JPH03232456A - ブロッキングを防止した粉チーズ及びその製造法 - Google Patents

ブロッキングを防止した粉チーズ及びその製造法

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JPH03232456A
JPH03232456A JP2026736A JP2673690A JPH03232456A JP H03232456 A JPH03232456 A JP H03232456A JP 2026736 A JP2026736 A JP 2026736A JP 2673690 A JP2673690 A JP 2673690A JP H03232456 A JPH03232456 A JP H03232456A
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秋元 毅一郎
Shigekatsu Sato
重勝 佐藤
Yoko Kato
容子 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、長期間保存してもブロッキングを起こさず、
常にサラサラした性状を維持している粉チーズ及びその
製造法に関する。
(従来の技術) 一般に市販されている粉チーズは、その平均粒子が0.
811IIIlφで、1圓φ以下が80%を占めた細か
い粒子に整粒されている。このような細かい粒子に整粒
する理由は、細かい粉チーズにした方がその乾燥効率が
良いこと、また粒子が細かいため口溶けが良く風味の拡
散が良好となること等が挙げられる。しかし、粒子が細
かすぎると粒子同士の接触面積が多くなり、粉チーズの
水分が高かったり、温度ショック(商品が高温度25〜
30°Cと低温度5〜10°Cの雰囲気を往復する状態
)による結露水やオイルオフを生じた場合には、粒子間
の結着を招き保存中にブロッキングが起こるという欠点
がある。
従来、ブロッキングを防止する手段としては、特開昭6
1−224933号公報にみられるように、粉状チーズ
にバインダーを配合し、製品水分含量を8%以下に調整
し、しかも粒径を0.2〜1.0−の顆粒状とすること
が知られている。
しかし、製品水分含量をこのように低めることは、製品
歩留りの低下と乾燥しすぎにより粉チーズが硬くなり、
口溶けが悪くなるなどの欠点がある。また、0.2〜1
.0 Mφ程度の顆粒では現在市販されている粉チーズ
(平均粒子径0.8ffIl11)と大差なく、水分含
量の高い粉チーズに対してはブロッキングを防止するま
でには至らない。
また、本発明者らは、非水溶性ダイエタリーファイバー
をチーズに加え、サラサラ性を向上することでブロッキ
ングを防止することを検討した。
この結果、ダイエタリーファイバーのサラサラ性により
、粉チーズに流動性を付与することはできるが、ダイエ
タリーファイバー自体は保存中における結露水やオイル
オフによる油分の吸着能力が低く、この面においてさら
に一層ブロッキングの防止をすることが望まれた。この
ことは、第1表に、セルロース(ダイエタリーファイバ
ー)、キトサン、微結晶セルロースを湿度80%の雰囲
気中に保存し、吸収された水分含有率(%)を示す水分
吸収試験の結果からも明らかなように、ダイエタリーフ
ァイバーは他の素材と比較して水分の吸収性が劣るため
、温度ショックによる水滴等が発生した場合、ダイエタ
リーファイバーが水分を吸収することが困難であり、こ
の点における粉チーズのブロッキング防止手段を検討す
る必要が生じてきた。
(問題を解決するための手段) 本発明者らは、チーズ、特に高水分の粉チーズの長期保
存中におけるブロッキング防止手段についてどのような
手段を採用できるか種々の検討を行った。その結果、粉
チーズの粒径を大きくすると粒径の小さい粉チーズにく
らべてチーズ相互間の接触点が小さくなりブロッキング
を防止することができること、キトサン粉末を粉チーズ
に添加混合するとブロッキングを防止することができる
こと、さらにこの両者を併用するとブロッキング防止効
果が一層効果的に達成することができることを見出し、
本発明をなすに到った。
すなわち、本発明は、まず第1に、粉チーズが、粒径1
.OIφ以上の粒子が粉チーズ全体の75%以上を占め
るというように、最終製品の粉チーズの粒子径を従来品
の約2倍としく重量を一定にした場合、単位重量当りの
表面積は1/4になる)、粒子間の接触点の数を従来品
の約178と大幅に減少させることにより、粉チーズの
サラサラ性の向上と粒子相互間のブロッキング(結着)
の防止とをはかったものである。そして、このようにす
ると粉チーズを低水分含量にすることな(サラサラ性を
維持し、ブロッキングを防止することができるので、粉
チーズが硬くなったり、口溶けがわるくなったりするこ
とはない。
本発明のこのような粉チーズは、次の方法で製造できる
原料チーズとしてのナチュラルチーズの一種または二種
以上を選択し、これを混合し、その混合物を粉砕し、こ
れにクエン酸塩またはリン酸塩等の溶融塩を加えるかも
しくは加えないで加熱溶融し、好ましくは75°C〜8
5°Cの温度下で撹拌し、十分に融化を行ったのち、窒
素ガスのような不活性ガスを加圧下に、好ましくは1.
