JPH0326160Y2 - - Google Patents

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JPH0326160Y2
JPH0326160Y2 JP17767786U JP17767786U JPH0326160Y2 JP H0326160 Y2 JPH0326160 Y2 JP H0326160Y2 JP 17767786 U JP17767786 U JP 17767786U JP 17767786 U JP17767786 U JP 17767786U JP H0326160 Y2 JPH0326160 Y2 JP H0326160Y2
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temperature
thawing
cooling chamber
timer
carbonated beverage
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は冷凍炭酸飲料デイスペンサーに係り、
詳しくは冷却室内で形成される冷凍炭酸飲料製品
を必要に応じて解凍する機能を備えたデイスペン
サーの改良に関するものである。
(従来技術) 冷凍炭酸飲料デイスペンサーでは、一般に、冷
却室内に導かれたシロツプ、水、炭酸ガス等の混
合液が撹拌手段で撹拌されつつ、冷凍手段で冷却
されるようになつており、これによつて所定の冷
凍炭酸飲料製品が製造されるようになつている。
また、このような冷凍炭酸飲料デイスペンサーで
は、通常、冷凍手段の作動が冷却室内の混合液の
温度や撹拌手段のトルク等に基づいて制御される
ようになつており、これによつて冷凍炭酸飲料製
品が良好な温度状態(通常、−3℃〜−4℃程度)
に保持されるようになつている。
ところで、このような冷凍炭酸飲料デイスペン
サーでは、上述のように、冷凍手段の作動が制御
されることに基づいて冷凍炭酸飲料製品が所定の
冷却温度に常時保持されることとなるが、そのよ
うな冷凍運転を長時間継続して行なつていると、
冷却室内で凝固した冷凍塊(氷)が次第に成長
し、その冷凍塊の成長に伴つて冷凍炭酸飲料製品
の品質が低下するといつた不具合がある。そこ
で、このような炭酸飲料デイスペンサーでは、撹
拌手段で撹拌される冷却室内の混合液の温度を検
知する温度検知手段と、冷却室で形成された冷凍
炭酸飲料製品を解凍させるための解凍指令信号を
出力する解凍指令手段と、冷却室で形成された冷
凍炭酸飲料製品を予め設定された解凍温度(一般
には、2℃前後)まで加熱して解凍せしめる解凍
手段と、温度検知手段で検知された混合液の検知
温度と解凍温度とを解凍指令手段からの解凍指令
信号に基づいて比較し、温度検知手段で検知され
た混合液の検知温度が解凍温度以下のとき、解凍
手段を作動せしめる判別手段とが設けられ、解凍
指令手段の操作に基づいて冷凍炭酸飲料製品を必
要に応じて解凍できるようになつているのが普通
である。冷却室内で成長した冷凍塊を時々解凍さ
せるようにすれば、冷凍炭酸飲料製品の品質をそ
の都度回復させることができるからである。
さて、このような冷凍炭酸飲料デイスペンサー
では、上述と同様の理由から、すなわち冷凍炭酸
飲料製品の品質を良好に保つ上から、その電源投
入時において、冷却室内に冷凍塊が残つていない
ことが望ましいが、店舗等で用いられているデイ
スペンサーでは、通常、その電源が店舗の閉店後
に切断され、翌朝の開店時に投入されるようにな
つていることから、その電源の投入時において冷
却室内に未だ融けきつていない冷凍塊が残つてい
る場合がある。そこで、このような冷凍炭酸飲料
デイスペンサーでは、その電源を投入した後、解
凍指令手段を操作して解凍手段を作動させ、冷却
室内に残つている冷凍塊を完全に融かしてから、
通常の冷凍運転に入ることが一般に行なわれてい
る。
(問題点) しかしながら、従来の冷凍炭酸飲料デイスペン
サーでは、解凍指令手段から解凍指令信号が出力
されたとき、判別手段での温度比較作動が直ちに
行なわれ、解凍手段を作動させるか否かの判断が
