JPH0321195B2 - - Google Patents
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- JPH0321195B2 JPH0321195B2 JP55087123A JP8712380A JPH0321195B2 JP H0321195 B2 JPH0321195 B2 JP H0321195B2 JP 55087123 A JP55087123 A JP 55087123A JP 8712380 A JP8712380 A JP 8712380A JP H0321195 B2 JPH0321195 B2 JP H0321195B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- futon
- filling
- fiber
- bulk
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Description
本発明は嵩特性、風合特性、保温性が羽毛布団
に酷似した布団に関する。 羽毛を中入綿として用いた羽毛布団は保温性が
良好、嵩が高い体に沿いやすく、風合が良い、回
復性が優れているなどの特徴を有するため、古来
より、洋の東西を問わず掛布団としてよく用いら
れている。 しかるに良質の羽毛は、水鳥(アヒル、ガチヨ
ウ、カモ、アホウドリ等)を殺す必要があるこ
と、現在では日本でもアホウドリの採取が禁止さ
れた為100%輸入に頼つていること、採毛、選別、
消毒、脱脂、ふとん詰めなどの工程が煩雑である
ことなどの理由により、羽毛布団は価格が高く、
一般消費者は容易に購入することができないのが
現状である。 一方、中わたの合成繊維に羽毛の特性を付与す
ることで羽毛ライクは布団を作成する試みは、従
来よりしばしばなされているが、未だ成功したも
のはない。例えば特公昭52−28426号公報、同52
−50308号公報に示されている中わたを用いた布
団はドレープ性は若干改良されるが、嵩、風合共
羽毛布団とは全く異なり、圧縮回復性の乏しいも
のしか得られない。 又、特公昭48−7955号公報、同51−39134号公
報に示される中わたを用いた布団は、羽毛布団の
特性をほとんど有しない特異な風合特性の布団と
なる。 本発明者らは、先に述べた羽毛布団の風合や嵩
特性が如何なる特性に基ずかについて種々検討し
た結果、特定の合成繊維を布団の中わたとして用
いて布団に特定の圧縮、回復特性を付与すること
で羽毛布団特性の風合、特性と酷似した布団を作
成し得ることを見い出し、本発明に至つた。 すなわち、本発明は詰め綿の45重量%以上が単
繊維デニールDが0.1〜3デニール、繊維間静摩
擦係数μsが0.14以下、巻縮数CN(コ/25mm)が4
〜14、巻縮率Ci(%)と巻縮数CNの比Ci/CNが
0.6〜1.8であり、横断面形状が複数個の突起を有
し、繊維横断面輪かく長l1(cm)(但し中空繊維の
場合の輪かく長は最外周長とする。)と繊維横断
面積S(cm2)との比l1/Sが5000/√以上であ
る異形あるいは異形中空であるポリエステル繊維
からなり、布団面積当りの詰め綿重量(W)が
0.08g/cm2以下である布団であり、本文中に規定
する布団の嵩特性H0.2、H0.2/H25及びδDが下記
(1)、(2)及び(3)式を満足することを特徴とする布団
である。 H0.2≧60W (1) H0.2/H25>3.5 (2) δD≦0.50 (3) ふとん面積当たりの詰め綿重量W(g/cm3)は、
小さいほど相対的に軽量なふとんとなる。ふとん
は軽量なほど好ましく、Wは0.08g/cm3以下、好
ましくは0.06g/cm3以下であることが必要であ
る。(1)式は掛布団の低荷重下での初期嵩として適
切な下限を示すものであり、H0.2が60W未満のも
のは羽毛布団特有の嵩高さを失い、貧弱なものと
なると共に空気層の減少により保温性も低下する
