JPH03223359A - ゴム変性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

ゴム変性スチレン系樹脂組成物

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JPH03223359A
JPH03223359A JP1776890A JP1776890A JPH03223359A JP H03223359 A JPH03223359 A JP H03223359A JP 1776890 A JP1776890 A JP 1776890A JP 1776890 A JP1776890 A JP 1776890A JP H03223359 A JPH03223359 A JP H03223359A
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山崎 昭男
Yutaka Tsubokura
豊 坪倉
Yoshiyuki Suetsugu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は新規なゴム変性スチレン系樹脂組成物、さらに
詳しくは、光沢、剛性、耐衝撃性及び熱安定性のバラン
スに優れる上、射出成形時に金型キャビティーへの油状
物質の付着がほとんどなく、家電製品、OA機器などの
ハウジングやシートなどの材料として好適なゴム変性ス
チレン系樹脂組成物に関するものである。 [従来の技術] 従来、スチレン系樹脂の耐衝撃性を改良するE的で、ポ
リスチレンにゴム状重合体をブレンド[たり、あるいは
ゴム状重合体の存在下に、スチLンを重合させることに
より、該ゴム状重合体にンチレンが一部グラフト重合さ
れ、かつスチレンσ残部がポリスチレンとなって、実質
上ゴム状重そ体/スチレンのグラフト共重合体とボリス
チレ〉とが混合された状態とし、いわゆるゴム変性ポリ
スチレン樹脂組成物とすることが工業的に行わとている
。 このようなゴム変性ポリスチレン樹脂組成物1;おいて
は、通常ゴム状重合体はスチレン系重合匈中に、粒子状
に分散しており、この粒子の大きさと、耐衝撃性及び光
沢とは密接な関係を有することは、良く知られている。 すなわち、光沢は、レゴム状重合体の粒子が小さいほど
優れているが、その反面、耐衝撃性は該ゴム状重合体の
粒子が/J・さくなるのに比例して低下し、ある限度以
下になると、実質的に耐衝撃性の改良効果がなくなる。 従来のゴム変性ポリスチレン樹脂組成物においては、所
望の耐衝撃性を得るために、ゴム状重合体を、粒径が1
.pm以上、通常1〜10μmの範囲の粒子として、ポ
リスチレン樹脂相中に分散させているが、光沢などに劣
るために、用途の制限を免れないという問題があった。 このような問題を解決するため、ゴム粒子の分散形態を
、平均υ子径0.1−0.7μm程度の単一オクルージ
ョン構造(シェル/コア形といわれる)とすることによ
り、光沢や耐衝撃性の良好なものが得られることが知ら
れている(西ドイツ公開特許公報第3,345,377
号、特開昭63112646号公報、特開平1−261
444号公報)。しかしながら、この場合、光沢は改良
されるものの、耐衝撃性、特に落錘衝撃強度については
十分ではないという問題が生じる。 そこで、本発明者らは、光沢及び耐衝撃性特に落錘衝撃
強度に優れたゴム変性スチレン系樹脂組成物を開発する
ために研究を重ね、先にゴムのミクロ構造を特定するこ
とにより、光沢及び耐衝撃性特に落錘衝撃強度に優れた
オクルージョン構造を有するゴム変性スチレン系樹脂組
成物を見い出した。しかしながら、このゴム変性スチレ
ン系樹脂組成物は光沢及び耐衝撃性特に落錘衝撃強度に
優れるものの、熱安定性については必ずしも満足しうる
ものではない上、射出成形時に金型キャビティーに油状
物質が付着することがあるなどの欠点があった。 [発明が解決しようとする課題] 本発明は、従来のゴム変性スチレン系樹脂組成物が有す
る欠点を克服し、光沢、剛性、耐衝撃性及び熱安定性に
優れる上、射出成形時に金型キャビティーへの油状物質
の付着がほとんどないゴム変性スチレン系樹脂組成物を
提供するこ亡を目的としてなされたものである。 [課題を解決するだめの手段] 本発明者らは、前記の好ましい性質を有するゴム変性ス
チレン系樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果
