JPH03249236A - 防汚・撥水性ポリエステル布帛 - Google Patents

防汚・撥水性ポリエステル布帛

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JPH03249236A
JPH03249236A JP2042579A JP4257990A JPH03249236A JP H03249236 A JPH03249236 A JP H03249236A JP 2042579 A JP2042579 A JP 2042579A JP 4257990 A JP4257990 A JP 4257990A JP H03249236 A JPH03249236 A JP H03249236A
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JP
Japan
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yarn
polyester
water
repellent
stain
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JP2042579A
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Inventor
Shigenobu Kobayashi
小林 重信
Shinji Owaki
大脇 新次
Kazuo Kimura
一夫 木村
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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  • Woven Fabrics (AREA)
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、防汚性ポリエステル布帛に関し、さらに詳し
くは撥水機能を有する防汚性ポリエステル布帛に関する
〔従来の技術〕
ポリエステルは、優れた物性を有しているため多くの分
野でその使用が増えつつある。
なかでも、近年スポーツに対する関心が高まるとともに
、多くのスポーツ衣料が提案され、実用化されている。
特に、雨あるいは雪の中でも行われる、例えばゴルフや
スキーなどのアウトドアースポーツにおいては、雨や雪
から体を保護するための撥水機能が重要視される。
ポリエステル布帛に撥水機能を付与する手段としては、
シリコン系加工剤やフッ素系加工剤が一般的に多く用い
られる。
これらの技術の基本となるのは、布帛表面の撥水機能で
あるが、共通の問題点として指摘されるのは、着用を重
ねるにつれて汚れが蓄積されるということ、汚れた部分
では撥水効果が徐々に低下してくるということである。
加えて、付着した着用汚れは洗濯でも除去しがたく、こ
のために低下した撥水機能は回復しないのが実態である
(発明が解決しようとする課題〕 本発明の目的は、ポリエステルからなる布帛を撥水加工
してスポーツウェアーなどに使用した場合、優れた撥水
効果を示すとともに、付着した着用汚れが洗濯で容易に
除去でき、かつ着用汚れで低下した撥水効果が洗濯で回
復しうる汚れ除去性に優れた、防汚・撥水性ポリエステ
ル布帛を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、芯鞘構造を有する複合ポリエステル糸条を少
なくとも50重量%用いてなる布帛であって、該複合ポ
リエステル糸条の芯部に使用するポリエステルマルチフ
ィラメント糸条Aには防汚性を有するものを使用し、鞘
部に使用するポリエステルフィラメント糸条Bにはその
表面がフッ素系撥水・撥油剤で被覆されたものを使用し
、該糸条Aと糸条Bとはその総デニール比が65:35
〜35:65の範囲にあり、糸長差(B−A)が2%以
上であり、かつ該糸条Bを構成するフィラメントが主と
して芯部に使用する糸条Aの周囲に配置されている複合
糸条からなることを特徴とする防汚・撥水性ポリエステ
ル布帛である。
本発明の防汚・撥水性ポリエステル布帛は、ポリエステ
ルマルチフィラメント糸条Aとポリエステルマルチフィ
ラメント糸条Bからなる複合糸条を少なくとも50重量
%用いてなる織物または編物である。
前記複合ポリエステル糸条が50重量%未満では、目的
とする防汚・撥水性に優れず、スポーツウェアーに適し
