JPH0321039B2 - - Google Patents
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- JPH0321039B2 JPH0321039B2 JP57045715A JP4571582A JPH0321039B2 JP H0321039 B2 JPH0321039 B2 JP H0321039B2 JP 57045715 A JP57045715 A JP 57045715A JP 4571582 A JP4571582 A JP 4571582A JP H0321039 B2 JPH0321039 B2 JP H0321039B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- group
- isoleucyl
- general formula
- represents hydrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
本発明はアルカリフオスフアターゼ(牛の肝臓
由来)を阻害する活性をもち制癌剤として有用で
ある新規な生理活性ペプチドに関し、またその製
造法並びにそれを有効成分とする制癌剤に関す
る。 詳しく言えば、本発明は、一般式 (式中、Rは水素又は低級アルキル基,特にメ
チル基を示す)で表わされる新規なペプチド、製
薬学的に許容しうるその塩および水和物(以下、
単に本発明化合物と言うこともある)に関し、ま
たそれらの製造方法、およびそれらを含有する制
癌剤に関する。 本発明者らは式(1)の化合物を新たに合成す
ることに成功し、本発明化合物が牛の肝臓中に存
在するアルカリフオスフアターゼを強く阻害する
生理活性、および制癌作用を有することを見出し
た。 アルカリフオスフアターゼは主として細胞膜に
存在し、また小胞体、リゾゾーム、ミトコンドリ
ア外膜、ゴルジ体、核膜などに見出される。アル
カリフオスフアターゼ本来の生理的意義について
は、いまだ確立されていない。 しかし本酵素に膜結合のものが多いことや、そ
の局在性から膜機能に何らかの役割(たとえば合
成,分解,輸送など)を果たしているものと推測
される(菰田二一,坂田良克:蛋白質,核酸,酵
素24,131〜144(1979))。 アルカリフオスフアターゼ阻害物質は細胞膜に
存在する酵素あるいは結合蛋白などに結合したの
ち、免疫を含む細胞機能に影響を与える可能性の
あることが示唆される。 本発明化合物の抗アルカリフオスフアターゼ活
性は次の方法で測定される。すなわちパラニトロ
フエニルリン酸二ナトリウム塩(第一化学社製)
を基質とし、牛の肝臓より得たアルカリフオスフ
アターゼ(シグマ社製,米国)により加水分解さ
れて遊離するパラニトロフエノールを比色法によ
り定量する方法である。パラニトロフエニルリン
酸二ナトリウム塩を水に溶解し、0.1M溶液とす
る。この基質溶液0.04mlに0.3M2−アミノ−2−
メチル−1,3−プロパンジオール緩衝液(PH
9.0)0.32ml,0.2M塩化マグネシウム0.02ml,お
よび蒸留水,あるいは検体を含む水溶液0.1mlを
加え、3分間37℃で加温したのち、アルカリフオ
スフアターゼ30μgを1mlの蒸留水に溶かした溶
液0.02mlを加えて37℃,20分反応し、0.15N苛性
ソーダ1.5mlを加えて反応を止め、毎分3000回転,
5分間遠心することにより得た上清液の420nmに
おける吸光度(a)を測定した。同時に上記検体
を含まない、蒸留水のみを加えた対照の吸光度
(b)を測定し、阻害率を(b−a)/b×100に
より計算した。この方法で本発明化合物であるイ
ソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリン
メチルエステルは5.6×10-6M、イソロイシル−
イソロイシル−フオスフオセリンは6.3×10-6M
で50%阻害濃度(IC50)を示した。 現在、アルカリフオスフアターゼの阻害物質と
して、フオルヘニシン、レバミゾールなどが知ら
れているが、これらの化合物はいずれも免疫賦活
作用を有する。 本発明化合物は細胞毒性はないにもかかわら
ず、動物実験にて制癌作用を示し、またアルカリ
フオスフアターゼの阻害活性を持つことから、制
癌作用には免疫の関与が考えられ、医薬の領域に
おいて制癌剤として有用な化合物である。 本発明はさらに、次の一般式 (式中、R1は保護された又はされていないア
ミノ基,R2は保護された又はされてないカルボ
