JPH0324927A - 多層予備成形品の製造方法 - Google Patents

多層予備成形品の製造方法

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JPH0324927A
JPH0324927A JP16106689A JP16106689A JPH0324927A JP H0324927 A JPH0324927 A JP H0324927A JP 16106689 A JP16106689 A JP 16106689A JP 16106689 A JP16106689 A JP 16106689A JP H0324927 A JPH0324927 A JP H0324927A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は耐熱性に優れたポリエステル製多層ボトル用の
予備成形品の製造方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
ポリエステル製ボトルに80〜95℃の液体を充填する
いわゆるホットフィルや、ホットシャワーによるパステ
ライジングが行われるようになり、そのためボトルの口
部付近に優れた耐熱性が要求されるようになった。とい
うのは、ホットフィルでは口部が熱い液体に最初にさら
され、またホットシャワーによるパステライジングでも
、ホットシャワーをボトル上方から注ぐのが一般的であ
るからである。
ところが、通常の二軸延伸ブロー或形によって得られる
ポリエステル製ボトルでは、口部は未延伸のまま残され
るために耐熱性がなく、80〜95℃の液体の充填には
供し得ない。
このような事情により、ポリエステル製ボトルに耐熱性
を賦与するために種々の試みがなされており、特に口部
を結晶化させることにより、耐熱性を賦与する方法が一
般的である。
ポリエステル製ボトルに耐熱性を付与するために広く用
いられている方法は、ポリエステルと耐熱性樹脂とを共
射出することにより多層化した予備成形品とし、それを
延伸ブロー或形する方法であり、その典型的な例が特開
昭63−19208号に開示されている。しかしながら
、この例では、ポリエステル層の間に1層の耐熱性樹脂
層が共射出されており、予備成形品の口邪の開口端にお
いてわずかに3層化した耐熱性樹脂層を有するだけであ
る。
従って、口部全体における耐熱性が十分であるとは言え
ない。
このため、特に口部において耐熱性樹脂層を多層化した
ポリエステルボトル用予備′戒形品について鋭意研究を
行い、ほぼ口部会体に三重又は四重の耐熱性樹脂層を有
する多層容器について、先に出願をした(特願昭63−
125586号)しかしながら、ホットフィルやホット
シャワーによるバステライジングを適用する場合、さら
に優れた耐熱性を有する口部とすることが望ましく、そ
のために口部付近に耐熱性樹脂をさらに多く含むような
ボトルの開発が望まれている。
また、一般的に耐熱性樹脂は高価なため、延伸され、ヒ
ートセットにより耐熱性を賦与することのできる胴部や
、肉厚化でき、かつ直接的にホットシャワーを浴びない
底部には、耐熱性樹脂を使用せず、一方、未延伸で残る
口部や、十分延伸されない口部から肩邪にかけての移行
部及びホットシャワーを直接上方よりあびる肩邪には耐
熱性樹脂を集中させたような、低コストのボトルの開発
が望まれる。
したがって本発明の目的は、耐熱性に優れた多層ボトル
を或形することができる予備成形品の製造方法を提供す
ることであり、特に口邪に優れた耐熱性を有するボトル
の多層予備成形品の製造方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために鋭意研究の結果、本発明者は
、直線状流路とその外側に同心円状に設けられた二つの
円筒状流路とを有するホットランナーノズルを用い、ポ
リエステル樹脂の射出及びそれと耐熱性樹脂との共射出
のタイミングを適当に選定すれば、口部に5層の耐熱性
樹脂層を有する多層予備成形品を製造することができる
ことを発見し、本発明を完或させた。