解凍指令手段の操作に応じて直ちに実行されるよ
うになつていたことから、電源の投入直後に解凍
指令手段を操作した場合において、冷却室内に未
だ融けきつていない冷凍塊が残つているにも拘わ
らず解凍手段が作動されず、冷凍手段による冷凍
運転が直ちに開始されてしまう恐れがあつた。
より具体的には、電源の投入直後においては、
冷却室内の混合液の温度が均一ではないため、冷
却室内に冷凍塊が残つているにも拘わらず、温度
検知手段で検知される混合液の検知温度が予め設
定された解凍温度よりも高いことが往々にしてあ
るのであり、従つてそのような場合には、冷却室
内に冷凍塊が残つているにも拘わらず、判別手段
によつて解凍運転が不要である旨の判断が為さ
れ、解凍手段が作動されることなく、冷凍手段が
直ちに作動せしめられてしまうのである。そし
て、そのような場合には、冷却室内の冷凍塊が解
凍されることなく、直ちに冷凍運転が開始される
ことから、冷凍炭酸飲料製品の品質が低下するこ
とが避け得られなかつたのである。
なお、解凍温度を充分に高く、例えば10℃前後
に設定すれば、冷却室内の混合液の温度がたとえ
均一化されていなくても、冷却室内に冷凍塊が残
つているような場合において、温度検知手段で検
知される混合液の検知温度が解凍温度よりも高く
なることがなく、従つて上述のような不具合を招
くこともないのであるが、この場合には、解凍時
間は勿論、解凍運転後の冷凍運転において、冷凍
炭酸飲料製品を所望の冷凍温度まで冷却するため
の冷却時間が長くなるといつた問題があり、決し
て望ましいとは言い難いのである。
(解決手段) ここにおいて、本考案は、前述のような不具合
を招くことのない冷凍炭酸飲料デイスペンサーを
提供するために為されたものであり、その要旨と
するところは、(a)電源の投入に伴つて作動せしめ
られる。冷却室内に導かれたシロツプ、水、炭酸
ガス等の混合液を撹拌する撹拌手段と、(b)該撹拌
手段にて撹拌される冷却室内の混合液の温度を検
知する温度検知手段と、(c)前記冷却室内の混合液
を冷却し、所定の冷凍炭酸飲料製品を製造する冷
凍手段と、(d)該冷却室で形成された冷凍炭酸飲料
製品を解凍させるための解凍指令信号を出力する
解凍指令手段と、(e)前記冷却室で形成された冷凍
炭酸飲料製品を予め設定された解凍温度まで加熱
して解凍せしめる解凍手段と、(f)前記電源の投入
および/または前記解凍指令手段からの解凍指令
信号に基づいて自動的に作動を開始し、その作動
の開始から、予め設定された期間が経過した後、
所定の判別信号を出力するタイマ手段と、(g)前記
温度検知手段で検知された前記混合液の検知温度
と前記解凍温度とを該タイマ手段からの判別信号
に基づいて比較し、該温度検知手段で検知された
混合液の検知温度が該解凍温度以下のとき、前記
解凍手段を作動せしめる判別手段とを、含むよう
に構成したことにある。
(作用・効果) このような冷凍炭酸飲料デイスペンサーでは、
電源の投入により、あるいは電源の投入後におけ
る解凍指令手段の操作により、タイマ手段が作動
せしめられ、このタイマ手段の作動が開始されて
から予め設定された期間が経過した後、判別手段
に対して判別信号が供給される。そして、判別手
段では、従来のデイスペンサーと同様、混合液の
検知温度と解凍温度との比較作動がその判別信号
に基づいて行なわれ、その結果、混合液の検知温
度が解凍温度(通常、℃前後)よりも低いと判断
されると、解凍手段が作動されて解凍運転が行な
われる。つまり、本考案に係る冷凍炭酸飲料デイ
スペンサーでは、解凍運転を行なうべきか否かの
判断が、電源の投入、若しくは電源の投入後の解
凍指令手段の操作に基づいて直ちに実行されるの
ではなく、タイマ手段で設定された時間が経過し
てから行なわれるのである。
一方、このようなデイスペンサーでは、冷却室
内の混合液を撹拌する撹拌手段が電源の投入に基
づいて作動させられるようになつていることか
ら、電源が投入されてから、タイマ手段で設定さ
れた期間が経過する頃までには、すなわちタイマ
手段から判別信号が出力されて解凍手段の作動の
可否が判断手段で判断されるところまでには、冷
却室内の混合液の温度が充分に均一化されること
