JPH0326709B2 - - Google Patents
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- JPH0326709B2 JPH0326709B2 JP60168511A JP16851185A JPH0326709B2 JP H0326709 B2 JPH0326709 B2 JP H0326709B2 JP 60168511 A JP60168511 A JP 60168511A JP 16851185 A JP16851185 A JP 16851185A JP H0326709 B2 JPH0326709 B2 JP H0326709B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- component
- examples
- solvent resistance
- resistance
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本発明は、樹脂組成物に関し、更に詳しくは耐
溶剤性,耐衝撃性、特に低温での衝撃強さに優れ
た樹脂組成物に関する。 <従来技術> 最近、自動車の軽量化,錆の発生防止,デザイ
ンの自由度等の理由から車の内・外装部品のプラ
スチツク化に対する要望が高まつている。そして
外装板については、一般に機械的強度,耐熱・耐
寒性,寸法安定性,耐溶剤性,外観等に優れてい
ることが要求されており、一部にはポリカーボネ
ートとABS樹脂のアロイが使用されているが耐
溶剤性が不足している為、ガソリンが付着する様
な箇所への使用はできず、或いは塗装することが
前提での使用しかできなかつた。また、芳香族ポ
リカーボネートとポリエチレンテレフタレート及
びMBS樹脂から成る三元ブレンドは特公昭55−
9435号公報に、芳香族ポリカーボネートとポリエ
チレンテレフタレート及びポリオレフインから成
る三元ブレンドは特公昭39−20434号公報に、又、
ポリカーボネートとブチルラバーの組合せは、特
公昭42−18825号公報に開示されているが、いず
れも低温衝撃性,耐溶剤性(特にガソリン性)を
満足するには到らなかつた。また、特開昭59−
131646号公報では、ポリカーボネート,ポリエス
テル,グラフトポリマーさらに線状低密度ポリエ
チレンの組成物が開示されている。線状低密度ポ
リエチレンは、ポリエステルとの相溶性が優れて
いる為、上記組成物のウエルド強度が強いことが
特徴となつているが、逆に相溶性が良い為にポリ
エチレン添加の特徴である耐溶剤性の向上効果が
小さくなる欠点があつた。 <発明の目的> 本発明の目的は、機械的性質特に剛性,低温衝
撃性に優れ、かつ、耐溶剤性(特に耐ガソリン
性)に優れた樹脂組成物を提供することにある。 <発明の構成> 本発明は、(A)芳香族ポリカーボネート10〜90重
量%、(B)ポリエチレンテレフタレート5〜80重量
%、(C)(i)ジエン系ゴムの存在下に、(ii)炭素数5〜
12のアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステ
ルより成る群から選ばれた1種以上のモノマー、
および(iii)芳香族ビニル化合物から選ばれた1種以
上のモノマーを共重合せしめて得られるグラフト
共重合体3〜20重量%、(D)ポリオレフイン0.5〜
10重量%、及び(E)ブチルラバー0.5〜10重量%を
配合してなることを特徴とする樹脂組成物であ
る。 本発明において使用する芳香族ポリカーボネー
ト(A)は、2価フエノールより誘導される平均分子
量10000〜100000、好ましくは15000〜60000のポ
リカーボネートであり、通常2価フエノールとカ
ーボネート前駆体との溶液法あるいは溶融法で製
造される。2価フエノールの代表的な例を挙げる
とビスフエノールA〔2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン)〕、ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)メタン,1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−メチルフエニル)プロパン等があ
