロナイオン発生電極2に印加される実際
の電圧であり、μは空気中のコロナイオンの移動度で2
CII12/V・seeにほぼ等しい。これらの近似に
よって得られた臨界電圧VTおよび電流密度■の値をそ
れぞれ第15図および第16図に描いである。
第15図に矢印で示しであるように、この実施例の装置
について、臨界電圧vTは約650vであるから、上述
のような400vの交流電圧および250Vの直流バイ
アス電圧を使用することにより、30Vの信号電圧を信
号電極3に印加すると、2.8×10−’A/(2)に
ほぼ等しい密度のコロナ電流が、第16図に矢印で示し
たように、コロナイオン発生電極2を通って流れ、この
場合加速電極13の穴14を通過するコロナイオン電流
12は8.7 Xl0−’/(至)2にほぼ等しい。
このことは記録媒体15が100μSeCの信号パルス
幅のとき150Vまで帯電し、これにより解像度100
 ミクロンの直線型イオン記録ヘッドを用いてA4の大
きさの紙に200ページを超える印刷を行うことができ
ることを示している。信号パルス幅のこの100μsの
期間中に、交流電圧のピーク値がコロナイオン発生電極
2に約5回印加され、その間に放電の不整を平均化する
ことができるので、−様な静電潜像を記録媒体15の上
に得ることができる。
また、コロナイオンがコロナイオン発生電極2から記録
媒体15まで動くのに費される時間は約10μsecで
あるから、コロナイオンは交流電圧の周期の半分で記録
媒体15に到達する。
記録媒体15に安定な静電潜像を形成するためには、発
生するコロナイオン電流の量を10%の変動以内に制御
すべきである。発生するコロナイオン電流の量は信号電
圧に大略比例するから、このことはコロナイオン発生電
極2に印加される合計電圧650vを3V以内に制御す
る必要があること、すなわち、印加電圧の0.5%未満
の変動にする必要があることを意味している。
この目的で、コロナイオン電流検出器9において、コロ
ナイオン検出電極17と対を成しているコロナイオン発
生電極2の一つの端子2aから約2.8 Xl0−6A
のコロナイオン電流が、100にΩの抵抗器および時定
数が100μSeCの1O−9Fのコンデンサから成る
集積回路に印加されて0.28Vの電圧を生じ、この電
圧の1/10すなわち、0.028 Vの変動が検出さ
れ、これに基いて直流バイアス電圧が250vのその値
の周りに3Vの範囲内に制御される。
他方、発生するコロナイオン電流の口を同じ10%の変
動内に制御することとは単に信号電圧の30Vを3vの
範囲内に制御することにより達成することができる。
これら制御において、それに対するコロナ電流の量が更
に大きい一層大きなコロナイオン検出電極17を使用す
ることにより一層良好な精度を達成することができる。
今度は第16図を参照して、コロナイオン発生の臨界電
圧が装置の環境条件によって変化する場合について説明
することにする。
ここで、臨界電圧Vrは点線26で示すように変化する
。このような状況に対処するには、コロナイオン発生電
極2に印加すべき直流バイアス電圧を実線27で示すよ
うにOVから徐々に増大して、コロナイオン発生電極2
に印加する交流電圧のビ−り値を28で示すように臨界
電圧VTより低いレベルから開始し、29で示したよう
なコロナイオン発生が生ずる臨界電圧VTより上のレベ
ルにまで徐々に増大させるようにする。
コロナイオン発生の始まりをコロナイオン検出電極17
およびコロナイオン電流検出器9により監視し、この監
視に基いてDC電圧源8を制御し、安定なコロナイオン
を発生する適切な直流バイアス電圧を発生する。
また、コロナイオン電流の量を、信号電圧Vsに等しい
直流電圧が印加されるコロナイオン検出電極17および
コロナイオン電流検出器9により監視し、駆動ICII
を制御して適切な静電潜像を形成する適切な値の信号電
圧を発生する。
コロナイオン発生電極2に蒸気の凝縮が生ずる場合も同
じような仕方で処理することができる。
上の背景技術の説明で既に述べたように、コロナイオン
発生電極2に蒸気の凝縮が生ずると、通常の臨界電圧で
はコロナイオンが発生しない。その上、この実施例の装
置のような装置では、印加電圧を通常の臨界電圧より大
きくして行くと、約900Vで空気による絶縁が失われ
て火花放電が発生し、このため今度は電極および駆動I
C11の破壊が生ずる。
さて、この実施例では、コロナイオン発生電極2に印加
される直流バイアス電圧をOVから徐々に増大させて、
コロナイオン発生電極2に印加される交流電圧のピーク
値を臨界電圧の他に火花放電の電圧よりも少い400 
Vというその初期値から徐々に増大させ、最初はコロナ
イオンの発生も火花放電も発生しないようにする。
しかしながら、この交流電圧により絶縁基板1に誘導損
失が現れるので、コロナイオン発生電極2の近傍の温度
が第17図に示すように増大する。
その結果、コロナイオン発生電極2の上の凝縮蒸気が蒸
発し、この蒸発と共にコロナイオン発生の臨界電圧が第
16図に破線30で示したように蒸気の凝縮を起さずに
通常の値に近付く。コロナイオンの発生は交流電圧のピ
ーク値がN81B図に31で示したように臨界電圧より
大きくなると始まり、続いてコロナイオン発生が上述の
ようにコロナイオン発生電極2に印加する直流バイアス
電圧を制御することにより安定化され、コロナイオン電
流の量が上述のように信号電極3に印加する信号電圧を
制御することにより一定に制御される。
説明したとおり、この実施例によれば、安定なコロナイ
オンの発生はコロナイオン発生電極2に印加される直流
バイアス電圧を制御することにより達成することができ
、コロナイオン電流の量は信号電極3に印加される信号
電圧を制御することにより適切な量に維持することがで
きるが、これらの制御は共にコロナイオン検出電極17
およびコロナイオン電流検出器9による監視に基いて行
われる。
したがって、この実施例では、余剰コロナイオンの発生
を防止することができ、これを用いることによって記録
媒体の平均寿命を延ばすことができ、簡単な構造を有し
、且つ低制御電圧で動作させることができて非常にコン
パクトな構成を実現することができる。、イオン発生装
置を提供することが可能である。
更に、従来のイオン発生装置では、記録媒体の表面電圧
レベルは、150 Vという高電圧が信号電圧として既
に使用されている装置における駆動ICの高電圧に対す
る強さから約250vに制限されてきた。その結果、記
録媒体上の静電潜像を現像する現像剤が低電圧レベルで
現像することができる導電性1成分磁性トナーに限られ
ており、静電移転が不可能であるため像の移転が熱ロー
ラー移転に限られており、記録媒体は、高温に耐えるこ
とができ、表面強度が大きく、カラートナーが不可能な
、アルミニウムのような材料に限られてきた。
対照的に、この実施例の装置では、記録媒体の表面電圧
レベルが、装置が低信号電圧で動作するので、駆動IC
の高電圧に対する強さからの必要条件により制限される
ことがなく、非磁性絶縁トナーの使用、カラートナーの
使用、静電移転の他に、記録媒体に対して絶縁性樹脂層
の使用も可能になる。
その上、この実施例によれば、温度、気圧および湿度の
ような環境条件にかかわらず安定なコロナイオン発生お
よび一定コロナイオン電流を得ることができるイオン発
生装置を提供することも可能である。
静電潜像は代って負極性の高電圧をあらかじめ記録媒体
に一様に印加し、記録媒体上の負電圧を装置により発生
される正極性のコロナイオンにより相殺することにより
負の静電潜像を形成することにより形成することができ
ることに注目すべきである。
また、信号電極3および電界形成電極6の配置を上記の
実施例で交換することができる。
更に、装置は更に、従来のイオン発生装置にあるものの
ような、コロナイオン発生電極上の凝縮蒸気を蒸発させ
るためのイオン記録ヘッドを加熱する加熱器設備を設け
ることができ、これをコロナイオン検出電極およびコロ