すなわち、口部と前記口部の下端に設けられたサポート
リングと、前記サポートリングに続く肩部と、胴部及び
底部とを有する多層予備戊形品を製造する本発明の方法
は、前記多層予備戒形品に対応するキャビティを備え、
かつ前記多層予備成形品の底部に対応する位置にゲート
を有する射出戊形型に、 (a)ポリエステル樹脂の一部を射出して前記キャビテ
ィの途中まで前記ポリエステル樹脂を充満し、 (b)前記ポリエステル樹脂の射出率を下げた後に前記
ポリエステル樹脂充満層のほぼ中心に耐熱性樹脂層が形
成されるように、ポリエステル樹脂と耐熱性樹脂とを共
射出し、 (c)前記共射出を続けながら、前記ポリエステル樹脂
の射出率を上げて前記耐熱性樹脂層の両側に新たな一対
のポリエステル樹脂層を形成し、(d)前記耐熱性樹脂
の射出を止めて残余のポリエステル樹脂を射出し、 もって前記口部の少なくとも下部に5層の耐熱性樹脂層
を含む9層構造の樹脂層を形成し、かつ前記口部の最外
層の耐熱性樹脂層を実質的に前記口部の開口端から前記
サポートリングまで連続して形成することを特徴とする
以下本発明を詳細に説明する。
まず本発明の方法に用いる樹脂について説明する。
ポリエステル樹脂としては、飽和ジカルボン酸と飽和二
価アルコールとからなる熱可塑性樹脂が使用できる。飽
和ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸
、フタル酸、ナフタレン−1,4一又は2.6−ジカル
ボン酸、ジフエニルエーテル−4. 4’−ジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸類、ジフエノキシエタンジ
エタンジカルボン酸類等の芳香族ジカルボン酸類、アジ
ビン酸、セバチン酸、アゼライン酸、デカンー1,lO
−ジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサ
ンジカルポン酸等の脂環族ジカルボン酸等を使用するこ
とができる。また飽和二価アルコールとしては、エチレ
ングリコール、ブロビレングリコール、トリメチレング
リコール、テトラメチレングリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、ドデカメチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール等の脂肪族グリコール類、シクロヘキサン
ジメタノール等の脂環族グリコール、2.2−ビス(4
′−βヒドロキシエトキシフエニル)プロパン、その他
の芳香族ジオール類等を使用することができる。
好ましいポリエステルは、テレフタル酸とエチレングリ
コールとからなるポリエチレンテレフタレートである。
本発明に用いるボリエスル樹脂は、固有粘度が0.5〜
1.5、好ましくは0.55〜0.8の範囲の値を有す
る。またこのようなポリエステルは、溶融重合で製造さ
れ、180〜250℃の温度下で減圧処理または不活性
ガス雰囲気で熱処理されたもの、または固相重合して低
分子量重合物であるオリコマーやアセトアルデヒドの含
有量を低減させたものが好適である。
また耐熱性樹脂としては、ポリアリレート、ポリカーボ
ネート、ポリアセタール、ポリサルフォン、ポリエーテ
ルエーテルケトン、ポリエーテルサルフォン、ポリエー
テルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレ
ンナフタレート等の熱変形温度の高いポリエステル系樹
脂、及びこれらの樹脂とポリエチレンテレフタレートと
のブレンドポリマー、及び上記耐熱性樹脂間のブレンド
ボリマー さらには上記耐熱性樹脂の2種以上の樹脂と
ポリエチレンテレフタレートとのブレンドポリマー U
ボリマー(ユニチカ製、ポリアリレートとポリエチレン
テレフタレートのブレンドボリマー) 、THBRMX
(BASTMAN製、シクロヘキサンジメタノール変或
コポリエステル)等を使用し得る。
なお本発明で使用するポリエステル樹脂ないし耐熱性樹
脂中には、本発明の目的を損なわない範囲で安定剤、顔
