JPH03224792A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH03224792A
JPH03224792A JP2048435A JP4843590A JPH03224792A JP H03224792 A JPH03224792 A JP H03224792A JP 2048435 A JP2048435 A JP 2048435A JP 4843590 A JP4843590 A JP 4843590A JP H03224792 A JPH03224792 A JP H03224792A
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recording
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憲良 南波
Masahiro Shinkai
正博 新海
Tetsuji Inoue
鉄司 井上
Sumiko Kitagawa
寿美子 北川
Shinichi Tezuka
信一 手塚
Toshiki Aoi
利樹 青井
Masaru Takayama
勝 高山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、光記録媒体、特にコンパクトディスク対応の
ライト・ワンス型の光記録ディスクに関する。
〈従来の技術〉 コンパクトディスク(以下、CDと略称する)規格に対
応して追記ないし記録を行うことのできる光記録ディス
クが提案されている(日経エレクトロニクス1989年
1月23日号。
N0.465.P2O3、社団法人近畿化学協会機能性
色素部会、1989年3月3日、大阪科学技術センター
、5PIE voL 10780pticalData
  Storage  Topical  Meeti
ng、  80 1989等)。
このものは、透明樹脂基板上に、色素層、Au反射層お
よび保護膜をこの順に設層して形成される。 すなわち
、反射層を色素層に密着して設けるものである。
そして、この提案は、CD用途であり、CD用途では、
光記録ディスクの色素層に記録レーザー光を照射すると
、色素層が光を吸収し融解ないし分解するとともに基板
も軟化して、色素材料と、基板材料とが界面で混じり合
い、光の位相差により反射率が下がるピット部が基板と
色素層との界面に形成されるとされている。
従来は、色素層にピットを形成するために色素層上に空
気層を設けていたが、この提案では、反射層を色素Mに
密着して設ける密着型であるので、CD規格のディスク
金厚1.2mmの構成が可能となっている。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明者らは、このような光記録ディスクについて種々
追試を行った。
その結果、このような反射層と色素を含有する記録層と
を密着して設ける場合には、基板と記録層との界面に形
成されるピット部が色素等の記録層材質の分解物を含有
し、かつ基板材質を含有しない場合は、ピット形状が良
好で、記録・再生の際のノイズが小さく、十分なS/N
比が得られること等を見い出した。
本発明の目的は、ピット形状が良好で、良好な記録と再
生を行うことができる密着型の光記録媒体を提供するこ
とにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は下記(1)〜(17)の本発明によっ
て達成される。
(1)基板上に色素を含有する記録層を有し、この記録
層上に密着して反射層を積層して構成され、 記録光を前記記録層に照射してピット部を形成し、再生
光により再生を行う光記録媒体であって、 前記ピット部の前記基板と前記記録層の界面部には、記
録層材質の分解物を含有し、かつ基板材質を実質的に含
有しない層が存在していることを特徴とする光記録媒体
(2)前記ピット部には、空隙が形成されている上記(
1)に記載の光記録媒体。
(3)記録光および再生光の波長における前記記録層の
消衰係数kが0.03〜0.25である上記(1)また
は(2)に記載の光記録媒体。
(4)記録光および再生光の波長における前記記録層の
屈折率nが1.8〜4.0である上記(3)に記載の光
記録媒体。
(5)記録光および再生光の波長が600〜900 n
mである上記(1)ないしく4)のいずれかに記載の光
記録媒体。
(6)前記記録層の厚さが500〜2000人である上
記(1)ないしく5)のいずれかに記載の光記録媒体。
(7)基板側から再生光を照射したとき、未記録部分の
反射率が60%以上であり、記録部分の反射率が未記録
部分の反射率の60%以下である上記(1)ないしく6
)のいずれかに記載の光記録媒体。
(8)前記記録層が塗布膜である上記(1)ないしく7
)のいずれかに記載の光記録媒体。
(9)前記記録層が蒸着膜である上記(1)ないしく7
)のいずれかに記載の光記録媒体。
(10)前記記録層が2種以上の色素を含有する上記(
1)ないしく9)のいずれかに記載の光記録媒体。
(11)前記反射層上に保護膜を積層した上記(1)な
いしく10)のいずれかに記載の光記録媒体。
(12)前記保護膜が、放射線硬化型化合物を放射線硬
化したものである上記(1)ないしく11)のいずれか
に記載の光記録媒体。
(13)前記保護膜の25℃における鉛筆硬度がH〜8
Hである上記(12)に記載の光記録媒体。
(14)前記保護膜の厚さが0.1pm以上である上記
(12)または(13)に記載の光記録媒体。
(15)前記基板の25℃における酸素透過量が5X 
10−”cm”cm−”−s−’・(cmHg)−’以
下である上記(1)ないしく14)のいずれかに記載の
光記録媒体。
(16)前記記録層と前記反射層との間に、接着層を有
する上記(1)ないしく15)のいずれかに記載の光記
録媒体。
(17)前記反射層上または前記反射層と前記記録層と
の間に、ジッター防止膜を有する請求項1ないし16の
いずれかに記載の光記録媒体。
〈作用〉 本発明の光記録媒体は、ピット部が、記録層材質の分解
物を含有し、かつ基板材質を含有しない材質で形成され
るので、ピット形状が良く、しかも記録・再生時に高い
S/N比が得られ、良好な記録・再生を行うことができ
る。
また、ピット部での大きな反射率低下を示すため、CD
プレーヤによる再生を行うことのできる良好な光記録が
可能となる。
〈具体的構成〉 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
第1図には、本発明の光記録媒体lの1例が示される。
この光記録媒体1は、基板2上に、色素を含有する記録
層3を有し、記録層3に密着して、反射層4、保護膜5
を形成した密着型のものである。
基板2は、記録光および再生光(600〜900nm程
度、特に700〜800 nm程度の半導体レーザー光
、特に780 nm)に対し、実質的に透明(好ましく
は透過率80%以上)な樹脂あるいはガラスから形成さ
れる。 これにより、基板裏面側からの記録および再生
が可能となる。
基板2は、通常のサイズのディスク状であって、CDと
して用いる場合、厚さは1.2mm程度、直径は80な
いし120mm程度とする。
この場合、基板材質としては、樹脂を用いることが好ま
しく、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、アモルフ
ァスポリオレフィン、TPX等の熱可塑性樹脂が好適で
ある。
これらのうち、25℃における酸素透過量が5x 10
−”cm3cm−2s−’・(cmHg)−’以下のも
のは、耐光性がきわめて高いものとなり好適である。
このような場合、25℃における酸素透過量が4 x 
10− ” cm’ ・cm−2・s−’ (cmHg
)−以下となると、より一層好ましい結果を得る。 な
お、25℃における酸素透過量は、はぼ0から、上記の
値まで種々の値に設定することができる。
酸素透過量は、JIS  Z  1707に準じて測定
すればよい。
より具体的には、酸素透過量Q am”・am−”・S
−−(cmHg) −’および酸素透過係数cm”cm
・cm−”−s−1(cmHg) −’以下は以下によ
り測定される。
P= (273/T)・(V/A)・jll/p)・(
1/760)・(dh/dt)Q= (273/T) 
(V/A) −(1/p) −(1/760) ・(d
h/dt)ここに、T=298に ■=低圧側の容積(cm″) A:試料透過面積(cIn″) i:基板厚さ(cm、一般にO,12cm)p:酸素圧
