JPH032554B2 - - Google Patents

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JPH032554B2
JPH032554B2 JP6079583A JP6079583A JPH032554B2 JP H032554 B2 JPH032554 B2 JP H032554B2 JP 6079583 A JP6079583 A JP 6079583A JP 6079583 A JP6079583 A JP 6079583A JP H032554 B2 JPH032554 B2 JP H032554B2
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ball
pulse
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firing
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Kichihei Niiyama
Koji Ito
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Sophia Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、励磁コイルにパルス電力を給電した
ときの断続的電磁力により移動子を間欠的に往復
移動する電磁駆動機を駆動源とし、この電磁駆動
機により弾発部を移動して球を打球するパチンコ
機の電動打球装置に関するもので、パチンコ機毎
の打球の初期飛距離を均一な所定距離に各々設定
可能にしたことを特徴とする。
〈従来の技術〉 従来から周知のように、励磁コイルに発生する
断続的電磁力により弾発部を移動させるパチンコ
機の電動打球装置においては、電気的制御装置か
らのパルス電力を上記励磁コイルに給電する。そ
こで、この電気的制御装置を設計する場合には、
打球の初期飛距離(即ち、遊技者が操作部を操作
して起動スイツチをONしたが飛距離調整操作を
有効に行なつていない初期状態における打球の飛
距離)を予め想定して使用するパーツのスペツク
を定める。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、電気的制御装置に使用するコン
デンサや抵抗器等は、同じスペツクの物であつて
も実際には個体差がある。このため電気的制御装
置を電磁駆動機に接続し、パチンコ機に装着した
場合、パチンコ機毎に打球の初期飛距離が少しず
つ異なる場合が出る。
また、この初期飛距離がパチンコ機毎に異なる
原因としては、上記した電気的制御装置に使用す
るパーツの電気的特性のバラツキの他に、弾発部
と発射位置に供給された球との位置関係、弾発部
の支持状態での横振れ、電磁駆動機の個体差など
の機械的なバラツキもある。このため、電気的制
御装置毎の電気的特性を均一にしただけでは、打
球の初期飛距離を所定の飛距離に均一に設定する
ことは困難である。
そして、何れにしても、打球の初期飛距離がパ
チンコ機毎に異なると、遊技者は遊技を開始し
て、そのパチンコ機に慣れるまでに不本意な打球
発射を余儀無く強いられて、不快感が伴なう。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、励磁コ
イル8にパルス電力を給電したときの断続的電磁
力により移動子(例えば回動子5)を間欠的に往
復移動する電磁駆動機1を駆動源とし、この電磁
駆動機により弾発部(例えば発射杆6の先端)を
移動して発射レール30基端の発射位置31にあ
る球を打球するパチンコ機の電動打球装置におい
て、パルスを発生するパルス発生回路47と、該
パルス発生回路のパルス出力を増幅する電力増幅
回路53と、該電力増幅回路の初期パルス電力量
を弾発力の基準出力として電気的に調整する基準
出力設定回路54とを少なくとも備えた電気的制
御装置44を上記電磁駆動機に電気的に接続し、
上記基準出力設定回路の調整によりパチンコ機毎
の打球の初期飛距離を所定距離に各々設定可能に
したことを特徴とする。
〈作 用〉 基準出力設定回路を構成する可変抵抗器の抵抗
値を変えることにより、電力増幅回路のパルス電
力量を打球の初期飛距離が所定の飛距離になるよ
うに設定することができる。
〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
