JPH0320153B2 - - Google Patents
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- JPH0320153B2 JPH0320153B2 JP62098030A JP9803087A JPH0320153B2 JP H0320153 B2 JPH0320153 B2 JP H0320153B2 JP 62098030 A JP62098030 A JP 62098030A JP 9803087 A JP9803087 A JP 9803087A JP H0320153 B2 JPH0320153 B2 JP H0320153B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- polyol
- component
- paint
- coating
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- Paints Or Removers (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、耐衝撃性、耐薬品性、耐塩水性およ
び耐食性を目的とした無溶剤二液型ウレタン塗料
組成物で被覆したセメント管に関する。 [従来の技術] 上下水道管、工業用水管に使用されているセメ
ント管の内面については防食が施されていないの
が一般的である。近年特に下水道管に使用されて
いる自然流下系のセメント管は硫化水素に原因す
る酸による腐食が問題となつてきた。対策として
コールタール、アスフアルト、タールエポキシ樹
脂塗料、タールウレタン樹脂塗料等の防食塗料で
被覆する事が考えられる。しかしながら、これら
の被覆材の多くは有機溶剤を含み、引火爆発の危
険性を有し、かつ有機溶剤は乾燥過程で大気中に
飛散するため大気汚染の発生源となる。 さらにコールタール系物質は、特化則の第二類
管理物質に規定され、また有機溶剤類は労働安全
衛生法の有機溶剤中毒予防規則に定められてお
り、その取り扱いはいずれも安全衛生上問題があ
る。 しかも、前記塗料は一般に乾燥が遅く、ハンド
リングに時間がかかるという欠点がある。 これらの欠点を改良したものとして近年、無溶
剤二液型ウレタン樹脂塗料が開発されてきた。最
も単純なウレタン樹脂組成物はヒマシ油とポリイ
ソシアネートの二成分系であるが、この場合は、
その硬化塗膜の硬度は低く、また耐食性も劣り実
用的でない。この欠点を補い前記した従来公知の
塗料と同等程度の物性、耐食性を有し、しかもス
プレー塗装可能なウレタン樹脂塗料として、ヒマ
シ油にポリエーテルポリオールを併用する系が開
発され実用化されている(特開昭59−197466、60
−13855、60−32857、60−47074、61−26675号公
報)。 [発明が解決しようとする問題点] ところで、ポリエーテルポリオールを含有する
ウレタン樹脂塗料は、ポリエーテルポリオールの
吸湿性が大きいため一般に厚塗り時に発泡しやす
く、また、その硬化塗膜は水に浸漬した場合吸水
しやすく、セメント素地との付着劣化や腐食を起
しやすく満足すべき性能を有しない。一方、ポリ
エーテルの代りにポリブタジセンジオールを使用
することも提案されているが(特開昭59−197467
〜9号公報)ポリブタジエンジオールは二官能性
であるため、得られる塗膜の架橋密度が低く、水
により膨潤しやすく、また樹脂粘度が高く、スプ
レー塗装し難いという欠点を有する。 本発明は、前記問題点を解決するために耐衝撃
性、耐薬品性、耐水性および耐食性が従来公知の
塗料と同等以上で、かつ塗装時、発泡し難い無溶
剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆したセメント
管の提供を目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、 (A) (a)ひまし油50〜95重量%、(b)2価アルコール
1〜30重量%、(c)3価以上の多価アルコール3
〜30重量%で、各成分の総和が100重量%とな
るように反応させて得られるポリオール100重
