JPH0325451B2 - - Google Patents
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- JPH0325451B2 JPH0325451B2 JP60275007A JP27500785A JPH0325451B2 JP H0325451 B2 JPH0325451 B2 JP H0325451B2 JP 60275007 A JP60275007 A JP 60275007A JP 27500785 A JP27500785 A JP 27500785A JP H0325451 B2 JPH0325451 B2 JP H0325451B2
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- particle size
- particles
- less
- zeolite
- acid
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- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
(利用分野)
本発明は、アルミナ−シリカ系樹脂配合剤及び
その製法に関するもので、より詳細には、微細な
粒径と明確な粒子形状とを有し、樹脂成形品中に
配合して、スリツプ性、アンチブロツキング性等
を付与するための配合剤及びその製法に関する。 (従来の技術) フイルム、シート等の樹脂成形品は、これらを
積み重ねた状態におくと互いにブロツキングする
傾向があり、これを防止し、更にスリツプ性を付
与するために、樹脂中に種々の無機配合剤を配合
することが古くから行われている。 ゼオライトがこのような特性に優れていること
も既に知られており、例えば特公昭52−16134号
公報には、ポリプロピレンに対し平均粒子径20ミ
クロン以下のゼオライト粉末を0.01乃至5重量%
添加することにより、二軸延伸ポリプロピレンフ
イルムの耐ブロツキング性を向上させることが示
されている。また、特開昭54−34356号公報には、
イオン交換性を有するゼオライト結晶のアルミノ
ケイ酸塩を塩素含有重合体に0.01乃至10重量%の
量で配合することによつて熱安定性を改善するこ
と、及びこの際付加的利点として外部滑性が著し
く改善されることが開示されている。 上述した如く、ゼオライト粒子は樹脂成形品に
スリツプ性(外部滑性)やアンチブロツキング性
を付与するという作用には優れたものであるが、
ゼオライト中には、アルミノケイ酸塩の形で、ナ
トリウム分、カリウム分、カルシウム分、マグネ
シウム分等の塩基性成分がかなり含有されてお
り、これらの塩基性成分の存在によつて、ゼオラ
イト粒子を配合した樹脂成形品が経時的に着色す
るという問題がある。また、ゼオライトは吸着
性、特に水分吸着性を有し、樹脂中に配合したと
き発泡するという問題もある。 一方、特開昭58−213031号公報にはAl2O3:
SiO2のモル比が1:1.8乃至1:5の範囲にある
組成を有する一辺の長さが5ミクロン以下の立方
体一次粒子から成り、該粒子はX−線回折学的に
実質上非晶質で且つ100m2/g以下のBET比表面
積を有することを特徴とするアルミナ−シリカ系
樹脂配合剤が記載され、このアルミナ−シリカ系
立方体粒子は、立方体の粒子形状を有する結晶性
ゼオライトを、その結晶性が実質上消失するが、
粒子形状が損われない条件下に酸処理することに
より得られること、及び10μ以下の粒度のものが
98重量%以上で且つ1乃至5μの粒度のものが全
体の70重量%以上となる2次粒度分布を有するも
のが好適であることも記載されている。 (発明が解決しようとする問題点) 上述したゼオライトの酸処理による非晶質アル
ミナ−シリカ系粒子は、ゼオライト粒子を樹脂に
配合する場合に生じる種々の問題点が解消されて
いるが、薄さが要求される例えば家庭用ラツプ、
磁気テープ等フイルム基体の用途には粒度特性が
粗すぎるという問題があり、より粒度特性が微細
で、しかも樹脂中への分散性に優れたスリツプ
性、アンチブロツキング性付与のための配合剤が
要求される。 しかしながら、酸処理に賦するべきゼオライト
粒子を微細化すると、酸処理中にゼオライト粒子
が有する一次粒子の規則正しい立方体形状が破壊
されて不定形状となり、しかもこのような不定形
状の一次粒子が凝集粗大化するという欠点を生じ
る。 従つて、本発明の目的は、上述した従来の非晶
質シリカ−アルミナ系配合剤の欠点が有効に解消
された非晶質シリカ−アルミナ系配合剤及びその
製法を提供するにある。 本発明の他の目的は、明確な一次粒子形状が保
持されていると共に、一次粒子及び二次粒子が共
に微細な粒度範囲に抑制されており、しかも、樹
脂への分散性、非発泡性、スリツプ性乃至アンチ
ブロツキング性の優れた組合せを有する非晶質シ
リカ−アルミナ系樹脂配合剤を提供するにある。 本発明の更に他の目的は上記特性を有する非晶
質シリカ−アルミナ系樹脂配合剤を確実に且つ容
易に製造し得る方法を提供するにある。 本発明の更に他の目的は家庭用ラツプ磁気テー
プ等の薄いフイルム基体に配合するのに適した非
晶質アルミナ−シリカ系樹脂配合剤を提供するに
ある。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は、一次粒径が0.6μmよりも小さい
合成ゼオライトを選択し、この合成ゼオライト
を、局部的なPHを低下が抑制される緩衝条件下に
且つ最終PHが5よりも低くならない条件下に酸処
理し、次いでこれを熱処理するときには、以下に
詳述する新規な粒度特性と吸着特性とを備えた非
晶質アルミナ−シリカ系樹脂配合剤が得られ、し
かもこの配合剤は上記目的に適うものであること
を見出した。 即ち、本発明によれば、Al2O3:SiO2のモル比
が1:1.8乃至1:5.0の範囲にある非晶質粒子か
ら成るアルミナ−シリカ系樹脂配合剤において、
該アルミナ−シリカ系粒子は、明確に立方体乃至
球体の一次粒子形状を有し電子顕微鏡法で測定し
て0.6μよりも小さい平均一次粒子径と、重量沈降
法で測定して1μよりも小さいものの粒度が77重
量%以上且つ重量沈降法で測定して二次粒子径が
1μ以下の内、0.5μ以下である粒子の二次粒子分布
率が55%以上となるような二次粒度分布とを有
し、該粒子は50m2/g以下のBET比表面積を有
し、550℃で3時間加熱した後、相対湿度75%、
25℃の温度の雰囲気に24時間放置した時の水分吸
着量が10重量%以下であることを特徴とするアル
ミナ−シリカ系樹脂配合剤が提供される。 また上記の配合剤は、Al2O3:SiO2のモル比が
1:1.8乃至1:5.0の範囲にあり且つ電子顕微鏡
で測定して0.6μよりも小さい平均一次粒子径を有
する微細立方体粒子の合成ゼオライトの水性スラ
リーを調製し、この水性スラリーと酸とを酸当り
少なくとも1.0モル%のアルカリ金属塩を含む水
性媒体中で且つ最終PHが5よりも低くならない条
件下に接触させて、合成ゼオライトの酸処理を行
ない、得られる酸処理ゼオライトを300℃以上の
温度で焼成することによつて製造される。 (作 用) 本発明は、一次粒径が0.6μmよりも小さい合成
ゼオライトを選択し、この合成ゼオライトを、局
部的なPH低下が抑制される緩衝条件下に且つ最終
PHが5よりも低くならない条件下に酸処理するこ
とに顕著な特徴を有するものである。 即ち、本発明者等の研究によると、合成ゼオラ
イトの酸処理においては、元のゼオライト粒子の
粒径により非晶質粒子の粒子形状や二次粒度が著
しい影響を与えることが見出された。例えば、一
次粒子径が0.8μ以上のゼオライト粒子を酸処理す
る場合には、酸処理条件の如何にかかわらず、ゼ
オライト粒子の立方体形状を実質上そのまま有す
る非晶質アルミナ−シリカ系粒子が生成する。し
かしながら、一次粒子径が0.6μよりも小さいゼオ
ライトを酸処理する場合には、屡々ゼオライト粒
子の立方体形状が失われ、不定形状の非晶質アル