電磁駆動機1は、パチンコ機の額縁状前面枠2
の裏面下方部分に取付ける取付基板3と、該取付
基板3に固定されて通電により励磁となる固定子
4と、該固定子4に対して相対的に移動する移動
子と、該移動子により移動されて球を弾発する弾
発部などからなる。そして、図示の実施例では、
上記固定子4の外側に当該固定子4と同心状に回
転可能に嵌装した筒状の回動子5を移動子とする
とともに、該回動子5に固定した発射杆6に弾発
部6′を設けている。
上記固定子4は、鉄などの磁性体からなり、磁
極となる端部を外周側に配置した磁極発生部7
と、該磁極発生部7を励磁して上記端部にS極、
N極の磁極を発生させる励磁コイル8と、これら
を取付基板3に固定するための固定軸9などから
なる。
図示の実施例によれば、磁極発生部7は、筒状
ボス10の一端に円板状の側板11を形成し、該
側板11の外周縁から上記ボス10よりも僅かに
短尺な磁極発生片12a,12b,12cを各々
120度間隔で3箇所水平方向に延設した第1磁極
発生部材13と、該第1磁極発生部材13と同様
な構成の第2磁極発生部材13′とを両者の磁極
発生片12aと12d,12bと12e、12c
と12fが夫々対向するようにして合体した略々
円筒形のもので、外周側ほぼ中央に位置する端部
12a′と12d′、12b′と12e′、12c′と12
f′が間隔lで対向し、ボス10,10′の周りに
は励磁コイル8を収容するための空間14が形成
される。なお、一方のボス10′の端面を凸状に、
他方のボス10の端面を凹状に形成して嵌合す
る。第1磁極発生部材13と第2磁極発生部材1
3′とを所定位置に確実に合体することができる。
励磁コイル8は、導線を巻成したもので、図示
の実施例では単一のコイルにより全ての磁極発生
片12a,12b…を励磁できるように円筒状に
巻成し、中心に形成される貫通孔15の両開口部
から各々上記ボス10,10′を挿入し、空間1
4内に収容する。なお、励磁コイル8は、通電に
より磁極発生部7を励磁することができればどの
ような構成でもよく、磁極発生片12ごとに設け
るようにしてもよいし、実施例の様にボス10,
10′の長さ方向に沿つて巻成しても、或いはボ
ス10,10′から放射状に巻成してもよい。
この様な励磁コイル8及び磁極発生部7を取付
基板3に固定するには、磁極発生部7のボス1
0,10′内に固定軸9を嵌通し、該固定軸9の
一端に形成した雄ネジ部16に調整スペーサ17
を螺合する。そして、雄ネジ部16の先端を取付
基板3の軸孔18内に挿通し、取付基板3から突
出した雄ネジ部16先端に締付ナツト19を螺合
して固定する。なお、図示の実施例では固定軸9
を磁極発生部7に貫通させたが、磁極発生部7の
両側に夫々独立した軸を設け、この軸により固定
するようにしてもよい。
上記のようにしてなる固定子4の外周面に沿つ
て移動する移動子としての回動子5は、固定子4
の外側に、当該固定子4を内包するようにして筒
状回転体20を回転自在に設け、該回転体20の
胴部に磁性吸着板を上記磁極発生部7の磁極とな
る部分、即ち外周側に対向状に配置した端部に対
応させて配設したものである。図示の実施例で
は、磁極発生部7の両側面から突出する固定軸9
に磁極発生部7よりも僅かに大径な円板22,2
2′をベアリング等の軸受23,23により夫々
回転自在に支承し、両円板22,22′の外周縁
間隔に鉄などの磁性材からなる3枚の磁性吸着板
24a,24b,24cを前記3対の端部12
a′と12d′,12b′と12e′,12c′と12f′に
夫々対応させて120度間隔で架設し、ビス25等
により止着するとともに、残余部分には合成樹脂
などの非磁性材からなる保護側板26a,26
b,26cをビス25等により止着し、固定子4
を内包して該固定子4と同心状に回転することが
できる筒状回転体20を構成する。
また、上記保護側板の一つ、例えば26aの取
付板3側端部には、外方に突出する係合片27を
一体的に形成し、全体をL字型とし、L字型の垂
直部を回動子5の回転角の規制部材とし、水平部
を保護側板としている。なお、係合片27は保護
側板26…と別体に形成し、保護側板26…や円
板22などに止着するようにしてもよい。
なお、第2図中、28は円板22に開設した円
弧状長孔であり、磁極発生部7に開設してある導
線取り出し孔29内に通した励磁コイル8の導線
8′を貫通させるための孔であり、回動子5が回
動しても支障のない適宜長さを有する。この長孔