量部に対し、さらに、(d)ε−カプロラクトン3
〜30重量部反応させて得られる数平均分子量
1000以下、水酸基価151〜350のポリオールと、 (B) ポリイソシアネートを必須成分とし、イソシ
アネート基とポリオールの水酸基との当量比
(NCO/OH)が(0.6〜1.6)/1.0である無溶
剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆したセメン
ト管と要約され、それによれば前記のような安
全衛生上の問題がなく、かつ発泡のない強力な
防食被覆を施したセメント管を提供することが
できる。 本発明で使用する(A)ポリオールの構成成分であ
る(b)成分の2価アルコールとしては、エチレング
リコール、ジエチレングリーコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、オクタンジオール、1,2−ヒドロキシステ
アリルアルコール、水添ビスフエノールA、シク
ロヘキサンジメタノール等が挙げられる。(c)成分
の3価以上の多価アルコールとしては、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ジ
ペンタエリスリトール、ソルビトール等が例示さ
れる。 また、ジメチロールプロピオン酸や乳酸のよう
なオキシカルボン酸も適宜使用することは可能で
ある。 本発明を構成する(B)成分であるポリイソシアネ
ートは、(A)成分のポリオールの硬化剤であり、脂
肪族系、脂環式系、芳香族系の各ポリイソシアネ
ートまたはそれらの混合物が使用できる。脂肪族
系は一般にヘキサメチレンジイソシアネート
(HMDI)、脂環式系はイソホロンジイソシアネ
ート(IPDI)、芳香族系はトリレンジイソシアネ
ート(TDI)、ジフエニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)、ポリフエニルメタンポリイソシアネ
ート(クルードMDI)、キシリレンジイソシアネ
ート(XDI)あるいはこれらのビユーレツトまた
はイソシアヌレート構造を有する三量体化合物、
これらのポリイソシアネートとポリオールの付加
反応化合物等が代表的なものであるが、価格、塗
装作業性、硬化塗膜の物性の点で、クルード
MDIやTDI等の芳香族系のポリイソシアネート
が好ましい。 本発明の(A)成分であるポリオールは、成分(a)、
(b)、(c)を200〜250℃で必要に応じて塩基性触媒を
用いてエステル交換させた後、約200℃で(d)成分
を開環付加反応させて得られる。 (a)成分のひまし油は、(a)、(b)、(c)各成分の総和
の50〜95重量%、好ましくは70〜90重量%であ
り、50重量%未満では塗料粘度が上がり塗膜の平
滑性が失われる。一方、95重量%を越えるとひま
し油単独の性質に近づき、塗膜硬度は低く耐食性
に劣る。 (b)成分の2価アルコールは、1〜30重量%、好
ましくは2〜10重量%であり、1重量%未満では
塗膜の耐衝撃性に劣り、30重量%を越えると塗膜
の硬度が極端に低下する。 (c)成分の3価以上のアルコールは、3〜30重量
%、好ましくは3〜15重量%であり、3重量%未
満では塗膜の架橋密度が減少し、塗膜は硬度が低
下し水浸漬により膨潤しやすく、また30重量%を
越えると塗膜は脆くなり、耐衝撃性、付着性が著
しく低下する。 (d)成分のε−カプロラクトンは、(a)、(b)、(c)か
らなるポリオール100重量部に対して、3〜30重
量部の割合で使用され、樹脂の相溶性と可撓性を
付与するが3重量部以下では効果が少なく、30重
量部を越えると塗膜硬度の低下をきたす。 また、ポリオールの数平均分子量は1000以下、
水酸基価150〜350が適当である。なお数平均分子
量が1000を越すと塗料化の際の及び塗装作業時の
作業性が悪くなり、また水酸基価が150未満では
架橋密度が低くなるため塗膜硬度が低下し耐食性
が悪くなる。逆に350を越えると衝撃性、屈曲性
等の物性が低下する。 (B)成分のポリイソシアネートは(A)成分であるポ
リオールの水酸基とポリイソシアネートのイソシ
アネート基の当量比(NCO/OH)が(0.6〜
