JPH031959B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH031959B2
JPH031959B2 JP59254186A JP25418684A JPH031959B2 JP H031959 B2 JPH031959 B2 JP H031959B2 JP 59254186 A JP59254186 A JP 59254186A JP 25418684 A JP25418684 A JP 25418684A JP H031959 B2 JPH031959 B2 JP H031959B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
human protein
calcium ions
protein
human
cells
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59254186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61134399A (ja
Inventor
Kenji Wakabayashi
Yoshihiko Washimi
Yataro Ichikawa
Atsushi Mimuro
Nobuo Aoki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP59254186A priority Critical patent/JPS61134399A/ja
Priority to US06/804,255 priority patent/US4902614A/en
Publication of JPS61134399A publication Critical patent/JPS61134399A/ja
Publication of JPH031959B2 publication Critical patent/JPH031959B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本発明ヒト・プロテインCに対してカルシウム
イオン(Ca++)の非存在下では認識せず、カル
シウムイオン(Ca++)存在下で認識するモノク
ローナル抗体、それを産生するハイブリドーマ、
その抗体の製造方法及びヒト・プロテインCの分
離方法に関する。 b 従来技術 プロテインCはビタミンK依存性血漿蛋白質す
なわちγ−カルボキシグルタミン酸含有蛋白の一
つであり、血管内皮細胞表層のトロンボモジユリ
ン存在下トロンビンにより活性されて[Esmon,
C.T&Owen,W.G:Proc.Natl.Acad.Sci.USA.
78:2249−2251(1981)参照]活性化プロテイン
C(APC)となる。活性化プロテインCはセリン
プロテアーゼの一種であり、血液凝固系の補酸素
である第V因子(FV.FVa)と第因子(F,
Fa)を分解し、強い抗凝固作用[Suzuki.K.
et.al.:J.Biol.Chem.258:1914−1920(1983),
Vehar,G.A.&Davie,E.W.:
Biochemistry.19:401−409(1980)参照]を示す
と共に血管壁からプラスミノーゲン・アクチベー
タを放出させ、線溶系を促進させる[Comp,P.
C.&Esmon,C.T:J.Clin.Invest.:1221−1228
(1981)参照]ことが知られている。 さらにプロテインC欠損症は重度の血栓症を呈
することも報告されており、[Griffin,J.H.et
al:J.Clin.Invest.,68,1370−1373(1980),
Bertina,R.M.et al:Thromb.Haemostas.,48
1〜5(1982)]プロテインCは血液凝固線溶系の
重要な制御因子であることが明らかにされてい
る。 したがつてプロテインCの作用機構を明らかに
すること、また、プロテインCの血中における抗
原量、活性量を測定し、その動向を把握すること
ができれば、それは基礎医学、臨床医学の領域に
おいて非常に重量な意味を持つと考えられる。 一方モノクローナル抗体は単一の抗原決定基に
たいして特異的であり、かつ同一の特異性を有す
る抗体を安定的に産生できるという利点から抗原
蛋白質の機能および構造の解析、あるいは免疫測
定(EIA,RIA)に近時一般的に広く利用される
ようになつて来た。特に抗原蛋白質の機能解析、
分子解析には抗原蛋白の機能に関与する部位、ま
た特殊な構造部位を認識する抗体を見出すことが
有力な手段となり得る。 ヒト・プロテインCの構造は、分子量約41000
のH鎖と分子量的21000のL鎖がS−S架橋で結