ナイオン電流検出器を組込むことにより制御可能にする
ことができる。
上記の例は静電プリンターに使用する固体化イオン発生
基板を使用するコロナイオン発生器として説明してきた
が、コロナイオン発生電極および信号電極に加える電圧
をコロナイオン検出電極およびコロナイオン電流検出器
を用いて制御することに関する説明およびコロナイオン
発生電極上の凝縮蒸気を蒸発させるために直流バイアス
電圧を徐々に増大することに関する説明は、電子写真記
録装置用帯電器のようなイオン発生装置の他の用途に等
しく適用可能であることに更に注目すべきである。
このような用途の一例として、今度は第18図を参照し
て説明することにする。
ここで、イオン発生装置は電子写真記録装置用帯電器と
して使用されている。
この例においては、コロナイオン発生電極42およびコ
ロナイオン検出電極43が記録媒体49に面する絶縁基
板41の一方の側に設けられている。
絶縁基板41の他の側には、誘導電極44および加熱器
45が設けられている。
コロナイオン発生電極42に、AC電圧源47からの交
流電圧が印加される。AC電圧源47はコロナイオン検
出電極43からの電流を検出するイオン電流検出46か
らの信号により制御され、交流電圧が以下に詳細に述べ
るように0から徐々に増大するようにする。
その他に、AC電圧源47および誘導電極44にはDC
電圧源48から直流バイアス電圧が印加され、交流電圧
のピーク値をコロナイオン発生の臨界電圧のレベルの近
くにまで上げる。また、この直流バイアス電圧の極性に
よりコロナイオン発生電極42がら発生され記録媒体4
9に放射されるイオンの極性が決まる。
加熱器45は加熱器電源50により制御され、加熱器電
源50はまたコロナイオン検出電極43からの電流を検
出するイオン電流検出器46からの信号により制御され
、コロナイオン発生電極42を以下に記す方法で温める
ようにする。
一層詳細に述べれば、この例では、タングステンから作
られる厚さ20ミクロンのコロナイオン発生電極42お
よび厚さ8ミクロンの信号電極3がポリイミドから作ら
れた厚さ10ミクロンの絶縁基板41に装着されている
。記録媒体49は基板がら1 mm離れて設置され、コ
ロナイオン発生電極42に印加される交流電圧は100
kHzであるが、AC電圧源47および誘導電極44に
印加される直流バイアス電圧は正極性の600■である
第19図に示すように、コロナイオン発生電極42に印
加される振幅VAの交流電圧51は0がら徐々に増大す
るので、コロナイオンの発生は直流バイアス電圧VBで
バイアスされる交流電圧51のピーク値がコロナイオン
発生の臨界電圧VTを超えると始まる。コロナイオン発
生電極42の上に凝縮蒸気が存在しないときは、臨界電
圧V、は破線52で示すようになるので、コロナイオン
の発生は第19図に53として示したピークで始まる。
その結果、コロナイオン電流がコロナイオン検出電極4
3で検出され、これに基いてAC電圧源47がイオン電
流検出器4Bにより制御されてコロナイオン検出電極4
3におけるコロナイオン電流が所定の所要レベルになる
ようにされる。
コロナイオン発生電極42の上に凝縮蒸気が存在すると
、コロナイオン発生電極42に印加されるべき振幅VA
の交流電圧5■が前のようにOから徐々に増大する。こ
の場合には、絶縁基板41に誘導損失が現われるので、
コロナイオン発生電極42の近くの温度が第20図に示
すように徐々に上昇する。
その結果、コロナイオン発生電極42の上の凝縮蒸気が
蒸発し、この蒸発と共にコロナイオン発生の臨界電圧が
第19図に破線54で示したように蒸気の凝縮を生ぜず
に通常の値に近づく。コロナイオンの発生は交流電圧の
ピーク値が第19図に55で示すように臨界電圧より大
きくなったときに始まり、コロナイオンの発生は続いて
第19図に56で示すように上述のようにコロナイオン
発生電極2に印加される交流電圧を制御することにより
安定化される。
第20図に示すコロナイオン発生電極42の近傍の(5
) ここでρは比重であり、υは体積であり、Cは比熱であ
り、εは誘電率であり、ωは角周波数であり、tは時間
であり、A゛は電極の大きさであり、dは電極間の距離
であり、■は電圧であり、tanδは誘導損失である。
100kHzの交流電圧に対し、コロナイオン発生電極
42が25℃上昇するのに第20図に示すようにほぼ6
0秒かかる。この加温はイオン電流検出器46に従って
加熱器45を動作させることにより速くすることができ
る。
また、凝縮蒸気が完全に蒸発したとき交流電圧が臨界電
圧に対して非常に高いときでさえ、交流電圧をイオン電
流検出器46により適切なレベルに迅速に調節すること
ができる。
次に第21図および第22図に、イオン発生装置の他側
を示す。
最初に、この例の像形成過程を第21図を参照して説明
することにする。
この実施例では、導電基板201の上に絶縁層202を
備えた記録媒体203が、像形成前に、予備帯電コロナ
イオン発生器204により発生された正のコロナイオン
電流を用いて電荷205で一葉に帯電される。
予備帯電用コロナイオン発生器204はその内側に絶縁
基板206の記録媒体側にコロナイオンを発生させるた
めの電界を集中させるスリット207を有するコロナイ
オン発生電極208、および絶縁基板206の他の側に
スリット207にコロナイオン発生電極20Bと誘導電
極209との間で電界を形成するようにする誘導電極2
09を備えている。
コロナイオン発生電極208と誘導電極209との間に
ピーク電圧900V、周波数20kHzの交流電圧21
0を印加し、正および負の両コロナイオンを発生するこ
とができるようにする。その他に、コロナイオン発生電
極208に、正のコロナイオンだけを記録媒体203に
向って動かし、記録媒体2’03の表面にコロナ電荷2
12を帯電させて表面電圧V8を600 Vになるよう
にする1300 Vの正の直流バイアス電圧211をも
印加する。
このように表面電圧v8が−様な記録媒体203を次に
矢印213の方向にコロナイオン発生器214の下まで
動かす。
コロナイオン発生器214は、コロナイオン発生部21
5、および各々が記録ドツトに対応するコロナイオン通
過穴216aを有する複数のコロナイオン制御電極21
Bを備えている。コロナイオン発生部215は、コロナ
イオン発生電極21gおよび、上述の予備帯電用コロナ
イオン発生器204の場合のように、絶縁基板217の
反対側に誘導電極219を備えている。コロナイオン発
生電極218には上述のコロナイオン発生電極208の
場合のようにスリット220があるが、スリット220
の内側にはスリット220の内部の不要な電界を遮断す
る障壁電極221があり、この電極はコロナイオン発生
電極21gと同じ電圧レベルに保持されている。
コロナイオン発生電極218および障壁電極221に+
38 Vのバイアス電圧222を印加してコロナイオン
を締め出すようにし、コロナイオン発生電極218と誘
電電極219との間にピークツーピーク電圧180Dv
、周波数10kHzの交流電圧223を印加し、これに
よりこの両電極間に+38 Vのパルス信号電圧224
がコロナイオン制御電極21Bに印加されるタイミング
でコロナイオン発生を誘起する。代案として、コロナイ
オン発生電極218および障壁電極221を接地レベル
に保持し、+38vの信号電圧をコロナイオン制御電極
216に印加することができる。
交流電圧223によりコロナイオン発生電極21gに発
生した正および負のコロナイオンの内、負のコロナイオ
ン225だけがコロナイオン制御電極216のコロナイ
オン通過穴216aで印加される信号電圧224により
コロナイオン制御電極21Bを通過して記録媒体203
の表面電圧V8により加速され、記録媒体203に到達
して表面電圧V8を200v以下に下げることができる
。その結果、400Vを超える程高い静電コントラスト
の反転静電潜像226が記録媒体203に生ずる。
この例では、コロナイオンヘッドは第22図に示すよう
