JPH0320172Y2 - - Google Patents
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- JPH0320172Y2 JPH0320172Y2 JP19290886U JP19290886U JPH0320172Y2 JP H0320172 Y2 JPH0320172 Y2 JP H0320172Y2 JP 19290886 U JP19290886 U JP 19290886U JP 19290886 U JP19290886 U JP 19290886U JP H0320172 Y2 JPH0320172 Y2 JP H0320172Y2
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Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は降雪の日などの際に自動車等のタイヤ
に装着して用いる車両用滑止め部材に関するもの
である。 (従来技術) 従来、タイヤに装着して用いる車両用滑止め具
として例えば特公昭57−53201号公報、または第
13図示あるいは第14図示のようなものが開発
されている。 (考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の車両用滑止め具における
前者(特公昭57−53201号公報)の滑止め部材は
ゴムあるいは合成樹脂製の単なる細巾棒状体から
なるものであるため、タイヤに装着して用いた場
合に滑止め部材と滑止め部材の間隔部分で衝撃が
発生する問題点があり、また後者(第13図ある
いは第14図)は、いずれもネツト本体11の両
端部11a,11bを第15図および第16図示
のように相互に相手側の端部に重合状に挿通係合
することによつて係止するようになつているた
め、どうしても前記重合状の挿通係止部の一方が
路面に対して突出状11cとなつて、この部分が
路面との摩擦により、他部より早く摩耗して破損
を起し易く、また衝撃も生ずるという問題点があ
つたとともに上記型式のものはタイヤの両側面に
沿つて巻付けられる部分(タイヤ周方向の両側辺
部)がネツト本体11の自己弾性応力により元の
平板状態に復元しようとし、その結果タイヤの両
側面に対するなじみが悪くなり、ネツト本体11
がタイヤの外周面から外れ易くなるという惧れが
あるばかりでなく、ネツト本体連結両端部を重合
状態として連結するため、タイヤの大きさに合せ
て巻付け寸法を調整する範囲を大きくとることが
できない等の問題点があつた。 本考案は上記問題点を解決し、ネツト本体連結
両端部を重合状とせずに連結することにより、重
合状突出による摩擦をなくし、連結部の早期破損
を防止し得るとともに前記突出部による衝撃をな
くし、しかもネツト状滑止め部材の横巾を全体が
中央部をくびれ部とした鼓形状とすることにより
タイヤ外周面(接地面)の巾寸法より小として、
前記ネツト状滑止め部材の自己弾性応力による復
元力によりタイヤ外周面からの外れおよび車両の
急停止時に前記ネツト状滑止め部材と前記ラダー
状滑止め部材の各連結部に作用するタイヤ周方向
に平行な圧縮力による極度の疲労を防止し、かつ
タイヤの大きさに合せて巻付け寸法を調整し得る
範囲を大きくとることができるとともにスパイク
ピンの変形摩耗および弛みによる抜け出しを確実
に防止し得ると同時に滑止め部材全体の肉厚をで
きるだけ薄いものとし、滑止め部材の軽量化およ
び前記滑止め部材による車両の振動を少ないもの
となし得る車両用滑止め部材を提供することを目
的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、タイヤに
装着して用いる車両用滑止め部材であつて、ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周
面および両側面に適合し得る内側形と所要巾をも
つて形成されたラダー状滑止め部材および前記ラ
ダー状滑止め部材間において少なくとも前記タイ
