JPH03232768A - 耐熱性繊維強化無機複合材料 - Google Patents
耐熱性繊維強化無機複合材料Info
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- JPH03232768A JPH03232768A JP2028270A JP2827090A JPH03232768A JP H03232768 A JPH03232768 A JP H03232768A JP 2028270 A JP2028270 A JP 2028270A JP 2827090 A JP2827090 A JP 2827090A JP H03232768 A JPH03232768 A JP H03232768A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は無機繊維で強化された、耐熱性、耐酸化性及び
耐熱衝撃性に優れた無機複合材料に関する。
耐熱衝撃性に優れた無機複合材料に関する。
(従来の技術及びその問題点)
無機繊維で強化した炭素質無機複合材料のうち、強化繊
維として炭素繊維、無機質マトリックスとして炭素を用
いた、所謂C/Cコンポジットは比強度、比弾性、非酸
化性雰囲気中における耐熱性、靭性、摩擦特性に優れ、
耐熱構造材、ブレーキ材として実用化が進められている
。
維として炭素繊維、無機質マトリックスとして炭素を用
いた、所謂C/Cコンポジットは比強度、比弾性、非酸
化性雰囲気中における耐熱性、靭性、摩擦特性に優れ、
耐熱構造材、ブレーキ材として実用化が進められている
。
しかし、将来の高速輸送システムとして期待されている
超音速機、スペースプレーンへの用途を考えた場合、空
力加熱による機体表面の最高温度は超音速機で1200
°C、スペースプレーンでは1700〜1800°Cに
達すると予測されており、通常のC/Cコンポジットで
は燃焼してしまい使用できない。
超音速機、スペースプレーンへの用途を考えた場合、空
力加熱による機体表面の最高温度は超音速機で1200
°C、スペースプレーンでは1700〜1800°Cに
達すると予測されており、通常のC/Cコンポジットで
は燃焼してしまい使用できない。
この問題を解決する手段として、米国では、C/Cコン
ポジット表面をCVI、CVDにより炭化珪素でコーテ
ィングする技術が開発された。
ポジット表面をCVI、CVDにより炭化珪素でコーテ
ィングする技術が開発された。
この耐酸化処理C/Cコンポジットは、米国のスペース
シャトルのノーズコーンやウィングリーディングエツジ
に使用された例がある。
シャトルのノーズコーンやウィングリーディングエツジ
に使用された例がある。
最近では、コーティング技術の進歩により、上記の炭化
珪素コーティングC/Cコンボリントは、長時間高温空
気雰囲気下での使用が可能となったが、混交変動が激し
い条件下では、炭化珪素と炭素との熱膨張率・熱収縮率
の差により表面コーティング層の剥離、ピンホール、ク
ランク等が生しる。コーティング層に微小であっても亀
裂を生じた場合、内部のC/Cコンポジットの酸化劣化
は急速に進行し、該材料は構造材として使用できないも
のとなってしまう。
珪素コーティングC/Cコンボリントは、長時間高温空
気雰囲気下での使用が可能となったが、混交変動が激し
い条件下では、炭化珪素と炭素との熱膨張率・熱収縮率
の差により表面コーティング層の剥離、ピンホール、ク
ランク等が生しる。コーティング層に微小であっても亀
裂を生じた場合、内部のC/Cコンポジットの酸化劣化
は急速に進行し、該材料は構造材として使用できないも
のとなってしまう。
超音速機、スペースプレーンとも、離着陸を繰り返すた
め上記熱応力によるコーティング層の破壊は避けられ、
ず、前記耐酸化処理C/Cコンポジットは要求物性を充
分満足できる材料とはいえない。この熱応力を緩和する
ため耐熱性が高く、かつ、隣接する層間の熱膨張係数の
差異が少ない中間層を幾層も形成させた傾斜材料の研究
が進められているが、充分に要求を満足する材料は得ら
れていない。また、傾斜材料の製造には高度な技術と高
価な装置が必要であり、生産性が極めて低いため非常に
高コストとなる。
め上記熱応力によるコーティング層の破壊は避けられ、
ず、前記耐酸化処理C/Cコンポジットは要求物性を充
分満足できる材料とはいえない。この熱応力を緩和する
ため耐熱性が高く、かつ、隣接する層間の熱膨張係数の
差異が少ない中間層を幾層も形成させた傾斜材料の研究
が進められているが、充分に要求を満足する材料は得ら
れていない。また、傾斜材料の製造には高度な技術と高
価な装置が必要であり、生産性が極めて低いため非常に
高コストとなる。
一方、C/Cコンポジットの耐酸化性を向上させる別の
方法として、特開平1−167290号公報には、C/
Cコンポジットにポリカルボシランやポリシラスチレン
等熱分解により炭化珪素に転換しうる有機珪素化合物を
含浸後、無機化し、さらに表面をSiC又はSi3N4
層でコーティングする方法が開示されている。この方法
によれば、熱分解によるSiC層の形成のため炭素マト
リックスと表面コーティング層間の熱膨張・熱収縮率の
差が緩和され、コーティング層でのマイクロクランクの
発生が軽減されることが示されている。
方法として、特開平1−167290号公報には、C/
Cコンポジットにポリカルボシランやポリシラスチレン
等熱分解により炭化珪素に転換しうる有機珪素化合物を
含浸後、無機化し、さらに表面をSiC又はSi3N4
層でコーティングする方法が開示されている。この方法
によれば、熱分解によるSiC層の形成のため炭素マト
リックスと表面コーティング層間の熱膨張・熱収縮率の
差が緩和され、コーティング層でのマイクロクランクの
発生が軽減されることが示されている。
しかし、この方法では、炭素層とSiC層とが直接接触
しており、熱応力によるクランクの進展を完全に抑制す
ることはできず、−度クラックが炭素層まで達すると2
、速に酸化劣化が進行する。また、炭素層に直接ポリカ
ルボシラン等を塗布し、無機化することはポリカルボシ
ラン等の分解ガスによる炭素層の劣化は避けられず、新
たな欠陥の原因となる。
しており、熱応力によるクランクの進展を完全に抑制す
ることはできず、−度クラックが炭素層まで達すると2
、速に酸化劣化が進行する。また、炭素層に直接ポリカ
ルボシラン等を塗布し、無機化することはポリカルボシ
ラン等の分解ガスによる炭素層の劣化は避けられず、新
たな欠陥の原因となる。
また、フランス特許FR2611198号明細書には、
炭素繊維表面を炭素及びSiCでコーテイング後、炭素
に転換しうる、フェノール樹脂等の有機ポリマーとシリ
コン類との混合物を含浸し、焼成してC/SiCマトリ
ンクスを生成させ、さらにシリケートポリマーの塗布、
焼成によりSiC表層を設ける。さらに、その上にS
i O2層、SiO□十B2O3層をコーティングする
ことにより、熱応力により発生するクランクに表面ガラ
スが流れ込み耐酸化性を向上させる方法が開示されてい
る。この方法は、クラックの発生を前提としているため
表面ガラス層が充分クラックを埋めなければ効果がなく
、またマトリックス表面及び内部に耐熱性の低いガラス
層を含むため高温下での機械特性、例えば、熱間強度等
に悪影響を及ぼす。
炭素繊維表面を炭素及びSiCでコーテイング後、炭素
に転換しうる、フェノール樹脂等の有機ポリマーとシリ
コン類との混合物を含浸し、焼成してC/SiCマトリ
ンクスを生成させ、さらにシリケートポリマーの塗布、
焼成によりSiC表層を設ける。さらに、その上にS
i O2層、SiO□十B2O3層をコーティングする
ことにより、熱応力により発生するクランクに表面ガラ
スが流れ込み耐酸化性を向上させる方法が開示されてい
る。この方法は、クラックの発生を前提としているため
表面ガラス層が充分クラックを埋めなければ効果がなく
、またマトリックス表面及び内部に耐熱性の低いガラス
層を含むため高温下での機械特性、例えば、熱間強度等
に悪影響を及ぼす。
(問題を解決するための手段)
本発明の目的は、上記問題点を解決した新規な耐熱性繊
維強化無機複合材料の提供にある。
維強化無機複合材料の提供にある。
本発明の他の目的は、高温酸化雰囲気下で劣化の少ない
耐熱耐酸化性繊維強化無機複合材料の提供にある。
耐熱耐酸化性繊維強化無機複合材料の提供にある。
本発明の他の目的は、熱応力の発生の少ない耐熱衝撃性
に優れた繊維強化無機複合材料の提供にある。
に優れた繊維強化無機複合材料の提供にある。
本発明の他の目的は、上記特性を兼ね備えた低コストの
繊維強化無機複合材料の提供にある。
繊維強化無機複合材料の提供にある。
本発明の繊維強化無機複合材料は、無機繊維を強化材と
し、無機物質をマトリックスとする複合材料であって、
上記無機繊維が、金属含有多環状芳香族重合体から得ら
れる無機繊維であって、その構成成分が )該重合体を構成するメソフェーズ状態にある多環状芳
香族化合物から導かれるラジアル構造、オニオン構造、
ランダム構造コアラジアル構造、スキンオニオン構造及
びモザイク構造からなる群から選ばれる少なくとも一種
の結晶配列状態を示す炭素質、 1i)35重合体を構成する光学的等方性の多環状芳香
族化合物から導かれる、無配向状態の結晶質炭素及び/
又は非晶質炭素、及び Ij)■Si、M、C及び0から実質的になる非晶質物
質、及び/又は ■実質的にβ−SiC,MC,β−SiCとMCの固溶
体及びM C、、からなる粒径が500Å以下の結晶超
微粒子と、非晶質のSiOy及びMOzとの集合体であ
り 構成元素の割合がSi ;5〜70重量%、M;0.5
〜45重量%、C;20ア40重量%及びO; 0.0
1〜30重量%である、Si−M−C−0物質(上記式
中、MはTi5Zr及びHfから選択される少なくとも
一種の元素であり、O<x<1.O<y≦2、O<z≦
2である。) であり、 前記無機物質が主として a)該重合体を構成するメソフェーズ状態にある多環状
芳香族化合物から導かれる結晶質炭素、又は結晶質炭素
と非晶質炭素、 b)該重合体を構成する光学的等方性の多環状芳香族化
合物から導かれる、無配向状態の結晶質炭素及び/又は
非晶質炭素、及び c)c+)S i、C及び0から実質的になる非晶質相
及び/又は粒径が500Å以下の実質的にβ−SiCか
らなる結晶質超微粒子と非晶質のSiOx(0<x≦2
)からなる集合体及び/または、 c2)■Si、M、C及びOから実質的になる非晶質物
質、及び/又は ■実質的にβ−SiC,MC1β−SiCとMCの固溶
体及びMC,−8からなる粒径が500Å以下の結晶超
微粒子と、非晶質の5iO9及びMO。
し、無機物質をマトリックスとする複合材料であって、
上記無機繊維が、金属含有多環状芳香族重合体から得ら
れる無機繊維であって、その構成成分が )該重合体を構成するメソフェーズ状態にある多環状芳
香族化合物から導かれるラジアル構造、オニオン構造、
ランダム構造コアラジアル構造、スキンオニオン構造及
びモザイク構造からなる群から選ばれる少なくとも一種