ミナ−シリカ系粒子を生ずるのである。 また、一般に無機化合物の粉体、特に非晶質物
質の粉体では、一次粒子径が微細になればなる
程、二次凝集傾向が大となつて、二次粒径が増大
する傾向が認められる。 本発明は、平均一次粒子径が0.6μよりも小さい
微細合成ゼオライト粒子であつても、ゼオライト
粒子を、前述した条件下で酸処理すると、生成非
晶質粒子中に、ゼオライト粒子に特有の一次粒子
形状がそつくり保持され、しかも微細な一次粒子
径と二次粒度分布とが得られるという新規知見に
基づくものである。本発明において、ゼオライト
粒子の酸処理には一定濃度のアルカリ金属塩を含
む水性媒体が使用されるが、これは酸処理系中で
の局部的なPH低下を抑制させるために必要であ
る。また、本発明では、最終PHが5以上でゼオラ
イトの酸処理による非晶質化が可能となることも
顕著な特徴であり、このような温和な酸処理条件
下で非晶質化が可能となるのは、用いる原料ゼオ
ライトの一次粒子径が微細であることにも関連し
ている。通常の酸処理条件、即ち局部的なPH低下
が生じるような条件下或いは最終PHが5よりも低
くなるような酸処理条件下では、明確な一次粒子
形状が失われて、粒子の不定形化が生ずると共
に、二次凝集が著しく、分散粒径が粗大化する。 添付図面第1図は、本発明によるアルミナ−シ
リカ系配合剤の粒子構造を示す電子顕微鏡写真で
あり、第2図は、本発明範囲外のアルミナ−シリ
カ系粒子(製法は後述する比較例1−(2)参照)の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。これらの
写真から、本発明によるアルミナ−シリカ系粒子
は、電子顕微鏡法で0.6μよりも小さい平均一次粒
子径特に0.2乃至0.5μmの一次粒子径を有しなが
ら、明確に立方体乃至球体の一次粒子形状を有し
ており、しかも二次凝集の程度も著しく小さいと
いう驚くべき特徴を有することがわかる。 また、第3図は、第1図のアルミナ−シリカ系
粒子のX−線回折図であり、第4図はその原料と
して用いた合成ゼオライトAのX−線回折図であ
る。これらの結果から、本発明のアルミナ−シリ
カ粒子は完全に非晶質であり、非晶子でありなが
ら、前述した粒子構造及び粒度特性を有すること
がわかる。 更に、第5図は第1図に示した本発明のシリカ
−アルミナ粒子の粒度分布曲線であり、第6図は
第2図に示した本発明範囲外のシリカ−アルミナ
粒子の粒度分布曲線である。これらの結果から、
本発明の配合剤では二次粒度が著しく微細な範
囲、即ち1μmよりも小さいものの粒度が77重量%
以上且つ重量沈降法で測定して二次粒子径が1μ
以下の内、0.5μ以下である粒子の二次粒子分布率
が55%以上となるような範囲に制御されていると
いう重大な特徴が明らかとなる。 これらの新規な粒子構造及び粒度特性を有する
ことから、本発明のアルミナ−シリカ系粒子を、
薄肉フイルム用の樹脂中に配合すると、樹脂中へ
の微細化分散が容易に行われると共に、フイルム
の透明性や、連続性を損うことなしに、アンチブ
ロツキング性やスリツプ性を顕著に改善すること
ができる。 本発明によるアルミナ−シリカ系配合剤は、上
述した微細粒度を有しながら非晶質状態に安定化
されていることから、ゼオライトに比して水分吸
着性が著しく少ないレベルに抑制されているとい
う特徴を有し、また非晶質のアルミナ−シリカと
しては例外的なほど低いBET比表面積を有する。
このため、本発明の配合剤は、樹脂を配合した
際、吸着水分や吸着ガスによる発泡の問題も完全
に解消されている。 (発明の好適実施態様の説明) 配合剤の化学組成及び他の特性 本発明に用いるアルミナ−シリカ系樹脂配合剤
は、Al2O3:SiO2のモル比が1:1.8乃至1:5、
特に1:2乃至1:4の範囲にある組成を有す
る。Al2O3:SiO2のモル比が上記範囲外では、こ
のアルミナ−シリカを明確でしかも粒度の一定の
立方体乃至球状粒子とすることが困難であり、更
にスリツプ性等の特性も本発明範囲内のものに比
して劣つたものとなる。 本発明に用いるアルミナ−シリカ系配合剤は、
アルミナ分及びシリカ分の必須成分以外に、若干
の塩基性成分、特にアルカリ金属成分を含有する
ことが許容される。只、このアルカリ金属分の含
有量は、Al2O3:SiO2のモル比が同じ範囲内にあ
るゼオライトのアルカリ金属分含有量の50%以
下、特に30%以下であり、ゼオライトに比して塩
基性成分の含有量が著しく少ない点に注目される
べきである。 このアルミナ−シリカ系配合剤は、前述した測
定法で測定して10重量%以下、特に6重量%以下
の水分吸着量(モイスチユア、リゲイン)を有す
る。しかしながら、この配合剤は上記水分吸着量
よりも多い水分を含有していてもよいが、一般に
は上記水分吸着量以下の水分含有量であることが
望ましい。 本発明の目的に特に望ましいアルミナ−シリカ
系配合剤の組成重量基準の数例を以下に示す。 第型 Al2O3 27〜45% SiO2 32〜55% Na2O 0.1〜20% H2O 0〜25% 第型 Al2O3 38〜54% SiO2 32〜64% Na2O 0.1〜20% H2O 0〜30% 第型 Al2O3 47〜64% SiO2 38〜78% Na2O 0.1〜20% H2O 0〜30% 上記組成を有し非晶質であることに加えて、こ
のアルミナ−シリカ粒子は、ゼオライトに認めら
れない化学的性質を示す。例えば、1%固形分の
水性懸濁液としたとき、ゼオライトは一般に10.5
以上のPHを示すのに対して本発明の非晶質アルミ
ナ−シリカ系粒子は10以下のPHを示す。 また、ゼオライト、例えばA型ゼオライトは、
示差熱分折において、780乃至920℃の温度に吸熱
ピークを有し、上記温度でカーネギ石に転化する
のに対して、本発明の非晶質アルミナ−シリカ立
方体粒子はより高い900乃至1000℃の温度範囲に
吸熱ピークを示し、この温度でAl2SiO5に転化す
る。 更に公知の非晶質アルミナ−シリカは100m2/
gよりもかなり大きい比表面積を有するのに対し
て、本発明のアルミナ−シリカ立方体粒子は、比
表面積が著しく小であり、50m2/g以下、特に30
m2/g以下のBET比表面積を有する。 また、この非晶質アルミナ−シリカ粒子の
JISK−5101による吸油量は、一般に120乃至20
ml/100g、特に60乃至30ml/100gの範囲内にあ
る。 製造方法 原料の結晶性ゼオライトとしては、合成及び入
手の容易さ、並びに処理の容易さの点から、重要
な順に、ゼオライトA、ゼオライトX、ゼオライ
トY等が使用される。原料ゼオライトの一次粒径
は、0.6μmよりも小、特に0.2乃至0.5μmの範囲に
あるべきである。このように、一次粒子径が微細
でしかも粒度が均斉な原料ゼオライトは本発明者
等による、特公昭58−51992等に記載されている
通り、活性固体ケイ酸、特に酸性白土等のスメク
タイト族粘土鉱物を酸処理して得られる層状の活
性ケイ酸又は層状の活性アルミノケイ酸を原料と
して得られる合成ゼオライトである。このタイプ
の合成ゼオライトは、酸処理による非晶質化が、
温和な条件、例えばより高いPHでも、或いは短か
い時間でも可能となるという特徴を有する。 このゼオライトを水性スラリーとし、酸処理を
行う。用いる酸は、無機酸でも有機酸でも格別の
制限なしに使用されるが、経済的には、塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸、炭酸等の酸が使用される。こ
れらの酸は、稀釈水溶液の形で結晶性ゼオライト
との中和反応に用いる。 結晶ゼオライトの水性スラリーに酸を添加する
と、酸の添加につれてPHは当然酸性側に移行する
が、本発明では前述した二条件を満足するように
酸処理を行う。先ず、急激且つ局部的なPH低下を
抑制するためには、酸処理媒体としてPH緩衝性を
有するものを使用する。このために、媒体中にお
ける酸に対し、1.0モル%以上、特に3.0モル%以
上のアルカリ金属塩が共存するようにして酸処理