力(cmHg) dh/dt:透過曲線の直線部分の勾配(+nmHg−
5−’ )基板の酸素透過量Qを上記のように設定する
には、種々の方法が可能である。
その第1は、基板材質を酸素遮断性のものとする方法で
ある。
このような場合には、必要に応じ各種強化法によって強
化されたガラスを用いればよい。
あるいは、下記のような樹脂を用いればよい。 なお、
下記においては、代表的な重合度ないし組成での25℃
での酸素透過係数Pが併記される。 従って、これを通
常の厚さ0.12cmで除した値が基体の酸素透過量Q
となる。
1)アモルファスポリオレフィン 環状オレフィン成分と必要に応じエチレン性二重結合成
分との通常ランダム共重合体である環状オレフィン系重
合体(特開昭63−273655号、同63−1146
43号、同63−218727号、同63−24310
8号、同64−31844号等) P= 0.05x 10−”cm”−cm−c+n−”
−s−’1cmHg)−’程度 2)高密度ポリエチレン P=0.4x 10−”c+n”・cnrcm−2s−
” (cmHg) −程度 3)ポリビニルアルコール系 例えばポリビニルアルコール P=0.009x 1O−10cn+3・cmcm−2
−s−’1cmHg)−’程度 エチレン−ビニルアルコール共重合体 P=(10−”−10−’)x 10−”cm3cm−
cm−”s(cmHg) −’程度など 4)ポリ塩化ビニル P=0.05x 10−”cm3cm−cm−”s−’
−(cmHg)−程度 5)ポリ塩化ビニリデン P=0.005x 10− ”cm”−cm−cm−”
−s−’ −(cmHg) −程度 6)ポリアミド 例えばナイロン6 P=0.04X 10−”Cm”−cm−cm−”−s
−’−(cmHg)−’程度など 7)ポリエステル 例えばポリエチレンテレフタレート P=0.04X 10−10cm”−cm−cm−”s
−’・(cmHg)−程度など 8)エポキシ樹脂 等 なお、通常用いられる樹脂基板材質の酸素透過係数Pは
下記のような値である。
アクリル樹脂 P=1.2X 10−”c+n3・cm・cm−2s−
”(cmHg)−’程度ポリカーボネート P=(1,5−3)X 10−”cm”cm−cm−”
s−”(cmHg)−’従って、これらでは、1.2m
m厚にて、Qは10x 10−”cm3cm−”s−’
 (cmHg)−’をこえ、耐光性が悪化する。
次に、第2の態様では、基板材質として、アクリル樹脂
や、ポリカーボネート等の酸素透過性のもを用いる。
そして、外表面、内表面の少なくとも一方と、必要に応
じ、内・外周面に酸素遮断性の被膜を形成する。
酸素遮断性膜材質としては、前記の低酸素透過係数樹脂
材質の塗膜やスパッタ膜、プラズマ重合膜等が挙げられ
る。
また、各種ガラス、透明無機材質等の気相成表膜も好適
である。
これら酸素遮断性膜は前記のQが得られるような膜厚に
設層される。
基板2の記録1i3形成面には、トラッキング用のグル
ープが形成されることが好ましい。
グループは、スパイラル状の連続型グループであること
が好ましく、深さは250〜1800人、幅は0.3〜
1.1戸、特に0.4〜0.6−、ランド(隣り合うグ
ループ同士の間の部分)幅は0.5〜1.3−1特に1
.0〜1.2−であることが好ましい。
グループをこのような構成とすることにより、グループ
部の反射レベルを下げることな(良好なトラッキング信
号を得ることができる。
なお、グループには、アドレス信号用の凹凸を設けるこ
ともできる。
本発明では、基板がグループを有する場合、記録光はグ
ループ内の記録層に照射されるよう構成されることが好
ましい。 すなわち、本発明の光記録媒体は、グループ
記録の光記録媒体として用いられることが好ましい。 
グループ記録とすることにより、記録層の有効厚さを大
きくすることができる。
また、基板2上に図示しない樹脂層を例えば2P法によ
り設層して、樹脂層にトラッキング用の溝やアドレス信
号用の凹凸を設けてもよい。
樹脂層を構成する樹脂材質に特に制限はなく、いわゆる
2P法に用いられる公知の樹脂から適宜に選択すればよ
いが、通常、放射線硬化型化合物が用いられる。
記録層3は、1種あるいは2種以上の色素を相溶して形
成される。
記録層3の記録光および再生光波長における消衰係数(
複素屈折率の虚部)kは、0.03〜0.25であるこ
とが好ましい。
kが0.03未満となると記録層の吸収率が低下し、通
常の記録パワーで記録を行うことが困難である。
また、kが0.25をこえると、反射率が60%を下回
ってしまい、CD規格による再生を行うことが困難であ
る。
この場合、kが0.04〜0.20、特に0.05〜0
.15であると、きわめて好ましい結果をつる。
また、屈折率(複素屈折率の実部)nは、1.8〜4.
0、より好ましくは、2.2〜3.3であることが好ま
しい。
n<1.8では反射率が低下し、CD規格による再生が
困難となる傾向にある。 また、n>4.0とするため
には、原料色素の入手が難しい。
用いる光吸収性の色素としては、吸収極大が600〜9
00nm、好ましくは600〜800nm、より好まし
くは650〜750nI11であれば、他に特に制限は
ないが、シアニン系、フタロシアニン系、ナフタロシア
ニン系、アントラキノン系、アゾ系、トリフェニルメタ
ン系、ビリリウムないしチアピリリウム塩系、スクワリ
ノウム系、クロコニウム系、金属錯体色素系等の1種な
いし2種以上が好ましい。
シアニン色素としては、インドレニン環、特にベンゾイ
ンドレニン環を有するシアニン色素であることが好まし
い。
また、光吸収色素にクエンチャ−を混合してもよい。 
さらに、色素カチオンとクエンチャ−アニオンとのイオ
ン結合体を光吸収色素として用いてもよい。
クエンチャ−としては、アセチルアセトナート系、ビス
ジチオ−α−ジケトン系やビスフエニルジチオール系な
どのビスジチオール系、チオカテコール系、サリチルア
ルデヒドオキシム系、チオビスフェルレート系等の金属
錯体が好ましい。
また、窒素のラジカルカチオンを有するアミン系化合物
やヒンダードアミン等のアミン系のクエンチャ−も好適
である。
結合体を構成する色素としては、インドレニン環を有す
るシアニン色素が、またクエンチャ−としてはビスフエ
ニルジチオール金属錯体等の金属錯体色素が好ましい。
好ましい色素、クエンチャ−1結合体の詳細については
特開昭59−24692号、同59−55794号、同
59−55795号、同59−81194号、同59−
83695号、同60−18387号、同60−19 
’586号、同60−19587号、同60−3505
4号、同60−36190号、同60−36191号、
同60−44554号、同60−44555号、同60
−44389号、同6〇−44390号、同60−47
069号、同60−20991号、同60−71294
号、同60−54892号、同60−71295号、同
60−71296号、同60−73891号、同60−
73892号、同60−73893号、同60−838
92号、同60−85449号、同60−92893号
、同60−159087号、同60−162691号、
同60−203488号、同60−201988号、同
60−234886号、同60−234892号、同6
1−16894号、同61−11292号、同61−1
1294号、同61−16891号、同61−8384
号、同61−14988号、同61−163243号、
同61−210539号、特願昭60−54013号、
特開昭62−30088号、同62−32132号、同
62−31792号、CMCMC出版機能性色素の化学
」P74〜76等に記載されている。
なお、クエンチャ−は、光吸収色素と別個に添加しても
、結合体の形で添加してもよいが、光吸収色素の総計の
1モルに対し1モル以下、特に0.05〜0.5モル程
度添加することが好ましい。
これにより耐光性はより一層改善される。
本発明では、上記のような光吸収性の色素、色素−クエ
ンチャ−混合物、色素−クエンチャ−結合体から上記範
囲のnおよびkを有するものを選択するか、あるいは新
たに分子設計を行ない合成することもできる。
なお、色素の記録光および再生光に対するkは、その骨
格や置換基によりO〜2程度まで種々変化しているため
、例えばkが0.03〜0.25の色素を選定するに際
しては、その骨格や置換基に制限がある。 このため、
塗布溶媒に制限を生じたり、基板材質によっては塗工で
きないこともある。 あるいは気相成膜できないことも
