JPH03255140A - 農業用ポリエチレンテレフタレートフィルム - Google Patents

農業用ポリエチレンテレフタレートフィルム

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JPH03255140A
JPH03255140A JP2053308A JP5330890A JPH03255140A JP H03255140 A JPH03255140 A JP H03255140A JP 2053308 A JP2053308 A JP 2053308A JP 5330890 A JP5330890 A JP 5330890A JP H03255140 A JPH03255140 A JP H03255140A
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JP
Japan
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film
polyethylene terephthalate
hydroxy
algae
coating
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Application number
JP2053308A
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English (en)
Inventor
Atsushi Obayashi
厚 大林
Hiroshi Yamagishi
宏 山岸
Takayoshi Kimura
木村 香栄
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Vinyl Co filed Critical Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は農業用ポリエチレンテレフタレートフィルムに
関する。更に詳しくは屋外での展張時にひき起こされる
藻類の発生に伴った透明性の低下を防止した農業用ポリ
エチレンテレフタレートフィルムに関する。
r従来の技術」 近年、施設園芸の拡大に伴い、施設面積が増加し、農業
用ポリエチレンテレフタレートフィルムはいろいろな地
域で使用されることが多くなってきた。それと同時に使
われる環境が多様化してきた為、ハウス内外の環境条件
が比較的、高温多湿になり、従ってポリエチレンテレフ
タレートフィルムを展張しであるハウスの外面ないし内
面に藻類が繁茂して太陽光線の透過を阻害する外、フィ
ルムの機械的強度を低下させる事例も多くなってきた。
一般的に藻類は地表水中に存在する微生物で、葉緑素を
有しているので光合成能力をもち、表面は粘着性の物質
でおおわれていることが多いので、フィルム上の藻類の
発生を物理的、機械的に防止したり、発生したものを除
去するのは困難である。
従来藻類が発生したフィルムから藻類を除去するには、
物理的にこすりとるか、乾燥させて自然に剥れ落ちるの
を待つ方法しかないのであるが、大型の施設ハウス等で
は、いずれの方法も作業が困難であり、化学薬品で殺藻
しようとして例えば次亜塩酸ソーダ水溶液を使用すれば
、藻類を殺すことは可能であるが、死んだ藻類をフィル
ム上から取り除く作業は必要でありかつ、殺藻効果の持
続性をそう永くは期待できない。
「発明が解決しようとする課題」 本発明者らは、かかる状況にあって、屋外での展張によ
って引き起こされる藻類の発生に伴った透明性の低下を
防止し、その効果の持続性にも優れた農業用ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムを提供することを目的として
鋭意検討した結果、本発明を充放するに至ったものであ
る。
「課題を解決するための手段」 しかして、本発明の要旨とするところは、ポリエチレン
テレフタレートフィルムの片面に、紫外線吸収剤及び有
機窒素系防藻剤を含有するアクリル系樹脂被膜が形成さ
れ、フィルムの他の面にコロイダルシリカ及び/又はア
ルミナゾルとバインダーを主成分とする組成物の被膜が
形成されてなる農業用ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムに存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明にいうポリエチレンテレフタレートとは、共重合
されていないポリエチレンテレフタレート・ホモポリマ
ーのみならず、エチレンテレフタレートの繰り返し単位
が85%以上であり、残りが他の成分であるような共重
合ポリエチレンテレフタレートや、ポリエチレンテレフ
タレートが85重量%以上であり、残りの15重量%以
下が、他の重合体であるポリマーブレンド物を包含する
ものである。ブレンドできる他の重合体としては、ポリ