料、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線劣化防止剤、帯
電防止剤、抗菌剤等の添加剤やその他の樹脂を適量加え
ることができる。
次に本発明の方法により製造される多層予備成形品の構
造について説明する。
第■図は本発明の方法により製造される多層予備成形品
の一例を示す概略断面図である(ただし、層構造は省略
してある)。多層予備成形品は口部1と、肩部2と、そ
の間に設けられたサポートリング5と、胴部3と、底部
4とからなる。口部1はねじ締め部11とサポー} I
Jング部12の一部とからなり、ねじ締め部1lは開口
端16と最初のねじ山■7との間の口端シール部13と
、最初のねじ山17とロッキングリング1日との間のね
じ・ロッキングリング部14とからなる。またねじ締め
部11とサポートリング部l2とを合わせた部分(口部
1+サボートリング5)は、ヘッド圧付加部15と呼ば
れ、キャッピング時に大きな力が上方及び横方向から付
加される。なおヘッド圧付加部15は延伸ブロー或形に
よっても延伸されない部分である。
次に本発明の方法について説明するが、まず使用するホ
ットランナーノズルの構造を説明し、その後に図面に沿
って製造方法を説明する。
第2図は本発明の方法に用いるホットランナーノズルの
概略断面図であり、射出成形型と接続している状態を示
す。
ホットランナーノズル20は、二つの流路A, Bを有
し、流路Aはgらに中央の直線状流路酷と、その外側に
設けられた第一の円筒状流路A2とに等しく分かれてい
る。また流路Bは、上記の二つの流路A., A2間に
第二の円筒状流路として設けられている。中央流路A1
の上端部にはチャッキ弁21が設けられており、チャッ
キ弁2lは流路A,と流路Bとの樹脂圧の差により上下
に移動自在であり、流路Bの樹脂圧が高い場合に流路B
が開放し得るようになっている。流路Bは流路^1に開
口し、流路A1と流路^2は上方で合流してホットラン
ナーノズル20を出、射出戊形型30のキャビティ31
に連絡している。
キャビティ3lは、第l図に示す多層予備戊形品と対応
する形となっており、多層予備成形品の底部中央に対応
する位置でホットランナーノズル20と接続している。
このようなホットランナーノズル20を用いて多層予備
成形品を製造するが、その製造方法を、第3図に示す共
射出のプログラム及び第4図(a)〜(d)に掲げる共
射出の状態を示す模式図に沿って説明する。なお、この
例では流路Aにポリエステル樹脂を流し、流路Bに耐熱
性樹脂を流す。
まずステップ1で流路Aよりポリエステル樹脂を射出す
る。このときホットランナーノズル20のチャッキ弁2
1は、第4図の(a)に示すように、ポリエステル樹脂
の射出圧により閉じられており、流路A1及びA2から
ポリエステル樹脂のみが射出される。次にステップ2で
、ポリエステル樹脂の射出率を下げる。さらにステップ
3として、ポリエステル樹脂の射出をステップ2と同様
に続けながら耐熱性樹脂を流路Bより射出する。このと
き、耐熱性樹脂の射出圧がポリエステル樹脂の射出圧よ
り大きくなっているので、チャッキ弁21はその差に応
じて開き、その分だけ耐熱性樹脂が射出されることにな
る。
ステップ3で射出された耐熱性樹脂は、第4図の(b)
に示すように、流路AtとA2とから射出される2つの
ポリエステル樹脂層7a、7bの間を進むこのとき耐熱
性樹脂層6は成形型内壁に接触することなく2つのポリ
エステル樹脂層7a及び7bの間を進むので、樹脂温度
の低下が少なく流動性が大きい。従って、ポリエステル
樹脂層7a及び7bよりも速いスピードで移動する。
さらに、ステップ4として耐熱性樹脂の射出を止めずに
ポリエステル樹脂の射出率を上げる。すると第4図の(
c)に示すように、ステップ3で射出されたポリエステ
ル樹脂層7a、7bに加えて、新たにポリエステル樹脂
層7c、7dが樹脂内を進行することになる。このとき
チャッキ弁21はボリエステル樹脂の射出圧により幾分
閉じられた状態となるので、耐熱性樹脂は薄く射出され