ある。 また、新たに分子設計を行なう場合、設計およ
び合成に大きな労力を必要とする。
一方、本発明者らの実験によれば、2種以上の色素を含
有する混合色素層のkは、用いる各色素単独から構成さ
れる色素層のkに応じ、その混合比にほぼ対応する値に
なることが判明した。 従って、本発明では、記録層3
は2種以上の色素を相溶して形成されてもよい。
この際、はとんどの色素の混合系で混合比にほぼ比例し
たkがえられるものである。 すなわち、1種の色素の
混合分率およびkをそれぞれC1およびkiとしたとき
、kは、はぼΣC1kiとなる。 従って、kの異なる
色素同士を混合比を制御して混合することにより、k=
0.03〜0.25の色素Mを得ることができる。 こ
のため、きわめて広い範囲の色素群の中から用いる色素
を選択することができる。
このことは、波長依存性の改善にも適用できる。 半導
体レーザーの波長は通常±10nmの範囲にあり、市販
のCDプレーヤにおいては、770から790nmの範
囲で反射率を70%以上に確保する必要がある。 一般
に色素のに値は大きな波長依存性をもつものが多く、7
80r+mでは適切な値であっても、770あるいは7
90 nmでは太き(はずれてしまう場合が多い。 こ
のような場合には、第二の色素を混合することによって
、780±10nmの範囲で常に適切なnおよびに値が
得られるように設定することができる。
この結果、塗布溶媒等の制約など成膜法に制限はなくな
り、また、合成が容易で安価な色素の使用や、特性の良
好な色素の使用や、難溶性の色素の使用をも可能とする
ことができる。
記録層3を混合色素層とする場合、用いる色素は、n=
1.6〜6.5、k=0〜2の範囲内のものから選択す
ればよい。
なお、nおよびkの測定に際しては、所定の透明基板上
に記録層を例えば400〜800人程度の厚さ度量際の
条件にて設層して、測定サンプルを作製する。 次いで
、基板を通しての、あるいは記録層側からの反射率を測
定する。 反射率は記録再生光波長を用いて鏡面反射(
5°程度)にて測定する。 また、サンプルの透過率を
測定する。 これらの測定値から、例えば、弁室全書「
光学」石黒浩三P168〜178に準じ、n、kを算出
すればよい。
このような記録層3の厚さは、500〜2000人とす
ることが好ましい。 この範囲外では反射率が低下して
、CD規格の再生を行うことが難しくなる。
記録層3の設層方法に特に制限はないが、本発明では、
色素選択や、媒体設計や、製造上の自由度や容易さがよ
り拡大する点で、塗布によって設層することが好ましい
記録層3の塗設には、ケトン系、エステル系、エーテル
系、芳香族系、ハロゲン化アルキル系、アルコール系等
の各種溶媒を用いることができ、溶媒選択の自由度も大
きい。 塗布には、スピンコード等を用いればよい。
記録層3は、色素の蒸着膜によって形成されてもよい。
この場合の色素は、フタロシアニン系、ナフタロシアニ
ン系、アントラキノン系、アゾ系、トリフェニルメタン
系、ビリリウムないしチアピリリウム塩系、スクワリリ
ウム系、クロコニウム系、金属錯体色素系等の昇華性の
色素を用いるのがよ(、特に、フタロシアニン系、ナフ
タロシアニン系の色素を用いることが好ましい。
このような昇華性の色素を用いることによって、ピット
形状が良好となり、ジッターが減少することもある。
このような記録層3には、直接密着して反射層4が設層
される。
反射層4としては、Au、A4Mg合金、A(2N i
合金、Ag、PtおよびCu等の高反射率金属を用いれ
ばよいが、これらのうちでは反射率が特に高いことから
Au、Al2Mg合金およびAj2N i合金のいずれ
かを用いることが好ましい。 なお、Al2Mg合金中
のMg含有率は3〜7wt%程度が好ましい。 また、
AρNi合金中のNi含有率は3〜4wt%程度が好ま
しい。
反射層4の厚さは500Å以上であることが好ましく、
蒸着、スパッタ等により設層すればよい。 また、厚さ
の上限に特に制限はないが、コスト、生産作業時間等を
考慮すると、1000人程度量下であることが好ましい
これにより、媒体の未記録部の基板をとおしての反射率
は、60%以上、特に70%以上かえられる。
反射層4上には、保護膜5が設層される。
保護膜5は、例えば紫外線硬化樹脂等の各種樹脂材質か
ら、通常は、0.1〜100μ程度の厚さに設層すれば
よい。 保護膜5は、層状であってもシート状であって
もよい。
保護膜5は、特に放射線硬化型化合物および光重合増感
剤を含有する塗膜を放射線硬化したものであることが好
ましい。
そして、保護膜5の硬度が、25℃における鉛筆硬度(
JIS  K−5400)で、H〜8H,特に2H〜7
Hであるように構成されることが好ましい。
このように構成することにより、ジッターが格段と減少
する。
また、高温・高温あるいは温湿度変化条件下の保存にお
いても、保護膜と反射層との剥離が生じない。
より具体的には、保護膜の硬度がHより軟らかいとジッ
ターが増大し、8Hより硬くなると塗膜かもろ(なり膜
形成能が低下する他、反射層との接着力が低下する。
このような保護膜形成に用いる放射線硬化型化合物には
、オリゴエステルアクリレートが含まれることが好まし
い。
オリゴエステルアクリレートは、アクリレート基または
メタクリレート基を複数有するオリゴエステル化合物で
ある。 そして好ましいオリゴステルアクリレートとし
ては、分子量1000〜10000、好ましくは200
0〜7000であって、重合度2〜10、好ましくは、
3〜5のものが挙げられる。 また、これらのうちアク
リレート基またはメタクリレート基を2〜6個、好まし
くは3〜6個有する多官能オリゴエステルアクリレート
が好ましい。
多官能オリゴエステルアクリレートとしてはアロニック
スM−7100、M−5400、M−5500、M−5
700、M−6250、M−6500、M−8030、
M−8060、M−8100等(東亜合成化学社製)と
して市販されているものを用いることができ、これらは
下記式(A)   (B)で示されるものである。
(A) (B) A−(−M−N−)−、−M−A Aニアクリレート基またはメタクリレート基、 M:2
価アルコール(例えば、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、1.6−ヘキサングリコール、ビスフェ
ノールA等)残基、N:2塩基酸(例えば、テレフタル
酸、イソフタル酸、アジピン酸、コハク酸等)残基、n
:1〜IO1好ましくは2〜5 これらのうちでは、(A)で示されるものが好ましい。
このようなオリゴエステルアクリレートは単独で使用し
てもよい。
また、他の放射線硬化型化合物を併用してもよい。 そ
のような場合、オリゴエステルアクリレートは、放射線
硬化型化合物中20wt%以上存在することが好ましい
上記のオリゴエステルアクリレートには、他の放射線硬
化型化合物を併用することができ、このようなものとし
ては、イオン化エネルギーに感応し、ラジカル重合性を
示す不飽和二重結合を有するアクリル酸、メタクリル酸
、あるいはそれらのエステル化合物のようなアクリル系
二重結合、ジアリルフタレートのようなアリル系二重結
合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽和二重結合
等の放射線照射による架橋あるいは重合する基を分子中
に含有または導入したモノマー、オリゴマーおよびポリ
マー等を挙げることができる。 これらは多官能、特に
3官能以上であることが好ましい。
放射線硬化型モノマーとしては、分子量2000未満の
化合物が、オリゴマーとしては分子量2000〜100
00のものが用いられる。
これらはスチレン、エチルアクリレート、エチレングリ
コールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリ
レート、ジエチレングリコールジアクリレート、ジエチ
レングリコールメタクリレート、1.6−ヘキサングリ
コールジアクリレート、1.6−ヘキサングリコールジ
アクリレート等も挙げられるが、特に好ましいものとし
ては、ペンタエリスリトールテトラアクリレート (メ
タクリレート)、ペンタエリスリトールアクリレート 
(メタクリレート)、トリメチロールプロパントリアク
リレート(メタクリレート)、トリメチロールプロパン
ジアクリレート(メタクリレート)、ウレタンエラスト
マーにツボラン4040)のアクリル変性体、あるいは
これらのものにC0OH等の官能基が導入されたもの、