ので好ましくない。好ましくはH0.2が80W〜
200Wのものが羽毛布団に初期嵩、風合共酷似し
たものとなる。(2)式は羽毛布団特有の易変形特性
の中のドレープ性と関連した嵩変化特性としての
適正な下限を示すものであり、他方(3)式は易変形
特性の中の風合に関する適正な上限を示すもので
あり、H0.2/H25が3.5に満たないものは変形しに
くいためドレープ性に欠けるので好ましくなく、
δDが0.50g/cm3/cmを超えるものは羽毛布団独
特のソフトな風合に欠けるため好ましくない。羽
毛布団特有のしなやかなドレープ性と風合を付与
するにはH0.2/H25が3.5以上、δDが0.5g/cm3/
cm以下、好ましくはH0.2/H25が4以上、δDが
0.25g/cm3/cm以下の両特性を満たすものがよ
い。 又H25は4W以上であるものがよい。H25がこれ
より小さいものは極端に嵩高いため実用性に欠け
又実際の製造も困難である。 第1図には本発明布団の好ましいH0.2及びH25
の範囲をイで、従来公知の羽毛ライク布団のH0.2
及びH25の範囲をロで、又良質羽毛布団のH0.2及
びH25の値をハで、更に従来の立体巻縮ポリエス
テル繊維掛布団のH0.2及びH25の値をニでそれぞ
れ示した。 前記(1)、(2)、(3)式で示す本発明の布団特有の特
性を満たすためには、後記する、フアインデニー
ル特性を有し、静摩擦係数が低く、かつ、特定断
面形状と特定巻縮形態を有する新規なポリエステ
ル繊維を、布団の中入れ綿全重量に対して45%以
上用いることが必要である。 かくして、後記する特定断面形状と特定巻縮形
態を有する新規なポリエステル繊維を、布団の中
入れ綿全重量に対して45%以上用いると、必然的
に、前記(1)、(2)、(3)式で示す本発明の布団特有の
嵩特性が満たされる。 ここで該ポリエステル繊維の使用量が布団の中
入れ綿全重量に対して45重量%未満にあつては、
初期嵩、嵩回復特性が乏しくなり、本発明で目的
とする羽毛ライクな布団が達成できなくなるので
好ましくない。 本発明の布団の中入れ綿は該ポリエステル繊維
100%からなるものが最も価格的に有利であるが、
該ポリエステルのみでは吸湿性が劣るため、該ポ
リエステル繊維以外の綿、羊毛、羽毛と混合使用
することもできる。但し、該ポリエステル繊維の
特長を生かし、価格をも低く抑え、本発明の目的
とする布団を達成するためには、該ポリエステル
繊維の混率を45重量%以上とする必要がある。 本発明でいうポリエステル繊維は、良好な初期
嵩と、良好なドレープ性、風合及び良好な嵩回復
特性を付与する必要から、巻縮は立体巻縮で、か
つ巻縮数CNが4〜14(コ/25cm)、巻縮率Ci(%)
と巻縮数CNの比Ci/CNが0.6〜1.8であり、単繊
維デニールDが0.1〜3デニール、繊維間静摩擦
係数μsが0.14以下でかつ、横断面形状が複数個の
突起を有し、繊維横断面輪かく長l1(cm)(但し、
中空繊維の場合の輪かく長は最外周長とする。)
と繊維横断面積S(cm2)との比l1/Sが5000/√
D以上である異形あるいは異形中空であることが
必要である。 上記の特性を満足するポリエステル繊維は、例
えば本発明者らが先に提案した特願昭54−142346
号(特公昭63−23795号公報)に記載された基本
的な製造技術、殊に、“紡出糸条を紡糸口金直下
で冷却気流を吹き当てて繊維横断面方向に非対称
的に冷却することによつて繊維横断面方向に構造
異方性を付与し、次いで該糸条を引取装置に到達
するまでの間に設けた80℃以上の加熱帯域中を通
過させて温度勾配下との摩擦力によつて、3000
m/min以上の引取速度で引き取りつつ一挙に延
伸する”といつた基本製造技術に基づいて製造す
ることが出来る。 尚、上記方法において、紡糸口金としては、得
られる繊維の横断面がl1/S≧5000√を満足さ
せるような異形孔を有するものを用い、繊維の細
デニール化は紡糸孔のサイズ並び吐出量を調整