1.6)/1.0になる量だけ使用されるが、当量比が
0.6未満では硬化不十分となり、1.6を越えると物
性の低下が著しく、いずれも耐食性に悪影響を及
ぼす。 該ウレタン塗料組成物の構成部分の他に必要に
応じ、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチン
ジアセテート等の有機金属化合物や各種アミン類
を反応触媒として添加したり、酸化チタン、弁
柄、黄鉛、亜鉛華、カーボンブラツク、フタロシ
アニンブルー等の有機または無機系の着色顔料、
鉛丹、鉛酸カルシウム、クロム酸亜鉛、塩基性ク
ロム酸鉛、モリブデン酸亜鉛、縮合燐酸亜鉛等の
防錆顔料、シリカ、パライト、炭酸カルシウム、
クレー、タルク、マイカ等の体質顔料を配合した
り、さらに助剤として各種の平滑剤、吸湿剤、シ
ランあるいはチタン系カツプリング剤等の使用も
可能である。 セメント管への塗装方法は表面をグラインダー
またはワイヤブラツシー等で処理した後、管を回
転させながら本発明の無溶剤二液型ウレタン塗料
を塗装するがこの時プライマーを使用してもさし
つかえない。 本発明の無溶剤二液型ウレタン塗料は常温また
は30〜90℃に加温してスプレーまたは遠心投射に
よる塗装方法が取られているが、特に二頭ガンエ
アレススプレー塗装が好ましい。塗装作業性や塗
膜の損傷防止を有利にするためにはセメント管を
30〜90℃に加熱して塗装するのが望ましい。膜厚
は内面で1mm位を目標にするが膜厚はいくらでも
調整が可能である。 [効果] 本発明によれば、0.1〜数mmの膜厚で、耐衝撃
性、耐薬品性、耐水性および耐食性に優れたウレ
タン塗料で被覆されたセメント管を得ることが出
来る。 [実施例] 以下、本発明を実施例により説明する。 .ウレタン樹脂組成の実施例 実施例 1 (A) ポリオールの製造 ひまし油88重量部、ペンタエリスリトール9
重量部、1,4−ブタンジオール3重量部を水
酸化リチウム0.02重量部の存在下、250℃で1
時間エステル交換反応させた後、ε−カプロラ
クトン8重量部を200℃で3時間反応させ、水
酸基価298、粘度11.1ポイズ(25℃)のポリオ
ールを得た。 実施例 2〜9 実施例1と同様な方法で、ひまし油と多価アル
コールをエステル交換し、さらにε−カプロラク
トンを付加させ、一連のポリオールを得た。 各ポリオールの成分と特性値を表1に示す。 比較例 10〜16 実施例1と同様な方法で、ひまし油と多価アル
コールをエステル交換し、さらにε−カプロラク
トンを付加させ、比較例としてのポリオールを得
た。但し、比較例15のみは、ひまし油と1,4−
ブタンジオール、ペンタエリスリトールとのエス
テル交換のみでε−カプロラクトンの付加は行つ
ていない。 各ポリオールの成分と特性値を表1に示す。 .セメント管への被覆実施例 実施例 17 呼び口径250φ、長さ2400mmのセメント管の内
面をワイヤーブラツシヤーで研磨し表面のレイタ
ンスを除いた後、ポリアミド樹脂を硬化剤とした
エポキシ樹脂クリアーを塗布し均熱炉中で50℃ま
で加温を行ない、実施例1に示した組成のウレタ
ン樹脂塗料を管を600rpmで回転させながら日本
グレイ製ハイドラキヤツトにてホツトエアレス遠
心投射法により約1mmの厚みに塗装したところ、
塗装後約2分でハンドリング可能な硬化を示し、
塗面は鏡状の滑らかさをもつウレタン樹脂塗料被
覆セメント管が得られた。 この被覆セメント管を1週間室温にて放置した
後200×200mmの大きさに切り出し、塗装していな
い部分をタールエポキシ塗料で塗装しタールエポ
キシ塗料が硬化してから5重量%の硫酸液に6ヶ
月浸漬したが、該ウレタン樹脂塗料塗装部はフク
レ、ワレ、キレツ等の発生がなく充分にセメント
管を保護していることが証明された。同時に試験
した未塗装管の場合は3日間で表面の崩壊が見ら
れた。 実施例 18 呼び口径800φ、長さ2000mmのセメント管の内
面を砥石研磨した後、更にワイヤーブラツシヤー
研磨を行つて表面を滑らかにし、均熱炉中で35℃
まで加温し、実施例1に示した組成のウレタン樹
脂塗料を管を170rpmで回転させながら日本グレ
イ製ハイドラキヤツトにてホツトエアレススプレ