合されており、H鎖にセリンプロテアーゼ活性部
位を有し、また、L鎖アミノ末端には、9個のカ
ルシウムイオン結合性アミノ酸、すなわち、γ−
カルボキシグルタミン酸(Gla)残基を含むGla
ドメインが存在することが知られている。Glaド
メインを有する血液凝固因子は、プロテインCを
含め、第因子(プロトロンビン)、第因子、
第因子、第因子いずれもカルシウムイオン
(Ca++)存在下でGlaに依存した立体的構造変化
を生じることが知られており、この機構は、血液
凝固系発現の上で重要な役割を果していることが
知られている。 従来、ヒト・プロテインCのモノクロナール抗
体は鈴木らにより作成されたことが報告されてお
り[鈴木宏治他:“血液と脈管”,15:171−174
(1984)参照]、この抗体はヒト・プロテインCの
抗原量の測定、活性の測定に利用されているが、
カルシウムイオン(Ca++)存在下で構造変化を
受けたヒト・プロテインCを認識するモノクロナ
ール抗体についての報告はまだなされていない。 そこで本発明者らは、プロテインCがカルシウ
ムイオン(Ca++)存在下で立体的構造変化を受
けることに着目し、カルシウムイオン(Ca++
の存在下で構造変化を受けたプロテインCを特異
的に認識するモノクローナル抗体について研究進
めた結果本発明に到達した。 c 発明の構造 すなわち、本発明は、カルシウムイオン
(Ca++)の非存在下ではヒト・プロテインCに対
して認識せず且つカルシウムイオン(Ca++)の
存在下ではヒト・プロテインCに対して特異的に
認識するヒト・プロテインCに対するモノクロー
ナル抗体である。 また他の本発明は、前記ヒト・プロテインCに
対するモノクローナル抗体を産生するハイブリド
ーマであり、そのハイブリドーマの産生する産生
物からの前記ヒト・プロテインCに対するモノク
ローナル抗体の製造方法である。 さらに他の本発明は、カルシウムイオン
(Ca++)の非存在下では、ヒト・プロテインCに
対して認識せず且つカルシウムイオン(Ca++
の存在下ではヒト・プロテインCに対して特異的
に認識するヒト・プロテインCに対するモノクロ
ーナル抗体を不溶性担体と結合させた吸着体に、
ヒト・プロテインC含有混合物を、カルシウムイ
オン(Ca++)の存在下に接触せしめて、該吸着
体にヒト・プロテインCを結合せしめることを特
徴とするヒト・プロテインC含有混合物からのヒ
ト・プロテインCの分離法である。 本発明のモノクローナル抗体を産生するハイブ
リドーマ細胞はケーラーとミルシユタインの方法
[Ko¨hler&Milstein,Nature:256495−497
(1975)]として知られた方法によつて得られる。
すなわち、ヒト・プロテインCでマウスを免疫し
た後、このマウスの脾臓細胞をマウス・ミエロー
マ細胞と融合させ、得られたハイブリドーマ細胞
はマイクロタイタープレートに固定されたヒト・
プロテインCと反応する抗体に対し、系統的に検
査し、選択される。この際に、カルシウムイオン
(Ca++)存在下における検査と、カルシウムイオ
ン非存在下における検査を同時に行い前者におい
てのみ陽性を示すハイブリドーマを選別すること
により、目的とする抗体を合成し分泌するハイブ
リドーマを単離することができる。 本発明のモノクローナル抗体はかかる新規なハ
イブリドーマ細胞が産生する産生物から得られ、
カルシウムイオン(Ca++)の存在下におけるヒ
ト・プロテインC分子上の特定の抗原決定基に対
して単一特異的に作用する。 本発明のモノクローナル抗体はその特性からヒ
ト・プロテインCの精製に利用する場合非常に有
利である。すなわち、不溶性担体に本発明におけ
るモノクローナル抗体を固定化し、カルシウムイ
オン(Ca++)が存在する溶液中で血漿(カルシ
ウムイオン存在下で凝固しないように調製したも
の)または、他のヒト・プロテインCを含む原
料、あるいはそれらの粗抽出物、粗精製物および
溶液からヒト・プロテインCを吸着・分離しカル
シウムイオン(Ca++)存在下で洗浄後、溶液を
カルシウムイオンを含まないもの(例えば
EDTAが存在する溶液)に置き換えて、ヒト・
プロテインCを溶出することができる。この方法
によれば、従来の不溶化抗体による抗原蛋白質の
精製のように、過激な条件下(例えば、0.2Mグ
リシン塩酸あるいは8M尿素のような)に蛋白質
をさらすことなく、穏和な条件下で精製を行うこ
とができる。 また、ヒト・プロテインCその他のγ−カルボ
キシグルタミン酸含有蛋白質にはGlaを含まず、
Glaに依存する構造変化を受けない異常分子が存
在することが知られているが、本発明におけるモ
ノクローナル抗体を用いることにより、この異常
分子の測定が可能になると考えられる。すなわ
ち、カルシウムイオン(Ca++)の存在の有無に