ヤの外周面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
前記ラダー状滑止め部材と一体に形成されたネツ
ト状滑止め部材とからなり、前記ネツト状滑止め
部材は全体が中央部をくびれ部とした鼓形状で、
しかも中心部には長軸をタイヤの周方向とした所
要大の菱形状孔部および前記菱形状孔部の左右上
下部には前記菱形状孔部の略1/2大で、かつ二辺
が前記くびれ部および前記菱形状孔部の各一辺と
平行し、残る一辺が前記ラダー状滑止め部材のネ
ツト形成側縁部に平行する三角形状孔部をそれぞ
れ対称的に形成されるとともに前記ラダー状滑止
め部材に、スパイクピンの先端を前記ラダー状滑
止め部材の接地部表面より稍々突出させ、かつ前
記スパイクピンの先端と面一もしくは稍々低めの
保護用突起部を前記スパイクピンの周辺に所要間
隙および所要巾をもつて設けて構成されるもので
ある。 (作用) 滑止め部材1は第4〜6図示のようにタイヤA
に装着して使用されるものである。 而して上記第4図示のようにタイヤAに装着さ
れた各滑止め部材1は車の走行に際し、そのラダ
ー状滑止め部材1a,1a間に設けた鼓形状のネ
ツト状滑止め部材1bにより前記各ラダー状滑止
め部材1a,1a間でタイヤAが路面と当接する
ことにより発生する衝撃(シヨツク)を防止し得
るとともに前記ネツト状滑止め部材1bがタイヤ
Aの外周面から外れるのを防止し、かつ車両の急
停止時に前記ネツト状滑止め部材1bと前記ラダ
ー状滑止め部材1a,1aの各連結部にタイヤ周
方向に平行な圧縮力が作用してもこれを前記ネツ
ト状滑止め部材1bの中央くびれ部から前記ネツ
ト状滑止め部材1bを容易に変形することにより
前記各連結部に対する負担を軽減し、しかも前記
ラダー状滑止め部材1aに埋設したスパイクピン
2の先端部2aが路面と当接する以前に、前記ス
パイクピン2の周辺に設けた保護用突起部3が第
8図示のように路面と当接して圧縮変形された
後、前記スパイクピン2が第9図示のように路面
と当接するので、前記スパイクピン2と路面との
当接時の衝撃は大きく緩衝され、その結果前記ス
パイクピン2の変形摩耗および弛みが防止されて
前記スパイクピン2が前記ラダー型滑止め部材1
a内から容易に外部へ抜け出るのを防止して安定
した走行を行うことができるものである。 (実施例) 第1図乃至第12図は本考案の一実施例を示
し、1はゴムあるいは合成樹脂等の弾性体により
タイヤAの外周面Bおよび両側面Cに適合し得る
内側形と所要巾をもつて形成されたラダー状滑止
め部材1aおよび前記ラダー状滑止め部材1a,
1a間において前記タイヤAの外周面Bに適合し
得る内側形と所要巾をもつて前記ラダー状滑止め
部材1aと一体に形成された同材質からなるネツ
ト状滑止め部材1bによつて構成される滑止め部
材であつて、前記ラダー状滑止め部材1aは、そ
の両端部があらかじめタイヤAの両側面Cに沿う
よう折曲成型されたものあるいは一端部があらか
じめタイヤAの内側面側に沿うよう折曲成型され
たもの、または非使用時は両端部が平板状となつ
ており、使用時のみタイヤAの両側面Cに沿つて
折曲されて装着されるようにしたもの等、いずれ
のものでもよい。 なお前記ネツト状滑止め部材1bは、全体が中
央部をくびれ部1b1とした鼓形状に形成され、中
心部には長軸をタイヤAの外周面Bの周方向とし
た所要大の菱形状孔部1b2および前記菱形状孔部
1b2の左右上下部には前記菱形状孔部1b2の略1/
2大で、かつ二辺1b3′,1b3″が前記くびれ部1
b1および前記菱形状孔部1b2の各一辺1b1′,1
b2′と平行し、残る一辺1b3が前記ラダー状滑
止め部材1aのネツト形成側縁部1a1に平行する
三角形状孔部1b3をそれぞれ対称的に形成されて
いる。2は打込みあるいはモールド成型手段によ
つて前記ラダー型滑止め部材1a内に埋設された
スパイクピンであつて、その先端部2aは前記ラ
ダー型滑止め部材1aの接地面1dより稍々突出
されている。2bは前記スパイクピン2の鍔部で