に複数のこのようなコロナイオン発生器214を集合す
ることにより形成されている。コロナイオン発生部21
5はすべての記録ドツトに共通であり、上述のように、
スリット220の内側に障壁電極221があるコロナイ
オン発生電極、および絶縁基板217の反対側に設けら
れた誘導電極219から構成される。第22図に示すよ
うに、コロナイオン発生電極218および障壁電極22
1はその端で共に接続されている。スリット220の幅
はコロナイオン制御電極216の各コロナイオン通過穴
2111iaの直径に等しい。コロナイオン発生電極2
1gはまた側縁で絶縁体により覆われ、不必要なコロナ
イオンが発生しないようにしである。
記録ドツトに対応して設けられている各コロナイオン制
御電極216は、記録ドツトに対応す′る並列信号22
8が信号源229により与えられる駆動IC227に接
続されている。コロナイオン発生電極218および障壁
電極221には上述のようにバイアス電圧222が印加
される他に、コロナイオン発生電極21gおよび誘導電
極219には、同期信号源230によりコロナイオン制
御電極21Bに印加される信号電圧224と同期化され
ている交流電圧223が印加される。
次に、コロナイオン発生電極20gおよび218の、そ
れぞれのスリット207および220の好適な幅にライ
て説明することにする。
第23図(A)はコロナイオン発生器204を示す。
ここで、誘導電極209は厚さ2μm1幅200μmで
あり、絶縁基板206は厚さ40um ”qあり1、コ
ロナイオン発生電極208の各面は厚さ18μm1幅1
00μmである。コロナイオン発生電極208のスリッ
ト207の幅は適切な値を見出すために変化するSμm
としである。コロナイオン発生電極208および記録媒
体203は500μm離れている。
この構成を用いて、スリット207の中心から10μm
離れたところでスリット幅5−30μmおよびS−10
0μmに対して電圧レベルを測定したがこれを第23図
(B)に共に描いである。図示のとおり、スリット20
7の幅が絶縁基板206の厚さに近づくと、電圧レベル
がかなり降下し、5−30μmの場合にコロナイオンを
発生するには2kVを超すピークツーピーク電圧が必要
になるが、S−100μmの場合にコロナイオンを発生
するにはわずか1kVのピークツーピーク電圧で充分で
ある。したがって、スリット207の幅は絶縁基板20
Bの厚さより厚くするのが好適である。同じ理由で、コ
ロナイオン発生電極218のスリット220の幅も絶縁
基板217の厚さより厚くするのが好適である。スリッ
ト207および220の幅はこの例の以下の説明では1
00μmに取ってあり、これは絶縁基板20Bおよび2
17の厚さの2.5倍である。
次に、コロナイオン発生電極21gのスリット220に
設けた障壁電極(遮蔽電極)221の効果について説明
することにする。
この目的で、第24図(A)は障壁電極221の無いコ
ロナイオン発生電極器214を示している。ここで、コ
ロナイオン発生電極218の厚さは8μmであり、誘導
電極219の厚さは2μmであり、コロナイオン制御電
極21Bの厚さは10μmである。コロナイオン発生電
極218のスリット220の幅の他にコロナイオン制御
電極21Bのコロナイオン通過穴216aの直径も10
0μmである。コロナイオン発生電極218およびコロ
ナイオン制御電極21Bは6゜μm離れており、コロナ
イオン制御電極21Bおよび記録媒体203は200μ
m離れている。
この場合、負コロナイオンは、記録媒体203の表面電
圧が+600Vで、コロナイオン発生電極218が+3
8 Vだけバイアスされており、ピークツーピク電圧1
800 Vの交流電圧がコロナイオン発生電極218と
誘導電極219との間に印加されており、+38■の信
号電圧がコロナイオン制御電極21Bに印加されている
とき、コロナイオン発生電極218から発生される。
電位レベルの分布をスリット220とコロナイオン通過
穴との中間におけるコロナイオン発生部215からの距
離の関数として第24図(B)に描いである。図示のと
おり、この場合の電位レベルは典型的に約数百ボルトで
あるから、コロナイオン制御電極216における電位レ
ベルをコロナイオン発生電極に対して変化させることに
よりコロナイオン電流を制御するためには、約数百ボル
トの制御電圧をコロナイオン制御電極21Gに印加する
必要がある。
他方、幅50μmの障壁電極221を第25図(A)に
示すようにコロナイオン発生電極218のスリット22
0の中に設置すると、電位レベルの分布が第25図(B
)に示すものに変化する。
図示のとおり、この場合の電位レベルは典型的に約数子
ボルトであるから、コロナイオン電流を単にコロナイオ
ン制御電極21Eiを囲むことにより制御することがで
きる。その上、この場合には、コロナイオン発生電極2
18の近傍の電界がこのような低い電圧により甚だしく
影響されるので、定常的なコロナイオンの発生が保証さ
れる。一方、正コロナイオンは、記録媒体203の表面
に対してコロナイオン制御電極21Bの電位レベルが低
いので記録媒体203に到達せずにコロナイオン制御電
極216に吸収される。更に、コロナイオンの発生が生
ずる強い電界の領域が障壁電極221が終るコロナイオ
ン発生電極21gの直近くに設置されているのでコロナ
イオンの発生量が障壁電極221の設置によって影響を
受ける。:ともない。
次に、上述の#壁電極221によりコロナイオンの発生
について理論的に説明することにする。
このコロナイオンの発生は基本的には、障壁電極221
を陰極と見做し、記録媒体を陽極と見做し、コロナイオ
ン制御電極21Bをグリッドと見做すことにより、三極
管との類似で説明することができる。ただし実際の三極
管の場合はその役割がこの場合のコロナイオンで置き換
えられている電子を取扱うので、これによりキャリア速
度と電圧との間の関係に相違を生ずるという差異がある
。この差異を考慮に入れて、この場合のコロナイオンの
発生を次の方程式で記述することができる。
V−μ+       (7) i−ρυ                  (8)
ここでVはコロナイオン発生部215からyの距離のと
ころの電位レベルであり、ε は空気の誘電率であり、
ε は真空の誘電率であり、ρは距離yにおけるコロナ
イオンの電荷密度であり、υは距離yにおけるコロナイ
オンの速度であり、μはコロナイオンの移動度であり、
iは距離yにおけるコロナイオン電流である。
上記方程式はコロナイオンの定常的存在に対して適用で
き、コロナイオンの定常的存在はコロナイオン発生電極
218と誘導電極219との間に印加される交流電圧2
23の周期の他にコロナイオン制御電極216に印加さ
れる信号電圧224の周期をもコロナイオンが記録媒体
203に到達するまでにかかる時間、約2μSeC%よ
り充分長くすることにより実現することができる。これ
に関しては信号電圧224および交流電圧223を同期
させるのが更に好適である。
このようにして、この例では、低電圧駆動が、コロナイ
オンの発生を浮遊電荷を高電圧を用いて制限することに
より制御する従来の方法と明確に対照的に、浮遊電荷を
定常的に発生してこれを制御することにより、達成され
る。
このようにして発生された負コロナイオンは次に、制御
電圧V がコロナイオン発生電極218とコロナイオン
制御電極21Bとの間に次式で与えられるコロナイオン
電流I の形で印加されるときp 記録媒体203の表面電圧V に向って引きつけられる
ことになる。
■ −ユ・    ・μ子 ε     争  ε p8   a。
ここでaはコロナイオン制御電極21Bと記録媒体20
3との間の距離であり、bはコロナイオン制御電極21
6とコロナイオン発生電極218との間の距離であり、
kはコロナイオン制御電極216と記録媒体203との
間の距離、およびコロナイオン制御電極21Bと障壁電
極221との間の距離から決まる電圧利得である。ここ