た布帛が得られない。
本発明において、芯部を構成するマルチフィラメント糸
条Aの総デニールと鞘部を構成するマルチフィラメント
糸条Bの総デニール比は、65:35〜35:65、好
ましくは60 : 40〜40:60である。
芯部となる糸条Aの鞘部となる糸条Bに対する総デニー
ル比が大きくなり過ぎると、布帛にしたときに鞘部を構
成する糸条Bが少なくなるために糸条Bに起因する撥水
効果が不充分になる。
一方、鞘部を構成する糸条Bの糸条Aに対する総デニー
ル比が大きくなり過ぎると、撥水効果は維持されるもの
の、芯部が少ないために糸条Aに起因する防汚効果が不
充分になり好ましくない。
本発明の布帛に使用するかかる複合ポリエステル糸条は
、それを構成する糸条Aと糸条Bとが芯鞘を形成してな
るが該糸条Bが糸条Aを完全に被覆している必要はなく
糸条Bが糸条Aの周囲に配置されているような構造で充
分である。
該複合ポリエステル糸条を構成するマルチフィラメント
糸条AおよびBの糸長差(B−A)は2%以上、好まし
くは3〜15%であることが必要である。糸長差が2%
未満では、該糸条AおよびBが芯鞘構造となりにくくな
るために布帛にした場合に、布帛の表面で撥水効果を、
布帛の内部で防汚効果を持つという機能の分担が起こら
ず、防汚性および撥水性の両機能が発現し難くなる。
本発明に使用する複合糸を構成する糸条Aと糸条Bとの
糸長差を2%以上にするのは公知の方法でよいが、例え
ばポリエステル糸条の導水収縮率に3%以上の差のある
糸条Aと糸条Bとを使用して混繊・交絡加工した複合糸
を使用するもの、異なるオーバーフィード率により糸条
Aと糸条Bとを供給して混繊・交絡加工して複合糸とす
るもの(オーバーフィード率の差、例えば5%以上)、
またはこれらを組合せたものが例示される。
なお、混繊・交絡加工は、公知の方法で行うことができ
る。
また、導水収縮率に3%以上の差のある糸条Aと糸条B
とを使用するか、もしくはオーバーフィ−ド率に差を持
たせる糸条Aと糸条Bとを交撚して糸条Bが糸条Aの周
りにカベ撚状に撚回しているものでもよい。
本発明において、該糸条Aと糸条Bの流体交絡度は少な
くとも30ケ/m以上、特に40〜100ケ/mである
ことが好ましい。糸長差を布帛のふくらみ感として発現
するためである。
本発明でいうポリエステルは、テレフタル酸を主たる酸
成分とし、エチレングリコールを主たるグリコール成分
とするポリエステルを主たる対象とする。かかるポリエ
ステルは、その酸成分であるテレフタル酸の一部を他の
二官能性カルボン酸で置き換えてもよい。このような他
のカルボン酸としては、例えばイソフタル酸、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
ジフェニルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボ
ン酸、β−オキシエトキシ安息香酸、pオキシ安息香酸
の如き二官能性芳香族カルボン酸、セバシン酸、アジピ
ン酸、シュウ酸の如き二官能性脂肪族カルボン酸、1.
4−シクロヘキサンジカルボン酸の如き二官能性脂環族
カルボン酸などを挙げることができる。
また、エチレングリコール成分の一部を他のグリコール
成分で置き換えても良く、かかるグリコール成分として
は、例えばトリメチレングリコール、テトラメチレング
リコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレン
グリコールなど、および他のジオール化合物、例えばシ
クロヘキサン−1,4−ジメタツール、ネオペンチルグ
リコール、ビスフェノールA、ビスフェノールSの如キ
脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物、両末端が未
封鎖のポリオキシアルキレングリコールなどが挙げられ
る。
かかるポリエステルは、任意の方法によって製造するこ
とができる。例えば、ポリエチレンテレフタレートにつ
いて説明すれば、テレフタル酸とエチレングリコールと
を直接エステル化反応させるか、テレフタル酸ジメチル
の如きテレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレン
グリコールとをエステル交換反応させるか、またはテレ
フタル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかして、