、分散ゴム形態がオクルージョン構造を有するゴム変性
スチレン系樹脂単独又は特定割合の該ゴム変性スチレン
系樹脂と汎用ポリスチレンとの混合物に、流動パラフィ
ンを所定の割合で配合することにより、その目的を達成
しうろことを見い出し、この知見に基づいて本発明を完
成するに至った。 すなわち、本発明は、(A)分散ゴム形態がオクルージ
ョン構造を有するゴム変性スチレン系樹脂単独又はこの
ゴム変性スチレン系樹脂20重量%以上と汎用ポリスチ
レン80重量%以下との混合物100重量部に対し、(
B)流動パラフィン0.1〜6重量部を配合して成るゴ
ム変性スチレン系樹脂組成物を提供するものである。 以下、本発明の詳細な説明する。 本発明組成物においては、(A)成分として分散ゴム形
態がオクルージョン構造を有するゴム変性スチレン系樹
脂が用いられる。ここでオクルージョン構造とは、一つ
のゴム粒子中に、コアがスチレン系重合体で、シェルが
ゴム状重合体から成る内包オクルージョンが5個以下含
まれており、かつそのうちの少なくとも50%が内包オ
クルージョンが1個である構造のことをいう。 該(A)成分のゴム変性スチレン系樹脂は、分散ゴム形
態が、前記のようなオクルージョン構造を70%以上有
することが必要で、サラミ構造などの粒子が30%以上
混在すると、良好な光沢が得られないおそれがある。し
たがって、本発明においては、内包オクルージョンを6
個以上含有する、通常サラミ構造を有する耐衝撃性ポリ
スチレン(HIPS)を、ゴム粒子数で30%未満の割
合であれば配合することもできる。 前記ゴム変性スチレン系樹脂の中で対称面をもつオクル
ージョン構造を有し、かつ面積平均粒子径が0.1−0
.7pm、好ましくは0.2−0.6μmで、数平均粒
子径に対する面積平均粒子径の比が1.0〜2.5、好
ましくは1.0−1.8の範囲にあるゴム重合体粒子を
スチレン系樹脂中に分散させたものが好適である。前記
面積平均粒子径が0.1.um未満では耐衝撃性が十分
でないし、0.7μmを超えると光沢が低下する傾向が
生じる。また、数平均粒子径に対する面積平均粒子径の
比が2.5を超えると光沢が低下する傾向が生じる。ま
た、ゴム状重合体の分散粒子が対称面をもつオクルージ
ョン構造を有する場合、さらに耐衝撃性に優れたものが
得られる。 さらに、ゴム変性スチレン系樹脂としては、コム状1合
体粒子の体積分率(1,)、ゴム状重合体粒子の面積平
均粒子径(直径)  (DS)及びゴム状重合体相の厚
さ(λ)を因子とする関係式に=di(l−[((DS
/2)−λ)/(OS/ 2 )]3)−’・・・(I
) (ただしλは0.10μm以下である)で求められるK
が0.18以上、好ましくは0.20以上、より好まし
くは0.22以上であるものが好適である。このに値が
0.18未満では落錘衝撃強度が不十分であり、例えば
大型テレビのハウジングなどの素材としては必ずしも十
分とはいえない。 前記ゴム状重合体粒子の体積分率(−1)は、式 %式%) () によって求めることができる。 ここでPlはゴム状重合体の比重であり、0.90を用
いる。またPpsはスチレン系重合体の比重であり、1
.05を用いる。さらにWlはゴム変性スチレン系樹脂
に含まれるゴム状重合体の重量分率で、式 %式%] ゴム状重合体粒子の面積平均粒子径(直径)(DS)及
び(D、)は、次のようにして求めることができる。す
なわち、配向の小さいゴム変性スチレン系樹脂のペレッ
トを3重量%の四酸化オスミウム水溶液にて処理したも
のを超ミクロトームにより薄片化したのち、このものの
透過型電子顕微鏡像を得、画像上のゴム状重合体粒子の
長径方向の直径(D)を1000個の粒子について測定
し、その面積平均値を次式に従って求めることにより、
ゴム状重合体粒子の面積平均粒子径(直径)(D、)及
び(D、)が得られる。 Σ、D3 0・′″工、D・ (nは直径りのゴム状重合体粒子の個数)また、ゴム状
重合体相の厚さ(λ)は、前記と同様にして透過型電子
顕微鏡像を得、ゴム状重合体粒子のうち、ゴム状重合体
相が周辺のみに存在するもの、すなわち、中心付近で切
削されたゴム状重合体粒子のゴム状重合体相の厚さλi
を100個の粒子について測定し、その数平均値を次式
に従って求めることにより、得られる。 λ=(λ1+λ、+λ、十・・・・・・十λ1゜、)/