で、コロナイオン制御電極21Eiのコロナイオン通過
穴216aは二極管のグリッドと丁度同じように周期的
に存在するものと考えられ、その場合、電圧利得にはコ
ロナイオン制御電極216からの距離の関数として変化
し、中心において最小値を取る。
コロナイオン電流に関する上式はコロナイオン電流が一
定飽和電流レベルに達するまで適用される。飽和電流レ
ベルより下では、コロナイオン電流は電極構造、コロナ
イオン制御電極21Gに印加される電圧、および記録媒
体203の表面電圧によっテ変るが、コロナイオンの発
生量には無関係である。この理由により、定常コロナイ
オン電流は交流電圧223を充分なコロナイオンを発生
するに必要なよりも大きく設定することにより得ること
ができ、その場合側々のコロナイオン発生電極21gの
差異による変動は無関係になる。
また、コロナイオン電流を遮断するためにコロナイオン
制御電極に印加すべき制御電圧vgは次式で与えられる
V  −−V  /k          (10)S コレは電圧利得kがコロナイオン制御電極216の中心
で最小値を取るとき最大値を取る。
更に、コロナイオン制御電極21Gに印加すべき信号電
圧224は好適にはコロナイオン発生電極218に印加
されるバイアス電圧より大きくない。
これは信号電圧224がバイアス電圧より大きいと負コ
ロナイオンの一部が直接コロナイオン制御電極216に
向って引きつけられ、コロナイオンの利用効率を低下さ
せると共にコロナイオン制御電極21Bと記録媒体20
3との間の電圧に影響して更にコロナイオンの利用効率
を低下させるからである。
同様な理由で、障壁電極221とコロナイオン制御電極
216との間の電圧は最大量のコロナイオン電流を得る
ことができる制御電圧がない場合Ovにするのが好適で
あり、少なくともこれより低くすべきである。
記録媒体203の表面電圧に関しては、この表面電圧は
負コロナイオンが記録媒体に到達するにつれてその初期
値V から徐々に下がる。時間tの関数としてのこの表
面電圧V は次式で与えられる。
(11) ここでCは記録媒体203のキャパシタンスであす、障
壁電極221とコロナイオン制御電極216との間の電
圧はコロナイオン電流■ が最大値を持つようにOvで
あると仮定する。
今度は第26図を参照して、上に示した理論的考察に従
って構成された上述のようなイオン発生装置を使用する
イオン記録装置について説明することにする。
このイオン記録装置301は機運搬器として働く円筒形
記録ドラム303を備えており、その周りに、その回転
方向に沿って、記録ドラム303に予備帯電させる予備
帯電用コロナイオン発生器304、記録ドラム303の
上に静電潜像を作るイオン記録ヘッド314、現像ロー
ラー312を有し、現像剤313により記録ドラム30
3の上の静電潜像を現像する現像剤3Hを備えている現
像装置311、および記録ドラム303の上の現像され
たトナー像を記録紙Pに移す移転ローラー319を有す
るローラー移転装置318から構成されている。イオン
記録装置301は更に内部に記録紙Pを保持する用紙供
給カセット315を備えており、このカセットから一度
に一つの記録紙Pが用紙供給ローラー31Bにより取出
され、位置合せローラー317aおよび317bの助け
を借りて記録ドラム303と移転ローラー319との間
に供給され、記録紙上に像を移すようにする。
像が移された記録紙Pは装置301の他の側にある用紙
出口320を通して用紙供給カセット315から排出さ
れる。
上の説明の記録媒体203に対応する記録ドラム303
は導電層上に厚さ50μmの絶縁性樹脂層から作られる
この記録ドラム303に+800 Vの初期表面電圧で
予備帯電させる予備帯電用コロナイオン発生器304は
記録ドラム303から500μm離れて設置されている
。予備帯電用コロナイオン発生器304は、上の説明の
予備帯電用コロナイオン発生器204に対応するもので
あるが、絶縁性セラミック基板上の厚さ2μm、幅ll
ll11の誘導電極、誘導電極上の厚さ8μmの絶縁性
樹脂層、および誘導電極上に設けられた幅100μmの
スリットを有する絶縁性樹脂層上の厚さ15μmのコロ
ナイオン発生電極から構成されている。
予備帯電用コロナイオン発生器304は従来のコロナ帯
電器で置き換えることができることに注目すべきである
上述のように、誘導電極とコロナイオン発生電極との間
に、ピークツーピーク電圧1800V 、周波数50 
k Hzの交流電圧が、正および負の両コロナイオンを
発生するために印加される。コロナイオン発生電極には
更に+eoo vのバイアス電圧が印加され、正のコロ
ナイオンだけが記録ドラム303に到達してこれを+6
00vに帯電することができるようにする。交流電圧に
よる強い電界がコロナイオン発生電極から10μmの範
囲内に約2.8 Xl0−’A/cm2のコロナイオン
を発生させ、これにより厚さ50μmの記録ドラム30
3に約100μsecで+600vにまで帯電させるこ
とができる。
予備帯電した記録ドラム303は次に上述の複数のコロ
ナイオン発生器214を備えたイオン記録ヘッド314
の下まで回転し、信号電圧に従ってイオン記録ヘッド3
14により発生された負のコロナイオンにより記録ドラ
ム303の上に静電潜像を形成するようにする。イオン
記録ヘッド314の各コロナイオン発生器は上述の予備
帯電用コロナイオン発生器304と同様に構成されてい
るが、幅100μmのスリットの内側に幅50μmの障
壁電極が設けられていることが違う。加えて、各コロナ
イオン発生器は記録ドツトに対応する100μm直径の
コロナイオン通過穴を有する厚さ10μmのコロナイオ
ン制御電極を備えており、この電極はコロナイオン発生
部から60μm離れて設置され、記録ドラム303から
500μmだけ離れている。イオン記録ヘッド314の
解像度は10本/ amである。
イオン記録ヘッド314は次のように動作する。
コロナイオン発生電極および障壁電極は共に接地されて
いるが、信号電圧と同期した、ピークツーピーク電圧1
8DOV、周波数5 kHzの交流電圧が誘4 導電極に印加され、2J XIOA/an2のコロナイ
オン電流を発生する。発生したコロナイオンの内、負の
コロナイオンだけがコロナイオン制御電極により選択さ
れて記録ドラム303に達することができる。ここで、
イオン記録ヘッド314の電圧利得には第27図に示す
ようにコロナイオン制御電極の中心からの距離の関数と
して変化し、中心で最小値1Bであり、コロナイオン制
御電極の表面で最大値30である。したがって、コロナ
イオン電流を遮断する制御電圧は上に示した方程式(1
0)により中心で最大である。コロナイオン電流は+3
8 Vの逆バイアス電圧をコロナイオン発生電極に印加
することにより遮断することができる。換言すれば、コ
ロナイオン電流は+38 Vのバイアス電圧をコロナイ
オン発生電極に、+38 VおよびOvのレベルから成
る信号電圧をコロナイオン制御電極に、印加することに
より導通および遮断することができる。
コロナイオン電流密度の最大値は上に示した方5 程式(9)によりIJ XIOA/as2であり、これ
はコロナイオン発生部からのコロナイオン電流より充分
小さいので、個々のコロナイオン発生電極の差に無関係
に充分な量のコロナイオンを得ることができる。その上
、コロナイオン電流を記録ドツトの一つづつに別々に得
ることができ、記録ドットごとのコロナイオンの量の変
動を防止することができる。
コロナイオン制御電極に、印加すべき信号電圧は信号電
圧のパルス幅が100μSeeになるようにコロナイオ
ン発生部に印加する5kllzの交流電圧と同期すべき
である。
記録ドラム303の表面電圧は上に示した式(11)に
従う時間に合わせて変化するが、これをこの装置に対し
て第28図に描いである。図示のように、表面電圧は+
600vの初期値から村50Vまで100μSQCで降
下し、450Vもの高い静電コントラストの静電潜像を