拘らず、ヒト・プロテインCを認識する抗体を用
いて免疫学的手段(例えばEIA,RIA)により血
漿その他の試料中のヒト・プロテインC抗原量を
測定し、更に本発明によるモノクローナル抗体を
用いて、血漿、その他の試料中のヒト・プロテイ
ンCをカルシウムイオン存在下で免疫学的手法
(EIA,RIA)により測定すれば、その測定値の
差から、異常ヒト・プロテインCの量を把握する
ことができる。 次に本発明におけるモノクローナル抗体を作性
する具体的方法について詳細に説明する。 A 抗原の単離・精製; 抗原に用いるヒト・プロテインCは鈴木らの
方法[Suzuki.K.et al,J.Biol.Chem.258
1914−1920(1983)]によりヒト・血漿から単
離・精製される。 B ヒト・プロテインCによるマウスの免疫; 雌Balb/Cマウスを用いることができるが
他の系(Strain)のマウスを使用してもよい。
その際、免疫計画、及びヒト・プロテインCの
濃度は十分な量の抗原刺戟を受けた、リンパ球
が形成されるよう選ばれるべきである。例えば
マウスに50μgのヒト・プロテインCを2週間
間隔で腹腔に3回投与の後、さらに30μgを静
脈に投与する。最終免疫の数日後に融合の為に
脾臓細胞をとり出す。 C 細胞融合; 上記の如く免疫したマウスの脾臓を無菌的に
取り出し、そこから単細胞懸濁液を調製する。
それらの脾臓細胞を適当なラインからのマウス
骨髄腫細胞と適当な融合促進剤の使用により、
細胞融合させる。脾臓細胞対、骨髄腫細胞の好
ましい比率約20:1〜約2:1の範囲である。
約108個の脾臓細胞について0.5〜1.5mlの融合媒
体の使用適当である。 細胞融合に用いるマウス骨髄腫細胞は、良く
知られているが、本発明では、P3−X63−Ag8
−U1細胞(P3−U1)[Yelton,D.E et al,
Current.Topics in Microbiology and
Immunology,811(1978)参照]を用いた。 好ましい融合促進剤としては、例えば、平均
分子量1000〜4000のポリエチレングリコールを
有利に使用できるが、この分野で知られている
他の融合促進剤を使用することもできる。本発
明においては、平均分子量1540のポリエチレン
グリコールを用いた。 D 融合した細胞の選択; 別の容器内(例えばマイクロタイタープレー
ト)で未融合の脾臓細胞、未融合のマウス骨髄
腫細胞および融合したハイブリドーマ細胞の混
合物を未融合のマウス骨髄腫細胞を支持しない
選択培地で希釈し、未融合の細胞を死滅させる
のに十な時間(約1週間)培養する。培地は、
未融合のマウス骨髄腫細胞を支持しないもの、
(例えばHAT培地)が使用される。この選択
培地中では、未融合の骨髄腫細胞は死滅する。
この未融合の脾臓細胞は非腫瘍性細胞なので、
ある一定期間後(1週間後)死滅する。これら
に対して融合した細胞は、骨髄腫の親細胞の腫
瘍性と、親脾細胞の性質を合わせ持つため、選
択培地中で生存できる。 E 各容器中のヒト・プロテインC抗体の確認; かくして、ハイブリドーマ細胞が検出された
後、その培養上清を採取し、ヒト・プロテイン
Cに対する抗体について酵素免疫定量法
(Enzyme Linked Immunosobent Assay)に
よりスクリーニングする。この際、培養上清、
酵素標識抗体溶液および洗浄液に一定濃度の
CaC2を加えた条件下の測定と、CaCl2を加えな
い条件下の測定の両方を行い、前者に対しての
み陽性を示すハイブリドーマを選択することに
より、カルシウムイオン非存在下では、ヒト・
プロテインCを認識せず、カルシウムイオン存
在下で、ヒト・プロテインCを認識する抗体を
産生、分泌するハイブリドーマを選別すること
ができる。 F 目的の抗体を産生するハイブリドーマ細胞の
クローン化と抗体の産生 目的の抗体を産生するハイブリドーマ細胞を
適当な方法(例えば限界希釈法)でクローン化
すると、抗体は2つの異なつた方法で産生され
る。その第1の方法によれば、ハイブリドーマ
細胞を一定時間、適当な培地で培養することに
より、その培養上清からそのハイブリドーマ細
胞の産生するモノクローナル抗体を得ることが
できる。第2の方法によれば、ハイブリドーマ
細胞は同質遺伝子、又は半同質遺伝子を持つマ
ウスの腹腔に注射することができる。一定時間
後の宿主動物の血液中および腹水中より、その
ハイブリドーマ細胞の産生するモノクローナル
抗体を得ることができる。 G ヒト・プロテインC含有混合物からのヒト・
プロテインCの分離; 本発明におけるモノクローナル抗体は、前記
した如く、カルシウムイオン(Ca++)の非存
在下ではヒト・プロテインCに対して認識せ
ず、且つカルシウムイオン(Ca++)の存在下