アミド類、ポリオレフィン類、他種のポリエステル類が
あげられる。このポリエチレンテレフタレートには、必
要に応し、通常、ポリエチレンテレフタレートに添加さ
れる滑剤、着色剤、安定剤、酸化防止剤等の添加助剤を
配合することができる。
本発明に係る農業用ポリエチレンテレフタレートフィル
ムは未延伸のものでも二軸に延伸されたものでもよいが
、フィルムの強度の点からいえば二軸に延伸されたもの
が好ましい。
二輪に延伸する場合は、縦、横、2.0〜5.0倍延伸
されたものが好ましい。延伸倍率が2.0倍未満である
と、製品の強度が充分なものとならないので好ましくな
く、5.0倍を越えたものでは製品の強度は充分なもの
となるが、製造作業が困難となるので好ましくない。延
伸倍率は二軸方向とも、夫々2.5〜4.0倍の範囲が
特に好ましい。二軸延伸フィルムを製造する方法は特に
限定されるものではなく、例えば逐次に又は同時に縦横
二輪に延伸する等、従来知られている、如何なる方法に
よるものでもよい。
本発明に係る農業用ポリエチレンテレフタレートフィル
ムは、厚みが0.01〜0.311Iolのものが好ま
しい、厚みが0.01mm未満であると、製品の強度が
充分なものとならないので好ましくなく、また0、3+
++wを越えるとフィルムが硬くなり、取り扱い難くな
るので好ましくない。
本発明に係る農業用ポリエチレンテレフタレートフィル
ムは、その片面に、紫外線吸収剤及び有機窒素系防藻剤
を含有するアクリル系樹脂の被膜が形成されてなる。こ
こで用いられる紫外線吸収剤としては、次のようなもの
が挙げられる。
シアノアクリレート系紫外線吸収剤である2エチルへキ
シル−2−シアノ−3,3゛−ジフェニルアクリレート
、エチル−2−シアノ−3,3°−ジフェニルアクリレ
ート。
ヘンシフエノン系紫外線吸収剤である2−ヒドロキシ−
4−メトキシヘンシフエノン、2.4−ジヒドロキシヘ
ンシフエノン、2−ヒト”ロキシー4n−オクトキシヘ
ンヅフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2゛−
カルボキシヘンソフエノン、2,2゛−ジヒドロキジー
4,4゛−ジメトキシヘンヅフェノン、2−ヒドロキシ
−4−ベンゾイルオキシヘンシフエノン、2,2゛−ジ
ヒドロキン−4メトキシベンヅフエノン、2−ヒドロキ
シ−4メトキシ−5−スルホンヘンシフエノン、2.2
’、4゜4゛−テトラヒドロキシヘンシフエノン、2,
2゛ジヒドロキシ−4,4°−ジメトキシヘンソフェノ
ン、2−ヒドロキシ−5−クロルヘンシフエノン、ビス
−(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−へンソイルフ
ェニル)メタン。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤である2−(2゛−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2“
 −ヒドロキシ−5°−メチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2’〜ヒドロキシ−5−メチルフェニル
)−5−カルボン酸ブチルエステルベンゾ゛トリアゾー
ル、2−(2’  −ヒドロキシ−5゛−メチルフェニ
ル)−5,6−シクロルベンソトリアゾール、2−(2
” −ヒドロキシ−5゛−メチルフェニル)−5−エチ
ルスルホンベンゾトリアソール、2−(2’ −ヒドロ
キシ−5’−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(2’  −ヒドロキシ−5°−1
−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−5゛−アミノフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2(2゛−ヒドロキシ−3”、5” −ジメチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
3’、5’−ジメチルフェニル)−5−メトキシベンゾ
トリアゾール、2−(2”−メチル−4゛−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ステアリル
オキシ−3′、5゛  −ジメチルフェニル)−5−メ
チルベンゾトリアゾール、2−(2ヒドロキシ−5−カ
ルボン酸フェニル)ベンゾトリアゾールエチルエステル
、2−(2’−ヒドロキシ−3゛−メチル−5°−t−
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−3’、5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ
−3゛−t−フチルー5゛−メチルフェニル)−5−1