得ることができるようになる。記録ドツトの縁の近くで
は、コロナイオン電流は記録ドツトの中心よりもわずか
に少いので、静電コントラストは約350Vである。記
録ドツトの中心と縁との間の静電コントラストのこのよ
うな差はコロナイオン発生器を隣接する記録ドツトの縁
が重なるように配置することにより補正することができ
る。
この装置の100μsecの信号時間で得ることができ
る記録速度はA4の大きさの上に対し10本/mmの解
像度で90枚/winという高速での連続印刷に対応す
る。
このイオン記録ヘッド314によれば信号電圧を従来の
約数百ボルトから30乃至40Vに引き下げることがで
きる。
また、コロナイオンを記録ドラムの方に加速するために
記録ドラムとコロナイオン制御電極との間に従来印加さ
れた約数百ボルトのバイアス電圧はこのイオン記録ヘッ
ド314では不必要であり、コロナイオン発生電極とコ
ロナイオン制御電極との間に印加してコロナイオン電流
を導通および遮断する約数十ボルトのバイアス電圧で置
き換えられる。
このようにして、このイオン記録ヘッド314の駆動I
Cを実装面積のより小さい低電圧駆動ICとすることが
できるので、ヘッドの基板上に完全に実装される駆動I
Cををするコンパクトなイオン記録ヘッドを作ることが
可能である。
また、コロナイオン電流は単に浮遊電荷を制御する印加
電圧で制御することができるので個々のコロナイオン発
生電極の差異によるコロナイオン電流の変動を防止する
ことができる。
更に、従来のイオン記録ヘッドの表面電圧は駆動1Gの
高電圧に対する強さにより約150 Vに制限されてお
り、この理由から、その導電性のため記録紙への静電移
転ができず、熱移転または押付は移転を必要とする導電
性磁気トナーしか使用することができなかった。熱移転
または押付は移転を必要とすることから記録ドラムに付
着している残留トナーを拭き取る金属刃を使用する必要
があり、記録ドラムに非常に硬いアルメト化鋼被膜を施
す必要がある。その他、磁気トナーを使用すればカラー
記録ができない。
対照的に、この実施例のイオン記録装置によれば、記録
ドラムの表面電圧を、低電圧駆動ICであるから、電子
写真に通常使用されている絶縁トナーを使用することが
できる程高くすることができ、これにより静電移転が可
能になり、記録ドラムにトナーが付着することがなくな
るので樹脂から成る異例の清掃用刃で残留トナーの清掃
には充分であり、これにより記録ドラムに安価な樹脂絶
縁層を施すことができるようになる。また、通常の絶縁
樹脂トナーを使用することによりカラー記録が可能にな
る。
この例に使用するコロナイオン発生器を電子写真に通常
使用されるコロナ帯電器で置き換えることができること
に注目すべきである。また、この例に使用するコロナイ
オンの極性を完全に逆にすることができる。この例に使
用する反転静電潜像はイオン記録ヘッドを適切に調節す
ることにより通常の静電潜像で容易に置き換えることが
できる。
また、コロナイオン発生部に印加する交流電圧の周波数
を信号電圧の周波数の整数倍にして一つの信号電圧に対
してピーク電圧を二つ以上にすることができる。
さて、上述の例に有利に付加することができる幾つかの
別の特徴が存在するが、これについて変形例として以下
に説明することにする。
第1の変形例として、第21図に示す予備帯電用コロナ
イオン発生器204およびコロナイオン発生器214を
単一体として製造することができる。これを第29図に
断面図で、第30図に拡大図で示すが、これでは予備帯
電用コロナイオン発生器204およびコロナイオン発生
器214は共に共通のセラミック基板231に設置され
ている。これは次のようにして達成される。まず、誘導
電極209および219を、スパッタリング法を利用し
て、各々が幅200μmの二つのアルミニウム層を互い
に1 mm離して設置して、厚さ500μmの共通のセ
ラミック基板231の上に作る。次に、誘導電極209
および219を10乃至40μmの共通のポリイミド絶
縁層232で覆う。このポリイミド絶縁層232の上に
、障壁電極221を適切な位置に取付け、またポリイミ
ド絶縁層233に刑付けたタングステンまたはモリブデ
ンのような高融点金属の膜から成るコロナイオン発生電
極208および218を取付ける。次に、コロナイオン
発生器214のコロナイオン発生電極218を厚さ60
μmの絶縁層234で覆い、最後に絶縁層234の上に
コロナイオン制御電極21Bを装着する。
その他に、コロナイオン発生器214の駆動IC227
を第31図のように組込むことができる。図示のように
、信号線235をコロナイオン制御電極21Bに接続す
ると共に信号線236を信号源に接続するようにして、
駆動10227をコロナイオン制御電極216の後に設
置する。コロナイオン発生電極208および218には
、それぞれ、電圧源に接続すべき線237および238
がある。
その駆動1c227を含めて予備帯電用コロナイオン発
生器204およびコロナイオン発生器214をこのよう
に組合せることによりこれら部品をコンパクトにまとめ
ることができるばかりでなく、記録媒体203の周りに
設置すべき部品の数も減るので記録媒体203自身を小
さくすることができる。その上、関連する部品の数が少
くなっているので保守の任務を減らすことができる。
同様な組合せを今述べた利点を求めて他の形式のコロナ
イオン発生2:および予備帯電器に適用することができ
ることに注目すべきである。
次に、上記第2の例の変形例として、コロナイオン発生
器214において、障壁電極221をコロナイオン通過
穴216aの直径より広くしてコロナイオン発生電極2
1gの近傍に電界を一層効果的に閉じ込め、電界がコロ
ナイオン通過穴216aに漏入しないようにすることが
できる。
このような構成の一例を第32図(A)に示す。ここで
、コロナイオン制御電極21Bの厚さは18μmである
。コロナイオン発生電極218のスリット220の幅は
コロナイオン制御電極21Bのコロナイオン通過穴21
6aの直径、100μmより広い。コロナイオン発生電
極218およびコロナイオン制御電極216は60μm
離れており、コロナイオン制御電極21Bおよび記録媒
体203は500μm離れている。
この構成について、電圧利得およびコロナイオン電流を
コロナイオン通過穴216aの中心からの距離の関数と
して、それぞれ第32図(B)および第32図(C)に
示す。図示のとおり、電圧利得には中心に最小値35、
コロナイオン制御電極の縁に最大値150があり、コロ
ナイオン電流には1.5 X1O−5A/cII+2の
最大値がある。
この構成を用いて、200μsecの信号電圧の場合、
A4の大きさの用紙に対し、2401dpiの解像度で
90枚/minの記録速度を得ることができる。
さて電圧利得には、コロナイオン制御電極21Bの厚さ
の他にコロナイオン制御電極216とコロナイオン発生
電極218との間の距離にも影響され、逆に、上に説明
したように、コロナイオン電流の量に影響する。450
■を超す静電コントラストおよび30枚/winの記録
速度を示すことができる。
コロナイオン制御電極216の厚さおよびコロナイオン
制御電極216とコロナイオン発生電極218との間の
距離の範囲を計算したが、これを100μmのスリット
幅で得られる240dpiの解像度の場合について第3
3図(A)に、および63.5μmのスリット幅で得ら
れる400dpiの解像度の場合について第33図(B
)に示す。
次に、本発明に係わる一実施例として、コロナイオン制
御電極216およびコロナイオン発生電極218をコロ
ナイオン発生電極218のスリット220の幅より大き
い距離だけ離して電界をコロナイオン発生電極218の
近傍に一層効果的に閉じ込め、電界がコロナイオン通過
穴216aに漏入しないようにすることができる。
このような構成を第34図に示すが、これではコロナイ
オン制御電極216および幅100μmのスリット22
0を有するコロナイオン発生電極218が厚さ150μ