ー塗装により約1mmの厚みに塗装したところ、塗
装後約5分でハンドリング可能な硬化を示し、塗
面は鏡状の滑らかさをもつウレタン樹脂塗料被覆
セメント管が得られた。 実施例 19 呼び口径800φ、長さ2000mmのセメント管の内
面をワイヤーブラツシヤーで研磨し表面のレイタ
ンスを除いた後、ポリアミド樹脂を硬化剤とした
エポキシクリアーを塗布し均熱炉中で40℃まで加
温し、実施例18と同様に管を回転させながら実施
例1に示した組成のウレタン樹脂塗料をホツトエ
アレススプレー塗装を行つたところ、約3分でハ
ンドリング可能な硬化を示し、塗面は鏡状の滑ら
かさをもつウレタン樹脂塗料被覆セメント管が得
られた。
び耐食性を目的とした無溶剤二液型ウレタン塗料
組成物で被覆したセメント管に関する。 [従来の技術] 上下水道管、工業用水管に使用されているセメ
ント管の内面については防食が施されていないの
が一般的である。近年特に下水道管に使用されて
いる自然流下系のセメント管は硫化水素に原因す
る酸による腐食が問題となつてきた。対策として
コールタール、アスフアルト、タールエポキシ樹
脂塗料、タールウレタン樹脂塗料等の防食塗料で
被覆する事が考えられる。しかしながら、これら
の被覆材の多くは有機溶剤を含み、引火爆発の危
険性を有し、かつ有機溶剤は乾燥過程で大気中に
飛散するため大気汚染の発生源となる。 さらにコールタール系物質は、特化則の第二類
管理物質に規定され、また有機溶剤類は労働安全
衛生法の有機溶剤中毒予防規則に定められてお
り、その取り扱いはいずれも安全衛生上問題があ
る。 しかも、前記塗料は一般に乾燥が遅く、ハンド
リングに時間がかかるという欠点がある。 これらの欠点を改良したものとして近年、無溶
剤二液型ウレタン樹脂塗料が開発されてきた。最
も単純なウレタン樹脂組成物はヒマシ油とポリイ
ソシアネートの二成分系であるが、この場合は、
その硬化塗膜の硬度は低く、また耐食性も劣り実
用的でない。この欠点を補い前記した従来公知の
塗料と同等程度の物性、耐食性を有し、しかもス
プレー塗装可能なウレタン樹脂塗料として、ヒマ
シ油にポリエーテルポリオールを併用する系が開
発され実用化されている(特開昭59−197466、60
−13855、60−32857、60−47074、61−26675号公
報)。 [発明が解決しようとする問題点] ところで、ポリエーテルポリオールを含有する
ウレタン樹脂塗料は、ポリエーテルポリオールの
吸湿性が大きいため一般に厚塗り時に発泡しやす
く、また、その硬化塗膜は水に浸漬した場合吸水
しやすく、セメント素地との付着劣化や腐食を起
しやすく満足すべき性能を有しない。一方、ポリ
エーテルの代りにポリブタジセンジオールを使用
することも提案されているが(特開昭59−197467
〜9号公報)ポリブタジエンジオールは二官能性
であるため、得られる塗膜の架橋密度が低く、水
により膨潤しやすく、また樹脂粘度が高く、スプ
レー塗装し難いという欠点を有する。 本発明は、前記問題点を解決するために耐衝撃
性、耐薬品性、耐水性および耐食性が従来公知の
塗料と同等以上で、かつ塗装時、発泡し難い無溶
剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆したセメント
管の提供を目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、 (A) (a)ひまし油50〜95重量%、(b)2価アルコール
1〜30重量%、(c)3価以上の多価アルコール3
〜30重量%で、各成分の総和が100重量%とな
るように反応させて得られるポリオール100重
量部に対し、さらに、(d)ε−カプロラクトン3
〜30重量部反応させて得られる数平均分子量
1000以下、水酸基価151〜350のポリオールと、 (B) ポリイソシアネートを必須成分とし、イソシ
アネート基とポリオールの水酸基との当量比
(NCO/OH)が(0.6〜1.6)/1.0である無溶
剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆したセメン
ト管と要約され、それによれば前記のような安
