JPH03232749A - 多モード球状水硬性セメント - Google Patents

多モード球状水硬性セメント

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JPH03232749A
JPH03232749A JP2906290A JP2906290A JPH03232749A JP H03232749 A JPH03232749 A JP H03232749A JP 2906290 A JP2906290 A JP 2906290A JP 2906290 A JP2906290 A JP 2906290A JP H03232749 A JPH03232749 A JP H03232749A
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JP
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cement
particle size
mode
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multimode
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JP2906290A
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English (en)
Inventor
Kazutomi Sakai
酒井 一臣
Takahiko Yoshimura
吉村 孝彦
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Sumitomo Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Cement Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1産業上の利用分野」 この発明は、低水セメント比と剪断応力下で混合するこ
とによって最密充填で成形でき、これにより緻密てしか
も高曲げ強度を有するセメント製品の製造を可能にする
多モード球状水硬性セメントに関する。
「従来の技術」 従来、セメントとして例えばポルトランドセメントを製
造するには、原料を粉砕してこれをロータリーキルンで
焼成し、その後得られたセメントクリンカ−を空気で急
冷する。そして、冷却したセメントタリンカーに石膏粉
末を添加し、さらにこれをチューブミルなどにより再度
微粉砕して所望する粒度のセメントを得る。
ところで、このようにして得られたポルトランドセメン
トにあっては、一般に水セメント比が60%程変、4週
材令のモルタル圧縮強度が400kg/cm’程度で曲
げ強度が50〜70 kg/cm2(5〜7 M P 
a )程度しか得ろことがてきなかった。
:発明か解決しようとする課題ヨ 上記欠点を解決するT二め、高剪断混合ないしカレンダ
ー成形等の方法によってセメント硬化体構造中の空隙を
微少にすることにより、曲げ強度が50MPa以上で靭
性の大きな水硬性セメント質硬化体を得る技術が提供さ
れている。(特開昭56−9256号公報、特開昭56
−14465公報、特開昭56−84349公報) しかし、これらの技術によるセメント硬化体は、耐水性
に劣り、しかも有機物の添加盪が5重量%と多いことか
ら耐火性に劣り、よって不燃材にならないといった致命
的な欠点がある。したがって、これらの技術に基づく水
硬性セメント質硬化体は実用化が極めて困難であった。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、耐水性、
耐火性に優れ、しかも高曲げ強度を有するセメント製品
を得ることのできるセメントを提供することを目的とす
るものである。
7課題を解決するための手段」 この発明の多モード球状水硬性セメントでは、高温火炎
中にセメントクリンカ−を通過させて溶融または半溶融
状態とし、次いでこれを冷却し、さらに必要に応じて石
膏を加えて得られた球状水硬性セメントを、多モードの
粒度分布を有するよう構成したことによって上記課題を
解決した。
以下、この発明の多モード球状水硬性セメントを詳しく
説明する。