キシル基を示す)で表わされるペプチドをリン酸
又はこれの反応性誘導体と反応させて次の一般式 (式中、R1及びR2は前記と同じ意味をもち、
R3は水素又はリン酸基の保護基を示す)で表わ
されるリン酸エステルを生成し、さらに生成され
た式(3)のリン酸エステルが保護基を含む場合
に式(3)のエステルから保護基を除去すること
を特徴とする次の一般式 (式中、Rは水素又は低級アルキル基を示す。)
で表わされるペプチドの製造法にも関する。 本発明化合物の製造法について以下に説明す
る。 式(2)の原料化合物のセリン側鎖が無保護で
ある場合のN−保護トリペプチドは通常のペプチ
ド合成法により例えばN−保護イソロイシルイソ
ロイシン及びカルボキシル基保護セリンから容易
に製造することができる。 この場合、用いられる好ましいα−アミノ保護
基はt−ブトキシカルボニル(Boc)基の如きア
ルコキシカルボニル基およびベンジルオキシカル
ボニル(Z)基の如きアラルキルオキシカルボニ
ル基などであるが、通常慣用のアミノ保護基はす
べて使用でき、例えば2価のフタロイル基も使用
できる。 原料化合物(2)のC末端残基セリン部分のカルボ
キシル基の保護には、公知のカルボキシル保護基
がすべて使い得るが、通常はエステルとして保護
されている。好ましいカルボキシル保護基は、メ
チル,エチル,t−ブチルなどのアルキル基およ
びベンジルの如きアラルキル基などである。原料
化合物(2)にリン酸基を導入するには、リン酸も使
用できるが反応性、精製および脱保護の容易さな
どの点で、フオスフオリル・フロリドの如きリン
酸と均等的に作用する反応誘導体を使用できる。
それらの保護体、例えばジベンジルフオスフオリ
ル・クロリドによりリン酸エステル(3)の形成を行
なうのが好ましい。しかし、公知のリン酸エステ
ル生成方法はすべて用いることができる。 リン酸基を導入した生成物は、次式 (式中、R1は保護されても良いアミノ基、R2
は保護されても良いカルボキシル基、R3はリン
酸基の保護基例えばベンジル基を示す)で表わさ
れる。この保護ペプチド(3)からの脱保護は、用い
た保護基の種類に応じてトリフルオロ酢酸による
加水分解、常圧水素による接触還元、アルカリけ
ん化などを必要に応じて組み合わせることによ
り、容易に行なうことができる。斯くして得られ
る本発明化合物は、ペプチドを分離するのに通常
行なわれている慣用手段、好ましくはダウエツク
ス50によるカラムクロマトグラフイーにより容易
に単離精製される。 一般式(1)の本発明化合物はRが水素である
場合にイソロイシル−イソロイシル−フオスフオ
セリンと命名され得る両性物質であるため医薬的
に許容され得る酸ならびに塩基と容易に塩を形成
させることができ、斯かる塩およびその水和物
も、さらにエステル類も本発明化合物に包含され
る。適当な塩の例としては、ナトリウム,カリウ
ム,マグネシウム,カルシウムなどの薬学的に無
毒な無機カチオンとの塩あるいはグアニジンなど
の有機アミンとの塩、または塩酸,硫酸などの鉱
酸,トリフロロ酢酸などの有機酸との酸付加塩が
ある。 次に、本発明化合物の抗腫瘍作用について述べ
る。 IMCカルシノーマ(carcinoma)細胞2×106
個をCDF1マウスの鼠蹊部に移植し、移植24時間
後より、毎日、10日間にわたり1日1回ずつ計10
回滅菌生理食塩水に溶解させたイソロイシル−イ
ソロイシル−フオスフオセリンを腹腔内投与し
た。移植後21日目に腫瘍結節を摘出し、次式によ
り増殖抑制率(I.R.%)を算出した。 (1−T/C)×100=I.R.(%) T:投与群平均腫瘍重量 C:対照群平
均腫瘍重量 結果は表1に示す。
由来)を阻害する活性をもち制癌剤として有用で
ある新規な生理活性ペプチドに関し、またその製
造法並びにそれを有効成分とする制癌剤に関す
る。 詳しく言えば、本発明は、一般式 (式中、Rは水素又は低級アルキル基,特にメ
チル基を示す)で表わされる新規なペプチド、製
薬学的に許容しうるその塩および水和物(以下、
単に本発明化合物と言うこともある)に関し、ま
たそれらの製造方法、およびそれらを含有する制
癌剤に関する。 本発明者らは式(1)の化合物を新たに合成す
ることに成功し、本発明化合物が牛の肝臓中に存
在するアルカリフオスフアターゼを強く阻害する
生理活性、および制癌作用を有することを見出し
た。 アルカリフオスフアターゼは主として細胞膜に
存在し、また小胞体、リゾゾーム、ミトコンドリ
ア外膜、ゴルジ体、核膜などに見出される。アル
カリフオスフアターゼ本来の生理的意義について