mのスペーサー240により隔てられている。
この構成では、コロナイオン制御電極216はコロナイ
オン発生電極218に近傍した1対の上部電極241お
よび記録媒体203に近傍した下部電極242を備えて
いる。上部電極241にはコロナイオン発生電極で発生
したコロナイオンから負のコロナイオンを選び出すため
に40乃至50Vのバイアス電圧が与えられ、負のコロ
ナイオンだけがコロナイオン制御電極216に向って動
かされるようになる。他方、下部電極242にはバイア
ス電圧222のレベルに等しい高い方のレベルおよびこ
れより30V低い低い方のレベルから成る信号レベル2
24が与えられる。その結果、信号電圧224が高い方
のレベルにあるときコロナイオン制御電極216でコロ
ナイオンがコロナイオン制御電極21Bと記録媒体2[
)3との間に印加される400乃至50(l Vの高電
圧243により加速されるが、信号電圧224が低い方
のレベルにあるときはコロナイオン電流が遮断されるこ
とになる。
上記構成は先に述べた変形例と組合せることにより次の
ように更に変形することができる。
第35図はコロナイオン電流を安定化するように40μ
m1j1隔で設置された複数のコロナイオン発生電極2
18を設けた構成を示す。この場合には、コロナイオン
はコロナイオン発生電極218とコロナイオン制御電極
21Bとの間に40乃至6oVのバイアス電圧を印加す
ることによりコロナイオン制御電極21Bに向って一層
容易に動くことができる。
第36図は、コロナイオン制御電極216の直径より広
いlII!12電極221にコロナイオン発生電極21
8から分離する15μmの分離体が設けられ、コロナイ
オン制御電極21Bおよびコロナイオン発生電極218
が厚さ100乃至500μmのスペーサー240により
分離されている他の構成を示す。この構成では、コロナ
イオンはコロナイオン発生電極218と障壁電極221
との間にバイアス電圧222を印加することによりコロ
ナイオン制御電極216に向って一層容易に動くことが
できる。
次に、第4の例として、コロナイオン発生電極218を
スリット220の縁が絶縁基板217に対して、90°
より小さい角度を成す形状とすることができる。
この構成の利点は第37図(A)および第37図(B)
かられかる。第37図(A)および第37図(B)はそ
れぞれこの構成および通常の構成についてコロナイオン
発生電極218の近傍の領域における電界の強さを示し
ている。これら第37図(A)および第37図(B)は
、厚さ40.czmの絶縁基板217、厚さ18μmの
コロナイオン発生電極218、幅40μmのスリット2
20、およびコロナイオン発生電極218と誘導電極2
19との間の1kVの印加電圧を用いて得られる。第3
7図(A)および第37図(B)において、70kV/
Caレベルおよび140kV/cmレベルに対する境界
が引いである。空気の絶縁破壊は電界強度が30kV/
cfflより大きいときに生ずるから、充分なコロナイ
オンの発生は第37図(A)および第37図(B)に示
す境界内で発生すると仮定することができる。図示のと
おり、この変形例の構成は、通常の構成と比較して、コ
ロナイオン発生の領域をかなり増大することができる。
このコロナイオン発生電極218を組入れたイオン記録
ヘッドを第38図に示す。この図ではコロナイオン発生
電極218の縁と絶縁基板217の面との間の角度は6
0°である。第39図に示すように、このイオン記録ヘ
ッドでは、コロナイオン制御電極21Bから見て、複数
のコロナイオン発生電極218が絶縁基板217の後に
設けられた5個の誘導電極219を横断するように配置
され、丸穴の形状を成すスリット220がコロナイオン
発生電極218の上のコロナイオン発生電極218と誘
導電極219との交点に作られている。
コロナイオン発生電極218のこの構成の効果を実証す
るため、第38図のイオン記録ヘッドにより、およびコ
ロナイオン発生電極の縁と絶縁基板の面との間の角度が
906である従来のイオン記録ヘッドにより、各種印加
電圧に対してオールマーク濃度を測定したが、その結果
を第40図に示す。従来のイオン記録ヘッドでは、記録
速度は75mm/seeであり、信号電圧は400vで
あり、加速電圧は+200Vであった。図示のとおり、
第38図のイオン記録ヘッドを用いて低印加電圧のとき
でもオールマーク濃度を一層高くすることが可能であり
、このことはコロナイオン発生の効率が一層高いことを
示している。
コロナイオン制御電極216の無い第38図のコロナイ
オン発生器214は、丁度従来のコロナイオン発生器を
このような方法で利用することができるように、現像し
たトナー像を記録ドラムから記録紙へ移すイオン移転装
置として、または移転後記録ドラムに残っている残留コ
ロナイオンを、適切な印加電圧で、取除く放電装置とし
て利用することができることに注目すべきである。これ
らの場合に、コロナイオン発生器214のコロナイオン
発生効率を高くすれば、印加電圧を従来のコロナイオン
発生器に必要なものより下げることができる。
更に、障壁電極221を、第41図に示すように、上述
の第38図のコロナイオン発生器214に組込むことが
できる。第41図でコロナイオン発生電極218の縁と
絶縁基板217の面との間の角度は75゜である。第4
2図に示すように、このコロナイオン発生器214では
、コロナイオン制御電極216から見て、細長い窓の形
を成すスリット220を存する複数のコロナイオン発生
電極218が絶縁基板217の後に設けられた5個の誘
導電極219を横断するように配置され、スリット22
0の中に設置された障壁電極221が誘導電極219か
ら離れたところにある側端でコロナイオン電圧218と
接続されている。
次に、第5の変形例として、コロナイオン発生電極21
8のスリット220の幅をコロナイオン制御電極216
のコロナイオン通過穴216aの直径より小さくして、
製造工程においてコロナイオン制御電極21Bがコロナ
イオン発生電極218に対して大きく位置がずれるのを
コロナイオン電流の流れがコロナイオン制御電極216
自身により妨げられる機会を少くすることにより寛容に
扱うことができるようにすることができる。この特徴に
よりすべてのコロナイオン発生電極から同量のコロナイ
オン電流が確保され、製造の途中で不合格となる製品の
数が減る。
この特徴を組入れたコロナイオン発生器214を第43
図に示す。これではスリット220の幅が30μmであ
り、コロナイオン通過穴216aの直径の前のとおり1
00μmであり、したがってコロナイオン制御電極21
6のコロナイオン発生電極218に対する位置ずれは約
30μmが許容される。第43図はコロナイオン通過穴
216aから見た図も取入れている。
第44図に示すように、このコロナイオン発生器214
では、誘導電極から見て、5個の誘導電極219が絶縁
基板217の他の側に設けられた細長い窓の形状を成す
スリット220を有する複数のコロナイオン発生電極2
18を横断するように配置されている。スリット220
を狭くしてもスリット220の中の不要な電界を遮断す
る効果がある。
障壁電極221を第45図でのようにスリット220に
組込むことができることに注目すべきである。
この場合には、高速記録に適するようにコロナイオンの
発生量を増大することができる。
他方、コロナイオン制御電極21Bのコロナイオン発生
電極218に対する位置ずれに関して、第46図に示す
ように、コロナイオン発生電極218をスリットの無い
1本の棒にすることにより許容差を一層大きくすること
さえできる。この場合40μmもの大きな位置ずれを許
容することができる。しかし、この場合コロナイオンの
発生量が減少するので高速記録が不可能になる。
スリットは、上述のような真直ぐな形状の代りに、第4
7図に示すようなぎざぎざの形状を備えることができる
ことにも注目すべきである。このぎざぎざの形状も、強