し、巻縮数の低減化は冷却周速の抑制等により、
本発明で言うポリエステル繊維は製造できる。 本発明の詰め綿は、通常ローラーカードで開繊
積層したものを詰めてもよいが、上記特性の中わ
たでは、空気流にして開繊しつつ吹き込む方法で
詰めるのが最も合理的であり、かつ空気流にて開
繊しつつ布団の中わたを詰めると繊維の整列方法
がランダムとなり、又カードで開繊絡合せしめて
層状に積層された中わたにくらべ絡合度も低くな
るので、羽毛布団に詰められた羽毛のごとくに中
わたが動きわすくなり、そのために初期嵩、ドレ
ープ性、風合及び嵩回復特性共羽毛布団に酷似し
たより優れた特性を有する布団となる。又空気流
にて開繊しつつ布団の中わたを詰める方法による
と、羽毛との混綿も容易となり、その場合、羽毛
の原料の価格が高騰している現状では羽毛比率を
55重量%以内の混綿はより好ましい。 本発明における評価メジヤーは次のとおりであ
る。 H0.2:布団サンプルを四つ折にして、四つ折りに
した布団面積と同一の面積で0.2g/cm2の重量
を有する平板(材料は自重でたわまないもの)
を布団サンプルと一致するごとくゆるやかに載
置し、1分後の四つ折した布団サンプルの高さ
(平板をのせたままの状態で測定、単位cm)に
0.25を乗じた値をH0.2(単位cm)として示す。 H25:布団サンプルを四つ折にして、四つ折りに
した布団面積と同一の面積で25g/cm2の重量を
有する平板(材質は自重でたわまないもの)を
布団サンプルと一致するごとくゆるやかに載置
し、1分後の四つ折した布団サンプルの高さ
(平板をのせたままの状態で測定、単位cm)に
0.25を乗じた値をH25(単位cm)として示す。 δD:第2図a及びbに示すような布団サンプル
の中心部付近4点を東洋ボールドウイン社製、
テンシロンUTM−I型試験機で圧縮試験(圧
縮板径150mmで50mm/minの速度で圧縮)を行
い、得られる圧縮長−応力パターン(チヤート
速度50cm/分フルスケール100g/cm2)より次
式で求める。(圧縮板の中心を測定点に一致さ
せる) δD=1/nΣ(0.2−0.1/h0.2−h0.1)(g/cm2/cm
) 式中、h0.1、h0.2は各々0.1g/cm3(17.67g)及
び0.2g/cm2(35.34g)応力での圧縮長の読み
(単位cm)示し、nは4である。 次に本発明の布団の具体例を羽毛布団及び従来
の羽毛ライク布団と比較して第1表に示す。な
お、布団の大きさは、長さ210cm、巾155cm側他に
詰め綿量は1.628Kg(布団面積当たりの詰め綿重
量W=0.05g/cm2)とし、測地は羽毛製品に用い
られる東洋紡績(株)製ダウンプルーフ 織物(タ
テ、ヨコ共40番手綿糸使い、繊密度は各120本/
インチ×110本/インチ、フランジシール法(JIS
L1004)による通気度1.0cm3/cm2・sec)を用いた。
に酷似した布団に関する。 羽毛を中入綿として用いた羽毛布団は保温性が
良好、嵩が高い体に沿いやすく、風合が良い、回
復性が優れているなどの特徴を有するため、古来
より、洋の東西を問わず掛布団としてよく用いら
れている。 しかるに良質の羽毛は、水鳥(アヒル、ガチヨ
ウ、カモ、アホウドリ等)を殺す必要があるこ
と、現在では日本でもアホウドリの採取が禁止さ
れた為100%輸入に頼つていること、採毛、選別、
消毒、脱脂、ふとん詰めなどの工程が煩雑である
ことなどの理由により、羽毛布団は価格が高く、
一般消費者は容易に購入することができないのが
現状である。 一方、中わたの合成繊維に羽毛の特性を付与す
ることで羽毛ライクは布団を作成する試みは、従
来よりしばしばなされているが、未だ成功したも
のはない。例えば特公昭52−28426号公報、同52
−50308号公報に示されている中わたを用いた布
団はドレープ性は若干改良されるが、嵩、風合共
羽毛布団とは全く異なり、圧縮回復性の乏しいも
のしか得られない。 又、特公昭48−7955号公報、同51−39134号公