は、いまだ確立されていない。 しかし本酵素に膜結合のものが多いことや、そ
の局在性から膜機能に何らかの役割(たとえば合
成,分解,輸送など)を果たしているものと推測
される(菰田二一,坂田良克:蛋白質,核酸,酵
素24,131〜144(1979))。 アルカリフオスフアターゼ阻害物質は細胞膜に
存在する酵素あるいは結合蛋白などに結合したの
ち、免疫を含む細胞機能に影響を与える可能性の
あることが示唆される。 本発明化合物の抗アルカリフオスフアターゼ活
性は次の方法で測定される。すなわちパラニトロ
フエニルリン酸二ナトリウム塩(第一化学社製)
を基質とし、牛の肝臓より得たアルカリフオスフ
アターゼ(シグマ社製,米国)により加水分解さ
れて遊離するパラニトロフエノールを比色法によ
り定量する方法である。パラニトロフエニルリン
酸二ナトリウム塩を水に溶解し、0.1M溶液とす
る。この基質溶液0.04mlに0.3M2−アミノ−2−
メチル−1,3−プロパンジオール緩衝液(PH
9.0)0.32ml,0.2M塩化マグネシウム0.02ml,お
よび蒸留水,あるいは検体を含む水溶液0.1mlを
加え、3分間37℃で加温したのち、アルカリフオ
スフアターゼ30μgを1mlの蒸留水に溶かした溶
液0.02mlを加えて37℃,20分反応し、0.15N苛性
ソーダ1.5mlを加えて反応を止め、毎分3000回転,
5分間遠心することにより得た上清液の420nmに
おける吸光度(a)を測定した。同時に上記検体
を含まない、蒸留水のみを加えた対照の吸光度
(b)を測定し、阻害率を(b−a)/b×100に
より計算した。この方法で本発明化合物であるイ
ソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリン
メチルエステルは5.6×10-6M、イソロイシル−
イソロイシル−フオスフオセリンは6.3×10-6M
で50%阻害濃度(IC50)を示した。 現在、アルカリフオスフアターゼの阻害物質と
して、フオルヘニシン、レバミゾールなどが知ら
れているが、これらの化合物はいずれも免疫賦活
作用を有する。 本発明化合物は細胞毒性はないにもかかわら
ず、動物実験にて制癌作用を示し、またアルカリ
フオスフアターゼの阻害活性を持つことから、制
癌作用には免疫の関与が考えられ、医薬の領域に
おいて制癌剤として有用な化合物である。 本発明はさらに、次の一般式 (式中、R1は保護された又はされていないア
ミノ基,R2は保護された又はされてないカルボ
キシル基を示す)で表わされるペプチドをリン酸
又はこれの反応性誘導体と反応させて次の一般式 (式中、R1及びR2は前記と同じ意味をもち、
R3は水素又はリン酸基の保護基を示す)で表わ
されるリン酸エステルを生成し、さらに生成され
た式(3)のリン酸エステルが保護基を含む場合
に式(3)のエステルから保護基を除去すること
を特徴とする次の一般式 (式中、Rは水素又は低級アルキル基を示す。)
で表わされるペプチドの製造法にも関する。 本発明化合物の製造法について以下に説明す
る。 式(2)の原料化合物のセリン側鎖が無保護で
ある場合のN−保護トリペプチドは通常のペプチ
ド合成法により例えばN−保護イソロイシルイソ
ロイシン及びカルボキシル基保護セリンから容易
に製造することができる。 この場合、用いられる好ましいα−アミノ保護
基はt−ブトキシカルボニル(Boc)基の如きア
ルコキシカルボニル基およびベンジルオキシカル
ボニル(Z)基の如きアラルキルオキシカルボニ
ル基などであるが、通常慣用のアミノ保護基はす
べて使用でき、例えば2価のフタロイル基も使用
できる。 原料化合物(2)のC末端残基セリン部分のカルボ
キシル基の保護には、公知のカルボキシル保護基
がすべて使い得るが、通常はエステルとして保護
されている。好ましいカルボキシル保護基は、メ
チル,エチル,t−ブチルなどのアルキル基およ
びベンジルの如きアラルキル基などである。原料
化合物(2)にリン酸基を導入するには、リン酸も使
用できるが反応性、精製および脱保護の容易さな
どの点で、フオスフオリル・フロリドの如きリン
酸と均等的に作用する反応誘導体を使用できる。
それらの保護体、例えばジベンジルフオスフオリ
ル・クロリドによりリン酸エステル(3)の形成を行
なうのが好ましい。しかし、公知のリン酸エステ
ル生成方法はすべて用いることができる。 リン酸基を導入した生成物は、次式 (式中、R1は保護されても良いアミノ基、R2
は保護されても良いカルボキシル基、R3はリン