ではヒト・プロテインCに対して特異的に認識
するという性質を有しているので、この性質を
利用して、ヒト・プロテインCを含有している
混合物(例えばヒト血漿など)からヒト・プロ
テインCを簡単に分離することができる。 そのため、先ず前記ヒト・プロテインCに対
するモノクローナル抗体を不溶性担体に固定化
又は結合させて吸着体を得る。その際使用され
る不溶性担体としては、モノクローナル抗体を
用いた測定試薬又は測定用キツトの基材として
一般的使用されるものであればよい。例えば材
質としてアガロース、ポリアクリルアミド、セ
ルロース、デキストラン、またはマレイン酸ポ
リマー或いはこれらの混合物が好ましく用いら
れる。これら不活性担体の形態としては、粉末
状、粒状、ペレツト状、ビーズ状、フイルム
状、繊維状などの種々の形態であることができ
る。また一般に血漿、またはその分画成分の測
定や分離に用いられる多数の凹状のくぼみを有
するプレート(ウエル)を用いることが有利で
ある。 前記吸着体を用い、これにヒト・プロテイン
C含有混合物を、カルシウムイオン(Ca++
の存在下に接触せしめると、該吸着体に固定化
したモノクローナル抗体とヒト・プロテインC
とが結合して、結果的にヒト・プロテインCが
該吸着体に結合する。かくすることによりヒ
ト・プロテインCを分離、除去することが可能
である。 又前記の如くしてヒト・プロテインCを吸着
体に結合させ、出来れば残余の混合物を洗滌し
て除去し、次いで吸着体に結合したヒト・プロ
テインCをカルシウムイオン(Ca++)を実質
的に含まない液体と接触又は洗滌すると、ヒ
ト・プロテインCは該吸着体から離脱し、これ
を取得することによつて、ヒト・プロテインC
を単離することができる。 かくして前記本発明の分離法によれば、ヒ
ト・プロテインCを含有する混合物からのヒ
ト・プロテインCの除去、該混合物からのヒ
ト・プロテインCの分離及び精製、該混合物中
のヒト・プロテインCの含有量の測定などが極
めて簡単な操作で達成される。 以下実施例を上げ本発明を詳細に説明する。以
下実施例ではプロテインCをPCと略称すること
がある。 実施例 1 精製したヒト・PCを雌のBalb/Cマウス(4
週齢)2匹に対して14日間隔で4回免疫した。 初回の免疫はPBSに溶解した。50μgのヒト・
PCを等量のフロントの完全アジユバント
(Complete Freund's adjuvant)と混合し、その
エマルジヨンを、腹腔内に投与した(0.5mg/
head)、2回目,3回目は、同じく50μgのヒト・
PCをフロントの不完全アジユバント(Freund's
incomplete adjuvant)と混合し、同じく腹腔内
に投与した。最終免疫は30μgのヒト・PCをPBS
溶液のまま、マウス尾静脈から投与した。最終免
疫の3日後に免疫したマウスの脾臓細胞を細胞融
合に用いた。 免疫したマウスの脾臓細胞と、同系マウスの骨
髄腫細胞(P3U1)を約2:1〜約15:1の割合
で混合し、50%ポリエチレングリコール1540(和
光)を融合促進剤としてKo¨hlerとMilsteinの方
法に従い細胞融合を行つた。融合後の細胞は、1
×106cell/mlの細胞濃度となるように10%FCS−
RPMI−1640培地に懸濁し、96we11sマイクロプ
レート(Coster)に1ウエル当り100μずつ分
注した。 融合細胞は、CO2インキユベーター(5%
CO2,37℃)中で培養し、ヒポキサンチン,アミ
ノプリテン;チミジンを含む培地(HAT培地)
で培地交換を行い、HAT培地中で増殖させて、
脾臓細胞と、骨髄腫細胞から成るハイブリドーマ
のスクリーニングを行つた。 ハイブリドーマの培養上清中の抗体は抗原ヒ
ト・PCをコーテイングしたマイクロタイタープ
レートを用いELISA法により検出した。第2抗
体には、アルカリホスフアターゼ標識ウサギ抗マ
ウスIgG抗体を用い、カルシウムイオン存在下非
存在下におけるヒト・PCとの結合の違いを見る
ため、一方の培養上清には5mMCaCl2を添加した
TBS(0.02MTris/HCl,0.14MNaCl,PH7.4)ま
たもう一方にはTBSを加えた。更に第2抗体の
希釈液、および洗浄液には、5mMCaCl2添加
TBS,0.05%Tween20,0.02%NaN3または
TBS,0.05%Tween20,0.02%NaN3を使用し
た。 融合細胞をまいた合計541のウエルのうち523の
ウエルにコロニーの形成が認められ。このうち抗
体産生陽性ウエルは下記表−1に示すようにカル
シウムイオン存在下で44,カルシウムイオン非存
在下で32であつた。 これらの抗体産生陽性ウエルのうち12のウエル
について限界希釈法によるクローニングを2回繰