全衛生上の問題がなく、かつ発泡のない強力な
防食被覆を施したセメント管を提供することが
できる。 本発明で使用する(A)ポリオールの構成成分であ
る(b)成分の2価アルコールとしては、エチレング
リコール、ジエチレングリーコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、オクタンジオール、1,2−ヒドロキシステ
アリルアルコール、水添ビスフエノールA、シク
ロヘキサンジメタノール等が挙げられる。(c)成分
の3価以上の多価アルコールとしては、グリセリ
ン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン、ジ
ペンタエリスリトール、ソルビトール等が例示さ
れる。 また、ジメチロールプロピオン酸や乳酸のよう
なオキシカルボン酸も適宜使用することは可能で
ある。 本発明を構成する(B)成分であるポリイソシアネ
ートは、(A)成分のポリオールの硬化剤であり、脂
肪族系、脂環式系、芳香族系の各ポリイソシアネ
ートまたはそれらの混合物が使用できる。脂肪族
系は一般にヘキサメチレンジイソシアネート
(HMDI)、脂環式系はイソホロンジイソシアネ
ート(IPDI)、芳香族系はトリレンジイソシアネ
ート(TDI)、ジフエニルメタンジイソシアネー
ト(MDI)、ポリフエニルメタンポリイソシアネ
ート(クルードMDI)、キシリレンジイソシアネ
ート(XDI)あるいはこれらのビユーレツトまた
はイソシアヌレート構造を有する三量体化合物、
これらのポリイソシアネートとポリオールの付加
反応化合物等が代表的なものであるが、価格、塗
装作業性、硬化塗膜の物性の点で、クルード
MDIやTDI等の芳香族系のポリイソシアネート
が好ましい。 本発明の(A)成分であるポリオールは、成分(a)、
(b)、(c)を200〜250℃で必要に応じて塩基性触媒を
用いてエステル交換させた後、約200℃で(d)成分
を開環付加反応させて得られる。 (a)成分のひまし油は、(a)、(b)、(c)各成分の総和
の50〜95重量%、好ましくは70〜90重量%であ
り、50重量%未満では塗料粘度が上がり塗膜の平
滑性が失われる。一方、95重量%を越えるとひま
し油単独の性質に近づき、塗膜硬度は低く耐食性
に劣る。 (b)成分の2価アルコールは、1〜30重量%、好
ましくは2〜10重量%であり、1重量%未満では
塗膜の耐衝撃性に劣り、30重量%を越えると塗膜
の硬度が極端に低下する。 (c)成分の3価以上のアルコールは、3〜30重量
%、好ましくは3〜15重量%であり、3重量%未
満では塗膜の架橋密度が減少し、塗膜は硬度が低
下し水浸漬により膨潤しやすく、また30重量%を
越えると塗膜は脆くなり、耐衝撃性、付着性が著
しく低下する。 (d)成分のε−カプロラクトンは、(a)、(b)、(c)か
らなるポリオール100重量部に対して、3〜30重
量部の割合で使用され、樹脂の相溶性と可撓性を
付与するが3重量部以下では効果が少なく、30重
量部を越えると塗膜硬度の低下をきたす。 また、ポリオールの数平均分子量は1000以下、
水酸基価150〜350が適当である。なお数平均分子
量が1000を越すと塗料化の際の及び塗装作業時の
作業性が悪くなり、また水酸基価が150未満では
架橋密度が低くなるため塗膜硬度が低下し耐食性
が悪くなる。逆に350を越えると衝撃性、屈曲性
等の物性が低下する。 (B)成分のポリイソシアネートは(A)成分であるポ
リオールの水酸基とポリイソシアネートのイソシ
アネート基の当量比(NCO/OH)が(0.6〜
1.6)/1.0になる量だけ使用されるが、当量比が
0.6未満では硬化不十分となり、1.6を越えると物
性の低下が著しく、いずれも耐食性に悪影響を及
ぼす。 該ウレタン塗料組成物の構成部分の他に必要に
応じ、ジブチルチンジラウレート、ジブチルチン
ジアセテート等の有機金属化合物や各種アミン類
を反応触媒として添加したり、酸化チタン、弁
柄、黄鉛、亜鉛華、カーボンブラツク、フタロシ
アニンブルー等の有機または無機系の着色顔料、
鉛丹、鉛酸カルシウム、クロム酸亜鉛、塩基性ク
ロム酸鉛、モリブデン酸亜鉛、縮合燐酸亜鉛等の