報に示される中わたを用いた布団は、羽毛布団の
特性をほとんど有しない特異な風合特性の布団と
なる。 本発明者らは、先に述べた羽毛布団の風合や嵩
特性が如何なる特性に基ずかについて種々検討し
た結果、特定の合成繊維を布団の中わたとして用
いて布団に特定の圧縮、回復特性を付与すること
で羽毛布団特性の風合、特性と酷似した布団を作
成し得ることを見い出し、本発明に至つた。 すなわち、本発明は詰め綿の45重量%以上が単
繊維デニールDが0.1〜3デニール、繊維間静摩
擦係数μsが0.14以下、巻縮数CN(コ/25mm)が4
〜14、巻縮率Ci(%)と巻縮数CNの比Ci/CNが
0.6〜1.8であり、横断面形状が複数個の突起を有
し、繊維横断面輪かく長l1(cm)(但し中空繊維の
場合の輪かく長は最外周長とする。)と繊維横断
面積S(cm2)との比l1/Sが5000/√以上であ
る異形あるいは異形中空であるポリエステル繊維
からなり、布団面積当りの詰め綿重量(W)が
0.08g/cm2以下である布団であり、本文中に規定
する布団の嵩特性H0.2、H0.2/H25及びδDが下記
(1)、(2)及び(3)式を満足することを特徴とする布団
である。 H0.2≧60W (1) H0.2/H25>3.5 (2) δD≦0.50 (3) ふとん面積当たりの詰め綿重量W(g/cm3)は、
小さいほど相対的に軽量なふとんとなる。ふとん
は軽量なほど好ましく、Wは0.08g/cm3以下、好
ましくは0.06g/cm3以下であることが必要であ
る。(1)式は掛布団の低荷重下での初期嵩として適
切な下限を示すものであり、H0.2が60W未満のも
のは羽毛布団特有の嵩高さを失い、貧弱なものと
なると共に空気層の減少により保温性も低下する
ので好ましくない。好ましくはH0.2が80W〜
200Wのものが羽毛布団に初期嵩、風合共酷似し
たものとなる。(2)式は羽毛布団特有の易変形特性
の中のドレープ性と関連した嵩変化特性としての
適正な下限を示すものであり、他方(3)式は易変形
特性の中の風合に関する適正な上限を示すもので
あり、H0.2/H25が3.5に満たないものは変形しに
くいためドレープ性に欠けるので好ましくなく、
δDが0.50g/cm3/cmを超えるものは羽毛布団独
特のソフトな風合に欠けるため好ましくない。羽
毛布団特有のしなやかなドレープ性と風合を付与
するにはH0.2/H25が3.5以上、δDが0.5g/cm3/
cm以下、好ましくはH0.2/H25が4以上、δDが
0.25g/cm3/cm以下の両特性を満たすものがよ
い。 又H25は4W以上であるものがよい。H25がこれ
より小さいものは極端に嵩高いため実用性に欠け
又実際の製造も困難である。 第1図には本発明布団の好ましいH0.2及びH25
の範囲をイで、従来公知の羽毛ライク布団のH0.2
及びH25の範囲をロで、又良質羽毛布団のH0.2及
びH25の値をハで、更に従来の立体巻縮ポリエス
テル繊維掛布団のH0.2及びH25の値をニでそれぞ
れ示した。 前記(1)、(2)、(3)式で示す本発明の布団特有の特
性を満たすためには、後記する、フアインデニー
ル特性を有し、静摩擦係数が低く、かつ、特定断
面形状と特定巻縮形態を有する新規なポリエステ
ル繊維を、布団の中入れ綿全重量に対して45%以
上用いることが必要である。 かくして、後記する特定断面形状と特定巻縮形
態を有する新規なポリエステル繊維を、布団の中
入れ綿全重量に対して45%以上用いると、必然的
に、前記(1)、(2)、(3)式で示す本発明の布団特有の
嵩特性が満たされる。 ここで該ポリエステル繊維の使用量が布団の中
入れ綿全重量に対して45重量%未満にあつては、
初期嵩、嵩回復特性が乏しくなり、本発明で目的
とする羽毛ライクな布団が達成できなくなるので
好ましくない。 本発明の布団の中入れ綿は該ポリエステル繊維
100%からなるものが最も価格的に有利であるが、
該ポリエステルのみでは吸湿性が劣るため、該ポ