る。好ましい2価フエノールはビス(4−ヒドロ
キシフエニル)アルカン系化合物、特にビスフエ
ノールAである。2価フエノールは単独で、ある
いは2種以上混合して使用することができる。ま
た前記カーボネート前駆体としては、カルボニル
ハライド,カーボネートあるいはハロホルメート
等を挙げることができる。代表的な例としては、
ホスゲン,ジフエニルカーボネート,2価フエノ
ールのジハロホルメート及びこれらの混合物が挙
げられる。芳香族ポリカーボネートの製造に際し
ては、適当な分子量調整剤,分枝剤,触媒等も使
用できる。 本発明におけるポリエチレンテレフタレート(B)
は、テレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘
導体と、エチレングリコールあるいはそのエステ
ル形成性誘導体を主原料として縮合反応させて得
られる重合体であり、さらにはテレフタル酸の30
モル%以下を他の芳香族ジカルボン酸類に置き換
え、あるいはエチレングリコールの30モル%以下
を他の脂肪族ジオール類,脂環式ジオール類にお
きかえた共重合体である。この様な共重合体に使
用される芳香族ジカルボン酸としては、イソフタ
ル酸,ナフタレンジカルボン酸などを挙げること
ができる。また、ジオールの例としてはポリメチ
レン−α,ω−ジオール類,ネオペンチルグリコ
ール,ジエチレングリコールなどを挙げることが
できる。本発明において使用されるポリエチレン
テレフタレートの分子量は、特に限定されない
が、o−クロルフエノールを溶媒として25℃で測
定した極限粘度が0.2〜2.0のものが好ましい。 (C)成分のグラフト共重合体は、(i)ジエン系ゴム
の存在下に(ii)炭素数5〜12のアクリル酸エステル
及びメタクリル酸エステルより成る群から選ばれ
た1種以上のモノマーおよび(iii)芳香族ビニル化合
物から選ばれた1種以上のモノマーを共重合せし
めて得られるグラフト共重合体である。ジエン系
ゴムとしては、ポリブタジエン,ポリイソプレ
ン,ブタジエン−スチレン共重合体,ブタジエン
−アクリロニトリル共重合体等を挙げることがで
きる。アクリル酸エステル及びメタクリル酸エス
テルとしては、アクリル酸メチル,アクリル酸エ
チル,アクリル酸ブチル,アクリル酸オクチル,
メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メタ
クリル酸ブチル,メタクリル酸オクチル等を挙げ
ることができる。また、芳香族ビニル化合物とし
ては、スチレン,α−メチルスチレン,p−メチ
ルスチレン,アルコキシスチレン,ハロゲン化ス
チレン等を挙げることができる。 これらのグラフト共重合体は、塊状重合,溶液
重合,懸濁重合,乳化重合のいずれの重合法で製
造しても良く、また、グラフトの方式として一段
グラフトでも、多段グラフトでも差支えない。ま
た、製造の際に副生するグラフト成分のみのコポ
リマーとの混合物であつても良い。さらに、2種
以上のグラフト共重合体の混合物であつても良
い。 これらグラフト共重合体は、一般にMBS樹脂
と称されて市販されており容易に入手することが
可能である。例えば鐘ケ淵化学(株)のカネエースB
−28,B−56,三菱レーヨン(株)のメタブレンC−
223,呉羽化学(株)のBTAシリーズなどである。 (D)成分のポリオレフインの例としては、低密度
ポリエチレン,高密度ポリエチレンなどのポリエ
チレン類,ポリプロピレン,ポリメチルペンテン
−1などを挙げることができる。この様なポリオ
レフインは通常市販されているもので良く、又2
種以上を併用してもかまわない。 (E)成分のブチルラバーとは、イソブチレンとイ
ソプレンを共重合させて得られる合成ゴムをい
い、例えばイソブチレンと1〜7重量%のイソプ
レンを塩化アルミニウムの如きフリーデル・クラ
フツ型の金属ハロゲン化物の存在下に低温、例え
ば約−100℃で共重合させて得られる低不飽和度
の合成ゴムが挙げられる。 本発明の樹脂組成物において各成分の配合比は
(A)成分が10〜90重量%、好ましくは25〜75重量%
であり、(B)成分が5〜80重量%、好ましくは15〜
65重量%であり、(C)成分が3〜20重量%、好まし
くは5〜15重量%、(D)成分が0.5〜10重量%、好
