JPH0326680B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0326680B2 JPH0326680B2 JP58032260A JP3226083A JPH0326680B2 JP H0326680 B2 JPH0326680 B2 JP H0326680B2 JP 58032260 A JP58032260 A JP 58032260A JP 3226083 A JP3226083 A JP 3226083A JP H0326680 B2 JPH0326680 B2 JP H0326680B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pen
- core material
- tip
- pen core
- stretching
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pens And Brushes (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は筆ペン用のプラスチツク製ペン先体の
製造方法に関するものである。 (従来の技術) 従来のペン先体の製造方法はまず押出成形加工
でペン芯素材を成形し、また、特公昭47−27446
号公報に見られるように押出しと共に、外径を規
制する目的で樹脂が固化する前に延伸してペン芯
素材を成形し、次いでセンターレス外皮研削及び
先後端研削を行いペン先体を形成するのが一般的
であつた。しかしながら、かかる製法によつて得
られたペン先体は、曲げ弾性が劣り特に書筆後の
穂先の戻りに難があつて、書き味が劣る欠点があ
つた。 また、筆ペン用の材料として、ウレタン樹脂や
ナイロン樹脂が用いられているが、ウレタン樹脂
は適度な曲げ弾性を有するがペン芯としての成形
性及び書体摩擦抵抗性に於いて不満足であり、
又、6ナイロン以外のナイロン樹脂は軟らか過ぎ
るか又はペン芯として具備すべきインキ導孔とし
ての毛細管形状を成形し得ない点において不満足
な状態にある。また、特公昭53−47728号公報に
見られるように6ナイロンを用いた場合でも上記
の製法によるものは曲げ弾性が劣り特に書筆後の
穂先の戻りに難があつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、曲げ弾性にすぐれ特に書筆後の穂先
の戻りが良好で書き味が向上する筆ペン用ペン先
体の製造方法の提供を目的とする。 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の筆ペン用
ペン先体の製造方法は、6ナイロン樹脂を材料と
して押出成形加工によりペン芯素材を成形しペン
先体を形成する製造方法において、押出成形加工
によりペン芯素材を成形した後冷却固化された該
ペン芯素材に2.5〜3.4倍の延伸加工を施した後ペ
ン先体を形成することを特徴とするものである。 (作用) 上記従来例における特公昭47−27446号公報に
記載されているように、押出成形加工と共に樹脂
が固化する迄に行われる延伸は、樹脂押出成形に
おいて一般に「引落し」と称されて押出成形に付
随していわば押出成形の一部として行われるもの
で、サイジング(寸法や形状を規制すること)を
目的としており、物性を変化させ特に曲げ弾性を
向上せしめるものではないが、本発明のように押
出成形後に押出成形とは別個独立的にペン芯素材
が冷却固化した後に実施する延伸加工はペン芯素
材の物性を変化させ特に曲げ弾性を向上せしめる
作用がある。 (実施例) 図示せる実施例は、6ナイロン樹脂1を材料と
して押出成形工程イによりペン芯材料2を成形し
冷却固化後ドラムに巻き取り、次いで該ペン芯素
材2に2.8〜3.2倍の延伸加工工程ロを施しその後
にセンターレス外皮研削工程ハ及び先後端研削工
程ニを行い先端が穂先状を呈するペン先体3を形
成するものである。 尚、この実施例の延伸加工倍率は2.8〜3.2倍で
ありこの範囲が最も好ましいが、筆ペンとしての
最適の曲げ弾性を附与できる範囲は2.5〜3.4倍の
範囲が可能である。2.5倍未満では曲げ弾性が不
十分で、逆に3.4倍を超えると曲げ弾性は十分だ
が後記の性能試験でいう筆感が劣ることになる。 次に延伸加工倍率を変えて成形した複数のペン
先体について「曲げ弾性」、「筆感」及び「筆線
幅」を調べる性能試験を行ない下記の表に示す結
果を得た。ここで曲げ弾性の試験は、いわゆるペ
ン先体の「腰」の具合を調べるもので、書筆時に
力を加えて穂先を曲げた状態から書筆後に力を抜
いたときのペン先体の穂先の弾性による戻り具合
を市販の筆ペンを基準にして比較判定したもので
ある。また筆感の試験は、「とめ」、「はね」、「は
らい」等の運筆が困難か否かを、さらに筆線幅の
試験は、細線から太線への連続変化が円滑にいく
か否かを、同様に市販の筆ペンを基準にして比較
判定したものである。
製造方法に関するものである。 (従来の技術) 従来のペン先体の製造方法はまず押出成形加工
でペン芯素材を成形し、また、特公昭47−27446
号公報に見られるように押出しと共に、外径を規
制する目的で樹脂が固化する前に延伸してペン芯
素材を成形し、次いでセンターレス外皮研削及び
先後端研削を行いペン先体を形成するのが一般的
であつた。しかしながら、かかる製法によつて得
られたペン先体は、曲げ弾性が劣り特に書筆後の