フェノールエチレンオキシド付加物のアクリレート(メ
タクリレート)、下記一般式で示されるペンタエリスリ
トール縮合環にアクリル基(メタクリル基)またはε−
カプロラクトン−アクリル基のついた化合物、 ■) (CH,=CHC00H2)、−CCH,OH(特殊ア
クリレートA) 2) (CH2=CHCOOH2)s  CCH20Hs(特
殊アクリレートB) 3) [CH2=CH0C(OC3Ha)、 −0CH2] 
! −CCH2CH。
(特殊アクリレートC) (特殊アクリレートD) (特殊アクリレートE) ■ CH2CHa COOCH=CH。
(特殊アクリレートF) 式中、m=1、a=2、b=4の化合物(以下、特殊ペ
ンタエリスリトール縮合物Aという)、 m=1、a=3、b=3の化合物(以下、特殊ペンタエ
リスリトール縮合物Bという)、m=1、a=6、b=
oの化合物(以下、特殊ペンタエリスリトール縮合物C
という)、m=2、a=6、b=oの化合物(以下、特
殊ペンタエリスリトール縮合物りという)、および下記
一般式で示される特殊アクリレート類等が挙げられる。
(n中16) CH2COOCH=CH2 (特殊アクリレートG) 8) CH2=CHCOO−(CH,CH,O) 4COCH
=CH2 (特殊アクリレートH) 9) CH,CH2COOCH=CH。
(特殊アクリレートエ) 10) (特殊アクリレートJ) また、放射線硬化型オリゴマーとしては、ウレタンエラ
ストマーのアクリル変性体、あるいはこれらのものにC
0OH等の官能基が導入されたもの等が挙げられる。
また、上記の化合物に加えて、あるいはこれにかえで熱
可塑性樹脂を放射線感応変性することによって得られる
放射線硬化型化合物を用いてもよい。
このような放射線硬化性樹脂の具体例としては、ラジカ
ル重合性を示す不飽和二重結合を有するアクリル酸、メ
タクリル酸、あるいはそれらのエステル化合物のような
アクリル系二重結合、ジアリルフタレートのようなアリ
ル系二重結合、マレイン酸、マレイン酸誘導体等の不飽
和結合等の、放射線照射による架橋あるいは重合する基
を熱可塑性樹脂の分子中に含有、または導入した樹脂で
ある。
放射線硬化性樹脂に変性できる熱可塑性樹脂の例として
は、塩化ビニル系共重合体、飽和ポリニスルチル樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノ
キシ系樹脂、繊維素誘導体等を挙げることができる。
その他、放射線感応変性に用いることのできる樹脂とし
ては、多官能ポリエステル樹脂、ポリエーテルエステル
樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂および誘導体(PVP
オレフィン共重合体)、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹
脂、フェノール樹脂、スピロアセタール樹脂、水酸基を
含有するアクリルエステルおよびメタクリルエステルを
重合成分として少くとも一種含むアクリル系樹脂等も有
効である。
このような放射線硬化型化合物の保護膜の膜厚は0.1
〜30μs、より好ましくは1〜10−である。
この膜厚が0.1−未満になると、−様な膜を形成しに
く(、湿度が高い雰囲気中での防湿効果が十分でな(、
記録層の耐久性が下がる。
しかも、ジッター防止効果が低下する。
また、30−をこえると、樹脂膜の硬化の際に伴う収縮
により記録媒体の反りや保護膜中のクラックが生じやす
い。
このような塗膜は、通常、スピンナーコート、グラビア
塗布、スプレーコート、ディッピング等、種々の公知の
方法を組み合わせて設層すればよい。 この時の塗膜の
設層条件は、塗膜組成の混合物の粘度、目的とする塗膜
厚さ等を考慮して適宜決定すればよい。
本発明において塗膜に照射する放射線としては、紫外線
、電子線等が挙げられるが、紫外線が好ましい。
紫外線を用いる場合には、前述したような放射線硬化型
化合物の中には、通常、光重合増感剤が加えられる。
本発明に用いる光重合増感剤としては、下記一般式(I
)で表わされる化合物が好ましい。 このものを、多官
能オリゴエステルアクリレートと用いることにより、前
記の硬度が容易に得られ、膜物性も良好となる。
そして、接着剤層との剥離も少な(なり、耐久性、耐湿
性も良好となる。
般式(I) n 上記一般式(I)において、Rは炭素数1〜4の置換も
しくは非置換のアルキル基、例えばメチル基、エチル基
、プロピル基、ブチル基等を表わし、なかでもメチル基
、エチル基等が好ましい。
Lは炭素数1〜3の置換もしくは非置換のアルキレン基
、例えば−CH2 H3 等を表わし、なかでも H3 一 H3 が好ましい。
Yは、複素環基、例えばモルホリノ基、2モルホリニル
基、  ピペリジノ基、4−ピペリジニル基、2−ピリ
ジル基、2−キノリル基、■−ピロリジニル基、1−ピ
ロリル基、2−チエニル基、2−フリル基等を表わし、
なかでもモルホリノ基が好ましい。
R3−は、一般式(I)中のベンゼン環の置換可能ない
ずれの位置でベンゼン環と結合してもよいが、 1 −L−Y の2位であることが好ましい。
本発明において、一般式(I)で表わされる化合物のう
ちで、最も好ましいものは以下のものである。
化合物A この化合物Aは、I RGACURE907(日本チバ
ガイギー社製)として市販されているものである。
一般式(I)で表わされる化合物は、放射線硬化の際光
重合開始剤ないし光重合増感剤として作用するものであ
る。
このような化合物の有機保護コート層における含有量は
、0.1〜20wt%、好ましくは1〜10wt%とす
るのがよい。
0.1wt%未満では光重合開始剤ないし光重合増感剤
としての作用が十分ではないからであり、20wt%を
こえると残存する光重合開始剤ないし光重合増感剤が記
録層に浸透し、記録層に悪影響を与えるからである。
また、光重合増感剤としては、必要に応じ前記の一般式
(I)で表わされる化合物の他に、次のような公知のも
のが併用できる。
例えばベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、α−メチルベンゾイン、α−クロルデオキシベ
ンゾイン等のベンゾイン系、ベンゾフェノン、アセトフ
ェノン、ビスジアルキルアミノベンゾフェノン等のケト
ン類、アセドラキノン、フエナントラキノン等のキノン
類、ベンジルジスルフィド、テトラメチルチウラムモノ
スルフィド等のスルフィド類等を挙げることができる。
そして、このような光重合増感剤と放射線硬化型化合物
を含有する塗膜を紫外線によって硬化させるには、公知
の種々の方法に従えばよい。
たとえば、キセノン放電管、水素放電管などの紫外線電
球等を用いればよい。
また、場合によっては電子線を用いることもできる。
このような保護膜5上には、さらに層状ないしシート状
の樹脂製の保護層が設けられていてもよい。
反射層4上および/または記録層3・反射層4間には、
さらに他のジッター防止膜が設けられてもよい。
このようなジッター防止膜としては、プラズマ重合膜ま
たは無機質薄膜があり、反射層4上に設けるときには、
それ自体保護膜として機能させでも、その上にさらに保
護膜を形成してもよい。
ジッター防止膜5は、0.05−以上、特に0.1〜1
0−の厚さであることが好ましい。
膜厚が薄すぎると、ジッター防止の効果が低下し、厚す
ぎると、CD規格からはずれたり、コスト高となり、膜
厚にみあった効果かえられない。
用いるプラズマ重合膜としては、公知のプラズマ重合膜
いずれであってもよ(、Cを含み、これに加え、H,O
,Cρ、F等のハロゲン、Si、N等の種々の元素を含
むものであってよい。
これらのうちではC,Hと必要に応じSiおよびOの1
種以上とを含むものが好ましい。
この際ソースガスやプラズマ重合条件等は公知のものを
用いればよい。
これらプラズマ重合膜は実質的に透明であるので、反射
層の上層、下層いずれに設層してもよい。
一方、用いる無機質膜としても種々の無機化合物であっ
てよく、酸化物、窒化物、炭化物、ケイ化物等の1種以
上を含有するものであってさらに記録層3と反射層4と
の間には、密着して接着層を設けてもよい。
接着層は、有機シリケート化合物、有機チタネート化合
物、有機アルミネート化合物もしくは有機ジルコネート
化合物の加水分解縮合物またはSi、Ti、Aj2もし
くはZrのハロゲン化物の加水分解縮合物を含有するこ
とが好ましい。
用いる有機チタネート化合物としては、公知の種々の化
合物が使用可能であるが、特にアルキルチタン酸エステ
ル、置換アルキルチタン酸エステル、アルケニルチタン