2〜1.5 l<g/ ctで、20〜30秒間程含気
させる。次いで含気させた融化チーズを真空チャンバー
内に噴射し、そうめん状となったチーズを固化させる。
この固化したチーズを気流混合型乾燥機等を用い、製品
水分lO〜20%好ましくは13〜15%になるまで乾
燥したのち、フラッシュミル機等(例えば、〕ジパウダ
ルに、に製)で整粒し、直径4鵬のスクリーンを通すこ
とにより、製品粒径1mφ以上の粒子が75%以上を占
める荒挽きのプロセスタイプの粉チーズを得る。
あるいは、上記加熱溶融したチーズを、3〜5kg程度
のブロック状に成形し、冷却固化させ、この成形チーズ
をドラム型粉砕機で粉砕し、以下、乾燥、整粒を行って
プロセスタイプの粉チーズとしてもよい。
これらいずれの場合にも、製品の平均粒子径を約1.5
叩前後とすることが望ましい。
第1図に本発明の上記方法により得られた粉チーズの粒
度分布と市販されている粉チーズの粒度分布とを示す。
この図から明らかなように、本発明の粒径1+mnφ以
上の粒子が75%以上を占める粉チーズは、市販品と明
らかに区別することができ、市販品の約2倍の平均粒子
径でしかも10φ以下の微粒子が約173と少なくなっ
ている。このことが粒子間の接触面積を少なくし、極め
て流動性の良い製品をつくることを示している。また、
第2表に、本発明による粉チーズと市販品(粒度分布は
第1図による)とを、10°C125°C15〜25°
Cで保存した場合に生ずるブロッキング率を示した。こ
の保存試験の結果、保存温度がいずれの場合においても
ブロッキング率は、本発明による粉チーズの方が、市販
品にくらべて低く、好ましいものであった。
第2表 *ブロッキング率=粉チーズを充填した円柱状の容器を
静かに反転したときの残粉重量と金粉重量との比率 ((容器内残粉重量/金粉重量)xlOO)(以下、同
じ) また、本発明では、第2に従来の方法により製造された
粉チーズに対して、ダイエタリーファイバー粉末よりも
ブロッキング防止効果のある添加物について検討し、キ
トサン粉末を添加混合することによって、保存中の温度
ショックによる結露水あるいはオイルオフを吸収させて
ブロッキングの防止を図った。キトサン粉末が他のブロ
ッキング防止側(例えばダイエタリーファイバー)より
ブロッキング防止効果が高いのは次の理由によるもので
あると考える。すなわち、キトサン粉末は油の吸着剤ま
たは水分の吸着剤としての機能性を具備しているため、
キトサン粒子が粉チーズより油分または水分を吸着する
と、−旦吸着された物質はキトサンの粒子内部に浸透し
、包合されるためキトサン粒子の表面は常に乾燥状態で
サラサラ性を維持し、この結果、粉チーズは相互に結着
せず、ブロッキングも生しない。
第3表に水分含量の異なる粉チーズを調整し、キトサン
粉末を添加したものと無添加のものとについてブロッキ
ング率を測定した結果を示す。すなわち、粉チーズの水
分を14%と18%とに調整し、キトサン添加率を0〜
1.5%まで変化させ、さらに保存温度を5°C〜25
゛cに3日毎に往復させ、10i1間保存し、ブロッキ
ング率を測定した。
なお対照として、ダイエタリーファイバー(セルロース
)を1%添加したものについての同様のテストの結果を
第4表に示す。
第   3   表 第 4 表 この結果、低水分含量(14%)および高水分含量(1
8%)の両者とも無添加区に比ベキトサン添加区の方が
、キトサン添加率が高くなるほどブロッキング率は低く
なっており、キトサンにブロッキング防止効果のあるこ
とが認められた。
方グイエタリーファイハーについては1%添加でも無添
加区より良いもの一キトサン添加の方がブロッキング防
止効果があるという結果になっている。
本発明におけるキトサン粉末の添加量は、粉末チーズ重