防錆顔料、シリカ、パライト、炭酸カルシウム、
クレー、タルク、マイカ等の体質顔料を配合した
り、さらに助剤として各種の平滑剤、吸湿剤、シ
ランあるいはチタン系カツプリング剤等の使用も
可能である。 セメント管への塗装方法は表面をグラインダー
またはワイヤブラツシー等で処理した後、管を回
転させながら本発明の無溶剤二液型ウレタン塗料
を塗装するがこの時プライマーを使用してもさし
つかえない。 本発明の無溶剤二液型ウレタン塗料は常温また
は30〜90℃に加温してスプレーまたは遠心投射に
よる塗装方法が取られているが、特に二頭ガンエ
アレススプレー塗装が好ましい。塗装作業性や塗
膜の損傷防止を有利にするためにはセメント管を
30〜90℃に加熱して塗装するのが望ましい。膜厚
は内面で1mm位を目標にするが膜厚はいくらでも
調整が可能である。 [効果] 本発明によれば、0.1〜数mmの膜厚で、耐衝撃
性、耐薬品性、耐水性および耐食性に優れたウレ
タン塗料で被覆されたセメント管を得ることが出
来る。 [実施例] 以下、本発明を実施例により説明する。 .ウレタン樹脂組成の実施例 実施例 1 (A) ポリオールの製造 ひまし油88重量部、ペンタエリスリトール9
重量部、1,4−ブタンジオール3重量部を水
酸化リチウム0.02重量部の存在下、250℃で1
時間エステル交換反応させた後、ε−カプロラ
クトン8重量部を200℃で3時間反応させ、水
酸基価298、粘度11.1ポイズ(25℃)のポリオ
ールを得た。 実施例 2〜9 実施例1と同様な方法で、ひまし油と多価アル
コールをエステル交換し、さらにε−カプロラク
トンを付加させ、一連のポリオールを得た。 各ポリオールの成分と特性値を表1に示す。 比較例 10〜16 実施例1と同様な方法で、ひまし油と多価アル
コールをエステル交換し、さらにε−カプロラク
トンを付加させ、比較例としてのポリオールを得
た。但し、比較例15のみは、ひまし油と1,4−
ブタンジオール、ペンタエリスリトールとのエス
テル交換のみでε−カプロラクトンの付加は行つ
ていない。 各ポリオールの成分と特性値を表1に示す。 .セメント管への被覆実施例 実施例 17 呼び口径250φ、長さ2400mmのセメント管の内
面をワイヤーブラツシヤーで研磨し表面のレイタ
ンスを除いた後、ポリアミド樹脂を硬化剤とした
エポキシ樹脂クリアーを塗布し均熱炉中で50℃ま
で加温を行ない、実施例1に示した組成のウレタ
ン樹脂塗料を管を600rpmで回転させながら日本
グレイ製ハイドラキヤツトにてホツトエアレス遠
心投射法により約1mmの厚みに塗装したところ、
塗装後約2分でハンドリング可能な硬化を示し、
塗面は鏡状の滑らかさをもつウレタン樹脂塗料被
覆セメント管が得られた。 この被覆セメント管を1週間室温にて放置した
後200×200mmの大きさに切り出し、塗装していな
い部分をタールエポキシ塗料で塗装しタールエポ
キシ塗料が硬化してから5重量%の硫酸液に6ヶ
月浸漬したが、該ウレタン樹脂塗料塗装部はフク
レ、ワレ、キレツ等の発生がなく充分にセメント
管を保護していることが証明された。同時に試験
した未塗装管の場合は3日間で表面の崩壊が見ら
れた。 実施例 18 呼び口径800φ、長さ2000mmのセメント管の内
面を砥石研磨した後、更にワイヤーブラツシヤー
研磨を行つて表面を滑らかにし、均熱炉中で35℃
まで加温し、実施例1に示した組成のウレタン樹
脂塗料を管を170rpmで回転させながら日本グレ
イ製ハイドラキヤツトにてホツトエアレススプレ
ー塗装により約1mmの厚みに塗装したところ、塗
装後約5分でハンドリング可能な硬化を示し、塗
面は鏡状の滑らかさをもつウレタン樹脂塗料被覆
セメント管が得られた。 実施例 19 呼び口径800φ、長さ2000mmのセメント管の内
面をワイヤーブラツシヤーで研磨し表面のレイタ
ンスを除いた後、ポリアミド樹脂を硬化剤とした
エポキシクリアーを塗布し均熱炉中で40℃まで加
温し、実施例18と同様に管を回転させながら実施
例1に示した組成のウレタン樹脂塗料をホツトエ
アレススプレー塗装を行つたところ、約3分でハ
ンドリング可能な硬化を示し、塗面は鏡状の滑ら
かさをもつウレタン樹脂塗料被覆セメント管が得