となる。
つまり、本考案に従う冷凍炭酸飲料デイスペン
サーでは、電源の投入、あるいは電源の投入後に
おける解凍指令手段の操作に基づいて解凍手段の
作動の可否が判断される時点での混合液の温度が
充分に均一化されているのであり、従つてその判
断時点での混合液の検知温度の信頼性が著しく高
く、その時点で未解凍の冷凍塊が残つている場合
には、その検知温度が前記解凍温度よりも低い値
として確実に検知されるのである。そしてそれ
故、冷却室内に冷凍塊(氷)が未だ融けきらずに
残つているような場合において、解凍運転が行な
われることなく冷凍運転が直ちに実行されること
が良好に回避されるのであり、そのことに起因し
て冷凍炭酸飲料製品の品質が低下することが良好
に回避されるのである。
なお、タイマ手段によつて設定される設定期間
は、冷却室の容量や撹拌手段の能力等、種々の条
件によつて異なるが、冷却室内の混合液の温度を
充分均一化できる範囲で、出来るだけ短く(一般
には、10秒前後に)設定されることとなる。
(実施例) 以下、本考案をより一層具体的に明らかにする
ために、その幾つかの実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
先ず、第1図は、本考案の一実施例を概略的に
示す系統図である。そこにおいて、10は、炭酸
ガスが収容された炭酸ガスボンベであつて、通路
12を介してサブタンク14に接続されていると
共に、通路12から分岐された分岐通路16を介
してシロツプタンク18に接続されている。そし
て、炭酸ガスボンベ10からサブタンク14およ
びシロツプタンク18に対し、それら通路12,
16を通じて、レギユレータ20で整圧された炭
酸ガスがチエツク弁22を介して供給されるよう
になつている。なお、通路12上には電磁弁24
が設けられており、サブタンク14に対する炭酸
ガスの供給がこの電磁弁24によつて制御される
ようになつている。また、分岐通路16上には、
チエツク弁26が設けられており、炭酸ガスがこ
のチエツク弁26を介してシロツプタンク18に
供給されるようになつている。
シロツプタンク18は密閉タンクであり、通路
28を通じてサブタンク14に接続されている。
そして、シロツプタンク18内に収容されたシロ
ツプが、分岐通路16を通じて導かれる炭酸ガス
のガス圧に基づいて、その通路28を通じてサブ
タンク14に供給されるようになつている。な
お、通路28上には、電磁弁30とフローレギユ
レータ32が設けられている。
炭酸ガスボンベ10からの炭酸ガスとシロツプ
タンク18からのシロツプとが導かれるサブタン
ク14には、また、通路34を介して貯水タンク
36が接続されており、ポンプ38の作動に基づ
いてその貯水タンク36から水が供給されるよう
になつている。そして、サブタンク14は、それ
ら導かれた炭酸ガス、シロツプおよび水を混合
し、タンク14内の炭酸ガス圧に基づいて、その
混合液を通路40を介して冷却室42に供給する
ようになつている。なお、図中、44は、冷却室
42内の圧力を検知する圧力検知装置であり、ま
た46は、前記貯水タンク36に対する給水を制
御する給水弁である。
冷却室42内には、撹拌手段としての所定の撹
拌装置48(ここでは、駆動用のモータ55のみ
が示されている)が設けられており、サブタンク
14から冷却室42内に導かれた炭酸ガス、シロ
ツプ、水の混合液がその撹拌装置48で撹拌され
るようになつている。また、この冷却室42に
は、温度検知手段としての温度検知装置50が設
けられており、この温度検知装置50によつてそ
の撹拌装置48で撹拌される混合液の温度が検知
されるようになつている。なお、この温度検知装
置50は、ここでは、混合液の温度が予め設定さ
れた解凍温度(通常は、2℃前後)よりも高いか
低いかを判断する解凍温度検知装置52と、同じ
く混合液の温度が予め設定された冷却温度(通常
は、−3℃〜−4℃程度)よりも高いか低いかを
判断する冷却温度検知装置54とから成つてい
る。また、前記撹拌装置48としては、冷却室4
2内の混合液の温度を10秒前後で充分に均一化で
きる能力を備えたものが用いられている。