100また、同様にして透過型電子顕微鏡像を得、無作
為に抽出した1000個の粒子に対するオクルージョン
構造粒子の数の比率を求め、オクルージョン構造粒子の
比率を評価しt;。 該ゴム変性スチレン系樹脂においては、ゴム重合体粒子
は特定のミクロ構造を有することが好ましい。すなわち
、ゲル量がゴム状重合体に対して1.1〜4゜0重量比
、好ましくは1.4〜3,6重量比の範囲にあることが
望ましく、またその膨潤指数が5〜20、好ましくは7
〜1Bの範囲にあることが望ましい。該ゲル量が1.1
重量比未満では耐衝撃性が十分ではないし、4.0g量
比を超えると光沢が低下するおそれがある。また該膨潤
指数が前記範囲を逸脱すると衝撃強度が低下する傾向が
生じる。 該ゴム変性スチレン系樹脂においては、スチレン系重合
体とゴム状重合体は、それぞれ70〜92重量%及び3
0〜8重量%、好ましくは72〜90重量%及び28〜
lO重量%の割合で含有することが望ましい。ゴム状重
合体の含有量が8重量%未満では耐衝撃性の改良効果が
十分に発揮されないし、30重量%を超えると光沢や流
動性が低下する傾向が生じる。 また、該ゴム変性スチレン系樹脂においては、ゴム状重
合体相の厚さ(λ)が0.1Oμm以下であることが好
ましい。ゴム状重合体相の厚さ(λ)が0.10μm以
上にするためには、使用されるゴム状重合体の分子量を
高くする必要がある(例えば、スチレン−ブタンジエン
系ブロンク共重合体ゴムを用いる場合、ブタンジエン重
合体ブロック部の分子量をおよそsoo、ooo以上l
こする必要がある)。 このような高分子量のゴム状重合体を用いて、ゴム変性
スチレン系樹脂を製造すると、重合反応溶液の粘度が著
しく高くなり好ましくない。ゴム状重合体相の厚さ(λ
)はo、oos〜0.07μmにすることが好ましい。 (A)成分のゴム変性スチレン系樹脂は、ゴム状重合体
の存在下に、スチレン又はスチレンと共重合可能な単量
体とを重合させることによって調製することができる。 スチレンと共重合可能な単量体としては、例えばa−メ
チルスチレン、ビニルトルエン ルキシレン、p−
【−ブチルスチレン、σ〜メチルーp
ーメチルスチレン、ビニルナフタレンなどの芳香族モノ
ビニル化合物、アクリロニトリル、メタクリル酸メチル
、アクリル酸メチル、メタクリル酸、アクリル酸、無水
マレイン酸、フェニルマレイミドなどを挙げることがで
きる。これらの単量体はIN用いてもよいし、2種以上
を組み合わせて用いてもよいが、スチレンを含む全単量
体に対して、通常50重量%以下、好ましくは40重量
%以下の割合で用いられる。 一方、ゴム状重合体の種類については特に制限ハナ(、
従来ゴム変性スチレン系樹脂に慣用されているもの、例
えば天然ゴムや、ポリブタジェンゴム、ポリイソプレン
ゴム、スチレン−ブタジェン系共重合体ゴム、スチレン
−イソプレン系共重合体ゴム、ブチルゴム、エチレン−
プロピレン系共重合体ゴムなどの合成ゴム、あるいはこ
れらのゴムとスチレンとのグラフト共重合体ゴムなどを
用いることができるが、これらの中でスチレン−ブタジ
ェン系ブロック共重合体ゴムが好適である。このスチレ
ン−ブタジェン系ブロック共重合体ゴムとしては、分子
量が50,000〜soo,oooの範囲にあり、かつ
スチレン類で形成される重合体ブロックの含有量が10
〜60重量%の範囲にあるものが特に好ましい。該分子
量がso,ooo未溝のものでは耐衝撃性が十分ではな
いし,soo,oooを超えると成形時の流動性が低下
するようになり、好ましくない。また、このスチレン−
ブタジェン系ブロック共重合体ゴムに、分子量がso,
ooo〜soo,oo。 程度のポリブタジェンゴムを適宜配合して用いてもよい
。 重合方法については特に制限はなく、従来慣用されてい
る方法、例えば乳化重合法、塊状重合法、溶液重合法、
懸濁重合法、あるいは塊状−懸濁二段重合法のような多
段重合法などを用いることができる。 次に、塊状−懸濁二段重合法によるゴム変性スチレン系
樹脂の好適な製造方法の1例について説明すると、まず
スチレン又はスチレンと共重合可能な単量体との混合物
に、ゴム状重合体を添加し、必要に応じ加熱して溶解さ
せる。この溶解はできるだけ均一に行うことが好ましい
。 次に、この溶液に、アルキルメルカプタンなどの分子量
調節剤(連鎖移動剤)及び必要に応じて用いられる有機
過酸化物などの重合開始剤を加え、70〜150’C!