テレフタル酸のグリコールエステルおよび/またはその
低重合体を生成させる第1段の反応、次いでかかる生成
物を減圧上加熱して所望の重合度になるまで重縮合反応
させる第2段の反応とによって容易に製造される。
本発明で使用する複合ポリエステル糸条を構成するポリ
エステルマルチフィラメント糸条Aには、防汚性を有す
るものを使用する必要がある。
例えば、前記ポリエステルのポリマー鎖の少なくとも一
部の末端に、下記一般式〔I]R+ 0’(Rz o)
、−・・・・・・ CI)(式中、R,は活性水素を有
しない一価の有機基を、R2はアルキレン基を、nは2
0〜140の整数を示す) で表される片末端を封鎖したポリオキシアルキレングリ
コールを1〜8重量%共重合されているポリエステルか
らなることが好ましい。
前記一般式(1)中、R3は活性水素を有しない一価の
有機基であり、特に炭化水素基が好ましく、なかでもア
ルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはアルキ
ルアリール基が好ましい。
また、一般式(r)中、R2はアルキレン基であり、通
常、炭素数2〜4のアルキレン基が好ましい。具体的に
は、エチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基が例
示される。また、2種以上の混合、例えばエチレン基と
プロピレン基とを持った共重合体であってもよい。
また、一般式(1)中、nは平均重合度を示し20〜1
40の範囲が好ましい。この理由は、ポリエステルの末
端が封鎖されたポリエステル自体の重合度を充分にあげ
る観点およびポリオキシアルキレングリコールとポリエ
ステルとの反応を充分に進める観点からである。特に好
ましい平均重合度は、30〜80の領域に存在する。
かかる片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールの好
ましい具体例としては、ポリオキシエチレングリコール
モノフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリコール
モノオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレング
リコールモノノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レングリコールモノセチルエーテル、ポリオキシプロピ
レングリコールモノフェニルエーテル、ポリオキシプロ
ピレングリコールモノノニルフェニルエーテル、ポリオ
キシテトラメチレングリコール七ツメチルエーテル、ポ
リオキシエチレングリコール/ポリオキシプロピレング
リコール共重合体のモノメチルエーテルなどおよびこれ
らのエステル形成性誘導体を挙げることができる。
前記の片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールをポ
リエステル鎖の末端に共重合するには、前述したポリエ
ステルの合成が完成する以前の任意の段階、例えば第1
段の反応開始前、反応中、反応終了後、第2段の反応中
などの任意の段階で添加し、添加後に製造反応を完結す
ればよい。
この際の片末端封鎖ポリオキシアルキレングリコールの
使用量は、あまり少ないと最終的に得られるポリエステ
ル樹脂の防汚性能およびその洗濯耐久性が不充分になり
、逆にあまり多いと重縮合反応の過程においてポリエス
テルの重合度があまり低いレベルで頭打ちになるため、
最終的に得られるポリエステル繊維の強度などの糸物性
が悪化するようになる。また、ポリオキシアルキレング
リコールを多量に含むようになると、期待する性能のう
ち、吸汗性がかえって悪くなるとか、得られる繊維の耐
光性が悪化する傾向もある。
本発明にあっては、ポリオキシアルキレングリコールの
共重合量は、ポリエステルに対し1〜8重量%の範囲が
好ましく、なかでも2〜5重量%の範囲が特に好ましい
。このように、本発明ではポリオキシアルキレングリコ
ールの共重合量を少量に抑制できるため、得られる繊維
は充分な耐光性をも保持することができる。
なお、本発明のポリエステルには、必要に応じて安定側
、艶消剤、酸化防止剤、難燃剤、帯電防止剤、蛍光増白
剤、触媒、着色防止剤、耐熱剤、着色剤、無機粒子など
を併用してもよい。