る。またポリエステル樹脂層7C及び7dは樹脂層間を
進行するので、ポリエステル樹脂7a及び7bよりも速
いスピードで移動する。
次にステップ5として、耐熱性樹脂の射出を止め、成形
型を充填するだけの量のポリエステル樹脂を射出しく第
4図の(4)〉、最後に成形型30内の圧力の調整(保
圧〉をし(ステップ6)、射出を終了する。
以上に説明した共射出のプログラムによりポリエステル
樹脂層と耐熱性樹脂層とからなる多層予備成形品が或形
される。このとき第3図に示す射出のタイミングを適切
に規定することにより、口部1の少なくとも下部に9層
構造(耐熱性樹脂層が5層〉、肩部2に7層構造(耐熱
性樹脂層が3層)の樹脂層を形成することができる。以
下にその原理を、共射出された樹脂層の先端部を示す模
式図(第5図(a)〜(e))を参照して説明する。
ステップ3において、第4図の(b)に示すように、二
つのポリエステル樹脂7a及び7b間に耐熱性樹脂が射
出されると、耐熱性樹脂層6は二つのポリエステル樹脂
層7a,7bの間を進むが、中央を流れる耐熱性樹脂層
6の方がスピードが速いので、耐熱性樹脂層6は第5図
(a)に示すように、ポリエステル樹脂の先端8に近づ
く。そして第5図(b)に示すように耐熱性樹脂層6が
ポリエステル樹脂層7a,7bを追い抜き、樹脂層の先
端部8を占めるようになる。この時点では樹脂層はポリ
エステル樹脂層7a/耐熱性樹脂層6/ポリエステル樹
脂層7bの3層構造であるが、さらに第5図(c)に示
すように、耐熱性樹脂層6は先端8から湧き出してポリ
エステル樹脂層?a,7bの先端部を覆うようになる。
すなわち、二つのポリエステル樹脂層7a及び7bは、
耐熱性樹脂6の内部を進行し、このために耐熱性樹脂6
の一部が戊形型内壁面付近に残る。この時点で樹脂層は
耐熱性樹脂層6a/ポリエステル樹脂層?a/耐熱性樹
脂層6b/ポリエステル樹脂層7b/耐熱性樹脂層6c
の5層構造となる。
次に、ステップ4では、第4図(c)のように耐熱性樹
脂とポリエステル樹脂が共射出される。新たなポリエス
テル樹脂層7Cと7dは、樹脂層間を進行するので、第
5図(d)に示すように、先行した二つのポリエステル
樹脂層7a、7bより早く進行する。またポリエステル
樹脂層7a、7bに接触している耐熱性樹脂層部分も幾
分温度低下により流動性が低下しているので、ポリエス
テル樹脂層7C、7dはそれよりも早く進行することに
なる。従って、耐熱性樹脂層6の外側は、ポリエステル
樹脂層7aと70の間に、またポリエステル樹脂層7b
と7dの間にそれぞれ取り残されることになり、最終的
に第5図(e)に示すように、それぞれ新たな耐熱性樹
脂層6d及び6eが形成されることになる。よって樹脂
層は5層の耐熱性樹脂6a〜6eを含む9層構造となる
従って、成形型内のキャビテイの各部分の容積を考慮し
て、射出する樹脂の量及びタイミングを適切に設定する
ことで、口部1の少なくとも下部に5層の耐熱性樹脂層
を含む9層構造の多層予備戒形品を製造することができ
る。また第5図の(e)における3つの耐熱性樹脂層6
d,6b及び6eを多少長めに形成することにより、多
層予備成形品の肩邪にも3つの耐熱性樹脂層を形成する
ことができる。
従って、本発明の方法により製造される多層予備成形品
の口部から肩邪にかかる多層構造は、例えば第6図に示
すようになる。ここで、口部1は耐熱性樹脂層60とポ
リエステル層70とが交互に形成された多層構造を有し
、耐熱性樹脂層60は、少なくとも口部1の下部におい
て外側から順に51(60a〜60e)となっている。
一方ポリエステル層70は各耐熱性樹脂層の間に存在し
、70a〜70dの4層となっている。
開口端16は全面的に耐熱性樹脂@60によって覆われ
ている。また最外層の耐熱性樹脂層60aは、サポート
リング5の上面5a及び外端面5bまでほぼ連続してい
る。
一方肩部2は、外側から順にポリエステル層70a、耐
熱性樹脂層60b、ポリエステル層70b、耐熱性樹脂
層60c、ポリエステル層70c、耐熱性樹脂層60d
1及びポリエステル層70dからなっており、ここでは