穂先の戻りに難があつて、書き味が劣る欠点があ
つた。 また、筆ペン用の材料として、ウレタン樹脂や
ナイロン樹脂が用いられているが、ウレタン樹脂
は適度な曲げ弾性を有するがペン芯としての成形
性及び書体摩擦抵抗性に於いて不満足であり、
又、6ナイロン以外のナイロン樹脂は軟らか過ぎ
るか又はペン芯として具備すべきインキ導孔とし
ての毛細管形状を成形し得ない点において不満足
な状態にある。また、特公昭53−47728号公報に
見られるように6ナイロンを用いた場合でも上記
の製法によるものは曲げ弾性が劣り特に書筆後の
穂先の戻りに難があつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、曲げ弾性にすぐれ特に書筆後の穂先
の戻りが良好で書き味が向上する筆ペン用ペン先
体の製造方法の提供を目的とする。 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の筆ペン用
ペン先体の製造方法は、6ナイロン樹脂を材料と
して押出成形加工によりペン芯素材を成形しペン
先体を形成する製造方法において、押出成形加工
によりペン芯素材を成形した後冷却固化された該
ペン芯素材に2.5〜3.4倍の延伸加工を施した後ペ
ン先体を形成することを特徴とするものである。 (作用) 上記従来例における特公昭47−27446号公報に
記載されているように、押出成形加工と共に樹脂
が固化する迄に行われる延伸は、樹脂押出成形に
おいて一般に「引落し」と称されて押出成形に付
随していわば押出成形の一部として行われるもの
で、サイジング(寸法や形状を規制すること)を
目的としており、物性を変化させ特に曲げ弾性を
向上せしめるものではないが、本発明のように押
出成形後に押出成形とは別個独立的にペン芯素材
が冷却固化した後に実施する延伸加工はペン芯素
材の物性を変化させ特に曲げ弾性を向上せしめる
作用がある。 (実施例) 図示せる実施例は、6ナイロン樹脂1を材料と
して押出成形工程イによりペン芯材料2を成形し
冷却固化後ドラムに巻き取り、次いで該ペン芯素
材2に2.8〜3.2倍の延伸加工工程ロを施しその後
にセンターレス外皮研削工程ハ及び先後端研削工
程ニを行い先端が穂先状を呈するペン先体3を形
成するものである。 尚、この実施例の延伸加工倍率は2.8〜3.2倍で
ありこの範囲が最も好ましいが、筆ペンとしての
最適の曲げ弾性を附与できる範囲は2.5〜3.4倍の
範囲が可能である。2.5倍未満では曲げ弾性が不
十分で、逆に3.4倍を超えると曲げ弾性は十分だ
が後記の性能試験でいう筆感が劣ることになる。 次に延伸加工倍率を変えて成形した複数のペン
先体について「曲げ弾性」、「筆感」及び「筆線
幅」を調べる性能試験を行ない下記の表に示す結
果を得た。ここで曲げ弾性の試験は、いわゆるペ
ン先体の「腰」の具合を調べるもので、書筆時に
力を加えて穂先を曲げた状態から書筆後に力を抜
いたときのペン先体の穂先の弾性による戻り具合
を市販の筆ペンを基準にして比較判定したもので
ある。また筆感の試験は、「とめ」、「はね」、「は
らい」等の運筆が困難か否かを、さらに筆線幅の
試験は、細線から太線への連続変化が円滑にいく
か否かを、同様に市販の筆ペンを基準にして比較
判定したものである。
【表】
ここで◎、○、△、×、××はこの順で良から不
良への段階的評価を示している。尚、使用した材
料は宇部興産(株)製の1030QB樹脂である。 尚、本発明による延伸加工はペン芯素材が冷却
固化した後に行われるものであるから、延伸加工
の温度範囲として下限は常温から上限は素材樹脂
の押出成形物の賦形が損なわれない温度までとな
る。この範囲で温度を変え且つ延伸速度を変えて
所望の延伸倍率のものを得て上記の性能試験を行
なつた結果、延伸時の温度と延伸速度は性能に影
響を与えず、延伸倍率のみが性能に影響を与える
ことが判明した。 (発明の効果) 本発明は叙上の如く6ナイロン樹脂を材料とし
て押出成形加工によりペン芯素材を成形し冷却固
化後の該ペン芯素材に2.5〜3.4倍の延伸加工を施
すことを特徴としてペン先体を形成するので、曲
げ弾性が良好で書筆後の穂先の戻りが具合良く、
また筆感即ち「とめ」、「はね」及び「はらい」等
の運筆も良好で、更に細線から太線への連続変化
も円滑にいつて、これらの総合により書き味が極
めて良好な筆ペン用ペン先体を提供できるもので
ある。
良への段階的評価を示している。尚、使用した材
料は宇部興産(株)製の1030QB樹脂である。 尚、本発明による延伸加工はペン芯素材が冷却
固化した後に行われるものであるから、延伸加工
の温度範囲として下限は常温から上限は素材樹脂
の押出成形物の賦形が損なわれない温度までとな
る。この範囲で温度を変え且つ延伸速度を変えて
所望の延伸倍率のものを得て上記の性能試験を行
なつた結果、延伸時の温度と延伸速度は性能に影
響を与えず、延伸倍率のみが性能に影響を与える
ことが判明した。 (発明の効果) 本発明は叙上の如く6ナイロン樹脂を材料とし
て押出成形加工によりペン芯素材を成形し冷却固
化後の該ペン芯素材に2.5〜3.4倍の延伸加工を施
すことを特徴としてペン先体を形成するので、曲
げ弾性が良好で書筆後の穂先の戻りが具合良く、
また筆感即ち「とめ」、「はね」及び「はらい」等
の運筆も良好で、更に細線から太線への連続変化
も円滑にいつて、これらの総合により書き味が極