特に、糸条Aに使用されるポリオキシアルキレングリコ
ールは、溶融紡糸条件下のような高温に放置されると容
易に酸化されて重合度低下や着色といった問題を発生し
易いため、酸化防止剤や蛍光増白剤などの併用は好まし
い場合が多い。
このようにして得られたR + O(Rz O) n共
重合ポリエステルの重合度は、充分な繊維特性を発揮す
るため、35′Cの0−クロロフェノール中で測定した
極限粘度で0.58以上が好ましく、0.6以上が特に
好ましい。かかる共重合ポリエステルは、溶融紡糸法に
よって繊維化される。
ここで、紡出する繊維は、中空部のない中実繊維であっ
ても、中空部を有する中空繊維であってもよい。また、
紡出する繊維の横断面における外形や中空部の形状は、
円形であっても異形であってもよい。
一方、前記ポリエステルから構成される本発明のポリエ
ステルマルチフィラメント糸条Bは、撥水機能を有して
いることが必要であり、防汚性を有するポリエステルマ
ルチフィラメント糸条Aと布帛上でそれぞれ機能が共存
するためには、ポリエステルマルチフィラメント糸条B
にはあらかじめ撥水性を付与されているものが使用され
る。
撥水性は、ポリエステルマルチフィラメント糸条を紡糸
したのちに、フッ素系の撥水加工剤を付与し、次いで熱
処理する方法などにより得ることができる(特公昭61
−12969公報など参照)撥水効果を高めるには、ポ
リエステルマルチフィラメント糸条Bの単繊維デニール
を細くすることが好ましく、望ましくは0.7デニール
以下のものがよい。ポリエステルマルチフィラメント糸
条Bを極細化することにより、糸長差および芯鞘型構造
の効果と相まって、布帛にした際に鞘部を構成する極細
糸の単糸間に空隙を生じ空気を含んだ形態の糸とするこ
とができる。空気を含み、かつ糸条Aと糸条Bとの糸長
差により生じる微小な凹凸構造により撥水効果が高まる
さらに、撥水効果に加えて、防水効果も高密度織物にす
ることにより可能であるが、織密度は経糸および緯糸の
カバーファクターで表して、1.400〜3,400の
範囲であるものが好適である。
[作用] 本発明のポリエステル布帛においては、撥水性の関与す
る糸条表面は撥水性を、糸条内部に入り込んだ汚れは洗
濯で除去しやすいように防汚性にして、防汚性と撥水性
をそれぞれ布帛構造のなかで機能分担をさせたものであ
る。
すなわち、本発明においては、かかる機能分担を撥水・
撥油性のためにフッ素系溌水・搗油剤で表面が被覆され
た糸条により鞘部を構成し、防汚性を有するポリエステ
ルマルチフィラメント糸条を芯部に使用することにより
行ったものである。
このような芯鞘構造は、撥水・撥油性能と防汚性能とい
う相反する特性を同時に、しかも満足できる程度に得る
ためには極めて有効である。
通常の撥水・撥油性布帛では布帛表面には撥水・撥油加
工が施されているが、このような表面が撥水・撥油加工
されたものでは一度布帛内部に入った汚れは洗剤などが
布帛内部の汚れに作用し難いためか除去し難い現象があ
る。このような現象(欠点)は、芯部に防汚性を有する
ポリエステル糸条を使用することにより(その理由はは
っきりしないが)解決される。このとき、該鞘部を構成
する糸条が、芯部を完全に被覆している必要はない。
また、撥水・撥油性の糸条が鞘部に、防汚性の糸条が芯
部にあればよいが、防汚性の機能が充分に満足されるた
めには糸条Aと糸条Bの総デニル比が65 : 35〜
35:65の範囲を満たしていればよい。
(実施例〕 以下、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例中、部および%はそれぞれ重量部および重量%を
示す。
なお、実施例のうち、防汚性、撥水性およびそれらの性
能の洗濯耐久性は、おのおの下記条件にて行った。
塾汚立 下記成分の油汚れを着用汚れ成分の代替として準備した
この人工汚れをガラス棒を使い、試料となる布帛の表面
に2滴(約0.Ig)たらした。
次いで、ガラス棒で人工汚れが付着した部分を軽く叩き
ながら汚れを布帛の内部に押し込んだ。
1時間後、この試料を家庭用洗濯機の弱条件でマルセル
石鹸を2g/l含む40°Cの温湯中で10分間洗濯し
、よく水洗した。
水洗後の人工汚れの残留状態を目でみて、汚れの除去性
を判定した。
○:汚れが除去されている。
×:汚れが残っている。
1木性 JIS  L−1092記載のスプレー法により評価し
た。
なお、撥水性および防汚性の洗濯による耐久性をみるた