酸基の保護基例えばベンジル基を示す)で表わさ
れる。この保護ペプチド(3)からの脱保護は、用い
た保護基の種類に応じてトリフルオロ酢酸による
加水分解、常圧水素による接触還元、アルカリけ
ん化などを必要に応じて組み合わせることによ
り、容易に行なうことができる。斯くして得られ
る本発明化合物は、ペプチドを分離するのに通常
行なわれている慣用手段、好ましくはダウエツク
ス50によるカラムクロマトグラフイーにより容易
に単離精製される。 一般式(1)の本発明化合物はRが水素である
場合にイソロイシル−イソロイシル−フオスフオ
セリンと命名され得る両性物質であるため医薬的
に許容され得る酸ならびに塩基と容易に塩を形成
させることができ、斯かる塩およびその水和物
も、さらにエステル類も本発明化合物に包含され
る。適当な塩の例としては、ナトリウム,カリウ
ム,マグネシウム,カルシウムなどの薬学的に無
毒な無機カチオンとの塩あるいはグアニジンなど
の有機アミンとの塩、または塩酸,硫酸などの鉱
酸,トリフロロ酢酸などの有機酸との酸付加塩が
ある。 次に、本発明化合物の抗腫瘍作用について述べ
る。 IMCカルシノーマ(carcinoma)細胞2×106
個をCDF1マウスの鼠蹊部に移植し、移植24時間
後より、毎日、10日間にわたり1日1回ずつ計10
回滅菌生理食塩水に溶解させたイソロイシル−イ
ソロイシル−フオスフオセリンを腹腔内投与し
た。移植後21日目に腫瘍結節を摘出し、次式によ
り増殖抑制率(I.R.%)を算出した。 (1−T/C)×100=I.R.(%) T:投与群平均腫瘍重量 C:対照群平
均腫瘍重量 結果は表1に示す。
【表】
表1から明らかなように、本物質は、0.1mg/
Kg以上の投与量において増殖抑制率が見られ、特
に0.1〜1mg/Kgの投与量が最適である。本発明
化合物を制癌剤として使用する場合には、慣用の
製薬技術により薬学的に許容し得る液体又は固体
の担体と混合して製剤できる。 従つて、第3の本発明によると、一般式(I)
の生理活性ペプチド又はこれの塩又は水和物を有
効成分として含有する制癌剤が提供される。 また、本発明化合物の急性毒性を調べるため
に、下記の動物、すなわちddB系マウス(雄、体
重20〜25g)に対してイソロイシル−イソロイシ
ル−フオスフオセリンを静脈注射、腹腔内注射又
は経口投与してそれのLD50値を測定した。その
結果を次表に示す。
Kg以上の投与量において増殖抑制率が見られ、特
に0.1〜1mg/Kgの投与量が最適である。本発明
化合物を制癌剤として使用する場合には、慣用の
製薬技術により薬学的に許容し得る液体又は固体
の担体と混合して製剤できる。 従つて、第3の本発明によると、一般式(I)
の生理活性ペプチド又はこれの塩又は水和物を有
効成分として含有する制癌剤が提供される。 また、本発明化合物の急性毒性を調べるため
に、下記の動物、すなわちddB系マウス(雄、体
重20〜25g)に対してイソロイシル−イソロイシ
ル−フオスフオセリンを静脈注射、腹腔内注射又
は経口投与してそれのLD50値を測定した。その
結果を次表に示す。
【表】
本発明の化合物(1)を主成分とする制癌剤は、そ
の薬理上許容し得る塩、またはその化合物の水和
物、または水和物の塩のいずれを含有するもので
あつてもよい。 投与形態は経口、注射、直腸坐剤のいずれでも
よく、注射剤を調製する場合は、上記主薬にPH調
整剤、緩衝剤、安定化剤、賦形剤などを添加して
もよく、さらに常法により凍結乾燥を行い、凍結
乾燥注射剤を作ることができ、また主薬にPH調整
剤、緩衝剤、安定化剤、等張剤、局麻剤等を添加
し、常法により皮下、筋肉内、静脈内用注射剤を
作ることもできる。 経口用固型製剤を調製する場合は、主薬に賦形
剤、さらに必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢
剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤などを加えたのち、
常法により錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプ
セル剤等を作ることができる。 経口液状製剤を調製する場合には、主薬に矯味
剤、緩衝剤、安定化剤、矯臭剤等を加えて、常法
によりシロツプ剤、およびドライシロツプ剤を作
ることができる。 直腸坐薬製剤を調製する場合には主薬に賦形
剤、さらに必要に応じて界面活性剤を加えたの
ち、常法により坐薬とすることができる。 本発明化合物の投与量は症状により異なるが、
