JPH0320798Y2 - - Google Patents

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JPH0320798Y2
JPH0320798Y2 JP1985110960U JP11096085U JPH0320798Y2 JP H0320798 Y2 JPH0320798 Y2 JP H0320798Y2 JP 1985110960 U JP1985110960 U JP 1985110960U JP 11096085 U JP11096085 U JP 11096085U JP H0320798 Y2 JPH0320798 Y2 JP H0320798Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、秒表示回転板を設けなくても秒表示
がなされる透明時計の動作表示装置に関する。
(従来技術) 透明時計は、周知のように、透明板からなる前
板と後板との間に、分針相当で回転する分表示回
転板と、時針相当で回転する時表示回転板を備
え、通常はケースの下部に設けた時計機械体の駆
動により前記回転板の回転駆動がなされるもので
ある。この種の時計として、例えば特開昭49−
58872号公報記載のものや、実公昭41−15335号公
報記載のものが知られている。
このように、透明時計は、通常の時計が極めて
軽量の分針時針を回転させるのと異なり、分針時
針相当の回転板を駆動させるのに一定のトルクを
要するとともに、所定のスペースも必要とするの
で、分針時針相当の回転板(分表示回転板と時表
示回転板)のみ備えた時計が多用されているが、
この場合は必然的に秒表示がなされえないことに
なる。
この点に鑑み、上記実公昭41−15335号公報記
載の考案において、分針軸に、周囲を60等分した
目盛と分針を印刷又は張付けた透明円盤を取付
け、且つガラスの周囲に放射状に59個の円筒レン
ズを並べた秒針が読める二針時計が提案されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記二針時計は、上述のようにガラスの周囲に
放射状に59個の円筒レンズを並べて形成している
ので、第1に、レンズ加工が必要となり、その結
果、その加工・形成工程を要して製作が大変であ
る。とりわけ、秒針の動きはレンズを透過する光
によつて把握されるものであるため、その動きに
正確性を与えるには、59個の円筒レンズがそれぞ
れ精度良く形成されていなければならない。この
ように、ガラスの周囲に放射状に59個の円筒レン
ズを並べて精度よく形成することは実際上難し
く、結局、製品化することが困難である。
第2に、何等かの手段により上記第1の点が解
決されても、ガラスの周囲に放射状に59個の円筒
レンズを並べて形成するものであるため、ガラス
の周囲が必然的に厚くなり、薄型の時計を製作す
ることは不可能となる。そのため、薄型化は勿
論、小型化も困難とならざるを得ない。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
分表示回転板と時表示回転板のみ備えた透明時計
において、別途に秒表示回転板その他の部品を設
けなくとも秒表示がなされ、しかも表示板その他
の駆動系が重量増にならず、したがつてトルクが
落ちず、その上、製作が簡易で且つ薄型化・小型
化の可能な透明時計の動作表示装置を提案せんと
するものである。
上記目的を達成するために本考案は、透明板か
らなる前板、分表示回転板、及び時表示回転板を
備えた透明時計において、前記分表示回転板の板
面に、環状かつ等間隔で所定数のシマ模様からな
る偏光素子を設けるとともに、前記偏光素子に対
応する位置に環状に設けられ、かつ前記偏光素子
とは異なる間隔及び数のシマ模様からなる偏光素
子を、前記前板と時表示回転板のいずれか一方の
板面に設けて動作表示装置を構成した。
すなわち、本考案の透明時計は、分表示回転板
と、前板又は時表示回転板に偏光素子を設け、そ
のシマ模様の干渉により秒針相当の速さで回転す
る動作表示を行わしめるものである。
第2図の1において、透明板に等間隔Lでシ
マ模様を設けた偏光素子板Aと、同様に、透明板
に等間隔(L+ΔL)でシマ模様を設けた偏光
素子板Bとを重ね合せると、第2図の2に示すよ
うに、シマの位相が異なるため光の通るところと
通らないところを生じて明暗ができる。
第3図の1に示すように、透明板を微小長さ
ΔLだけ右に移動させると、光の通るところは第
3図の2のように(L+ΔL)右へ移動する。こ
の操作を連続して行うと、実際には光の通るシマ
の間は順次右へと移つて行くが、人の目には連続
して動いて行くように見える。このようにして、
L,ΔL、移動する速さVなどを選定することに
より、シマ模様の移動速さを自在にコントロール
できるものである。
上記シマ模様の移動速さと、偏光素子板A,B
の速さとの関係は、 偏光素子板Aのシマ1ピツチの長さ:L(mm) 偏光素子板Bのシマ1ピツチ−L:ΔL(mm) 偏光素子板Aの速さ:V1(mm/min) 偏光素子板Bの速さ:V2(mm/min) シマ模様の移動速さ:V′(mm/min) とすると、 V′=(V1−V2)×(L+ΔL)/ΔL(mm/min) となる。
本考案は、如上の原理を応用したもので、上記
の式を回転体に適用すると、 偏光素子板Aのシマ1ピツチの中心角 :θ(rad) 偏光素子板Bのシマ1ピツチの中心角−θ :Δθ(rad) 偏光素子板Aの角速度:ω1(rad/min) 偏光素子板Bの角速度:ω2(rad/min) シマ模様の角速度 :ω′(rad/min) ω′=(ω1−ω2)×(θ−Δθ)/Δθ (rad/min) が導かれる。
そこで、秒表示とする場合のθとΔθの関係を
考察すると、 (1) 偏光素子板Aを前記前板、偏光素子板Bを分
表示回転板とした場合 2π=(2π/60)×(θ+Δθ)/Δθ 1=(θ+Δθ)/60Δθ ∴θ=59Δθ (2) 偏光素子板Aを分表示回転板、偏光素子板B
を時表示回転板とした場合 2π=(2π/60−2π/720) ×(θ+Δθ)/Δθ 1=(11/720)×(θ+Δθ)/Δθ ∴=709Δθ/11 次にシマ数を考察する。
偏光素子板Aのシマ数をMとすると、 M=2π/θ… (但し、Mは整数) 偏光素子板Bのシマ数をNとすると、 N=2π/(θ+Δθ) (但し、Nは整数) (1) 偏光素子板Aを前記前板、偏光素子板Bを分