28を開設する代りに切欠を設けてもよい。
球を打発する発射杆6は、上端に球と直接衝突
する弾性体からなる弾発部6′を有し、この発射
杆6は基端を移動子である回動子5に固定し、回
動子5と一体的に回動するようにしてある。
なお、図示の実施例では発射杆6の基端を取付
基板3側の円板22にネジ25′により固定した
が、前記磁性吸着板の1つ、例えば24aと一体
的に形成し、全体をL字型となし、L字型の垂直
部を発射杆6、水平部を吸着板24aとしてもよ
い。この様に、吸着板24と一体成形すると、一
度の作業で両者の着脱が可能となる。即ち、吸着
板24の左右の端を円板22,22′にビス止め
することにより、発射杆6を強固に固定すること
ができる。
この様に本実施例おける発射杆6は、筒状回転
体20に固定するので、従来のロータリーソレノ
イドの出力軸に固定したものと比較して長さを短
くすることができる。したがつて、回動時におけ
る横振れを極めて小さくすることができ、横振れ
に起因するムラ飛び等の不良発射を解消すること
ができる。また、移動子としての回動子5の力を
効率良く発射杆6の弾発部6′に作用させること
ができるので、換言すれば力点を作用点たる弾発
部6′に近づけることができるので、梃子の原理
により同一強さの磁力であつても、中心部を回動
する従来のロータリーソレノイドに比較して強力
な弾発力を得ることができる。
上記の様にしてなる電磁駆動機1をパチンコ機
に取付けるには、第1図に示すように、発射杆6
の弾発部6′が、遊技盤に取付けられた発射レー
ル30基端の発射位置31に突入するように取付
基板3を前面枠2裏面の所定位置に臨ませ、ネジ
25″等により止着する。発射杆6の弾発部6′が
発射位置31の中心に突入するように調整するに
は、固定軸6の調整スペーサ17及びナツト19
を適宜に回動して取付基板3と回動子5との間隔
を変化させ、発射杆6の位置を調整する。
取付基板3には発射杆6の回動角を規制するた
め、発射杆6の前方に固定ストツパ32を設ける
とともに、後方にはパチンコ機前面の打球操作部
33に連動して発射杆6の停止位置を調整する可
変ストツパ34を臨ませてある。固定ストツパ3
2は、ゴム等の緩衝材からなり、発射杆6が打球
弾発位置(第4図一点鎖線)まで回動したとき当
接するように配置してある。一方、打球操作部3
3は、第5図で示すように、前方把持部材35
と、筒状の保持部36を有する後方把持部材37
との間に操作レバー38を回動自在に設け、該操
作レバー38をスプリング39により反時計方向
に付勢したもので、保持部36の基端を取付基板
3の前面に当接し、取付基板3の後方からネジ4
0…により固定してある。そして、後方把持部材
37の内部を貫通し、取付基板3の裏側に操作レ
バー38の軸を突出させ、該軸41の先端に可変
ストツパ34を止着する。第4,5図で示す可変
ストツパ34は、軸41からの距離が徐々に徐々
に増加する渦巻状のカムであつて、係合片27が
当接したとき弾まないようにゴム等の緩衝材から
なる。そして、操作レバー38を回動しない状態
(第4図実線)においては軸41からの距離が最
も離れたカム周面に係合片27が当接し、操作レ
バー38を時計方向に回動していくと軸41から
の距離が小さなカム周面に当接するようにしてあ
る(第4図破線)。即ち、発射杆6が可変ストツ
パ34に当接して停止する発射準備位置は、操作
レバー38の回動量に対応して後退する。したが
つて、発射杆6の回動角は、操作レバー38の回
動量に応じて増加する。そして、回動角が大きけ
れば発射杆6の加速時間が長くなるので、発射杆
6の回転速度が高まり、これにより打球の発射勢
が高くなり、打球の飛距離が延びる。
発射杆6が上記発射準備位置と打球弾発位置と
の間を往復回動するようにするには、発射杆6が
打球弾発位置に静止したときに固定子4の磁極発
生部7端部12a′,12b′…と、これに対応させ
て設けた吸着板24a,24b,24cの中心線
とが固定軸9からの放射直線上に一致するように
予め磁極発生部7の位置と吸着板24a,24
b,24cとの位置を調整しておく。また、弾発
位置においては発射杆6が僅かに後方に傾斜した
状態で停止するようにする。なお、発射杆6が発
射準備位置に静止したときには、磁極発生部7の
端部と吸着板とが一部重なり合つた状態となるよ
うにすることが望ましい。
次に作動について説明する。遊技者がパチンコ
機の右側下部に設けてある打球操作部33を操作