酸エステルまたは置換アルケニルチタン酸エステルが好
ましい。
また、有機ジルコネート化合物としては、公知の種々の
化合物が使用可能であるが、特にアルキルジルコン酸エ
ステル、置換アルキルジルコン酸エステル、アルケニル
ジルコン酸エステルまたは置換アルケニルジルコン酸エ
ステルが好ましい。
また、有機アルミネート化合物としては、アルミニウム
アルコキシド、アルミニウムキレート化合物が好ましい
これらのうち、特に好適に使用できるのは、下記構造式
をもつものである。
M (OR、)(OR,)(OR3)(OR4)AI2
(OR1)(OR2)(OR3)ここに、Mは、Tiま
たはZrを表わす。
また、R1,R2,R3およびR4は、それぞれ、水素
原子、または置換もしくは非置換のアルキル基もしくは
アルケニル基を表わす。
ただし、R5−R4のうち、少なくとも2個以上は、水
素原子ではなく、アルキル基またはアルケニル基である
ことが好ましい。
また、置換または非置換のアルキル基またはアルケニル
基の炭素原子数は、2〜18であることが好ましい。
なお、アルキル基またはアルケニル基を置換する基とし
ては、カルボキシル基、アルキルカルボキシ基、ジ(ヒ
ドロキシアルキル)アミノ基等の置換アミノ基、ヒドロ
キシル基、アルキルオキシカルボニル基などが好適であ
る。
以下に、好ましい有機チタネート化合物の具体例を挙げ
る。
T1 テトラエチルチタネート T2 テトラプロピルチタネート T3 テトライソプロピルチタネート T4 テトラ(n−ブチル)チタネートT5 テトラ(
イソブチル)チタネートT6 テトラ(5ec−ブチル
)チタネートT7 テトラ(tert−ブチル)チタネ
ートT8 テトラ(2−エチルヘキシル)チタネート T9 テトラステアリルチタネート TIOヒドロキシチタニウムステアレートTll  イ
ソプロポキシチタニウムステアレート T12  ヒドロキシチタニウムオレエートT13  
イソプロポキシチタニウムオレエート T14  ジ−ミープロポキシ・ビス(アセチルアセト
ン)チタネート T15  ジ−n−ブトキシ・ビス(トリエタノールア
ミン)チタネート T16  ジヒドロキシ・ビス(ラフティックアシド)
チタネート T17  テトラオクチレングリコールチタネート T18  ジ−ミープロポキシ・ビス(アセト酢酸エチ
ル)チタネート また、好ましい有機ジルコネート化合物の具体例を挙げ
る。
テトラ−n−プロピルジルコネート、テトラ−1−プロ
ピルジルコネート、テトラ−n −ブチルジルコネート
、テトラ−1−ブチルジルコネート、ジルコニウムテト
ラアセチルアセトナート、ジルコニウム−2−エチルヘ
キソエート、ジルコニウムナフテン酸、ジアセテートジ
ルコン酸など。
また、好ましい有機アルミネート化合物の具体例を挙げ
る。
アルミニウムーミープロピレート、モノ−5ec−ブト
キシアルミニウムジイソオビレート、アルミニウムー5
ec−ブチレート、エチルアセトアセテートアルミニウ
ムジイソプロピレート、アルミニウム(エチルアセトア
セテート)など。
有機シリケート化合物としては、アルキルケイ酸、特に
四低級アルキル(メチル、エチル)ケイ酸が好ましい。
なお、有機チタネート化合物、有機ジルコネート化合物
、有機アルミネート化合物、有機シリケート化合物は、
塗布液中でオリゴマーやコロイド状縮合酸化物を形成し
ていてもよい。
ハロゲン化物としては、ハロゲン化ケイ素、特に、四塩
化ケイ素が好ましい。
このような有機シリケート化合物、有機チタネート化合
物、有機アルミネート化合物、有機ジルコネート化合物
あるいはハロゲン化物を用いて接着層を形成するには、
これらを、水、アルコール、ヘキサン、ベンゼン等の溶
媒、あるいはこれらの混合溶媒で希釈し、これを色素層
上に塗布し、放置して加水分解を行ない、縮合物を得れ
ばよい。
接着層の塗布方法に特に制限はなく、スピンコード等を
用いればよい。
接着層の厚さは、10〜300人、特に20〜100人
であることが好ましい。 厚さがこの範囲未満であると
光学的に不均一となる他、接着強度が不十分となる。 
また、この範囲を超えると光学特性が変化してしまい1
反射率、変調度ともに大きくとることができなくなる。
このような構成の光記録媒体1に記録ないし追記を行う
には、例えば780 nmの記録光を、基板2をとおし
てパルス状に照射する。
これにより、記録層3が光を吸収して発熱し、同時に基
板2も加熱される。 この結果、基板2と記録層3との
界面近傍において、色素等の記録層材質の融解や分解が
生じ、記録層3と基板2との界面に圧力が加わり、グル
ープの底壁や側壁を変形させることがある。
この場合記録層3の融解物や分解物を含有する分解物M
61が、通常グループ23の底部および境界を覆うよう
な形状に残存する。
分解物層61の材質は、実質的に基板材質を含まない材
質であり、記録層材質の分解物あるいは記録層材質の分
解物と、記録層材質との混合物によって構成される。
分解物層61は、記録層3の厚さの通常30〜90%程
度の厚さである。
そして、通常、分解物層61上には、反射層との界面に
空隙63が形成され、分解物層61と、空隙63とがピ
ット部6に形成される。
空隙63は、記録層3の厚さの通常10〜70%程度の
厚さである。
また、このような記録過程において、基板2は変形しな
い場合もあるが、通常、基板2のピット部6は、加熱時
の圧力によって凹状にへこむことになる。 基板2のへ
こみ量は、ピット部6の寸法が大きい程太き(、通常0
〜300人程度の度量である。
また、空隙63上には、反射層4に密着して微少膜厚に
て記録層3ないしその分解物等が残存することもある。
このように、ピット部6の基板2と記録層3との界面部
には、実質的に基板材質を含有しない層が形成される。
本発明者らは、ピット部6の基板2と記録層3間に基板
材質が含まれていないことを下記のように確認した。
まず、一定条件にて作製し、記録を行った1枚の光記録
媒体1から、いくつかのサンプル片を用意し、各サンプ
ルから保護膜5と、反射層4とを剥離した。
次いで、基板2の表面をアルコール系の溶剤にて洗浄し
た。
この場合、洗浄条件は、アルコール系の溶剤中にて軽く
揺らす程度の弱い洗浄と、超音波をかけながら洗浄する
強い洗浄との2種類とした。
そして、洗浄後の基板2の走査型トンネル顕微鏡(ST
M)出力画像から基板2のグループ内の厚みを求めた。
この結果、強い洗浄力を持つ超音波洗浄を行ったサンプ
ルの場合、基板2のピット部6は、平坦ないしへこんで
いた。
これに対し、弱い洗浄力にて洗浄を行ったサンプルの基
板2のピット部6は盛り上がっていた。
これらの結果から、弱い洗浄力にて洗浄を行ったサンプ
ルの盛り上がって見える部分は、色素等の記録層材質が
熱を受けて分解したもの、つまり溶解度が低下した記録
層材質の分解物を含有する層であると考えられる。
実際、これら洗浄後の残存物を液体クロマトグラフィ、
吸収スペクトル、FTIR,MAS等により測定した結
果、弱い洗浄力の場合にはピット底には分解物の存在と
、基板材質が含まれていないことが確認されている。
このように、本発明のメカニズムは、日経エレクトロニ
クス1989年1月23日号、No。
465、P2O3に開示されている提案、すなわち 「記録レーザ光を照射した際、色素層が融解ないし分解
するとともに基板も軟化して、色素材料と、基板材料と
が界面で混じり合い、ピット部が形成される。」 というメカニズムとは異なるものである。
そして、その結果、ピット形状が良好となり、S/N比
が向上するものである。
なお、記録光のパワーは5〜9mW程度、基板回転線速
度は1.2〜1.4m/s程度とする。
このようにしてピット部6を形成したのち、例えば78
0 nmの再生光を、基板2をとおして照射すると、ピ
ット部6により光の位相差を生じ、反射率が未飽和部分
の60%以下、特に50%以下、さらには40%以下に
低下する。
一方、未記録部では、60%以上、特に70%以上の高
反射率を示しているので、CD規格による再生が可能と
なる。
再生光のパワーは、0.1〜10mW程度とする。
〈実施例〉 実施例1 連続グループを有する120mmφ、厚さ1.2mmの
ポリカーボネート樹脂基板上に色素を含有する記録層を
設層した。 この記録層上に、蒸着によりAuを100
0人厚定設層して反射層とし、さらに、オリゴエステル
アクリレートを含有する紫外線硬化型樹脂を塗布した後
紫外線硬化して10戸厚の保護膜とし、光記録ディスク
サンプルを得た。
各サンプルの記録層に含有される色素を下記に示す。