まず、球状水硬性セメントについて説明すると、球状水
硬性セメントは粒子が球状のもので、例えば以下の■〜
■の方法によって製造されるものである。
■高温火炎中にセメントクリンカ−を通過させて溶融ま
たは半溶融状態とし、次いでこれを冷却し、その後石膏
粉末を添加して得る方法。
■高温火炎中にセメントクリンカ−と石膏粉末との混合
物を通過させて溶融または半溶融状態とし、その後これ
を冷却して得る方法。
■高温火炎中にセメントを通過させて溶融または半溶融
とし、次いでこれを冷却し、その後球状の石膏粉末を添
加して得られたことを特徴とする球状セメント。
すなわち、セメントとして当然添加される石膏について
は、セメントクリンカーの球状化処理後に添加してもよ
く、またセメントタリンカーとともに球状化処理しても
よく、さらにはセメントクリンカ−とは別に球状化処理
し、後に球状化処理したセメントクリンカ−と混合して
もよい。
上記■の方法について詳述すると、この方法によって球
状水硬性セメントを得るには、まず従来と同様に原料を
粉砕してこれをロータリーキルンで焼成し、その後得ら
れたセメントクリンカ−を空気で急冷する。そして、冷
却したセメントクリンカ−をチューブミルなどによって
再度微粉砕し、所望する粒径に調整する。ここで、最終
的に得られる多°モード球状水硬性セメントの粒度が、
請求項5に記載した発明の粒度分布、すなわち多モード
か2モードであり、粒子が粗大な方のモードの粒径の範
囲が60〜110μm、粒子か微細な方のモートの粒径
の範囲が1〜10μmとなるように調整するf二めには
、例えば分級して粒径が65〜120μ、−4のセメン
トクリンカ−粒子と、粒径が1〜20μmのセメントク
リンカ−粒子とをそれぞれ得る。この場合にセメント粒
子を粒径が65〜120μmのものと1〜20μmのも
のとを得るようにしたのは、これらのセメントクリンカ
−粒子を高温火炎中に通過させて球状化させることによ
って見掛けの平均粒径が小さくなり、最終的に得られる
球状セメントの粒径が60〜110μmのセメント粒子
と1〜10μmのセメント粒子とになるからである。そ
して、このように分級されて作製された各粒径のセメン
トクリンカ−粒子は、請求項5記載の発明の場合、粒子
が粗大な方のモードの粒子が全体の50重量%以上、粒
子が微細な方のモードの粒子が全体の5重量゛%以上に
なるよう配合される。
次に、プロパン、ブタン、プロピレン、アセトン、水素
などの可燃ガスや、重油、軽油などの液体燃料または石
油、さらにはオイルコークスなどの固体燃料を燃料とす
る火炎発生装置を用意し、この装置から火炎を発生せし
める。次いで、この火炎中に上述しf二ように粒径が調
整されたセメントクリンカー粒子を所定量ずつ供給して
これを溶融または半溶融化せしめ、さらにこれを冷却す
る。
ここで、必要に応じてモード外の粒径のセメントクリン
カ−粒子を粒子調整後のセメン゛トクリンカー粒子中に
添加し、球状化処理に供すが、その場合に添加される粒
子の量としては、請求項3記戦の発明の例では隣合うモ
ードの中間粒度の粒子の合計重量が、上記隣合うモード
の粒度のそれぞれの粒子の合計重量に対して20%以下
となるように添加するのが好ましく、また上述した請求
項5記載の発明の例では、上記二つのモードの範囲外の
粒子の合計重量が、全体の重量に対して20%以下とな
るように添加するのが好ましい。
このようにしてセメントクリンカ−粒子を火炎中に通過
させると、溶融または半溶融したセメントクリンカ−粒
子はその表面張力で球状化する。
ここで火炎温度としては、セメントクリンカ−の種類に
よっても異なるが、少なくとも1300℃以上、好まし
くは1500℃以上が必要であり、1300℃より低い
とセメントクリンカ−粒子が十分溶融または半溶融状態
に至らず、したがってセメントクリンカ−粒子が十分に
球状にならず好ましくない。また、火炎中での滞留時間
としては、0.01〜0.05秒程度が好ましい。なお
、上記火炎発生装置の燃料として天分の多いものを使用
する場合には、セメント成分が目標の成分となるように
予めセメント原料の配合を調整する必要がある。
その後、得られた球状のセメントクリンカ−100重量
部に対し0〜5重量重量度の石膏粉末を添加し、所望す
る水硬スピードに調整して球状水硬性セメントとする。
また石膏粉末の粒径としては、セメントクリンカ−粒子