ましくは0.5〜5重量%、(E)成分が0.5〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%である。(A)成分及
び(B)成分が上記範囲外では、機械的強度と成形加
工性のバランスが悪くなる。(C)成分が3重量%未
満では、耐衝撃性の向上が見られず、20重量%を
超えると機械的性質、特に熱変形温度の低下が著
しい。(D)成分のポリオレフインと(E)成分のブチル
ラバーは併用することにより、低温衝撃強さ及び
耐溶剤性が著しく向上する。(D)成分が0.5重量%
未満では(E)成分を併用しても低温衝撃及び耐溶剤
性のバランスが悪く、又10重量%を超えると成形
品の層剥離が生じて外観が悪くなる。(E)成分が
0.5重量%未満では、耐薬品性の向上はなく、10
重量%を超えるときは、(D)成分同様層剥離が生じ
て外観が悪くなる。(D)成分と(E)成分を併用するこ
とにより、低温衝撃と耐溶剤性がバランス良く向
上する。即ち(D)成分単独或いは(E)成分単独の場合
より少ない添加量で耐溶剤性が著しく向上し、か
つ、外観上の問題(層剥離・パール調など)が生
じないという予想し得ざる効果を発現する。 本発明の樹脂組成物は、これらの5種の成分を
タンブラー,ブレンター,ナウターミキサー,バ
ンバリーミキサー,混練ロール,押出機等の如き
混合機により混合して製造することができる。更
に本発明の目的を損わない範囲内で、ポリフエニ
レンエーテル,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルイミド等の他の樹脂,炭酸カルシウム,タル
ク,シリカ等の無機充填剤、ガラス繊維,ガラス
ビーズ,ミルドフアイバー,炭素繊維等の強化
剤,安定剤,酸防止剤、紫外線吸収剤,低分子量
ポリエチレンワツクス或いはエステル系の離型剤
などを配合添加しても良い。 <発明の効果> かくして得られる本発明の樹脂組成物は、周知
の種々の成形方法例えば射出成形,押出成形,圧
縮成形,回転成形等に適用できるが、特に大型射
出成形に適している。この様にして得られた成形
品は、自動車用部品として使用できるものであ
る。特に塗装なしでガソリンに接触しても、物
性・外観に変化がない為に、自動車外装用に有用
な材料である。 <実施例> 以下に実施例を示し本発明を具体的に説明す
る。 なお、デユポン衝撃および耐溶剤性は以下のよ
うにして評価した。 1 デユポン衝撃 直径30mmφの穴を有する支持板上に、75mm×
75mm×3mm(厚さ)の試験片を両端がフリーの
状態で置き、20mmφ,R=10mmの鋼製撃芯をそ
の上にのせ、撃芯上に5mの高さから2Kgの鋼
球を落下させたときの試験片の変形状態を調
べ、以下の基準に従い評価した。 〇:〓〓変形するだけ ×:破 壊 (2) 耐溶剤テスト 75mm×75mm×3mm(厚さ)の平板にドリルに
て6mmφの穴を切削後、23℃,RH50%で24時
間処理した。処理後M−6のボルト・トツトで
70Kg・cmのトルクで締めつけ、各試験液を塗付
し、5分後にクラツク発生の有無を観察した。
クラツクの発生のないことが耐溶剤性に優れる
ことを表わす。 評価結果 〇:クラツク発生なし ×:クラツク発生 実施例1〜4および比較例1〜4 芳香族ポリカーボネート,ポリエチレンテレフ
タレートを120℃にて6時間以上乾燥後第1表に
示す配合割合にV型ブレンダーを用いてブレンド
し、30mmφ押出機(ナカタニ(株)VSK−30)を用
い、シリンダー温度260℃にてペレツト化した。
このペレツトを120℃で5時間以上乾燥後、射出
成形機(東芝IS90B型)を用い、シリンダー温度
260℃にて成形し、物性試験片および角板(150mm
×150mm×3mm厚)を作成した。得られた試験片
について表−1に示す物性につき評価した。 結果を表−1に示す。 【表】
溶剤性,耐衝撃性、特に低温での衝撃強さに優れ
た樹脂組成物に関する。 <従来技術> 最近、自動車の軽量化,錆の発生防止,デザイ
ンの自由度等の理由から車の内・外装部品のプラ
スチツク化に対する要望が高まつている。そして
外装板については、一般に機械的強度,耐熱・耐
寒性,寸法安定性,耐溶剤性,外観等に優れてい
ることが要求されており、一部にはポリカーボネ