リエステル繊維以外の綿、羊毛、羽毛と混合使用
することもできる。但し、該ポリエステル繊維の
特長を生かし、価格をも低く抑え、本発明の目的
とする布団を達成するためには、該ポリエステル
繊維の混率を45重量%以上とする必要がある。 本発明でいうポリエステル繊維は、良好な初期
嵩と、良好なドレープ性、風合及び良好な嵩回復
特性を付与する必要から、巻縮は立体巻縮で、か
つ巻縮数CNが4〜14(コ/25cm)、巻縮率Ci(%)
と巻縮数CNの比Ci/CNが0.6〜1.8であり、単繊
維デニールDが0.1〜3デニール、繊維間静摩擦
係数μsが0.14以下でかつ、横断面形状が複数個の
突起を有し、繊維横断面輪かく長l1(cm)(但し、
中空繊維の場合の輪かく長は最外周長とする。)
と繊維横断面積S(cm2)との比l1/Sが5000/√
D以上である異形あるいは異形中空であることが
必要である。 上記の特性を満足するポリエステル繊維は、例
えば本発明者らが先に提案した特願昭54−142346
号(特公昭63−23795号公報)に記載された基本
的な製造技術、殊に、“紡出糸条を紡糸口金直下
で冷却気流を吹き当てて繊維横断面方向に非対称
的に冷却することによつて繊維横断面方向に構造
異方性を付与し、次いで該糸条を引取装置に到達
するまでの間に設けた80℃以上の加熱帯域中を通
過させて温度勾配下との摩擦力によつて、3000
m/min以上の引取速度で引き取りつつ一挙に延
伸する”といつた基本製造技術に基づいて製造す
ることが出来る。 尚、上記方法において、紡糸口金としては、得
られる繊維の横断面がl1/S≧5000√を満足さ
せるような異形孔を有するものを用い、繊維の細
デニール化は紡糸孔のサイズ並び吐出量を調整
し、巻縮数の低減化は冷却周速の抑制等により、
本発明で言うポリエステル繊維は製造できる。 本発明の詰め綿は、通常ローラーカードで開繊
積層したものを詰めてもよいが、上記特性の中わ
たでは、空気流にして開繊しつつ吹き込む方法で
詰めるのが最も合理的であり、かつ空気流にて開
繊しつつ布団の中わたを詰めると繊維の整列方法
がランダムとなり、又カードで開繊絡合せしめて
層状に積層された中わたにくらべ絡合度も低くな
るので、羽毛布団に詰められた羽毛のごとくに中
わたが動きわすくなり、そのために初期嵩、ドレ
ープ性、風合及び嵩回復特性共羽毛布団に酷似し
たより優れた特性を有する布団となる。又空気流
にて開繊しつつ布団の中わたを詰める方法による
と、羽毛との混綿も容易となり、その場合、羽毛
の原料の価格が高騰している現状では羽毛比率を
55重量%以内の混綿はより好ましい。 本発明における評価メジヤーは次のとおりであ
る。 H0.2:布団サンプルを四つ折にして、四つ折りに
した布団面積と同一の面積で0.2g/cm2の重量
を有する平板(材料は自重でたわまないもの)
を布団サンプルと一致するごとくゆるやかに載
置し、1分後の四つ折した布団サンプルの高さ
(平板をのせたままの状態で測定、単位cm)に
0.25を乗じた値をH0.2(単位cm)として示す。 H25:布団サンプルを四つ折にして、四つ折りに
した布団面積と同一の面積で25g/cm2の重量を
有する平板(材質は自重でたわまないもの)を
布団サンプルと一致するごとくゆるやかに載置
し、1分後の四つ折した布団サンプルの高さ
(平板をのせたままの状態で測定、単位cm)に
0.25を乗じた値をH25(単位cm)として示す。 δD:第2図a及びbに示すような布団サンプル
の中心部付近4点を東洋ボールドウイン社製、
テンシロンUTM−I型試験機で圧縮試験(圧
縮板径150mmで50mm/minの速度で圧縮)を行
い、得られる圧縮長−応力パターン(チヤート
速度50cm/分フルスケール100g/cm2)より次
式で求める。(圧縮板の中心を測定点に一致さ
せる) δD=1/nΣ(0.2−0.1/h0.2−h0.1)(g/cm2/cm
) 式中、h0.1、h0.2は各々0.1g/cm3(17.67g)及