1 1 CH3CH3 記録層の設層は、基板を500 rpmで回転させなが
らスピンコード塗布により行なった。
塗布溶液としては、1.5wt%メタノール溶液を用い
た。 乾燥後の色素層の厚さは1300人であった。
各サンプルの記録層が含有する色素およびその含有量比
と、記録層の屈折率(n)および消衰係数(k)とを、
下記表1に示す。
nおよびkは、上記色素を含有する溶液を測定用基板上
に乾燥膜厚600人に成膜して被検記録Mとし、この被
検記録層のnおよびkを測定することにより求めた。 
なお、この測定は、「光学」 (石黒浩三著、弁室全書
)第168〜178ページの記載に準じて行なった。 
また、上記色素A1およびA2を含有する記録層の測定
に際しては、溶媒にメタノール、測定用基板にポリカー
ボネート基板を用いた。
表     1 N o 。
■(本発明)  Al(90)+A2(10)   2
.4  0.10得られた各サンプルに対し、波長78
0nm、  7mWのレーザーにてコンパクトディスク
信号の記録を行ない、次いで市販のコンパクトディスク
プレーヤで再生を行なった。
この結果、サンプルN0.  1ではS/N比が高く、
良好な再生を行なうことができた。
次いで前記のサンプルN0.  1から2枚のサンプル
片を得た。
そして、保護膜と、反射層とを剥離した後、基板の表面
を、メタノールを用いてそれぞれ異なる条件にて2分間
洗浄した。
この場合、メタノール中にて軽(揺らす程度の弱い洗浄
を行ったものをサンプルN0.、 1−1とし、超音波
をかけながら強い洗浄を行ったものをサンプルN0.1
−2とする。
洗浄後、基板表面に、膜厚100人のAu膜をスパッタ
リングにて形成し、東洋テクニカ社から販売されている
走査型トンネル顕微鏡(STM)を用いて、両サンプル
の表面状態を画像化した。
サンプルN0.1−1の37M画像は第2図、サンプル
N0.1−2の37M画像は第3図に示されるとおりで
ある。
第2図および第3図から、弱い洗浄を行ったサンプルN
0.1−1は、グループ内はピット部の膜厚が厚(、強
い洗浄を行ったサンプルN011−2は、グループ内の
膜厚がほぼ一定であることが確認できる。
また、グループ内の膜厚をより正確に確認するため、グ
ループに沿った断面における表面状態を示すグラフを作
製した。 サンプルNo。
1−1のグラフを第4図、サンプルN0.1−2のグラ
フを第5図に示す。
グラフの縦軸は基準面からの基板厚さ方向の高さであり
、横軸はグループ方向の距離である。 また、図中、矢
印aはピット部、矢印すはピット部外の位置を示す。
第4図から明らかなように弱い洗浄を行ったサンプルN
0.1−1は、記号aで示されるようにピット部が盛り
上がっている。
これに対し、第5図から明らかなように強い洗浄を行っ
たサンプルN0.1−2は、記号aで示されるようにピ
ット部が少しへこんでいる。
これらの事からサンプルN0.1−1の盛り上がって見
える部分は、色素が熱を受けて分解したもの、つまり溶
解度が低下した色素の分解物を含有する分解物層と考え
られる。
そして、このピット部の記録層と、基板との界面部に形
成された層を超音波にて剥離した後、分析を行った結果
、分解物が存在することおよび実質的に基板材質が含有
されていないことが確認できた。
これらの結果から、本発明の効果が明らかである。
さらに、上記色素A1、A2を用い、下記表2に示され
るような記録層を設層した。
表 サンプル No。
色素 (wt%) 1−3(比較)   At(100)      2.
4  0.021           Al(90)
+A2(10)   2.4   0.101−4(比
較)   A2(100)      2.3  1.
35得られた各サンプルに対し、上記と同様に、波長7
80 nm、7mWのレーザーにてコンパクトディスク
信号の配録を行ない、次いで市販のコンパクトディスク
プレーヤで再生を行なったところ、この結果、サンプル
N0.  1では上記のとおり良好な再生を行なうこと
ができたが、その他のサンプルN0.1−3では色素層
の吸収が不十分であり、記録が不可能であった。 また
、N0.1−4では反射が小さく、再生が不可能であっ
た。
実施例2 連続グループを有する120mmφ、厚さ1.2mmの
アモルファスポリオレフィン樹脂基板上に、下記の色素
を含有する記録層を設層した。 この記録層上に、蒸着
によりAuを1000人厚に設層して反射層とし、さら
に、オリゴエステルアクリレートを含有する紫外線硬化
型樹脂を塗布した後紫外線硬化して10鱗厚の保護膜と
し、光記録ディスクサンプルを得た。
各サンプルの記録層に含有される色素を下記に示す。 
また、下記色素Blの透過および反射スペクトルを第6
図に、下記色素B2の透過および反射スペクトルを第7
図に示す。
2 記録層の設層は、基板を50 Orpmで回転させなが
らスピンコード塗布により行なった。
塗布溶液としては、ジクロロエタンの1.5wt%溶液
を用いた。 乾燥後の色素層の厚さは1300人であっ
た。
各サンプルの記録層が含有する色素およびその含有量比
と、記録層の屈折率(n)および消衰係数(k)とを、
下記表3に示す。
記録層のn、にの測定に際しては、溶媒にジクロロエタ
ン、測定用基板にガラス基板を用いた。
表 3 サンプル No。
色素 (wt%) 2−1(比較)   Bl(100)      2.
6  0.032−2         Bl(90)
+82(10)   2.4   0.102−3(比
較)   Bl(50)+B2(50)   2.0 
 0.752−4(比較)   B2(100)   
   1.9  1.15得られた各サンプルに対し、
実施例1と同様に、波長780nm、7mWのレーザー
にてコンパクトディスク信号の記録を行ない、次いで市
販のコンパクトディスクプレーヤで再生を行なったとこ
ろ、この結果、サンプルN0.2−2は良好な再生を行
なうことができたが、その他のサンプルN0.2−1で
は色素層の吸収が低く、記録感度が低下した。 また、
No。
2−3.2−4では反射が小さく、再生が不可能であっ
た。
実施例3 連続グループを有する120mmφ、厚さ1.2mmの
ポリカーボネート樹脂基板上に、下記の色素層を設層し
た。 グループは、深さ900人、幅0.5−とし、ラ
ンド幅は1.1−とした。
色素層は下記C196wt%とC24wt%の相溶膜と
した。
cI20.− 色素層の設層は、基板を50 Orpmで回転させなが
らスピンコード塗布により行なった。
塗布溶液としては、上記色素CIを含有する色素層には
セロソルブの3wt%溶液を用いた。 乾燥後の色素層
の厚さは1000人程度度量った。 なお、色素層の厚
さの測定は、走査型電子顕微鏡を利用した断面測定装置
(エリオニクス■製PMS−1)により行なった。
780 nmにおける色素層の屈折率nは2.3、およ
び消衰係数には0.08であった。
この色素層上に、蒸着によりAuを1000人厚に設層
して反射層とし、さらに、下記の塗布組成物を塗布した
後紫外線硬化して保護膜とし、光記録ディスクサンプル
を得た。
なお、保護膜は、下記の放射線硬化型化合物および光重
合増感剤を含む塗布組成物をスピンナーコートで設層し
た。
(塗布組成物) 多官能オリゴエステルアクリレート[オリゴエステルア
クリレート(3官能以上)30重量%、トリメチルプロ
パンアクリレート70重量%、商品名アロニックスM−
8030;東亜合成社製] 100重量部 光重合増感剤(前記化合物A:商品名 I RGACURE907 、日本チバガイギー社製)
              5重量部このような塗布
組成物を設層後、120 W/cmの紫外線を15se
c照射し架橋硬化させ、硬化膜とした。
この時の膜厚は5−であった。
これをサンプルN0.11とする。
サンプルN0.11の保護膜に用いた100重量部の多
官能オリゴエステルアクリレートのアロエックスM−8
030をアロエックスM−400(6官能以上のモノマ
ー)50重量部およびアロエックスM−309(3官能
モノマー)50重量部に替えた他はサンプルNo。
11と同様にしてサンプルN0.12を作製した。
また、サンプルN0.11の100重量部のアロエック
スM−8030のうち50重量部をアロエックスM−1
11(単官能モノマー)に替え、接着剤層として合成ゴ
ム系ホットメルト型接着剤HM−1275(HBフーラ
ージャパン社製)をロールコータ−で30−厚に設層し
た他はサンプルN0.11と同様にしてサンプルN0.