ートとABS樹脂のアロイが使用されているが耐
溶剤性が不足している為、ガソリンが付着する様
な箇所への使用はできず、或いは塗装することが
前提での使用しかできなかつた。また、芳香族ポ
リカーボネートとポリエチレンテレフタレート及
びMBS樹脂から成る三元ブレンドは特公昭55−
9435号公報に、芳香族ポリカーボネートとポリエ
チレンテレフタレート及びポリオレフインから成
る三元ブレンドは特公昭39−20434号公報に、又、
ポリカーボネートとブチルラバーの組合せは、特
公昭42−18825号公報に開示されているが、いず
れも低温衝撃性,耐溶剤性(特にガソリン性)を
満足するには到らなかつた。また、特開昭59−
131646号公報では、ポリカーボネート,ポリエス
テル,グラフトポリマーさらに線状低密度ポリエ
チレンの組成物が開示されている。線状低密度ポ
リエチレンは、ポリエステルとの相溶性が優れて
いる為、上記組成物のウエルド強度が強いことが
特徴となつているが、逆に相溶性が良い為にポリ
エチレン添加の特徴である耐溶剤性の向上効果が
小さくなる欠点があつた。 <発明の目的> 本発明の目的は、機械的性質特に剛性,低温衝
撃性に優れ、かつ、耐溶剤性(特に耐ガソリン
性)に優れた樹脂組成物を提供することにある。 <発明の構成> 本発明は、(A)芳香族ポリカーボネート10〜90重
量%、(B)ポリエチレンテレフタレート5〜80重量
%、(C)(i)ジエン系ゴムの存在下に、(ii)炭素数5〜
12のアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステ
ルより成る群から選ばれた1種以上のモノマー、
および(iii)芳香族ビニル化合物から選ばれた1種以
上のモノマーを共重合せしめて得られるグラフト
共重合体3〜20重量%、(D)ポリオレフイン0.5〜
10重量%、及び(E)ブチルラバー0.5〜10重量%を
配合してなることを特徴とする樹脂組成物であ
る。 本発明において使用する芳香族ポリカーボネー
ト(A)は、2価フエノールより誘導される平均分子
量10000〜100000、好ましくは15000〜60000のポ
リカーボネートであり、通常2価フエノールとカ
ーボネート前駆体との溶液法あるいは溶融法で製
造される。2価フエノールの代表的な例を挙げる
とビスフエノールA〔2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)プロパン)〕、ビス(4−ヒドロキ
シフエニル)メタン,1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフエニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−メチルフエニル)プロパン等があ
る。好ましい2価フエノールはビス(4−ヒドロ
キシフエニル)アルカン系化合物、特にビスフエ
ノールAである。2価フエノールは単独で、ある
いは2種以上混合して使用することができる。ま
た前記カーボネート前駆体としては、カルボニル
ハライド,カーボネートあるいはハロホルメート
等を挙げることができる。代表的な例としては、
ホスゲン,ジフエニルカーボネート,2価フエノ
ールのジハロホルメート及びこれらの混合物が挙
げられる。芳香族ポリカーボネートの製造に際し
ては、適当な分子量調整剤,分枝剤,触媒等も使
用できる。 本発明におけるポリエチレンテレフタレート(B)
は、テレフタル酸あるいはそのエステル形成性誘
導体と、エチレングリコールあるいはそのエステ
ル形成性誘導体を主原料として縮合反応させて得
られる重合体であり、さらにはテレフタル酸の30
モル%以下を他の芳香族ジカルボン酸類に置き換
え、あるいはエチレングリコールの30モル%以下
を他の脂肪族ジオール類,脂環式ジオール類にお
きかえた共重合体である。この様な共重合体に使
用される芳香族ジカルボン酸としては、イソフタ
ル酸,ナフタレンジカルボン酸などを挙げること
ができる。また、ジオールの例としてはポリメチ
レン−α,ω−ジオール類,ネオペンチルグリコ
ール,ジエチレングリコールなどを挙げることが
できる。本発明において使用されるポリエチレン
テレフタレートの分子量は、特に限定されない
が、o−クロルフエノールを溶媒として25℃で測