ある。3は前記ラダー型滑止め部材1aの接地面
1dに形成されたスパイクピン2の保護用突起で
あつて、前記スパイクピン2の周辺に所要の間隙
3aを設けて前記スパイクピン2の先端部2aと
略面一もしくは稍々低めに所要巾をもつて前記ラ
ダー型滑止め部材1aと同材材で一体に突成され
ている。4は前記ラダー状滑止め部材1aの両端
部に穿設した側部開口切欠溝4a,4a付の係合
孔。なお前記係合孔4,4は単なる孔でもよく、
またその数は1個でもよい。5は連結金具であつ
て、棒材を略O字形状に折曲し、その上端を稍々
水平方向に折曲するか、または下方へ折曲げてラ
ダー状滑止め部材取付部5aとし、さらに下端を
上方へ折曲げて連結ロープ取付部5bとし、前記
連結ロープ取付部5bを連結ロープ6(ワイヤ
ー、チエーン等を含む)に適宜間隔をおいてかし
め付けて前記連結金具5を前記連結ロープ6に適
宜間隔をおいて固定するものである。なお前記連
結金具5は、第12図a示のようなものでもよ
く、また第12図b示のように棒材を中央部から
略U字状に折曲し、前記折曲部をラダー状滑止め
部材1aの孔4に係止してラダー状滑止め部材取
付部5′aとし、さらに先端部5′bを連結ロープ
6に巻着かしめ付けるようにしてもよく、また連
結ロープ6をチエーンとした場合は、第10図示
のように前記連結金具5の連結ロープ取付部5b
をチエーンにゆるく巻着して取付けるものであ
る。また前記連結金具5は第11図示のように板
材で形成してもよい。7,7は前記連結ロープ6
の両端部に形成された環部であつて、後述の連結
フツク体8を係止し得るものであれば、どのよう
なものでもよい。8は連結ロープ6,6を連結す
るための連結フツク体であつて、タイヤAの大き
さに合せて長さの異なるものを数種用意し、サイ
ズの合うものを用いるようになつている。9は前
記タイヤAの外側に位置する連結ロープ6の一端
部に取付けられた緊締具であつて、例えばバンド
のバツクルその他適宜の締付具の如く自由に前記
連結ロープ6の締付力を調整できるものであれば
その構造はいかなるものでもよい。 以上要するに本考案においては滑止め部材1を
タイヤAへ装着できるものであれば、その手段、
構造は本実施例に限定されることなくいかなるも
のでもよい。 (効果) 以上説明したように本考案によれば、タイヤに
装着して用いる車両用滑止め部材であつて、ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周
面および両側面に適合し得る内側形と所要巾をも
つて形成されたラダー状滑止め部材および前記ラ
ダー状滑止め部材間において少なくとも前記タイ
ヤの外周面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
前記ラダー状滑止め部材と一体に形成されたネツ
ト状滑止め部材とからなり、前記ネツト状滑止め
部材は全体が中央部をくびれ部とした鼓形状で、
しかも中心部には長軸をタイヤの周方向とした所
要大の菱形状孔部および前記菱形状孔部の左右上
下部には前記菱形状孔部の略1/2大で、かつ二辺
が前記くびれ部および前記菱形状孔部の各一辺と
平行し、残る一辺が前記ラダー状滑止め部材のネ
ツト形成側縁部に平行する三角形状孔部をそれぞ
れ対称的に形成されるとともに前記ラダー状滑止
め部材に、スパイクピンの先端を前記ラダー状滑
止め部材の接地部表面より稍々突出させ、かつ前
記スパイクピンの先端と面一もしくは稍々低めの
保護用突起部を前記スパイクピンの周辺に所要間
隙および所要巾をもつて設けたものであるから、
従来のラダー型滑止め具の欠陥である各滑止め部
材の間隔部によつて生ずる衝撃を、ネツト状滑止
め部材によつて防止することができるとともに前
記ネツト状滑止め部材の横巾をタイヤの外周面の
巾より小となすことにより、タイヤの外周面に対
するなじみを良好となし、しかも前記ラダー状滑
止め部材両端部を前記タイヤの両側面に適合する
ことにより前記ネツト状滑止め部材がタイヤの外
周面から容易に外れるのを防止し得るものであ
り、また前記連結両端部に位置するラダー状滑止