13を作製した。
さらに、サンプルN0.11のアロエックスM−803
0(100重量部)を、アロエックスM−6100(2
官能オリゴエステルアクリレート)50重量部と上記ア
ロエックスM−11150重量部とに替え、その他はサ
ンプルN0.11と同様にしてサンプルN0.14を作
製した。
得られた各サンプルに対し、波長780 nmのレーザ
ーにてCD信号(190〜720 kHzの9種類のパ
ルス、デユーティ−50%)の記録を行なった。 記録
パワーは7mW、記録時の線速は1.3m/sとした。
 なお、記録はグループ部に行なった。 また、記録時
のトラッキングはプッシュプルトラックエラー制御によ
り行なった。
次いで市販のコンパクトディスクプレーヤで再生を行な
った。 再生パワーは0.2mWとした。
この結果、これら各サンプルでは、未記録部で70%以
上の反射率が得られ、CD信号の11Tパルスの記録部
の反射率は未記録部の反射率の40%以下であった。 
また、これらのサンプルでは、実施例1と同様のピット
が形成されていた。
次に各サンプルにつき、ジッターを測定した。
ジッターは、MEGURO社製CDジッターメーターM
JM−631で測定した。
結果を表4に示す。
表 N0.    鉛筆硬度    (ns)11    
2H100 124H90 13B      >200 14    4B     >200 表4に示される結果から、鉛筆硬度が高くなると、ジッ
ターが格段と減少することがわかる。
なお、サンプルN0.11.12の耐候性、耐食性、耐
久性は良好なものであった。
実施例4 実施例3のサンプルN0.11において、色素を下記表
5のように変更した。
用いた色素D1クエンチャ−Q1は下記のとおりである
2 CH3 CH3 クエンチャ−0ま ただし、色素層の設層には、ジアセトンアルコール溶液
を用いた。
これらの770.780.790nmにおけるnおよび
kを表5に示す。
表5に示される結果から、色素の混合により、770〜
790nmにおいて、良好なnおよびkかえられること
がわかる。
得られた各サンプルに対し、実施例1と同様に780 
nmにて記録を行い、再生波長を770.780.79
0 nmにかえて、再生を行った。
この結果、サンプルN0.31.32では、いずれの波
長でも良好な記録再生を行なうことができた。 これら
のサンプルでは、未記録部で70%以上の反射率が得ら
れ、CD信号の11Tパルスの記録部の反射率は未記録
部の反射率の40%以下であった。 また、これらのサ
ンプルでは、信号記録部分の基板と記録層との界面に実
施例1と同様にピットが形成されていた。
また、サンプルN0.33では、780.790 nm
では再生を行うことができたが、770 nmでは再生
を行うことができなかった。
また、サンプルN0.34では記録ができなかった。
次に上記サンプルのそれぞれにおいて、グループ部での
色素層の厚さを500人未満としたサンプルおよび15
00人を超える厚さとしたサンプルを作製し、上記と同
様な記録再生試験を行なった。 この結果、500人未
満および1500人を超えるサンプルではグループ部の
反射率が60%未満となり、再生に必要な十分な反射率
およびピットが得られなかった。
実施例5 連続グループを有する120mmφ、厚さ1.2mmの
アモルファスポリオレフィン基板上に、色素層を設層し
た。 グループは、深さ1200人、幅0.5μとし、
ランド幅は1゜1)111とし、た。
アモルファスポリオレフィンとしては、環状オレフィン
とエチレンのランダム共重合体を用いた。
この基板の酸素透過量Qは 0.4X  10−”cm”cIll−”s−・(cm
Hg)− であっ た。
色素層は下記E 1を用いた。
色素層の設層は、基板を500 rpmで回転させなが
らスピンコード塗布により行なった。
塗布溶液としては、色素層にはシクロヘキサノンの2w
t%溶液を用いた。 乾燥後の色素層の厚さは1300
人程度度量った。 なお、色素層の厚さの測定は、走査
型電子顕微鏡を利用した断面測定装置(エリオニクス■
製PMS−1)により行なった。
780 nmにおける色素層の屈折率nは2.6、およ
び消衰係数には0.1であった。
この色素層上に、蒸着によりAuを1000人厚に設層
して反射層とし、さらに、下言己の塗布組成物を塗布し
た後紫外線硬化して保護膜とし、光記録ディスクサンプ
ルを得た。
なお、保護膜は、実施例2のN0.11の放射線硬化型
化合物および光重合増感剤を含む塗布組成物をスピンナ
ーコートで設層した。
このような塗布組成物を設層後、120 W/cmの紫
外線を15sec照射し架橋硬化させ、硬イヒ膜とした
この時の膜厚は5−であった。
これをサンプルN0.41とする。
次に、サンプルN0.41において、基板材質をポリカ
ーボネー・トにかえ、色素層の塗布溶液をエチルセルソ
ルブの3wt%溶液とした他は、上記と全く同様にして
サンプルN0.42をえた。
ポリカーボネート基板の酸素透過量Qは25x 10−
10cm”−cm−”s−’・(cmHg)−’であっ
た。
さらに、サンプルN0. 41. N0. 42におい
て、色素D1に10重量%の下記クエンチャ−Qlを添
加した他、上記と全く同様にしてサンプルN0.43、
N0.44をえた。
クエンチャ−Ql これら各サンプルN0.41〜44につき1.5kwの
Xeランプを20cmの距離から基板をとおして照射し
、色素残有率を照射時間に対してプロットした。
色素残有率は(100−R)/(100−RO)(ただ
し、RおよびRoは、それぞれ、所期および照射後の7
80 nmでの反射率)により求めた。
結果を第8図に示す。
第8図に示される結果から、クエンチャ−を使用しなく
とも、サンプルN0.41では、格段と耐光性が向上し
ていることがわかる。
なお、これらのサンプルでは、前記同様のピットが形成
されており、良好な記録再生を行うことができた。
実施例6 連続グループを有する120mmφ、厚さ1.2mmの
アモルファスポリオレフィン基板上に下記の色素を用い
て色素層蒸着により設層した。 グループは、深さ80
0人、幅0. 4−とし、ランド幅は1.2μとした。
この基板上に、以下の中心金属を有するフタロシアニン
を用いて色素層を蒸着した。
Jyヱー E I   Si[03i(CHx)s]zE 2  
   Cu E3    RuCjt なお、色素の蒸着は抵抗加熱法により、蒸着条件は、以
下のようにした。
■作業圧力    I X 10−’Torr■基板温
度    20℃ ■蒸着速度    600人/分 このようにして設層した色素層のグループ内における厚
さは1200人であった。
この場合、色素層の厚さの測定は、走査型電子顕微鏡を
利用した断面測定装置(エリオニクス■製PMS−1)
により行なった。
780nmにおけるnおよびkの値を表6に示す。
この色素層上に、実施例4と全く同様に、反射層および
保護膜を形成し、光記録ディスクサンプルを得た。
この時の膜厚は5−であった。
このようにして得られたサンプルを用いた色素に応じて
サンプルN0.51.52.53とする。
これらのサンプルに対し、波長780 nmのレーザー
にてCD信号(190〜720kHzの9種類のパルス
、デユーティ−50%)の記録を行なった。 記録パワ
ーは10mW、記録時の線速は1.3m/sとした。 
なお、記録はグループ部に行なった。 また、記録時の
トラッキングはプッシュプルトラックエラー制御により
行なった。
次いで市販のコンパクトディスクプレーヤで再生を行な
った。 再生パワーは0.2mWとした。
これらの各サンプルについて、未記録部での反射率(%
)と、この未記録部の反射率に対するCD信号の11T
パルスの記録部の反射率の割合(%)を求めた。
これらの結果を表6に示す。