の各モードの粒径となるように予め調整しておくのが、
得られる球状水硬性セメントの最密充填の向上や流動性
の向上、さらにはそれから得られるセメント硬化体の曲
げ強度の向上を図るうえで好ましい。
・また、上記■の方法が■の方法の例と異なるところは
、火炎発生装置の火炎中にセメントタリンカー粒子単独
でなく粒度調整後のセメントクリンカ−粒子と同じく粒
度調整後の石膏粉末との混合物を供給し、焼成溶融化す
る点である。そしてこの場合、火炎中より取出し冷却す
ることにより、石膏粉末を添加することなく球状のセメ
ントが得られる。ここで、火炎の温度は上記例と同様に
1300℃以上とされる。また、この場合にセメントク
リツカーに混合される石膏粉末の量は、石膏粉末の一部
が1300°C以上で分解することから、上記例に比へ
多く配合するのか好ましい。
まf二、上記■の方法か■の方法の例と異なるところは
、得られた球状のセメントクリンカ−に添加する石膏粉
末として、球状の石膏粉末を用いる、へである。ここで
球状の石膏粉末としては、セメントクリツカ−の場合と
同様に高温火炎中に通過させたり、あるいは石膏製造工
程において球状化処理を施したものなとか用いられる。
このようにして得らjMf二球二本状水硬性セメントっ
ては、いずれら球形であることがら粒子間の摩擦抵抗か
少なく、よって従来のセメントに比へ同一の水セメント
比では大きなフロー値を有するものとなる。そして、二
メtにより流動性がよく充填性らよくなることがら、硬
化後のセメント硬化体の強度が従来のセメントからなる
ものに比へ高いものとなる。
次に、上記球状水硬性セメントの多モード化について説
明する。
ここで「多モード」とは、分布パターンにおいて粒径の
二つまたはそれ以上の区別しうるバンド、すなわちモー
ドがあることを意味するものであり、隣合う主要バンド
(すなわちモード)間の中間粒径が非常に少ない割合で
存在するに過ぎず、したがって全体にわたる粒度分布が
実質上連続でないことを意味するものである。各モード
の中間粒径の粒子は完全に除かれる必要がなく、中間粒
径の粒子の合計重量が隣合う主要バンド(すなわちモー
ド)における粒子の合計重量の20%を越えないように
すれば十分である。また、多モードとしては、2モード
であるのが望まししが、3モードか有利なこともあり、
さらに4モードにしてもよL)。しかし、これを越えて
モードを増やしても得られる効果が少なく、追加コスト
および労力の点て経済的にも不利である。
球状水硬性セメントの所望粒度分布の例を定量的に示す
と、2モ一ド分布については以下のとおりである。
第1の一般的な指針として、それぞれのバンド(モート
)における粒子の重量平均粒径の比は、実用上できる限
り広く離れているへきである。この理由は、それによっ
てその水硬性セメントから作られるセメント製品におけ
る所望する特性の達成、すなわち曲げ強度の向上などが
促進されるからである。したがって、粗大な方のモード
の重量平均粒径をDlとし、微細な方のモードの重量平
均粒径をD2とすれば、D + : D 2の比は、好
ましくは2以上、さらに好ましくは10以上、さらに好
ましくは20〜40の範囲とされる。
第2の指針として、各モード中の粒径の範囲は、広【)
よりも狭い口上が望ましい。すなわち、各モードについ
ての粒径範囲は技術的にも経済的にもできる限り挟いの
か好ましいのである。
2モ一ド分布の球状水硬性セメントで特に有用な組成を
示すと、下記の粒径および重量比からなるしのか挙げら
れろ。
(a)粒径が60〜110μmで、重量比が全体の50
重量%以上、好ましくは70〜90i量%、(b)粒径
が1〜1oμmで、重量比か全体の5重量%以上、好ま
しくは10〜30重量%、(c)上記(a、 )および
(b)の二つめ範囲外の粒径が全体の20重量%以下、
好ましくは10重量%以下、さらに好ましくは5重量%
以下。
また、上記(a)および(b)の粒径範囲においては、
さらに狭い粒径範囲にすることによって最密充填などの
向上を図ることができる。すなわち、例えば(a)にお
いては、約20〜25μmの幅で分布する70〜90μ
mの粒径範囲が好ましく、(b)において、約5μmの
幅で分布する4〜8μmの粒径範囲が好ましい。
第1および第2の指針を応用することにより、上記の特
定な粒径範囲(a )、 (b )および(c)からな