め部材はタイヤに装着した際に近接状態を保ち全
く重合状態とならないので、前記連結両端部に従
来のネツト型滑止め具のように重合状突出部が生
ぜず、その結果前記重合状突出部による衝撃を皆
無となすことができるとともに該部の摩耗を少な
くし、該連結部の早期破損を防止し得るばかりで
なく、タイヤに対する装着を容易に行うことがで
き、しかもタイヤの大きさ(サイズ)に合せて巻
付け寸法を調整し得る範囲を大きくとることがで
き、数種類のタイヤに用いることができる外、従
来のネツト型滑止め装置のように一個所が破損し
て使用不能となることなく、その個所のみを新し
いものに取換えることにより使用を継続すること
ができ、かつまた車両の走行時にはスパイクピン
の先端部が路面と当接する以前に前記スパイクピ
ンの周辺に設けた保護用突起部が路面と当接して
圧縮変形された後、前記スパイクピンが路面と当
接するので、前記スパイクピンが路面と当接する
時の衝撃は、前記保護用突起部によつて大きく緩
衝され、その結果前記スパイクピンの変形摩耗
(路面との異常接触による摩耗)および弛みは確
実に防止されて前記スパイクピンがラダー型滑止
め部材内から容易に外部へ抜け出るのを防止する
ことができるものであると同時に前記保護用突起
部は、スパイクピンとの間に所要の間隙および所
要巾をもつて突成されているので圧縮変形が容易
で、路面に対するスパイクピンの喰込みを邪魔す
ることなくスパイクピン本来の目的および機能を
充分に果し得るものであり、また前記保護用突起
部を設けたことにより滑止め部材全体の肉厚を薄
いものとなし得て滑止め部材の軽量化および前記
滑止め部材による車両の振動を少ないものとなし
得る等、種々の効果がある。
に装着して用いる車両用滑止め部材に関するもの
である。 (従来技術) 従来、タイヤに装着して用いる車両用滑止め具
として例えば特公昭57−53201号公報、または第
13図示あるいは第14図示のようなものが開発
されている。 (考案が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の車両用滑止め具における
前者(特公昭57−53201号公報)の滑止め部材は
ゴムあるいは合成樹脂製の単なる細巾棒状体から
なるものであるため、タイヤに装着して用いた場
合に滑止め部材と滑止め部材の間隔部分で衝撃が
発生する問題点があり、また後者(第13図ある
いは第14図)は、いずれもネツト本体11の両
端部11a,11bを第15図および第16図示
のように相互に相手側の端部に重合状に挿通係合
することによつて係止するようになつているた
め、どうしても前記重合状の挿通係止部の一方が
路面に対して突出状11cとなつて、この部分が
路面との摩擦により、他部より早く摩耗して破損
を起し易く、また衝撃も生ずるという問題点があ
つたとともに上記型式のものはタイヤの両側面に
沿つて巻付けられる部分(タイヤ周方向の両側辺
部)がネツト本体11の自己弾性応力により元の
平板状態に復元しようとし、その結果タイヤの両
側面に対するなじみが悪くなり、ネツト本体11
がタイヤの外周面から外れ易くなるという惧れが
あるばかりでなく、ネツト本体連結両端部を重合
状態として連結するため、タイヤの大きさに合せ
て巻付け寸法を調整する範囲を大きくとることが
できない等の問題点があつた。 本考案は上記問題点を解決し、ネツト本体連結
両端部を重合状とせずに連結することにより、重
合状突出による摩擦をなくし、連結部の早期破損
を防止し得るとともに前記突出部による衝撃をな
くし、しかもネツト状滑止め部材の横巾を全体が
中央部をくびれ部とした鼓形状とすることにより
タイヤ外周面(接地面)の巾寸法より小として、
前記ネツト状滑止め部材の自己弾性応力による復
元力によりタイヤ外周面からの外れおよび車両の
急停止時に前記ネツト状滑止め部材と前記ラダー
状滑止め部材の各連結部に作用するタイヤ周方向
に平行な圧縮力による極度の疲労を防止し、かつ
タイヤの大きさに合せて巻付け寸法を調整し得る
範囲を大きくとることができるとともにスパイク