0ロベンゾトリアゾール、2−(2“−ヒドロキシ−5
゛−メトキシフェニル)ヘンシトリアゾール、2(2゛
−ヒドロキシ−3゛、5° −ジ−t−ブチルフェニル
)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2”−ヒド
ロキシ−5″−シクロヘキシルフェニル)ヘンシトリア
ゾール、2−(2’−ヒドロキシ4°、5゛−ジメチル
フェニル)−5−カルボン酸ヘンシトリアゾールブチル
エステル、2−(2’ヒドロキシ−3’、5’−ジクロ
ルフェニル〕ベンゾトリアゾール、2−(2″−ヒドロ
キシ−4°、5″ジクロルフエニル)ベンゾトリアゾー
ル、2(2’−ヒドロキシ−3’、5’ −ジメチルフ
ェニル)5−エチルスルホンベンゾトリアゾール、2−
(2″−ヒドロキシ−4′−オクトキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5゜メトキ
シフェニル)−5−メチルベンゾトリアソール、2−(
2°−ヒドロキシ−5゛−メチルフェニル)−5−カル
ボン酸エステルベンゾトリアゾール、2−(2’−アセ
トキシ−5゛−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール。
以上のような紫外線吸収剤が挙げられるが、中でもベン
ゾフェノン系紫外線吸収剤又はベンゾトリアゾール系紫
外線吸収剤を使用することが望ましい。
有機窒素系防藻剤としては、例えば2−(4−チアゾリ
ル)−ベンズイミダゾール、2−メトキシカルボニルア
ミノ−ベンズイミダゾール等のイミダゾール誘導体i 
3,4.5− トリブロムサリチルアニリド等の誘導体
;3−トリフルオロメチル−4,4゛−ジクロル−N 
N’−ジクロル−N、N’−ビフェニル尿素等の尿素誘
導体;N−メチルジチオカルバミン酸アンモニウム、テ
トラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド等の
アンモニウム誘導体; 2,3,5.6−チトラクロロ
ー4(メチルスルフォニル)ピリジン等のピリジン誘導
体;2−メチルチオ−4−t−ブチルアミノ−6−シク
ロプロピル−アミノ−S−トリアジン等のトリアジン誘
導体、N、N−ジメチル〜N゛−(フルオロジクロロメ
チルチオ)−N’−フェニルスルファミド等のN−ハロ
アルキルチオ系誘導体;N−(フルオロジクロロメチル
チオ)−フタルイごド、N1.1,2.2−テトラクロ
ルエチルチオテトラヒドロフタルイミド等のフタルイミ
ド誘導体、 2,4,5.6−チトラクロロイソアフタ
ロニトリル等のニトリル誘導体;2−(4−チオシアノ
メチルチオ)ベンゾチアゾール等のベンゾチアゾール誘
導体;4か一トリメチルシリルヘンシルアミン等の4−
置換ペンジルアミン誘導体;テトラメチルチウラムジス
ルファイド等のジチオカーバメイト誘導体を挙げること
ができる。これら有機窒素系防藻剤は、単独で用いても
、又は2種以上の併用でも差支えない、又さらに必要が
あれば、例えぽパラクロロメタキシレノール等の有機窒
素系以外の防藻剤を同時に用いても構わない。
紫外線吸収剤及び有機窒素系防藻剤の合計の配合量は、
アクリル系樹脂100重量部に対して1〜50重量部の
範囲内、好ましくは、2〜30重量部の範囲内で選ばれ
る。配合量が1重量部未満では、ポリエステルフィルム
の防藻性は向上しない、又、配合量が50重量部より多
いとフィルムに形成された被膜の透明性が低下し問題が
ある。
紫外線吸収剤と有機窒素系防藻剤との配合割合は、両者
の重量比で20対1ないし1対15の割合であるのが好
ましい。紫外線吸収剤の割合が上記の範囲より多いと防
藻効果が発現しにくく、又、上記の範囲より少ないと、
防藻効果の持続が十分でなく問題である。
本発明においてアクリル系樹脂とは、アクリル酸、アク
リル酸エステル類、メタクリル酸、メタクリル酸エステ
ル類のモノマーよりなるホモポリマー これらモノマー
の2種以上よりなる共重合体、およびこれらモノマーの
1種以上を主成分とし、これらと共重合可能な他のビニ
ルモノマーとの共重合体をいう。他のビニルモノマーと
しては、クロトン酸、イタコン酸、アクリロニトリル、
スチレン、塩化ビニル、ヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレート等があげられる。
本発明のアクリル系樹脂の製造に当って用いられる重合
開始剤としては、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カ
リウムなどの過硫酸塩;アセチルパーオキサイド、過酸
化ベンゾイルなどの有機過酸化物などが挙げられる。こ
れらは、単量体の仕込み合計量に対して0.1〜10重
量%の範囲で使用される。
アクリル系樹脂は、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合