の結晶配列状態を示す炭素質、 1i)35重合体を構成する光学的等方性の多環状芳香
族化合物から導かれる、無配向状態の結晶質炭素及び/
又は非晶質炭素、及び Ij)■Si、M、C及び0から実質的になる非晶質物
質、及び/又は ■実質的にβ−SiC,MC,β−SiCとMCの固溶
体及びM C、、からなる粒径が500Å以下の結晶超
微粒子と、非晶質のSiOy及びMOzとの集合体であ
り 構成元素の割合がSi ;5〜70重量%、M;0.5
〜45重量%、C;20ア40重量%及びO; 0.0
1〜30重量%である、Si−M−C−0物質(上記式
中、MはTi5Zr及びHfから選択される少なくとも
一種の元素であり、O<x<1.O<y≦2、O<z≦
2である。) であり、 前記無機物質が主として a)該重合体を構成するメソフェーズ状態にある多環状
芳香族化合物から導かれる結晶質炭素、又は結晶質炭素
と非晶質炭素、 b)該重合体を構成する光学的等方性の多環状芳香族化
合物から導かれる、無配向状態の結晶質炭素及び/又は
非晶質炭素、及び c)c+)S i、C及び0から実質的になる非晶質相
及び/又は粒径が500Å以下の実質的にβ−SiCか
らなる結晶質超微粒子と非晶質のSiOx(0<x≦2
)からなる集合体及び/または、 c2)■Si、M、C及びOから実質的になる非晶質物
質、及び/又は ■実質的にβ−SiC,MC1β−SiCとMCの固溶
体及びMC,−8からなる粒径が500Å以下の結晶超
微粒子と、非晶質の5iO9及びMO。
との集合体(上記式中、MはTi、Zr及びHfから選
択される少なくとも一種の元素であり、O<x<1、O
<y≦2、O<z≦2である。) より構成され、 強化繊維表面から遠ざかるほど珪素含有率が高くなるよ
う制御された傾斜組織を有するマトリックス であることを特徴とする耐熱性繊維強化無機複合材料で
ある。
択される少なくとも一種の元素であり、O<x<1、O
<y≦2、O<z≦2である。) より構成され、 強化繊維表面から遠ざかるほど珪素含有率が高くなるよ
う制御された傾斜組織を有するマトリックス であることを特徴とする耐熱性繊維強化無機複合材料で
ある。
まず、本発明における無機繊維について詳細に説明する
。
。
以下の説明において「部」は「重量部」であり、「%」
は「重量%jである。
は「重量%jである。
本発明の無機繊維は前述した構成成分1)、ii )及
びij)からなっており、Si;0.01〜30%、M
;0.01〜10%、C;65〜99.9%及びOi
O,OO1〜10%、好ましくはS i ; Q。
びij)からなっており、Si;0.01〜30%、M
;0.01〜10%、C;65〜99.9%及びOi
O,OO1〜10%、好ましくはS i ; Q。
1〜25%、M ; 0.01〜8%、C;74〜99
゜8%及びo ; o、 o i〜8%から実質的に構
成されている。
゜8%及びo ; o、 o i〜8%から実質的に構
成されている。
この無機繊維の構成成分である結晶質炭素は500Å以
下の結晶子サイズを有し、1.5人の分解能を有する高
分解能電子顕微鏡において、繊維軸方向に配向した3、
2人の(002)面に相当する微細なラティスイメージ
像が観察されうる超微粒子のグラファイト結晶である。
下の結晶子サイズを有し、1.5人の分解能を有する高
分解能電子顕微鏡において、繊維軸方向に配向した3、
2人の(002)面に相当する微細なラティスイメージ
像が観察されうる超微粒子のグラファイト結晶である。
無機繊維中の結晶質炭素は、ラジアル構造、オニオン構
造、ランダム構造、コアラジアル構造、スキンオニン構
造、モザイク構造及び一部ラジアル構造を含むランダム
構造等をとることができる。これは、原料中にメソフェ
ーズ多環状芳香族化合物が存在することに起因する。
造、ランダム構造、コアラジアル構造、スキンオニン構
造、モザイク構造及び一部ラジアル構造を含むランダム
構造等をとることができる。これは、原料中にメソフェ
ーズ多環状芳香族化合物が存在することに起因する。
この無機繊維における構成成分I)及び11)の総和1
00部に対する構成成分1ii)の割合は0.015〜
200部であり、且つ構成成分i)とli)との比率は
1:0.02〜4である。
00部に対する構成成分1ii)の割合は0.015〜
200部であり、且つ構成成分i)とli)との比率は
1:0.02〜4である。
構成成分i)及び11)の総和100部に対する構成成
分ij)の割合が0.015未満の場合は、はとんどピ
ッチ繊維と変わらず、耐酸化性や濡れ性の向上は望めず
、上記割合が200部を越えた場合はグラファイトの微
細結晶が効果的には生成せず、高弾性率の繊維が得られ
ない。
分ij)の割合が0.015未満の場合は、はとんどピ
ッチ繊維と変わらず、耐酸化性や濡れ性の向上は望めず
、上記割合が200部を越えた場合はグラファイトの微
細結晶が効果的には生成せず、高弾性率の繊維が得られ
ない。
次に本発明の製造方法を説明する。
本発明における無機繊維は、
第1工程:
有機珪素重合体とピッチを、不活性ガス中で、好ましく
は250〜500°Cの範囲の温度で加熱反応させるこ
とにより前駆重合体(1)が調製される。
は250〜500°Cの範囲の温度で加熱反応させるこ
とにより前駆重合体(1)が調製される。
前駆重合体(1)の出発原料の−っである有機珪素重合
体は、例えば、ジメチルジクロロシランと金属ナトリウ
ムの反応により得られるポリメチルシランを不活性ガス
中で400°C以上に加熱することにより得られる。
体は、例えば、ジメチルジクロロシランと金属ナトリウ
ムの反応により得られるポリメチルシランを不活性ガス
中で400°C以上に加熱することにより得られる。
上記有機珪素重合体は、結合単位(Si 、CHz)
、又は結合単位(S i CHz )と結合単位(S
i−3i)とから主としてなり、結合単位(SiCH2
)の全数対結合単位(Si−3i)の全数の比率は1:
0〜20の範囲内にある。
、又は結合単位(S i CHz )と結合単位(S
i−3i)とから主としてなり、結合単位(SiCH2
)の全数対結合単位(Si−3i)の全数の比率は1:
0〜20の範囲内にある。
この有機珪素重合体の重量平均分子量(M、)は、−船
釣には300〜1000で、M%、lが400〜800
のものが、優れた炭素系無機繊維を得るための中間原料
であるランダム共重合体(2)を調製するために特に好
ましい。
釣には300〜1000で、M%、lが400〜800
のものが、優れた炭素系無機繊維を得るための中間原料
であるランダム共重合体(2)を調製するために特に好
ましい。
前駆重合体(1)のもう一つの出発原料であるピッチは
、石油類又は石炭類から得られるピッチで、特に好まし
いピッチは、石油類の流動接触分解により得られる重質
油、その重質油を蒸留して得た留出成分又は残渣油、さ
らにはこれらの熱処理物である。
、石油類又は石炭類から得られるピッチで、特に好まし
いピッチは、石油類の流動接触分解により得られる重質
油、その重質油を蒸留して得た留出成分又は残渣油、さ
らにはこれらの熱処理物である。
上記ピッチ中には、ベンゼン、トルエン、キシレン、テ
トラヒドロフランなどの有機溶媒に不溶の成分が5〜9
8重量%、特に10〜80%含まれていることが好まし
く、不溶成分が5重量%未滴のピッチを原料として用い
た場合、強度、弾性率共に優れた無機質繊維は得られず
、また、不溶成分が98重量%より多いピッチを原料と
して用いた場合、共重合体が高融点となり、紡糸困難な
状態になる。
トラヒドロフランなどの有機溶媒に不溶の成分が5〜9
8重量%、特に10〜80%含まれていることが好まし
く、不溶成分が5重量%未滴のピッチを原料として用い
た場合、強度、弾性率共に優れた無機質繊維は得られず
、また、不溶成分が98重量%より多いピッチを原料と
して用いた場合、共重合体が高融点となり、紡糸困難な
状態になる。
この光学的等方性ピッチの重量平均分子量(M。
)は、100〜3000である。重量平均分子量は以下
のようにして求めた値である。即ち、ピッチが有機溶媒
不溶分を含有しない場合はそのままゲルパーミュエーシ
ョンクロマトグラフ(GPC)測定し、ピッチが有機溶
媒不溶分を含有する場合は、温和な条件で水添処理し、
有機溶媒不溶分を有機溶媒可溶な成分に変えて後GPC
測定する。以下、有機溶媒不溶分を含有する重合体の重
量平均分子量は、上記と同様の処理を施して求めた値で
ある。
のようにして求めた値である。即ち、ピッチが有機溶媒
不溶分を含有しない場合はそのままゲルパーミュエーシ
ョンクロマトグラフ(GPC)測定し、ピッチが有機溶
媒不溶分を含有する場合は、温和な条件で水添処理し、
有機溶媒不溶分を有機溶媒可溶な成分に変えて後GPC
測定する。以下、有機溶媒不溶分を含有する重合体の重
量平均分子量は、上記と同様の処理を施して求めた値で
ある。
ピッチの使用割合は、有機珪素重合体100部当たり8
3〜4900部であることが好ましい。
3〜4900部であることが好ましい。
ピンチの使用割合が過度に小さい場合は、得られる無機
繊維中の炭化珪素成分が多くなり、高弾性率を有する無
機繊維が得られなくなり、また、その割合が過度に多い
場合は、炭化珪素成分が少なくなり、マトリックスに対
する濡れ性や耐酸化性に優れた無機繊維が得られなくな
る。
繊維中の炭化珪素成分が多くなり、高弾性率を有する無
機繊維が得られなくなり、また、その割合が過度に多い
場合は、炭化珪素成分が少なくなり、マトリックスに対
する濡れ性や耐酸化性に優れた無機繊維が得られなくな
る。
また、前記反応の反応温度が過度に低いと、珪素原子と
芳香族炭素の結合が生成しにくくなり、反応温度が過度
に高いと、生成した前駆重合体(1)の分解及び高分子
量化が激しく起こり好ましくない。ここで言う前駆重合
体(1)には、有機珪素重合体とピッチが珪素−炭素連
結基を介して結合した共重合体に加え、有機珪素重合体
及びピッチの各々の重縮合物が含まれる。
芳香族炭素の結合が生成しにくくなり、反応温度が過度
に高いと、生成した前駆重合体(1)の分解及び高分子
量化が激しく起こり好ましくない。ここで言う前駆重合
体(1)には、有機珪素重合体とピッチが珪素−炭素連
結基を介して結合した共重合体に加え、有機珪素重合体
及びピッチの各々の重縮合物が含まれる。
不活性ガスとしては、窒素、アルゴン等が好適に使用さ
れる。
れる。
次に、前駆重合体(1)と弐MX、で示される遷移金属
化合物とを100〜500 ’Cの範囲の温度で反応さ
せランダム共重合体(2)を調製する。
化合物とを100〜500 ’Cの範囲の温度で反応さ
せランダム共重合体(2)を調製する。
前記MX、においで、MはTi、Zr及びHfから選択
される少なくとも一種の元素であり、Xは縮合により、
Mが前駆重合体(1)の珪素と直接あるいは酸素原子を
介して結合し得るものであればよく、特に規定はないが
、ハロゲン原子、アルコキシ基又はβ−ジケトンのよう
な錯体形成基が好ましい。
される少なくとも一種の元素であり、Xは縮合により、
Mが前駆重合体(1)の珪素と直接あるいは酸素原子を