び0.2g/cm2(35.34g)応力での圧縮長の読み
(単位cm)示し、nは4である。 次に本発明の布団の具体例を羽毛布団及び従来
の羽毛ライク布団と比較して第1表に示す。な
お、布団の大きさは、長さ210cm、巾155cm側他に
詰め綿量は1.628Kg(布団面積当たりの詰め綿重
量W=0.05g/cm2)とし、測地は羽毛製品に用い
られる東洋紡績(株)製ダウンプルーフ 織物(タ
テ、ヨコ共40番手綿糸使い、繊密度は各120本/
インチ×110本/インチ、フランジシール法(JIS
L1004)による通気度1.0cm3/cm2・sec)を用いた。
【表】
【表】
【表】
第1表から明らかなように、実験No.1の羽毛布
団と従来市販されている布団ライク布団を比較す
るとドレープ性、風合、嵩回復特性が羽毛は優れ
ている。実験No.2〜5に示される本発明布団は、
No.1に示す羽毛布団に嵩、ドレープ性、風合、嵩
回復特性共酷似しており、従来市販されている羽
毛ライク布団より著しく改善された事が判る。 尚、実験No.2で用いた原綿ポリエステルAは、
常法によつて製造した固有粘度0.65(フエノー
ル/テトラクロルエタン=6/4の混合溶媒中30℃
で測定)のエチレンテレフタレートを紡糸温度
285℃にて、スリツト幅0.08mm、断面積0.32mm2の
〓型紡糸孔を2400個穿設した紡糸口金より吐出量
1416g/minで紡出し、紡糸された糸条を紡糸口
金直下で室温の冷却空気流を該糸条に直交して
1.0m/secの速度でで片側から吹き当てて非対称
冷却し、次いで冷却された糸条を、紡糸口金の鉛
直下方3mの位置に設けた長さ80cmの縦型円筒ヒ
ーター内(250℃)を通過させた後4000m/min
の速度で引取り、3600デニール/2400本のマルチ
フイラメント糸を製造し、かくして得たマルチフ
イラメント糸を引揃えて100万デニールのトウと
なし、シリコーンオイルを0.4%付与し、35mmの
長さに連続的に切断してステープルとなし、該ス
テープルを金網コンベア上に供給して乾熱135℃
の熱風にて3分間弛緩熱処理して潜在巻縮を顕在
下し、立体巻縮を発現させることにより製造した
ものである。実験No.6は風合、初期嵩、嵩回復性
は優れているが、ドレープ性に欠けるものであ
り、実験No.7は初期嵩、ドレープ性、嵩回復性
は、優れているが、わたに弾力性があるため風合
の異なるものとなつた。実験No.8は、初期嵩、ド
レープ性、風合共優れたものであつたが、嵩回復
特性が劣るので好ましくない。 実験No.9は、風合、ドレープ性、嵩回復性共優
れた特性を示すが、初期嵩が著しく低く、羽毛布
団の豪華さに欠けるので好ましくない。 実験No.10は、初期嵩が著しく低く、かつドレー
プ性が劣り、羽毛布団の豪華さに欠けるので好ま
しくない。 実験No.3は、羽毛とポリエステルを混綿したも
のを中わたとしたものでドライクリーニング後の
嵩回復性が羽毛と変わらない。 実験No.5は、通常のカードを用いて、開繊絡合
せしめて積層したウエブを中綿として詰めた本発
明の布団である。同一原綿で用いた繊維の整列方
向がランダムでかつ、層状に積されていない状態
で中綿として詰めた実験No.2の本発明布団とくら
べると、初期嵩、ドレープ性、風合及び嵩回復特
性ともやつ劣るが、従来市販されている羽毛ライ
ク布団とくらべきわめて羽毛布団と酪似した優れ
た特性を有する。
団と従来市販されている布団ライク布団を比較す
るとドレープ性、風合、嵩回復特性が羽毛は優れ
ている。実験No.2〜5に示される本発明布団は、
No.1に示す羽毛布団に嵩、ドレープ性、風合、嵩
回復特性共酷似しており、従来市販されている羽
毛ライク布団より著しく改善された事が判る。 尚、実験No.2で用いた原綿ポリエステルAは、
常法によつて製造した固有粘度0.65(フエノー
ル/テトラクロルエタン=6/4の混合溶媒中30℃
で測定)のエチレンテレフタレートを紡糸温度