法、乳化重合法等、いずれの重合法によっても製造する
ことができる。得られたアクリル系樹脂には、さらに例
えば塩化ビニル/酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂
、セルロースエーテル等の化合物を添加して用いること
ができる。
上記組成物には必要に応して更に液状分散媒が配合され
る。かかる液状分散媒としては、メチルアルコール、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール等の一価アル
コール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール
、グリセリンなどの多価アルコール類;ジベンジルアル
コールなどの環式アルコール類;セロソルブアセテート
類;酢酸エステル類;脂肪族炭化水素類;芳香族炭化水
素類;脂環式炭化水素類;ケトン類などが挙げられる。
これら液状分散媒は単独で用いても併用してもよいが、
被膜Mi底物の分散安定性、フィルム表面に塗布した後
の濡れ性、液状分散媒除去の難易、経済性を勘案して決
めるのが好ましい。
上記組成物には更に必要に応して、消泡剤、界面活性剤
、滑剤、帯電防止剤、可塑剤、酸化防止剤、架橋剤、光
安定剤、造膜助剤、増粘剤、顔料、顔料分散剤、無機フ
ィラーなどの慣用の添加剤を混合することができる。
また、基体フィルムの表面に形成されるこの組成物の被
膜は、固形分の付着量として、−mに0.1〜10g/
ボ、特に、0.5〜5g/ボの範囲であるのが好ましい
本発明に係る農業用ポリエチレンテレフタレートフィル
ムの片面には、コロイダルシリカ及び/又はアルミナゾ
ルとバインダーを主成分とする組成物の被膜が形成され
ている。これに由来する被膜は、吸湿、吸水性を有する
為に、ハウス内外における藻類の発生要因となる水分の
除去効果があり、そのため、疎水性のポリエチレンテレ
フタレートフィルムの防藻性を向上させる。
コロイダルシリカ及び/又はアルミナゾルは平均粒子径
が5〜100mμの範囲のものが好ましい。平均粒子径
が100mμを超えると塗膜が白く失透し易くまた、5
mμに満たないときは組成物の安定性に欠けるので好ま
しくない。これらは、それぞれ単独で使用してもよいし
、両者を組合せて使用してもよい。また、単独又は両者
を組合せて使用する際に平均粒子径の異なる2種板−E
のものを組合せて用いてもよい。両者を組合せるときは
、重量比でコロイダルシリカ/アルミナヅルが95〜5
15〜95(全体として100とする)の割合にするの
が好ましい。
アルミナゾルは、通常市販されている製品そのもの、ま
たは通常市販されているアルミナ粉末を水に分散させて
水性ゾルとしたもの、いずれであってもよい。アルミナ
ゾルは、高濃度で水に分散させようとすると、分散液の
粘度が急激に高まるといういわゆるチキソトロピー性を
示し、均質な分散液が得にくいが、コロイドミルの様な
媒質剪断内部攪拌機を用いると、均質な分散液を得るこ
とができる。また、この分散液にコロイダルシリカを混
合すると、分散液の粘度を降下させることができる。
他方のコロイダルシリカは、多くの場合粒子表面は陰電
荷に帯電しているが、アルミナゾルと組合せて用いると
きは陰電荷に帯電しているものを用いるのは好ましくな
い。これは、コロイダルシリカとアルミナゾルとを混合
すると、混合分散液は急激に凝集し、ゲル化し、分散不
良を生起する。
従って、コロイダルシリカは、粒子表面に陽電荷に帯電
したものとするのがよい。
バインダー成分としては、アルミナゾルあるいはシリカ
ゾルの分散媒である水、ないしはアルコールのような親
水性媒体との親和性のよいものを選ぶ必要がある。具体
的にはこのような親和性を有する界面活性剤あるいは熱
可塑性樹脂などが使用される。
バインダー成分としての界面活性剤は、コロイダルシリ
カ又はアルミナゾルによって、その使用種類を変える必
要がある。例えば、一般に、陰電荷に帯電するシリカゾ
ルと陽イオン系界面活性剤、陽電荷に帯電するアルミナ
ゾルと陰イオン系界面活性剤との組合せは避けるべきで
ある。これらの組合せは、ゾルのゲル化や組成物の凝集
・分離を起こしやすく、塗布を困難にする。
バインダー成分として使用する熱可塑性樹脂としては、
上記のように媒体(通常は水)との親和性のよいアクリ
ル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、
ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチロ
ール系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、不飽和ポリエステル系
樹脂等が挙げられるが、特にアクリル系樹脂が好適であ
る。
主成分であるコロイダルシリカ及び/又はアルミナゾル
は、その配合量が固形分重量比でバインダー成分の0.