られた。
【表】
【表】
【表】
【表】
表1にポリオール樹脂組成、塗料配合および性
能試験の結果を纏めた。樹脂組成、塗料配合の各
配合量は重量部で表示した。 塗料化に際し、主剤成分は該ポリオール樹脂に
各顔料を配合し3本ロールミルにてJIS K 5400
6.2Bで判定して25〜30μになる迄分散した。 また、性能試験に供する試験板は旭大隅可変型
2液ホツトエアレス塗装機にて厚みが0.7〜1.0mm
になるようにエアレス塗装した後7日間室内にて
乾燥硬化させたものを使用した。 注1 合成ゼオライトは東洋曹達製ゼオラムA4
を使用した。 本剤はその機能上主剤成分の顔料分散が終了
した時点で加えた。 注2 トリエチレンジアミンは反応促進の触媒と
して使用するもので、その量は主剤、硬化剤の
混合物の流動時間が2〜3分になる様に定め
た。 注3 クルードMDIとしては三菱化成(株)のPAPI
−135(NCO%31.3)を使用した。 注4 変成MDIとしては日本ポリウレタン(株)の
コロネート2061(NCO22%)を使用した。 注5 ゴム硬度試験はポリエシレンシート上に4
〜5mmの厚みになるようにエアレス塗装し、硬
化後塗装膜をポリエチレンシートから剥がし50
×50mmの大きさに切断したものをシヨアー硬度
計にて測定した。 注6 衝撃試験は1.6×70×150mmのサンドブラス
ト鋼板にエアレス塗装し、JIS K 5400
6.13B法で試験した。試験の条件は半径6.35±
0.03mmの撃ち型と受け台の間に塗膜面を上向に
して挟み質量1Kgの錘を50cmの高さから落下し
た時に生ずる塗膜の変形にワレ、ハクリ等の損
傷があるか否かを調べ、損傷が無い場合は更に
損傷が生じるまで連続衝撃を行つた。 注7 屈曲試験は1.6×100×300mmのサンドブラ
スト板に塗装したものをJIS G 3492の屈曲試
験に基づいて塗装面にワレを生じる迄の押し出
し距離を試験した。 注8 塩水噴霧試験は1.6×70×150mmのサンドブ
ラスト板に塗装し素地に達する傷を入れたのち
JIS K 5400 7.8により3000Hrs試験した後、
傷部にNTカツターを入れ傷部から剥がれなく
なる迄の距離を試験した。 注9 吸水率の試験は注5ゴム硬度試験と同要領
で作成した50×50mm試験片を水道水に浸漬して
浸漬後の重量増しを次式によつて産出し吸水率
(%)として表示した。 (Wo−W/W)×100 W=浸漬前の重量 Wo=浸漬後の重量
能試験の結果を纏めた。樹脂組成、塗料配合の各
配合量は重量部で表示した。 塗料化に際し、主剤成分は該ポリオール樹脂に
各顔料を配合し3本ロールミルにてJIS K 5400
6.2Bで判定して25〜30μになる迄分散した。 また、性能試験に供する試験板は旭大隅可変型
2液ホツトエアレス塗装機にて厚みが0.7〜1.0mm
になるようにエアレス塗装した後7日間室内にて
乾燥硬化させたものを使用した。 注1 合成ゼオライトは東洋曹達製ゼオラムA4
を使用した。 本剤はその機能上主剤成分の顔料分散が終了
した時点で加えた。 注2 トリエチレンジアミンは反応促進の触媒と
して使用するもので、その量は主剤、硬化剤の
混合物の流動時間が2〜3分になる様に定め
た。 注3 クルードMDIとしては三菱化成(株)のPAPI
−135(NCO%31.3)を使用した。 注4 変成MDIとしては日本ポリウレタン(株)の
コロネート2061(NCO22%)を使用した。 注5 ゴム硬度試験はポリエシレンシート上に4
〜5mmの厚みになるようにエアレス塗装し、硬
化後塗装膜をポリエチレンシートから剥がし50
×50mmの大きさに切断したものをシヨアー硬度
計にて測定した。 注6 衝撃試験は1.6×70×150mmのサンドブラス
ト鋼板にエアレス塗装し、JIS K 5400
6.13B法で試験した。試験の条件は半径6.35±
0.03mmの撃ち型と受け台の間に塗膜面を上向に
して挟み質量1Kgの錘を50cmの高さから落下し
た時に生ずる塗膜の変形にワレ、ハクリ等の損
傷があるか否かを調べ、損傷が無い場合は更に
損傷が生じるまで連続衝撃を行つた。 注7 屈曲試験は1.6×100×300mmのサンドブラ