285℃にて、スリツト幅0.08mm、断面積0.32mm2の
〓型紡糸孔を2400個穿設した紡糸口金より吐出量
1416g/minで紡出し、紡糸された糸条を紡糸口
金直下で室温の冷却空気流を該糸条に直交して
1.0m/secの速度でで片側から吹き当てて非対称
冷却し、次いで冷却された糸条を、紡糸口金の鉛
直下方3mの位置に設けた長さ80cmの縦型円筒ヒ
ーター内(250℃)を通過させた後4000m/min
の速度で引取り、3600デニール/2400本のマルチ
フイラメント糸を製造し、かくして得たマルチフ
イラメント糸を引揃えて100万デニールのトウと
なし、シリコーンオイルを0.4%付与し、35mmの
長さに連続的に切断してステープルとなし、該ス
テープルを金網コンベア上に供給して乾熱135℃
の熱風にて3分間弛緩熱処理して潜在巻縮を顕在
下し、立体巻縮を発現させることにより製造した
ものである。実験No.6は風合、初期嵩、嵩回復性
は優れているが、ドレープ性に欠けるものであ
り、実験No.7は初期嵩、ドレープ性、嵩回復性
は、優れているが、わたに弾力性があるため風合
の異なるものとなつた。実験No.8は、初期嵩、ド
レープ性、風合共優れたものであつたが、嵩回復
特性が劣るので好ましくない。 実験No.9は、風合、ドレープ性、嵩回復性共優
れた特性を示すが、初期嵩が著しく低く、羽毛布
団の豪華さに欠けるので好ましくない。 実験No.10は、初期嵩が著しく低く、かつドレー
プ性が劣り、羽毛布団の豪華さに欠けるので好ま
しくない。 実験No.3は、羽毛とポリエステルを混綿したも
のを中わたとしたものでドライクリーニング後の
嵩回復性が羽毛と変わらない。 実験No.5は、通常のカードを用いて、開繊絡合
せしめて積層したウエブを中綿として詰めた本発
明の布団である。同一原綿で用いた繊維の整列方
向がランダムでかつ、層状に積されていない状態
で中綿として詰めた実験No.2の本発明布団とくら
べると、初期嵩、ドレープ性、風合及び嵩回復特
性ともやつ劣るが、従来市販されている羽毛ライ
ク布団とくらべきわめて羽毛布団と酪似した優れ
た特性を有する。
第1図中、イは本発明布団の好ましいH0.2及び
H25の範囲を示し、ロは従来品の羽毛ライク布団
のH0.2及びH25の範囲を示し、ハは良質な羽毛布
団のH0.2及びH25の値を示し、ニは従来の立体巻
縮ポリエステル繊維掛布団のH0.2及びH25の値を
示す。第2図a,bは、δDの測定点を示す図で
aはキルテイングしていない布団、bはキルテイ
ングしてある布団の場合である。 1……布団、2,2′,2″,2、……δD測
定点、3……キルテイング。
H25の範囲を示し、ロは従来品の羽毛ライク布団
のH0.2及びH25の範囲を示し、ハは良質な羽毛布
団のH0.2及びH25の値を示し、ニは従来の立体巻
縮ポリエステル繊維掛布団のH0.2及びH25の値を
示す。第2図a,bは、δDの測定点を示す図で
aはキルテイングしていない布団、bはキルテイ
ングしてある布団の場合である。 1……布団、2,2′,2″,2、……δD測
定点、3……キルテイング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 詰め綿の45重量%以上が単繊維デニールDが
0.1〜3デニール、繊維間静摩擦係数μSが0.14以
下、巻縮数CN(コ/25mm)が4〜14、巻縮率Ci
(%)と巻縮数CNの比Ci/CNが0.6〜1.8であり、
横断面形状が複数個の突起を有し、繊維横断面輪
かく長l1(cm)(但し中空繊維の場合の輪かく長は
最外周長とする。)と繊維横断面積S(cm2)との比
l1/Sが5000/√以上である異形あるいは異形
中空であるポリエステル繊維からなり、布団面積
当りの詰め綿重量(W)が0.08g/cm2以下である
布団であり、本文中に規定する布団の嵩特性
H0.2、H0.2/H25及びδDが下記(1)、(2)及び(3)を満