すると、後述する電気的制御装置からリード線を
介して接続された励磁コイル8に一定幅のパルス
電力が給電され、励磁コイル8が励磁される。こ
れにより磁極発生部7が磁化されて、各磁極発生
片12a,12b,12c…の各端部12a′,1
2b′,12c′…に夫々磁極が発生する。例えば、
固定子4の調整スペーサ17側がN極とすると、
他端はS極となり、N極から出る磁束は磁極発生
片12a,12b,12cの端部12a′,12
b′,12c′に夫々N極を形成し、他方の磁極発生
片12d,12e,12fの端部12d′,12
e′,12f′に夫々S極を形成する。したがつて、
磁極発生片12aの端部12a′(N極)と端部1
2d′(S極)、12b′(N極)と12e′(S極)と
の
間及び12c′(N極)と12f′(S極)との間に強
力な磁場が生じ、夫々に対応する吸着板24a,
24b,24cが瞬時に吸引される。この磁力の
吸引力によつて回動子5が回動し、発射杆6が発
射準備位置から打球弾発位置に急激に回動して発
射位置31の球を打発するのである。
発射杆6が打球弾発位置まで回動すると、励磁
コイル8へのパルス給電が消滅して励磁コイル8
が消磁するので、各磁極発生片12a,12b…
の端部12a′,12b′…の磁場が消滅する。この
ため発射杆6は、弾発の反作用と自重とにより戻
り回動し、発射準備位置に復帰する。なお、発射
杆6を確実に復帰させ、次の弾発を安定したもの
にするため、弱いスプリングなどにより発射杆6
を発射準備位置に向けて僅かに付勢するようにし
てもよい。
そして、次のパルスが励磁コイル8に給電され
ると、磁極発生部7が再び励磁される。以下、こ
の繰り返しによつて断続的に球が発射される。
本発明においては、上記の様に打球するのであ
るが、打球動作を開始したり終了させたり、或は
発射勢を調整するには、パチンコ機前面に設けた
打球操作部33を操作することにより行なう。
上記打球操作部33を構成する後方握手部材3
7の内部にはスイツチ機能部としてマイクロスイ
ツチ42を設け、操作レバー38の裏側に突設し
た押圧片43をマイクロスイツチ42の作動突起
に臨ませる。このマイクロスイツチ42は、スプ
リング39の付勢により押圧片43が作動突起を
押圧しているので、常には開状態(OFF)であ
る。そして、遊技者が操作レバー38をスプリン
グ39の付勢に抗して時計方向に回動すると、押
圧片43が作動突起から離隔するので、マイクロ
スイツチ42は開状態(OFF)から閉状態
(ON)にスイツチングし、リード線を介して電
気的制御装置44に起動指令を送る。
なお、スイツチ機能部は、上記マイクロスイツ
チ42に限定されるものではなく、遊技者が打球
操作部33を操作したときに連動してスイツチン
グ(ON−OFF)するものであればどのような構
成でもよい。例えば、前方握手部材35表面をク
ロームメツキして導電性をもたせ、該前方握手部
材35にリード線45を配線し、該リード線43
をタツチ検出回路46に接続し、遊技者が打球操
作部33の前方握手部材35に触れたときにタツ
チ検出回路46がスイツチングしてONになり、
電気的制御装置44に起動指令を送るようにして
もよい。
電気的制御装置44は、第6図で示すように、
スイツチ機能部、例えば上記マイクロスイツチ4
2によりトリガーされるパルス発生回路47を有
し、パルス数可変部48によりそのパルス繰り返
し周波数を調整でき、またパルス幅設定器49に
よりそのパルス幅を設定できるようにしてある。
この様なパルス発生器の半導体チツプは既に知ら
れており、例えばNE556を用いてタイマを構成
し、そのCR時定数を可変抵抗により加減するよ
うにすれば得られる。50はプラグ51を介して
24ボルトの交流電源に接続される整流ブリツジで
あり、52は平滑回路のコンデンサを示す。前記
励磁コイル8の一方の導線はこの整流、平滑回路
に接続されており、他方の導線はダーリントン接
続されたトランジスタからなる電力増幅回路53
と、抵抗器R1、可変抵抗器R2,R3を並列に接続
してなる基準出力設定回路54とを介して接地さ
れている。なお、55はフリーホールドダイオー
ドである。
電力増幅回路53を構成しているトランジスタ
のベースは、パルス発生回路47の出力端子と接
続されている。
したがつて、遊技者が打球操作部33の操作レ
バー38を回動してマイクロスイツチ42を閉状
態(ON)にすると、該マイクロスイツチ42か
らの起動指令を受けたパルス発生回路47が始動