5〜40倍の範囲にあるのが好ましい。40倍を超える
ときは、吸湿、吸水効果が配合量に比例して向上しない
ばかりでなく、塗布後に形成される塗膜が白濁化し光線
透過率を低下させる現象があられれる。また、塗膜が粗
雑で脆弱になり易くなる傾向がある。一方、0.5倍に
満たないときは、充分な吸湿、吸水効果を発揮し難くな
る。
さらにこの組成物には、バインダー成分同士を架橋させ
る架橋性化合物を併用してもよい。こうすることにより
被膜の耐水性を向上させることができる。架橋性化合物
の使用量は、バインダー成分の固形分に対し0.1〜3
0重量%の範囲、特に0.5〜10重量%の範囲が好ま
しい。
また、コロイダルシリカ及び/又はアルくナゾルとバイ
ンダーを主成分とする組成物には、必要に応じ消泡剤、
滑剤、帯電防止剤、その他各種の添加剤を混合すること
ができる。
しかして、この組成物は、通常液状で使用される。液状
分散媒としては、水を含む親和性ないし水混合性溶媒が
含まれ、水;メチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等の一価アルコール類;エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、グリセリン等の多
価アルコール類;ベンジルアルコール等の環式アルコー
ル類;セロソルブアセテート類;ケトン類等が挙げられ
る。
これらは単独で用いても併用してもよいが、本発明で用
いるコロイダルシリカ及び/又はアルミナゾルを主成分
とする組成物の分散安定性、フィルム表面に塗布した後
の濡れ性、液状分散媒除去の難易、経済性を勘案して決
めるのが好ましい。
また、基体フィルムの表面に形成されるこの被膜は、固
形分の付着量として、一般に0.01〜10 g/rr
f、特に0.1〜5 g / nTの範囲であるのが好
ましい。
基体フィルムの表面に紫外線吸収剤及び有機窒素系防藻
剤を含有するアクリル系樹脂被覆組成物及びコロイダル
シリカ及び/又はアルミナゾルとバインダーを主成分と
する組成物の被膜を形成するには、一般に各組成物の溶
液または分散液をドクターブレードコート法、ロールコ
ート法、デイツプコート法、スプレーコート法、ロッド
コート法、バーコード法、ナイフコート法、ハケ塗り法
等それ自体公知の塗布方法を採用し、塗布後乾燥すれば
よい、塗布後の乾燥方法は、アクリル系樹脂被覆組成物
の場合、被膜の物性上、加熱乾燥する必要があり、加熱
温度50〜200°Cの範囲で5秒〜10分の間保持す
るのが好ましい、一方、コロイダルシリカ及び/又はア
ルミナゾルを主成分とする組成物の場合には、自然乾燥
及び強制乾燥のいずれの方法を採用してもよく、強制乾
燥方法を採用する場合、通常50〜150°C2好まし
くは70〜130″Cの温度範囲で乾燥すればよい。
加熱乾燥には、熱風乾燥法、赤外線乾燥法、遠赤外線乾
燥法等適宜方法を採用すればよく、乾燥速度、安全性を
勘案すれば熱風乾燥法を採用するのが有利である。
アクリル系樹脂被覆組成物及びコロイダルシリカ及び/
又はアルミナゾルを主成分とする組成物による被膜の基
体フィルム表面への形成順序は、加熱条件等を考慮して
定められる。
また、基体フィルムと両組酸物に由来する被膜との接着
性が充分でない場合には、基体フィルムの表面を予めア
ルコールまたは水で洗浄したり、プラズマ放電処理、あ
るいはコロナ放電処理したり、他の塗料あるいはプライ
マーを下塗りする等の前処理を施しておいてもよい。
以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定され
るものではない。
実施例1〜4、比較例1〜5 (1) I体ポリエチレンテレフタレートフィルム縦、
横それぞれ3.5倍に延伸され、密度が1.392g/
ai、厚みが125μmのもの。
(2)アクリル系樹脂の調製 紫外線吸収剤及び有機窒素系防藻剤を配合するためのア
クリル系樹脂は、次のようにして調製した。
メチルメタクリレート    45重量部ブチルメタク
リレート    30 〃ブチルアクリレート    
  5 〃2−ヒトUキシIチルメタクリレート   
         19   〃メタクリル酸    
     1 〃イソプロピルアルコール  100 
〃ベンゾイルパーオキサイド  1.0〃よりなる混合
物を、重合缶に仕込み、窒素ガス気流下に攪拌しつつ、