が行なわれる。アルカリ金属塩としては、酢酸ナ
トリウム等のPH緩衝性を有するものが好適である
が、硫酸を使用する場合には硫酸ナトリウム、ま
た塩酸を使用する場合には塩化ナトリウムを好適
に使用することもできる。かくして、ゼオライト
を酸処理する工程で副生するアルカリ金属塩を含
む母液に、追加量の酸を添加し、得られる酸−ア
ルカリ塩の溶液を次のゼオライトの処理に用いる
という方法がゼオライトの酸処理に有利に適用さ
れる。 また、酸処理の際の媒体のPHは、最終段階でも
5よりも低くならないように注意が必要である。 得られる非晶質アルミナ−シリカは水洗後300
℃以上の温度で乾燥乃至焼成し、製品とする。 この場合、該粒子表面を、それ自体公知の手段
に従つて、金属石鹸、樹脂酸金属石鹸或いは他の
分散剤等で予じめ被覆しておくことも勿論可能で
ある。この場合、分散剤はアルミナ−シリカ粒子
当り0.1乃至8%の量で用いるのがよい。 用 途 本発明のアルミナ−シリカ系樹脂配合剤は、種
種の樹脂、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、イオ
ン架橋オレフイン共重合体等のオレフイン系樹
脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等の熱可塑性ポリエステル;6−
ナイロン、6,6−ナイロン、6,8−ナイロン
等のポリアミド;塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデ
ン樹脂等の塩素含有樹脂類;ポリカーボネート;
ポリスルホン類;ポリアセタール等の熱可塑性樹
脂に配合して、形成される樹脂成形品に、スリツ
プ性乃至はアンチブロツキング性を与えるために
使用できる。また、被覆形成用の混練組成物乃至
は液状組成物に配合して、被覆にアンチブロツキ
ング性を付与することができる。 このような用途に対して、本発明の非晶質アル
ミナ−シリカ立方体粒子は、樹脂100重量部当り
0.001乃至10重量部、特に0.01乃至3重量部の量
で用いられる。 本発明の非晶質アルミナ−シリカ立方体粒子
は、アルカリ分が少なく樹脂の着色や劣化がな
く、また樹脂との練込みも良好なことから、樹脂
用の充填剤としても使用でき、特に含水アルミナ
−シリカから成るものは、難燃性の充填剤として
前記樹脂や、各種の熱硬化性樹脂に配合して種々
の用途に供することもできる。 本発明を次の例で説明する。 比較例 1 本比較例で使用するゼオライトは以下の方法で
合成した4A型ゼオライトである。 ケイ酸分としては、スメクタイト族粘土鉱物で
ある新潟県中条産酸性白土を酸処理して得た微粒
子のケイ酸質ゲルを選んだ。 新潟県中条産酸性白土は天然の状態で水分を45
重量%含有しており、その主成分は乾燥物基準重
量パーセント(110℃乾燥)でSiO272.1、
Al2O314.2、Fe2O33.87、MgO3.25、CaO1.06、灼
熱減量3.15であつた。このの原料酸性白土を直径
5mm×長さ5〜20mmの円柱状に成型し、乾燥物換
算で765gに相当する量を5のコニカルビーカ
ーにそれぞれ採取し、50重量%濃度の硫酸溶液を
2加え、90℃に加温、処理時間として7時間を
選び、粒状で酸処理したのち、デカンテーシヨン
法にて薄い硫酸溶液ならびに水を用いて硫酸と反
応した塩基性成分の硫酸塩を洗浄除去し、引き続
き硫酸根がなくなるまで水洗して、酸性白土の粒
状酸処理物を得た。 次いで、ゼオライトを製造するために、まず上
記で製造した粒状酸処理物を、合成原料として好
適状態の粒度に分布せしめるために、家庭用ミキ
サー(日立製作所日立ミキサー、VA−853型)
に、固形分濃度が20重量%になるように水を加
え、20分間撹拌して解砕し、次いで、200メツシ
ユ金網を用いて分級後7のボールミルで3時間
粉砕し粒度調整された酸処理粘土のスラリーを得
た。 その粒度分布(%)をそれぞれ測定し、その結
果を下記第1表に表示する。
その製法に関するもので、より詳細には、微細な
粒径と明確な粒子形状とを有し、樹脂成形品中に
配合して、スリツプ性、アンチブロツキング性等
を付与するための配合剤及びその製法に関する。 (従来の技術) フイルム、シート等の樹脂成形品は、これらを
積み重ねた状態におくと互いにブロツキングする
傾向があり、これを防止し、更にスリツプ性を付
与するために、樹脂中に種々の無機配合剤を配合
することが古くから行われている。 ゼオライトがこのような特性に優れていること
も既に知られており、例えば特公昭52−16134号
公報には、ポリプロピレンに対し平均粒子径20ミ
クロン以下のゼオライト粉末を0.01乃至5重量%
添加することにより、二軸延伸ポリプロピレンフ
イルムの耐ブロツキング性を向上させることが示
されている。また、特開昭54−34356号公報には、
イオン交換性を有するゼオライト結晶のアルミノ
ケイ酸塩を塩素含有重合体に0.01乃至10重量%の
量で配合することによつて熱安定性を改善するこ
と、及びこの際付加的利点として外部滑性が著し
く改善されることが開示されている。 上述した如く、ゼオライト粒子は樹脂成形品に
スリツプ性(外部滑性)やアンチブロツキング性
を付与するという作用には優れたものであるが、
ゼオライト中には、アルミノケイ酸塩の形で、ナ
トリウム分、カリウム分、カルシウム分、マグネ
シウム分等の塩基性成分がかなり含有されてお
り、これらの塩基性成分の存在によつて、ゼオラ
イト粒子を配合した樹脂成形品が経時的に着色す
るという問題がある。また、ゼオライトは吸着
性、特に水分吸着性を有し、樹脂中に配合したと
き発泡するという問題もある。 一方、特開昭58−213031号公報にはAl2O3:
SiO2のモル比が1:1.8乃至1:5の範囲にある
組成を有する一辺の長さが5ミクロン以下の立方
体一次粒子から成り、該粒子はX−線回折学的に
実質上非晶質で且つ100m2/g以下のBET比表面
積を有することを特徴とするアルミナ−シリカ系
樹脂配合剤が記載され、このアルミナ−シリカ系
立方体粒子は、立方体の粒子形状を有する結晶性
ゼオライトを、その結晶性が実質上消失するが、
粒子形状が損われない条件下に酸処理することに
より得られること、及び10μ以下の粒度のものが
98重量%以上で且つ1乃至5μの粒度のものが全
体の70重量%以上となる2次粒度分布を有するも
のが好適であることも記載されている。 (発明が解決しようとする問題点) 上述したゼオライトの酸処理による非晶質アル
ミナ−シリカ系粒子は、ゼオライト粒子を樹脂に
配合する場合に生じる種々の問題点が解消されて
いるが、薄さが要求される例えば家庭用ラツプ、
磁気テープ等フイルム基体の用途には粒度特性が
粗すぎるという問題があり、より粒度特性が微細
で、しかも樹脂中への分散性に優れたスリツプ
性、アンチブロツキング性付与のための配合剤が
要求される。 しかしながら、酸処理に賦するべきゼオライト
粒子を微細化すると、酸処理中にゼオライト粒子
が有する一次粒子の規則正しい立方体形状が破壊
されて不定形状となり、しかもこのような不定形
状の一次粒子が凝集粗大化するという欠点を生じ
る。 従つて、本発明の目的は、上述した従来の非晶
質シリカ−アルミナ系配合剤の欠点が有効に解消
された非晶質シリカ−アルミナ系配合剤及びその
製法を提供するにある。 本発明の他の目的は、明確な一次粒子形状が保
持されていると共に、一次粒子及び二次粒子が共
に微細な粒度範囲に抑制されており、しかも、樹
脂への分散性、非発泡性、スリツプ性乃至アンチ
ブロツキング性の優れた組合せを有する非晶質シ
リカ−アルミナ系樹脂配合剤を提供するにある。 本発明の更に他の目的は上記特性を有する非晶
質シリカ−アルミナ系樹脂配合剤を確実に且つ容
易に製造し得る方法を提供するにある。 本発明の更に他の目的は家庭用ラツプ磁気テー
プ等の薄いフイルム基体に配合するのに適した非
晶質アルミナ−シリカ系樹脂配合剤を提供するに
ある。 (問題点を解決するための手段) 本発明者等は、一次粒径が0.6μmよりも小さい