通常、成人に対する1回投与量は一般式(1)で
表される化合物として0.02mg〜200mgで、1日1
回、あるいは症状により1日1回以上投与するの
がよい。 以下に本発明化合物の製造例を実施例として掲
げるが、これに限定されるものではない。なお、
アミノ酸に関して略号を使用した場合、IUPAC,
IUBの規定、あるいは当該分野における慣用記号
に従つた。 実施例 1 イソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリ
ン・メチルエステルの製造 N−t−ブトキシカルボニルイソロイシル−イ
ソロイシン(Boc−Ile−Ile−OH)4.28gをアセ
トニトリル100mlに溶解して、セリン・メチルエ
ステル塩酸塩1.94gを加えた。氷冷下にて撹拌し
ながらトリエチルアミン1.72mlを加え、続いて1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール2.50gとN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド3.04gをこ
の順序で加えた。氷冷下1時間、室温で一晩撹拌
し、減圧乾固したのち、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイー(展開溶媒:クロロホルム:メタノ
ール=20:1)で精製しN−t−ブトキシカルボ
ニルイソロイシル−イソロイシルセリン・メチル
エステル(Boc−Ile−Ile−Ser−OMe)3.0gを
得た。 ジベンジルフオスフアイト3.34gを乾燥ベンゼ
ン15mlに溶解して室温下撹拌しつつN−クロルコ
ハク酸イミド1.6gを温度が35℃以上にならない
ように注意しながら加えた。さらに室温で1時間
撹拌した後、グラスフイルターで沈澱をろ別し、
生成したジベンジルフオスフオリル・クロリドを
含むろ液を減圧下に濃縮したのち、前記の如く調
製したBoc−Ile−Ile−Ser−OMe2.7gの7mlピ
リジン溶液に氷冷下、撹拌しつつ添加した。氷冷
下16時間、撹拌した後、氷水100mlに反応液を注
ぎ、酢酸エチル200mlで2回抽出し、水洗後、酢
酸エチル層を芒硝で乾燥した後、減圧乾固してシ
リカゲルカラムクロマトグラフイー(展開溶媒:
クロロホルム:メタノール=40:1)で精製し
て、N−t−ブトキシカルボニル−イソロイシル
−イソロイシル−ジベンジルフオスフオセリン・
メチルエステルを2.26g得た。N−t−ブトキシ
カルボニル−イソロイシル−イソロイシル−ジベ
ンジルフオスフオセリン・メチルエステル500mg
を氷冷下にてトリフルオロ酢酸3.0mlに溶解して
30分反応した(Boc基の除去)のち減圧乾固し、
デシケータ中減圧乾燥した。 得られた残渣をエタノール15mlに溶解して、水
1mlを加え、10%パラジウム−炭素200mgを加え、
常圧にて水素を3時間導入して還元(ベンジル基
の除去)した。その後、反応液をろ過して、粘稠
固体382mgを得た。この残渣を水400mlに溶解し
て、不溶物をろ別した後、ダウエツクス50(H+)
カラムに吸着させ、水洗後、0.2Mアンモニアに
て溶出した。 ライドン−スミス反応陽性の分画を集め、減圧
濃縮乾固して、イソロイシル−イソロイシル−フ
オスフオセリン・メチルエステル192mgを得た。 本物質のアルカリフオスフアターゼに対する
IC50値は、5.6×10-6Mであつた。 実施例 2 イソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリ
ンの製造 イソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリ
ン・メチルエステル192mgを1NNaOH10mlに溶解
して室温にて1時間放置し加水分解を行つた。反
応液を水300mlに溶解してダウエツクス50(H+)
に吸着させ、水にて溶出した。ライドン−スミス
反応陽性の分画を集め、減圧下に濃縮乾固して、
イソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリン
142.5mgを得た。 元素分析値(%) 測定値: C,43.64 H,7.49 N,
10.12 計算値(C15H30N3O8Pとして):C,43.75 H,
7.29 N,10.21 本物質のアルカリフオスフアターゼに対する
IC50値は6.3×10-6Mであつた。