スト板に塗装したものをJIS G 3492の屈曲試
験に基づいて塗装面にワレを生じる迄の押し出
し距離を試験した。 注8 塩水噴霧試験は1.6×70×150mmのサンドブ
ラスト板に塗装し素地に達する傷を入れたのち
JIS K 5400 7.8により3000Hrs試験した後、
傷部にNTカツターを入れ傷部から剥がれなく
なる迄の距離を試験した。 注9 吸水率の試験は注5ゴム硬度試験と同要領
で作成した50×50mm試験片を水道水に浸漬して
浸漬後の重量増しを次式によつて産出し吸水率
(%)として表示した。 (Wo−W/W)×100 W=浸漬前の重量 Wo=浸漬後の重量
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) (a)ひまし油50〜95重量%、(b)2価アルコ
ール1〜30重量%、(c)3価以上の多価アルコー
ル3〜30重量%で、各成分の総和が100重量%
となるように反応させて得られるポリオール
100重量部に対し、さらに、(d)ε−カプロラク
トン3〜30重量部反応させて得られる数平均分
子量1000以下、水酸基価150〜350のポリオール
と、 (B) ポリイソシアネートを必須成分とし、イソシ
アネート基とポリオールの水酸基との当量比
(NCO/OH)が(0.6〜1.6)/1.0である無溶
剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆したセメン
ト管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62098030A JPS63264676A (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 無溶剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆したセメント管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62098030A JPS63264676A (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 無溶剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆したセメント管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63264676A JPS63264676A (ja) | 1988-11-01 |
| JPH0320153B2 true JPH0320153B2 (ja) | 1991-03-18 |
Family
ID=14208590
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62098030A Granted JPS63264676A (ja) | 1987-04-21 | 1987-04-21 | 無溶剤二液型ウレタン塗料組成物で被覆したセメント管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63264676A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10358371A1 (de) * | 2003-12-11 | 2005-07-28 | Basf Ag | Syntaktisches Polyurethan, enthaltend Öl, bevorzugt Ricinusöl |
-
1987
- 1987-04-21 JP JP62098030A patent/JPS63264676A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63264676A (ja) | 1988-11-01 |
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Legal Events
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