合成ゼオライトを選択し、この合成ゼオライト
を、局部的なPHを低下が抑制される緩衝条件下に
且つ最終PHが5よりも低くならない条件下に酸処
理し、次いでこれを熱処理するときには、以下に
詳述する新規な粒度特性と吸着特性とを備えた非
晶質アルミナ−シリカ系樹脂配合剤が得られ、し
かもこの配合剤は上記目的に適うものであること
を見出した。 即ち、本発明によれば、Al2O3:SiO2のモル比
が1:1.8乃至1:5.0の範囲にある非晶質粒子か
ら成るアルミナ−シリカ系樹脂配合剤において、
該アルミナ−シリカ系粒子は、明確に立方体乃至
球体の一次粒子形状を有し電子顕微鏡法で測定し
て0.6μよりも小さい平均一次粒子径と、重量沈降
法で測定して1μよりも小さいものの粒度が77重
量%以上且つ重量沈降法で測定して二次粒子径が
1μ以下の内、0.5μ以下である粒子の二次粒子分布
率が55%以上となるような二次粒度分布とを有
し、該粒子は50m2/g以下のBET比表面積を有
し、550℃で3時間加熱した後、相対湿度75%、
25℃の温度の雰囲気に24時間放置した時の水分吸
着量が10重量%以下であることを特徴とするアル
ミナ−シリカ系樹脂配合剤が提供される。 また上記の配合剤は、Al2O3:SiO2のモル比が
1:1.8乃至1:5.0の範囲にあり且つ電子顕微鏡
で測定して0.6μよりも小さい平均一次粒子径を有
する微細立方体粒子の合成ゼオライトの水性スラ
リーを調製し、この水性スラリーと酸とを酸当り
少なくとも1.0モル%のアルカリ金属塩を含む水
性媒体中で且つ最終PHが5よりも低くならない条
件下に接触させて、合成ゼオライトの酸処理を行
ない、得られる酸処理ゼオライトを300℃以上の
温度で焼成することによつて製造される。 (作 用) 本発明は、一次粒径が0.6μmよりも小さい合成
ゼオライトを選択し、この合成ゼオライトを、局
部的なPH低下が抑制される緩衝条件下に且つ最終
PHが5よりも低くならない条件下に酸処理するこ
とに顕著な特徴を有するものである。 即ち、本発明者等の研究によると、合成ゼオラ
イトの酸処理においては、元のゼオライト粒子の
粒径により非晶質粒子の粒子形状や二次粒度が著
しい影響を与えることが見出された。例えば、一
次粒子径が0.8μ以上のゼオライト粒子を酸処理す
る場合には、酸処理条件の如何にかかわらず、ゼ
オライト粒子の立方体形状を実質上そのまま有す
る非晶質アルミナ−シリカ系粒子が生成する。し
かしながら、一次粒子径が0.6μよりも小さいゼオ
ライトを酸処理する場合には、屡々ゼオライト粒
子の立方体形状が失われ、不定形状の非晶質アル
ミナ−シリカ系粒子を生ずるのである。 また、一般に無機化合物の粉体、特に非晶質物
質の粉体では、一次粒子径が微細になればなる
程、二次凝集傾向が大となつて、二次粒径が増大
する傾向が認められる。 本発明は、平均一次粒子径が0.6μよりも小さい
微細合成ゼオライト粒子であつても、ゼオライト
粒子を、前述した条件下で酸処理すると、生成非
晶質粒子中に、ゼオライト粒子に特有の一次粒子
形状がそつくり保持され、しかも微細な一次粒子
径と二次粒度分布とが得られるという新規知見に
基づくものである。本発明において、ゼオライト
粒子の酸処理には一定濃度のアルカリ金属塩を含
む水性媒体が使用されるが、これは酸処理系中で
の局部的なPH低下を抑制させるために必要であ
る。また、本発明では、最終PHが5以上でゼオラ
イトの酸処理による非晶質化が可能となることも
顕著な特徴であり、このような温和な酸処理条件
下で非晶質化が可能となるのは、用いる原料ゼオ
ライトの一次粒子径が微細であることにも関連し
ている。通常の酸処理条件、即ち局部的なPH低下
が生じるような条件下或いは最終PHが5よりも低
くなるような酸処理条件下では、明確な一次粒子
形状が失われて、粒子の不定形化が生ずると共
に、二次凝集が著しく、分散粒径が粗大化する。 添付図面第1図は、本発明によるアルミナ−シ
リカ系配合剤の粒子構造を示す電子顕微鏡写真で
あり、第2図は、本発明範囲外のアルミナ−シリ
カ系粒子(製法は後述する比較例1−(2)参照)の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真である。これらの
写真から、本発明によるアルミナ−シリカ系粒子
は、電子顕微鏡法で0.6μよりも小さい平均一次粒
子径特に0.2乃至0.5μmの一次粒子径を有しなが
ら、明確に立方体乃至球体の一次粒子形状を有し
ており、しかも二次凝集の程度も著しく小さいと
いう驚くべき特徴を有することがわかる。 また、第3図は、第1図のアルミナ−シリカ系
粒子のX−線回折図であり、第4図はその原料と
して用いた合成ゼオライトAのX−線回折図であ
る。これらの結果から、本発明のアルミナ−シリ
カ粒子は完全に非晶質であり、非晶子でありなが
ら、前述した粒子構造及び粒度特性を有すること
がわかる。 更に、第5図は第1図に示した本発明のシリカ
−アルミナ粒子の粒度分布曲線であり、第6図は
第2図に示した本発明範囲外のシリカ−アルミナ
粒子の粒度分布曲線である。これらの結果から、
本発明の配合剤では二次粒度が著しく微細な範
囲、即ち1μmよりも小さいものの粒度が77重量%
以上且つ重量沈降法で測定して二次粒子径が1μ
以下の内、0.5μ以下である粒子の二次粒子分布率
が55%以上となるような範囲に制御されていると
いう重大な特徴が明らかとなる。 これらの新規な粒子構造及び粒度特性を有する
ことから、本発明のアルミナ−シリカ系粒子を、
薄肉フイルム用の樹脂中に配合すると、樹脂中へ
の微細化分散が容易に行われると共に、フイルム
の透明性や、連続性を損うことなしに、アンチブ
ロツキング性やスリツプ性を顕著に改善すること
ができる。 本発明によるアルミナ−シリカ系配合剤は、上
述した微細粒度を有しながら非晶質状態に安定化
されていることから、ゼオライトに比して水分吸
着性が著しく少ないレベルに抑制されているとい
う特徴を有し、また非晶質のアルミナ−シリカと
しては例外的なほど低いBET比表面積を有する。
このため、本発明の配合剤は、樹脂を配合した
際、吸着水分や吸着ガスによる発泡の問題も完全
に解消されている。 (発明の好適実施態様の説明) 配合剤の化学組成及び他の特性 本発明に用いるアルミナ−シリカ系樹脂配合剤
は、Al2O3:SiO2のモル比が1:1.8乃至1:5、
特に1:2乃至1:4の範囲にある組成を有す
る。Al2O3:SiO2のモル比が上記範囲外では、こ
のアルミナ−シリカを明確でしかも粒度の一定の
立方体乃至球状粒子とすることが困難であり、更
にスリツプ性等の特性も本発明範囲内のものに比
して劣つたものとなる。 本発明に用いるアルミナ−シリカ系配合剤は、
アルミナ分及びシリカ分の必須成分以外に、若干
の塩基性成分、特にアルカリ金属成分を含有する
ことが許容される。只、このアルカリ金属分の含
有量は、Al2O3:SiO2のモル比が同じ範囲内にあ
るゼオライトのアルカリ金属分含有量の50%以
下、特に30%以下であり、ゼオライトに比して塩
基性成分の含有量が著しく少ない点に注目される
べきである。 このアルミナ−シリカ系配合剤は、前述した測
定法で測定して10重量%以下、特に6重量%以下
の水分吸着量(モイスチユア、リゲイン)を有す
る。しかしながら、この配合剤は上記水分吸着量
よりも多い水分を含有していてもよいが、一般に
は上記水分吸着量以下の水分含有量であることが
望ましい。 本発明の目的に特に望ましいアルミナ−シリカ
系配合剤の組成重量基準の数例を以下に示す。 第型 Al2O3 27〜45% SiO2 32〜55% Na2O 0.1〜20% H2O 0〜25% 第型 Al2O3 38〜54% SiO2 32〜64% Na2O 0.1〜20% H2O 0〜30% 第型 Al2O3 47〜64% SiO2 38〜78% Na2O 0.1〜20% H2O 0〜30% 上記組成を有し非晶質であることに加えて、こ
のアルミナ−シリカ粒子は、ゼオライトに認めら
れない化学的性質を示す。例えば、1%固形分の
