JPH03210468A - 厚膜磁性半導体及びその製造方法 - Google Patents

厚膜磁性半導体及びその製造方法

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JPH03210468A
JPH03210468A JP2004444A JP444490A JPH03210468A JP H03210468 A JPH03210468 A JP H03210468A JP 2004444 A JP2004444 A JP 2004444A JP 444490 A JP444490 A JP 444490A JP H03210468 A JPH03210468 A JP H03210468A
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純一 志田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は厚膜磁性半導体(Thlek Film Ma
gnetIc 5eslcondactor 、以下、
TFMSと呼ぶ)及びその製造方法に関し、詳しくは感
湿センサー、感ガスセンサー、あるいはサーミスタ特性
、バリスタ特性等の多くの機能を有する素子に関する。
[従来の技術〕 本発明者らは、これまで軟磁性感温フェライトに関し研
究してきた。この感温フェライトは、その感温フェライ
ト材固有のキューリー温度を境界に、高温では常磁性、
低温では、強磁性を呈することを利用することで、感温
センサーや感温スイッチなどへの利用がなされている。
これは、この感温フェライトの利用はあくまでも電気的
には、インダクタンス分の機能の利用であった。
本発明者らは、これらの感温フェライトを更に研究した
ところ、本発明者らが、例えば、“第11回日本応用磁
気学会学術講演概要集、第373頁1987年11月、
論文No、4aE−1”及び“電子通信学会論文誌 C
−II、  vo17e −c  II 、N o 、
3 +第204〜209頁、1983年3月”等におい
て、既に発表しているように、感温フェライトの磁気的
変化の他に、電圧−電流特性では非線形電気伝導現象を
示し、半導体としての機能を見出した。
具体的には、ガス、湿度の検知(センサー)機能や、サ
ーミスタ特性を有していることを明らかにした。ただし
、これらの発表では、従来から通信機器などに用いられ
るフェライトと同様に、粉末冶金法で作製された感温フ
ェライトについて検討したものであった。
ところで、近年電子機器では、小形化や高性能化がさら
に要求されている。
そこで、本発明の技術的課題は、小型化、高信頼性、あ
るいは低コスト化に結びつく厚膜素子の提供を可能とし
、しかも、1つの素子でも、素子の抵抗が温度やガス濃
度に反応し、また電圧−電流依存によるサーミスタ特性
やバリスタ特性を併せもつ素子を提供することにある。
[3題を解決するための手段] 本発明によれば、絶縁基板上に軟磁性酸化物と抵抗ペー
ストとの混合物を厚膜で形成したことを特徴とする厚膜
磁性半導体が得られる。
本発明によれば、前記厚膜磁性半導体において、前記軟
磁性酸化物をM n −Cu −Z n系フェライトと
し、抵抗ペーストをルテニウム化合物で構成したことを
特徴とする厚膜磁性半導体が得られる。
本発明によれば、前記厚膜磁性半導体において、前記半
導体における抵抗値の変化が、感温度性、惑ガス性、及
び電圧依存性を有していることを特徴とする厚膜磁性半
導体が得られる。
本発明によれば、アルミナ等の絶縁基板上に、軟磁性酸
化物磁性材料の粉末と、抵抗ペーストの混合物を、印刷
法等により塗膜形成し、乾燥及び焼成の工程を経ること
を特徴とする厚膜磁性半導体の製造方法が得られる。
本発明によれば、前記厚膜磁性半導体の製造方法におい
て、前記絶縁基板上に予め形成された電極パターン上に
塗膜形成することを特徴とする厚膜磁性半導体の製造方
法が得られる。
本発明によれば、前記厚膜磁性半導体の製造方法におい
て、前記絶縁基板上に厚膜磁性半導体を形成した後に、
厚膜の上層に電極パターンを形成することを特徴とする
厚膜磁性半導体の製造方法が得られる。
即ち、最近、厚膜法により、フェライト泥漿(スラリー
)を成膜し、内部電極を形成するチップインダクタなど
も提案されているが、これはあくまでもフェライトの磁
性を利用している。
しかし、本発明は、磁性というよりは、電気特性の半導
体という機能に着目した厚膜素子(TFMS)を提供す
るものである。
[実施例〕 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図、及び第2図は本発明の厚膜半導体の具体的構成
を示す図で、第1図は平面図、第2図は断面図である。
アルミナ(A120.)、ジルコニア(ZrO□)、チ
タニア(TiO2)等の絶縁基板1の上に導電性のリー
ド引き出し電極3を形成し、さらにスクリーン印刷法等
で厚膜磁性半導体パターン2を形成するか(第2図(a
))、あるいは基板1に厚膜磁性半導体2を塗膜したの
ちに、パターンを形成したリード電極3を堆積した構造
(第2図(b))でも形成することが可能である。
また、第1図(a)、(b)、(C)、(d)の厚膜磁
性半導体の電極パターンは、例であって、本発明を同等
制限を加えるものではない。
これらは、使用目的やガスの湿度との依存性を検知する
精度により使い分けられ、サーミスタ特性やバリスタ特
性の変化率などにより選択される。
尚、第1図(a)、  (b)、  (c)、  (d
)には、厚膜磁性半導体のパターン2をS字形や櫛形な
どの形状としたが、導体パターンを第1図のように形成
し、厚膜磁性半導体膜を全面に塗膜形成したものも本発
明の範囲に含まれることは明白である。
また、導電電極は、メツキ法やスパッタ法などによって
形成しても良く、パターン形成は一般的なエツチング法
などで形成しても可能であることは、言うまでもない。
フェライト粉末と抵抗ペーストとを混合したもので、半
導体化するものであるが、軟磁性酸化物のフェライトは
化学式MO−Fe20s(但しMはMn、Cu、Co、
Zn、Mg等の2価遷移金属)で表される酸化物の磁性
材料である。
また、抵抗ペーストはルテニウム化合物M2RLJO7
−X(但しMはBi、Pb、Ba等)でBi、Pb、B
aはガラス化される物質である。
この様な構成とすることにより、微視的には、ガラスマ
トリックス中に磁性体粒子と導体粒子が複雑に連なり、
磁性体−抵抗ネットワークを構成するものと推測される
即ち、磁性体粒子と導電粒子あるいはその2次粒子であ
るグレインとが一つのグループを作り、このグレインの
グループは、また、ループを形成する。完全なオーミッ
クコンタクトを持つグレイングループまたは、低い接触
抵抗をもつグレインのグループ、あるいは又、かなり高
い接触抵抗を持つグレインのグループ等が互いにループ
を形成し、網目状の導電網を構成しているために、半導
体化したと言える。
更に、本発明の実施例をより具体的に説明する。
〈実施例1.〉 アルミナ基板を用い、Ag−Pd (銀パラジウム)を
主成分とする導電ペースト(昭栄化学工業(株)製D−
4344及び同社製溶剤シンナーT−131)を用い、
所要のパターン電極を印刷法により形成した。その際、
Ag−Pdを主成分とする導体ペーストを用い、銀は抵
抗が低く、半田ぬれ性がよいが、マイグレーションを生
じ易いため、Pdを添加して安定性を高める。また、無
機バインダとしてガラスボンドが用いられ、焼成時間が
極端に長く、温度が極端に高い場合、または焼成を多数