り返して行ない、13個のクローンを得た。得られ
たクローンは90%FCS−10%DMSO中に懸濁さ
せ液体窒素中に保存した。 各クローンの産生するモノクローナル抗体はク
ローンをBalb/Cマウス腹腔内で増殖させ、そ
の腹水からプロテインA−SepharoseBカラムを
用いて精製した。 【表】 【表】 実施例 2 (精製したIgGの性質) マウス腹水から精製した各クローンのIgGにつ
いてサブクラス,ヒト・PC活性への影響L鎖あ
るいはL鎖への結合性を調べた。 サブクラスは、各クラス特異性の抗マウス抗血
清を用いて、オクタロニー法により決定した。ヒ
ト・PC活性への影響は、ヒト・PCにIgGをモル
比1:5で加えて4℃で一夜インキユベーシヨン
し、トロンビン−トロンボモジユリンコンプレツ
クスによりヒトPCを活性化し、その活性は次合
成基質の分解活性を測定することにより測定し
た。この合成基質としては [ここでVelはD形の光学活性のバリン,Leuは
L形の光学活性のロイシン,ArgはL形の光学活
性のアルギンを示す。KabiVitrumAB(スウエー
デン)社製のS−2266を用いた]を使用した。L
鎖、H鎖への結合性は、ヒト・PCを還元条件で
電気泳動し、ニトロセルロース膜及びHRP標識
Goat anti−mouse IgGを用いたイムノブロツテ
イングを行つて判定した。 各性質について得られた結果を下記表−2に示
した。カルシウムイオン依存性抗体はいずれもL
鎖結合性であり、ヒト・PCの活性には影響を及
ぼさなかつた。 【表】 実施例 3 (カルシウムイオンの影響) ヒト・PCと精製したIgGとの反応に及ぼすカ
ルシウムイオンの影響について検討した。 ヒト・PCをコーテイングしたELISA法におい
てカルシウムイオン依存性の抗体B12及び10E12
を5mMCaCl2添加TBS−Tween(0.02M Tris/
HCl,0.14M NaCl,PH7.4 0.05%Tween20,
0.02%NaN3)またはTBS−Tweenで希釈してヒ
ト・PCと反応させアルカリホスフアターゼ標識
ウサギ抗マウスIgGを用いた発色から結合量を測
定すると、5mMCaCl2を添加したバツフアーで希
釈した場合には抗体濃度に依存したヒト・PCと
の結合を示したが、CaCl2を添加しないバツフア
ーで希釈した場合には、抗体濃度を高くしても結
合は認められなかつた。その結集を下記表−3に
示した。 なお、カルシウムイオン非依存性の抗体6B10
−1及び10H11を用いて同様にカルシウムイオン
の影響について調べた結果も同表−3に併記して
示した。 【表】 実施例 4 (カルシウムイオン濃度の影響) 前記実施例3におけるカルシウムイオン依存性
の抗体7B12及び10E12を用い、それらの濃度を一
定(1μg/ml)とし、抗体溶液中のカルシウムイ
オン濃度を変化させたところ、ヒト・PCとの結
合はCaCl2濃度が高まるにつれて増加し、約1mM
の濃度で飽和となつた。その結果を下記表−4に
示した。またカルシウムイオン非依存性の抗体
6E2を用い同様にCaCl2濃度の変化の影響を調べ
た結果を、下記表−5に示した。表−5の結果か
らカルシウムイオン非存在性の抗体では、カルシ
ウムイオン濃度に影響なく、ヒト・PCとの結合
はほぼ一定の値を示していることがわかる。 なお、測定は、所定濃度のCaCl2を含むTBS−
Tweenで1μg/mlIgG溶液を調製し、100μを、
ヒト・PCをコーテイングしたwellに加えて行つ
た。インキユベーシヨン後のwellの洗浄にも各濃
度のCaCl2を含むTBS−Tweenを用いた。 【表】 【表】 【表】 実施例 5 (1) 抗体の不溶性担体への固定化; ブロムシアン活性化セフアロース4B(フアル
マシア・フアイン・ケミカルズ社製)の乾燥ゲ
ル0.5gを、G3グラスフイルター上で100mlの
1mM HClを用いて膨潤、洗浄し、更にカツプ
リングバツフアー(0.5M NaClを含む
0.1MNaHCO3PH8.3)で洗浄した。カツプリン
グバツフアーを吸引除去した後、直ちにゲルを
抗体(6H2)のカツプリングバツフアー溶液
(3mg/ml)2ml中に加えて懸濁させ、4℃で
一夜ゆるやかに振とうした。次にゲルと1Mエ
タノールアミン−HCl(PH8.0,2ml)中に移
し、室温で2時間振とうして残存する活性基を
ブロツクした。ブロツキング後、抗体結合セフ
アロースゲルをグラスフイルター上で、0.5M
NaClを含む0.1M酢酸バツフアーPH4.0,と
0.5M NaClを含む0.1Mホウ酸バツフアーPH‐
8.0を交互に用いて洗浄した。液の280nmに
おける吸光度が0.01以下になつたところで、
5mM CaCl2、および1mMベンザミジンを含む
