JPH0319877Y2 - - Google Patents

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JPH0319877Y2
JPH0319877Y2 JP1987032554U JP3255487U JPH0319877Y2 JP H0319877 Y2 JPH0319877 Y2 JP H0319877Y2 JP 1987032554 U JP1987032554 U JP 1987032554U JP 3255487 U JP3255487 U JP 3255487U JP H0319877 Y2 JPH0319877 Y2 JP H0319877Y2
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cap
sealing membrane
needle
resin
molded
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この考案は医療用途等に使用される合成樹製の
輸液用のキヤツプにおいて、特に封口膜部の改良
に関するものである。 〔従来の技術〕 通常、封口膜部は、例えばキヤツプ本体内部に
内設されたゴム栓等の下面において配設され、ボ
トルの封口的役割を果すとともに、外部から注射
針等を突刺した際、容器内部に針刺し可能とする
ために設けられている。そして従来のこの種の封
口膜部は、加工性の見地からすべて、キヤツプ本
体とともに一律に同時成形された射出成形品等が
通常で、いわばキヤツプ本体部と同質の連続成形
体で構成されていた。 〔考案が解決しようとする問題点〕 しかしながら従来の当該構成に係るキヤツプで
は、加工性の点ではもち論好ましいものの、封口
膜部自体が、キヤツプ本体部と射出成形等で同時
に一体成形されているため、成形時において、封
口膜部の中央に位置するゲート部分相当部たる樹
脂溜りを中心に、樹脂結晶が周囲に向つて配向
し、この配向によつて樹脂自体が本来的に具備す
るべきはずの物理的強度をいたずらに減殺する欠
点が見出された。すなわち従来のキヤツプに針刺
しを行なうと、樹脂の配向方向にクラツクが発生
し、場合によつてはこれが進行すると陥没するに
至り、上部に位置するゴム栓等がボトル内に脱落
する事態を生じることがあつたが、いずれも当該
配向に起因することを見出したものである。特に
医薬用の輸液キヤツプでは、滅菌処理を施すこと
が通常であることが多いため、この傾向はさらに
顕著であつた。また素材的にみれば、例えばポリ
プロピレン(PP)を使用した場合では、コポリ
マーよりもホモポリマーにその傾向がはなはだし
く、このことはクラツク防止を図る上で、素材上
の選択において制限されることにもなり、好まし
くなかつた。さらにまた完全な同時一体的な連続
成形体であつたことから、当該成形条件に支配さ
れ、自ずと膜厚は0.3m/m程度が限界となり、
薄ければ薄い程針刺しの点で好ましい封口膜部で
あるにも拘らず、薄肉化の点においては十分なも
のとは必ずしもいえなかつた。また射出成形品の
場合では特に、ゲート部分に相当する樹脂溜りが
封口膜部の中心部にくることから、この部分につ
いては針刺しは事実上困難となり、使用にあたつ
てはこの部分を回避して使用しなければならず、
特に、内容液に他の薬液を混注する際に使用する
いわゆるトランスフアーニードルでは、針刺しに
おけるトラブル発生はさらに顕著で、作業性の点
でも決して好ましいものではなかつた。 そこでこの考案の目的とするところは、針刺し
時におけるクラツク発生を確実に防止し得るとと
もに、素材選択の自由度を保有させることがで
き、さらには封口膜部の薄肉化を可及的に達成す
ることができる外、コアリングトラブルを回避し
て作業性の向上を一段と図り得る輸液用のキヤツ
プを提供しようとするものである。 〔問題点を解決するための手段〕 この考案は上記問題点を解決するため、キヤツ
プ本体の内側に、注射針等を突刺す封口膜部を有
する合成樹脂製の輸液用のキヤツプにおいて、上
記封口膜部を、樹脂の結晶が無配向である独立成
形体からなるフイルムもしくはシートで構成し、
このフイルムもしくはシートとキヤツプ本体部と
を成形一体化して輸液用のキヤツプとしたもので
ある。 〔作用〕 従つて封口膜部が、キヤツプ本体とは別個に成
形されたフイルムもしくはシートであることか
ら、従来のごとく樹脂結晶が成形機のゲート部に
当たる樹脂溜りを中心に、周囲に配向することは
構造上あり得ず、また樹脂の結晶自体が無配向で
あるので、針刺し時におけるクラツク発生は確実
に阻止することができるとともに、また素材上の
選択も自由で、薄肉化も何らの制約もなく達成で
きる。しかも樹脂溜り自体が構造上ないので、針
刺しが困難な部分はなくなり、トラブルは解消さ