繰り返すとガラスが導体表面に移行してはんだのぬれ性
、および接着強度が悪くなるので注意が必要である。塗
布した電極ペーストを130℃で10分乾燥し、次いで
焼成を行う。
焼成は室温から一定の温度勾配で30分間で850℃ま
で昇温し、10分間この温度を保持し、その後20分か
けて室温まで序冷する。
次に、電極パターンを形成した上に厚膜磁性半動体TF
MSを塗膜する。磁性半導体は、Mn −Cu−Zn系
フェライトと抵抗ペーストの混合物で構成された。M 
n −Cu −Z n系フェライトは(株)トーキン製
、商品名サーモライトTC45材(組成はFe20s 
45.3モル%、Mn011.0%、Zn030.7モ
ル%、CuO13゜0モル%)で通常の粉末冶金法で得
たものを、物理的に粉砕して粉末(粉末粒子は約10ミ
クロン)を用いた。
抵抗ペーストは、エンゲルハート社製、小品名RELY
−OHMのR−4403のルテニウム化合物を用い(粒
度−200メツシユ)、溶剤はシンナーを用いた。上記
のフェライト粉末と抵抗ペーストとの比率を適当な値に
決めて混合ペースト状とし、スクリーン印刷や描画印刷
法などの塗膜形成法により厚膜磁性半導体層を堆積した
厚膜の作製法には、スクリーン印刷法とがあり、大量生
産には前者が適しており、複雑なパターンの作製には、
後者が採用される。
印刷後、磁性半導体ペーストを130℃で10分間乾燥
し、焼成工程に移る焼成工程は、昇温、定温保持、降温
の3つに分けられる。
昇温は室温から一定の温度勾配で25分間で850℃に
加熱する。この工程で、ペースト中の有機バインダは、
約350℃から分解を始め、500℃に達すると完全に
分解し、CH4,C2H6,H20蒸気またはCO2等
の完全気体になる。
昇温が早すぎると、膜中にボイドを生じる原因となる。
又、有機バインダが完全に燃焼するのに十分な時間と酸
素が供給されなければならない。
酸素が不足すると、有機バインダは不完全燃焼となり、
炉内は還元性雰囲気となり、抵抗値やTCRの変動等の
減少が生じる。
次の定温保持工程は、850℃の焼成温度を10分間保
ち、無機バインダの溶融、基板の反応により膜と基板が
接着される。600℃を越えるとガラスが軟化、流動し
始め、焼成温度に達すると磁性と金属粒子が再配列・焼
結、ガラスの結晶化などの現象により磁気・電気的な特
性が与えられる。この領域をファイアリングゾーンとよ
ぶ。
この工程は、抵抗値およびTCRなどの特性や再現性や
信頼性に大きく影響を与えるために、±3%以内に保つ
ことが必要である。
降温工程は、25分で室温まで冷却する工程を言う。前
の工程で、膜中に発生した歪みを取除くために、可能な
限り徐冷することか望ましく、約700℃〜300℃ま
での間を毎分50℃〜200℃で降温する。この領域を
、アニーリングゾーンと呼ぶ。降温速度が速いとパター
ンや基板のひび割れが起こることもある。なお、Pd含
有量の多いPd/Ag系導体の場合、極端に降温時間が
長いと、膜表面に酸化パラジウムが形成され、はんだぬ
れ性不良の原因となることがある。
以上、本発明の製造方法について、一実施例を用いて説
明したが、前述した様に、厚膜磁性半導体素子を得るた
めに、この実施例のみ限定されないことは、当然である
。なお、厚膜法では、種々のパターンを容易に、しかも
、小型軽量化を容易とする。また、従来の焼結体に較べ
、焼結温度が850℃とかなり低温で可能である。
次に、本発明を磁性半導体素子としての面から詳述する
〈実施例−2〉 実施例−1のように、各工程を経て、円筒状基板に印刷
塗膜を形成したTFMSのインダクタンスの温度特性を
第3図に示した。
但し、フェライト粉末と抵抗ペーストの成分比率は、重
量比で1;1である。第3図に示すように、フェライト
粉末の混入により、磁性が現れており、磁性体としての