ピンの変形摩耗および弛みによる抜け出しを確実
に防止し得ると同時に滑止め部材全体の肉厚をで
きるだけ薄いものとし、滑止め部材の軽量化およ
び前記滑止め部材による車両の振動を少ないもの
となし得る車両用滑止め部材を提供することを目
的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するため、タイヤに
装着して用いる車両用滑止め部材であつて、ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周
面および両側面に適合し得る内側形と所要巾をも
つて形成されたラダー状滑止め部材および前記ラ
ダー状滑止め部材間において少なくとも前記タイ
ヤの外周面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
前記ラダー状滑止め部材と一体に形成されたネツ
ト状滑止め部材とからなり、前記ネツト状滑止め
部材は全体が中央部をくびれ部とした鼓形状で、
しかも中心部には長軸をタイヤの周方向とした所
要大の菱形状孔部および前記菱形状孔部の左右上
下部には前記菱形状孔部の略1/2大で、かつ二辺
が前記くびれ部および前記菱形状孔部の各一辺と
平行し、残る一辺が前記ラダー状滑止め部材のネ
ツト形成側縁部に平行する三角形状孔部をそれぞ
れ対称的に形成されるとともに前記ラダー状滑止
め部材に、スパイクピンの先端を前記ラダー状滑
止め部材の接地部表面より稍々突出させ、かつ前
記スパイクピンの先端と面一もしくは稍々低めの
保護用突起部を前記スパイクピンの周辺に所要間
隙および所要巾をもつて設けて構成されるもので
ある。 (作用) 滑止め部材1は第4〜6図示のようにタイヤA
に装着して使用されるものである。 而して上記第4図示のようにタイヤAに装着さ
れた各滑止め部材1は車の走行に際し、そのラダ
ー状滑止め部材1a,1a間に設けた鼓形状のネ
ツト状滑止め部材1bにより前記各ラダー状滑止
め部材1a,1a間でタイヤAが路面と当接する
ことにより発生する衝撃(シヨツク)を防止し得
るとともに前記ネツト状滑止め部材1bがタイヤ
Aの外周面から外れるのを防止し、かつ車両の急
停止時に前記ネツト状滑止め部材1bと前記ラダ
ー状滑止め部材1a,1aの各連結部にタイヤ周
方向に平行な圧縮力が作用してもこれを前記ネツ
ト状滑止め部材1bの中央くびれ部から前記ネツ
ト状滑止め部材1bを容易に変形することにより
前記各連結部に対する負担を軽減し、しかも前記
ラダー状滑止め部材1aに埋設したスパイクピン
2の先端部2aが路面と当接する以前に、前記ス
パイクピン2の周辺に設けた保護用突起部3が第
8図示のように路面と当接して圧縮変形された
後、前記スパイクピン2が第9図示のように路面
と当接するので、前記スパイクピン2と路面との
当接時の衝撃は大きく緩衝され、その結果前記ス
パイクピン2の変形摩耗および弛みが防止されて
前記スパイクピン2が前記ラダー型滑止め部材1
a内から容易に外部へ抜け出るのを防止して安定
した走行を行うことができるものである。 (実施例) 第1図乃至第12図は本考案の一実施例を示
し、1はゴムあるいは合成樹脂等の弾性体により
タイヤAの外周面Bおよび両側面Cに適合し得る
内側形と所要巾をもつて形成されたラダー状滑止
め部材1aおよび前記ラダー状滑止め部材1a,
1a間において前記タイヤAの外周面Bに適合し
得る内側形と所要巾をもつて前記ラダー状滑止め
部材1aと一体に形成された同材質からなるネツ
ト状滑止め部材1bによつて構成される滑止め部
材であつて、前記ラダー状滑止め部材1aは、そ
の両端部があらかじめタイヤAの両側面Cに沿う
よう折曲成型されたものあるいは一端部があらか
じめタイヤAの内側面側に沿うよう折曲成型され
たもの、または非使用時は両端部が平板状となつ
ており、使用時のみタイヤAの両側面Cに沿つて
折曲されて装着されるようにしたもの等、いずれ
のものでもよい。 なお前記ネツト状滑止め部材1bは、全体が中
央部をくびれ部1b1とした鼓形状に形成され、中