る組成物の範囲外の有用な組成物を規定することができ
る。なお、最適の組成物は、ある程度までは使用される
球状水硬性セメントの性状、経済性(殊に所望寸法の規
定および分級を行うための経済性)、ならびに硬化セメ
ント製品の最大強度にどの程度まで近付けることか要求
されるが、によって左右される。
3モードについては、上記2モードの場合に似た指針が
適用できる。三つのモード、すなわち粗大、中間および
微細モードの重量平均粒径を%D l。
D、およびり、とすれば、D、:D、およびり、・D。
の比は、上記の2重モード分布におけるり、:D。
について規定した比を満足するべきものである。
もちろん、D 、: D tおよびD t : D s
の両者を同一とすることは実用的でないかも知れない。
したがって両者は互いにかなり差異があってもよいが、
少なくとも一方が好ましい範囲にあるのがよい。また、
2モ一ド分布においてそれぞれのモードを狭い粒径範囲
にすることにより得られる効果は、3モ一ド分布におい
ても同様であり、し1こがって各モードの粒径範囲を狭
くすることがやはり好ましい。
3モ一ド分布の球状水硬性セメントで特に有用な組成を
示すと、下記の粒径および重量比からなるものが挙げら
れる。
(a)粒径が100〜150μmで重量比が全体の50
重量%以上、好ましくは70〜90重量%、(b)粒径
が7〜12μmで重量比が全体の1重量%以上、好まし
くは10〜30重量%、(c)粒径が0.5〜2μ麓で
重量比が全体の1重量%以上、好ましくは3〜8重量%
球状水硬性セメントの多モード分布調整は、上述したご
とくセメントクリンカ−粒子を球状化処理するに先立ち
、予め分級しておき、これらを所望する重量比に混合す
るようにしてもよく、また粒度調整前のセメントクリン
カ−粒子を球状化処理し、次いでこれを篩別もしくは他
の任意の慣用手段により分級して所望する粒径範囲の粒
子を得、その後これらを所望する重量比となるよう混合
してもよい。ここで、多モード分布調整のため分級操作
が必要となるのは、従来の粒状水硬性セメントが一般に
は最初粗い材料が粉砕されて粉粒体にされることにより
製造されため、得られる粉粒体が非常に幅のある粒径分
布を有するものとなるためである。すなわち、従来市販
されている水硬性セメントでは、粒径範囲が広く実質上
連続的な粒径バンドにわたって拡がる粒径分布(例えば
1μ次以上から約150μ麓まで)を有するのが一般的
なのである。なお、分級操作によって分離されたセメン
ト粒子のうち、所望値よりも大きな粒度のものについて
は、粉砕処理あるいは再溶融処理によって所望する粒度
に調整することができるのはもちろんである。
このようにして得られた球状水硬性セメントは、その多
モード化によって使用時に必要となる水の量が特に少な
くなり、例えば乾燥状態での球状水硬性セメントの重量
に対し30重量%以下、好ましくは15重量%以下、よ
り好まし・くは7重量%以下程度の少ない水の配合量で
十分硬化するものとなる。そして、この多モード球状水
硬性セメントから得られる硬化体(セメント製品)は、
例えば該セメント粒子の重量平均粒径が20μm以下で
あり、かつ水の割合が水硬性セメント粒子の30重量%
以下であるような場合に最大寸法100μmを越える気
孔の合計容積が、全体の2%以下となって、このような
場合に上記セメント製品は曲げ強度などに特に優れたも
のとなる。なおここで、多モード球状水硬性セメントの
重量平均粒径としては2〜15μ!の範囲が好ましく、
また重量平均粒径を測定するには例えば風篩などの慣用
法が用いられる。そして、このような所望する重量平均
粒径の球状水硬性セメントを得るには、例えば慣用の粒
径分級方法を用い、球状水硬性セメント粒子を風力分級
または篩別することによって容易に行うことができる。
また、この多モード球状水硬性セメントにあっては、例
えば押出法やプレス機(例:水圧プレス)による成形法
で成形できるのはもちろん、高圧成形法の使用によるこ
となく、比較的低圧力の使用によっても容易に成形する
ことが可能となる。しかし、セメント製品(セメント硬
化体)の気孔率特性をより良くコントロールし、全体に
わたって均一な気孔寸法の分布を有するセメント製品を
得るためには、加圧下で組成物を硬化させ、かつ該硬化
体が圧力の解放の際に弛緩しない(すなわち実質上寸法