特性が認められる。同図は巻数がLl−37ターンとL
2−145ターンの場合を示すが、いずれも温度の上昇
により減少し、著しい温度特性を有する。Llでは、0
〜50℃の温度変化に対し、インダクタンスは8.3〜
7.0μHへと減少する。
実施例−2に係る厚膜磁性半導体のインダクタンスは、
従来の焼結体の感温フェライトに較べてかなり小さいが
、その特性は類似しており、感温フェライトと同様に温
度センサとして利用できる。
第4図はインダクタンスの湿度特性を示す図である。こ
の例は、恒温槽にTFMSを設置して、温度を20℃に
保ち、1kHzの周波数で測定したものである。LX、
L2は50〜90%の湿度変化に対して、一定値を保持
し、湿度に全く依存しないことが分かる。
第5図は第3図及び第4図で用いたものと同じインダク
タンスのガス濃度特性である。測定対象としてアンモニ
アガスを用いたが、0〜2000ppmの濃度変化に対
して、Ll、L2は常に一定値を保持する。
以上より、TFMSのインダクタンス分は、温度には依
存するが、湿度やガス濃度に依存しない事が確かめられ
た。TFMSの透磁率は、水蒸気やガスなどの非磁性透
磁率に較べて極めて大きいため、これらの分子がTFM
Sに付着しても全体の透磁率に与える影響は無視できる
程小さい。
従って、TFMSは温度センサとして優れた特性を有し
ている事が伺われる。
〈実施例−3〉 実施例−2と電極パターンを異にするだけで、同じ条件
で試料を作製し実験を行った。
本発明に係るTFMSの抵抗における湿度、ガス濃度依
存性及び電圧−電流特性について検討した。
但し、1)温度特性、湿度特性、2)ガス濃度特性、及
び3)電圧−電流特性の測定方法は、次の示すようであ
る。
1)温度、湿度特性;試料を恒温槽に設置し、LCRメ
ータにてn1定。
2)ガス濃度特性;試料を一定の大きさの密封容Hに入
れ、アンモニア、エタノール、メタノール等の液体状の
ものは、この容器に適宜注ぎ、完全に蒸発させる。ガス
濃度は、ガス検知管を用いて&IJ定した。R及びCの
パラメータは、LCRメータにて測定。
3)1R圧電流特性;試料に電圧を印加し、その時の試
料の両端の電圧と電流を測定した。
尚、試料は膜厚を60μmとし、電極間距離を10mm
とした。
第6図はTFMSの抵抗の温度特性を示す図である。第
6図において、抵抗Rは20〜80℃の温度変化に対し
570〜530にΩへと減少する傾向が見られる。
第7図はTFMSの抵抗の湿度依存性を示す。
第7図の曲線(a)に示すように、抵抗は湿度の上昇に
より、減少する傾向を示し、顕著な湿度依存性を示す。
Rは50〜80%の湿度変化に対し560〜290にΩ
へと変化し、湿度1%当りの抵抗の変化量ΔRは7.7
にΩとなって、十分な検出量が得られる。
尚、第7図において、曲線(b)は感温フェライト焼結
体での湿度依存性を比較のために、まとめたものである
。第7図にように、焼結体では、湿度50%に対し、Δ
Rは1.25にΩであり、また、湿度50〜85%に対
し、その変化率は、厚膜では、560にΩ/290にΩ
−1,93倍に対し、焼結体では、225にΩ/ 17
7 kΩ−1,27倍とその変化率は小さい。
第8図は、抵抗のガス濃度依存性を示す図である。
第8図において、エタノール、アセトン、アンモニア等
3種類のガスに対し、Rは鋭敏な反応を示す。アンモニ
アの場合、0〜2000ppmのガス濃度増加に対し、
Rは570〜450にΩへと下降し、1100pp当た
りの変化量ΔRは6にΩであり、3者の中で最も大きい
変化量を示した。エタノール、アセトンは、アンモニア
とは逆に、上昇傾向を示し、変化量は少ないが、センサ
としては、十分使用できるものと思われる。
第9図は本発明のTFMSの電流−電圧特性を示す図で
ある。