介して結合し得るものであればよく、特に規定はないが
、ハロゲン原子、アルコキシ基又はβ−ジケトンのよう
な錯体形成基が好ましい。
反応温度が過度に低いと、前駆重合体(1)と式MX4
との縮合反応が進行せず、反応温度が過度に高いと、M
を介した前駆重合体(1)の架橋反応が過度に進行しゲ
ル化が起こったり、前駆重合体(1)自体が縮合し高分
子量化したり、あるいは、場合によってはMX4が揮散
し好ましくない。
との縮合反応が進行せず、反応温度が過度に高いと、M
を介した前駆重合体(1)の架橋反応が過度に進行しゲ
ル化が起こったり、前駆重合体(1)自体が縮合し高分
子量化したり、あるいは、場合によってはMX4が揮散
し好ましくない。
−例として、MがTiで、XがQC,H,(7)場合、
反応温度は200〜400°Cが適している。
反応温度は200〜400°Cが適している。
この反応によって、前駆重合体(1)の珪素原子の少な
くとも一部を金属Mと直接あるいは酸素原子を介して結
合させたランダム共重合体(2)が調製される。
くとも一部を金属Mと直接あるいは酸素原子を介して結
合させたランダム共重合体(2)が調製される。
金属Mは前駆重合体(1)の珪素原子に−MX、あるい
は一〇−MX3のような結合様式で側鎖状に結合するこ
ともできるし、前駆重合体(1)の珪素原子に直接又は
酸素を介して架橋した結合様式もとり得る。
は一〇−MX3のような結合様式で側鎖状に結合するこ
ともできるし、前駆重合体(1)の珪素原子に直接又は
酸素を介して架橋した結合様式もとり得る。
ランダム共重合体(2)を調製する方法としては、前述
の方法以外に、有機珪素重合体とMX、を反応させ、得
られた生成物にピッチをさらに反応させて調製する方法
も可能である。
の方法以外に、有機珪素重合体とMX、を反応させ、得
られた生成物にピッチをさらに反応させて調製する方法
も可能である。
第1工程においては最後にランダム共重合体(2)とメ
ソフェーズ多環状芳香族化合物を加熱反応及び/又は加
熱溶融して、金属含有多環状芳香族重合体を調製する。
ソフェーズ多環状芳香族化合物を加熱反応及び/又は加
熱溶融して、金属含有多環状芳香族重合体を調製する。
メソフェーズ多環状芳香族化合物は、例えば、石油系又
は石炭系ピンチを不活性ガス中で300〜500 ”C
に加熱し、生成する軟質留分を除去しなから縮重合する
ことによって調製することができる。
は石炭系ピンチを不活性ガス中で300〜500 ”C
に加熱し、生成する軟質留分を除去しなから縮重合する
ことによって調製することができる。
上記縮重合反応温度が過度に低いと縮合環の成長が充分
でなく、またその温度が過度に高いとコーキングにより
不融化物の生成が激しくなる。
でなく、またその温度が過度に高いとコーキングにより
不融化物の生成が激しくなる。
上記のメソフェーズ多環状芳香族化合物は、融点が20
0〜400°Cの範囲にあり、また、重量平均分子量が
200〜10000である。
0〜400°Cの範囲にあり、また、重量平均分子量が
200〜10000である。
メソフェーズ多環状芳香族化合物の中でも、20〜10
0%、特に40〜100%の光学的異方性度を有し、3
0〜100%のベンゼン、トルエン、キシレン又はテト
ラヒドロフランに対する不溶分を含むものが、機械的性
能の優れた無機繊維を得るために好ましい。
0%、特に40〜100%の光学的異方性度を有し、3
0〜100%のベンゼン、トルエン、キシレン又はテト
ラヒドロフランに対する不溶分を含むものが、機械的性
能の優れた無機繊維を得るために好ましい。
メソフェーズ多環状芳香族化合物の使用割合はランダム
共重合体(2) 100部当たり5〜50000部、よ
り好ましくは5〜10000部であり、5部未満では、
生成物におけるメソフェーズ含有量が不足するため、高
弾性の焼成糸が得られず、また、50000部より多い
場合は、珪素成分の不足のため、マトリンクスに対する
濡れ性、耐酸化性に優れた無機繊維が得られなくなる。
共重合体(2) 100部当たり5〜50000部、よ
り好ましくは5〜10000部であり、5部未満では、
生成物におけるメソフェーズ含有量が不足するため、高
弾性の焼成糸が得られず、また、50000部より多い
場合は、珪素成分の不足のため、マトリンクスに対する
濡れ性、耐酸化性に優れた無機繊維が得られなくなる。
ランダム共重合体(2)とメソフェーズ多環状芳香族化
合物とを200〜500°Cの温度範囲で加熱溶融及び
/又は加熱反応させることにより、ランダム共重合体(
2)の少なくとも一部がメソフェーズ多環状芳香族化合
物と結合した金属含有多環状芳香族重合体が得られる。
合物とを200〜500°Cの温度範囲で加熱溶融及び
/又は加熱反応させることにより、ランダム共重合体(
2)の少なくとも一部がメソフェーズ多環状芳香族化合
物と結合した金属含有多環状芳香族重合体が得られる。
ただし、ここで言う結合とは、珪素と多環状芳香族化合
物の炭素との化学結合及び/又はランダム共重合体(2
)中の珪素と化学結合した多環状芳香族環部分とメソフ
ェーズ多環状芳香族化合物との間のファンデルワールス
結合等の物理的結合を意味する。
物の炭素との化学結合及び/又はランダム共重合体(2
)中の珪素と化学結合した多環状芳香族環部分とメソフ
ェーズ多環状芳香族化合物との間のファンデルワールス
結合等の物理的結合を意味する。
上記溶融混合温度が200°Cより低いと不融部分が生
じ、糸が不均一となり、無機繊維の強度、弾性率に悪影
響を及ぼし、また、溶融混合温度が500°Cより高い
と縮合反応が激しく進行し、生成重合体が高融点となり
、重合体の紡糸が著しく困難となる。
じ、糸が不均一となり、無機繊維の強度、弾性率に悪影
響を及ぼし、また、溶融混合温度が500°Cより高い
と縮合反応が激しく進行し、生成重合体が高融点となり
、重合体の紡糸が著しく困難となる。
金属含有多環状芳香族重合体を調製する方法としては、
前述の方法以外に、有機珪素重合体とピンチを反応させ
、得られた生成物にメソフェーズピッチとMX、を同時
に又は順次添加し、さらに反応させて調製する方法も可
能である。
前述の方法以外に、有機珪素重合体とピンチを反応させ
、得られた生成物にメソフェーズピッチとMX、を同時
に又は順次添加し、さらに反応させて調製する方法も可
能である。
金属含有多環状芳香族重合体の重量平均分子量は200
〜11000で、融点が200〜400°Cである。
〜11000で、融点が200〜400°Cである。
第2工程:
第1工程で得られる金属含有多環状芳香族重合体である
紡糸ポリマーを加熱溶融させて、場合によってはこれを
濾過してミクロゲル、不純物等の紡糸に際して有害とな
る物質を除去し、これを通常用いられる合成繊維紡糸装
置により紡糸する。
紡糸ポリマーを加熱溶融させて、場合によってはこれを
濾過してミクロゲル、不純物等の紡糸に際して有害とな
る物質を除去し、これを通常用いられる合成繊維紡糸装
置により紡糸する。
紡糸する際の紡糸原液の温度は原料ポリマーの軟化温度
乙こよって異なるが、220〜420°Cの範囲の温度
が有利である。
乙こよって異なるが、220〜420°Cの範囲の温度
が有利である。
前記紡糸装置において、必要に応して紡糸筒を取付け、
該紡糸筒内の雰囲気を空気、不活性ガス、熱空気、熱不
活性ガス、スチーム、及びアンモニアガスからなる群か
ら選ばれる一種以上の雰囲気とした後、巻取り速度を大
きくすることにより細い直径の繊維を得ることができる
。前記熔融紡糸における紡糸速度は原料の平均分子量、
分子量分布、分子構造によって異なるが、50〜500
0m/分の範囲であることが好ましい。
該紡糸筒内の雰囲気を空気、不活性ガス、熱空気、熱不
活性ガス、スチーム、及びアンモニアガスからなる群か
ら選ばれる一種以上の雰囲気とした後、巻取り速度を大
きくすることにより細い直径の繊維を得ることができる
。前記熔融紡糸における紡糸速度は原料の平均分子量、
分子量分布、分子構造によって異なるが、50〜500
0m/分の範囲であることが好ましい。
第3工程:
第2工程で得られる紡糸繊維を張力又は無張力の作用も
とで不融化する。
とで不融化する。
代表的な不融化方法は上記紡糸繊維を酸化性雰囲気中で
加熱する方法である。不融化の温度は好ましくは50〜
400°Cの範囲の温度である。不融化温度が過度に低
いと紡糸原子を構成するポリマーのはしかけが起こらず
、また、この温度が過度に高いとポリマーが燃焼する。
加熱する方法である。不融化の温度は好ましくは50〜
400°Cの範囲の温度である。不融化温度が過度に低
いと紡糸原子を構成するポリマーのはしかけが起こらず
、また、この温度が過度に高いとポリマーが燃焼する。
不融化の目的は、紡糸繊維を構成するポリマーを三次元
構造の不融・不溶のはしかけ状態にし、次工程の焼成の
際に熔融せず、且つ隣接した繊維と融着しないようにす
ることである。不融化の際の酸化性雰囲気を構成するガ
スとしては、空気、オゾン、酸素、塩素ガス、臭素ガス
、アンモニアガス、及びこれらの混合ガスが挙げられる
。
構造の不融・不溶のはしかけ状態にし、次工程の焼成の
際に熔融せず、且つ隣接した繊維と融着しないようにす
ることである。不融化の際の酸化性雰囲気を構成するガ
スとしては、空気、オゾン、酸素、塩素ガス、臭素ガス
、アンモニアガス、及びこれらの混合ガスが挙げられる
。
上記とは別の不融化方法として、紡糸繊維に酸化性雰囲
気あるいは非酸化性雰囲気で、張力あるいは無張力で必
要に応して低温加熱しなから、T線照射、あるいは電子
線照射して不融化する方法も採用することができる。
気あるいは非酸化性雰囲気で、張力あるいは無張力で必
要に応して低温加熱しなから、T線照射、あるいは電子
線照射して不融化する方法も採用することができる。
このγ線あるいは電子線を照射する目的は、紡糸繊維を
形成するポリマーを、さらに重合させることによって、
紡糸原糸が融解し、繊維形状を失うことを防くことにあ
る。
形成するポリマーを、さらに重合させることによって、
紡糸原糸が融解し、繊維形状を失うことを防くことにあ
る。
γ線あるいは電子線の照射線量は10#′〜10ラツド
が適当である。
が適当である。
照射は真空、不活性ガス雰囲気下、あるいは空気、オゾ
ン、酸素、塩素ガス、臭素ガス、アンモニアガス及びこ
れらの混合ガスのような酸化性ガス雰囲気で行うことが
できる。
ン、酸素、塩素ガス、臭素ガス、アンモニアガス及びこ
れらの混合ガスのような酸化性ガス雰囲気で行うことが
できる。
照射による不融化は室温で行うこともでき、必要であれ
ば50〜200°Cの温度範囲で加熱しなから行うこと
によって不融化をより短時間で達成させることもできる
。
ば50〜200°Cの温度範囲で加熱しなから行うこと
によって不融化をより短時間で達成させることもできる
。
不融化は、無張力下で行うと、前記紡糸繊維は収縮のた
め波状の形を呈するようになるが、次工程の焼成工程で
矯正できる場合もあり、張力は必ずしも必要ないが、張
力を作用させる場合には、その張力の大きさは不融化時
に紡糸繊維が収縮して波状となることを少なくとも防止