する。なお、タツチ検出回路46を設けた場合に
は、遊技者が打球操作部33の前方握手部材35
に触れるタツチ検出回路46が閉動作し、パルス
発生回路47を始動する。
パルス発生回路47が始動すると、パルス可変
部48及びパルス幅設定器49で定めた繰り返し
周波数とパルス幅とを有するパルスが発生され、
電力増幅回路53へ入力される。したがつて、操
作レバー38を回動すると、電力増幅回路53の
トランジスタが動作し、それに応じた電流パルス
で励磁コイル8に給電することができる。このた
め、励磁コイル8は、磁極発生部7を間欠的に励
磁し、励磁の度に発射杆6を急激に回動する。
打球の飛距離は、安定することが望ましい。し
かし、一般にトランジスタに流れる電流は温度が
上がると多くなり、励磁コイル8への供給電力が
変化する。この変化を補うため、本実施例ではパ
ルス発生回路47と電力増幅回路54との間に直
列に接続した適数個の半導体ダイオードを順方向
に挿入している。これは半導体ダイオードは一般
に温度上昇とともに内部抵抗値が増加し次段のト
ランジスタ回路への入力電流を抑えるように作用
するからである。そして、励磁コイル8に加わる
パルスの電流或は電圧又はその両者の変動の何れ
もが打球の飛距離に影響することは明らかであ
り、ダイオード56…はそれらの変動を総括的に
補償する。したがつて、このダイオード56…に
よる回路部分は定電力安定回路として機能する。
なお、この定電力安定回路は、励磁コイル8に加
わるパルスの電流・電圧の変動を総活的に補償す
るものであればどのような構成でもよく、上記ダ
イオードの他、正特性を有するサーミスタ等によ
り構成してもよい。
また、電気的制御装置44は、同じ回路構成を
採つても、実際に使用するコンデンサ、抵抗器、
トランジスタ等に固体差があるため、励磁コイル
8への給電電力の基準が多少異なる。このため、
パチンコ機に取付け、電磁駆動機1に接続した場
合、パチンコ機によつて初期の打球飛距離、即ち
マイクロスイツチ42をONしただけで、打球の
発射勢を調整しない状態で発射した打球の距離が
多少異なる。そこで、第7図に示すように、電気
的制御装置44の保護ケース57に開設した調整
孔58からドライバ59などを差し込んで、基準
出力設定回路54の可変抵抗器R2,R3の抵抗値
を調整する。なお、基準出力設定回路44は複数
の可変抵抗器を並列に接続してあるので、微細且
つ広範囲に亙つて調整可能である。これにより組
立工場や遊技店においては、すべてのパチンコ機
の初期打球飛距離を均一な所定距離に調整するこ
とができる。
上記の様に可変抵抗器R2,R3の抵抗値を変化
させると電力増幅回路53のパルス電力の強さが
変化し、励磁コイル8の励磁力を微調整すること
ができ、各パチンコ機において初期飛距離を所定
距離に設定することができる。
なお、基準出力設定回路54の可変抵抗器R2,
R3を調整する場合、発射杆6と球との位置関係
や電磁駆動機1の個体差などの機械的なバラツキ
もあるので、実際に打球を発射しながら各パチン
コ機毎に微調整し、所定の初期飛距離に設定す
る。なお、打球の初期飛距離は、パチンコ機の構
造にもよるが、第8図で示すように、発射レール
30先端に開口するフアール球口60を越え、内
側ガイドレール61の上端61′を越えない範囲
内における任意の距離、例えばフアール球口60
を20cm越えた距離に設定する。
上記の様に打球の初期飛距離を設定したパチン
コ機によれば、遊技者は打球操作部33を操作す
ることにより、打球を上記初期飛距離を越えるよ
うに調整して発射し、ガイドレールで囲まれた遊
技部62内の所望位置に打ち込むことができる。
そして、この打球は、障害釘(図示せず)に当り
ながら流下し、途中で入賞口63…に入つたり、
或いはそのままアウト口64に入る。また、この
様な遊技に際して遊技者は、どのパチンコ機で遊
技する場合であつても、各パチンコ機毎の初期飛
距離が所定の飛距離になるように各々設定してあ
るので、試し打ちを行なう必要がない。更に、他
のパチンコ機に移動したり、打ち止めになつた場
合には、打球の飛距離を内側ガイドレール61の
上端61′を越えない距離に調整することにより、
球供給機構65の内部に残つている球をフアール
球としてフアール球口60から受皿66に還元さ
せることができる。
上記実施例においては、可変ストツパ34によ
り発射杆6の回動角を調整するようにしたが、第
9図で示すように、操作レバー38の軸41に可
変抵抗器67を連動させ、該可変抵抗器67によ