の薬理上許容し得る塩、またはその化合物の水和
物、または水和物の塩のいずれを含有するもので
あつてもよい。 投与形態は経口、注射、直腸坐剤のいずれでも
よく、注射剤を調製する場合は、上記主薬にPH調
整剤、緩衝剤、安定化剤、賦形剤などを添加して
もよく、さらに常法により凍結乾燥を行い、凍結
乾燥注射剤を作ることができ、また主薬にPH調整
剤、緩衝剤、安定化剤、等張剤、局麻剤等を添加
し、常法により皮下、筋肉内、静脈内用注射剤を
作ることもできる。 経口用固型製剤を調製する場合は、主薬に賦形
剤、さらに必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢
剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤などを加えたのち、
常法により錠剤、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプ
セル剤等を作ることができる。 経口液状製剤を調製する場合には、主薬に矯味
剤、緩衝剤、安定化剤、矯臭剤等を加えて、常法
によりシロツプ剤、およびドライシロツプ剤を作
ることができる。 直腸坐薬製剤を調製する場合には主薬に賦形
剤、さらに必要に応じて界面活性剤を加えたの
ち、常法により坐薬とすることができる。 本発明化合物の投与量は症状により異なるが、
通常、成人に対する1回投与量は一般式(1)で
表される化合物として0.02mg〜200mgで、1日1
回、あるいは症状により1日1回以上投与するの
がよい。 以下に本発明化合物の製造例を実施例として掲
げるが、これに限定されるものではない。なお、
アミノ酸に関して略号を使用した場合、IUPAC,
IUBの規定、あるいは当該分野における慣用記号
に従つた。 実施例 1 イソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリ
ン・メチルエステルの製造 N−t−ブトキシカルボニルイソロイシル−イ
ソロイシン(Boc−Ile−Ile−OH)4.28gをアセ
トニトリル100mlに溶解して、セリン・メチルエ
ステル塩酸塩1.94gを加えた。氷冷下にて撹拌し
ながらトリエチルアミン1.72mlを加え、続いて1
−ヒドロキシベンゾトリアゾール2.50gとN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド3.04gをこ
の順序で加えた。氷冷下1時間、室温で一晩撹拌
し、減圧乾固したのち、シリカゲルカラムクロマ
トグラフイー(展開溶媒:クロロホルム:メタノ
ール=20:1)で精製しN−t−ブトキシカルボ
ニルイソロイシル−イソロイシルセリン・メチル
エステル(Boc−Ile−Ile−Ser−OMe)3.0gを
得た。 ジベンジルフオスフアイト3.34gを乾燥ベンゼ
ン15mlに溶解して室温下撹拌しつつN−クロルコ
ハク酸イミド1.6gを温度が35℃以上にならない
ように注意しながら加えた。さらに室温で1時間
撹拌した後、グラスフイルターで沈澱をろ別し、
生成したジベンジルフオスフオリル・クロリドを
含むろ液を減圧下に濃縮したのち、前記の如く調
製したBoc−Ile−Ile−Ser−OMe2.7gの7mlピ
リジン溶液に氷冷下、撹拌しつつ添加した。氷冷
下16時間、撹拌した後、氷水100mlに反応液を注
ぎ、酢酸エチル200mlで2回抽出し、水洗後、酢
酸エチル層を芒硝で乾燥した後、減圧乾固してシ
リカゲルカラムクロマトグラフイー(展開溶媒:
クロロホルム:メタノール=40:1)で精製し
て、N−t−ブトキシカルボニル−イソロイシル
−イソロイシル−ジベンジルフオスフオセリン・
メチルエステルを2.26g得た。N−t−ブトキシ
カルボニル−イソロイシル−イソロイシル−ジベ
ンジルフオスフオセリン・メチルエステル500mg
を氷冷下にてトリフルオロ酢酸3.0mlに溶解して
30分反応した(Boc基の除去)のち減圧乾固し、
デシケータ中減圧乾燥した。 得られた残渣をエタノール15mlに溶解して、水
1mlを加え、10%パラジウム−炭素200mgを加え、
常圧にて水素を3時間導入して還元(ベンジル基
の除去)した。その後、反応液をろ過して、粘稠
固体382mgを得た。この残渣を水400mlに溶解し
て、不溶物をろ別した後、ダウエツクス50(H+)
カラムに吸着させ、水洗後、0.2Mアンモニアに
て溶出した。 ライドン−スミス反応陽性の分画を集め、減圧
濃縮乾固して、イソロイシル−イソロイシル−フ