80″Cで3時間重合反応を続けたのち、同じ重合缶に
、ベンゾイルパーオキサイド0.5重量部添加し、同し
温度で、更に3時間重合反応を続けた。得られた重合体
(樹脂)溶液に、イソプロピルアルコール570重量部
、酢酸エチル60重量部を添加して、樹脂溶液中の固形
分が12重量%になるように調節した。
(3)紫外線吸収剤及び有機窒素系防藻剤入り被膜の形
成 上記(2)に記載の方法に従って調製したアクリル系樹
脂溶液に、第1表に示した種類の紫外線吸収剤及び有機
窒素系防藻剤を、同表に記載した割合(樹脂固形分に対
する割合を意味する。)で各々添加した。
前記(1)の方法で調製した基体フィルムの片面に、ア
クリル系樹脂被覆組成物をロールコート法により連続的
に塗布し、乾燥炉中100°Cで1分間保持して、溶剤
を揮散させると同時に熱処理を行い、各々フィルムを巻
取った。得られた各フィルムの被膜の量は約2g/rr
fであった。
(4)シリカ及び/又はアクリルを主体とする被膜の形
成 第1表に示した主成分(コロイダルシリカ及び/又はア
ルミナゾル)とバインダー成分と架橋剤及び液状分散媒
とを配合して被覆&[l放物を得た。
アクリル系樹脂被膜を形成した基体フィルムのもう一方
の面に、上記Mi威酸物ロールコート法により連続的に
塗布し、乾燥炉中80°Cで1分間保持して液状分散媒
を揮散させ、各々フィルムを巻取った。得られた各フィ
ルムの被膜の量は約1g/rrfであった。
屋外展張試験 9種類のフィルムを、三重県−志郡の試験圃場に設置し
た屋根型ハウス(間口3m、奥行き5m、棟高1..5
 m 、屋根勾配30度)に、アクリル系樹脂被膜を設
けた面をハウスの外側にして被覆し、昭和62年6月か
ら平成1年11月までの2.5年間展張試験を行った。
展張したフィルムについて、以下の方法により、フィル
ムの防藻性と防塵性を評価し、その結果を表2に示した
防藻性・・・藻の発注状況を肉眼で観察したもの。
評価基準は、次のとおりである。
◎・・表面に藻類の発生が認められないもの。
○・・表面にわずかに藻類の発生が認められるもの。
△・・表面にかなり藻類の発生が認められるもの。
×・・全面に藻類が発生し、繁茂しているもの。
防塵性 、次式により算出した値を意味する *波長555mμにおける直光線透過率(日立製作新製
、EPS−2U型使用) 測定結果の表示は、次のとおりとした。
◎・・展張後の光線透過率が展張前の90%以上のもの
O・・展張後の光線透過率が展張前の70〜89%の範
囲のもの。
△・・展張後の光線透過率が展張前の50〜69%の範
囲のもの。
×・・展張後の光線透過率が展張前の50%未満のもの
「発明の効果」 本発明は次のような効果を奏し、その農業上の利用価値
は、極めて大である。
(1)本発明に係る農業用ポリエチレンテレフタレート
フィルムは、屋外に長期間展張されても、防藻性、防塵
性の低下の度合いが少なく、長期間の使用に耐える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面に、
    紫外線吸収剤及び有機窒素系防藻剤を含有するアクリル
    系樹脂被膜が形成され、フィルムの他の面にコロイダル
    シリカ及び/又はアルミナゾルとバインダーを主成分と
    する組成物の被膜が形成されてなる農業用ポリエチレン
    テレフタレートフィルム。
JP2053308A 1990-03-05 1990-03-05 農業用ポリエチレンテレフタレートフィルム Pending JPH03255140A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2159459A1 (es) * 1998-11-20 2001-10-01 Petglass S L Placa de construccion transparente.
KR100660146B1 (ko) * 2004-09-02 2006-12-20 임춘삼 수축필름

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ES2159459A1 (es) * 1998-11-20 2001-10-01 Petglass S L Placa de construccion transparente.
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