量に対し、約0.5〜1.5%程度が望ましい。0.5
%以下ではブロッキング防止効果は弱く、また1、5%
以上ではキトサン特有のニゲ味が製品に付与される。ま
た、チーズ水分含量が18%の場合よりも14%のとき
の方がブロッキング防止効果が高く、この点からチーズ
含量を15%乃至それ以下に調整することが望ましい。
さらに、本発明では第3に、前記荒挽きした粒径1.0
閣φ以上の粒子を75%以上含有している荒挽きタイプ
の粉チーズにキトサン粉末を添加することにより、相互
の相乗効果で、優れたブロッキング防止を図った。
その結果を、第5表に示す。すなわち、荒挽きした粒径
1.0鵬φ以上の粒子を75%以上含有し、平均粒径1
.5mφの粉チーズと、市販品と同様の平均粒子径0.
8 rmφの粉チーズ(第1図参照)とに、キトサン粉
末を1.0%添加し、保存’tlA aを5〜25°C
に3日毎に往復させ、10週間保存し、そのブロッキン
グ率を測定した。この結果、粒径1、 Olrmφ以上
の粒子を75%以上含有し、平均粒径をL5mmφに調
整し、これにキトサン粉末を1%添加した粉チーズを2
.5ケ月間保存したものは、製品粒径の調整およびキト
サン添加を各々単独で行って保存したものより、いち−
るしく優れたブロッキング防止効果をもたらした。従っ
て、粒径の調整とキトサン粉末の添加とを併用すること
が望ましい。
第   5   表 以下、実施例を示し、本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 チェダーチーズおよびゴーダチーズの各50kgを粉砕
して混合し、この原料チーズに溶融塩(クエン酸ナトリ
ウムと第2リン酸ナトリウムの等1混合物)2kgを添
加し、ステファン融化機を用いて750rpmで高速撹
拌しなから85°Cの温度まで加熱)8融した。この融
化チーズに窒素ガスを1゜2〜1.5 kg / cI
liの圧力で25秒間吹き込んで含気させたのち6 m
iHg−10mmHgに保持した真空チャンバー内にタ
レパコポンプで圧送し、真空チャンバー内に配設したノ
ズルから噴射した。
上述のようにして噴射されたチーズは、そうめん状とな
ってノズルから噴出し、その組織がポーラス化されると
ともに自己冷却により固化する。
この固化したチーズを気流混合型乾燥機を用い、製品水
分13%になるまで乾燥する。次いで、冷風にて粉チー
ズの品温か30°C以下になるまで冷却したのち、フラ
ッシュミル機(フジバラダルに、に製)で整粒し直径4
薗φのスクリーンを通し、平均粒子径が約1.5mで、
しかも1鵬φ以上の粒子が80%以上占める荒挽きタイ
プのプロセス粉チーズ71.2誌を得た。
該粉チーズを25°C1湿度100%の雰囲気下で4日
間強制劣化保存したのち、ブロッキング率を測定した結
果、対照として用いた市販品は50%であったのに対し
、実施例1による粉チーズは0.3%と極めて良好な流
動性を示した。
実施例2 チェダーチーズ50kg、ゴーダチーズ45kgおよび
再製チーズ5kgを粉砕混合し、この原料チーズに溶融
塩としてポリリン酸ナトリウム1.6 kgとピロリン
酸ナトリウムO−8kg、pl(iJl整用重用重炭酸
ナトリウム06 kgを加えステファン融化機を用いて
1500rpmで高速撹拌しなから85°Cの温度まで
加熱融化した。この融化チーズを前記実施例1と同様に
して製品水分14%まで乾燥冷却したのち、フランシュ
ミル機で整粒し、直径2[1Ilnφのスクリーンを通
し、平均粒子径が約0.8卸で、1皿φ以下の粒子が7
0%占めるプロセス粉チーズ72.5−を得た。この粉
チーズにキトサン粉末を725g均一に添加混合し、流
動性のあるプロセス粉チーズを73.225μ得た。
該粉チーズを5°C〜25°Cの温度ショック下で2.
5ケ月間保存試験を行った結果、ブロッキング率が対照