足することを特徴とする布団。 H0.2≧60W (1) H0.2/H25≧3.5 (2) δD≦0.50 (3) 2 詰め綿とするポリエステル繊維の整列方向が
ランダムで、かつ層状に積層されていない状態で
中わたとして布団に詰められていることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の布団。 3 詰め綿とするポリエステル繊維と羽毛を混綿
したものを中わたとして詰めたことを特徴とする
特許請求の範囲第1項又は第2項記載の布団。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8712380A JPS5711614A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Bedding |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8712380A JPS5711614A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Bedding |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5711614A JPS5711614A (en) | 1982-01-21 |
| JPH0321195B2 true JPH0321195B2 (ja) | 1991-03-22 |
Family
ID=13906173
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8712380A Granted JPS5711614A (en) | 1980-06-26 | 1980-06-26 | Bedding |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5711614A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58180186A (ja) * | 1982-04-16 | 1983-10-21 | 東レ株式会社 | 詰綿構造体 |
| DE69032553T2 (de) | 1989-05-08 | 1999-03-11 | Kawasaki Steel Corp., Kobe, Hyogo | Verfahren zur herstellung von gleichgerichteten siliziumblechen mit ausgezeichneten magnetischen eigenschaften |
| JPH0713847Y2 (ja) * | 1990-02-16 | 1995-04-05 | 株式会社小松製作所 | プレスブレーキの曲げ角度検出装置 |
| JPH03117427U (ja) * | 1990-03-16 | 1991-12-04 | ||
| EP4335939A4 (en) | 2021-05-31 | 2024-10-16 | JFE Steel Corporation | PROCESS FOR THE MANUFACTURE OF A GRAIN-ORIENTED ELECTRICAL STEEL SHEET |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5297209U (ja) * | 1976-01-20 | 1977-07-21 |
-
1980
- 1980-06-26 JP JP8712380A patent/JPS5711614A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5711614A (en) | 1982-01-21 |
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