い電界の領域が長くなり、電界が隅で強くなるので、コ
ロナイオンの発生量を増大させる一因となる。
第44図に示すコロナイオン発生電極218および誘導
電極219の構成は第48図に示すように修正すること
ができる。第48図では、誘導電極の側から見て、複数
の誘導電極219が絶縁基板217の他の側に設けられ
た細長い窓の形状を成すスリット220を有する複数の
コロナイオン発生電極218と重なるように配置されて
いる。コロナイオン発生電極218および誘導電極21
9を備えたこの絶縁基板217は次に、コロナイオン発
生電極21gのスリット220と並ぶように配置されて
いるコロナイオン通過穴216aを存するコロナイオン
制御電極21B(これを第49図に示しである)を支持
する絶縁基板240と組合せられる。これら絶縁基板2
17および240の拡大斜視図を第50図に示す。
次に、上述のイオン記録装置の各種例の、別の利点を付
与することができる幾つかの用途があり、これについて
次に説明することにする。
第1の用途として、上述のイオン記録ヘッドの第3の実
施例を以下のように真の静電潜像の外側に形成された余
分なトナー像から生ずる記録ドラム上の余分なトナーを
減らすのに利用することができる。
すなわち、A4の大きさ(幅21cm)およびA3の大
きさ(幅29.7cm)に取る二つの異なる大きさの用
紙に印刷するプリンターの場合に、コロナイオン発生器
214を第51図の上面図で示すように三つの部分21
4A、 214Bおよび214Cに分割する。図示のよ
うに中間の部分214^は21cmの幅であるが両側の
各部分214Bおよび214Cは4.5 amの幅であ
り、これら両側の部分214Bおよび214Cは中間の
部分214Aと両側の各部分214Bおよび214Cと
の間に1.5mmの重なりを置いて中間の部分214A
から1 mm離して設置されている。
これら三つの部分214A、 214Bおよび214C
は第52図の回路図に示すように接続されている。すな
わち、三つの部分214A、 214Bおよび214C
のコロナイオン発生電極および誘導電極に共通のバイア
ス電圧222および共通の交流電圧223が印加される
が、三つの部分214A、 214Bおよび214Gの
コロナイオン制御電極は紙の大きさにより別々の信号電
圧224A。
224B、および224Cにより選択的に作動される。
これは第3の例のコロナイオン発生器ではコロナイオン
電流を低信号電圧で容易に導通したり遮断したりするこ
とができるため可能である。
A4の大きさの紙に印刷する場合には、中間の部分21
4Aだけを第53図の上半部に示す形状の信号電圧22
4Aにより作動する。第53図で上昇、下降はA4の大
きさの紙の上、下に対応する。他方、八3の大きさの紙
に印刷する場合には、中間の部分214Aを前のとおり
作動し、両側の部分214Bおよび214Cをも、第5
3図の下半部に示す形状の、中間部分214Aと両側部
分214Bおよび214Cとの間の1關の間隔に対応す
る時間tだけ遅れている。信号電圧224Bおよび22
4Cにより作動する。この場合には、信号電圧224A
、224Bおよび224Cの上昇、下降はA3の大きさ
の紙の上、下に対応する。
さて、A3の大きさの紙に印刷する場合、中間部分21
4Aの重なり部および両側部分214Bおよび214C
の内の一つの重なり部により2回帯電される記録媒体2
03の領域があり、その一つを第54図に示す。
ここで、高電圧を使用する従来の帯電器を使用すれば、
記録ドラムの表面電圧レベルが第55図に示すように時
間に合せて増大し、表面電圧レベルが中間部分による時
刻T1に印刷するのに適切なレベルまで上昇してから、
両側の部分が表面電圧レベルを更に上げるようにするの
で、重なり部分の下にある記録ドラムの部分が過剰に帯
電して印刷結果が一様でなくなる。
他方、第56図に示すように、第3の例のコロナイオン
発生器では、コロナイオン電流が急速に飽和するので数
μsee以内に表面電圧レベルが印刷に適切なレベルに
まで上昇してその後そのレベルが維持され、両側の部分
は表面電圧レベルを上昇させないでこれを適切なレベル
に維持するだけなので、−様な印刷結果を得ることがで
きる。
次に、第2の用途として、イオン記録ヘッドを可変速度
でまたは間欠的にさえも移動する記録媒体で記録するこ
とができるファクシミリのような静電記録装置を作るの
に利用することができる。
これはイオン記録ヘッドでは信号電圧を記録媒体の運動
に従って決まるタイミング印加することができるので可
能である。その結果、記録媒体の表面電圧レベルが記録
媒体の運動の速さに無関係のため記録媒体の運動の速さ
に関係なく一様な記録品質を得ることができる。
この記録装置を用いれば、−様な記録品質を得るために
高品質記録装置を通常備えているページ記憶装置の容量
が不必要になり、許容される間欠記録過程により高速で
普通紙上に高品質印刷を行うことが可能になる。これは
従来は不可能であった。
次に、第26図に示すイオン記録装置の第3の実施例に
おける静電潜像の現像過程を説明することにするが、こ
の過程はこの実施例の記録ドラム上に残留しているトナ
ーの清掃と共に行われる。
第57図(A)に示すように、一つの記録が完了してか
ら、記録媒体203にはなお前の記録から像領域410
に残っている残留トナー411を非像領域412の上に
前の記録から生ずる、図示のように正に帯電しているか
、または負に帯電しているかぶリトナー413が載って
いる。
それで、第57図(B)に示すように、記録媒体203
の表面電圧レベルが予備帯電用コロナイオン発生器30
4からの放電により−50VまたはOvに下がる。ここ
で、記録媒体203は残留トナーの量に関係なく、側面
での放電による漏れのため一様な電圧レベルになる。残
留トナーおよびかぶりトナーはすべてこの放電段階の結
果負帯電の残りトナー415に変る。
次に、第57図(C)に示すように、新しい静電潜像が
イオン記録ヘッド814からの正のコロナイオンにより
記録媒体203の上に形成される。ここで、像領域41
0の他に像領域410にある元の残留トナー 410も
正に帯電するが、非像領域412は放電段階で得られた
低レベルのままである。
次に、第57図(D)に示すように、静電潜像の現像お
よび残留トナーの清掃は、静電潜像の表面電圧レベルよ
り大きくないバイアス電圧322により正にバイアスさ
れている現像用ローラー312により同時に行われる。
ここで、非像領域412の上の負に帯電している残りト
ナー415は正にバイアスされている現像用ローラー3
12に向って引きつけられて記録媒体203を完全にき
れいにするようにするが、元の残留トナー416も像領
域410の静電潜像より電圧レベルが低い現像用ローラ
ー312に向って引きつけられて記録媒体203を完全
にきれいにするようにする。他方、現像用ローラー31
2で運ばれる負に帯電した現像剤トナー313は、現像
用ローラー312より電圧レベルが高い記録媒体203
の静電潜像に向って引きつけられて静電潜像を現像する
ようにする。
その結果、第57図(E)に示すとおり、可視顕像41
7が記録媒体203の像領域410に形成され、トナー
413の幾らかが非像領域412に残ることがあるが、
これは図示のように正に帯電しているかまたは負に帯電
している。この顕像417は次にローラー移転装置31
gにより記録紙Pの上に移転される。ローラー移転装置
318ゝは既に第57図(A)に示したように像領域4
10に幾らかの残留トナー411を生ずることがある。
この現像過程の途中での記録媒体の表面電圧レベルの変
化を第58図に示す。
この図で区画(A)から(E)はそれぞれ第57図(A
)から第57図(E)使用して上に説明した段階に対応
する。第58図で、像領域410の表面電圧レベルは実
線として描いてあり、非像領域412のそれは破線とし
て描いてあり、現像ローラー312のバイアス電圧は鎖
線として描いである。
開始段階(A)での記録媒体2Ω3は像領域410では