程度の温度に加熱しながら、撹拌下に重合度が10〜6
0%になるまで塊状重合法による予備重合を行う。この
予備重合工程において該ゴム状重合体は撹拌により粒子
状に分散される。 次いで、前記予備重合液を第三リン酸カルシウムやポリ
ビニルアルコールなどを懸濁剤として、水相に懸濁し、
通常、重合度が100%近くなるまで懸濁重合(主重合
)を行う。なお、必要に応じ、この主重合工程の後、さ
らに加熱を続けてもよい。 前記分子量調節剤としては、例えばσ−ノチルスチレン
ダイマー n−ドデシルメルカプタンt−ドデシルメル
カプタン、1−フェニルブテン−2−フルオレン、ジペ
ンテン、クロロホルムなどのメルカプタン類、テルペン
類、ハロゲン化合物などを挙げることができる。 また、所望に応じて用いられる重合開始剤としては、例
えば1.1−ビス(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキ
サン、1,l−ビス(t−ブチルペルオキシ)−3.3
.5−)リンチルシクロヘキサンなどのペルオキシケタ
ール類、ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオ
キシド、2.5−ジメチル−2.5−ジ(t−ブチルペ
ルオキシ)ヘキサンなどのジアルキルペルオキシド類、
ベンゾイルペルオキシド、m−トルオイルペルオキシド
などのジアリールペルオキシド類、ジミリスチルペルオ
キシジカーポネートなどのペルオキシジカーボネート類
、t−プチルペルオキシイソプロピルカーポネートなど
のペルオキシエステル類、シクロヘキサノンペルオキシ
ドなどのケトンペルオキシド類、p−メンタンヒドロペ
ルオキシドなどのヒドロペルオキシド類などの有機過酸
化物などを挙げることができる。 なお、ゴム状重合体相の厚さλは、ゴム状重合体として
、例えばスチレン−ブタジェン系ブロック共重合体ゴム
を用いる場合、ブタジェン重合体ブロック部の分子量を
変化させることにより制御することができる。すなわち
、ブタジェン重合体ブロック部の分子量を小さくすれば
λは減少し、大きくするとλは増大する。一方、ゴム状
重合体粒子の半径Rは重合中の撹拌速度、ゴム状重合体
としてスチレン−ブタジェン系ブロック共重合体ゴムを
用いる場合はスチレン重合体ブロック部の分子量、さら
に連鎖移動剤の使用の有無、スチレン−ブタジェン系ブ
ロック共重合体ゴムに配合されるポリブタジェンゴムの
有無などによって制御することができる。すなわち、重
合中の撹拌速度が速いとRは減少し、遅いと増大する。 スチレン重合体ブロック部の分子量を大きくするとRは
減少し、小さくするとRは増大する。また、連鎖移動剤
を使用しない場合Rは小さいが、使用すると増大するし
、ポリブタジェンゴムを用いるとRは増大するが、使用
しない場合Rは小さい。 次に、このようにして得られたスラリーを、通常の手段
により処理して、ビーズ状反応物を取り出し、乾燥した
のち、常法に従いペレット化することにより、所望のゴ
ム変性スチレン系樹脂が得られる。このようにして得ら
れたゴム変性スチレン系樹脂のマトリックス部の分子量
は100,000〜300,000、好ましくは130
、000〜280,000の範囲にあるのが有利である
。この分子量がtoo,000未満では耐衝撃性に劣る
し、300,000を超えると成形時における流動性が
不十分となる。 本発明組成物においては、(A)成分として前記のオク
ルニジョン構造を有するゴム変性スチレン系樹脂を単独
で用いてもよいし、場合により得られる組成物の光沢を
さらに良好なものとするために、該ゴム変性スチレン系
樹脂20重量%以上、好ましくは30〜85重量%と汎
用ポリスチレン80重量%以下、好ましくは70〜15
重量%との混合物を用いてもよい。この場合、汎用ポリ
スチレンの量が80重量%を超えるとその量の割には光
沢は向上しない上、耐衝撃性が低下する。 この汎用ポリスチレンについては特に制限はなく、スチ
レンモノマーを塊状重合、懸濁重合、塊状−懸濁重合な
どの重合方法によって重合させることにより得られる一
般に市販されているものを用いることができる。 本発明組成物におては、(B)成分として流動パラフィ
ンが用いられる。この流動パラフィンについては特に制
限はなく、従来ポリスチレンの流動性向上剤として慣用
されているものを用いることができるが、特に多核芳香
族炭化水素含有量が0.2重量%以下、好ましくは0.