めて良好な筆ペン用ペン先体を提供できるもので
ある。
図は本発明の実施例を示すものであつて、工程
説明図である。 1……6ナイロン樹脂、2……ペン芯素材、3
……ペン先体、イ……押出成形工程、ロ……延伸
加工工程、ハ……センターレス外皮研削工程、ニ
……先後端研削工程。
説明図である。 1……6ナイロン樹脂、2……ペン芯素材、3
……ペン先体、イ……押出成形工程、ロ……延伸
加工工程、ハ……センターレス外皮研削工程、ニ
……先後端研削工程。
Claims (1)
- 1 6ナイロン樹脂を材料として押出成形加工に
よりペン芯素材を成形しペン先体を形成する製造
方法において、押出成形加工によりペン芯素材を
成形した後冷却固化された該ペン芯素材に2.5〜
3.4倍の延伸加工を施した後ペン先体を形成する
ことを特徴とする筆ペン用ペン先体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58032260A JPS59158294A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 筆ペン用ペン先体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58032260A JPS59158294A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 筆ペン用ペン先体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59158294A JPS59158294A (ja) | 1984-09-07 |
| JPH0326680B2 true JPH0326680B2 (ja) | 1991-04-11 |
Family
ID=12354037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58032260A Granted JPS59158294A (ja) | 1983-02-28 | 1983-02-28 | 筆ペン用ペン先体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59158294A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4845447B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-12-28 | トヨタ自動車株式会社 | はんだ付け装置およびはんだ付けされた装置の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5347728A (en) * | 1976-10-13 | 1978-04-28 | Fujitsu Ltd | Driving system for gas discharge panel |
-
1983
- 1983-02-28 JP JP58032260A patent/JPS59158294A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59158294A (ja) | 1984-09-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS5847357B2 (ja) | 筆記具用ペン体 | |
| JPH0322830B2 (ja) | ||
| US3627868A (en) | Method of producing nibs for writing instruments | |
| JPH0326680B2 (ja) | ||
| CA1227610A (en) | Synthetic resin pen nib | |
| US4973182A (en) | Writing nib made of synthetic resin | |
| JP3097139B2 (ja) | 合成樹脂製ペン先の製造方法 | |
| JPS6350145Y2 (ja) | ||
| JPH04339696A (ja) | プラスチックペン体 | |
| JPS6341184Y2 (ja) | ||
| JPH0160439B2 (ja) | ||
| JP4443656B2 (ja) | ファンデーション用プラスチック芯材及びその製造方法 | |
| JP2846318B2 (ja) | 筆ペン用ペン体 | |
| JP3190528B2 (ja) | 合成樹脂製ペン先 | |
| JPH05330286A (ja) | プラスチックペン体 | |
| JPH11164639A (ja) | 釣 糸 | |
| JPH0780388B2 (ja) | 筆ペン用ペン体 | |
| JP2679035B2 (ja) | 平板状樹脂ペン先の製造方法 | |
| JPS5914998A (ja) | ペン芯 | |
| JPH0110230Y2 (ja) | ||
| JPH0839981A (ja) | 合成樹脂製ペン先 | |
| JP3490167B2 (ja) | 筆記具用インキ吸蔵体 | |
| JPH08300868A (ja) | 筆記用ペン先 | |
| JPS5911297A (ja) | 筆記具 | |
| JP2001328387A (ja) | ボールペンチップ |