0.05M Tris/HClPH7.4で平衡化し、カラムに
充てんした。このようにして調製した抗ヒト
PCモノクローナル抗体(6H2)結合セフアロ
ース4Bカラムを用いてアフイニテイクロマト
を行つた。 (2) プロテインCの抗体結合セフアロース4Bへ
の吸着、溶出; 血漿100mlに1M BaCl2溶液8mlを加え4℃
で1時間撹拌した。沈澱を遠心分離して集め
5mM BaCl2,5mMベンザミジンを含む0.1M
NaClで洗浄した後、15mlの5mMベンザミジン
を含む0.2M EDTAPH7.4で沈澱物を溶解し、
バリウム吸着分画を得た。このバリウム吸着分
画を1mMベンザミジンを含む0.05M Tris/
HClPH7.4に透析し、終濃度5mMとなるように
CaCl溶液を加え、5mM CaCl2および1mMベ
ンザミジンを含む0.05M Tris/HClで平衡化
した抗体(6H2)結合カラムにかけた。5mM
CaCl2,1mMベンザミジンおよび1MNaClを含
む0.05M Tris/HClで洗浄し、50mM EDTA
および1mMベンザミジンを含む0.05M Tris/
HClで溶出したところ、PCを含むシングルピ
ークが得られた。抗体セフアロース4B溶出分
画のPCはバリウム吸着分画に比べ約52倍に精
製されており、回収率は約48.2%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カルシウムイオン(Ca++)の非存在下では
    ヒト・プロテインCに対して認識せず且つカルシ
    ウムイオン(Ca++)の存在下ではヒト・プロテ
    インCに対して特異的に認識するヒト・プロテイ
    ンCに対するモノクローナル抗体。 2 ヒト・プロテインCで免疫されたマウスの脾
    臓細胞とマウスのミエローマ細胞を融合させたハ
    イブリドーマであつて、カルシウムイオン
    (Ca++)の非存在下ではヒト・プロテインCに対
    して認識せず且つカルシウムイオン(Ca++)の
    存在下ではヒト・プロテインCに対して特異的に
    認識するヒト・プロテインCに対するモノクロー
    ナル抗体を産生するハイブリドーマの産生物から
    カルシウムイオン(Ca++)の非存在下ではヒ
    ト・プロテインCに対して認識せず且つカルシウ
    ムイオン(Ca++)の存在下ではヒト・プロテイ
    ンCに対して特異的に認識するヒト・プロテイン
    Cに対するモノクローナル抗体を分離することを
    特徴とするモノクローナル抗体の製造方法。
JP59254186A 1984-12-03 1984-12-03 モノクローナル抗体及びその製造方法 Granted JPS61134399A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59254186A JPS61134399A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 モノクローナル抗体及びその製造方法
US06/804,255 US4902614A (en) 1984-12-03 1985-12-03 Monoclonal antibody to human protein C

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59254186A JPS61134399A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 モノクローナル抗体及びその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1288684A Division JPH0636741B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 ヒト・プロテインcの分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61134399A JPS61134399A (ja) 1986-06-21
JPH031959B2 true JPH031959B2 (ja) 1991-01-11

Family

ID=17261426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59254186A Granted JPS61134399A (ja) 1984-12-03 1984-12-03 モノクローナル抗体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61134399A (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8327860D0 (en) * 1983-10-18 1983-11-16 Fujisawa Pharmaceutical Co Monoclonal antiprotein c antibody