耐熱性樹脂層が3層となっている。
なお、サポートリング5の下面5cで、リングの根本の
部分はほぼポリエステル層からなっている。このように
応力がかかるサポートリング5の根本に比較的脆い耐熱
性樹脂層を配置しないようにすれば、サポートリング5
のかけを防止することができる。
耐熱性樹脂層60a〜60eの厚さには特に制限はない
が、開口端l6に近づくにつれて耐熱性樹脂層60の占
める割合が多くなるようになっている。耐熱性樹脂層6
0の割合は、重量比にして以下の通りであるのが好まし
い。
口端シール部13 (開口端16から最初のネジ山17
まで)   ・70%以上、 ネジ締め部14(開口端l6からロッキング部18の下
端まで)   ・40%以上、 ヘッド圧付加部15(開口端l6からサポートリング5
の下端まで)   ・30%以上、肩部2 ・・3%以
上 このように耐熱性樹脂層60の割合を規定することで、
80〜95℃の液体を充填するホットフィルや60〜8
0℃のホットシャワーを30分ほどボトル上方より施す
パステライジングに充分に耐え得るボトルとすることが
できる。なお、より好ましい耐熱性樹脂層60の割合は
、上記の四つの部分でそれぞれ80〜90%以上、50
〜60%以上、40〜50%、及び5〜10%である。
なお、口邪の少なくとも下部に5層の耐熱性樹脂層が或
形される条件は、第3図のステップ4の工程を行うこと
であり、詳述すれば、耐熱性樹脂の射出を停止すること
なく、ポリエステル樹脂の射出率を上昇させることによ
り、第5図(d)〜(e)に示すような現象を引き起こ
すことである。これに対して、耐熱性樹脂の射出を停止
して、ポリエステル樹脂の射出率を上昇させると、中央
の耐熱性樹脂層60bが十分に長く維持されず、キャビ
ティ内を進行するうちに短くなるので(耐熱性樹脂層6
0bが最も中央に位置することによる) 口邪に達した
ときには消滅し、耐熱性樹脂層は全部で4層となる。
また、このような多層予備戒形品の製造には樹脂の溶融
温度、溶融粘度等をしっかりと規定しておく必要がある
。特に樹脂の粘度は温度により大きく左右されるので、
樹脂の温度を一定に保つことは重要であり、たとえば耐
熱性樹脂としてUポリマーを用い、ポリエステル樹脂と
してポリエチレンテレフタレートを用いるときは、Uポ
リマーの樹脂温度は270〜310℃とし、ポリエチレ
ンテレフタレートの温度を260〜300℃とするのが
好ましい。より好ましい樹脂温度はUボリマーで280
〜295℃であり、ポリエチレンテレフタレートでは2
70〜285℃である。
さらにUポリマーの粘性自体を、同一温度におけるポリ
エチレンテレフタレートのそれより低くすることが重要
である。このように二つの樹脂の粘性自体に差を設け、
かつ上記したようにUポリマーの樹脂温度をポリエチレ
ンテレフタレートのそれよりも約10℃高くすることに
より、二つの樹脂の溶融粘度差を規定する。これにより
、例えば第5図の(b)〜(c)又は(イ)〜(e)に
示す過程で、耐熱性樹脂の後から進んでくるポリエステ
ル樹脂層(7a,7b又は7c,7d)が耐熱性樹脂の
内側に潜り込むように進行し、耐熱性樹脂層とポリエス
テル樹脂層とが交互になる多層構造を形成することがで
きる。
以上に詳述したように、口部1と肩部2とに多層の耐熱
性樹脂層を設けることにより耐熱性に優れたボトルとす
ることができる。これはホットフィル又はバステライジ
ングの工程で最も熱くなる部分はボトルの口部及び肩部
であるからである。
一方、ボトルの胴部及び底部については、耐熱性樹脂層
を実質的に形成しないが、上記処理においても60℃で
20分程度の温度条件に耐え得るので、十分である。ま
た耐熱性樹脂は比較的高価であるので、胴部及び底部に
耐熱性樹脂層を形威しないことにより、ボトル全体のコ
ストを低減することができる。
なお、5層の耐熱性樹脂層が形成される部分は口邪の少
なくとも下部であるが、口邪の他の部分では、射出条件
により隣接する耐熱性樹脂層が融合することもある。し
かしその場合でも耐熱性樹脂層の割合は大きいので、口
部は十分な耐熱性を有しているのは明らかである。従っ