水性懸濁液としたとき、ゼオライトは一般に10.5
以上のPHを示すのに対して本発明の非晶質アルミ
ナ−シリカ系粒子は10以下のPHを示す。 また、ゼオライト、例えばA型ゼオライトは、
示差熱分折において、780乃至920℃の温度に吸熱
ピークを有し、上記温度でカーネギ石に転化する
のに対して、本発明の非晶質アルミナ−シリカ立
方体粒子はより高い900乃至1000℃の温度範囲に
吸熱ピークを示し、この温度でAl2SiO5に転化す
る。 更に公知の非晶質アルミナ−シリカは100m2/
gよりもかなり大きい比表面積を有するのに対し
て、本発明のアルミナ−シリカ立方体粒子は、比
表面積が著しく小であり、50m2/g以下、特に30
m2/g以下のBET比表面積を有する。 また、この非晶質アルミナ−シリカ粒子の
JISK−5101による吸油量は、一般に120乃至20
ml/100g、特に60乃至30ml/100gの範囲内にあ
る。 製造方法 原料の結晶性ゼオライトとしては、合成及び入
手の容易さ、並びに処理の容易さの点から、重要
な順に、ゼオライトA、ゼオライトX、ゼオライ
トY等が使用される。原料ゼオライトの一次粒径
は、0.6μmよりも小、特に0.2乃至0.5μmの範囲に
あるべきである。このように、一次粒子径が微細
でしかも粒度が均斉な原料ゼオライトは本発明者
等による、特公昭58−51992等に記載されている
通り、活性固体ケイ酸、特に酸性白土等のスメク
タイト族粘土鉱物を酸処理して得られる層状の活
性ケイ酸又は層状の活性アルミノケイ酸を原料と
して得られる合成ゼオライトである。このタイプ
の合成ゼオライトは、酸処理による非晶質化が、
温和な条件、例えばより高いPHでも、或いは短か
い時間でも可能となるという特徴を有する。 このゼオライトを水性スラリーとし、酸処理を
行う。用いる酸は、無機酸でも有機酸でも格別の
制限なしに使用されるが、経済的には、塩酸、硫
酸、硝酸、リン酸、炭酸等の酸が使用される。こ
れらの酸は、稀釈水溶液の形で結晶性ゼオライト
との中和反応に用いる。 結晶ゼオライトの水性スラリーに酸を添加する
と、酸の添加につれてPHは当然酸性側に移行する
が、本発明では前述した二条件を満足するように
酸処理を行う。先ず、急激且つ局部的なPH低下を
抑制するためには、酸処理媒体としてPH緩衝性を
有するものを使用する。このために、媒体中にお
ける酸に対し、1.0モル%以上、特に3.0モル%以
上のアルカリ金属塩が共存するようにして酸処理
が行なわれる。アルカリ金属塩としては、酢酸ナ
トリウム等のPH緩衝性を有するものが好適である
が、硫酸を使用する場合には硫酸ナトリウム、ま
た塩酸を使用する場合には塩化ナトリウムを好適
に使用することもできる。かくして、ゼオライト
を酸処理する工程で副生するアルカリ金属塩を含
む母液に、追加量の酸を添加し、得られる酸−ア
ルカリ塩の溶液を次のゼオライトの処理に用いる
という方法がゼオライトの酸処理に有利に適用さ
れる。 また、酸処理の際の媒体のPHは、最終段階でも
5よりも低くならないように注意が必要である。 得られる非晶質アルミナ−シリカは水洗後300
℃以上の温度で乾燥乃至焼成し、製品とする。 この場合、該粒子表面を、それ自体公知の手段
に従つて、金属石鹸、樹脂酸金属石鹸或いは他の
分散剤等で予じめ被覆しておくことも勿論可能で
ある。この場合、分散剤はアルミナ−シリカ粒子
当り0.1乃至8%の量で用いるのがよい。 用 途 本発明のアルミナ−シリカ系樹脂配合剤は、種
種の樹脂、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、結晶性プロピレン−エチレン共重合体、イオ
ン架橋オレフイン共重合体等のオレフイン系樹
脂;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等の熱可塑性ポリエステル;6−
ナイロン、6,6−ナイロン、6,8−ナイロン
等のポリアミド;塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデ
ン樹脂等の塩素含有樹脂類;ポリカーボネート;
ポリスルホン類;ポリアセタール等の熱可塑性樹
脂に配合して、形成される樹脂成形品に、スリツ
プ性乃至はアンチブロツキング性を与えるために
使用できる。また、被覆形成用の混練組成物乃至
は液状組成物に配合して、被覆にアンチブロツキ
ング性を付与することができる。 このような用途に対して、本発明の非晶質アル
ミナ−シリカ立方体粒子は、樹脂100重量部当り
0.001乃至10重量部、特に0.01乃至3重量部の量
で用いられる。 本発明の非晶質アルミナ−シリカ立方体粒子
は、アルカリ分が少なく樹脂の着色や劣化がな
く、また樹脂との練込みも良好なことから、樹脂
用の充填剤としても使用でき、特に含水アルミナ
−シリカから成るものは、難燃性の充填剤として
前記樹脂や、各種の熱硬化性樹脂に配合して種々
の用途に供することもできる。 本発明を次の例で説明する。 比較例 1 本比較例で使用するゼオライトは以下の方法で
合成した4A型ゼオライトである。 ケイ酸分としては、スメクタイト族粘土鉱物で
ある新潟県中条産酸性白土を酸処理して得た微粒
子のケイ酸質ゲルを選んだ。 新潟県中条産酸性白土は天然の状態で水分を45
重量%含有しており、その主成分は乾燥物基準重
量パーセント(110℃乾燥)でSiO272.1、
Al2O314.2、Fe2O33.87、MgO3.25、CaO1.06、灼
熱減量3.15であつた。このの原料酸性白土を直径
5mm×長さ5〜20mmの円柱状に成型し、乾燥物換
算で765gに相当する量を5のコニカルビーカ
ーにそれぞれ採取し、50重量%濃度の硫酸溶液を
2加え、90℃に加温、処理時間として7時間を
選び、粒状で酸処理したのち、デカンテーシヨン
法にて薄い硫酸溶液ならびに水を用いて硫酸と反
応した塩基性成分の硫酸塩を洗浄除去し、引き続
き硫酸根がなくなるまで水洗して、酸性白土の粒
状酸処理物を得た。 次いで、ゼオライトを製造するために、まず上
記で製造した粒状酸処理物を、合成原料として好
適状態の粒度に分布せしめるために、家庭用ミキ
サー(日立製作所日立ミキサー、VA−853型)
に、固形分濃度が20重量%になるように水を加
え、20分間撹拌して解砕し、次いで、200メツシ
ユ金網を用いて分級後7のボールミルで3時間
粉砕し粒度調整された酸処理粘土のスラリーを得
た。 その粒度分布(%)をそれぞれ測定し、その結
果を下記第1表に表示する。
【表】
また、ここに得られた酸処理粘度スラリーの化
学組成分析(110℃乾燥物基準による重量%)を
行い、その結果を下記に示す。 灼熱減量3.93,SiO294.19,Al2O31.05,
Fe2O30.15,CaO 0.49,MgO0.10 ゼオライトの製造条件としては、まず組成モル
割合として、酸化物基準で下記のモル割合を選ん
だ。 Na2O/SiO2=1.2 SiO2/Al2O3=2.0 H2O/Na2O=35 上記の必要な組成モル割合にするために、粘土
の酸処理物のスラリーに対して、不足するところ
のアルミナ分と反応に必要なアルカリ分と反応に
必要な水分とを、市販試薬のアルミン酸アルカリ
溶液(組成Na2O21.0%、Al2O318.8%)と市販試
薬の苛性ソーダ(NaOH)と水とを用いて、上
記目的配合割合になるように混合し、この混合液
を過して精製した混合液を選び、酸処理物のス
ラリーと精製混合液を10のステンレス製容器に
採り、それぞれこの反応系の液量として、約7
になるようにして、20℃で撹拌によつて原料を混
合すると、この混合系は、一時ゲル状態を経過し
て、均質なスラリーとして得られる。次いで、95
℃に加温して、3時間撹拌反応をして行くと、ア
ルミノケイ酸アルカリ(ゼオライト)の結晶粒子
が生成する。結晶生成後前記温度で2時間熟成し
た後過方式により、まず、結晶を含む反応生成
物と反応母液を別し、過ケーキを回収し、次
いで、ここに得た反応生成物の過ケーキを乾燥