1重量%以下のものが好適である。さらに、ASTM 
D  1160準拠の2%蒸留点が240℃以上で95
%蒸留点が350℃以下のものが特に好ましい。 このような流動パラフィンを適量配合することにより、
得られる組成物は熱安定性が良好になるとともに、射出
成形時に金型キャビティーへの油状物質付着が抑制され
る。本発明組成物においては、この流動パラフィンの配
合量は前記(A)成分100重量部に対して、0.1〜
6重量部、好ましくは0.5〜4重量部の範囲で選ぶこ
とが必要である。この量が0.1重量部未満ではその配
合効果が十分に発揮されないし、6重量部を超えると耐
熱性が低下する傾向がみられる。 本発明組成物には、本発明の目的を損なわない範囲で必
要に応じ公知の各種添加成分、例えば炭酸カルシウム、
タルク、マイカ、シリカ、アスベストなどの無機光てん
剤、ガラスm維、炭素繊維、金属ウィスカーなどの補強
剤、さらには、ステアリン酸、ベヘニン酸、ステアリン
酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネ
シウム、エチレンビスステアロアミドなどの滑剤や、有
機ポリシロキサン、ミネラルオイル、あるいは2.6−
ジー【−ブチル−4−メチルフェノール、ステアリル−
β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート、トリエチレングリコール−ビス−
3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフ
ェニル)プロピオネートなどのヒンダードフェノール系
やトリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファ
イト、4.4′−ブチリデンビス(3−メチル−6−t
−ブチルフェニル−ジ−トリデシル)ホスファイトなど
のリン系の酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防
止剤、離型剤、可塑剤、染料、顔料、各種充填材などを
添加することができる。 また、他のポリマー、例えばポリフェニレンエーテルな
どを配合することもできる。 本発明組成物は、例えば前記(A)成分、(B)成分、
及び必要に応じて用いられる各種添加成分を、それぞれ
所定の割合で配合し、バンバリーミキサ−1単軸スクリ
ユ一押出機、二軸スクリュー押出機、コニーダ、多軸ス
クリュー押出機などにより、180〜240℃の範囲の
温度で十分に混練することにより調製することができる
。 このrらL二し″′rtxられt−太亮明のゴム腎性ス
チレン系樹脂組成物は光沢、剛性、耐衝撃性、熱安定性
のバランスに優れており、例えば家電製品、OA機器な
どのハウジングやシートなどの材料として好適に用いら
れる。 [実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、
本発明はこれらの例によってなんら限定されるものでは
ない。 なお、ゴム変性ポリスチレン及び樹脂組成物の物性は次
のようにして求めた。 (1)ゲル量、膨潤指数 サンプルWc (g)をトルエンに溶解し、15000
rpmで60分間遠心分離後、上澄液をデカンティショ
ンし、膨潤した不溶成分量WS(9)を求め、次にこの
膨潤した不溶成分を60°Cで24時間真空乾燥して、
乾燥不溶成分量Wg(g)を求める。 ゲル量(wt%)= (Wg/Wc)x 1o。 膨潤指数−W s /W g (2)光沢度 JISK−7105に準拠して求めた。 (3)アイシフト衝撃強度 JIS  K〜7110(23℃、ノツチ付)に準拠し
て求めた。 (4)落錘衝撃強度 270X70X3mmの射出成形板のゲート位置(成形
板の末端)より1251Ri地点で板幅(70mm)の
中央部にて、荷重3.76に9、速度3.5 m7秒、
試料固定部の穴径2インチ、温度23°Cの条件で、レ
オメトリックス社製自動落錘衝撃試験機RDT5000