として用いた市販品は、74.4%であったのに対し、
実施例2による粉チーズは39.0%と約172になり
、ブロッキング化が改善された。
実施例3 実施例1で得られた荒挽きタイプの粉チーズlO−に対
し、実施例2で使用したキトサン粉末100gを均一に
混合し、流動性のあるプロセス粉チーズを10.1 k
gを得た。
該粉チーズを5°C〜25°Cの温度ショック下で2.
5ケ月間保存試験を行った結果、製品粒径の調整および
キトサン添加と各々単独で保存したものより、良好なブ
ロッキング防止効果をもたらした。
(発明の効果) 本発明では、粉チーズの粒径を1.0■φ以上の粒子が
75%以上含有するように調整することにより、また粉
チーズにキトサン粉末を添加混合する二之により、ある
いはこの両者を併用することにより、粉チーズ相互のブ
ロッキングを防止し、粉チーズをサラサラした状態に維
持し、商品価値を高めることができる。
4、
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法により得られた粉末チーズの粒
度分布及び市販品の粉チーズの粒度分布の1例を示す。  −・−・−は、本発明の方法により得られた粉チーズ
のそれを、 −ロー−ローは、市販品の粉チーズのそれ
をそれぞれ示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒径1.0mmφ以上の粒子を75%以上含有し
    ていることを特徴とするブロッキングを防止したプロセ
    スタイプの粉チーズ
  2. (2)1種または2種以上の原料チーズを粉砕、混合、
    加熱融化し、冷却を行い、粒径1.0mmφ以上の粒子
    を75%以上含有するように荒挽き整粒することを特徴
    とするブロッキングを防止したプロセスタイプの粉チー
    ズの製造法
  3. (3)キトサン粉末が粉チーズに添加混合されているこ
    とを特徴とするブロッキングを防止した粉チーズ
  4. (4)粉チーズが粒径1.0mmφ以上の粒子を75%
    以上含有したものであることを特徴とする請求項(3)
    のブロッキングを防止した粉チーズ
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07194359A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Nippon Ceratec Kk 食品・医薬品等の粉末加工方法
JP2015195782A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 雪印メグミルク株式会社 液状濃縮スープ及びその製造方法
JP2017018031A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 キユーピー株式会社 焼成用油脂食品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07194359A (ja) * 1993-12-30 1995-08-01 Nippon Ceratec Kk 食品・医薬品等の粉末加工方法
JP2015195782A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 雪印メグミルク株式会社 液状濃縮スープ及びその製造方法
JP2017018031A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 キユーピー株式会社 焼成用油脂食品

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