物基準で1重量部に対して、イオン交換水4重量
部になる量割合で添加混合し、撹拌し、均質スラ
リーとなしたのち、再度、過方式によりこの母
液を別した。この時の液のPHは12.5であつ
た。このものの走査型電顕による1次粒子径は約
0.5μであつた。 この4A型ゼオライトの過ケーキ1000g(無
水物で515g)をPH2に調製した希硫酸5に分
散させた後、高速撹拌機付200容器に上記希硫
酸と同時に注加した。使用した希硫酸量は172
で注加終了時点のPHは5.8であつた。次いで50℃
に加温して1時間保持した後過水洗乾燥した。
さらに350℃で2時間焼成してからアトマイザー
粉砕して無定形アルミノシリケートを得た。この
ものの物性値を表2に示す。 本実施例における試験法は以下に依つた。 (1) 充填密度 JIS−K6220に依つた。 (2) 比表面積 あらかじめ150℃で恒量になる迄乾燥したもの
を0.5〜0.6g秤量びんにとり、150℃の恒温乾燥
器中で1時間乾燥し直ちに重量を精秤する。この
試料を吸着試料管(2〜5ml)にいれ200℃に加
熱し吸着試料管内の真空度が10-4mmHgに到達す
る迄脱気し、放冷後約−196℃の液体窒素中に吸
着試料管をいれ PN2/P0=0.05〜0.30 (PN2:窒素ガス圧力、P0:測定時の大気圧)
の間で4〜5点N2ガスの吸着量を測定する。そ
して死容積を差し引いたN2ガスの吸着量を0℃
1気圧の吸着量に変換し、BET式に代入して、
Vm〔ml/g〕(試料表面に単分子層を形成するに
必要な窒素ガス吸着量を示す)を求める。 比表面積Sは次式により求める。 S=4.35×Vm〔m2/g〕 (3) 吸油量 JIS−K−5101に依つた。 (4) 白色度 JIS−P−8101によつた。 (5) 電子顕微鏡による粒径 試料微粉末の適量を金属試料板上にとり、十分
分散させメタルコーテイング装置(日立製E−
101形イオンスパツター)で金属コートし撮影試
料とする。次いで常法により走査形電子顕微鏡
(日立製S−570)で視野を変えて4枚の一次粒子
測定に適した10000倍の電顕写真像を得る。視野
中の立方体粒子像の中から代表的な粒子6個を選
んで、スケールを用い各立方体状粒子像の一辺の
長さを測定し、本明細書実施例の一次粒子径とし
て表示した。 (6) X線回折による結晶化度 試料は予め2.00meshの標準篩を通過させ、標
準サンプル(UCC社製Na−A型ゼオライト標準
サンプル)と共に、105℃×3hrs電気恒温乾燥器
で乾燥後、デシケーター中で放冷して、X線回折
の測定を行ない、下式に従つて結晶化度を算出す
る。 (装置) 理学電機(株)製 X−線回折装置 ゴニオメータ−PMG−S2 レートメーターECP−D2 (測定条件) ターゲツト Cu フイルター Ni 電 圧 35kV 電 流 20mA カウントフルスケール 4×103C/S 時定数 1sec チヤート速度 1cm/min スキヤニング速度 1゜/min 回折角 1゜ スリツト巾 0.15mm 測定範囲 2θ=20゜〜32゜ Na−Aゼオライト結晶化度=100 (Σ試料のピーク高さat21.7゜,24.0゜,27.2゜,300
゜/Σ標準試料のピーク高さat21.7゜,24.0゜,27.2゜
,300゜) (7) 粒度分布 セイシン企業ミクロンフオートサイザーSKN
−1000型を用いて測定を行つた。分散媒体として
0.2%ピロリン酸ソーダ水溶液を用いる。測定の
はじめに分散媒体のみで記録計の零点調整及び振
り巾調整を行なう。ブランクの光透過量は記録紙
のLog1.95にあわせる。 試料分散液の調製は次のようにして行なつた。 200mlビーカーに分散媒体100mlをとり、試料約
15mgを加え、SKDisperser(超音波分散器)で約
2分間分散させる。この際、撹拌機で時時撹拌す
る。分散終了後、液温が所定の温度になるまで冷
却あるいは加温する。この分散液を均一な分散状
態を保つたままガラスセルの標線まで入れる。セ
ルをセルホルダーにセツトして光源ランプを点灯
させた時、記録計のペンがLog1.3〜Log1.4の間
にくるようであれば分散液濃度は適当である。
Log1.3以下であれば濃過ぎ、Log1.4以上であれ
ば薄過ぎるので再調製を行なう。測定は最大粒径
30μとなる条件で行なう。 比較例 2 比較例1と同一の4A型ゼオライト過ケーキ
200g(無水物で103g)をPH2に調製した希硫酸
2に分散させた後、ブフナーロートで真空過
した。過途中でケーキが露出する前に、PH3の
希硫酸2を加え、同様に次いで工業用水(PH
5.8)5を加えて過を終了した。終了間際の
液のPHは6.6であつた。その後は比較例1と同
様に仕上げた。このものの物性値を表2に示す。 実施例 1 比較例1と同一の4A型ゼオライト過ケーキ
100g(無水物で51.5g)を予め調製した緩衝液
(1M酢酸ナトリウム250ml、1N塩酸75ml、水1000
ml、PH4.9)撹拌下に投入し50℃に加温して3時
間保持した。その時点でのPHは5.6であつた。そ
の後は比較例1と同様に仕上げた。但し焼成は
500℃で行なつた。このものの物性値を表2に示
す。
学組成分析(110℃乾燥物基準による重量%)を
行い、その結果を下記に示す。 灼熱減量3.93,SiO294.19,Al2O31.05,
Fe2O30.15,CaO 0.49,MgO0.10 ゼオライトの製造条件としては、まず組成モル
割合として、酸化物基準で下記のモル割合を選ん
だ。 Na2O/SiO2=1.2 SiO2/Al2O3=2.0 H2O/Na2O=35 上記の必要な組成モル割合にするために、粘土
の酸処理物のスラリーに対して、不足するところ
のアルミナ分と反応に必要なアルカリ分と反応に
必要な水分とを、市販試薬のアルミン酸アルカリ
溶液(組成Na2O21.0%、Al2O318.8%)と市販試
薬の苛性ソーダ(NaOH)と水とを用いて、上
記目的配合割合になるように混合し、この混合液
を過して精製した混合液を選び、酸処理物のス
ラリーと精製混合液を10のステンレス製容器に
採り、それぞれこの反応系の液量として、約7
になるようにして、20℃で撹拌によつて原料を混
合すると、この混合系は、一時ゲル状態を経過し
て、均質なスラリーとして得られる。次いで、95
℃に加温して、3時間撹拌反応をして行くと、ア
ルミノケイ酸アルカリ(ゼオライト)の結晶粒子
が生成する。結晶生成後前記温度で2時間熟成し
た後過方式により、まず、結晶を含む反応生成
物と反応母液を別し、過ケーキを回収し、次
いで、ここに得た反応生成物の過ケーキを乾燥
物基準で1重量部に対して、イオン交換水4重量
部になる量割合で添加混合し、撹拌し、均質スラ
リーとなしたのち、再度、過方式によりこの母
液を別した。この時の液のPHは12.5であつ
た。このものの走査型電顕による1次粒子径は約
0.5μであつた。 この4A型ゼオライトの過ケーキ1000g(無
水物で515g)をPH2に調製した希硫酸5に分
散させた後、高速撹拌機付200容器に上記希硫
酸と同時に注加した。使用した希硫酸量は172
で注加終了時点のPHは5.8であつた。次いで50℃
に加温して1時間保持した後過水洗乾燥した。
さらに350℃で2時間焼成してからアトマイザー
粉砕して無定形アルミノシリケートを得た。この
ものの物性値を表2に示す。 本実施例における試験法は以下に依つた。 (1) 充填密度 JIS−K6220に依つた。 (2) 比表面積 あらかじめ150℃で恒量になる迄乾燥したもの
を0.5〜0.6g秤量びんにとり、150℃の恒温乾燥
器中で1時間乾燥し直ちに重量を精秤する。この
試料を吸着試料管(2〜5ml)にいれ200℃に加
熱し吸着試料管内の真空度が10-4mmHgに到達す
る迄脱気し、放冷後約−196℃の液体窒素中に吸
着試料管をいれ PN2/P0=0.05〜0.30 (PN2:窒素ガス圧力、P0:測定時の大気圧)
の間で4〜5点N2ガスの吸着量を測定する。そ
して死容積を差し引いたN2ガスの吸着量を0℃
1気圧の吸着量に変換し、BET式に代入して、