心部には長軸をタイヤAの外周面Bの周方向とし
た所要大の菱形状孔部1b2および前記菱形状孔部
1b2の左右上下部には前記菱形状孔部1b2の略1/
2大で、かつ二辺1b3′,1b3″が前記くびれ部1
b1および前記菱形状孔部1b2の各一辺1b1′,1
b2′と平行し、残る一辺1b3が前記ラダー状滑
止め部材1aのネツト形成側縁部1a1に平行する
三角形状孔部1b3をそれぞれ対称的に形成されて
いる。2は打込みあるいはモールド成型手段によ
つて前記ラダー型滑止め部材1a内に埋設された
スパイクピンであつて、その先端部2aは前記ラ
ダー型滑止め部材1aの接地面1dより稍々突出
されている。2bは前記スパイクピン2の鍔部で
ある。3は前記ラダー型滑止め部材1aの接地面
1dに形成されたスパイクピン2の保護用突起で
あつて、前記スパイクピン2の周辺に所要の間隙
3aを設けて前記スパイクピン2の先端部2aと
略面一もしくは稍々低めに所要巾をもつて前記ラ
ダー型滑止め部材1aと同材材で一体に突成され
ている。4は前記ラダー状滑止め部材1aの両端
部に穿設した側部開口切欠溝4a,4a付の係合
孔。なお前記係合孔4,4は単なる孔でもよく、
またその数は1個でもよい。5は連結金具であつ
て、棒材を略O字形状に折曲し、その上端を稍々
水平方向に折曲するか、または下方へ折曲げてラ
ダー状滑止め部材取付部5aとし、さらに下端を
上方へ折曲げて連結ロープ取付部5bとし、前記
連結ロープ取付部5bを連結ロープ6(ワイヤ
ー、チエーン等を含む)に適宜間隔をおいてかし
め付けて前記連結金具5を前記連結ロープ6に適
宜間隔をおいて固定するものである。なお前記連
結金具5は、第12図a示のようなものでもよ
く、また第12図b示のように棒材を中央部から
略U字状に折曲し、前記折曲部をラダー状滑止め
部材1aの孔4に係止してラダー状滑止め部材取
付部5′aとし、さらに先端部5′bを連結ロープ
6に巻着かしめ付けるようにしてもよく、また連
結ロープ6をチエーンとした場合は、第10図示
のように前記連結金具5の連結ロープ取付部5b
をチエーンにゆるく巻着して取付けるものであ
る。また前記連結金具5は第11図示のように板
材で形成してもよい。7,7は前記連結ロープ6
の両端部に形成された環部であつて、後述の連結
フツク体8を係止し得るものであれば、どのよう
なものでもよい。8は連結ロープ6,6を連結す
るための連結フツク体であつて、タイヤAの大き
さに合せて長さの異なるものを数種用意し、サイ
ズの合うものを用いるようになつている。9は前
記タイヤAの外側に位置する連結ロープ6の一端
部に取付けられた緊締具であつて、例えばバンド
のバツクルその他適宜の締付具の如く自由に前記
連結ロープ6の締付力を調整できるものであれば
その構造はいかなるものでもよい。 以上要するに本考案においては滑止め部材1を
タイヤAへ装着できるものであれば、その手段、
構造は本実施例に限定されることなくいかなるも
のでもよい。 (効果) 以上説明したように本考案によれば、タイヤに
装着して用いる車両用滑止め部材であつて、ゴム
あるいは合成樹脂等の弾性体によりタイヤの外周
面および両側面に適合し得る内側形と所要巾をも
つて形成されたラダー状滑止め部材および前記ラ
ダー状滑止め部材間において少なくとも前記タイ
ヤの外周面に適合し得る内側形と所要巾をもつて
前記ラダー状滑止め部材と一体に形成されたネツ
ト状滑止め部材とからなり、前記ネツト状滑止め
部材は全体が中央部をくびれ部とした鼓形状で、
しかも中心部には長軸をタイヤの周方向とした所
要大の菱形状孔部および前記菱形状孔部の左右上
下部には前記菱形状孔部の略1/2大で、かつ二辺
が前記くびれ部および前記菱形状孔部の各一辺と
平行し、残る一辺が前記ラダー状滑止め部材のネ
ツト形成側縁部に平行する三角形状孔部をそれぞ
れ対称的に形成されるとともに前記ラダー状滑止
め部材に、スパイクピンの先端を前記ラダー状滑
止め部材の接地部表面より稍々突出させ、かつ前
記スパイクピンの先端と面一もしくは稍々低めの
保護用突起部を前記スパイクピンの周辺に所要間