第9図において、電圧が低い領域では、電流は僅かしか
流れないが、電圧が高くなると急増し、175vで略一
定値となって、非線形特性となる。
電圧の極性を反転させると、特性は対称になり、バリス
タに類似した特性を呈する。
バルク形フェライトの電流−電圧特性は、導電スイッチ
ング現象を示すが、TFMSには、このようなスイッチ
ング特性は見られず低電圧に近非線形特性となる。
以上のようなことから、本発明の厚膜磁性半導体(TF
MS)は感温センサー、感ガスセンサーとして有効であ
り、また、バリスタとしての機能も併せ持っていること
が明らかである。
TFMSは金属酸化物を含んだ低温焼結体であり、温度
センサとして適当な気孔と抵抗とを有しており、検知機
構には、水分の吸脱着が容易な物理吸着が利用される。
TFMSを雰囲気中に置くと気孔に水蒸気が入り、微結
晶に水分が吸着して電気抵抗が減少する。
また、TFMSは水蒸気だけでなく、様々な成分を含ん
だ空気中に露出して、使用するため、高温、高湿中に長
時間放置すると、水分吸着効果が低下する。ところが、
これらの表面の汚れは加熱処理すれば元の状態に戻り、
感温度性を復帰する。
また電子部品として、現在バリスタには、StCs Z
 n O系などのセラミックスが実用化されているが、
サージ吸収、電圧の安定化、温度補償に使用されており
、TFMSもこのような用途に応用できるものと考えら
れる。
〈実施例−4〉 実施例−1で用いたフェライト粉末と、ルテニウム化合
物の抵抗ペースト粉末(A)とルテニウム化合物の抵抗
ペースト(B)とを重量比で1〜3配合した膜の厚さ約
40μm1電極間距離10mmの厚膜磁性半導体を実施
例−1及び実施例−3と同様にして製造及び測定をした
各試料の常温、常湿状態でのインダクタンス及び抵抗の
測定結果を第1表に示す。
第 表 T : 20℃ 以 下 余 白 第10図は、各試料についての温度と抵抗値との関係を
示す図、第11図は湿度と抵抗値との変化を示した図、
第12図は同じ試料をアンモニアガスの濃度変化に対し
、抵抗値の測定結果を示したものである。
これらの試料につき、変化量として、まとめたのが第2
表である。
第    2   表 重量成分比XとTMS抵抗Rの温度・湿度・ガス濃度に
対する変化量 この表において、 ΔR1は第1図から温度が40〜60℃の範囲における
温度1℃当りの抵抗の変化、ffi[kΩ/℃] ;Δ
R2は第2図から湿度が60〜70%当たりの抵抗の変
化量[kΩ/%コ ;ΔR2は第3図からガス濃度が1
000〜2000ppmの範囲におけるガス濃度xoo
ppm当りの抵抗の変化量[kΩ/1100ppコであ
る。
本発明は、またハイブリッド化(あるいは集積回路化)
しているためにその利点も生かせる。
本発明の厚膜磁性体をセンサー等の電子素子として用い
るには、小型化、軽量化が図れるし、種々の電極パター
ンを容易に得ることが可能である。
従って、今E1、電子回路の集積度が向上しつつあるが
、本発明においてもIC回路への適合がスムーズに行え
るものである。
また、本発明者らが既に研究し、発表してきた従来の焼
結体(バルクと呼ぶ)フェライトでは、素子としての温
度と湿度に対して抵抗値が変化し、ガス濃度には応答し
ていなかフた。しかし、キャパシタンス(0分)は温度
、及び湿度そして、本発明の厚膜素子では、温度、湿度
、及びガス濃度に対して変化し、キャパシタンス分の変
化は、極めて小さいものであった。この結果、出力信号
を電気信号変換のインターフェイスでは、バルク型では
抵抗−容量の分離回路を必要としたが、厚膜素子ではそ
の分離回路は不必要といえる。
また、本発明の厚膜磁性体を磁気回路とともに用いる場
合は、バルク型は、巻線を必要とし、閉磁気回路が好ま
しいが、本発明は、巻線を必要とせず非接触の磁気ヘッ