て、口部全体に5層の耐熱性樹脂層を形成することが必
要であるのでなく、口邪の少なくとも下部において5層
の耐熱性樹脂層を設ければ十分である。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレート樹脂として三井PETJ1
25(三井石油化学■製)を用い、耐熱性樹脂としてポ
リエチレンテレフタレートとポリアリレートのブレンド
ボリマー(Uポリマー8400、ユニチカ製)(以下U
ボリマーと呼ぶ)を用いて、共射出或形法により多層予
備成形品を戊形した。
射出或形装置としては日精^SB機械■製^SB650
NHT型を用い、第2図に示すホットランナーノズルを
接続して、第3図に示す共射出プログラムにより多層予
備成形品の或形を行った。
なおこのときのポリエチレンテレフタレート側の射出バ
レル温度を272℃、Uポリマー側の射出バレル温度を
284℃とした。またポリエチレンテレフタレートの射
出率はステップ1では7.74g/秒、ステップ2及び
3では1.8g/秒、ステップ4では1.8g/秒から
2.8g/秒まで増加させ、ステップ5では2.8g/
秒を保持した。Uポリマーはステップ3及び4において
、最大2.8g/秒となるようにした。
得られた多層予備成形品を軸線方向に切断してその断面
を観察した。その結果、口邪の下部及び肩部は、第6図
に示すように、それぞれ9層(5層の耐熱性樹脂層)及
び7層(3層の耐熱性樹脂層)となっていることが5忍
められた。またUポリマーの全樹脂に対する割合は口端
シール部13では85%、ネジ締め部14では55%、
ヘッド圧付加部15では44%であり、また肩部2にお
いては4%であった。
このようにして、得られた多層予備成形品を用い、延伸
ブロー法により多層ボトルを製造し、80〜87℃のホ
ットフィル及び65〜70℃のバステライジングを施し
たが、口部及び肩邪において良好な耐熱性を有している
ことが認められた。〔発明の効果〕 以上詳述した通り、本発明の方法によれば、口邪の少な
くとも下部が5層の耐熱性樹脂層を含む9層よりなり、
かつ開口端からサポートリングにかけてほぼ耐熱性樹脂
層に覆われている多層予備成形品を確実にかつ効率よく
製造することができる。また得られた予備戒形品は口邪
に多層の耐熱性樹脂層を有するので、口部の耐熱性が特
に優れたボトルを提供することができる。このためにホ
ットフィル等による口邪の熱収縮は小さく、シール性が
良好なボトルを得ることができる。
また本発明の方法による多層予備成形品は、肩部を3層
の耐熱性樹脂層を含む7層の多層構造とすることができ
るので、これから得られる延伸ブローボトルは、ホット
シャワーによるパステライジング等を適用するのに充分
な耐熱性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により製造される多層予備戊形品の概略
断面図であり、 第2図は本発明の多層予備成形品を製造するのに使用す
るホットランナーを示す断面図であり、第3図は本発明
の多層予備戊形品を製造する工程を概略的に示すグラフ
であり、 第4図(a)〜(d)は耐熱性樹脂とポリエステル樹脂
とを共射出した状態を示す部分概略断面図であり第5図
(a)〜(e)は耐熱性樹脂とポリエステル樹脂により
多層構造が形成される状態を示す模式図であり、 第6図は本発明の方法により得られる多層予備成形品の
口部及び肩部の層構或の一例を示す部分拡大断面図であ
る。 1・   ・口部 2・・  ・肩部 3・   ・胴部 4    ・底部 5・    ・サポートリング 11・   ・ねじ締め部 12・    ・サポートリング部 13・ ・ ・口端シール部 14・    ・ねじ・ロッキングリング部l5・  
 ・ヘッド圧付加部 60. 60a〜60e ・・耐熱性樹脂層70. 7
0a〜70d   ・ポリエステル層20・・・ ・ホ
ットランナーノズル 21・    ・チャッキ弁 30・・・ ・射出戊形型 31・    ・キャビティ A.,A2,B・・ホットランナーの流路願人 大日本