一方、冷却室42の周囲には、冷凍装置56
(第2図参照)に接続された冷却コイル58が配
設されており、冷凍装置56からの所定の冷却媒
体が該冷却コイル58を通じて流動せしめられる
ようになつている。そして、これにより、前記冷
却室42内に導かれた混合液が冷却せしめられる
ようになつている。つまり、これによつて冷凍炭
酸飲料製品が製造されるようになつているのであ
る。なお、このことから明らかなように、本実施
例では、それら冷凍装置56と冷却コイル58と
によつて冷凍手段が構成されている。
また、上記冷却コイル58には、後述のホツト
ガス弁60を介して、高温加熱媒体であるホツト
ガスを流入させるための解凍装置(図示せず)が
接続されており、ホツトガス弁60の開弁時にそ
のホツトガスが冷却コイル58に流入せしめられ
るようになつている。そして、この冷却コイル5
8内に流入せしめられるホツトガスにより、前記
冷却室42内で製造された冷凍炭酸飲料製品が解
凍せしめられるようになつている。本実施例で
は、解凍装置、ホツトガス弁60、冷却コイル5
8等から解凍手段が構成されているのである。
なお、前記冷却室42内で製造された冷凍炭酸
飲料は、注出コツク62から取り出される。
そして、本実施例の冷凍炭酸飲料デイスペンサ
ーでは、前記冷凍装置56およびホツトガス弁6
0が第2図に示されているような制御回路によつ
てその作動を制御されるようになつており、これ
によつて冷凍炭酸飲料製品(混合液)の冷却と解
凍とが行なわれるようになつている。
なお、第2図の制御回路において、64は、タ
イマ手段としてのタイマであり、作動の開始後、
予め設定された期間(ここでは10秒程度)が経過
した時点で、常開接点66を閉じるようになつて
いる。そして、通電状態を解除されるまで、その
常開接点66を閉状態に保持するようになつてい
る。
また、同図において、68および70は、それ
ぞれ前記解凍温度検知装置52および冷却温度検
知装置54の一部を成す熱動接点であり、一方の
熱動接点68は、冷却室42内の混合液の検知温
度が前記解凍温度よりも高い場合に閉じ、低い場
合に開くようにされている。また、他方の熱動接
点70は、冷却室42内の混合液の検知温度が前
記冷却温度よりも高い場合に閉じ、低い場合に開
くようにされている。
さらに、同図において、72は、解凍指令手段
としての押釦スイツチであり、押圧時以外は導通
状態を保持するようになつている。
以下、第2図の制御回路に基づいて、本実施例
装置の作動を説明する。
すなわち、第2図において、電源が投入される
と、モータ55が駆動され、前記撹拌装置48が
作動せしめられて、冷却室42内の混合液の撹拌
が開始される。
また、この電源の投入時には、リレーR1が未
だ励磁されていないところから、その常閉接点
X13が閉じられており、またリレーR2がリレーR1
の常閉接点X14を通じて励磁されるところから、
そのリレーR2の常開接点X21が閉じられている。
従つて、電源の投入と同時に冷凍装置56が作動
を開始されると共に、ホツトガス弁60が開弁さ
れ、前記冷却コイル58にホツトガスが流入せし
められて、解凍運転が行なわれる。このように、
本実施例では、電源が投入されると、解凍運転が
無条件で開始されるようになつているのであり、
この解凍運転下において冷却室42内の混合液
(以下、単に混合液という)が撹拌装置48で撹
拌せしめられて、その温度の均一化が図られるよ
うになつているのである。
なお、上述の説明から明らかなように、解凍運
転は冷凍装置56の作動下でホツトガス弁60を
開弁させることによつて行なわれるようになつて
おり、冷凍運転は、ホツトガス弁60が閉じられ
た状態での冷凍装置56の作動下で行なわれるよ
うになつている。
一方、電源が投入されると、リレーR1の常閉
接点X11を通じてタイマ64が通電され、その作
動を開始せしめられる。そして、その作動の開始
後、一定期間が経過すると、常開接点66が閉じ
られる。
従つて、この常開接点66が閉じられた時点で
熱動接点68が閉じていればリレーR1が励磁さ
れ、その常開接点X12で自己保持される。そし
て、このリレーR1の通電に基づく前記常閉接点