できる以上の張力を作用させると良い結果が得られる。
め波状の形を呈するようになるが、次工程の焼成工程で
矯正できる場合もあり、張力は必ずしも必要ないが、張
力を作用させる場合には、その張力の大きさは不融化時
に紡糸繊維が収縮して波状となることを少なくとも防止
できる以上の張力を作用させると良い結果が得られる。
不融化の際に、作用させる張力としては、1〜500
g 7mm2の範囲が好ましく、1g7mm”以下の張
力を作用させても繊維をたるませないような緊張を与え
ることができず、500 g 7mm”以上の張力を作
用させると繊維が切断することがある。
g 7mm2の範囲が好ましく、1g7mm”以下の張
力を作用させても繊維をたるませないような緊張を与え
ることができず、500 g 7mm”以上の張力を作
用させると繊維が切断することがある。
第4工程:
第3工程で得られる不融化糸を、真空あるいは不活性ガ
ス雰囲気中で800〜3000″Cの範囲の温度で焼成
することによって、主として炭素、M、珪素及び酸素か
らなる無機繊維が得られる。
ス雰囲気中で800〜3000″Cの範囲の温度で焼成
することによって、主として炭素、M、珪素及び酸素か
らなる無機繊維が得られる。
焼成工程において、張力を作用させることば必ずしも必
要ないが0.001〜1ooKg/llll112の範
囲で張力を作用させなから高温焼成すると屈曲を少なく
した強度の高い無機繊維を得ることができる。
要ないが0.001〜1ooKg/llll112の範
囲で張力を作用させなから高温焼成すると屈曲を少なく
した強度の高い無機繊維を得ることができる。
加熱過程において、約700 ’Cから無機化が激しく
なり、約800°Cでほぼ無機化が完了するものと推定
される。従って、焼成は、s o o ’c以上の温度
で行うことが好ましい。また、3000″Cより高い温
度を得るには高価な装置を必要とするため3000°C
より高温での焼成は、コスト面からみて実際的でない。
なり、約800°Cでほぼ無機化が完了するものと推定
される。従って、焼成は、s o o ’c以上の温度
で行うことが好ましい。また、3000″Cより高い温
度を得るには高価な装置を必要とするため3000°C
より高温での焼成は、コスト面からみて実際的でない。
ただし、該繊維を短繊維として用いる場合は、不融化糸
または800°C以下の仮焼糸を後述するマトリックス
母材と混合成形後マトリックス母材とともに焼成し、マ
トリックスとの接着性をより強くする方法も採用される
。
または800°C以下の仮焼糸を後述するマトリックス
母材と混合成形後マトリックス母材とともに焼成し、マ
トリックスとの接着性をより強くする方法も採用される
。
なお、本発明における無機繊維の構成成分ii)である
Si−M−C−0物質の形態は、第1工程乃至第4工程
で採用される製造条件によって決定される。
Si−M−C−0物質の形態は、第1工程乃至第4工程
で採用される製造条件によって決定される。
一般的に言えば、第4工程の焼成温度が例えば1000
°Cより低い場合、S i、M、C,Oからなる非晶質
より実質的に構成される。
°Cより低い場合、S i、M、C,Oからなる非晶質
より実質的に構成される。
一方、第4工程での焼成温度が例えば1700°C以上
の場合、実質的にβ−SiC,MC,βSiCとMCの
固溶体及びMC,□ (ただし、0<x<1)からなる
粒径500Å以下の超微粒子及び5iny (ただし、
O<y≦2)、MOz(ただし、O<z≦2)からなる
非晶質からなる集合体より実質的に構成される。
の場合、実質的にβ−SiC,MC,βSiCとMCの
固溶体及びMC,□ (ただし、0<x<1)からなる
粒径500Å以下の超微粒子及び5iny (ただし、
O<y≦2)、MOz(ただし、O<z≦2)からなる
非晶質からなる集合体より実質的に構成される。
上記温度の中間では、各集合体の混合系より構成されて
いる。また、無機繊維中の酸素量は、例えば第1工程に
おけるMX、の添加比率又は第3工程における不融化条
件により制御することができる。
いる。また、無機繊維中の酸素量は、例えば第1工程に
おけるMX、の添加比率又は第3工程における不融化条
件により制御することができる。
また、構成成分j+)の分布状態は、焼成時の雰囲気や
原料中のメソフェーズの大きさ、濃度によっても制御す
ることができる。例えば、メソフェーズを大きく成長さ
せた場合、構成成分111)は繊維表面相に押し出され
やすくなる。
原料中のメソフェーズの大きさ、濃度によっても制御す
ることができる。例えば、メソフェーズを大きく成長さ
せた場合、構成成分111)は繊維表面相に押し出され
やすくなる。
次に、本発明の繊維強化無機複合材料の製造方法につい
て説明する。
て説明する。
(1)繊維含有成形体の製造
前記無機繊維の平織、朱子織、模紗織、綾織、らせん織
物、三次元織物などの各種織物にマトリックス母材の粉
末を加え加熱プレスし成形する方法、前記織物にマトリ
ックス母材の溶液又はスラリーを含浸後、溶媒を除去、
乾燥したプリプレグシートを加熱成形する方法、前記無
機繊維の短繊維、又はチョツプドファイバーとマトリッ
クス母材を溶融混練し、プレス成形、又は射出成形する
方法等により、繊維含有成形体を製造する。
物、三次元織物などの各種織物にマトリックス母材の粉
末を加え加熱プレスし成形する方法、前記織物にマトリ
ックス母材の溶液又はスラリーを含浸後、溶媒を除去、
乾燥したプリプレグシートを加熱成形する方法、前記無
機繊維の短繊維、又はチョツプドファイバーとマトリッ
クス母材を溶融混練し、プレス成形、又は射出成形する
方法等により、繊維含有成形体を製造する。
成形体中の無機繊維の含有率は10〜70体積%が好ま
しい。
しい。
本発明におけるマトリックス母材としては、前記無機繊
維のプレカーサーポリマーである金属含有多環状芳香族
重合体及び/又は珪素含有多環状芳香族重合体が適して
いる。
維のプレカーサーポリマーである金属含有多環状芳香族
重合体及び/又は珪素含有多環状芳香族重合体が適して
いる。
金属含有多環状芳香族重合体の製造は前記無機繊維製造
の第一工程により行うことができる。
の第一工程により行うことができる。
また、珪素含有多環状芳香族重合体は、以下に記載する
方法により得ることができる。
方法により得ることができる。
まず、前記無機繊維製造の第一工程と同様にして前駆重
合体(1)及びメソフェーズ多環状芳香族化合物を調製
する。
合体(1)及びメソフェーズ多環状芳香族化合物を調製
する。
ランダム共重合体(2)の代わりに前駆重合体(1)を
用い、前記無機繊維製造の第一工程と同様にしてメソフ
ェーズ多環状芳香族化合物と加熱反応及び/又は加熱溶
融させて、珪素含有多環状芳香族重合体を調製すること
ができる。
用い、前記無機繊維製造の第一工程と同様にしてメソフ
ェーズ多環状芳香族化合物と加熱反応及び/又は加熱溶
融させて、珪素含有多環状芳香族重合体を調製すること
ができる。
また、繊維含有成形体の製造にあたっては、上記重合体
に上記重合体の仮焼粉末及び/又はグラファイト、炭化
珪素、炭化チタン、炭化ジルコニウム、炭化ハフニウム
、硼化チタン、硼化ジルコニウム、硼化ハフニウム等の
耐熱性セラミックス微粉末を少量混合使用しても差し支
えない。また、繊維とマトリックスとの密着性を向上さ
せる目的で結合剤を使用することもできる。
に上記重合体の仮焼粉末及び/又はグラファイト、炭化
珪素、炭化チタン、炭化ジルコニウム、炭化ハフニウム
、硼化チタン、硼化ジルコニウム、硼化ハフニウム等の
耐熱性セラミックス微粉末を少量混合使用しても差し支
えない。また、繊維とマトリックスとの密着性を向上さ
せる目的で結合剤を使用することもできる。
上記結合剤としては、ジフェニルシロキサン、ジメチル
シロキサン、ポリボロジフェニルシロキサン、ポリボロ
ジメチルシロキサン、ポリカルボシラン、ポリジメチル
シラザン、ポリチタノカルボシラン、ポリジルコノカル
ボシランなどの有機珪素ポリマー及びジフェニルシラン
ジオール、ヘキサメチルジシラザンなどの有機珪素化合
物が挙げられる。
シロキサン、ポリボロジフェニルシロキサン、ポリボロ
ジメチルシロキサン、ポリカルボシラン、ポリジメチル
シラザン、ポリチタノカルボシラン、ポリジルコノカル
ボシランなどの有機珪素ポリマー及びジフェニルシラン
ジオール、ヘキサメチルジシラザンなどの有機珪素化合
物が挙げられる。
(2)繊維含有成形体の不融化
次に、上記成形体に、必要に応じて不融化処理を施す。
不融化処理の方法は、前記無機繊維製造の第3工程の方
法をそのまま採用することができる。
法をそのまま採用することができる。
(3)繊維含有成形体の焼成
不融化された成形体は、真空中あるいは不活性ガス中で
、800〜3000°Cの範囲の温度で焼成され、無機
化される。その結果、繊維強化された、炭素、珪素及び
酸素からなるマトリックス、及び/又は炭素、M、珪素
及び酸素からなるマトリックスを有する複合材料が得ら
れる。
、800〜3000°Cの範囲の温度で焼成され、無機
化される。その結果、繊維強化された、炭素、珪素及び
酸素からなるマトリックス、及び/又は炭素、M、珪素
及び酸素からなるマトリックスを有する複合材料が得ら
れる。
加熱過程において、約700°Cから無機化が激しくな
り、約800°Cでほぼ無機化が完了するものと推定さ
れる。従って、焼成は、800°C以上の温度で行うこ
とが好ましい。また、3000°Cより高い温度を得る
には高価な装置を必要とするため3000°Cより高温
での焼成は、コスト面からみて実際的でない。
り、約800°Cでほぼ無機化が完了するものと推定さ
れる。従って、焼成は、800°C以上の温度で行うこ
とが好ましい。また、3000°Cより高い温度を得る
には高価な装置を必要とするため3000°Cより高温
での焼成は、コスト面からみて実際的でない。
なお、本工程における無機化の昇温速度を極めて遅くす
ることや、成形体保形用治具、パウダーヘッド等の保形
手段を用いること等により、不融化工程を省略す°るこ
ともできるし、成形方法として高温ホットプレスを用い
ることにより一工程で高密度複合材を得ることも可能で
ある。
ることや、成形体保形用治具、パウダーヘッド等の保形
手段を用いること等により、不融化工程を省略す°るこ
ともできるし、成形方法として高温ホットプレスを用い
ることにより一工程で高密度複合材を得ることも可能で
ある。
得られる複合材料におけるマトリックスの組成は、強化
繊維と同組成又は類似組成が好ましい。
繊維と同組成又は類似組成が好ましい。
強化繊維組成とマトリックス組成が大幅に異なる場合、
界面の接着性が劣り、また、激しい混交変動下では熱膨
張率、熱収縮率の差による熱応力発生により剥離が生じ
好ましくない。
界面の接着性が劣り、また、激しい混交変動下では熱膨
張率、熱収縮率の差による熱応力発生により剥離が生じ
好ましくない。
(4)複合材料の高密度化、高強度化
焼成、無機化により得られた繊維強化複合材料は、開気
孔を含んでいるため、前記珪素含有多環状芳香族重合体