隙および所要巾をもつて設けたものであるから、
従来のラダー型滑止め具の欠陥である各滑止め部
材の間隔部によつて生ずる衝撃を、ネツト状滑止
め部材によつて防止することができるとともに前
記ネツト状滑止め部材の横巾をタイヤの外周面の
巾より小となすことにより、タイヤの外周面に対
するなじみを良好となし、しかも前記ラダー状滑
止め部材両端部を前記タイヤの両側面に適合する
ことにより前記ネツト状滑止め部材がタイヤの外
周面から容易に外れるのを防止し得るものであ
り、また前記連結両端部に位置するラダー状滑止
め部材はタイヤに装着した際に近接状態を保ち全
く重合状態とならないので、前記連結両端部に従
来のネツト型滑止め具のように重合状突出部が生
ぜず、その結果前記重合状突出部による衝撃を皆
無となすことができるとともに該部の摩耗を少な
くし、該連結部の早期破損を防止し得るばかりで
なく、タイヤに対する装着を容易に行うことがで
き、しかもタイヤの大きさ(サイズ)に合せて巻
付け寸法を調整し得る範囲を大きくとることがで
き、数種類のタイヤに用いることができる外、従
来のネツト型滑止め装置のように一個所が破損し
て使用不能となることなく、その個所のみを新し
いものに取換えることにより使用を継続すること
ができ、かつまた車両の走行時にはスパイクピン
の先端部が路面と当接する以前に前記スパイクピ
ンの周辺に設けた保護用突起部が路面と当接して
圧縮変形された後、前記スパイクピンが路面と当
接するので、前記スパイクピンが路面と当接する
時の衝撃は、前記保護用突起部によつて大きく緩
衝され、その結果前記スパイクピンの変形摩耗
(路面との異常接触による摩耗)および弛みは確
実に防止されて前記スパイクピンがラダー型滑止
め部材内から容易に外部へ抜け出るのを防止する
ことができるものであると同時に前記保護用突起
部は、スパイクピンとの間に所要の間隙および所
要巾をもつて突成されているので圧縮変形が容易
で、路面に対するスパイクピンの喰込みを邪魔す
ることなくスパイクピン本来の目的および機能を
充分に果し得るものであり、また前記保護用突起
部を設けたことにより滑止め部材全体の肉厚を薄
いものとなし得て滑止め部材の軽量化および前記
滑止め部材による車両の振動を少ないものとなし
得る等、種々の効果がある。
第1図乃至第11図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は滑止め部材の斜視図、第2図は
同平面図、第3図は滑止め部材の連結具を連結ロ
ープとした場合の展開斜視図、第4図aは第3図
の滑止め部材をタイヤに装着した状態の正面図、
第4図bは同背面図、第4図cは同斜視図、第5
図aは第4図aにおける−矢視拡大斜視図、
第5図bは第4図bにおける−矢視拡大斜視
図、第6図は第4図aにおける−線拡大断面
図、第7図はスパイクピン埋設部の一部拡大断面
図、第8〜9図はスパイクピン埋設部の作動状態
の各例を示す一部拡大側断面図、第10図は連結
ロープをチエーンとした場合の連結金具の取付状
態を示す正面図、第11図は連結金具を板材で形
成した場合の一例を示す斜視図、第12図a,b
は連結金具の他の実施例の斜視図、第13〜14
図は従来のネツト型車両用滑止め具の各例を示す
図、第15〜16図は同ネツト型車両用滑止め具
の連結端部における連結状態を示す図である。 1……滑止め部材、1a……ラダー状滑止め部
材、1b……ネツト状滑止め部材、1c……シヨ
ツク吸収用舌片、1d……接地面、2……スパイ
クピン、2a……先端部、2b……鍔部、3……
保護用突起部、3a……間隙、4……係合孔、4
a……側部開口切欠溝、5……連結金具、5a,
5′a……ラダー状滑止め部材取付部、5b,
5′b……連結ロープ取付部、6……連結ロープ、
7……環部、8……連結フツク体、9……緊締
具、A……タイヤ、B……外周面、C……両側
面。
もので、第1図は滑止め部材の斜視図、第2図は
同平面図、第3図は滑止め部材の連結具を連結ロ
ープとした場合の展開斜視図、第4図aは第3図