りパルス発生回路47のパルス出力を加減し、こ
のパルス出力に対応して電力増幅回路53が励磁
コイル8にパルス電力を給電するようにしてもよ
い(第10図)。なお、この場合、取付基板3に
固定ストツパ32a,32bを植設し、両ストツ
パ32a,32bの間隔内で発射杆6が往復回動
するようにする。この様に、打球操作部33に可
変抵抗器67を設け、この可変抵抗器67により
遊技者が飛距離調整を行なうようにした場合、打
球の初期飛距離を設定する際には、マイクロスイ
ツチ42をONにしただけで上記可変抵抗器67
を有効に操作しない状態で基準出力設定回路54
の可変抵抗器R2,R3を調整する。
なお、本発明における電磁駆動機1は、固定子
4の外側に移動子としての回動子5を回転自在に
嵌装したものに限定されるものではなく、パルス
給電の断続的電磁力により回動子を間欠的に往復
移動するものであればどのような構成でもよい。
例えば、筒状固定子の内部に回動子を回転自在に
設けた公知のロータリーソレノイドであつてもよ
いし、また、プランジヤが磁界内で直線往復移動
するプランジヤタイプのソレノイドであつてもよ
い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、励磁コイ
ルにパルス電力を給電したときの断続的電磁力に
より移動子を間欠的に往復移動する電磁駆動機を
駆動源とし、この電磁駆動機により弾発部を移動
して発射レール基端の発射位置にある球を打球す
るパチンコ機の電動打球装置において、パルスを
発生するパルス発生回路と、該パルス発生回路の
パルス出力を増幅する電力増幅回路と、該電力増
幅回路の初期パルス電力量の弾発力の基準出力と
して電気的に調整する基準出力設定回路とを少な
くとも備えた電気的制御装置を上記電磁駆動機に
電気的に接続したので、電力増幅回路から励磁コ
イルに給電されるパルス電力量を、各パチンコ機
において各々調整して打球の初期飛距離を所定距
離に正確に調整することができる。したがつて、
組立工場或いはパチンコ店において、各パチンコ
機毎の初期飛距離を均一化することが可能であ
る。このため、遊技者は、どのパチンコ機で遊技
する場合であつても同じ感覚で打球の飛距離調整
を行なうことができるとともに、試し打ちで球を
無駄に消費することなく遊技開始後から狙つた場
所に直ちに打球を打ち込むことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は前面枠の裏側からの斜視図、第2図は固定子及
び移動子としての回動子の分解斜視図、第3図は
固定子及び回動子の縦断面図、第4図は同横断面
図、第5図は打球操作部の分解斜視図、第6図は
電気的制御装置のブロツク線図、第7図は可変抵
抗器の調整作業状態を示す斜視図、第8図はパチ
ンコ機の斜視図、第9図は前面枠の裏側から見た
他の実施例の斜視図、第10図は第9図で示す他
の実施例に使用する電気的制御装置のブロツク線
図である。 1…電動打球装置、4…固定子、5…移動子と
しての回動子、6…発射杆、8…励磁コイル、3
0…発射レール、31…発射位置、44…電気的
制御装置、47…パルス発生回路、53…電力増
幅回路、54…基準出力設定回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 励磁コイルにパルス電力を給電したときの断
    続的電磁力により移動子を間欠的に往復移動する
    電磁駆動機を駆動源とし、この電磁駆動機により
    弾発部を移動して発射レール基端の発射位置にあ
    る球を打球するパチンコ機の電動打球装置におい
    て、 パルスを発生するパルス発生回路と、該パルス
    発生回路のパルス出力を増幅する電力増幅回路
    と、該電力増幅回路の初期パルス電力量を弾発力
    の基準出力として電気的に調整する基準出力設定
    回路とを少なくとも備えた電気的制御装置を上記
    電磁駆動機に電気的に接続し、 上記基準出力設定回路の調整によりパチンコ機
    毎の打球の初期飛距離を所定距離に各々設定可能
    にしたことを特徴とするパチンコ機の電動打球装
    置。
JP6079583A 1983-04-08 1983-04-08 パチンコ機の電動打球装置 Granted JPS59186577A (ja)

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