、又は金属含有多環状芳香族重合体の融液、溶液又はス
ラリーを含浸後、必要により不融化、焼成し、無機化す
ることにより複合体を高密度化、高強度化することがで
きる。含浸は、上記重合体の融液、溶液又はスラリーの
いずれを用いてもさしつかえないが、微細な開気孔への
浸透を図るため、この複合材に前記重合体の融液、溶液
又はスラリーを含浸後、減圧下で微細気孔への浸透を促
進後溶媒を留去しつつm温し、10〜500 kg/a
ilに加圧することにより、前記重合体の融液を気孔に
充填させる。得られた含浸体は、前記と同様にして、不
融化し、焼成し、無機化することができる。この操作を
繰り返すことにより高密度、高強度な繊維強化複合材を
得ることができる。
孔を含んでいるため、前記珪素含有多環状芳香族重合体
、又は金属含有多環状芳香族重合体の融液、溶液又はス
ラリーを含浸後、必要により不融化、焼成し、無機化す
ることにより複合体を高密度化、高強度化することがで
きる。含浸は、上記重合体の融液、溶液又はスラリーの
いずれを用いてもさしつかえないが、微細な開気孔への
浸透を図るため、この複合材に前記重合体の融液、溶液
又はスラリーを含浸後、減圧下で微細気孔への浸透を促
進後溶媒を留去しつつm温し、10〜500 kg/a
ilに加圧することにより、前記重合体の融液を気孔に
充填させる。得られた含浸体は、前記と同様にして、不
融化し、焼成し、無機化することができる。この操作を
繰り返すことにより高密度、高強度な繊維強化複合材を
得ることができる。
含浸に用いる溶液や融液の組成、それらの中での重合体
の分子量分布、また含浸、不融化、無機化のプロセスの
選択及び含浸、不融化、無機化条件の選択に伴って無機
化残存率が変わるため、含浸回数は特に規定できないが
、2〜10回が適当である。
の分子量分布、また含浸、不融化、無機化のプロセスの
選択及び含浸、不融化、無機化条件の選択に伴って無機
化残存率が変わるため、含浸回数は特に規定できないが
、2〜10回が適当である。
二〇含浸工程では、繊維含有成形体製造と同様に前記重
合体の仮焼粉末及び/又は耐熱性セラミックス微粉末を
添加してもさしつかえない。
合体の仮焼粉末及び/又は耐熱性セラミックス微粉末を
添加してもさしつかえない。
以後の含浸では、工程を重ねるに従い、珪素又は珪素と
Mの比率が増大するよう含浸母材の組成を変化させ、最
終回含浸は、焼結によりほぼ構成成分C)に変わる母材
を選択することが好ましい。
Mの比率が増大するよう含浸母材の組成を変化させ、最
終回含浸は、焼結によりほぼ構成成分C)に変わる母材
を選択することが好ましい。
このように、酸化含浸を受けやすい表面相は、構成成分
C)に富むため耐酸化性に優れ、強化繊維に向かって傾
斜組織をなしているため熱応力によるクラックの発生の
ない繊維強化複合材料を得ることができる。
C)に富むため耐酸化性に優れ、強化繊維に向かって傾
斜組織をなしているため熱応力によるクラックの発生の
ない繊維強化複合材料を得ることができる。
この複合材料の耐酸化性をより向上させるため、複合材
料表面に耐熱性セラミックス層をコーティングしてもよ
い。
料表面に耐熱性セラミックス層をコーティングしてもよ
い。
耐熱性セラミックスとしては、炭化珪素、炭化チタン、
炭化ジルコニウム、炭化ハフニウム、炭化バナジウム、
炭化ニオブ、炭化タンタル、炭化硼素、炭化クロム、炭
化タングステン、炭化モリブデン等の炭化物セラミック
ス、窒化珪素、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化バ
ナジウム、窒化ニオブ、窒化タンタル、窒化硼素、窒化
アルミニウム、窒化ハフニウム等の窒化物セラミックス
、アルミナ、シリカ、マグネシア、酸化硼素、ムライト
、コージライト等の酸化物セラミックス、硼化チタン、
硼化ジルコニウム等の硼化物セラミックスを用いること
ができるが、耐熱性、耐酸化性に優れ、内部マトリック
スとの熱膨張率差の小さい炭化珪素が特に適している。
炭化ジルコニウム、炭化ハフニウム、炭化バナジウム、
炭化ニオブ、炭化タンタル、炭化硼素、炭化クロム、炭
化タングステン、炭化モリブデン等の炭化物セラミック
ス、窒化珪素、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化バ
ナジウム、窒化ニオブ、窒化タンタル、窒化硼素、窒化
アルミニウム、窒化ハフニウム等の窒化物セラミックス
、アルミナ、シリカ、マグネシア、酸化硼素、ムライト
、コージライト等の酸化物セラミックス、硼化チタン、
硼化ジルコニウム等の硼化物セラミックスを用いること
ができるが、耐熱性、耐酸化性に優れ、内部マトリック
スとの熱膨張率差の小さい炭化珪素が特に適している。
コーティング方法としては、CVD法、溶射法等通常の
コーティング方法、焼成により上記セラミックスに変換
しうるプレカーサーを表面に塗布後焼成する方法等が挙
げられる。なお、上記プレカーサーとして、ポリカルボ
シラン、ポリチタノカルボシラン、ポリシラザン、ポリ
カルボシラスチレン、ポリシラスチレンを使用すること
ができる。
コーティング方法、焼成により上記セラミックスに変換
しうるプレカーサーを表面に塗布後焼成する方法等が挙
げられる。なお、上記プレカーサーとして、ポリカルボ
シラン、ポリチタノカルボシラン、ポリシラザン、ポリ
カルボシラスチレン、ポリシラスチレンを使用すること
ができる。
(発明の効果)
本発明の耐熱性繊維強化無機複合材料においては、繊維
表面から、マトリックスのSiC/Cの組成比率を連続
的に制御できること、及びマトリックス層は後述するよ
うに単一の珪素含有多環状芳香族重合体及び/又は金属
含有多環状芳香族重合体より製造されるため、SiC/
Cの均一性は微視的に極めて優れていることにより熱応
力によるクラックの発生が殆どなく、しかも、マトリッ
クス、強化繊維ともに従来技術より格段に優れた耐酸化
性を示す新規物質を用いているため、何らかの原因によ
り酸素がマトリックス層内部へ到達しても、穫めて優れ
た酸化抵抗性を示すものである。
表面から、マトリックスのSiC/Cの組成比率を連続
的に制御できること、及びマトリックス層は後述するよ
うに単一の珪素含有多環状芳香族重合体及び/又は金属
含有多環状芳香族重合体より製造されるため、SiC/
Cの均一性は微視的に極めて優れていることにより熱応
力によるクラックの発生が殆どなく、しかも、マトリッ
クス、強化繊維ともに従来技術より格段に優れた耐酸化
性を示す新規物質を用いているため、何らかの原因によ
り酸素がマトリックス層内部へ到達しても、穫めて優れ
た酸化抵抗性を示すものである。
本発明の繊維強化複合材料は、強度、弾性率及び靭性に
優れるとともに、耐熱性、耐酸化性、耐食性、耐磨耗性
、耐熱衝撃性に優れているため、例えば、各種のブレー
キ類や、炉材、断熱材、耐熱ベルト等の耐熱構造材料な
ど通常のC/Cコンポジットの代替材料としての用途を
有するのはもちろん、超音速機、スペースプレーン、宇
宙往還材等の外壁材、エンジン周辺部材等極めて過酷な
条件下での使用が可能である。
優れるとともに、耐熱性、耐酸化性、耐食性、耐磨耗性
、耐熱衝撃性に優れているため、例えば、各種のブレー
キ類や、炉材、断熱材、耐熱ベルト等の耐熱構造材料な
ど通常のC/Cコンポジットの代替材料としての用途を
有するのはもちろん、超音速機、スペースプレーン、宇
宙往還材等の外壁材、エンジン周辺部材等極めて過酷な
条件下での使用が可能である。
(実施例)
以下実施例によって本発明を説明する。
参考例1(ポリマー■の製造)
51!、の三ロフラスコに無水キシレン2.52及びナ
トリウム400gを入れ、窒素ガス気流下でキシレンの
沸点まで加熱し、ジメチルジクロロシラン11を1時間
で滴下した。滴下終了後、10時間加熱還流し沈澱物を
生成させた。沈澱を濾過し、メタノールついで水で洗浄
して、白色粉末のポリジメチルシラン420gを得た。
トリウム400gを入れ、窒素ガス気流下でキシレンの
沸点まで加熱し、ジメチルジクロロシラン11を1時間
で滴下した。滴下終了後、10時間加熱還流し沈澱物を
生成させた。沈澱を濾過し、メタノールついで水で洗浄
して、白色粉末のポリジメチルシラン420gを得た。
このポリジメチルシラン400gを、ガス導入管、攪拌
機、冷却器及び留出管を備えた3!の三ロフラスコに仕
込み、攪拌しなから50d/分の窒素気流下に420℃
で加熱処理して、留出受器に350gの無色透明な少し
粘性のある液体を得た。
機、冷却器及び留出管を備えた3!の三ロフラスコに仕
込み、攪拌しなから50d/分の窒素気流下に420℃
で加熱処理して、留出受器に350gの無色透明な少し
粘性のある液体を得た。
この液体の数平均分子量は蒸気圧浸透法で測定したとこ
ろ470であった。
ろ470であった。
この物質の赤外線吸収スペクトルを測定したところ、6
50〜900a++−’と1250C111−’に5i
CH,の吸収、2100cm−’に5i−Hの吸収、1
020C111−’付近と1355cm−’に5i−C
H2−3iの吸収、2900cm−’と2950CI1
1−’にCHの吸収が認められ、またこの物質の遠赤外
線吸収スペクトルを測定したところ、380cm−’に
5i−3iの吸収が認められることから、得られた液状
物質は、主として(Si−CH2)結合単位及び(Si
−3i)結合単位からなり、珪素の側鎖に水素原子及び
メチル基を有する有機珪素重合体であることが判明した
。
50〜900a++−’と1250C111−’に5i
CH,の吸収、2100cm−’に5i−Hの吸収、1
020C111−’付近と1355cm−’に5i−C
H2−3iの吸収、2900cm−’と2950CI1
1−’にCHの吸収が認められ、またこの物質の遠赤外
線吸収スペクトルを測定したところ、380cm−’に
5i−3iの吸収が認められることから、得られた液状
物質は、主として(Si−CH2)結合単位及び(Si
−3i)結合単位からなり、珪素の側鎖に水素原子及び
メチル基を有する有機珪素重合体であることが判明した
。
核磁気共鳴分析及び赤外線吸収分析の測定結果から、こ
の有機珪素重合体は(S i CHz )結合単位の
全数対(Si−3i)結合単位の全数の比率がほぼ1:
3である重合体であることが確認された。
の有機珪素重合体は(S i CHz )結合単位の
全数対(Si−3i)結合単位の全数の比率がほぼ1:
3である重合体であることが確認された。
上記有機珪素重合体300gをエタノールで処理して低
分子量物を除去して、数平均分子量が1200の重合体
40gを得た。
分子量物を除去して、数平均分子量が1200の重合体
40gを得た。
この物質の赤外線吸収スペクトルを測定したところ、上
記と同様の吸収ピークが認められ、この物質は主として
(SiCHz)結合単位及び(Si−3i)結合単位か
らなり、珪素の側鎖に水素原子及びメチル基を有する有
機珪素重合体であることが判明した。
記と同様の吸収ピークが認められ、この物質は主として
(SiCHz)結合単位及び(Si−3i)結合単位か