表示回転板とした場合 M−N=(2π/θ)−2π/(θ+Δθ) =(2π/59Δθ)−2π/60Δθ =π/30θ M−Nは整数であるから、 M−N=1のとき、 1=π/30θ ∴θ=π/30… 上記,式より、M=60,N=59 M−N=2のとき、同様にして、 M=120,N=118 M−N=3のとき、同様にして、 M=180,N=177 M−N=4のとき、同様にして、 M=240,N=236 M−N=5のとき、同様にして、 M=300,N=295 という具合に求められる。
(2) 偏光素子板Aを分表示回転板、偏光素子板B
を時表示回転板とした場合 M−N=(2π/θ)−2π/(θ+Δθ) =11π/360θ M−N=1のとき、 1=11π/360θ ∴θ=11π/360… この場合、M=65.45,N=64.45となつて整数
解にならない。
同様にして、2≦M−N≦10は整数解がない。
M−N=11のとき、 M=720,N=709 M−N=22のとき、 M=1440,N=1418 という具合に求められる。
このように、本考案は、透明板からなる前板、
分表示回転板、及び時表示回転板を備えた透明時
計において、前記分表示回転板の板面に、一方の
偏光素子を環状に設けるとともに、これと関連す
る他方の偏光素子を、前記前板と時表示回転板の
いずれか一方の板面に設けて動作表示装置を構成
するものである。
(実施例) 以下に本考案を一実施例に基いて説明する。
第1図は、透明板からなる前板1、分表示回転
板3、及び時表示回転板5を備えた透明時計の分
解状態斜視図で、この例では、前板1と分表示回
転板3に偏光素子7,9を設けている。尚、図
中、11は後板である。
偏光素子7,9は、ともに環状かつ等間隔で所
定数のシマ模様からなり、例えば前板1の偏光素
子7を177のシマ模様で印刷形成し、同様に分表
示回転板3の偏光素子9を180のシマ模様で印刷
形成したものである。この場合は、シマ模様の数
の差が3つとなるので、偏光素子7,9の重なり
合う部分に明るいところが3箇所見え、分表示回
転板3が回転すると、当該3箇所の明るいシマが
秒針と同じ速さで恰も回転しているように認識さ
れることになる。
尚、実施例の場合は、各シマは回転板の回転中
心の方向に向いているが、考案者の実験による
と、回転中心の方向に対しシマ模様に角度をもた
せた場合は、うず巻が発散又は収縮するように見
えることが確認されている。
又、本考案は、上記実施例の態様に限られない
ことは勿論であり、偏光素子の形態を適宜選択す
ることにより、回転して見える明るいシマの数及
びその回転の状態に変化をもたせることができ
る。さらに、偏光素子の設け方も、板面に印刷形
成するもののほか、予め印刷してあるシートを貼
着するなど、任意の方途を採ることができる。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように構成されるの
で、別途に秒表示回転板その他の部品を設けなく
とも秒表示を行うことができ、特に秒針相当の車
を持たない時計にも秒表示ができることになる。
しかも本考案によれば、表示板その他の駆動系が
重量増にならないので、トルクが落ちるようなこ
ともない。その上、本考案によれば、ガラスの周
囲に放射状に多数の円筒レンズを並べて形成する
ことを要しないので、製作が簡易で且つ薄型化・
小型化の可能な透明時計の動作表示装置を得るこ
とができる等の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した透明時計の分解状態
斜視図、第2図及び第3図は偏光素子によるシマ
模様の干渉状態を示す図で、1は透明板の重ね合
せ状態図、2はこれを側方から見た図である。 1……前板、3……分表示回転板、5……時表
示回転板、7,9……偏光素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 透明板からなる前板、分表示回転板、及び時表
    示回転板を備えた透明時計において、前記分表示
    回転板の板面に、環状かつ等間隔で所定数のシマ
    模様からなる偏光素子を設けるとともに、前記偏
    光素子に対応する位置に環状に設けられ、かつ前
    記偏光素子とは異なる間隔及び数のシマ模様から
    なる偏光素子を、前記前板と時表示回転板のいず
    れか一方の板面に設けたことを特徴とする透明時
    計の動作表示装置。
JP1985110960U 1985-07-18 1985-07-18 Expired JPH0320798Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985110960U JPH0320798Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985110960U JPH0320798Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6218688U JPS6218688U (ja) 1987-02-04
JPH0320798Y2 true JPH0320798Y2 (ja) 1991-05-07

Family

ID=30990441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985110960U Expired JPH0320798Y2 (ja) 1985-07-18 1985-07-18

Country Status (1)

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JP (1) JPH0320798Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4115335Y1 (ja) * 1964-02-17 1966-07-18
JPS4958872A (ja) * 1972-10-02 1974-06-07

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6218688U (ja) 1987-02-04

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