定した極限粘度が0.2〜2.0のものが好ましい。 (C)成分のグラフト共重合体は、(i)ジエン系ゴム
の存在下に(ii)炭素数5〜12のアクリル酸エステル
及びメタクリル酸エステルより成る群から選ばれ
た1種以上のモノマーおよび(iii)芳香族ビニル化合
物から選ばれた1種以上のモノマーを共重合せし
めて得られるグラフト共重合体である。ジエン系
ゴムとしては、ポリブタジエン,ポリイソプレ
ン,ブタジエン−スチレン共重合体,ブタジエン
−アクリロニトリル共重合体等を挙げることがで
きる。アクリル酸エステル及びメタクリル酸エス
テルとしては、アクリル酸メチル,アクリル酸エ
チル,アクリル酸ブチル,アクリル酸オクチル,
メタクリル酸メチル,メタクリル酸エチル,メタ
クリル酸ブチル,メタクリル酸オクチル等を挙げ
ることができる。また、芳香族ビニル化合物とし
ては、スチレン,α−メチルスチレン,p−メチ
ルスチレン,アルコキシスチレン,ハロゲン化ス
チレン等を挙げることができる。 これらのグラフト共重合体は、塊状重合,溶液
重合,懸濁重合,乳化重合のいずれの重合法で製
造しても良く、また、グラフトの方式として一段
グラフトでも、多段グラフトでも差支えない。ま
た、製造の際に副生するグラフト成分のみのコポ
リマーとの混合物であつても良い。さらに、2種
以上のグラフト共重合体の混合物であつても良
い。 これらグラフト共重合体は、一般にMBS樹脂
と称されて市販されており容易に入手することが
可能である。例えば鐘ケ淵化学(株)のカネエースB
−28,B−56,三菱レーヨン(株)のメタブレンC−
223,呉羽化学(株)のBTAシリーズなどである。 (D)成分のポリオレフインの例としては、低密度
ポリエチレン,高密度ポリエチレンなどのポリエ
チレン類,ポリプロピレン,ポリメチルペンテン
−1などを挙げることができる。この様なポリオ
レフインは通常市販されているもので良く、又2
種以上を併用してもかまわない。 (E)成分のブチルラバーとは、イソブチレンとイ
ソプレンを共重合させて得られる合成ゴムをい
い、例えばイソブチレンと1〜7重量%のイソプ
レンを塩化アルミニウムの如きフリーデル・クラ
フツ型の金属ハロゲン化物の存在下に低温、例え
ば約−100℃で共重合させて得られる低不飽和度
の合成ゴムが挙げられる。 本発明の樹脂組成物において各成分の配合比は
(A)成分が10〜90重量%、好ましくは25〜75重量%
であり、(B)成分が5〜80重量%、好ましくは15〜
65重量%であり、(C)成分が3〜20重量%、好まし
くは5〜15重量%、(D)成分が0.5〜10重量%、好
ましくは0.5〜5重量%、(E)成分が0.5〜10重量
%、好ましくは0.5〜5重量%である。(A)成分及
び(B)成分が上記範囲外では、機械的強度と成形加
工性のバランスが悪くなる。(C)成分が3重量%未
満では、耐衝撃性の向上が見られず、20重量%を
超えると機械的性質、特に熱変形温度の低下が著
しい。(D)成分のポリオレフインと(E)成分のブチル
ラバーは併用することにより、低温衝撃強さ及び
耐溶剤性が著しく向上する。(D)成分が0.5重量%
未満では(E)成分を併用しても低温衝撃及び耐溶剤
性のバランスが悪く、又10重量%を超えると成形
品の層剥離が生じて外観が悪くなる。(E)成分が
0.5重量%未満では、耐薬品性の向上はなく、10
重量%を超えるときは、(D)成分同様層剥離が生じ
て外観が悪くなる。(D)成分と(E)成分を併用するこ
とにより、低温衝撃と耐溶剤性がバランス良く向
上する。即ち(D)成分単独或いは(E)成分単独の場合
より少ない添加量で耐溶剤性が著しく向上し、か
つ、外観上の問題(層剥離・パール調など)が生
じないという予想し得ざる効果を発現する。 本発明の樹脂組成物は、これらの5種の成分を
タンブラー,ブレンター,ナウターミキサー,バ
ンバリーミキサー,混練ロール,押出機等の如き
混合機により混合して製造することができる。更
に本発明の目的を損わない範囲内で、ポリフエニ
レンエーテル,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルイミド等の他の樹脂,炭酸カルシウム,タル
ク,シリカ等の無機充填剤、ガラス繊維,ガラス
ビーズ,ミルドフアイバー,炭素繊維等の強化