らなり、珪素の側鎖に水素原子及びメチル基を有する有
機珪素重合体であることが判明した。
核磁気共鳴分析及び赤外線吸収分析の測定結果から、こ
の有機珪素重合体は(Si CHz)結合単位の全数
対(Si−3i)結合単位の全数の比率がほぼ7:1で
ある重合体であることが確認された。
の有機珪素重合体は(Si CHz)結合単位の全数
対(Si−3i)結合単位の全数の比率がほぼ7:1で
ある重合体であることが確認された。
一方、石油留分のうち、軽油以上の高沸点物をシリカ・
アルミナ系分解触媒の存在下、500°Cの温度で流動
接触分解・精留を行い、その塔底より残渣を得た。以下
、この残渣をFCCスラリーオイルと呼ぶ。
アルミナ系分解触媒の存在下、500°Cの温度で流動
接触分解・精留を行い、その塔底より残渣を得た。以下
、この残渣をFCCスラリーオイルと呼ぶ。
このFCCスラリーオイルは、元素分析の結果、炭素原
子対水素原子の原子比(C/H)が0.75で、核磁気
共鳴分析による芳香炭素率が0.55であった。
子対水素原子の原子比(C/H)が0.75で、核磁気
共鳴分析による芳香炭素率が0.55であった。
上記FCCスラリーオイル200gを窒素ガス気流下4
50°Cに加熱し、同温度における留出分を留去後、残
渣を200°Cにて熱時濾過を行い、同温度における不
融部を除去し、軽質骨除去ピッチ57gを得た。
50°Cに加熱し、同温度における留出分を留去後、残
渣を200°Cにて熱時濾過を行い、同温度における不
融部を除去し、軽質骨除去ピッチ57gを得た。
この軽質骨除去ピッチは25%のキシレン不溶分を含ん
でいた。
でいた。
この軽質骨除去ピッチ57gに有機珪素重合体25g及
びキシレン20dを加え、攪拌しなから昇温し、キシレ
ンを留去後、400°Cで6時間反応させ51gの前駆
重合体(1)を得た。
びキシレン20dを加え、攪拌しなから昇温し、キシレ
ンを留去後、400°Cで6時間反応させ51gの前駆
重合体(1)を得た。
この前駆重合体(1)は赤外線吸収スペクトル測定の結
果、有機珪素重合体中に存在する5i−H結合(IR:
2100C11−’)の減少、及び新たな5i−C(ベ
ンゼン環の炭素)結合(IR:1135aa−’)の生
成が認められることより有機珪素重合体の珪素原子の一
部が多環状芳香族環の炭素と直接結合した部分を有する
共重合体であることがわかった。
果、有機珪素重合体中に存在する5i−H結合(IR:
2100C11−’)の減少、及び新たな5i−C(ベ
ンゼン環の炭素)結合(IR:1135aa−’)の生
成が認められることより有機珪素重合体の珪素原子の一
部が多環状芳香族環の炭素と直接結合した部分を有する
共重合体であることがわかった。
この前駆重合体(1)は、キシレン不溶部を含まず重量
平均分子量が1400で、融点が265°Cで、軟化点
が310°Cであた。
平均分子量が1400で、融点が265°Cで、軟化点
が310°Cであた。
一方、前記軽質骨除去ピッチ180gを窒素気流下、反
応により生成する軽質分を除去しなから400°Cで8
時間縮重合を行い、熱処理ピッチ97.2を得た。
応により生成する軽質分を除去しなから400°Cで8
時間縮重合を行い、熱処理ピッチ97.2を得た。
この熱処理ピッチは融点263°C2軟化点308°C
1キシレン不溶分77%、キノリンネ溶分31%を含有
しており、研磨面の偏光顕微鏡観察による光学的異方性
が75%のメソフェーズ多環状芳香族化合物であった。
1キシレン不溶分77%、キノリンネ溶分31%を含有
しており、研磨面の偏光顕微鏡観察による光学的異方性
が75%のメソフェーズ多環状芳香族化合物であった。
このメソフェーズ多環状芳香族化合物90gと前記前駆
重合体(1)6.4gとを混合、窒素雰囲気下380°
Cで1蒔間溶融加熱し、均一な状態にある珪素含有多環
状芳香族重合体(ポリマー■)を得た。
重合体(1)6.4gとを混合、窒素雰囲気下380°
Cで1蒔間溶融加熱し、均一な状態にある珪素含有多環
状芳香族重合体(ポリマー■)を得た。
この重合体の融点は267°Cで、軟化点315”C,
70%のキシレン不溶分を含んでいた。
70%のキシレン不溶分を含んでいた。
参考例2(ポリマーHの製造)
メソフェーズ多環状芳香族化合物97gと前記前駆重合
体(1)3gを混合し、400°Cで溶融加熱した以外
は参考例1と同様にして珪素含有多環状芳香族重合体(
ポリマー■)を得た。
体(1)3gを混合し、400°Cで溶融加熱した以外
は参考例1と同様にして珪素含有多環状芳香族重合体(
ポリマー■)を得た。
この重合体の融点は272°Cで、軟化点319°C1
71%のキシレン不溶分を含んでいた。
71%のキシレン不溶分を含んでいた。
参考例3(ポリマー■の製造)
メソフェーズ多環状芳香族化合物66gと前記前駆重合
体(1)34gを360°Cで溶融加熱した以外は、参
考例1と同様にして珪素含有多環状芳香族重合体(ポリ
マー■)を得た。
体(1)34gを360°Cで溶融加熱した以外は、参
考例1と同様にして珪素含有多環状芳香族重合体(ポリ
マー■)を得た。
この重合体の融点は266°Cで、軟化点314°C1
57%のキシレン不溶分を含んでいた。
57%のキシレン不溶分を含んでいた。
参考例4(ポリマー■の製造)
参考例1で得た前駆重合体(1)39gにテトラオクト
キシチタン[T i(OCs Hl7)02.75 g
のキシレン溶液(25%キシレン溶液11g)を加え、
キシレン留去後、340°Cで2時間反応させ、ランダ
ム共重合体(2) 38.8 gを得た。
キシチタン[T i(OCs Hl7)02.75 g
のキシレン溶液(25%キシレン溶液11g)を加え、
キシレン留去後、340°Cで2時間反応させ、ランダ
ム共重合体(2) 38.8 gを得た。
このランダム共重合体(2) 34 gに参考例1で得
たメソフェーズ多環状芳香族化合物66gを加え、窒素
雰囲気下380°Cで溶融混合し金属含有多環状芳香族
重合体(ポリマー■)を得た。
たメソフェーズ多環状芳香族化合物66gを加え、窒素
雰囲気下380°Cで溶融混合し金属含有多環状芳香族
重合体(ポリマー■)を得た。
この重合体の融点は274°Cで、軟化点322°C1
61%のキシレン不溶分を含んでいた。
61%のキシレン不溶分を含んでいた。
参考例5(無機繊維Iの製造)
参考例1で得られた軽質骨除去ピッチ57gに参考例1
で得た有機珪素重合体25g及びキシレン20dを加え
、攪拌しなから昇温し、キシレンを留去後、400°C
で4時間反応させ57.4 gの前駆重合体(1)を得
た。
で得た有機珪素重合体25g及びキシレン20dを加え
、攪拌しなから昇温し、キシレンを留去後、400°C
で4時間反応させ57.4 gの前駆重合体(1)を得
た。
この前駆重合体(1)は赤外線吸収スペクトル測定の結
果、有機珪素重合体中に存在する5i−H結合(IR:
2100CI+−’)の減少、及び新たな5i−C(
ヘンゼン環の炭素)結合(IR:1135c+r’)の
生成が認められることより有機珪素重合体の珪素原子の
一部が多環状芳香族環の炭素と直接結合した部分を有す
る重合体であることがわかった。
果、有機珪素重合体中に存在する5i−H結合(IR:
2100CI+−’)の減少、及び新たな5i−C(
ヘンゼン環の炭素)結合(IR:1135c+r’)の
生成が認められることより有機珪素重合体の珪素原子の
一部が多環状芳香族環の炭素と直接結合した部分を有す
る重合体であることがわかった。
前駆重合体(1)57.4gにテトラオクトキシチタン
(T i (OCa H17)4) 3.87 gのキ
シレン溶液(25%キシレン溶液15.5 g )を加
え、キシレン留去後、340 ”Cで1時間反応させ、
ランダム共重合体(2) 56 gを得た。
(T i (OCa H17)4) 3.87 gのキ
シレン溶液(25%キシレン溶液15.5 g )を加
え、キシレン留去後、340 ”Cで1時間反応させ、
ランダム共重合体(2) 56 gを得た。
この重合体は、キシレン不溶部を含まず重量平均分子量
は1580、融点は258°C1軟化点292℃であり
、キシレン可溶であった。
は1580、融点は258°C1軟化点292℃であり
、キシレン可溶であった。
上記ランダム共重合体(2)6.4gと参考例1で得ら
れたメソフェーズ多環状芳香族化合物90gを混合、窒
素雰囲気下380°Cで1時間溶融加熱し、均一な状態
にある金属含有多環状芳香族重合体を得た。
れたメソフェーズ多環状芳香族化合物90gを混合、窒
素雰囲気下380°Cで1時間溶融加熱し、均一な状態
にある金属含有多環状芳香族重合体を得た。
この重合体の融点は264°Cで、軟化点307°C1
68%のキシレン不溶分を含んでいた。
68%のキシレン不溶分を含んでいた。
上記高分子量物を紡糸用原料とし、ノズル径0゜15g
waの金属製ノズルを用い、360℃で溶融紡糸を行い
、得られた紡糸原糸を、空気中、300°Cで酸化、不
融化し、更にアルゴン雰囲気中、1300°Cで焼成を
行い、直径7.5μmの無機繊維を得た。
waの金属製ノズルを用い、360℃で溶融紡糸を行い
、得られた紡糸原糸を、空気中、300°Cで酸化、不
融化し、更にアルゴン雰囲気中、1300°Cで焼成を
行い、直径7.5μmの無機繊維を得た。
この繊維は引張強度が358kg/rm2、引張弾性率
32t/llll112であり、破断面の走査型電子顕
微鏡を用いた観察より、結晶層が幾重にも重なった珊瑚
様のランダムラジアル混在構造であった。
32t/llll112であり、破断面の走査型電子顕
微鏡を用いた観察より、結晶層が幾重にも重なった珊瑚
様のランダムラジアル混在構造であった。
この無機繊維を粉砕後、アルカリ溶融、塩酸処理を施し
、水溶液とした後高周波プラズマ発光分光分析(ICP
)を行った結果、珪素含有率は0゜95%、チタン含有
率は0.06%であった。
、水溶液とした後高周波プラズマ発光分光分析(ICP
)を行った結果、珪素含有率は0゜95%、チタン含有
率は0.06%であった。
参考例6(無機繊維■の製造)
参考例5で得られた前駆重合体(1)39gにテトラキ
スアセチルアセトナトシルコニウム5.4gのエタノー
ル−キシレン溶液(1,5%)を加え、キシレン留去後
250℃で1時間重合し39.5 gのランダム共重合
体(2)を得た。
スアセチルアセトナトシルコニウム5.4gのエタノー
ル−キシレン溶液(1,5%)を加え、キシレン留去後
250℃で1時間重合し39.5 gのランダム共重合
体(2)を得た。
この重合体20gと参考例1により得たメソフェーズ多
環状芳香族化合物50gを微粉砕混合し、360°Cで
1時間溶融混合し、ノズル径0.2 mのノズルを用い
、350℃で紡糸し、得られた紡糸原糸を空気中250
°Cで不融化し、更にアルゴン雰囲気中1400℃で焼
成、直径11μの無機繊維を得た。
環状芳香族化合物50gを微粉砕混合し、360°Cで
1時間溶融混合し、ノズル径0.2 mのノズルを用い
、350℃で紡糸し、得られた紡糸原糸を空気中250
°Cで不融化し、更にアルゴン雰囲気中1400℃で焼
成、直径11μの無機繊維を得た。
この繊維の引張強度は345kg/■2、引張弾性率3
5t/■2であった。
5t/■2であった。
参考例7(無機繊維■の製造)
軽質分除去ピッチ及び有機珪素重合体の使用量をそれぞ
れ60g及び40gに変えた以外は参考例5と同様にし
て、57gの前駆重合体(1)を得た。
れ60g及び40gに変えた以外は参考例5と同様にし
て、57gの前駆重合体(1)を得た。
この前駆重合体(1)40gにハフニウムクロライド7
.2gのエタノール−キシレン溶液(1,5%)を加え
、キシレン留去後250°Cで1時間重合し43、5
gのランダム共重合体(2)を得た。
.2gのエタノール−キシレン溶液(1,5%)を加え
、キシレン留去後250°Cで1時間重合し43、5
gのランダム共重合体(2)を得た。
この重合体20gと参考例1で得たメソフェーズ多環状
芳香族化合物80gを微粉砕混合した後に、360°C
で1時間溶融混合を行い、350°Cで溶融紡糸し、2
70°Cで不融化し、アルゴン中で1200°Cで焼成
することによって12.5μの無機繊維を得た。この繊
維の引張強度は335kg/l0812、引張弾性率3
5t/■2であった。
芳香族化合物80gを微粉砕混合した後に、360°C
で1時間溶融混合を行い、350°Cで溶融紡糸し、2
70°Cで不融化し、アルゴン中で1200°Cで焼成
することによって12.5μの無機繊維を得た。この繊
維の引張強度は335kg/l0812、引張弾性率3
5t/■2であった。
参考例8(無機繊維■の製造)
参考例5で得た前駆重合体(1)39gに対してテトラ
ブトキシチタン添加量を0.9gとして参考例5と同様
の操作によりランダム共重合体(2) 38.5Cを得
た。
ブトキシチタン添加量を0.9gとして参考例5と同様
の操作によりランダム共重合体(2) 38.5Cを得
た。
このランダム共重合体(2) 18 gとメソフェーズ
多環状芳香族化合物90gを微粉砕混合し、紡糸筒内で
350°Cで溶融し、ノズル径0.2+m+のノズルを
用い、340 ”Cで紡糸し、得られた紡糸原糸を空気
中、300°Cで不融化した後アルゴン雰囲気下210
0″Cで焼成した。
多環状芳香族化合物90gを微粉砕混合し、紡糸筒内で
350°Cで溶融し、ノズル径0.2+m+のノズルを
用い、340 ”Cで紡糸し、得られた紡糸原糸を空気
中、300°Cで不融化した後アルゴン雰囲気下210
0″Cで焼成した。
得られた無機繊維は直径が7.5μで、引張強度が29
0 kg/ aw” 、引張弾性率45t/閣2であっ
た。
0 kg/ aw” 、引張弾性率45t/閣2であっ
た。
参考例9(無機繊維■の製造)
テトラブトキシチタン添加量を9.0gとし、焼成温度
を2500°Cとした以外は参考例8と同様にして無機
繊維を得た。
を2500°Cとした以外は参考例8と同様にして無機
繊維を得た。
この無機繊維は直径が7.5μで、引張強度が335k
g/I!1If12、引張弾性率59 t /wi2で
あった。
g/I!1If12、引張弾性率59 t /wi2で
あった。
実施例1
参考例5で得た無機繊維Iの2次元平織織布を直径7c
mの円板状に切り、ポリマー■の30%キシレンスラリ
ーに含浸後乾燥し、プリプレグシートを作成した。金型
内で、プリプレグシート間にポリマー■の微粉末を充填
し、各プリプレグシートを、強化繊維の繊維方向を45
°ずつ順次ずらしなから30枚積層し、50kg/C4
の加圧下、350°Cにてホットプレスし円板状成形体
を得た。
mの円板状に切り、ポリマー■の30%キシレンスラリ
ーに含浸後乾燥し、プリプレグシートを作成した。金型
内で、プリプレグシート間にポリマー■の微粉末を充填
し、各プリプレグシートを、強化繊維の繊維方向を45
°ずつ順次ずらしなから30枚積層し、50kg/C4
の加圧下、350°Cにてホットプレスし円板状成形体
を得た。
この成形体を炭素粉末のパウダーベツド中に埋め保形し
、窒素気流中で5°C/hの速度で800℃まで昇温後
、さらに1300℃へ昇温しポリマーを無機化し、珪素
含有率が0.95%の第1のマトリックス層を形成させ
た。
、窒素気流中で5°C/hの速度で800℃まで昇温後
、さらに1300℃へ昇温しポリマーを無機化し、珪素
含有率が0.95%の第1のマトリックス層を形成させ
た。
得られた複合材料の嵩密度は1.348/CIJであっ
た。
た。
この複合材料をポリマー■の50%キシレンスラリーに
浸し、減圧下キシレンを留去しなから350°Cに昇温
、その後100kg/cdに加圧含浸した後、空気中で
5°C/hの速度で300°Cまで昇温し、不融化した
後1300℃で無機化し、第1のマトリックス層と同じ
珪素含有率の第2のマトリックス層を形成させた。
浸し、減圧下キシレンを留去しなから350°Cに昇温
、その後100kg/cdに加圧含浸した後、空気中で
5°C/hの速度で300°Cまで昇温し、不融化した
後1300℃で無機化し、第1のマトリックス層と同じ
珪素含有率の第2のマトリックス層を形成させた。
さらに、含浸ポリマーをポリマー■に替え、上記と同様
にして第2回目の含浸、無機化を行い、珪素含有率が4
.8%の第3のマトリ・ノクス層を形成させた。
にして第2回目の含浸、無機化を行い、珪素含有率が4
.8%の第3のマトリ・ノクス層を形成させた。
第3回目の含浸には、参考例1における前駆重合体(1
)を用い上記と同様にして含浸、無機化を行い、珪素含
有率が15.1%の第4のマトリ・ノクス層を形成させ
た。
)を用い上記と同様にして含浸、無機化を行い、珪素含
有率が15.1%の第4のマトリ・ノクス層を形成させ
た。
第4回目の含浸には参考例1における有機珪素重合体と
軽質分除去ピッチの仕込比率を70=30とし合成した
前駆重合体(1)を用い上記と同様にして含浸、無機化
を行い、珪素含有率が27.1%の第5のマトリックス
層を形成させた。
軽質分除去ピッチの仕込比率を70=30とし合成した
前駆重合体(1)を用い上記と同様にして含浸、無機化
を行い、珪素含有率が27.1%の第5のマトリックス
層を形成させた。
5回目の含浸には、参考例1で得られたボ1ノジメチル
シラン100部に対しポリボロシロキサン3部を添加し
、窒素中、350″Cで熱縮合して得たポリカルボシラ
ンを用い上記と同様にして、含浸、無機化を行い、珪素
含有率が50.8%の第6のマトリックス層を形成させ
た。
シラン100部に対しポリボロシロキサン3部を添加し
、窒素中、350″Cで熱縮合して得たポリカルボシラ
ンを用い上記と同様にして、含浸、無機化を行い、珪素
含有率が50.8%の第6のマトリックス層を形成させ
た。
得られた複合材の嵩密度は1.72g/cdであり、は
とんど開気孔を含んでいなかった。また、その複合材料
の繊維体積含有率(vr )は62%であった。
とんど開気孔を含んでいなかった。また、その複合材料
の繊維体積含有率(vr )は62%であった。
得られた複合材に四塩化珪素とメタンを原料とし50m
Hgの減圧下1300°CでCVDl−ティングを施し
厚さ約10μの炭化珪素のコーティング層を形成させた
。
Hgの減圧下1300°CでCVDl−ティングを施し
厚さ約10μの炭化珪素のコーティング層を形成させた
。
得られた複合材の3点曲げ強度試験法による曲げ強度は
35kg/+m++”であった。
35kg/+m++”であった。
実施例2
無機繊維■を用いた以外は、実施例1と同様にして複合
材を製造した。
材を製造した。
得られた複合材の3点曲げ強度試験法による曲げ強度は
32kg/mm”であった。
32kg/mm”であった。
実施例3
無機繊維■を用いた以外は、実施例1と同様にして複合
材を製造した。
材を製造した。
得られた複合材の3点曲げ強度試験法による曲げ強度は
31 kg/am2であった。
31 kg/am2であった。
実施例4
参考例8で得た無機繊維■を強化材とし、実施例1と同
様にしてポリマー■を含浸させプリプレグシートを作っ
た。得られたプリプレグシート間にポリマー■の微粉末
を充填し、実施例1と同様にして成形、無機化後最終的
に2500 ’Cで焼成し、珪素含有率が0.42%の
第1のマトリックス層を形成させた。
様にしてポリマー■を含浸させプリプレグシートを作っ
た。得られたプリプレグシート間にポリマー■の微粉末
を充填し、実施例1と同様にして成形、無機化後最終的
に2500 ’Cで焼成し、珪素含有率が0.42%の
第1のマトリックス層を形成させた。
この複合材に実施例1と同様にして、1回目、ポリマー
1.2回目、ポリマー■、3回目、参考例1における前
駆重合体(1)、4回目、有機珪素重合体と軽質骨除去
ピッチの仕込比を70:30として得られた前駆重合体
(1)、5回目、ポリカルボシランを用い含浸、無機化
い、実施例1と同じ珪素含有率の各マトリックス層を形
成させた。その際、無機化は1900″Cで行った。
1.2回目、ポリマー■、3回目、参考例1における前
駆重合体(1)、4回目、有機珪素重合体と軽質骨除去
ピッチの仕込比を70:30として得られた前駆重合体
(1)、5回目、ポリカルボシランを用い含浸、無機化
い、実施例1と同じ珪素含有率の各マトリックス層を形
成させた。その際、無機化は1900″Cで行った。
得られた複合材に実施例1と同様にしてCVDコーティ
ングを施し、約10μの炭化珪素コーティング層におお
われた複合材料を得た。この複合材の3点曲げ強度試験
法による曲げ強度は36kg/ trm 2であった。
ングを施し、約10μの炭化珪素コーティング層におお
われた複合材料を得た。この複合材の3点曲げ強度試験
法による曲げ強度は36kg/ trm 2であった。
実施例5
参考例9で得た無機繊維Vの二次元平織織布にポリマー
■の30%キシレン溶液に含浸後乾燥したシートを用い
、このシートとポリマー■の微粉末を交互に積層し実施
例1と同様にホットプレス成形し、無機化し、珪素含有
率が4.8%の第1のマトリックス層を形成させた。
■の30%キシレン溶液に含浸後乾燥したシートを用い
、このシートとポリマー■の微粉末を交互に積層し実施
例1と同様にホットプレス成形し、無機化し、珪素含有
率が4.8%の第1のマトリックス層を形成させた。
この複合材に実施例1と同様にして、1回目、ポリマー
■、2回目、ポリマー■、3回目、参考例4におけるラ
ンダム共重合体(2)、4回目、有機珪素重合体と軽質
骨除去ピッチの仕込比を70:30として得られた前駆
重合体(1) 100部にテトラオクトキシチタン[T
i(OCI H1?)4) 15部を添加し合成し
たランダム共重合体(2)、5回目、実施例1で得たポ
リカルボシランにチタンテトラブトキシドを添加し、3
40°Cで架橋重合することにより得られたカルボシラ
ン単位100部と式(T 1−0)のチタノキサン単位
10部からなるポリチタノカルボシランを用い含浸、無
機化を行った。その際、無機化温度は、すべて1300
°Cで行った。なお、1回目の処理で形成される第2の
マトリックス層の珪素含有率は4.8%、2回目の処理
で形成される第3のマトリックス層の珪素含有率は5.
1%、3回目の処理で形成される第4のマトリックス層
の珪素含有率は15.2%、4回目の処理で形成される
第5のマトリックス層の珪素含有率は27.2%、5回
目の処理で形成される第6のマトリックス層の珪素含有
率は50.8%であった。
■、2回目、ポリマー■、3回目、参考例4におけるラ
ンダム共重合体(2)、4回目、有機珪素重合体と軽質
骨除去ピッチの仕込比を70:30として得られた前駆
重合体(1) 100部にテトラオクトキシチタン[T
i(OCI H1?)4) 15部を添加し合成し
たランダム共重合体(2)、5回目、実施例1で得たポ
リカルボシランにチタンテトラブトキシドを添加し、3
40°Cで架橋重合することにより得られたカルボシラ
ン単位100部と式(T 1−0)のチタノキサン単位
10部からなるポリチタノカルボシランを用い含浸、無
機化を行った。その際、無機化温度は、すべて1300
°Cで行った。なお、1回目の処理で形成される第2の
マトリックス層の珪素含有率は4.8%、2回目の処理
で形成される第3のマトリックス層の珪素含有率は5.
1%、3回目の処理で形成される第4のマトリックス層
の珪素含有率は15.2%、4回目の処理で形成される
第5のマトリックス層の珪素含有率は27.2%、5回
目の処理で形成される第6のマトリックス層の珪素含有
率は50.8%であった。
得られた複合材を実施例1と同様にしてCVDコーティ
ングを施し、約10μの炭化珪素コーティング層を有す
る複合材料を得た。この複合材料の3点曲げ強度試験法
による曲げ強度は39kg/m+”であった。
ングを施し、約10μの炭化珪素コーティング層を有す
る複合材料を得た。この複合材料の3点曲げ強度試験法
による曲げ強度は39kg/m+”であった。
比較例1
強化繊維として、引張強度280 kg/wm” 、引
張弾性率40t/m+”のポリアクリロニトリル系高弾
性炭素繊維の平織織物を用い、フェノール樹脂をマトリ
ックス母材とし、180°Cでホットプレスし硬化させ
、さらに250℃で4時間ポストキュアーして繊維強化
成形体を得た。この成形体を900″Cで無機化後フェ
ノール樹脂の含浸、無機化を4回繰り返した後1B00
″Cで焼成し、C/Cコンポジットを得た。このコンポ
ジットを実施例1と同様にして表面炭化珪素コーティン
グを施した。
張弾性率40t/m+”のポリアクリロニトリル系高弾
性炭素繊維の平織織物を用い、フェノール樹脂をマトリ
ックス母材とし、180°Cでホットプレスし硬化させ
、さらに250℃で4時間ポストキュアーして繊維強化
成形体を得た。この成形体を900″Cで無機化後フェ
ノール樹脂の含浸、無機化を4回繰り返した後1B00
″Cで焼成し、C/Cコンポジットを得た。このコンポ
ジットを実施例1と同様にして表面炭化珪素コーティン
グを施した。
比較例2
マトリンクス母材として、フェノール樹脂に10%のシ
リコンを加えたものを用い比較例1と同様にして、表面
が炭化珪素コーティングされた炭素繊維強化炭素/炭化
珪素複合材料を得た。
リコンを加えたものを用い比較例1と同様にして、表面
が炭化珪素コーティングされた炭素繊維強化炭素/炭化
珪素複合材料を得た。
実施例6
実施例1〜5の複合材を空気中1300°Cに保持した
炉内に入れ20分間加熱後取り出し、20分間強制空冷
を行うサイクルを5回繰り返した後、空気中1500°
Cに保持して酸化消耗速度を測定した。その結果、各複
合材の酸化消耗速度は実施例1の材料ではO,OO05
kg/m2/ h、実施例2の材料では0. OOO4
kg/m2/ h、実施例3の材料では0.0004
kg/m2/ h、実施例4の材料ではO,OO15k
g/m2/ h、実施例5の材料ではO,OO69kg
/m2/ h、であった。
炉内に入れ20分間加熱後取り出し、20分間強制空冷
を行うサイクルを5回繰り返した後、空気中1500°
Cに保持して酸化消耗速度を測定した。その結果、各複
合材の酸化消耗速度は実施例1の材料ではO,OO05
kg/m2/ h、実施例2の材料では0. OOO4
kg/m2/ h、実施例3の材料では0.0004
kg/m2/ h、実施例4の材料ではO,OO15k
g/m2/ h、実施例5の材料ではO,OO69kg
/m2/ h、であった。
比較例3
比較例1.2の材料を用い実施例6と同様にして酸化消
耗速度を測定した。その結果、各複合材の酸化消耗速度
は、 比較例1の材料では0.45kg/m” /h、比較例
2の材料では0.15 kg/m” / hであった。
耗速度を測定した。その結果、各複合材の酸化消耗速度
は、 比較例1の材料では0.45kg/m” /h、比較例
2の材料では0.15 kg/m” / hであった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 無機繊維を強化材とし、無機物質をマトリックスとする
繊維強化複合材料において、 上記無機繊維が、金属含有多環状芳香族重合体から得ら
れる無機繊維であって、その構成成分がi)該重合体を
構成するメソフェーズ状態にある多環状芳香族化合物か
ら導かれるラジアル構造、オニオン構造、ランダム構造
、コアラジアル構造、スキンオニオン構造及びモザイク
構造からなる群から選ばれる少なくとも一種の結晶配列
状態を示す炭素質、 ii)該重合体を構成する光学的等方性の多環状芳香族
化合物から導かれる、無配向状態の結晶質炭素及び/又
は非晶質炭素、及び iii)(1)Si、M、C及びOから実質的になる非
晶質物質、及び/又は (2)実質的にβ−SiC、MC、β−SiCとMCの
固溶体及びMC_1_−_xからなる粒径が500Å以
下の結晶超微粒子と、非晶質のSiO_y及びMO_z
との集合体であり 構成元素の割合がSi;5〜70重量%、M;0.5〜
45重量%、C;20〜40重量%及び0;0.01〜
30重量%である、Si−M−C−O物質(上記式中、
MはTi、Zr及びHfから選択される少なくとも一種
の元素であり、0<x<1、0<y≦2、0<z≦2で
ある。) であり、 前記無機物質が主として a)該重合体を構成するメソフェーズ状態にある多環状
芳香族化合物から導かれる結晶質炭素、又は結晶質炭素
と非晶質炭素、 b)該重合体を構成する光学的等方性の多環状芳香族化
合物から導かれる、無配向状態の結晶質炭素及び/又は
非晶質炭素、及び c)c_1)Si、C及びOから実質的になる非晶質相
及び/又は粒径が500Å以下の実質的にβ−SiCか
らなる結晶質超微粒子と非晶質のSiO_x(0<x≦
2)からなる集合体及び/または、 C_2)(1)Si、M、C及びOから実質的になる非
晶質物質、及び/又は (2)実質的にβ−SiC、MC、β−SiCとMCの
固溶体及びMC_1_−_xからなる粒径が500Å以
下の結晶超微粒子と、非晶質のSiO_y及びMO_z との集合体(上記式中、MはTi、Zr及びHfから選
択される少なくとも一種の元素であり、0<x<1、0
<y≦2、0<z≦2である。) より構成され、 無機繊維表面から遠ざかるほど珪素含有率が高くなるよ
う制御された傾斜組織を有するマトリックスであること
を特徴とする耐熱性繊維強化無機複合材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2028270A JP2547111B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 耐熱性繊維強化無機複合材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2028270A JP2547111B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 耐熱性繊維強化無機複合材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03232768A true JPH03232768A (ja) | 1991-10-16 |
| JP2547111B2 JP2547111B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=12243892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2028270A Expired - Lifetime JP2547111B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 耐熱性繊維強化無機複合材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2547111B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3154360B2 (ja) | 1993-03-30 | 2001-04-09 | 宇部興産株式会社 | 無機繊維強化セラミック複合材料 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP2028270A patent/JP2547111B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2547111B2 (ja) | 1996-10-23 |
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