変化しない)程度にまで少なくとも硬化が進行した後に
加圧を解放するのが好ましい。
ここで、加圧力は比較的低くてもよく、例えば5MPa
以下で十分である。また、加圧時間については、多モー
ド球状水硬性セメントの種類およびその組成によって異
なるため、予め簡単な実験を行−1こうえで決定するの
が望ましい。
なお、多モード球状水硬性セメントの硬化については、
高温環境下で行うことにより、通常の常温で行う場合に
比へてより硬化を促進することができ、また例えば相対
湿度100%の高湿環境下で行っても通常法の場合に比
へ硬化を促進することができる。さらに、高温・高湿・
高圧下にて硬化するのかより好もしいのはもちろんであ
る。
本発明の多モード球状水硬性セメントにあっては、球状
でしかも多モードにしたことからより一層柑乗的な最密
充填を図ることかでき、これにより得られた硬化体の(
製品)気孔率を、例えば最大寸法100μmを越える気
孔が全容積の2%以下となるようにすることができ、よ
ってその曲げ強度を従来のものに比へて格段に高めるこ
とができる。
なお、本発明の多モード球状水硬性セメントは、ポルト
ランドセメントに限らず、他のセメント、例えばアルミ
ナセメント、白色セメント、早強セメント、中庸熱セメ
ント、超早強セメント、シリカセメント、高炉セメント
、フライアッシュセメント、′)エツトセメント高硫酸
塩セメント、海水セメント、オイルウェルセメントにも
適用することができるのはもちろん、タフロック、生石
天。
その他の土壌改良材、プラスター、上水セメント。
注入用セメント(含むグラフトセメント)、耐酸セメン
トなど全てのものに適用することができる。
「実施例」 以下、実施例によりこの発明をさらに具体的に説明する
(実施例1) 従来の製造方法によりセメントクリンカ−を作製し、得
られたセメントクリンカ−を15008Cの火炎中にて
焼成溶融(半溶融)せしめた後、冷却して石膏粉末を加
え、球状水硬性セメントを得f二。
得られたセメントに以下に示すような配合で標準砂およ
び水を加えてモルタルを作製した。このモルタルの圧縮
強度0曲げ強度、フロー値をJIS標準モルタルに基づ
いて調べ、その結果を第1表に示す。
セメント・  530g 標準砂 ;1050g 水−;  345g(W/C=65%)まに、比較のた
め従来のセメントを用い、上記配合によりモルタルを作
製し、上記実施例と同様にしてその圧縮強覚1曲げ強度
、フロー値を調べ、その結果を第1表に併記する。
以下余白 第1 表 第1表に示した結果より、実施例の球状水硬性セメント
は比較例のものに比べ、圧縮強度1曲げ強度、フロー値
のいずれにおいても優れていることが確認された。
(実施例2) 実施例1で作製した球状水硬性セメントを分級し、その
粒度分布が、2モードで、粒子の粗大な方のモードが粒
径範囲60〜110μ足、その全体に対する割合が70
重量%、粒子が微細な方のモードが粒径範囲1〜10μ
m、その全体に対する割合が15重量%、上記二つのモ
ードの範囲外の粒子の全体に対する割合が15重量%と
なるように調整した。
このようにして得られた多モード球状水硬性セメント1
00重量部に水15重量部を加え、プラネタリ−ミキサ
ー中で混合した。次に、この混合物をツインロールミル
のロール間に繰り返し通過させ、上記混合物を十分混合
した後シート状に成形した。°次に、このシート状成形
体をミルから取出して3 M P aの加圧力にて押圧
し、さらに温度20°C9相対湿度100%の環境下に
て7日間放置し、この後7日間乾燥して厚さ0.3cm
のシート状セメント硬化体を得た。
このようにして得られたシート状セメント硬化体を切断
して寸法5 、OX 1.7 (cm)の矩形状片を多
数作製し、これら矩形状片を試験片としてインストロン
機により3点屈曲試験を行った。なお、試験にあたって
は、スパンを3 、2 cm、クロスヘツド速度を0 
、05 cm/ minとして片の破壊荷重を測定しに
0 また、片の曲げ強度は以下の式に基づいて計算した。
a = (1,5W L /d”ct+ )X (0,
101325/1.0332) [M P a]ここで
、 W=破壊荷重(kg) L=ニスパンCII) d=厚み(cjI) ω=幅(cm) σ=曲げ強度(M P a) このようにして試験片の曲げ強度を求めたところ、6回