を用いて測定し、力と変位の曲線で最初に力が急激な減
少を示す時点までのエネルギーを求め、落錘衝撃強度と
した。 (5)曲げ弾性率 ASTM D−790に準拠して求めた。 (6)メルトインデックス[MI] l5OR−1133に準拠して求めた。 (7)熱安定性 2Or+1mシート押出機を使用し、評価用試料をシリ
ンダー温度280°Cでパージ後、−昼夜放置する。 翌朝、280℃でンート成形を行い、 幅10cmX長さ1.6mX厚み50μmのシートをサ
ンプリング後、黒点発生数を測定し、その発生黒点の総
数で、熱安定性を測定する。 (8)油状物買付着炭 第1図に示す金型及び射出成形機[東芝機械(株)、l
5−150E]を使用し、成形温度240°C1金型温
度20℃、成形サイクル17秒の条件で連1R500シ
ョット成形後、金型キャビティー内(第1図において1
で示される部分)に付着した油状物質をメチレンクロリ
ドに溶解したのち、これをフラスコに採取し、油状物質
量をガスクロマトグラフィーにより定量して、その絶対
量で油状物質付着炭を評価した。 また、流動パラフィンとして、次のものを使用しIこ。 ・流動パラフィンA 高純度流動パラフィン、多核芳香族炭化水素含量0.1
重量%以下、アニリン点113.0℃、2%蒸留点が2
50℃で95%蒸留点が330’C(ASTM D  
1160準拠)。 ・KP−32 工業用流動パラフィン、出光興産(株)製、「ダフニー
オイルJ 製造例1 単一オクルージョンゴム変性ポリスチレンの
製造 内容量5Qのオートクレーブに重量平均分子量lO万、
スチレン単位の含有量22.6重量%のSBブロック共
重合体〔日本ゼオン(株)製、商品名:ZLS−01)
11679、スチレン3000g及び連鎖移動剤として
のn−ドデシルメルカプタン19を入れ、300rpm
で撹拌しなから130°C,4時間反応を行った。 次いで1(lのオートクレーブに、前記反応混合物30
00g、水3000g、懸濁安定剤としてのポリビニル
アルコールlog、重合開始剤としてのベンゾイルペル
オキシド6g及びジクミルペルオキシド39を入れ、3
00rpmで撹拌しながら、80°Cから30℃/ h
 rの昇温速度で140°Cまで昇温し、その温度でさ
らに4時間反応させて、ゴム変性ポリスチレンのビーズ
を得た。 次に、得られたビーズを220 ’Cの単軸押出機にて
ベレット化したのち、成形を行った。 得られた成形品の物性の測定結果及びゴム変性ポリスチ
レンの特性を第1表に示す。 製造例2 単一オクルージョンゴム変性ポリスチレンの
製造 内容量5QのオートクレーブにSBブ ロック共重合体〔日本ゼオン(株)製、商品名:ZLS
−01、スチレン単位の含有量22.6重量%、分子量
10万)7049、スチレン3000g及び連鎖移動剤
としてのn−ドデシルメルカプタン19を入れ、300
rpmで撹拌しながら130℃、4時間反応を行い、予
備重合物(I)を得た。 また、同様にポリブタジェン〔旭化成(株)製、商品名
:NF35AS)409y とn−ドデシルメルカプタ
ン19を用いて予備重合物(II)を得た(ゴム構造は
それぞれ下記のような懸濁重合条件でビーズを合成し電
子顕微鏡にてそれぞれ0.4μmのオクルージョンと1
.2μmのサラミ構造を確認した)。次いで、101の
オートクレーブに得られた予備重合物(1)25509
、予備重合物(I[)450g、水3ooog、懸濁安
定剤としてのポリビニルアルコールlog、を合間始剤
としてのベンゾイルペルオキシド6g及びジクミルペル
オキシド3gを入れ500rpmで撹拌しつつ、80℃
がら3o℃/時間の昇温速度で140°Cまで昇温し、
さらに4時間反応させてゴム変性ポリスチレンのビーズ
を得た(電子顕微鏡にてオクルージョンが0.4μm1
サラミが1.2μmであることを確認した)。得られた
ビーズを220°Cの単軸押出機にてペレット化したの
ち、成形を行った。 得られた成形品の物性の測定結果及びゴム変性ポリスチ
レンの特性を第1表に示す。 第 表 製造例1、及び製造例2のゴム変性ポリスチレンは共に
電子顕微鏡によると分散ゴム重合体が、対称面を有して
いた。 実施例1 製造例1で得たオクルージョン構造を有するゴム変性ス
チレン系樹脂(オクルージョンHIPS)100重量部
に、流動パラフィンA1重量部を配合し、トライブレン
ド後、単軸混練機を用いて温度200°01回転数8O
rpmの条件で混練してペレットを得た。 次に、このペレットを用いて押出成形によりシートを作
成し、熱安定性を評価するとともに、油状物質付着テス
トにより、金型キャビティー内の油状物買付着量を求め
た。その結果を第2表に示す。 実施例2 実施例1において、流動パラフィンAの配合量を3重量
部に変えた以外は、実施例1と同様に実施した。その結
果を第2表に示す。 実施例3 実施例1において、製造例1で得たオクルージョン構造
を有するゴム変性スチレン系樹脂の代わりに製造例2で
得たオクルージョン構造を有するゴム変性スチレン系樹
脂を用いたこと以外は実施例1と同様に実施した。その
結果を第2表に示す。 比較例1 実施例1において、スチレン系樹脂としてサラミ構造H
IPSr出光スチロールHT53JC出光石油化学(株
)製、MI4] 100重量部を用い、かつ流動パラフ
ィンとしてKP−321重量部を用いた以外は実施例1
と同様に実施した。その結果を第2表に示す。 (以下余白) 【発明の効果】 本発明のゴム変性スチレン系樹脂組成物は、オクルージ
ョン構造を有するゴム変性スチレン系樹脂単独又はこの
ゴム変性スチレン系樹脂と汎用ポリスチレンとの混合物
に流動パラフィンを配合したものであって、光沢、剛性
、耐衝撃性、熱安定性のバランスに優れる上、射出成形
時において金型キャビティーに油状物質がほとんど付着
することがないなど、優れた特徴を有し、家電製品、O
A機器などのハウジングやシートなどの材料として好適
に用いられる。′
【図面の簡単な説明】
第1図は金型キャビティーへの油状物買付着炭を評価す
るために用いた金型の概略図であり、図中の符号lは油
状物質付着部分、2はゲート、3はショートショット部
分である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A)分散ゴム形態がオクルージョン構造を有する
    ゴム変性スチレン系樹脂単独又はこのゴム変性スチレン
    系樹脂20重量%以上と汎用ポリスチレン80重量%以
    下との混合物100重量部に対し、 (B)流動パラフィン0.1〜6重量部を配合して成る
    ゴム変性スチレン系樹脂組成物。2 ゴム変性スチレン
    系樹脂が、ゴム状重合体を、対称面をもつオクルージョ
    ン構造を有し、かつ面積平均粒子径が0.1〜0.7μ
    mで、数平均粒子径に対する面積平均粒子径の比が1.
    0〜2.5の粒子としてスチレン系重合体中に分散させ
    たものである請求項1記載のゴム変性スチレン系樹脂組
    成物。 3 ゴム状重合体の分散粒子が、 関係式 K=φ_R{1−[〔(D_S/2)−λ〕/(D_S
    /2)]^3}^−^1(式中のφ_Rはゴム変性スチ
    レン系樹脂中のゴム状重合体の体積分率を示し、D_S
    はゴム状重合体の面積平均粒子径(直径)を示し、λは
    ゴム状重合体相の厚さで0.10μm以下である) で求められるKが0.18以上のものである請求項2記
    載のゴム変性スチレン系樹脂組成物。 4 流動パラフィンが多核芳香族炭化水素の含有量が0
    .2重量%以下である請求項1、2又は3記載のゴム変
    性スチレン系樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01261444A (ja) * 1988-04-11 1989-10-18 Asahi Chem Ind Co Ltd 光沢と耐衝撃性に優れたポリスチレン樹脂組成物

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