の滑止め部材をタイヤに装着した状態の正面図、
第4図bは同背面図、第4図cは同斜視図、第5
図aは第4図aにおける−矢視拡大斜視図、
第5図bは第4図bにおける−矢視拡大斜視
図、第6図は第4図aにおける−線拡大断面
図、第7図はスパイクピン埋設部の一部拡大断面
図、第8〜9図はスパイクピン埋設部の作動状態
の各例を示す一部拡大側断面図、第10図は連結
ロープをチエーンとした場合の連結金具の取付状
態を示す正面図、第11図は連結金具を板材で形
成した場合の一例を示す斜視図、第12図a,b
は連結金具の他の実施例の斜視図、第13〜14
図は従来のネツト型車両用滑止め具の各例を示す
図、第15〜16図は同ネツト型車両用滑止め具
の連結端部における連結状態を示す図である。 1……滑止め部材、1a……ラダー状滑止め部
材、1b……ネツト状滑止め部材、1c……シヨ
ツク吸収用舌片、1d……接地面、2……スパイ
クピン、2a……先端部、2b……鍔部、3……
保護用突起部、3a……間隙、4……係合孔、4
a……側部開口切欠溝、5……連結金具、5a,
5′a……ラダー状滑止め部材取付部、5b,
5′b……連結ロープ取付部、6……連結ロープ、
7……環部、8……連結フツク体、9……緊締
具、A……タイヤ、B……外周面、C……両側
面。
Claims (1)
- タイヤに装着して用いる車両用滑止め部材であ
つて、ゴムあるいは合成樹脂等の弾性体によりタ
イヤの外周面および両側面に適合し得る内側形と
所要巾をもつて形成されたラダー状滑止め部材お
よび前記ラダー状滑止め部材間において少なくと
も前記タイヤの外周面に適合し得る内側形と所要
巾をもつて前記ラダー状滑止め部材と一体に形成
されたネツト状滑止め部材とからなり、前記ネツ
ト状滑止め部材は全体が中央部をくびれ部とした
鼓形状で、しかも中心部には長軸をタイヤの周方
向とした所要大の菱形状孔部および前記菱形状孔
部の左右上下部には前記菱形状孔部の略1/2大で、
かつ二辺が前記くびれ部および前記菱形状孔部の
各一辺と平行し残る一辺が前記ラダー状滑止め部
材のネツト形成側縁部に平行する三角形状孔部を
それぞれ対称的に形成されるとともに前記ラダー
状滑止め部材に、スパイクピンの先端を前記ラダ
ー状滑止め部材の接地部表面より稍々突出させ、
かつ前記スパイクピンの先端と面一もしくは稍々
低めの保護用突起部を前記スパイクピンの周辺に
所要間隙および所要巾をもつて設けたことを特徴
とする車両用滑止め部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19290886U JPH0320172Y2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19290886U JPH0320172Y2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6396906U JPS6396906U (ja) | 1988-06-23 |
| JPH0320172Y2 true JPH0320172Y2 (ja) | 1991-04-30 |
Family
ID=31148433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19290886U Expired JPH0320172Y2 (ja) | 1986-12-15 | 1986-12-15 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0320172Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-15 JP JP19290886U patent/JPH0320172Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6396906U (ja) | 1988-06-23 |
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