負の残留トナー411により+450vであり、非像領
域412では正のトナー413により−30Vである。
放電段階(B)により、記録媒体203の表面電圧レベ
ルが負に帯電した残りトナー415と共に一様に一50
Vになる。記録段階(C)で、像領域410は元の残留
トナー4113と共に+500vに上昇するが、非像領
域412は負に帯電した残りトナー415と共に−50
Vのままである。現像段階(D)で、+500 Vにあ
る元の残留トナーの他に−50Vにある負に帯電した残
りトナー415も+200Vの現像用ローラー312に
向って引きつけられ、−力負に帯電した現像剤トナー3
13は+500vにある像領域41(lの静電潜像に向
って引きつけられる。その結果、最後の段階(E)テ、
像領域410は顕像417ニより+450Vになり、非
像領域412はトナー413により−30Vになってい
る。
したがって、この現像過程で、前の記録がらの像の記憶
が続いて記録される新しい像に現われることはない。
−り記コロナイオン発生器を使用すれば、コロナイオン
制御電極216の制御電圧を、負帯電コロナイオンが非
像領域412に与えられ、正帯電コロナイオンが像領域
410に与えられるように調節することにより記録媒体
203の周りで装置を更に簡単化することが可能である
から、予備帯電用コロナイオン発生器204による放電
を省略することができることに注目すべきである。
更に、上に既に記したものの他に、上記実施例の多数の
修正例および変形例を本発明の新奇な且つ有利な特徴か
ら逸脱することない。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明によるヘッド構
造にすることでイオンの発生空間と制御空間を分離しイ
オン発生電極を固体イオンヘッドの解像度と独立して決
定できる。さらに、低電圧駆動を可能にするイオン制御
空間および制御電極とを、個々に設計出来るようになる
。このようにしてチップ面積の小さな低電圧駆動用IC
の使用が可能となる。このことにより、駆動ICを搭載
した記録ヘッドの高精細化が達成できる。また、この方
式では、制御電極に印加する信号電圧を変えることで、
イオン流量を制御でき多値記録が可能となる。このよう
にしてイオン発生効率の良いイオン発生電極を設計し、
大量のイオン量を発生させ、かつ該発生量以下のイオン
流を記録に用いる。このようにすることで、イオン発生
電極のバラツキの影響を受けない安定した静電潜像の形
成を可能にした。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は1y 7例を説明するための図、第
8図乃至第9図は本発明に係るイオン発生装置の例を示
す図、第1O図は本発明に係るイオン記録ヘッドを示す
図、第11図は電極に印加される交流電圧及び直流バイ
アス電圧を説明するための図、第12図はコロナイオン
の発生状態を示す図、第13図は電極に印加される電圧
を説明するための図、第14図は電極の厚さに対するイ
オン発生の臨界電圧について説明するための図、第15
図は電極の厚さに対するイオンの電流密度について説明
するための図、第16図は電極の臨界電圧を説明するた
めの図、第17図は時間対温度上昇を説明するための図
、第18図は本発明に係る記録装置を説明するための図
、第19図は電極に印加される交流電圧の振幅を説明す
るための図、第20図は時間対温度上昇を説明するため
の図、第21図および第22図はイオン発生装置を説明
するための図、第23図はイオン発生装置のスリットに
ついて説明するための図、第24図および第25図は障
壁電極について説明するだめの図、第26図は記録装置
(システム)についてのブロック図、第27図は記録ヘ
ッドの電圧利得を示す図、第28図は時間対電極の表面
電圧について説明するための図、第29図は一体型記録
ヘッドを示す図、第30図乃至第31図は本発明に係る
一実施例を示す図、第32図は本発明に係る説明図、第
33図はスリット幅における解像度を示す図、第34図
乃至第58図は本発明に係る一実施例を説明するための
図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イオン流を発生するイオン発生器と、このイオン
    発生器からのイオン流を画像信号に従って電気的に制御
    する制御手段と、この制御手段からのイオン流により静
    電潜像を形成するための誘電性記録媒体とからなり、前
    記制御手段が前記イオン発生器と誘電性記録媒体との間
    に設けられた制御電極対からなり、この制御電極対のイ
    オン発生器側の少なくとも一方が複数のイオン通過孔を
    有してなることを特徴とするイオン流記録装置。
  2. (2)イオン発生器から得られるイオン流を画像信号に
    従って電気的に制御し、誘電性記録媒体上に静電潜像を
    形成するイオン記録装置において、前記イオン発生器が
    誘電体を介して一方に誘導電極、他方に複数のイオン発
    生電極を有し、かつ前記イオン発生器と誘電性記録媒体
    との間にイオン通過孔を有する制御電極対からなるイオ
    ン流制御手段を設けたことを特徴とするイオン流記録装
    置。
  3. (3)イオン発生器とイオン制御手段とがイオン発生電
    極の間隔以上の距離を有することを特徴とする請求項2
    記載のイオン流記録装置。
  4. (4)イオン発生器のイオン発生電極とイオン流制御用
    の制御電極との間にイオン加速用のバイアス電圧を印加
    することを特徴とする請求項2記載のイオン流記録装置
  5. (5)請求項4記載のイオン流記録装置において、イオ
    ン発生電極と制御電極対のイオン発生器側電極にイオン
    供給用のバイアスを印加する手段と、制御電極対に信号
    電圧を印加する手段と、制御電極対のイオン発生器側の
    電極と記録媒体の背面電極間に加速電圧を印加する手段
    を有することを特徴とするイオン流記録装置。
  6. (6)請求項4記載のイオン流記録装置において、イオ
    ン発生電極と制御電極対のイオン発生器側電極にイオン
    供給用のバイアスを印加する手段と、制御電極対に信号
    電圧を印加する手段と、制御されたイオン流を記録媒体
    に照射する以前に記録媒体の表面を前記イオン流とは逆
    極性に予め一様帯電する手段とを有することを特徴とす
    るイオン流記録装置。
JP29074490A 1989-12-22 1990-10-30 イオン流記録装置 Pending JPH03194563A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US453,298 1989-12-22
US07/453,298 US5138348A (en) 1988-12-23 1989-12-22 Apparatus for generating ions using low signal voltage and apparatus for ion recording using low signal voltage

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03194563A true JPH03194563A (ja) 1991-08-26

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ID=23799988

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JP29074490A Pending JPH03194563A (ja) 1989-12-22 1990-10-30 イオン流記録装置

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