めの洗濯処理は、下記によった。
すなわち、家庭用洗濯機(ナショナルNA−680L)
を用い、新酵素ザブ(花王■製)2g/!溶液を302
(浴比1:30)入れ、テスト布を入れて、40°Cで
10分間自自動巻き水流にて洗濯した。その後脱水し、
40℃の温水3042(浴比1:30)で5分間湯洗、
脱水し、次いでオーバーフロー水洗を10分間行い、脱
水し、乾燥した。なお、耐久性試験は、前記洗濯を1回
洗濯としこれを必要な回数繰り返した。その後、風乾し
た。
実施例1 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコール6
0部、酢酸カルシウム1水塩0.06部(テレフタル酸
ジメチルに対して0.066モル%)および整色剤とし
て酢酸コバルト4水塩0.009部(テレフタル酸ジメ
チルに対して0.007モル%)をエステル交換缶に仕
込み、窒素ガス雰囲気下4時間かけて140°Cから2
20℃まで昇温しで生成するメタノール)系外に留去し
ながらエステル交換反応させた。
エステル交換反応終了後、安定剤としてリン酸トリメチ
ル0.058部(テレフタル酸ジメチルに対して0.0
80モル%)加えた。
次いで、10分後に三酸化アンチモン0.04部(テレ
フタル酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加し
、同時に過剰のエチレングリコールを追い出しながら2
40°Cまで昇温したのち重合缶に移した。
重合缶に平均分子量2,000のポリオキシエチレング
リコールモノメチルエーテルを4部添加したのち、1時
間かけて760mHgからIWHgまで減圧し、同時に
1時間30分かけて240°Cから280°Cで昇温し
た。1■Hg以下の減圧上重合温度280°Cまでさら
に2時間重合した時点で酸化防止剤としてイルガノック
ス1010 (チバガイギー社製)0.4部を真空上添
加し、その後さらに30分間重合して極限粘度0、 6
6 (o−クロロフェノール中35℃)のポリマーを得
た。得られたポリマーを常法に従ってチップ化した。
得られたチップを常法により乾燥後、285°Cの温度
で溶融紡糸し未延伸糸を得た。
次いで、速度800m/分、予熱温度85°C1延伸倍
率3.045、熱セットなし、延伸ローラーオーバーフ
ィード率1.25%にて延伸し、50デニール/20フ
イラメントで湧水収縮率15%のポリエステルマルチフ
ィラメント糸条Aを得た。
一方、極限粘度0.64のポリエチレンテレフタレート
を溶融紡糸(吐出温度300°C1巻取速度3.700
m/分、熱セット165°C)L、次いで、下記フッ素
化合物を含むエマルシヨン(C)を−段目で繊維に対し
て固形分として、約0.5%になるように付与したのち
、180°Cで0.2秒熱処理して64デニール/14
4フイラメントで湧水収縮率5.0%のポリエステルマ
ルチフィラメント糸条Bを得た。
(フッ素化合物を含むエマルジョン (C) 〕 ただし、 フッ素化合物(a)は下記式(II) および (Ill) Gは−CH。
CH (OH)  Ht C1,を示す) の混合物(1:1) を、 フッ素化合物■)は式 %式% で表される化合物である。
〔通常油剤(D) 〕
ポリエステルマルチフィラメント糸条AおよびBを、そ
れぞれ600m/分(オーバーフィード率−0,3)、
600m/分(オーバーフィード率=1.5%)で供給
しつつ、インターレース処理して、液体交絡度70ケ/
mの複合ポリエステル糸条を得た。
得られた複合ポリエステル糸条を経糸および緯糸に使用
して、トータルカバーファクターが2.071の高密度
平織物を製織した。
次いで、この織物を通常の方法で精錬、リラックス、乾
燥、セットを行い、糸条AおよびBの糸長差が3%の織
物を得た。ただし、精錬、リラックス工程においては、
該複合ポリエステル糸条の収縮差が充分発現するようで
きるかぎり低張力で行った。得られた織物について、防
汚性、撥水性を調べた。結果を第1表に示す。
比較例1 ポリエステルマルチフィラメント糸条Aの代わりに通常
のポリエチレンテレフタレートマルチフィラメントを用
いて実施例1と同様に複合ポリエステル糸条および高密
度織物を製織し、加工した。
得られた織物について、防汚性、撥水性を調べた。結果
を第1表に示す。
比較例2 ポリエステルマルチフィラメント糸条Bの代わりに、フ
ッ素化合物を含むエマルジョンおよび通常の油剤を付与