ドの読みだしが可能で、閉磁気回路でも素子として構成
が可能である。
また、本発明の厚膜磁性半導体では、抵抗と温度、湿度
、ガス濃度との変化をまたブリッジ回路で電圧を変換し
、その出力を電圧−周波数インバータで高周波に変換し
、デジタル計測を可能とすること等は当然可能である。
C発明の効果】 以上、説明したように本発明の厚膜磁性素子によれば、
温度センサー、湿度センサー、ガスセンサーとして利用
でき、その他サージ吸収素子、定電圧補償素子、温度補
償素子等としても色々な角度から応用でき、産業上の利
用価値は極めて太きいといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、(C)、(d)、及び第2図(
a)、(b)は本発明の厚膜半導体の具体的構成例を示
す図で、第1図は平面図、第2図(a)、(b)は断面
図である。第3図は実施例−1のように、工程を経て、
円筒状基板に印刷塗膜を形成したTFMSのインダクタ
ンスの温度特性を示す図、ff14図はインダクタンス
の湿度特性を示す図、第5図は第3図及び第4図で用い
たものと同じインダクタンスのガス濃度特性を示す図、
第6図は抵抗の温度特性を示す図、第7図はTFMSの
抵抗の湿度依存性を示す図で、比較の為に従来の焼結体
の温度依存性も併せて示した。 第8図は、抵抗のガス濃度依存性を示す図、第9図はT
FMSの電流−電圧特性を示す図、第10図は、各試料
についての温度と抵抗値との関係を示す図、第11図は
湿度と抵抗値との変化を示した図、第12図は第10図
及び第11図は同じ試料をアンモニアガスの濃度変化に
対し、抵抗値の測定結果を示す図である。 図中、1は基板、2は厚膜磁性半導体パターン、3は電
極である。 第2図 第3図 インダクタンスLの温度依存性 第4図 インダクタ)スLの温度特性 Hに/、RH) 第5図 インダクタ)スLのガス5農度特社 飛6図 抵抗Rの湿度依存柱 第7図 抵抗Rの湿度依存柱 鴇8図 抵抗Rのがス濃屓特性 第9図 TFMSの電流−電圧キ徊生 第10図 范抗Rの湿/X@在 T (”C) 第11図 抵1汽尺の湿i特性 第12図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.絶縁基板上に軟磁性酸化物と抵抗ペーストとの混合
    物を厚膜で形成したことを特徴とする厚膜磁性半導体。
  2. 2.第1の請求項記載の厚膜磁性半導体において、前記
    軟磁性酸化物をMn−Cu−Zn系フェライトとし、抵
    抗ペーストをルテニウム化合物で構成したことを特徴と
    する厚膜磁性半導体。
  3. 3.第1又は第2の請求項記載の厚膜磁性半導体におい
    て、前記半導体における抵抗値の変化が、感湿度性、感
    ガス性、及び電圧依存性を有していることを特徴とする
    厚膜磁性半導体。
  4. 4.アルミナ等の絶縁基板上に、軟磁性酸化物磁性材料
    の粉末と、抵抗ペーストの混合物を、印刷法等により塗
    膜形成し、乾燥及び焼成の工程を経ることを特徴とする
    厚膜磁性半導体の製造方法。
  5. 5.第4の請求項記載の厚膜磁性半導体の製造方法にお
    いて、前記絶縁基板上に予め形成された電極パターン上
    に塗膜形成することを特徴とする厚膜磁性半導体の製造
    方法。
  6. 6.第4の請求項記載の厚膜磁性半導体の製造方法にお
    いて、前記絶縁基板上に厚膜磁性半導体を形成した後に
    、厚膜の上層に電極パターンを形成することを特徴とす
    る厚膜磁性半導体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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