印刷株式会社 理  人   弁理士   高  石   橋  馬第
3図 特開 (イ・ケ)−f (c) (d) (d) 第5図 [8)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)口部と前記口部の下端に設けられたサポートリン
    グと、前記サポートリングに続く肩部と、胴部及び底部
    とを有し、ポリエステル層と耐熱性樹脂層とからなるボ
    トル用多層予備成形品を製造する方法において、前記多
    層予備成形品に対応するキャビティを備え、かつ前記多
    層予備成形品の底部に対応する位置にゲートを有する射
    出成形型に、 (a)ポリエステル樹脂の一部を射出して前記キャビテ
    ィの途中まで前記ポリエステル樹 脂を充満し、 (b)前記ポリエステル樹脂の射出率を下げた後に、前
    記ポリエステル樹脂充満層のほぼ 中心に耐熱性樹脂層が形成されるように、 ポリエステル樹脂と耐熱性樹脂とを共射出 し、 (c)前記共射出を続けながら、前記ポリエステル樹脂
    の射出率を上げて前記耐熱性樹脂 層の両側に新たな一対のポリエステル樹脂 層を形成し、 (d)前記耐熱性樹脂の射出を止めて残余のポリエステ
    ル樹脂を射出し、 もって前記口部の少なくとも下部に5層の耐熱性樹脂層
    を含む9層構造の樹脂層を形成し、かつ前記口部の最外
    層の耐熱性樹脂層を実質的に前記口部の開口端から前記
    サポートリングまで連続して形成することを特徴とする
    方法。
  2. (2)請求項1に記載の方法において、1つの直線状流
    路と、その周囲に同心円状に設けられた第一の円筒状流
    路及び第二の円筒状流路を有し、前記直線状流路と、第
    一の円筒状流路とは同一の樹脂注入口からほぼ等しく分
    岐しており、第二の円筒状流路は異なる注入口を有し、
    かつ前記直線状流路の先端に設けられたチャッキ弁によ
    り開閉されるホットランナーノズルを使用し、前記直線
    状流路及び前記第一の円筒状流路よりポリエステル樹脂
    を射出し、前記第二の円筒状流路より耐熱性樹脂を射出
    することを特徴とする方法。
  3. (3)請求項1又は2に記載の方法において、耐熱性樹
    脂層の占める割合を前記開口端に近づくにつれて多くし
    、前記耐熱性樹脂層の割合 (重量比)を口端シール部では70%以上とし、ネジ締
    め部では40%以上とし、ヘッド圧付加部では30%以
    上とすることを特徴とする方法。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の方法において
    、前記胴部及び前記底部には前記耐熱性樹脂層を実質的
    に形成しないことを特徴とする方法。
  5. (5)請求項1乃至4のいずれかに記載の方法において
    、前記ポリエステル樹脂がポリエチレンテレフタレート
    であることを特徴とする方法。
  6. (6)請求項1乃至5のいずれかに記載の方法において
    、前記耐熱性樹脂がポリアリレートとポリエチレンテレ
    フタレートの混合物であることを特徴とする方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11165330A (ja) * 1997-09-25 1999-06-22 Mitsubishi Gas Chem Co Inc 多層成形品を成形するための射出成形装置及び多層成形品の射出成形方法
JP2003053767A (ja) * 2001-08-17 2003-02-26 Asahi Techno Plus Kk 耐熱性薄肉成形品の射出成形方法
JP2008504150A (ja) * 2004-06-30 2008-02-14 ハスキー インジェクション モールディング システムズ リミテッド 動的供給共射出プロセスの制御システム

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