剤,安定剤,酸防止剤、紫外線吸収剤,低分子量
ポリエチレンワツクス或いはエステル系の離型剤
などを配合添加しても良い。 <発明の効果> かくして得られる本発明の樹脂組成物は、周知
の種々の成形方法例えば射出成形,押出成形,圧
縮成形,回転成形等に適用できるが、特に大型射
出成形に適している。この様にして得られた成形
品は、自動車用部品として使用できるものであ
る。特に塗装なしでガソリンに接触しても、物
性・外観に変化がない為に、自動車外装用に有用
な材料である。 <実施例> 以下に実施例を示し本発明を具体的に説明す
る。 なお、デユポン衝撃および耐溶剤性は以下のよ
うにして評価した。 1 デユポン衝撃 直径30mmφの穴を有する支持板上に、75mm×
75mm×3mm(厚さ)の試験片を両端がフリーの
状態で置き、20mmφ,R=10mmの鋼製撃芯をそ
の上にのせ、撃芯上に5mの高さから2Kgの鋼
球を落下させたときの試験片の変形状態を調
べ、以下の基準に従い評価した。 〇:〓〓変形するだけ ×:破 壊 (2) 耐溶剤テスト 75mm×75mm×3mm(厚さ)の平板にドリルに
て6mmφの穴を切削後、23℃,RH50%で24時
間処理した。処理後M−6のボルト・トツトで
70Kg・cmのトルクで締めつけ、各試験液を塗付
し、5分後にクラツク発生の有無を観察した。
クラツクの発生のないことが耐溶剤性に優れる
ことを表わす。 評価結果 〇:クラツク発生なし ×:クラツク発生 実施例1〜4および比較例1〜4 芳香族ポリカーボネート,ポリエチレンテレフ
タレートを120℃にて6時間以上乾燥後第1表に
示す配合割合にV型ブレンダーを用いてブレンド
し、30mmφ押出機(ナカタニ(株)VSK−30)を用
い、シリンダー温度260℃にてペレツト化した。
このペレツトを120℃で5時間以上乾燥後、射出
成形機(東芝IS90B型)を用い、シリンダー温度
260℃にて成形し、物性試験片および角板(150mm
×150mm×3mm厚)を作成した。得られた試験片
について表−1に示す物性につき評価した。 結果を表−1に示す。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 芳香族ポリカーボネート 10〜90重量%、 (B) ポリエチレンテレフタレート 5〜80重量%、 (C) (i) ジエン系ゴムの存在下に (ii) 炭素数5〜12のアクリル酸エステル及びメ
タクリル酸エステルより成る群から選ばれた
1種以上のモノマー、および (iii) 芳香族ビニル化合物から選ばれた1種以上
のモノマー を共重合せしめて得られるグラフト共重合
体 3〜20重量%、 (A) ポリオレフイン 0.5〜10重量%、 および (E) ブチルラバー 0.5〜10重量% を配合してなることを特徴とする樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60168511A JPS6230149A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60168511A JPS6230149A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6230149A JPS6230149A (ja) | 1987-02-09 |
| JPH0326709B2 true JPH0326709B2 (ja) | 1991-04-11 |
Family
ID=15869400
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60168511A Granted JPS6230149A (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6230149A (ja) |
-
1985
- 1985-08-01 JP JP60168511A patent/JPS6230149A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6230149A (ja) | 1987-02-09 |
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