の測定による平均値が30±2 M P aであった。
(実施例3) 実施例1で得られた球状水硬性セメントの粒子をその粒
径により以下の二つの成分に分級した。
粒変成分■:125μmの開口寸法の篩を通過するが7
6μmの開口寸法の篩を通過しないものからなる成分。
粒覚成分■;粒子分級器7 Alpine J 100
M Z R(商標)を用いて粒径10μm以下のものか
らなる成分(この成分は実質上すべての粒径が1〜10
μmの範囲内にあり、そのピークが5μmである)。
このようにして得られた粒度成分080重量部と粒度成
分■20重量部とを混合撹拌し、十分に混合された乾燥
混合物を作製した。次に、この乾燥混合物をツインロー
ルミルに入れ、さらに該ミル中に水13.3重量部を加
えて一定□速度で混合した。rると、ミル中で混合され
て得られた混合物は硬いドウ(パン生地様のもの)状の
ものとなった。次いで、このドウ状のものを2枚のポリ
エチレンテレフタレートシートの間に置き、5MPaの
加圧力で押圧して板状体にした。
このようにして得られた板状体を高湿箱(室温、相対湿
度90〜100%)中で7日間放置し、さらに大気条件
下で7日間放置し、板状セメント硬化体を得た。
この板状セメント硬化体を試験片とし、実施例2と同様
にして3点屈曲試験を行ったところ、曲げ強度は50±
4 M P aであった。
(実施例4) 実施例1で得られた球状水硬性セメントの粒子を、上記
粒子分級器r AlpineJを用いてその粒径により
以下の二つの成分に分級した。
粒度成分■;粒径lOμmを越える粒子からなる成分。
粒度成分■:粒径lOμ罵以下の粒子で、重量平均粒径
が5μlである成分。
このようにして調整した粒度成分060重量部と粒度成
分、040重量部とをツインロールミルに入れ、さらに
水9.3重量部を入れて混合してドウ状のものを得た。
次いで、このドウ状のものを2枚のポリエチレンテレフ
タレートシートの間に置き、水圧プレスにより3 M 
P aの加圧力で押圧して厚さ3miの板状体にした。
このようにして得られた板状体を温度18±2°仁相対
湿度100%に保った湿潤箱中で7日間放置し、さ、ら
に大気条件下で7日間放置し、板状セメント硬化体を得
た。
この板状セメント硬化体を試験片とし、実施例2と同様
にして3点屈曲試験を行ったところ、曲げ強度は6回の
測定による平均値か55MPaであった。
(実施例5) 実施例1で得られた球状水硬性セメントの粒子を、分級
してその粒径により以下の二つの成分にした。
粒度成分■1粒径100−120μ次を越える粒子から
なる成分。
粒度成分■:粒径10μm以下の粒子で、ピークか5μ
mである成分。
このようにして調整した粒度成分080重量部と粒度成
分■20重量部とをツインロールミルに入れ、さらに水
15重量部を入れて混合してドウ状のものを得た。次い
て、このトウ状のものを2枚のポリエチレンテレフタレ
ートノートの間に置き、5 M P aの加圧力で押圧
しての板状体にした。
このようにして得られた板状体を温度30℃の水中で7
日間放置し、さらに大気条件下で7日間放置乾燥して板
状セメント硬化体を得た。
この板状セメント硬化体を試験片とし、実施例2と同様
にして3点屈曲試験を行ったところ、曲げ強度は6回の
測定による平均値が35士6MPaであった。
「発明の効果」 以上説明したようにこの発明の多モード水硬性球状セメ
ントは、高温火炎中にセメントクリンカ−を通過させて
これを溶融または半溶融状態とすることにより、その表
面張力によってセメントクリンカ−を球状にし、しかも
これを多モードにしたものである。したがってこの多モ
ード水硬性球状セメントにあっては、球形であることか
ら粒子間の摩擦抵抗が少なく、よって従来のセメントに
比べ同一の水セメント比では大きなフロー値を有するも
のとなるのはもちろん、流動性がよく充填性もよくなる
ことから最密充填を図ることかでき、これによって得ら
れた硬化体の(製品)気孔率が極めて小さくなって緻密
なものとなり、よってその曲げ強度を従来のものに比へ
て格段に高めることができる。
また、この多モード球状水硬性セメントでは充填剤とし
て樹脂を用いる必要かないことから、得られた硬化体は
耐水性、耐火性にも十分優れたものとなる。
また、この発明においてはセメント粒子を球状化セメン
ト粒子として最密充填し、添加水量を減じさらにこの球