しないポリエステルマルチフィラメント糸条を用いて、
実施例1と同様にして複合ポリエステル糸条を得、次い
で高密度織物を製織し、加工した。得られた織物の防汚
性、撥水性を調べた。結果を第1表に示す。
比較例3 ポリエステルマルチフィラメント糸条への代わりに15
0デニール/48フイラメントを用いる他はポリエステ
ルマルチフィラメント糸条Aと同様にしてポリエステル
マルチフィラメント糸条を得、ポリエステルマルチフィ
ラメントBの代わりに64デニール/144フイラメン
トのポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント糸
条を実施例1と同様にして得、これらを使用して実施例
1と同様にして複合ポリエステル糸条を得、次いで高密
度織物を製織し、加工した。
得られた織物の防汚性、撥水性を調べた。
結果を第1表に示す。
比較例4 ポリエステルマルチフィラメント糸条の代わりに50デ
ニール/24フイラメントのポリエステルマルチフィラ
メント糸条を使用し、ポリエチレンテレフタレートマル
チフィラメント糸条の代わりに128デニール/288
フイラメントのポリエチレンテレフタレートマルチフィ
ラメント糸条を使用するほかは比較例3と同様にして高
密度織物を製織し、加工した。
得られた織物の防汚性、撥水性を調べ、第1表に示す。
実施例2 実施例1で使用した清水収縮率15%のポリエステルマ
ルチフィラメント糸条Aと同じ〈実施例1で使用したフ
ッ素化合物を付与した糸条Bとを異なるオーバーフィー
ド(オーバーフィード率の差4%)で供給し金糸、およ
び撚糸して(撚数1.0OOT/M)糸条Bが糸条Aの
周りにカベ撚状に撚回する合撚複合糸を経糸および緯糸
に使用して、トータルカバーファクターが2,100の
高密度平織物を織成した。次いで、この織物を通常の方
法で精錬、リラックス、乾燥、セットを行い、糸条Aお
よび糸条Bの糸長差が3.2%である織物を得た。得ら
れた織物について防汚性、撥水性を調べた。その結果を
第1表に併せて示す。
第1表 [発明の効果] 本発明によれば、優れた撥水効果を示すとともに、付着
した着用汚れが洗濯で容易に除去でき、かつ着用汚れで
低下した撥水効果が洗濯で回復しうる汚れ除去性に優れ
たスポーツウェアーなどを提供することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芯鞘構造を有する複合ポリエステル糸条を少なく
    とも50重量%用いてなる布帛であって、該複合ポリエ
    ステル糸条の芯部に使用するポリエステルマルチフィラ
    メント糸条Aには防汚性を有するものを使用し、鞘部に
    使用するポリエステルフィラメント糸条Bにはその表面
    がフッ素系撥水・撥油剤で被覆されたものを使用し、該
    糸条Aと糸条Bとはその総デニール比が65:35〜3
    5:65の範囲にあり、糸長差(B−A)が2%以上で
    あり、かつ該糸条Bを構成するフィラメントが主として
    芯部に使用する糸条Aの周囲に配置されている複合糸条
    からなることを特徴とする防汚・撥水性ポリエステル布
    帛。
  2. (2)防汚性を有するポリエステルマルチフィラメント
    糸条Aがその末端の少なくとも一部に一般式〔 I 〕R
    _1O(R_2O)_n−・・・・〔 I 〕(式中、R
    _1は活性水素を有しない一価の有機基を、R_2はア
    ルキレン基を、nは20〜140の整数を示す) で表されるポリアルキレングリコール成分を1〜8重量
    %共重合したポリエステルマルチフィラメント糸条であ
    る請求項1記載の防汚・撥水性ポリエステル布帛。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012529556A (ja) * 2009-06-12 2012-11-22 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー フッ素化芳香族ビス(アシル)含有化合物及びそれから調製されるポリエステル
CN119735527A (zh) * 2024-12-25 2025-04-01 韩山师范学院 一种定向排列的低吸附助剂及其制备方法和应用

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