れ、作業上の飛躍的な向上が図られる。 〔実施例〕 図面はこの考案に係る輸液用のキヤツプの一実
施例を示す断面図で、1はキヤツプ本体部、2は
キヤツプ本体部の内側において配設された樹脂自
体が無配向である肉厚0.1m/mのフイルム状封
口膜部である。また3はキヤツプ本体部1内に内
設されたゴム栓で、封口膜部2の面上に設けられ
ている。封口膜部2は、射出成形等で成形された
キヤツプ本体部1とは別個の独立成形体からな
り、同時に成形されておらず、インサート成形あ
るいは多色成形等で、この独立成形体たる封口膜
部2をキヤツプ本体部1に貼り合せる構造を採用
している。 従つて注射針をゴム栓より突き刺しても、封口
膜部2は、好ましくない配向組織が皆無で、かつ
また樹脂溜り部分もないので、封口膜部全面に任
意にかつ迅速に針刺しができ、しかもクラツクの
発生を防止できる。 ところでこの実施例では、封口膜部2はインサ
ート成形によつてキヤツプ本体部1と貼合せ、成
形一体化されているが、多色成形等を利用して成
形一体化してもよく、限定されるものではない。
また膜厚も限定されず、0.3m/m以下のシート
ないしフイルムはもち論、少なくとも30μ程度ま
でのフイルムまで薄肉化できるが、加工性との関
係で0.1〜0.2m/m程度が最も好ましい範囲であ
る。また素材としてはキヤツプ本体と同じく、ポ
リプロピレンのコポリマーを使用しているが、ホ
モコポリマーを使用することもでき、その他適切
な素材を自由に選択できる。 またこの実施例はゴム栓3を内設した構造のも
のであるが、これに限定されず、例えばゴム栓が
ない、封口膜部のみの構造のものも採用できる。 次に前記実施例のキヤツプについて針刺しによ
るコアリング発生試験を行なつた。なお比較のた
め従来の射出成形による成形膜についても試験し
た。サンプルは115℃、30分の条件で蒸気滅菌し
たものを用い、検体数は20個とした。針刺し角度
は垂直90゜及び斜め60゜の両条件で行なつた。テス
ト針はメーカーの異なる18GRB針(使用針A,
B,C)、200型プラスチツク針(使用針D)、200
型金属針(使用針E)及び500型プラスチツク針
(使用針F)を用いた。 第1表はコアリングの発生個数を示す。
【表】
〔考案の効果〕
以上のごとくこの考案は、完全な同時成形体で
あることが通常であつた従来のキヤツプとは異な
り、封口膜部をキヤツプ本体とは別個の独立成形
体で構成し、しかも樹脂が無配向であるので、封
口膜部をキヤツプ本体に貼り合せて成形一体化し
た構成とすると、封口膜部におけるクラツクの発
生は確実に防止され、素材の選択も自由となり、
しかも薄肉化を可及的に達成可能とし、加えてコ
アリングトラブルを未然に阻止して作業性の向上
を一段と図り得た。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るキヤツプの一実施例を示
す断面図である。 1……キヤツプ、2……封口膜部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤツプ本体部の内側に、注射針等を突刺す封
    口膜部を有する合成樹脂製の輸液用キヤツプにお
    いて、上記封口膜部を、樹脂の配向が無配向であ
    る独立成形体からなるフイルムもしくはシートで
    構成し、キヤツプ本体部と成形一体化したことを
    特徴とする輸液用のキヤツプ。
JP1987032554U 1987-03-04 1987-03-04 Expired JPH0319877Y2 (ja)

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JPS63140953U JPS63140953U (ja) 1988-09-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2579969B2 (ja) * 1987-11-11 1997-02-12 扶桑薬品工業株式会社 輸液用合成樹脂製容器の口部閉塞部材およびその方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5559640U (ja) * 1978-10-20 1980-04-23
JPS6314849Y2 (ja) * 1979-04-20 1988-04-26
JPS5837396U (ja) * 1981-09-04 1983-03-11 鈴木シヤツタ−工業株式会社 シヤツタ−開閉装置における操作装置

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JPS63140953U (ja) 1988-09-16

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