オスフオセリン・メチルエステル192mgを得た。 本物質のアルカリフオスフアターゼに対する
IC50値は、5.6×10-6Mであつた。 実施例 2 イソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリ
ンの製造 イソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリ
ン・メチルエステル192mgを1NNaOH10mlに溶解
して室温にて1時間放置し加水分解を行つた。反
応液を水300mlに溶解してダウエツクス50(H+)
に吸着させ、水にて溶出した。ライドン−スミス
反応陽性の分画を集め、減圧下に濃縮乾固して、
イソロイシル−イソロイシル−フオスフオセリン
142.5mgを得た。 元素分析値(%) 測定値: C,43.64 H,7.49 N,
10.12 計算値(C15H30N3O8Pとして):C,43.75 H,
7.29 N,10.21 本物質のアルカリフオスフアターゼに対する
IC50値は6.3×10-6Mであつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の一般式 (式中、Rは水素又は低級アルキル基を示す。)
で表わされる生理活性ペプチド、製薬学的に許容
しうるその塩およびそれらの水和物。 2 次の一般式 (式中、R1は保護された又はされていないア
ミノ基、R2は保護された又はされてないカルボ
キシル基を示す)で表わされるペプチドをリン酸
又はこれの反応性誘導体と反応させて次の一般式 (式中、R1及びR2は前記と同じ意味をもち、
R3は水素又はリン酸基の保護基を示す)で表わ
されるリン酸エステルを生成し、さらに、生成さ
れた式(3)のリン酸エステルが保護基を含む場
合に式(3)のエステルから保護基を除去するこ
とを特徴とする次の一般式 (式中、Rは水素又は低級アルキル基を示す)
で表わされるペプチドの製造法。 3 次の一般式 (式中、Rは水素又は低級アルキル基を示す)
で表わされるペプチド又はこれの塩又は水和物を
有効成分として含有することを特徴とする制癌
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57045715A JPS58164562A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 新生理活性ペプチド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57045715A JPS58164562A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 新生理活性ペプチド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58164562A JPS58164562A (ja) | 1983-09-29 |
| JPH0321039B2 true JPH0321039B2 (ja) | 1991-03-20 |
Family
ID=12727042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57045715A Granted JPS58164562A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 新生理活性ペプチド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58164562A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08231420A (ja) * | 1995-02-28 | 1996-09-10 | Nippon Kayaku Co Ltd | 蛋白質脱リン酸化酵素阻害剤 |
| JP4938700B2 (ja) * | 2008-02-15 | 2012-05-23 | 株式会社石黒製作所 | 設置面段差吸収型の家具装着脚 |
-
1982
- 1982-03-24 JP JP57045715A patent/JPS58164562A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58164562A (ja) | 1983-09-29 |
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