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61134399A (ja) 1986-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4902614A (en) Monoclonal antibody to human protein C
JPH0636741B2 (ja) ヒト・プロテインcの分離方法
JP3735112B2 (ja) 凝血性蛋白質に特異的な抗体、未変性蛋白質を単離するためのそれらの利用、その蛋白質の蛋白質分解性開裂産物を含まない凝血性組成物
JP3517754B2 (ja) 抗ヒト可溶性フィブリン抗体,ハイブリドーマ及び免疫学的測定法
AU655918B2 (en) Immunoassays for and monoclonal antibodies to prothrombin activation peptides and their degradation products
Laurell et al. Characterization of monoclonal antibodies against human protein C specific for the calcium ion‐induced conformation or for the activation peptide region
KR960002740B1 (ko) 안티-트롬빈-결합물질 모노클로날 항체, 이를 생산하는 하이브리도마 및 모노클로날 항체를 이용한 트롬빈-결합물질의 정제법 및 측정법
US5187067A (en) Immunological determination of free human protein S and C4bp-protein S complex
KR940010023B1 (ko) 활성화 인간 프로테인 c의 분리 방법
EP0271810A2 (en) Immunological determination of free human protein s and c4bp-protein s complex
EP0315447A2 (en) Method of immunological measurement of human protein S and reagent and kit therefor
JPH0644876B2 (ja) 抗トロンビン・アンチトロンビン3複合体モノクローナル抗体、及びその製造方法、並びにそれを用いるトロンビン・アンチトロンビン3複合体の免疫定量法、及びそれを用いるトロンビン・アンチトロンビン3複合体の精製方法
EP0205046B1 (en) Monoclonal antibody to human protein c
AU590216B2 (en) Anti-urokinase monoclonal antibody; its production and use
JP3334904B2 (ja) プラスミン−抗プラスミン複合体に対するモノクローナル抗体、その製造方法およびその使用
JPH031959B2 (ja)
JP3226942B2 (ja) スロンビンとスロンビン阻害物質とにより形成された複合体に対して向けられたモノクローナル抗体
JPH0260267B2 (ja)
JP2518602B2 (ja) ヒトプロテインsに対するモノクロ―ナル抗体を用いた免疫学的測定試薬及びキット
EP0169549A2 (en) Immunological determination of human plasmin/alpha2-plasmin inhibitor
JP2868530B2 (ja) プラスミノーゲンアクティベーターインヒビターに対するモノクローナル抗体
JPH0455200B2 (ja)
WO1991008303A1 (fr) Anticorps contre l'activateur de plasminogene tissulaire bicatenaire humain
JPH07117534B2 (ja) ヒトプロテインsに対するモノクローナル抗体を用いた免疫学的測定試薬及びキット
JPS63148994A (ja) ヒト・プロテインsに対するモノクローナル抗体

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term