Vm〔ml/g〕(試料表面に単分子層を形成するに
必要な窒素ガス吸着量を示す)を求める。 比表面積Sは次式により求める。 S=4.35×Vm〔m2/g〕 (3) 吸油量 JIS−K−5101に依つた。 (4) 白色度 JIS−P−8101によつた。 (5) 電子顕微鏡による粒径 試料微粉末の適量を金属試料板上にとり、十分
分散させメタルコーテイング装置(日立製E−
101形イオンスパツター)で金属コートし撮影試
料とする。次いで常法により走査形電子顕微鏡
(日立製S−570)で視野を変えて4枚の一次粒子
測定に適した10000倍の電顕写真像を得る。視野
中の立方体粒子像の中から代表的な粒子6個を選
んで、スケールを用い各立方体状粒子像の一辺の
長さを測定し、本明細書実施例の一次粒子径とし
て表示した。 (6) X線回折による結晶化度 試料は予め2.00meshの標準篩を通過させ、標
準サンプル(UCC社製Na−A型ゼオライト標準
サンプル)と共に、105℃×3hrs電気恒温乾燥器
で乾燥後、デシケーター中で放冷して、X線回折
の測定を行ない、下式に従つて結晶化度を算出す
る。 (装置) 理学電機(株)製 X−線回折装置 ゴニオメータ−PMG−S2 レートメーターECP−D2 (測定条件) ターゲツト Cu フイルター Ni 電 圧 35kV 電 流 20mA カウントフルスケール 4×103C/S 時定数 1sec チヤート速度 1cm/min スキヤニング速度 1゜/min 回折角 1゜ スリツト巾 0.15mm 測定範囲 2θ=20゜〜32゜ Na−Aゼオライト結晶化度=100 (Σ試料のピーク高さat21.7゜,24.0゜,27.2゜,300
゜/Σ標準試料のピーク高さat21.7゜,24.0゜,27.2゜
,300゜) (7) 粒度分布 セイシン企業ミクロンフオートサイザーSKN
−1000型を用いて測定を行つた。分散媒体として
0.2%ピロリン酸ソーダ水溶液を用いる。測定の
はじめに分散媒体のみで記録計の零点調整及び振
り巾調整を行なう。ブランクの光透過量は記録紙
のLog1.95にあわせる。 試料分散液の調製は次のようにして行なつた。 200mlビーカーに分散媒体100mlをとり、試料約
15mgを加え、SKDisperser(超音波分散器)で約
2分間分散させる。この際、撹拌機で時時撹拌す
る。分散終了後、液温が所定の温度になるまで冷
却あるいは加温する。この分散液を均一な分散状
態を保つたままガラスセルの標線まで入れる。セ
ルをセルホルダーにセツトして光源ランプを点灯
させた時、記録計のペンがLog1.3〜Log1.4の間
にくるようであれば分散液濃度は適当である。
Log1.3以下であれば濃過ぎ、Log1.4以上であれ
ば薄過ぎるので再調製を行なう。測定は最大粒径
30μとなる条件で行なう。 比較例 2 比較例1と同一の4A型ゼオライト過ケーキ
200g(無水物で103g)をPH2に調製した希硫酸
2に分散させた後、ブフナーロートで真空過
した。過途中でケーキが露出する前に、PH3の
希硫酸2を加え、同様に次いで工業用水(PH
5.8)5を加えて過を終了した。終了間際の
液のPHは6.6であつた。その後は比較例1と同
様に仕上げた。このものの物性値を表2に示す。 実施例 1 比較例1と同一の4A型ゼオライト過ケーキ
100g(無水物で51.5g)を予め調製した緩衝液
(1M酢酸ナトリウム250ml、1N塩酸75ml、水1000
ml、PH4.9)撹拌下に投入し50℃に加温して3時
間保持した。その時点でのPHは5.6であつた。そ
の後は比較例1と同様に仕上げた。但し焼成は
500℃で行なつた。このものの物性値を表2に示
す。
【表】
比較例 3〜6
比較例1で用いた一次粒径約0.5μのゼオライト
(比較例3−1)、一次粒径約0.8μの洗剤用ゼオラ
イト(水澤化学工業(株)製シルトンB、比較例4)、
一次粒径約2.0μのD社製洗剤用ゼオライト(比較
例5)をそれぞれ使用し、3%ゼオライトスラリ
ー500mlに室温攪拌下0.5Nの塩酸をビユレツトで
約30分でPH4となるように滴下した。またその後
1時間毎に0.5Nの塩酸でPH調整しながら安定時
PHを約4となるようにし、最終時に約10時間で終
了した。その後濾過、水洗、乾燥して無定形アル
ミノシリケートを得た。 また比較例3−1のゼオライトについて、スラ
リーの安定時PHを約5となるようにした以外は、
上記と同様にして無定形アルミノシリケートを得
た(比較例3−2)。 更に特開昭58−213031号公報の実施例1と全く
同様にして無定形アルミノシリケートを得た(比
較例6)。 これらの無定形アルミノシリケートの物性を表
−3に示す。表−3の結果から、これらは1μよ
りも小さい粒子が極めて少ないことが理解され
る。
(比較例3−1)、一次粒径約0.8μの洗剤用ゼオラ
イト(水澤化学工業(株)製シルトンB、比較例4)、
一次粒径約2.0μのD社製洗剤用ゼオライト(比較
例5)をそれぞれ使用し、3%ゼオライトスラリ
ー500mlに室温攪拌下0.5Nの塩酸をビユレツトで
約30分でPH4となるように滴下した。またその後
1時間毎に0.5Nの塩酸でPH調整しながら安定時
PHを約4となるようにし、最終時に約10時間で終
了した。その後濾過、水洗、乾燥して無定形アル
ミノシリケートを得た。 また比較例3−1のゼオライトについて、スラ
リーの安定時PHを約5となるようにした以外は、
上記と同様にして無定形アルミノシリケートを得
た(比較例3−2)。 更に特開昭58−213031号公報の実施例1と全く
同様にして無定形アルミノシリケートを得た(比
較例6)。 これらの無定形アルミノシリケートの物性を表
−3に示す。表−3の結果から、これらは1μよ
りも小さい粒子が極めて少ないことが理解され
る。
【表】
応用例
実施例1で得られた無定形アルミノシリケート
及び比較例3−1,3−2及び6で得られた無定
形アルミノシリケートを用いてポリプロピレンフ
イルムを作成し、その透明性(ヘイズ)、アンチ
ブロツキング性の評価を行なつた。評価結果は表
−3に示す。 尚、ポリプロピレンフイルムの作成方法、透明
性、アンチブロツキング性の評価方法は以下の通
りである。 ポリプロピレンフイルムの作成; ポリプロピレン樹脂[チツソ(株)製F−5962]
に、上記の無定形アルミノシリケートをそれぞれ
1000ppm配合し、これをTダイ押出機を用いて押
出し、次いで縦5倍、横9倍の延伸処理に付した
後、60W/m2/minのコロナ放電処理行なつて
25μm厚みのポリプロピレンフイルムを得た。 ヘイズの測定; 上記で得られたポリプロピレンフイルムを50mm
×50mmの大きさに裁断し、JIS K6758に従つて、
温度20±5℃、湿度65±20%RHの条件で1.5時間
前処理を行なつた。次いでJIS K 6714及びJIS
K6718の試験法に準拠して、日本電色工業製デジ
タルヘイズメーターNDH−20Dによりヘイズを
測定し、透明性の評価基準とした。 アンチブロツキング性の測定; 上記と同様に50mm×50mmのポリプロピレンフイ
ルムの前処理を行なつた後に、下記の測定条件に
従つて60mm×60mmの押え板を用いての処理を行な
い、次いで手で剥しながら下記の判定基準により
アンチブロツキング性の評価を行なつた。 測定条件 (1) いつたん2枚のフイルムを分離後、測定しよ
うとする面を合わせて押え板にはさむ。 (2) 2Kgのおもりをのせる。 (3) 40±1℃、70±2%RHで24時間放置する。 判定基準 1級 抵抗なくはがれる。 2級 やや抵抗あり。 3級 かなり抵抗があるがはがれる。 4級 はがれない、後で手ではがしすべる。 5級 はがれない、後で手ではがしすべらない。 上記動作は親指と人差し指、中指の間に試料を
はさみ指をずらすことによつて行なう。
及び比較例3−1,3−2及び6で得られた無定
形アルミノシリケートを用いてポリプロピレンフ
イルムを作成し、その透明性(ヘイズ)、アンチ
ブロツキング性の評価を行なつた。評価結果は表
−3に示す。 尚、ポリプロピレンフイルムの作成方法、透明