X13の開作動によつてホツトガス弁60が閉弁さ
れる。
つまり、常開接点66が閉じられた時点におけ
る混合液の温度が前記解凍温度以上であれば、ホ
ツトガス弁60の開弁に基づく解凍運転が自動的
に停止させられるのであり、その後は、混合液の
温度が冷却温度以下になり、熱電接点70が開い
てリレーR2が解磁されるまで、冷凍装置56の
作動に基づく冷凍運転が行なわれるのである。そ
して、これによつて混合液がその冷却温度まで冷
却されて前記炭酸ガス、シロツプ、水からなる冷
凍炭酸飲料製品が製造されるのである。
なお、タイマ64は、リレーR1の励磁による
常閉接点X11の開作動に基づいて非通電状態に復
帰させられることとなり、その常開接点66もそ
れと同時に開状態に復帰させられることとなる。
また、冷凍装置56は、通常の冷凍運転に入つた
後は、その作動が熱電接点70の開閉状態に応じ
て制御されることとなり、これによつて冷凍炭酸
飲料製品の温度が前記冷却温度付近の温度に良好
に保持されることとなる。
また、これに対し、常開接点66が閉じられた
時点で熱動接点68が開いていれば、リレーR1
は励磁されることはなく、従つて常閉接点X13
開かれることがなく、ホツトガス弁60がそのま
ま開弁状態に保持される。そして、混合液の温度
が解凍温度よりも高くなり、熱動接点68が閉じ
られるまで、そのホツトガス弁60の開弁に基づ
く解凍運転が持続され、その解凍運転の完了後、
前述の場合と同様に、リレーR1の励磁に基づい
て冷凍装置56による冷凍運転が行なわれる。
つまり、本実施例では、電源の投入後、タイマ
64で設定された期間が経過した時点で混合液の
温度が自動的に検知されるようになつているので
あり、その時点での混合液の検知温度が解凍温度
よりも高ければ解凍運転が行なわれることなく冷
凍運転が直ちに開始されるが、その時点における
混合液の検知温度が解凍温度よりも低ければ、解
凍運転が自動的に開始され、混合液がその解凍運
転によつて解凍温度まで上昇せしめられた後、通
常の冷凍運転が行なわれるようになつているので
ある。
なお、長時間の冷凍運転によつて冷凍炭酸飲料
製品の品質が低下してきたような場合には、押釦
スイツチ72を押圧操作すればよい。押釦スイツ
チ72を押圧操作すれば、第一のリレーR1が解
磁されるため、前記電源の投入時と同様、ホツト
ガス弁60が開弁されて解凍運転が強制的に開始
されると共に、タイマ64が作動を開始されて、
その設定期間の経過後、常開接点66が閉じられ
るのである。そして、この常開接点66の閉作動
時において、前述の場合と同様、混合液の温度が
解凍温度よりも高い場合には解凍運転をそれ以上
継続する必要がなく、従つて解凍運転が停止され
るが、混合液の温度が解凍温度よりも未だ低い場
合には、混合液の温度が解凍温度に達するまでそ
の解凍運転が継続されるのである。そしてそれ
故、冷却室42内に残つている冷凍塊が完全に解
凍されるのであり、その後の冷凍運転によつてキ
メの細かい冷凍塊を含む品質の良好な冷凍炭酸飲
料製品が得られるのである。
このような冷凍炭酸飲料デイスペンサーによれ
ば、前述のように、電源の投入に基づいて自動的
にタイマ64が作動され、その作動の開始後、予
め設定された期間が経過して常開接点66が閉じ
られることにより、熱電接点68において、ホツ
トガス弁60を開弁すべきか否かの判断、すなわ
ち解凍運転を行なうべきか否かの判断が為される
のである。そして、この熱電接点68において解
凍運転の可否が判断される時点では、撹拌装置4
8の撹拌作動により、冷却室42内の混合液の温
度が充分に均一化されているのであり、従つてそ
の解凍運転の可否がその均一化された混合液の検
知温度に基づいて行なわれるのである。
そしてそれ故、その時点で、冷却室42内の混
合液に未解凍の冷凍塊(氷)が残つている場合に
は、その検知温度が解凍温度よりも低い値として
確実に検知されて解凍運転が確実に行なわれるの
であり、冷凍塊が残つているのにも拘わらず冷凍
運転が直ちに行なわれることが良好に回避され、
それに起因して冷凍炭酸飲料製品の品質が低下す
るようなことが良好に回避されるのである。