状セメント粒子を多モード化することによってさらに一
層最密充填化を促進し、混入する水°量をさらに大幅に
減じたため、大幅な曲げ強度の向上を図り、必要により
高剪断力下で混合してさらに大幅な高曲げ強度を相乗的
に向上せしめた。さらに、この発明によれば、上述した
通り曲げ強度が30MPa以上さらには50 M P 
a以上の高曲げ強度を有するセメント硬化体が得られ、
これによってセメント製品市場の範囲を越えて従来のセ
メント製品では全く存在しない高曲げ強度のセメント硬
化体製品を提供するものとなり、例えばセメント分野以
外のプラスチック、鉄鋼、木材、非鉄金属の領域の強度
(曲げ)にも及ぶ大きな曲げ強度硬化体製品を得るもの
となる。
そして、このように得られるセメント硬化体が高曲げ強
度を有することから、このセメント硬化体は薄厚に成形
することが可能になり、プラスチックや木材、鉄鋼、非
鉄金属などの素材に代わり得る画期的な新素材となる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高温火炎中にセメントクリンカーを通過させて溶
    融または半溶融状態とし、次いでこれを冷却して得られ
    た球状水硬性セメントであって、該球状水硬性セメント
    が多モードの粒度分布構成を有することを特徴とする多
    モード球状水硬性セメント。
  2. (2)請求項1記載の多モード球状水硬性セメントにお
    いて、 多モードが2モード、3モード、4モードのいずれかで
    あることを特徴とする多モード球状水硬性セメント。
  3. (3)請求項1記載の多モード球状水硬性セメントにお
    いて、 隣合うモードの中間粒度の粒子の合計重量が、上記隣合
    うモードの粒度のそれぞれの粒子の合計重量に対して2
    0%以下であることを特徴とする多モード球状水硬性セ
    メント。
  4. (4)請求項1記載の多モード球状水硬性セメントにお
    いて、 任意の隣合う二つのモードが、粗大な方のモードの重量
    平均粒径(D_1)と微細な方のモードの重量平均粒径
    (D_2)との比(D_1:D_2)を2以上とするこ
    とを特徴とする多モード球状水硬性セメント。
  5. (5)請求項1記載の多モード球状水硬性セメントにお
    いて、 上記多モードが2モードであり、粒子が粗大な方のモー
    ドが、粒径の範囲が60〜110μmで、その全体に対
    する割合が50重量%以上、粒子が微細な方のモードが
    、粒径の範囲が1〜10μmで、その全体に対する割合
    が5重量%以上、上記二つのモードの範囲外の粒子の全
    体に対する割合が20重量%以下であることを特徴とす
    る多モード球状水硬性セメント。
  6. (6)請求項5記載の多モード球状水硬性セメントにお
    いて、 粒子の粗大なモードの粒径の範囲が70〜90μmであ
    り、および/または粒子の微細なモードの粒径の範囲が
    4〜8μmであることを特徴とする多モード球状水硬性
    セメント。(7)請求項1記載の多モード球状水硬性セ
    メントにおいて、 上記多モードが3モードであり、粒子が粗大な方のモー
    ドが、粒径の範囲が100〜150μmで、その全体に
    対する割合が50重量%以上、中間のモードが、粒径の
    範囲が7〜12μmで、その全体に対する割合が5重量
    %以上、粒子が微細な方のモードが、粒径の範囲が0.
    5〜2μmで、その全体に対する割合が1重量%以上で
    あることを特徴とする多モード球状水硬性セメント。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008001566A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Denki Kagaku Kogyo Kk アルミナセメント、アルミナセメント組成物及びそれを用いた不定形耐火物。
JP2021138588A (ja) * 2020-03-09 2021-09-16 株式会社トクヤマ 球状の水硬性粉末の製造方法

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