なお、これら各サンプルとも、実施例1と同様のピット
が形成されており、ジッターも低いものであった。
実施例7 実施例2のサンプルN0.11において、下記表7のよ
うにジッター防止膜を形成した。
表        7 N0.    反射層下  反射層上 1 2 63          C 64D 5 6 67          G 68          H ジッター防止膜A プラズマ重合膜 モノマーガス テトラメトキシシラン キャリヤーガス r 動作圧力 パワー 周波数 膜厚(エリプソメータで測定) ジッター防止膜B プラズマ重合膜 モノマーガス メチルメタクリレート キャリヤーガス r 動作圧力 パワー 周波数 膜厚 05CCM 5CCM O,07Torr 50W 13.56MHz 0.5− 05CCM 5CCM O,05Torr 50W 13.56MHz 一 ジッター防止膜C プラズマ重合膜 モノマーガス テトラメトキシシラン キャリヤーガス r 動作圧力 パワー 周波数 膜厚 ジッター防止膜D プラズマ重合膜 モノマーガス トリエチルシラン キャリヤーガス r 動作圧力 パワー 周波数 膜厚 05CCM CCM O,05Torr 50W 13.56MHz 0.3− 05CCM CCM O,06Torr 50W 13.56MHz 0.5− ジッター防止膜E スパッタ膜 S i O2 膜厚     0.5− ジッター防止膜F スパッタ膜 iOz 膜厚     0.3− ジッター防止膜G スパッタ膜 O3 膜厚     0.3戸 ジッター防止膜H スパッタ膜 1AnON 膜厚     0.5μ これらサンプル61〜68では、 低減がみられた。
ジッターの 実施例8 実施例2のサンプルN0.11において、記録層3と反
射層4との間に、下記の接着層N0.  1〜4を設層
した。
[接着層N0.l] 酢酸エチルとエチルアルコールをIQ:11の割合で混
合し、撹拌しながら徐々に5i(QC2H5) 4を酢
酸エチルに対し2/25の割合で添加し、3〜4日間放
置した溶液をn−プロパツールでさらに10倍希釈して
塗布溶液を得た。 この溶液を色素層上にスピンコード
し、60℃にて30分間乾燥して形成した。
[接着層N0.2] 上記化合物T14を、i−プロパノ−ルー水の1:1混
合溶媒で30倍に希釈して、色素層上にスピンコードし
、乾燥して形成した。
[接着層N0.3] エチルアセトアセテートアルミニウムジイソプロピレー
トを、i−プロパツール:水の3:1混合溶媒で30倍
に希釈して色素層上にスピンコードし、乾燥して形成し
た。
[接着層N0.4] テトラエチルアセトアセテートZr (オキシ塩化Zr
  1モルとアセト酢酸エチル 4モルとを炭酸ナトリ
ウムの存在下で反応させて合成したもの)の2%n−プ
ロパツール溶液を色素層上にスピンコードし、乾燥して
形成した。
なお、上記各接着層の乾燥後の厚さは、50人であった
これらのサンプルについて、保護膜上に粘着テープを貼
りつけた後に剥がす実験を行なったところ、接着層を有
しないサンプルでは反射層の剥離が観察されたが、接着
層を有するサンプルでは、剥離は観察されなかった。
〈発明の効果〉 本発明によれば、高反射率で、しかもピット部での大き
な反射率低下を示すので、CD規格による再生を行うこ
とのできる良好な光記録が可能となる。
そして、ピット形状が良好で、しかも高いS/N比が得
られ、良好な記録・再生を行うことができる光記録媒体
が実現する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光記録媒体を示す部分断面図である
。 第2図および第3図は、それぞれ、本発明の光記録媒体
の記録層を洗浄除去した後の基板表面の走査型トンネル
顕微鏡の出力画像の写真である。 第4図および第5図は、それぞれ本発明の光記録媒体の
基板表面のグループに沿った断面における表面状態が示
されるグラフである。 第6図および第7図は、それぞれ、本発明に用いる色素
の透過および反射スペクトルを示すグラフである。 第8図は、光耐光性の結果を示すグラフである。 符号の説明 1・・・光記録媒体 2・・・基板 21・・・ランド部 23・・・グループ 3・・・記録層 4・・・反射層 5・・・保護膜 6・・・ピット部 61・・・分解物層 63・・・空隙 出 願 人 ティーデイ−ケイ株式会社代  理  人
  弁理士   石  井  隔間     弁理士 
  増  1) 達  哉F ■ G。 ブ 基堕?rJめうの島ごrnm) 償 長(/nm) ■ G 。 攬 長(/nm) エ G− 0 2゜ 0 4゜ 0 照射時間/hr

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基板上に色素を含有する記録層を有し、この記録
    層上に密着して反射層を積層して構成され、 記録光を前記記録層に照射してピット部を形成し、再生
    光により再生を行う光記録媒体であって、 前記ピット部の前記基板と前記記録層の界面部には、記
    録層材質の分解物を含有し、かつ基板材質を実質的に含
    有しない層が存在していることを特徴とする光記録媒体
  2. (2)前記ピット部には、空隙が形成されている請求項
    1に記載の光記録媒体。
  3. (3)記録光および再生光の波長における前記記録層の
    消衰係数kが0.03〜0.25である請求項1または
    2に記載の光記録媒体。
  4. (4)記録光および再生光の波長における前記記録層の
    屈折率nが1.8〜4.0である請求項3に記載の光記
    録媒体。
  5. (5)記録光および再生光の波長が600〜900nm
    である請求項1ないし4のいずれかに記載の光記録媒体
  6. (6)前記記録層の厚さが500〜2000Åである請
    求項1ないし5のいずれかに記載の光記録媒体。
  7. (7)基板側から再生光を照射したとき、未記録部分の
    反射率が60%以上であり、記録部分の反射率が未記録
    部分の反射率の60%以下である請求項1ないし6のい
    ずれかに記載の光記録媒体。
  8. (8)前記記録層が塗布膜である請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の光記録媒体。
  9. (9)前記記録層が蒸着膜である請求項1ないし7のい
    ずれかに記載の光記録媒体。
  10. (10)前記記録層が2種以上の色素を含有する請求項
    1ないし9のいずれかに記載の光記録媒体。
  11. (11)前記反射層上に保護膜を積層した請求項1ない
    し10のいずれかに記載の光記録媒体。
  12. (12)前記保護膜が、放射線硬化型化合物を放射線硬
    化したものである請求項1ないし11のいずれかに記載
    の光記録媒体。
  13. (13)前記保護膜の25℃における鉛筆硬度がH〜8
    Hである請求項12に記載の光記録媒体。
  14. (14)前記保護膜の厚さが0.1μm以上である請求
    項12または13に記載の光記録媒体。
  15. (15)前記基板の25℃における酸素透過量が5×1
    0^−^1^0cm^3・cm^−^2・s^−^1・
    (cmHg)^−^1以下である請求項1ないし14の
    いずれかに記載の光記録媒体。
  16. (16)前記記録層と前記反射層との間に、接着層を有
    する請求項1ないし15のいずれかに記載の光記録媒体
  17. (17)前記反射層上または前記反射層と前記記録層と
    の間に、ジッター防止膜を有する請求項1ないし16の
    いずれかに記載の光記録媒体。
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