また、本実施例に従うデイスペンサーによれ
ば、前述のように、その冷却室42内に残つてい
る冷凍塊を解凍するための解凍運転が、押釦スイ
ツチ72の押圧操作に基づくことなく、電源の投
入に基づいて自動的に行なわれるようになつてい
ることから、電源投入後の解凍指令操作を手動で
行なう場合のように、電源投入後において解凍指
令操作を不用意に忘れることがなく、従つて、そ
の解凍指令操作を忘れることに起因して冷凍炭酸
飲料製品の品質の低下を招くといつた不具合を良
好に回避できるといつた利点がある。
さらに、本実施例のデイスペンサーでは、電源
の投入時においては勿論、押釦スイツチ72の押
圧操作時にも、解凍温度検知装置52で検知され
る混合液の検知温度に拘わらず、解凍運転が直ち
に実行されるようになつていることから、冷却室
42内の冷凍塊を速やかに解凍できるといつた利
点もある。
なお、以上の説明から明らかなように、本実施
例では、熱電接点68を含む解凍温度検知装置5
2が判別手段を構成している。そして、かかる判
別手段を構成する解凍温度検知装置52(熱電接
点68)に対し、タイマ64の常開接点66が閉
じられることに基づいて判別信号が供給されるよ
うになつている。
次に、本考案の別の実施例を第3図の制御回路
に基づいて説明する。なお、本実施例の制御回路
は、タイマ64によつて開閉制御される常開接点
66と同様の常開接点74がリレーR2に直列に
接続されており、これによつてホツトガス弁60
の開弁、すなわち解凍運転がそれら常開接点6
6,74の閉作動に基づいて許容されるようにな
つている点が、前記実施例の制御回路と異なつて
いる。
すなわち、第3図に示す制御回路では、電源の
投入後、タイマ64で設定された期間が経過して
からリレーR2が通電されるようになつており、
これによつて冷凍装置56の作動およびホツトガ
ス弁60の開弁がそのタイマ64で設定された期
間の経過後において始めて許容されるようになつ
ている。そして、これにより、電源の投入後、タ
イマ64で設定された期間が経過するまでの間
は、混合液が単に撹拌装置48で撹拌されてその
温度の均一化のみが図られるようになつている。
なお、解凍運転の可否が、熱電接点68(解凍温
度検知装置52)により、そのタイマ64で設定
された期間の経過時点での混合液の検知温度に基
づいて自動的に判断されることは、前記実施例と
同様である。
このような制御回路を採用するデイスペンサー
においても、前記実施例と同様の効果が得られる
のである。
なお、本実施例では、押釦スイツチ72の押圧
操作に連動して開作動せしめられる常閉接点X72
がタイマ64に直列に接続されていることから、
通常の冷凍運転時において押釦スイツチ72を押
圧操作した場合にもタイマ64が作動し、従つて
解凍運転がそのタイマ64で設定された期間の経
過後において行なわれるようになつている。しか
し、そのような常閉接点X72は必ずしも設ける必
要はなく、押釦スイツチ64の押圧操作に基づい
て解凍運転の可否を直ちに判断させるようにする
ことも可能である。
また、第4図には、本考案の更に別の実施例の
制御回路が示されている。なお、この実施例で
は、これまでの実施例と異なり、タイマ64が電
源の投入に基づいて自動的に作動を開始するよう
にはなつておらず、押釦スイツチ76を押圧操作
することによつて始めてタイマ64が作動させら
れるようになつている。そしてこれにより、デイ
スペンサー納入後の初使用時や、不使用期間が長
く続いた後の使用時等、解凍運転を明らかに行な
う必要がない場合において、電源の投入に基づい
て冷凍運転を直ちに開始できるようになつてい
る。
すなわち、第4図の制御回路では、タイマ64
に対してリレーR3の常開接点X31が直列に接続さ
れており、リレーR3が励磁されたとき、タイマ
64が作動されるようになつている。そして、こ
のタイマ64は、その作動が開始されてから予め
設定された期間(10秒前後)が経過した後、リレ
ーR3に直列に接続された常閉接点78を開くよ
うになつている。また、リレーR3は、上記常閉
接点78を介して押釦スイツチ76および常開接
点X34の並列回路に直列に接続されており、押釦
スイツチ76の押圧操作によつて励磁されるよう
になつていると共に、その励磁状態を、常閉接点
78が開かれるまで、常開接点X34で自己保持す
るようになつている。
つまり、押釦スイツチ76が押圧操作される
と、タイマ64で設定された期間の間、リレー
R3が励磁状態に自動的に保持されるようになつ
ているのであり、そのタイマ64の設定期間が経
過すると、そのリレーR3の励磁状態が自動的に
解除されるようになつているのである。
一方、冷凍装置56には、リレーR2の常開接
点X21が直列に接続されており、リレーR2が励磁
されたとき冷凍装置56が作動されるようになつ
ている。また、リレーR2は、前記リレーR3の常
閉接点X32と熱電接点70に対して直列に接続さ
れており、リレーR3が励磁状態にある場合には
励磁されないが、リレーR3が励磁されていない
場合には、冷却室42内の混合液の検知温度が冷
却温度よりも低くない限り、励磁状態に保持され
るようになつている。つまり、冷凍装置56は、
押釦スイツチ76が押圧操作されてタイマ64が
作動している間(リレーR3が励磁されている間)
は、混合液の検知温度に拘わらずその作動が停止
されるようになつているが、タイマ64の非作動
時には、その作動が熱電接点70の開閉状態に応
じて制御されるようになつているのである。
より具体的には、冷凍装置56は、電源の投入
時において、混合液の検知温度が冷却温度よりも
高い場合には、押釦スイツチ76が押圧操作され
ない限り直ちに作動させられるが、押釦スイツチ
76が押圧操作されると、前記タイマ64で設定
された期間が経過するのを待つて作動させられる
ようになつているのであり、また通常の冷凍運転
時においては、混合液の検知温度が冷却温度より
も高い場合にのみ作動され、混合液の検知温度が
冷却温度よりも低くなつた場合には、その作動が
停止されるようになつているのである。
なお、熱電接点70にはリレーR1の常閉接点
X14が並列に接続されており、リレーR1の非励磁
状態下では、熱電接点70の開閉状態に拘わら
ず、リレーR2を励磁し得るようになつている。
また、ホツトガス弁60は、これまでの実施例
と同様、リレーR1の常閉接点X13および前記リレ
ーR2の常開接点X21に直列に接続されており、冷
凍装置56の作動時であつて、リレーR1が励磁
されていないときだけ、開弁されるようになつて
いる。また、リレーR1は、熱電接点68および
リレーR2の常閉接点X33に直列に接続されてお
り、タイマ64の非作動時であつて、混合液の検
知温度が解凍温度以上のとき励磁されて、常開接
点X12によつてその励磁状態に保持されるように
なつている。そして、前記押釦スイツチ76が押
圧操作されてタイマ64が作動させられるか、あ
るいは常閉接点X33に直列に接続された押釦スイ
ツチ72が押圧操作されるまで、その励磁状態を
維持するようになつている。
つまり、ホツトガス弁60は、電源の投入時に
あつては、その電源の投入後引き続いて押釦スイ
ツチ76が押圧操作されない限り、電源投入時に
おける熱電接点68の開閉状態に基づいてその開
閉状態が制御されるようになつているのである
が、電源の投入後引き続いて押釦スイツチ76が
押圧操作されると、タイマ64で設定された期間
が経過した時点での熱電接点68の開閉状態に基
づいてその開閉状態が制御されるようになつてい
るのであり、また混合液の検知温度が解凍温度よ
りも低く、熱電接点68が開状態に保持されてい
る通常の冷凍運転時にあつては、押釦スイツチ7
2を押圧操作することにより直ちに、また押釦ス
イツチ76を押圧操作することにより、タイマ6
4で設定された期間を待つて、その開作動が行な
われるようになつているのである。
従つて、このような制御回路を備えたデイスペ
ンサーでは、電源の投入後、引き続いて押釦スイ
ツチ76を押圧操作すれば、解凍運転の可否がタ
イマ64で設定された期間の経過した時点におけ
る混合液の検知温度に基づいて判断されることと
なり、これまでの実施例と同様、冷凍塊が未だ残
つているような場合において、解凍運転が確実に
行なわれるのである。
また、本実施例のデイスペンサーによれば、電