性、アンチブロツキング性の評価方法は以下の通
りである。 ポリプロピレンフイルムの作成; ポリプロピレン樹脂[チツソ(株)製F−5962]
に、上記の無定形アルミノシリケートをそれぞれ
1000ppm配合し、これをTダイ押出機を用いて押
出し、次いで縦5倍、横9倍の延伸処理に付した
後、60W/m2/minのコロナ放電処理行なつて
25μm厚みのポリプロピレンフイルムを得た。 ヘイズの測定; 上記で得られたポリプロピレンフイルムを50mm
×50mmの大きさに裁断し、JIS K6758に従つて、
温度20±5℃、湿度65±20%RHの条件で1.5時間
前処理を行なつた。次いでJIS K 6714及びJIS
K6718の試験法に準拠して、日本電色工業製デジ
タルヘイズメーターNDH−20Dによりヘイズを
測定し、透明性の評価基準とした。 アンチブロツキング性の測定; 上記と同様に50mm×50mmのポリプロピレンフイ
ルムの前処理を行なつた後に、下記の測定条件に
従つて60mm×60mmの押え板を用いての処理を行な
い、次いで手で剥しながら下記の判定基準により
アンチブロツキング性の評価を行なつた。 測定条件 (1) いつたん2枚のフイルムを分離後、測定しよ
うとする面を合わせて押え板にはさむ。 (2) 2Kgのおもりをのせる。 (3) 40±1℃、70±2%RHで24時間放置する。 判定基準 1級 抵抗なくはがれる。 2級 やや抵抗あり。 3級 かなり抵抗があるがはがれる。 4級 はがれない、後で手ではがしすべる。 5級 はがれない、後で手ではがしすべらない。 上記動作は親指と人差し指、中指の間に試料を
はさみ指をずらすことによつて行なう。
第1図は本発明によるアルミナ−シリカ系配合
剤の粒子構造を示す電子顕微鏡写真であり、第2
図は本発明範囲外のアルミナ−シリカ系粒子構造
を示す電子顕微鏡写真であり、第3図は第1図の
アルミナ−シリカ系粒子のX線回折図であり、第
4図は第3図のものの原料として用いた合成ゼオ
ライトAのX−線回折図であり、第5図は第1図
のアルミナ−シリカ系粒子の粒度分布曲線であ
り、第6図は第2図のアルミナ−シリカ系粒子の
粒度分布曲線である。
剤の粒子構造を示す電子顕微鏡写真であり、第2
図は本発明範囲外のアルミナ−シリカ系粒子構造
を示す電子顕微鏡写真であり、第3図は第1図の
アルミナ−シリカ系粒子のX線回折図であり、第
4図は第3図のものの原料として用いた合成ゼオ
ライトAのX−線回折図であり、第5図は第1図
のアルミナ−シリカ系粒子の粒度分布曲線であ
り、第6図は第2図のアルミナ−シリカ系粒子の
粒度分布曲線である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Al2O3:SiO2のモル比が1:1.8乃至1:5.0
の範囲にある非晶質粒子から成るアルミナ−シリ
カ系樹脂配合剤において、該アルミナ−シリカ系
粒子は、明確に立方体乃至球体の一次粒子形状を
有し電子顕微鏡で測定して0.6μよりも小さい平均
一次粒子径と、重量沈降法で測定して1μよりも
小さいものの粒度が77重量%以上重量沈降法で測
定して二次粒子径が1μ以下の内、0.5μ以下である
粒子の二次粒子分布率が55%以上となるような二
次粒度分布とを有し、 該粒子は50m2/g以下のBET比表面積を有し、
550℃で3時間加熱した後、相対湿度75%、25℃
の温度の雰囲気に24時間放置した時の水分吸着量
が10重量%以下であることを特徴とするアルミナ
−シリカ系樹脂配合剤。 2 Al2O3:SiO2のモル比が1:1.8乃至1:5.0
の範囲にあり且つ電子顕微鏡で測定して0.6μより
も小さい平均一次粒子径を有する微細立方体粒子
の合成ゼオライトの水性スラリーを調製し、この
水性スラリーと酸とを酸当り少なくとも1.0モル
%のアルカリ金属塩を含む水性媒体中で且つ最終
PHが5よりも低くならない条件下に接触させて、
合成ゼオライトの酸処理を行い、得られる酸処理
ゼオライトを300℃以上の温度で焼成することか
ら成る立方体乃至球体の一次粒子形状を有し、電
子顕微鏡で測定して0.6μよりも小さい平均一次粒
子径と、重量沈降法で測定して1μよりも小さい
ものの粒度が77重量%以上且つ重量沈降法で測定
して二次粒子径が1μ以下の内、0.5μ以下である粒
子の二次粒子分布率が55%以上となるような二次
粒度分布と、50m2/g以下のBET比表面積とを
有し、550℃で3時間加熱した後、相対湿度75%、
25℃の温度の雰囲気に24時間放置した時の水分吸
着量が10重量%以下であるアルミナ−シリカ系樹
脂配合剤の製法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27500785A JPS62135543A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | アルミナ−シリカ系樹脂配合剤及びの製法 |
| DE3650541T DE3650541T2 (de) | 1985-12-09 | 1986-12-08 | Tonerde-Kieselerde-Kunststoffadditiv |
| EP86202206A EP0227168B1 (en) | 1985-12-09 | 1986-12-08 | Alumina-silica resin additive |
| US07/246,018 US5298234A (en) | 1985-12-09 | 1988-09-14 | Alumina-silica resin additive |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27500785A JPS62135543A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | アルミナ−シリカ系樹脂配合剤及びの製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62135543A JPS62135543A (ja) | 1987-06-18 |
| JPH0325451B2 true JPH0325451B2 (ja) | 1991-04-08 |
Family
ID=17549584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27500785A Granted JPS62135543A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | アルミナ−シリカ系樹脂配合剤及びの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62135543A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2560763B2 (ja) * | 1987-12-25 | 1996-12-04 | 東レ株式会社 | ポリエステル組成物 |
| KR970042708A (ko) * | 1995-12-30 | 1997-07-24 | 이웅열 | 폴리에스테르 필름 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58213031A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-10 | Mizusawa Ind Chem Ltd | アルミナ−シリカ系樹脂配合剤 |
-
1985
- 1985-12-09 JP JP27500785A patent/JPS62135543A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62135543A (ja) | 1987-06-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |