JPH0324847B2 - - Google Patents

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JPH0324847B2
JPH0324847B2 JP60296180A JP29618085A JPH0324847B2 JP H0324847 B2 JPH0324847 B2 JP H0324847B2 JP 60296180 A JP60296180 A JP 60296180A JP 29618085 A JP29618085 A JP 29618085A JP H0324847 B2 JPH0324847 B2 JP H0324847B2
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flow rate
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、頭蓋内圧の上昇する水頭症等の手術
や治療中の日常生活にも用いられる脳室シヤント
に関し、特にシヤント内の流量の計測を行なえる
ようにした脳室シヤントに関する。
頭蓋内圧とは、頭蓋腔内に存在する脳脊髄液、
脳実質、脳室、脳血管床などによつて頭蓋内部に
かかる圧力のことであり、脳実質、髄液腔、脳血
管床などが、病変や種々の原因で容積をまして頭
蓋内圧を上昇させることがある。頭蓋内圧が上昇
する病気の内、頭蓋内に髄液が異常に貯留する状
態を水頭症といい、この水頭症の治療法として、
脳室シヤントを用いて緊急の手術が行なわれた
り、断続的な治療が行なわれたりしている。
〔従来の技術〕
一般に、脳室シヤントは、脳室内へ挿込まれる
細管状の脳室カテーテルと、これにリザーバやポ
ンプ室のごとき中継室を介して接続されるチユー
ブ状の腹腔カテーテルとで構成され、脳室内の余
分の液体、すなわち髄液の産性と吸収との差で生
じる過剰の髄液が、脳室カテーテル、中継室およ
び腹腔カテーテルを通じて腹腔へ流出するように
なつている。
このような髄液の処理は、細菌の感染を伴わな
いように、すべて皮膚の内側で行なわれる。
そして、上記中継室の内部には、脳室からの排
出液の液圧により押し開かれうる逆止弁が設けら
れ、この逆止弁により流量の規制が行なわれるよ
うになつている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、水頭症の手術等に際しては、前述の
中継室を経由する流量の計測を必要とする場合が
あるが、従来の脳室シヤントでは流量計測手段が
設けられておらず、患者に対して適切な医療処置
を施すのが難しいという問題点がある。
本発明は、このような問題点の解決をはかろう
とするもので、患者に装着された中継室に流量計
測手段を設けることにより、適切な医療処置を施
すのに寄与できるようにした、流量計測式脳室シ
ヤントを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本発明の流量計測式脳室シヤントは、
脳室へ挿込まれる脳室カテーテルと、同脳室カテ
ーテルに接続された中継室と、同中継室に接続さ
れた腹腔カテーテルとをそなえる脳室シヤントに
おいて、上記中継室に上壁をメンブレンで形成さ
れた流量計測用脈動室をそなえ、同脈動室に上流
側からの流れを導入すべく第1の所定値以上の液
圧により押し開かれうる第1の計測用逆止弁が設
けられるとともに、上記脈動室内の上記第1の所
定値よりも大きい第2の所定値以上の液圧により
押し開かれて同脈動室内の液を上記腹腔カテーテ
ルへ排出しうる第2の計測用逆止弁が設けられた
ことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本発明の流量計測式脳室シヤントでは、
患者の脳室からの排出液が、第1の所定値以上の
液圧をもつて第1の計測用逆止弁を通り脈動室内
に流入しながら、同脈動室の上壁を膨らませるよ
うにして貯留されてゆき、その液圧が第2の所定
値以上になると、脈動室内の液は第2の計測用逆
止弁を通じ腹腔カテーテルへ流出して、脈動室の
上壁がしぼんだ状態に復帰する。
このような脈動室の上壁の1回の脈動に伴う液
の流出量は、予め患者への脳室シヤント装着前に
模擬的実験を行なつて計測しておくことができる
ので、ある脈動から次の脈動までの時間を計測す
ることにより、較正手段を介し流量を求めること
ができる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の実施例について説明
すると、第1,2図は本発明の一実施例としての
流量計測式脳室シヤントを示すもので、第1図は
その上壁を除去して示す平面図、第2図は第1図
の−矢視断面図であり、第3図は上記脳室シ
ヤントの流量切替えに用いられる電磁石ボツクス
の上壁を除去して示す平面図である。
第1,2図に示すように、シリコン樹脂などの
軟質壁からなる中継室1が、小室状のリザーバ1
aをそなえるとともに、同リザーバ1aに連通す
る弁室1bをそなえて形成されており、リザーバ
1aには、患者の脳室へ挿込まれる細管状の脳室
カテーテル2が接続されている。
また中継室1の後流側の部分には、上壁1eを
弾性のメンブレン(膜)で形成された流量計測用
脈動室Cが設けられており、同脈動室Cの底部に
は上流側からの流れを導入しうるように第1の所
定値以上の液圧により押し開かれうる第1の計測
用逆止弁14aが設けられるとともに、上記第1
の所定値よりも大きい第2の所定値以上の液圧に
より押し開かれて脈動室C内の液を腹腔カテーテ
ル3へ排出しうる第2の計測用逆止弁14bが設
けられている。
さらに、中継室1の内部を上流側区画室Aと下
流側区画室Bとに仕切る隔壁1cが設けられてい
て、上流側区画室Aは脳室カテーテル2に連通
し、下流側区画室Bは脈動室Cを介して腹腔カテ
ーテル3に連通している。
すなわち、第1の計測用逆止弁14aには下流
側区画室Bからの流れが導かれるようになつてお
り、このような第1の計測用逆止弁14aへ至る
流れと脈動室Cから第2の計測用逆止弁14bを
通じて腹腔カテーテル3へ向かう流れとが混じら
ないように、仕切壁14cが設けられている。
そして、患者の脳室からの排出液が脳室カテー
テル2を通り、リザーバ1aを経由して弁室1b
の上流側区画室Aに流入した際に、その排出液の
液圧によりそれぞれ押し開かれうるように、第1
の逆止弁4、第2の逆止弁5および第3の逆止弁
6が、弁室1b内の基準位置7から放射方向へ離
隔した位置において隔壁1cに設けられている。
第1の逆止弁4は第2の逆止弁5よりも大きい
規制流量を有し、第2の逆止弁5は第3の逆止弁
6よりも大きい規制流量を有していて、本実施例
では各逆止弁4,5,6がいずれも単一スリツト
型の逆止弁として構成されているが、これらを十
字スリツト型のものや、スプリング付きのものあ
るいはメンブレン式のものなどに変更するように
してもよい。なお、第1〜3の全逆止弁4〜6が
すべて開かれている最大流量の場合でも、その流
れを抑制することなく脈動室Cへの流入が行なわ
れるように、第1の計測用逆止弁14aは十分に
大きく規制流量を有している。
上流側区画室Aにおいて、隔壁1cには各逆止
弁4,5,6をそれぞれ取り囲む円形弁座4a,
5a,6aが設けられ、また各弁座4a,5a,
6aのいずれかに係合して各逆止弁4,5,6を
選択的に閉塞しうる磁性材製の可動球体8が、弁
室1bの外側からの電磁石による磁石を受けて移
動できるように、上流側区画室A内に封入されて
いる。
さらに、基準位置7において、可動球体8を着
座させるための円座9が、上流側区画室Aにおけ
る隔壁1cの表面に形成されている。
そして、各弁座4a,5a,6aや円座9に可
動球体8が着座すると、弁室1bの軟質壁との間
に挟持されることにより、可動球体8の位置保持
が行なわれるようになつている。なお、磁力によ
り移動する可動球体8を緩衝的に受けるための可
撓性受板4b,5b,6b,13がそれぞれ各弁
座4a,5a,6aおよび円座9の近傍におい
て、隔壁1cに一体に突設されている。
また、リザーバ1aと円座9との間には、上流
側区画室Aの軟質壁と隔壁1cとに形成された弁
座としての球体用抱持部10が設けられ、同抱持
部10に磁性材からなる第2の可動球体11を磁
力で押込むことにより、リザーバ1aから弁室1
bの上流側区画室Aにおける各逆止弁4,5,6
へ向かう液体の流れが阻止されるようになつてい
る。
そして、抱持部10を開放状態に保つ際に第2
の可動球体11を係止するための係止板12が、
円座9の上流側近傍において、可動球体8の受板
13と一体に隔壁1c上に設けられている。
各可動球体8,11の材質としては、鉄などの
磁性材が用いられるが、その金属球の表面にはシ
リコン樹脂などの被覆を施すことが望ましい。
第3図に示すように、電磁石ボツクス20は、
各可動球体8,11を磁力により駆動するための
複数の電磁石21,22a,22b,23〜25
を内蔵しており、これを使用する場合は、患者の
頭部皮膚下に埋め込まれた脳室シヤント中継室1
に沿うように、電磁石ボツクス20が患者の頭部
外側に図示しないベルトを介して固定される。
そして、各電磁石21,22a,22b,23
〜25は、中継室1内の各受板4b,5b,6
b,13および係止板12ならびに抱持部10に
対し、第3図に示すような相対位置をとれるよう
に配設されている。
また各電磁石21,22a,22b,23〜2
5を選択的に励磁する操作が行なわれるように、
これらの電磁石に接続された電線のハーネスが、
図示しない操作盤のスイツチを介して直流電源に
接続されている。
なお、電磁石ボツクス20の底壁は、中継室1
に対応する凹みを形成されていて、これにより患
者の頭部への電磁石ボツクス20の装着が安定よ
く行なわれるようになつている。
上述の構成により、第3図の電磁石ボツクス2
0における一対の電磁石22a,22bのみを励
磁して、可動球体8を受板13へ向けて吸引する
とともに、第2の可動球体11を係止板12へ向
けて吸引するような磁力を発生させ、第1,2図
に示すように、可動球体8を円座9上に着座させ
るとともに、第2の可動球体11を係止板12に
係止させると、患者の脳室から脳室カテーテル2
を通つてリザーバ1aへ流入してきた排出液が、
弁室1bの上流側区画室A内に入り、3つの逆止
弁4,5,6を通過して下流側区画室B内に入
る。
そして、この下流側区画室B内の排出液は、さ
らに腹腔カテーテル3を通つて、患者の腹腔内へ
流入する。
このようにして、脳室からの排出液は、3つの
逆止弁4,5,6の各規制流量の和としての最大
流量で流れることができる。
次に、流量をやや減少させたい場合は、電磁石
25のみの励磁により、可動球体8を円座9から
受板6bへ向けて駆動するように吸引し、第3の
逆止弁6への流路における弁座6aに可動球体8
を着座させて同逆止弁6を閉塞させればよく、こ
れにより排出液は規制流量のもつとも大きい第1
の逆止弁4と次に規制流量の大きい第2の逆止弁
5とのみを通つて流れることができる。
また流量を一層小さくしたい場合は、電磁石2
2a,22bのみの励磁により可動球体8を弁座
6aから円座9へ一旦戻したのち、電磁石24の
みの励磁により、可動球体8を第2の逆止弁8へ
至る弁座5aに着座させて同逆止弁5を閉塞させ
ればよく、これにより排出液は規制流量のもつと
も大きい第1の逆止弁4と最小の規制流量を有す
る第3の逆止弁6とのみを通つて流れることがで
きる。
さらに、流量を最小にしたい場合は、電磁石2
2a,22bのみの励磁により可動球体8を弁座
5aから円座9へ一旦戻したのち、電磁石23の
みの励磁により、可動球体8を第1の逆止弁4へ
至る弁座4aに着座させて同逆止弁4を閉塞させ
ればよく、これにより排出液は規制流量の2番目
および最小の各逆止弁5,6のみを通つて、最小
の流量で流れることができる。
なお、この脳室シヤントを経由する排出液の流
出を停止させたい場合は、電磁石21のみの励磁
により、第2の可動球体11を球体用抱持部10
へ導いて、リザーバ1aから弁室1bへの流路を
閉塞すればよい。
上述のごとく、本実施例では3個の逆止弁4〜
6が相互に異なる規制流量を有しているので、3
個の逆止弁4,5,6により4段階の流量切替え
が行なわれるが、逆止弁を2個にして、相互に異
なる規制流量をもたせれば、3段階の流量切替え
を行なうことができる。
また、逆止弁を2個にして、各逆止弁が同一の
規制流量を有している場合でも、その一方のみに
流通させる場合と、両方に流通させる場合との2
段階の流量切替えを行なうことができる。
上述のように、流量切替用逆止弁を操作するこ
とにより規制流量の制御を行なうことはできる
が、これだけでは実際の流量がどうなつているか
を正確に知ることはできない。
本発明の脳室シヤントでは、上述の流量を的確
に知るために、メンブレンとしての上壁1eをも
つ脈動室Cと、第1および第2の計測用逆止弁1
4a,14bとからなる流量計測機構が設けられ
ているのである。
すなわち、流量切替用逆止弁4〜6の全部また
は一部を通つて下流側区画室Bへ流入した流れ
は、そのまま第1の計測用逆止弁14aを通つて
脈動室C内へ流入することができるが、第2の計
測用逆止弁14bは、脈動室C内の液圧が比較的
大きい所定値以上にならないと開かないので、脈
動室Cのメンブレン製上壁1eは、脈動室C内の
液体の増加により膨らんだり、第2の計測用逆止
弁14bからの排出に伴にしぼんだりする脈動を
行なうようになる。
このような脈動室Cの上壁1eの1回の脈動に
伴う液の流出量は、予め患者への脳室シヤント装
着前に模擬的実験を行なつて計測しておくことが
できるので、ある脈動から次の脈動までの時間を
計測することにより、較正手段を介して流量を正
確に求めることができる。
脈動現象の検出は目視によつても行なえるが、
上記脈動に応動して接点を閉じるような電子回路
付きセンサの検出器を、患者の頭部外側に装着し
て、その検出結果を自動的に記録するレコーダー
を設けるようにしてもよい。
なお、上述の模擬的実験では、脈動室Cの上壁
1eを覆う患者の頭部皮膚の弾性膜としての作用
も考慮に入れることが望ましい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の流量計測式脳室
シヤントによれば、脳室カテーテルと腹腔カテー
テルとを接続する中継室に、上壁をメンブレンで
形成された流量計測用脈動室をそなえ、同脈動室
に上流側からの流れを導入すべく第1の所定値以
上の液圧により押し開かれうる第1の計測用逆止
弁が設けられるとともに、上記脈動室内の上記第
1の所定値よりも大きい第2の所定値以上の液圧
により押し開かれて同脈動室内の液を上記腹腔カ
テーテルへ排出しうる第2の計測用逆止弁が設け
られるという簡素な構造で、従来困難とされてい
た流量の正確な計測を、脈動室の上壁の脈動を検
出することにより、著しく簡便に且つ安全に行な
える利点がある。
特に本発明では、中継室に上壁をメンブレンで
形成された脈動室が設けられて、同脈動室に上流
側からの流れを導入しうる第1の計測用逆止弁
と、脈動室内の液を下流側の腹腔カテーテルへ流
出させる第2の計測用逆止弁とが設けられ、第1
の計測用逆止弁を開きうる所定液圧よりも第2の
計測用逆止弁を開きうる所定液圧の方が高く設定
されているので、脈動室における脈動が的確に行
なわれるようになり、ある脈動から次の脈動まで
の時間を計測することにより、較正手段を介して
流量を正確に求めうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本発明の一実施例としての流量計
測式脳室シヤントを示すもので、第1図はその上
壁を除去して示す平面図、第2図は第1図の−
矢視断面図であり、第3図は上記脳室シヤント
の流量切替えに用いられる電磁石ボツクスの上壁
を除去して示す平面図である。 1……中継室、1a……リザーバ、1b……弁
室、1c……隔壁、1e……脈動室上壁の弾性メ
ンブレン、2……脳室カテーテル、3……腹腔カ
テーテル、4……第1の逆止弁、5……第2の逆
止弁、6……第3の逆止弁、4a,5a,6a…
…円形弁座、4b,5b,4b……受板、7……
基準位置、8……可動球体、9……円座、10…
…抱持部、11……第2の可動球体、12……係
止板、13……受板、14a……第1の計測用逆
止弁、14b……第2の計測用逆止弁、14c…
…仕切壁、20……電磁石ボツクス、21,22
a,22b,23〜25……電磁石、A……上流
側区画室、B……下流側区画室、C……脈動室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 脳室に挿込まれる脳室カテーテルと、同脳室
    カテーテルに接続された中継室と、同中継室に接
    続された腹腔カテーテルとをそなえる脳室シヤン
    トにおいて、上記中継室に上壁をメンブレンで形
    成された流量計測用脈動室をそなえ、同脈動室に
    上流側からの流れを導入すべく第1の所定値以上
    の液圧により押し開かれうる第1の計測用逆止弁
    が設けられるとともに、上記脈動室内の上記第1
    の所定値よりも大きい第2の所定値以上の液圧に
    より押し開かれて同脈動室内の液を上記腹腔カテ
    ーテルへ排出しうる第2の計測用逆止弁が設けら
    れたことを特徴とする、流量計測式脳室シヤン
    ト。 2 上記中継室において上記第1の計測用逆止弁
    よりも上流側に複数の流量切替用逆止弁が設けら
    れていることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項に記載の流量計測式脳室シヤント。 3 上記中継室の内部を上記脳室カテーテルに連
    通する上流側区画室と上記脈動室を介して上記腹
    腔カテーテルに連通しうる下流側区画室とに仕切
    る隔壁をそなえ、同隔壁に上記複数の流量切替用
    逆止弁が設けられていることを特徴とする、特許
    請求の範囲第2項に記載の流量計測式脳室シヤン
    ト。
JP29618085A 1985-12-24 1985-12-24 流量計測式脳室シヤント Granted JPS62148637A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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