源を単に投入しただけの場合には、解凍運転の可
否がその電源の投入時における混合液の検知温度
に基づいて判断されることとなるため、デイスペ
ンサー納入後の初使用時や、不使用期間が長く続
いた後の使用時等、解凍運転を明らかに行なう必
要がない場合においては、電源の投入操作だけを
行なうことにより、直ちに冷凍運転に入ることが
できるのであり、従つて冷凍炭酸飲料製品を速や
かに製造できるといつた利点があるのである。
さらに、本実施例のデイスペンサーでは、押釦
スイツチ76とは別に押釦スイツチ72が設けら
れ、通常の冷凍運転時には、押釦スイツチ72を
押圧操作することによつて解凍運転を直ちに実行
できるようになつていることから、押釦スイツチ
76の押圧操作によつて解凍指令を出す場合に比
べて、冷凍炭酸飲料製品の品質回復時間を短縮で
きるといつた利点もあるのである。
なお、以上の説明から明らかなように、本実施
例では、押釦スイツチ76および72によつて解
凍指令手段が構成されているが、押釦スイツチ7
2を省略して、押釦スイツチ76だけで解凍指令
手段を構成することも可能である。
以上、本考案の幾つかの実施例を詳細に説明し
たが、本考案がこれらの具体例に限定されるもの
ではなく、冷凍装置56の作動やホツトガス弁6
0の開閉作動をマイクロコンピユータで制御する
など、その趣旨を逸脱しない範囲内において、
種々なる変更、修正、改良等を施した態様で実施
できることは、言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従う冷凍炭酸飲料デイスペ
ンサーの一例を概略的に示す系統図であり、第2
図は、その冷却室内に導かれた混合液を冷却・解
凍運転するための制御回路を示す回路図である。
第3図および第4図は、それぞれ、本考案の別の
実施例における第2図に相当する図である。 10:炭酸ガスボンベ、14:サブタンク、1
8:シロツプタンク、36:貯水タンク、42:
冷却室、48:撹拌装置(撹拌手段)、50:温
度検知装置、52:解凍温度検知装置、54:冷
却温度検知装置、55:モータ(撹拌装置の)、
56:冷凍装置、58:冷却コイル、60:ホツ
トガス弁、64:タイマ(タイマ手段)、68,
70:熱動接点、72,76:押釦スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電源の投入に伴つて作動せしめられる、冷却
    室内に導かれたシロツプ、水、炭酸ガス等の混
    合液を撹拌する撹拌手段と、 該撹拌手段にて撹拌される冷却室内の混合液
    の温度を検知する温度検知手段と、 前記冷却室内の混合液を冷却し、所定の冷凍
    炭酸飲料製品を製造する冷凍手段と、 該冷却室で形成された冷凍炭酸飲料製品を解
    凍させるための解凍指令信号を出力する解凍指
    令手段と、 前記冷却室で形成された冷凍炭酸飲料製品を
    予め設定された解凍温度まで加熱して解凍せし
    める解凍手段と、 前記電源の投入および/または前記解凍指令
    手段からの解凍指令信号に基づいて自動的に作
    動を開始し、その作動の開始から、予め設定さ
    れた期間が経過した後、所定の判別信号を出力
    するタイマ手段と、 前記温度検知手段で検知された前記混合液の
    検知温度と前記解凍温度とを該タイマ手段から
    の判別信号に基づいて比較し、該温度検知手段
    で検知された混合液の検知温度が該解凍温度以
    下のとき、前記解凍手段を作動せしめる判別手
    段とを、 有することを特徴とする冷凍炭酸飲料デイス
    ペンサー。 (2) 前記タイマ手段が、その作動の開始後、前記
    設定された期間が経過するまでの間、前記解凍
    手段を、前記温度検知手段で検知される前記混
    合液の検知温度に拘わらず、強制的に作動させ
    るようになつている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のデイスペンサー。
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